JPH0681824A - ナットとボルトからなる固定装置 - Google Patents

ナットとボルトからなる固定装置

Info

Publication number
JPH0681824A
JPH0681824A JP5140935A JP14093593A JPH0681824A JP H0681824 A JPH0681824 A JP H0681824A JP 5140935 A JP5140935 A JP 5140935A JP 14093593 A JP14093593 A JP 14093593A JP H0681824 A JPH0681824 A JP H0681824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
bolt
annular
nut
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5140935A
Other languages
English (en)
Inventor
Harry David Percival-Smith
デビッド パーシバル − スミス ハリィ
John Micallef
ミカレフ ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PIRUGURIMU MUUASAIDO Ltd
Pilgrim Moorside Ltd
Original Assignee
PIRUGURIMU MUUASAIDO Ltd
Pilgrim Moorside Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PIRUGURIMU MUUASAIDO Ltd, Pilgrim Moorside Ltd filed Critical PIRUGURIMU MUUASAIDO Ltd
Publication of JPH0681824A publication Critical patent/JPH0681824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B29/00Accessories
    • B25B29/02Bolt tensioners
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P19/00Machines for simply fitting together or separating metal parts or objects, or metal and non-metal parts, whether or not involving some deformation; Tools or devices therefor so far as not provided for in other classes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B31/00Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts
    • F16B31/04Screwed connections specially modified in view of tensile load; Break-bolts for maintaining a tensile load
    • F16B31/043Prestressed connections tensioned by means of liquid, grease, rubber, explosive charge, or the like

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ボルト間隔ピッチを低減しうる、ナットとボ
ルトから成る固定装置を提供する。 【構成】 この固定装置40は、ねじ刻設部分57及び
ねじなしでラジアル荷重支持部分58を有するボルト5
3と、ねじ刻設部分57と協働するねじ刻設部分63と
ねじなし部分65を内周面とするナット本体すなわち第
1要素61及びロードリングすなわち第2要素62を有
する油圧ナット60とから成る。第1要素61及び第2
要素62間で、流体ダクト72から油圧を導入する環状
室71が画成され、室71において、ロードリング62
がナット本体61と共にナット本体61を軸線方向に移
動させボルトにテンションを与える。室71は環状面6
5を囲み、室71の半径方向内壁は肉薄であり加圧され
ると撓みボルトの荷重支持部分58に支持される。この
肉薄壁構造によりボルト間隔ピッチを減少できる。又ナ
ット本体61を囲むリング部材で他方の壁を形成し、そ
の壁と直列で同じ厚さのロックリングを装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はナットとボルトとからな
る固定装置に関し、特に、ナットに組み込まれた油圧ロ
ードセルによりボルトに予テンションを加え、かつナッ
トの物理的に保持された部分を並置して残留引張応力を
保つことによりナットとボルトとの間に保持された物体
に正確に圧縮力が加えられるようにする形式の装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この一般的な形式のナットは油圧ナット
として知られ、寸度、空間負荷および精度の条件により
従来のナットの使用がはばまれる場合に従来のナットの
代りに従来のねじ付きボルトに使用される。
【0003】前記公知の油圧ナットを採用している典型
的なナットとボルトからなる固定装置が図1の断面図に
示されている。
【0004】フランジ11および12のような2個の部
材が、対の整合孔14を通って一方のフランジ11に頭
15が当接しているボルト13によって、圧縮状態に保
持されている。ボルトのシャンク16は他端にねじを切
った端部17を有している。
【0005】油圧ナット18は第1の環状要素19を有
し、ナット本体の内側の環状面20はその長さにわたっ
てねじが切られ、前記のねじを切った面20がボルトの
ねじを切った端部17を作動状態で囲み、かつ該面と協
働する。フランジ12に面する第1の要素の端面21は
環状のくぼみ22を有している。
【0006】前記ナットの第2の要素は、フランジ12
に当接する概ね平坦な下面24と、くぼみ22へ延びる
直立の環状リブ26を有する上面25とを有する環状の
ロードリング部材23からなる。直立のリブ26はくぼ
みに滑合し、その上端は、くぼみと共に流体室28を画
成する流体シール27を形成するか、あるいは支持して
いる。流体ダクト29が第1の要素を貫通し、高圧の油
圧流体室にアクセスできるようにし、そのためくぼみは
シリンダを形成し、リブ26が前記シリンダに対して軸
線方向に運動可能のピストン部材として作用する。
【0007】第1の要素の外側環状面30には任意にね
じが切られ、ナットのねじを切った第3の環状要素31
を共軸線関係で支持しており、第3の要素は第2の要素
23に向かって、かつそこから軸線方向に運動するよう
第1の要素の周りを回転可能で、ロックリングを形成し
うる。
【0008】作動時、リブ26によって形成されたピス
トンを、くぼみ22によって形成されたシリンダ中へ完
全に後退させ、ロードリングがフランジ12と当接する
まで油圧ナットをボルトの端部にねじ込む。高圧の流体
が環状の室28へ導入され、リブをくぼみから軸線方向
に移動させようとし、ロードリングとフランジとの間の
当接圧に対する反作用がナット本体とボルトの端部とを
フランジから離そうとし、流体圧のレベルに従ってボル
トにあるレベルの予テンションを導入する。
【0009】ボルトに対して適当なレベルの予テンショ
ンが達成されると、ロックリングはナット本体に沿って
ロードリングとの当接状態、あるいはフランジ12との
直接の当接状態に入り、その後流体圧が解放され、ナッ
ト本体19の比較的長いねじを切った環状の内面および
外面により、かつロードリングにより直接あるいは間接
に、フランジ12によりロックリングの端部に加えられ
た軸線方向の力によりボルト内で残留テンションが保持
される。
【0010】油圧ナットの要素を物理的に並置させるこ
とによる残留ボルトテンションの保持は、例えばナット
本体の下面21とロードリングの上面26との間に形成
された空隙32にシムを導入することにより個別のねじ
を切ったロックリング31以外の方法により達成するこ
とができる。
【0011】前述のナットとボルトからなる装置は近接
して、かつ得られる最小のボルト間隔ピッチ、即ち隣接
するボルトの中心間の距離が不十分で、関連する種々の
力に耐えるに必要なボルトおよびナットの寸法により制
限される場合に設置する必要のあることが多い。
【0012】ボルトに発生し、ボルト頭に最も近いねじ
端の近傍に集中しようとする応力が、従来のナットと比
較してねじにおける力の分布に関して、油圧ナット構造
により緩和され、ボルトが従来のナットを用いた場合よ
り小さい直径ですむものの、ボルトの直径は依然とし
て、永久変形を起すことなく保持すべき引張応力によ
り、制限されている。ナットの負荷担持力に関する限
り、ナット本体の全体直径は最小のものより若干大きけ
ればよく、実用的な流体圧から必要な予テンションを加
える必要性、即ち室28内の流体圧から必要な軸線方向
の力を加えるに必要なくぼみ22の半径方向寸法と、前
記圧力をシール27により室内に保つ必要性とにより実
施時に決める。長時間、可能性として何年も高温に露出
すべき状態において前記装置が採用された場合、例えば
英国特許明細書第2245681号に記載で限定された
柔軟性の金属対金属シールを採用することにより環状外
面31とくぼみの間およびくぼみと環状内面20との間
で部材33,34からなるナット本体の半径方向厚さ
が、シールが使えなくなるに十分変形させることなく横
方向あるいは半径方向の室を耐えさせるような構造強度
の必要性によってそれぞれ制限される。
【0013】流体圧が大きいと明らかに対応してピスト
ン/シリンダの半径方向寸法は小さいことを要し、シリ
ンダの壁の強度を対応して増加する必要があるが、これ
は圧力の増大に伴う取扱い、およびシールの問題の他に
第1の要素とナット本体の全直径を減少させる余地は殆
んどない。
【0014】実際に、ロッキングリング31の代りにシ
ムを空隙32において用いると、変形を伴うことなく追
加の負荷に耐えるよう部材33の半径方向幅を増大させ
るためにナット本体の直径を増大することを要し、シム
を挿入するために空隙32にアクセスするためにボルト
の間隔ピッチの低減を可能とするナットの寸法を全体的
に節約することにはならない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はボルト
間隔ピッチを低減しうるナットとボルトからなる固定装
置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ナット
とボルトからなる固定装置は、シャンク部にねじを切っ
た端部とねじを切っていない円筒形のラジアル荷重支持
部とを有するボルトと、軸線方向に移動可能の第1と第
2の要素を有する環状油圧ナットとからなり、前記第1
の要素が、環状の内面のねじを切った部分がボルトのね
じを切った部分を作動時囲み、かつ協働し、環状内面の
ねじを切っていない部分がボルトの荷重支持部分を囲む
ようその長さの極一部にわたってねじを切った環状内面
を有するナット本体からなり、前記第2の要素が第1と
第2の要素によって、その間に画成され、第1の要素の
ねじを切っていない環状内面を囲む環状室における流体
圧により第1の要素に対して軸線方向に運動可能のロー
ドリングからなり、前記室の半径方向内方に第1の要素
により、かつねじを切っていない環状面により画成され
る室の壁が比較的薄く、前記室内の作動流体圧により半
径方向内方に撓むようにされ、ボルトの荷重支持部分上
のねじを切っていない環状内面により著しく、かつ密封
されずに撓むことがないように支持される。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を添付図面を参照して例示と
して以下説明する。
【0018】図2を参照すれば、ナットとボルトからな
る固定装置40は基本的に形態と作動とにおいて図1に
示す装置と類似であり、以下の説明は本発明によって得
られる相違に集中することとする。
【0019】整合した開口対14を有するフランジ1
1、12にはボルト53が貫通しており、ボルトはフラ
ンジ11に当接する頭55と、シャンク56にねじを切
った端部57とを有している。ねじを切った端部に隣接
してシャンクは円筒形のねじを切っていないラジアル荷
重支持部58として形成され、前記部分の直径はねじを
切った部分57の外径と等しい。
【0020】環状の油圧ナット60は軸線方向に移動可
能の第1と第2の要素61,62を有している。第1の
要素61は、その長さの極一部64にわたってねじを切
った環状内面63を有することによってねじを切った部
分がボルトのねじを切った部分57を作動時囲み、かつ
協働し、環状内面のねじを切っていない部分65が、ね
じを切った部分がボルトのねじを切った部分57に沿っ
て移動するにつれて相対的な回転並びに並進を許容する
最小の空隙をつけてボルトの荷重支持部分58を囲むナ
ット本体からなる。ナット本体の環状外面66はその長
さの少なくとも一部にわたってねじが切られ、従来の形
態のロックリング67を担持している。ナット本体の下
面68は環状のくぼみ69を形成している。
【0021】第2の要素62は、前記第1と第2の要素
により、かつその間で、流体ダクト72が作用する環状
室71を画成するよう前記くぼみと滑合するように配置
された直立リブ70を有するロードリングからなり、ロ
ードリングは環状室における流体圧により第1の要素に
対して軸線方向に運動可能である。リブの上部分は、前
記室の壁と係合するシール73として形成されるか、あ
るいは前記シールを担持する。
【0022】環状室71はナット本体のねじを切ってい
ない環状内面65を囲み、前記室とねじを切っていない
環状内面部分65との間のナット本体の部分74により
画成される室の壁は比較的薄く、室71中の作動流体圧
により半径方向内方に撓むようにされ、ボルトの荷重支
持部分58上のねじを切っていない環状内面部分65に
よって支持され、著しくかつ非密封の撓みがないように
支持される。室の他方の壁75は従来の構造厚さであ
り、室内の圧力によって著しく撓まないよう抵抗する。
【0023】組立ての間、リブ70によって形成された
ピストンをくぼみ69中へ後退させて油圧ナット60は
ボルトにねじ込まれ、ロードリング62がフランジ12
と当接し、環状内面65のねじを切っていない部分がボ
ルトの荷重担持部分58に近接するまでねじを切った部
分に沿って移動する。流体が室71へ導入されると、極
めて限定された撓みの後、壁74はボルトの荷重支持部
分58とシール73とに支持され作用し続ける。
【0024】流体圧によりロードリングとフランジとに
対して軸線方向に動かされたナット本体は、ねじ係合に
よりボルトの端部を動かすことによってナット本体の撓
んだねじを切っていない環状内面部分65とボルトの表
面との間の相対運動は必要でない。
【0025】ボルトに規定テンションを加えるに必要な
程度までナット本体とボルト端部が移動すると、ロック
リング67はロードリング(またはフランジ11)と圧
力を逃した室とに当接するように動かされる。
【0026】好適には、撓み可能な壁部分74の厚さ
と、ボルトの荷重支持部分に対する空隙の厚さとは、
(ボルトのテンションを解放した後)ナットが直ちにボ
ルトから外れうるように弾性撓みのみを提供するようナ
ッテ本体の材料に応じて選定される。シール73は室を
再加圧できるよう前記壁部分74と相溶性である必要が
ある。塑性変形する壁74は、回復性とは無関係に室の
壁と一致する塑性変形シールを要する。
【0027】従来技術による対応する壁(図1の34)
から室の壁74の半径方向厚さを減少させることにより
そのようなナットとボルト40からなる装置が可能とす
るボルト間隔ピッチをある程度減少させる。
【0028】さて図3を参照すれば、ナットとボルトか
らなる装置80の第2の実施例を断面で示す。図2に示
すものと同一の部材には同じ数字を付し、対応するが同
一でない部材については同じ番号にプライム記号を付し
ている。
【0029】ボルトは装置50のボルト53と同一であ
る。油圧ナット60′は第1と第2の要素61′,6
2′を有し、第1の部材は、その環状内面63がねじを
切った部分64とねじを切っていない部分65とに形成
されているナット本体からなる。ナット本体の下面には
くぼみ69′が設けられ、該くぼみも、その長さの一部
にわたってねじを切っていない環状外周面66まで延び
ている。第2の要素62′は、くぼみ69と概ね同じ半
径方向寸法を有する半径方向に延びる肩82によって分
離されている2個の部分80,81に分割された軸線方
向に延びる環状内面を有するロードリングからなる。一
方のロードリングの環状内面80は、くぼみと撓み可能
の室壁を画成するねじを切っていない環状内面部分65
との間でナット本体の垂下した非構造的半径方向可撓性
部分74′を摺動可能に囲む。他方のロードリングの環
状内面81はナット本体の環状外面66を摺動可能に囲
み環状外面部分84と共に室の外壁83を画成する。
【0030】ロードリングの環状内面80は、ナット本
体の壁部分74′と密封関係となるよう半径方向に延び
ているシール部材85を担持し、ナット本体の環状外面
66はロードリングの壁部分83と密封関係となるよう
半径方向に延びているシール部材86を担持している。
【0031】室の外壁83の半径方向厚さは、前記室内
の作動流体圧により密封不可能に半径方向外方に撓むの
に抵抗するような構造強度を室の外壁に提供する最小の
ものとなるように選定される。
【0032】ナット部材の環状外面66の一部にはねじ
が切られ、ロードリングの外壁83に当接する長さの共
軸線ロックリング67を担持している。ロックリングは
ロードリングの外壁83と同じ半径方向方法と概ね同じ
であり、油圧ナットの全体直径が油圧が要求するものを
上廻らないことが好ましい。
【0033】加圧されて室71′へ供給される油圧流体
が第1と第2の要素、即ちナット本体とロードリングと
を軸線方向相対運動させ、前記運動が室を軸線方向に延
長させ、室の壁部分74′がボルトの支持面58に支持
され、かつシール部材85によって囲まれるまで限定さ
れた範囲で室の壁部分74′を半径方向に撓ませるとい
う点で作動は図2に関して前述したものと概ね同じであ
る。
【0034】図2に示すようにナット本体によって形成
されるか、あるいは図3に示すようにロードリングによ
って形成されるか否かには拘らず、室の半径方向外壁8
3が撓みに抵抗する構造強度を有するという前記の要求
があるものの室の半径方向内壁に対して薄くて可撓性の
壁を使用することによりナットの全体半径を低減させ、
ボルト間隔ピッチを改善することができる。
【0035】さらに、室の半径方向外壁をロードリング
により画成させ、(図2の67、75で示すように)並
置させるのでなくむしろ(図3の67、83で示すよう
に)軸線方向に直列させることによりナットの直径は図
2に示すものからさらに低減されることが図3から明ら
かである。
【0036】前記のいずれかの実施例に対して僅かな修
正を加えることにより、ロックリングを、ナット本体の
半径方向外方に延びる部分とロードリングとの間にシム
を挿入する装置に代えうることは明らかである。
【0037】ナットとボルトからなる装置の側方へのア
クセスが制限されているロックリングが採用される場
合、ロックリングの上端を点線87で示すようにナット
本体とボルトの端部上でテーパ状に延ばし、(特に残留
ボルトテンションを長時間保持した後に扱われる場合)
アクセス可能の回転手段を提供し、かつボルトとナット
とをゴミの進入から保護するキャップとして形成しう
る。そのようなキャップ装置によりナット本体における
流体ダクト72へのアクセスを阻止し、あるいは代案と
して流体ダクトを室までロードリング62または62′
を通して設けてもよい。
【0038】本発明から逸脱することなく図2および図
3に示す装置のその他の変形が可能である。その頭がフ
ランジ11と当接するボルト53はその頭をシャンクの
端部以外のところに形成するか/あるいは頭をシャンク
と一体とする以外の方法で形成することができる。シャ
ンクは、少なくともそれがフランジ11を通る領域のみ
にねじを切り、フランジと当接して機能頭を形成する従
来のナットを有するようにしてもよい。油圧ナットのよ
うな予テンション装置により機能頭にアクセスする必要
はなく、そのような機能頭のサイズはボルト間隔ピッチ
における制限要素ではないので、前記の従来のナットが
係合するねじを切ったシャンクの直径はテンションが加
えられる他のフランジにおける直径より大きく、従来の
ナットに付随する不均一なねじ応力を容易に受入れるこ
とができる。
【0039】シャンクにその場で組み立てうるナットに
より前述のような機能ボルト頭を提供することにより油
圧ナット60(図2)あるいは80(図3)をボルトシ
ャンクの端部に事前組み立て、ねじ57の汚損と、ナッ
ト本体の面65とボルトの荷重支持部分67との間に空
隙ができる可能性を減少させることができる。このため
ナット本体と荷重支持部分の間の空隙をより小さくし、
かつ57および64あるいは57′および64′におい
てより細かいねじを使用できるようにし、後者の場合、
ねじ深さによるボルト径の有効損失を最小にし、ボルト
間隔ピッチをさらに小さくする。
【図面の簡単な説明】
【図1】物理的に位置可能のロックリングによりテンシ
ョンを保持するようにつくられた油圧ナットを用いてボ
ルトに予テンションを与えることによりフランジ間で圧
縮力を発生させる原理を示す公知のナットとボルトから
なる装置の断面図。
【図2】一対のフランジとの圧縮関係で示されている本
発明の第1の実施例によるナットとボルトからなる装置
の断面図。
【図3】一対のフランジとの圧縮関係で示す本発明の第
2の実施例によるナットとボルトからなる固定装置の断
面図。
【符号の説明】
40,80 固定装置 53 ボルト 55 頭 56 シャンク 57 ボルトの端部 58 ラジアル荷重支持部 60,60′ 油圧ナット 61,61′ 第1の要素 62,62′ 第2の要素 67 ロックリング 71,71′ 環状室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクにねじを切った部分とねじを切
    っていない円筒形のラジアル荷重を支持する部分とを有
    するボルトと、軸線方向に移動可能の第1と第2の要素
    を有する環状の油圧ナットとからなり、前記第1の要素
    がその長さの極一部に沿ってねじを切った環状内面を有
    することにより環状内面のねじを切った部分はボルトの
    ねじを切った部分を作動状に囲み、かつ協働し、環状内
    面のねじを切っていない部分がボルトの荷重支持部分を
    囲み、前記第2の要素が第1と第2の要素により、その
    間で画成された環状の室の流体圧により第1の要素に対
    して軸線方向に運動可能で、第1の要素のねじを切って
    いない環状内面を囲むロードリング部材からなり、前記
    室の半径方向内方で第1の要素により、かつねじを切っ
    ていない環状面により画成された室壁が比較的薄く、前
    記室内の作動流体圧により半径方向内方に撓み、ボルト
    の荷重支持部分でねじを切っていない環状内面が著し
    く、かつ密封不可能に撓まないよう支持されるようにな
    っていることを特徴とするナットとボルトからなる固定
    装置。
  2. 【請求項2】 環状の室が前記の撓み可能の室壁からナ
    ット本体の環状外面までナット本体の半径方向に延び、
    ロードリングが前記室の半径方向寸法だけ半径方向に段
    の付いた軸線方向に延びる環状内面を有することにより
    ロードリングの一方の環状内面が密封関係でナット本体
    の室の撓み可能壁を摺動可能に囲み、ロードリングの他
    方の環状内面が密封関係でナット本体の環状外面を摺動
    可能に囲んで室の環状外壁を画成することを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 ロードリングの環状外面が軸線方向に延
    び、かつ前記のロードリングの他方の環状内面を囲んで
    前記室内の作動流体圧による密封不可能の半径方向外方
    の撓みに抵抗する構造強度を提供する最小の半径方向厚
    さの前記室の環状外壁を画成することを特徴とする請求
    項2に記載の装置。
JP5140935A 1992-06-12 1993-06-11 ナットとボルトからなる固定装置 Pending JPH0681824A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB92125764 1992-06-12
GB9212576A GB2267944B (en) 1992-06-12 1992-06-12 Hydraulic nut and bolt fastening arrangement

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0681824A true JPH0681824A (ja) 1994-03-22

Family

ID=10717037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5140935A Pending JPH0681824A (ja) 1992-06-12 1993-06-11 ナットとボルトからなる固定装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH0681824A (ja)
KR (1) KR940000208A (ja)
GB (1) GB2267944B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008256191A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Oiles Ind Co Ltd 座金装置及びこの座金装置を具備した摩擦ダンパ
JP2009024880A (ja) * 2003-02-10 2009-02-05 Atsushi Imai 液体圧装置
CN102452363A (zh) * 2010-10-25 2012-05-16 株式会社本田艾莱希斯 用于将照相机安装在车辆上的结构
US8356948B2 (en) 2010-10-25 2013-01-22 Honda Elesys Co., Ltd. Structure for mounting camera on vehicle

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5927157A (en) * 1996-12-16 1999-07-27 Siemens Westinghouse Power Corporation Axial tensioned bolting system and method thereof
KR101011405B1 (ko) * 2008-11-28 2011-01-28 엠아이케이기술(주) 핀 삽입 구조물의 조립/분해를 유압 실린더 장치
CN106181344B (zh) * 2016-08-16 2018-09-28 新昌县金裕装饰有限公司 一种改良型船舶艉轴液压螺母的安装装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024880A (ja) * 2003-02-10 2009-02-05 Atsushi Imai 液体圧装置
JP2008256191A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Oiles Ind Co Ltd 座金装置及びこの座金装置を具備した摩擦ダンパ
CN102452363A (zh) * 2010-10-25 2012-05-16 株式会社本田艾莱希斯 用于将照相机安装在车辆上的结构
US8356948B2 (en) 2010-10-25 2013-01-22 Honda Elesys Co., Ltd. Structure for mounting camera on vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
KR940000208A (ko) 1994-01-03
GB2267944B (en) 1994-12-14
GB2267944A (en) 1993-12-22
GB9212576D0 (en) 1992-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0609924B1 (en) Tensioning arrangement
US4996018A (en) High pressure thimble/guide tube seal fitting with built-in low pressure seal especially suitable for facilitated and more efficient nuclear reactor refueling service
US10569401B2 (en) Tensioning device for pre-stressing an assembly with a threaded rod
KR100329978B1 (ko) 글랜드패킹을 사용하는 축밀봉장치
US6322087B1 (en) Metallic seal for low load conditions
EP0397653A1 (en) POWER GENERATOR.
JPH0681824A (ja) ナットとボルトからなる固定装置
KR20010101662A (ko) 튜브를 견고한 요소에 신속하게 연결하기 위한 디바이스
US4443016A (en) Clamp ring device for the securing and removal of a cover over a pressure vessel
US3079830A (en) Light weight lock nut having internal wrenching surfaces
US4716005A (en) Forming a seal between planar sealing surfaces
US5466107A (en) Spacer washer for bolted joint
JP3672943B2 (ja) 液圧式締付け要素
US6417453B1 (en) Cable sleeve consisting of a covering body and at least one front-face sealing body
US4448288A (en) Disc brake
GB2223075A (en) Bolt tensioners
EP0129440B1 (en) Improvements in hydraulic nuts and bolts
US4471686A (en) Double acting piston and cylinder assembly
US10245689B2 (en) Rod tensioning device and assembly process of such a device on a rod
KR20140044301A (ko) 고압 밀폐 링
US4138030A (en) Pressure vessel joint
US3266095A (en) Pressure vessel seal
KR100355109B1 (ko) 수압인장장치
US3467273A (en) Sealing of high pressure vessels
US8127661B2 (en) Hydraulic system