JP3542182B2 - 顕微鏡焦点調整機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、顕微鏡のレボルバまたはステージを光軸方向へ移動させて焦点調整を行なう顕微鏡焦点調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、顕微鏡における焦点調整は、顕微鏡の焦準ハンドルを回転させることにより、レボルバまたはステージを光軸方向へ上下に粗動および微動させることによって行なわれていた。しかし、この調整手段は微動精度が悪いという欠点があった。そこで、特開平6−109963号公報に示されているように、レボルバまたはステージの微動精度を向上させるべく、レボルバまたはステージの光軸方向への微動を変位発生素子によって行なう顕微鏡焦点調整機構が提案されている。
【0003】
図10は、上記公報に開示されている顕微鏡焦点調整機構の概略的構成を示す図である。図10において、101は顕微鏡本体、102は粗動機構、103は粗動台、104は変位発生素子、105は駆動リンク、106が微動台である。この機構は、粗動機構102を操作すると粗動台103に駆動力が伝達され、粗動台103が顕微鏡本体101の内壁ガイドに案内されて光軸aの方向へ粗動する。また変位発生素子104の伸縮による変位がリンク機構105を介して微動台106へ伝達され、微動台106が粗動台103の内壁ガイドに案内されて光軸aの方向へ微動するものとなっている。
【0004】
なお、変位発生素子104の伸縮量は変位発生素子104の表面に貼り付けられた歪みゲージにより検出され、制御系を通じて変位発生素子104へフィードバックされる。かくして、変位発生素子104の伸縮による微動台106の微動精度の向上が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の顕微鏡焦点調整機構には、次のような欠点がある。
第1に微動台106の粗動台103に対する移動目標値を予め設定し、その移動目標値通りに微動台106が移動するように変位発生素子104が制御されたとしても、例えば顕微鏡の長期の使用等によりリンク機構105にガタツキ等の障害が生じている場合には、変位量が微動台106に正確に伝達されないため、前記移動目標値通りに微動台106が移動しないおそれがある。しかるに、従来の顕微鏡焦点調整機構においては、微動台106自体の移動変位を検出し前記移動目標値通りに移動したか否かを判定する機能を有していないため、微動台106が正確に移動していないにも拘らず、焦点調整が完了したと誤認され、そのまま観察が実行されてしまうおそれがあった。
【0006】
第2に上記従来の機構は、変位発生素子104だけが制御されており、制御上では閉ループになっているものの、変位発生素子104の変位に対する微動台106の速応性が劣っている。
【0007】
第3に微動台106のガイド部の変位や、リンク機構105のガタツキ等により、位置再現性に乏しいという欠点がある。
ところで、特開平6−138395号公報には被駆動部の動作位置(変位)を検出するセンサを備えた顕微鏡焦点調整機構が開示されている。
【0008】
図11は上記公報に開示されている顕微鏡焦点調整機構の概略的構成を示す図である。図11において107は顕微鏡本体の固定部、108は対物レンズ、109は粗動機構、110は微動機構の変位発生素子、111はステージ、112はセンサである。この機構は、顕微鏡の固定部107に取り付けられたセンサ112がステージ111の位置の絶対値を検出し、その検出出力を制御系を通じて変位発生素子110にフィードバックし、ステージ111を制御するものとなっている。
【0009】
この機構では、焦点調整を行う際に先ず粗動機構109でステージ111をセンサ112の測定範囲内に移動させる必要がある。実際、被検査物の厚さによって、ステージ111と対物レンズ108との位置が大きく異なる場合がある。通常上述のセンサ112としては静電容量センサまたは差動トランス型センサが使用されるが、静電容量センサの測定範囲は20μ〜500μであり、また差動トランス型センサの測定範囲は0.5〜2mmであり、測定範囲が小さい。このため、全ての焦点調整を当該機構に使用されたセンサ112の測定範囲内で行なうことはできない。その場合、上記機構ではセンサ112の取付け位置の再調整もしくはセンサ112を取替え無ければ、焦点調整をすることができないという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、高精度な焦点調整を行なえると共に優れた速応性を有し、しかも異なる厚さの被検査物に対しても適確に対応することができ、センサの再調整や取替えをすることなく焦点調整を行なえる顕微鏡焦点調整機構を提供する事にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、本発明の顕微鏡は以下の如く構成されている。
(1)本発明の顕微鏡焦点調整機構は、顕微鏡のレボルバまたはステージを光軸方向へ移動させて焦点調整を行なう顕微鏡焦点調整機構において、顕微鏡本体に光軸方向へ移動自在に設けられた粗動台と、この粗動台を粗動させる粗動機構と、前記粗動台に光軸方向へ移動自在に設けられ、前記レボルバまたはステージを支持する微動台と、この微動台を前記粗動台に対して微動させる変位発生手段と、前記微動台の前記粗動台に対する相対位置を検出するセンサと、前記微動台の微動目標値を設定する微動目標値設定手段と、前記センサにより検出された相対位置が前記微動目標値設定手段で設定された前記微動目標値に一致するように前記変位発生手段を閉ループ制御する制御手段とから構成されている。
(2)本発明の顕微鏡焦点調整機構は、顕微鏡のレボルバまたはステージを光軸方向へ移動させて焦点調整を行なう顕微鏡焦点調整機構において、顕微鏡本体に光軸方向へ移動自在に設けられた粗動台と、この粗動台を粗動させる粗動機構と、前記粗動台に光軸方向へ移動自在に設けられ、前記レボルバまたはステージを支持する微動台と、この微動台を前記粗動台に対して微動させる変位発生手段と、前記微動台に支持された前記レボルバまたはステージの前記粗動台に対する相対位置を検出するセンサと、前記微動台の微動目標値を設定する微動目標値設定手段と、前記センサにより検出された相対位置が前記微動目標値設定手段で設定された前記微動目標値に一致するように前記変位発生手段を閉ループ制御する制御手段とから構成されている。
【0012】
【作用】上記手段(1)(2)を講じた結果、それぞれ次のような作用が生じる。
(1)本発明の顕微鏡焦点調整機構においては、粗動台と微動台との相対位置をセンサで検出し、変位発生手段の閉ループ制御を行うことによって、微動台を変位目標値まで移動させるようにしたので、速応性および位置再現性がよく、高精度な焦点調整が可能となる上、被検査物の厚さが大きく異なっても適確に対応できるものとなる。
(2)本発明の顕微鏡焦点調整機構においては、センサが微動台に装着されたレボルバまたはステージと粗動台との相対位置値を検出するように取付けられているため、対物レンズの重さや数により微動台にたわみが生じても、上記たわみの如何に拘らず、高精度に焦点調整をすることができる。
【0013】
【実施例】
(第1実施例)
図1〜図3は、本発明の第1実施例に係る焦点調整機構の構成を示す図であり、倒立顕微鏡への適用例を示す図である。図1は正面図、図2は側面図、図3は上面断面図である。
【0014】
図1〜図3に示す倒立顕微鏡は、検査像を対物レンズ10から取込み、対物レンズ10が垂直下方に配置された図示しない反射プリズムで反射させ、図示しない接眼レンズに導き、当該検査物を拡大観察できるように光学系が形成されている。
【0015】
図1〜図3に示すように顕微鏡本体1は互いに対向する二つの側壁1a、1bと連結壁1cとを有しており、その各側壁1a,1b内面の対向する位置に一対のガイド部2a,2bが上下方向に向けて配設されている。これら一対のガイド部2a、2bに案内されて粗動台3が、光軸aの方向へすなわち図中上下方向へ移動自在に摺動するものとなっている。
【0016】
また、顕微鏡本体1の側壁1a,1b間には軸4が回転自在に貫通しており、この軸4の両端の側壁1a,1b外へ出た部分には粗動ハンドル5が取付けられている。軸4の中間部には歯車6が取付けられており、この歯車6が粗動台3の背面に設けられたラック7に噛合している。これにより、粗動ハンドル5の回転が歯車6とラック7を介して粗動台3に伝達され、粗動台3を粗動させ得る。
【0017】
粗動台3はその内面に光軸aに沿って形成された一対のガイド部3a、3bを有している。この一対のガイド部3a、3bに案内されて微動台8が光軸aの方向へ移動自在に摺動するものとなっている。微動台8の上端部には、斜めに傾いたつば部8aが形成されており、このつば部8aの上面にはレボルバ9が回転自在に取付けられている。このレボルバ9の周辺部に対物レンズ10が取付けられている。
【0018】
また、粗動台3の一側面上にはたとえば電歪素子等からなる変位発生素子11が、その伸縮方向を光軸aの方向に向けて固定されている。変位発生素子11の変位出力端11aは、回転軸13により粗動台3上に回転自在に軸支されているリンク12の一端に当接している。リンク12の他端は微動台8の下端部に突設された突起部8bに当接している。微動台8の底部と、粗動台3の下端近傍との間には、突起部8bとリンク12とが常時接した状態で微動台8が微動でき、かつ変位発生素子11に過度な荷重がかからないように、微動台8を弾性的に支持するバネ14とバネ受け15とが設けられている。かくして、変位発生素子11が印加電圧に応じて伸縮すると、その伸縮量がリンク12を介して微動台8に正確に伝達され、微動台8を光軸aの方向へ安定に微動させ得る。
【0019】
微動台8の粗動台3に対する相対位置を検出するために、粗動台3の上端部には差動トランス型センサ16が取付けられている。すなわち、差動トランス型センサ16の固定子(巻線側)は、粗動台3の上端肉厚部に光軸aの方向に向けて埋設されており、同センサ16の可動子側の下端は微動台8の中間突起部8cの上面に当接している。かくして微動台8と粗動台3との相対位置の変化に応じて差動トランス型センサ16の出力が変化し、相対位置を検出し得るものとなっている。
【0020】
図4は差動トランス型センサ16を組み込んだ制御系20の構成を示すブロック図である。図4に示すように微動目標値設定器21で設定された微動目標値は比較器22を介して指令信号として制御器23に入力される。制御器23の出力は電圧信号として増幅器24で増幅されたのち変位発生素子11に与えられる。変位発生素子11が伸縮されると、その伸縮量はリンク12を通じて微動台8に与えられるため、その微動量が差動トランス型センサ16にて検出される。検出された粗動台2と微動台8との相対位置を示す信号は、比較器22にて微動目標値と比較される。この比較によって求められた差は制御器23に与えられる。制御器23は上記差が零になるように増幅器24を通じて変位発生素子11を伸縮制御する。かくして微動台8は微動目標値に到達する。
【0021】
上述のように、差動トランス型センサ16にて微動台8の微動が検出され、制御器23を通じて変位発生素子11の閉ループ制御が行なわれることによって、微動台8は正確に微動目標値に移動することができる。このとき微動台8は変位発生素子11の伸縮による変位に応じて優れた速応性を持つようになる。また、例えば変位発生素子11とリンク12との間の摩擦により、変位発生素子11の変位出力端11aが弾性変形し、その摩擦力に打ち勝つと変位発生素子11の先端が急に伸びるというスティックスリップの発生などの予期しない外乱があったとしても、上述の構成であればその外乱の悪影響を抑制する効果が得られる。したがって高精度な焦点調整を行なえる。また、差動トランス型センサ16は固定子側が粗動台3に取付けられ可動子側が微動台8の突起部8bに当接しており、粗動台3と微動台8との相対位置を検出するものとなっているので、差動トランス型センサ16を一度調整して取付けるだけで、被検査物の厚さが大きく異なる場合に対しても十分対応可能である。
【0022】
(第2実施例)
図5および図6は本発明の第2実施例に係る焦点調整機構の構成を示した図であり、図5は側面図、図6は上面断面図である。なお、第1実施例と同一または対応する部分には同一符号を付して示し、その説明は省略する。
【0023】
微動台8のつば部8aは片持ち梁の形状をしているため、対物レンズ10を取付けるとその重量によりたわみが生じる場合がある。その場合、レボルバ9に取付けた対物レンズ10の数によって、生じるたわみ量に差が生じ、対物レンズ10の光軸a方向における位置が変化してしまい、顕微鏡焦点調整における位置再現性に悪影響を及ぼす。そこでこの第2実施例においては、差動トランス型センサ16の固定子側は第1実施例と同様に粗動台3に取付けられているが、可動子側は微動台8のつば部8aの先端に固定されている。つまり検出しているのは粗動台3と微動台8のつば部8aに取付けられたレボルバ9との相対位置である。
【0024】
図4に示した制御器23のゲインを適切な値に設定すれば、上述の構成で対物レンズの数の多さに拘らず、高精度な焦点調整ができる。
(第3実施例)
図7〜図9は本発明の第3実施例に係る焦点調整機構の構成を示す図であり、本発明を正立顕微鏡に適用した例である。図7は正面図、図8は側面図、図9は上面断面図である。図7〜図9において、第1実施例と同一または対応する部分には同一符号を付して示し、その説明を省略する。
【0025】
図7〜図9においては、顕微鏡本体1の対向する二つの側壁1a、1bに一対のガイド部2a、2bが上下方向に向けて配設されており、そのガイド部2a、2b間に粗動台3の両側が摺動自在に挟持されている。
【0026】
軸4の中間部の外周面には歯車部が形成されており、その歯車部が2段ギヤ60の大径ギヤ61に噛合し、2段ギヤ60の小径ギヤ62は粗動台3の背面に設けてあるラック7に噛合している。
【0027】
また粗動台3の内側面には、変位発生素子11が伸縮車両を水平方向に向けて取付けられている。この変位発生素子11の変位出力端11aはL型リンク30の一方のアームに当接している。L型リンク30の他方のアームには微動台8に固定された板31が取付けられている。このL型リンク30は、変位発生素子11の伸縮により回転軸32を中心として回転自在であり、変位発生素子11の伸縮による変位が回転軸32を中心として回転するL型リンク30を通じて微動台8に固定された板31に伝達され、微動台8を微動させる。なお、微動台8はその下方に取付けられた連結板33を介してバネ34とバネ受け35で支持されている。また微動台8上には、検査物を載せるための不図示のステージが支持されている。
【0028】
さらに、粗動台3と微動台8との相対位置を検出するために、粗動台3には差動トランス型センサ16の固定子側が取付けられており、第1実施例で述べたように、制御系20による閉ループ制御が行なわれ、微動台8が微動目標値まで微動される。
【0029】
本実施例は、例えば変位発生素子11を光軸aの方向へ向けて取付けられない場合、または変位発生素子11の信号ケーブルの配線スペースを確保し難い場合等において好適であり、第1実施例と同様な焦点調整精度が得られる上、コンパクトで安全性が高い特徴がある。
【0030】
(実施例のまとめ)
実施例に示された顕微鏡焦点調整機構の構成および作用効果をまとめると次の通りである。
[1]実施例に示された顕微鏡焦点調整機構は、顕微鏡のレボルバ9またはステージを光軸a方向へ移動させて焦点調整を行なう顕微鏡焦点調整機構において、顕微鏡本体1に光軸aの方向へ移動自在に設けられた粗動台3と、この粗動台3を粗動させる粗動機構(5、6、7)と、前記粗動台3に光軸aの方向へ移動自在に設けられ、一端で前記レボルバ9またはステージを支持する微動台8と、この微動台8を前記粗動台3に対して微動させる変位発生素子11と、この変位発生素子11により変位した前記微動台8の前記粗動台3に対する相対位置を検出するセンサ16と、このセンサ16により検出された相対位置が予め設定された微動目標値に一致するように前記変位発生素子11を閉ループ制御する制御手段20とを備えている。
【0031】したがって上記顕微鏡焦点調整機構においては、粗動台3と微動台8との相対位置をセンサ16で検出し、変位発生素子11の閉ループ制御を行うことによって、微動台8を変位目標値まで移動させるようにしたので、速応性および位置再現性がよく、高精度な焦点調整が可能となる上、被検査物の厚さが大きく異なっても適確に対応できるものとなる。
[2]実施例に示された顕微鏡焦点調整機構は、上記[1]に記載の機構に対して、センサ16は微動台8に装着されたレボルバ9またはステージと粗動台3との相対位置を検出する如く装着されている点が異なる
【0032】
したがって上記顕微鏡焦点調整機構においては、センサ16が微動台8に装着されたレボルバ9またはステージと粗動台3との相対位置値を検出するように取付けられているため、対物レンズ10の重さや数により微動台8にたわみが生じても、上記たわみの如何に拘らず、高精度に焦点調整をすることができる。
【0033】
なお、本発明は上記実施例のみに限定されず、次の如く適宜変形して実施できる。例えば差動トランス型センサの固定子を微動台8またはレボルバ9に取付けるようにしてもよい。また、差動トランス型センサの代わりに、静電容量センサ等を使用してもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、高精度な焦点調整を行なえると共に優れた速応性を有し、しかも異なる厚さの被検査物に対しても適確に対応することができ、センサの再調整や取替えをすることなく焦点調整を行なえる顕微鏡焦点調整機構を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の正面図。
【図2】本発明の第1実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の側面図。
【図3】本発明の第1実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の上面断面図。
【図4】本発明の第1実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の制御ブロック図。
【図5】本発明の第2実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の正面図。
【図6】本発明の第2実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の上面断面図。
【図7】本発明の第3実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の正面図。
【図8】本発明の第3実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の側面図。
【図9】本発明の第3実施例に係る顕微鏡焦点調整装置の上面断面図。
【図10】従来例に係る説明図。
【図11】従来例に係る説明図。
【符号の説明】
a…光軸 1…顕微鏡本体
1a…側壁 1b…側壁
2a…ガイド部 2b…ガイド部
3…粗動台 3a…ガイド部
3b…ガイド部 4…軸
5…粗動ハンドル 6…歯車
7…ラック 8…微動台
8a…つば部 8b…突起部
8c…中間突起部 9…レボルバ
10…対物レンズ 11…変位発生素子
11a…変位出力端 12…リンク
13…回転軸 14…バネ
15…バネ受け 16…差動トランス型センサ
20…制御系 21…微動目標値設定器
22…比較器 23…制御器
24…増幅器 60…2段ギア
61…大径ギヤ 62…小径ギヤ
30…L型リンク 31…板
32…回転軸 33…連結板
34…バネ 35…バネ受け

Claims (2)

  1. 顕微鏡のレボルバまたはステージを光軸方向へ移動させて焦点調整を行なう顕微鏡焦点調整機構において、
    顕微鏡本体に光軸方向へ移動自在に設けられた粗動台と、
    この粗動台を粗動させる粗動機構と、
    前記粗動台に光軸方向へ移動自在に設けられ、前記レボルバまたはステージを支持する微動台と、
    この微動台を前記粗動台に対して微動させる変位発生手段と、
    前記微動台の前記粗動台に対する相対位置を検出するセンサと、
    前記微動台の微動目標値を設定する微動目標値設定手段と、
    前記センサにより検出された相対位置が前記微動目標値設定手段で設定された前記微動目標値に一致するように前記変位発生手段を閉ループ制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする顕微鏡焦点調整機構。
  2. 顕微鏡のレボルバまたはステージを光軸方向へ移動させて焦点調整を行なう顕微鏡焦点調整機構において、
    顕微鏡本体に光軸方向へ移動自在に設けられた粗動台と、
    この粗動台を粗動させる粗動機構と、
    前記粗動台に光軸方向へ移動自在に設けられ、前記レボルバまたはステージを支持する微動台と、
    この微動台を前記粗動台に対して微動させる変位発生手段と、
    前記微動台に支持された前記レボルバまたはステージの前記粗動台に対する相対位置を検出するセンサと、
    前記微動台の微動目標値を設定する微動目標値設定手段と、
    前記センサにより検出された相対位置が前記微動目標値設定手段で設定された前記微動目標値に一致するように前記変位発生手段を閉ループ制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする顕微鏡焦点調整機構。
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