JP3542065B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスクに信号を記録、または光ディスクの信号を再生するために使われる光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を、図8に基づいて説明する。図8は従来例における光ディスク装置の断面構成を示しており、半導体レーザー等の放射光源1を出射するレーザー光はコリメートレンズ2によりz軸に沿った平行光に変換され、この光3は立ち上げミラー10の反射面10Aに入射して反射光6となり、光6は対物レンズ7により収束光8となり、光ディスク基材9の表面9Bを透過して信号面9A上に集光する。この収束光8により信号面9A上に信号を記録、または信号面上の信号を再生できる。
【0003】
この光ディスク装置において、その厚さt(光ディスク基材下面9Bから立ち上げミラー10の底面までの距離)はt1+t2で決まる。t1は対物レンズ7の厚さに上下の可動幅を加えた値、t2は立ち上げ前のビーム径dに立ち上げミラー10の下面先端部の欠け幅余裕分(ミラー10の下部において加工の面精度が保証されずレーザー光3の反射に寄与しない領域の厚さ)を含めた値である。立ち上げ前のビーム径dは、対物レンズ7の位置調整誤差の余裕も考慮して(z軸が光ディスクの径方向にある場合は対物レンズ7のトラッキング時の最大可動幅も考慮して)、対物レンズ7の口径より大きい値となる。口径は2×NA×fで与えられ、ここでNA、fは対物レンズの開口数、焦点距離である。NAはDVDの場合で0.6が採用されており、光ディスク装置の解像力がNAの二乗に比例することから、この採用値より小さくすることはできない。また、fも対物レンズ7が基材表面9Bとぶつからないようにするために少なくとも1.3mm以上のワーキングディスタンス(基材表面9Bと対物レンズ表面との最短距離)が必要なことから、一般にはDVDで2.4mm以上の大きさになる。従って、DVDでは少なくとも2×NA×f=2.88mmの口径が必要で、0.4mmの調整余裕をみてビーム径dは3.3mm程度の大きさとなり、これに立ち上げミラーの欠け幅余裕0.3mmを加えて、t2=3.6mmとなる。さらに、f=2.4mmの場合、設計的にt1=4.0mmとなり、光ディスク装置の厚さはt=7.6mmとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の光ディスク装置において、ワーキングディスタンスや開口数を変更しない限り、光ディスク装置の厚さtを7.6mm未満にすることは物理的に不可能であるという問題点があった。
【0005】
本発明はかかる問題点に鑑み、ワーキングディスタンスや開口数を変更せずに、物理的な限界を越えた薄型の光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、以下の手段を用いる。
【0008】
即ち、本発明の光ディスク装置は、放射光源と、コリメートレンズと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つプリズムと、対物レンズからなり、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記プリズムのA面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ′、屈折角ψ′)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする。

【0009】
また、本発明の光ディスク装置は、放射光源と、コリメートレンズと、少なくともα面、β面、γ面の3つの研磨された平面を持つ第一のプリズムと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つ第二のプリズムと、対物レンズからなり、前記第一のプリズムと第二のプリズムは同一の屈折率を有し、それらはγ面とA面の間で接合されており、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記第一のプリズムのα面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、前記β面に入射してこれを反射し、γ面すなわち第二のプリズムのA面に入射してこれを透過し、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ”、屈折角ψ”)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする。
【0010】
また、本発明の光ディスク装置は、放射光源と、コリメートレンズと、少なくともα面、β面、γ面の3つの研磨された平面を持つ第一のプリズムと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つ第二のプリズムと、対物レンズからなり、前記第一のプリズムと第二のプリズムは互いに異なる屈折率を有し、それらはγ面とA面の間で接合されており、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記第一のプリズムのα面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、前記β面に入射してこれを反射し、γ面すなわち第二のプリズムのA面に入射してこれを屈折し(入射角φ′、屈折角ψ′)、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ”、屈折角ψ”)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明の光ディスク装置は、放射光源と、コリメートレンズと、少なくともα面、β面の2つの研磨された平面を持つ第一のプリズムと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つ第二のプリズムと、対物レンズからなり、前記第一のプリズムと第二のプリズムは互いに異なる屈折率を有し、それらはβ面とA面の間で接合されており、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記第一のプリズムのα面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、β面すなわち第二のプリズムのA面に入射してこれを屈折し(入射角φ′、屈折角ψ′)、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ”、屈折角ψ”)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする。
【0012】
本発明は、上記の構成により、プリズムのA面または第1のプリズムのα面を屈折する光が薄いプリズムの内部で反射を繰り返して対物レンズに導かれるので、対物レンズの真下の領域を薄くでき、光ディスク装置の厚さを物理的な限界を越えて薄くできる。
【0013】
さらに、入射面での屈折を出射面での屈折が打ち消す関係を持たせれば、光学的にはコリメートレンズと対物レンズとの間に平行平板を配置した関係にすることができるので、波長変化による出射光軸の変化がなく、平行光以外の光をプリズムに入射しても、放射光源とコリメートレンズの間に平行平板を傾斜して挟むか、コリメートレンズを光軸に対して傾斜させる等の方法で収差を容易に補正できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1〜図7に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
【0015】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態における光ディスク装置の概略構成図であり、プリズム4は4A,4B,4Cの3つの紙面に直交した研磨面で構成されている。
【0016】
図1において半導体レーザー等の放射光源1を出射し、コリメートレンズ2により平行光に変換された光3は、屈折率nの硝材で形成されるプリズム4の表面4Aに入射角φ(表面4Aの法線4aに対する入射光3のなす角)で入射し、屈折角ψ(法線4aに対する屈折光5aのなす角)で屈折する光5aとなる。この屈折光5aはプリズム4の面4Bに入射してこの面を全反射し、反射光5bはプリズム4の面4Cに入射してこの面を反射し、反射光5cは再びプリズム4の面4Bに入射してこの面を透過する。この透過光6は対物レンズ7により収束光8となり、光ディスク基材9の表面9Bを透過して信号面9A上に集光する。この収束光8により信号面9A上に信号を記録、または信号面上の信号を再生できる。
【0017】
ここで面4Bが光3と平行で、かつ光5cと直交し、面4Aが光5bと平行である場合を例にとる。面4Bが光3と平行であることから、面4Aと面4Bのなす角はπ/2−φであり、面4Bが光5cと直交することから、面4Cと面4Bのなす角β=π/4−(φ−ψ)/2となる。また、面4Aが光5bと平行であることから、
【0018】
【数1】
φ−ψ=π/2−φ ・・・(式1)
【0019】
が成り立つ。
一方、面4Aでのスネルの法則により
【0020】
【数2】
sinφ=n×sinψ ・・・(式2)
【0021】
が成り立つ。一方、面4Aでの屈折によるビーム拡大率は次式に従う。
【0022】
【数3】
m=cosψ/cosφ ・・・(式3)
【0023】
n=1.5とすると(式1)、(式2)よりφ=63.3度、ψ=36.5度、β=31.6度、(式3)よりm=1.79となる。従ってプリズム出射後の光6のビーム径dは入射前の光3のビーム径d1の1.79倍となる。d=3.3mmとするとd1=1.84mmとなる。プリズム4の厚さt2は(d+0.3)×tanβの値(0.3の値はプリズム上右端の欠け幅余裕分)にプリズム最下部の欠け幅(0.3mm)を加えて、t2=2.5mmである。従って、t1=4.0mmとすると、光ディスク装置の厚さt=6.5mmとなり、同一条件の従来例に比べて1.1mmも薄くできる。
【0024】
この第1実施形態は光が薄いプリズムの内部で反射を繰り返す中で垂直に立ち上げられて対物レンズに導かれるだけでなく、半導体レーザー1から出射する楕円状の広がりの光を円形状に近い広がりに整形できる長所も合わせ持つ。
【0025】
本実施形態のように、面4Aでの入射光3と面4Bでの透過光6とを直交させることにより、放射光源1とプリズム4との距離が長くなった場合であっても、放射光源1とコリメートレンズ2を含めた光ディスク装置全体の厚みが上記tより厚くなることがなく、薄型の光ディスク装置とすることができる。
【0026】
なお、本実施形態では面4A,4B,4Cが紙面に直交するとして説明したが、他の位置関係にあってもよい。また、面4Bが光3と平行で、かつ光5cと直交し、面4Aが光5bと平行である場合を例にとって説明したが、他の条件下でも同様の効果が得られる。その例を以下に示す。
【0027】
(第2実施形態)
図2は本発明の第2実施形態における光ディスク装置の概略構成図である。図2において、放射光源1及びコリメートレンズ2等の構成要素は第1実施形態と同じなので省略しており、プリズム4は基本的には紙面に垂直な4A,4B,4Cの3つの研磨面で構成され、その他の面は単なる切り出し面で研磨は必要としない。
【0028】
半導体レーザー等の放射光源1を出射し、コリメートレンズ2により紙面上のz軸に沿った平行光に変換された光3は、プリズム4の表面4A(z軸に対する傾斜角γ)に入射角φ(表面4Aの法線4aに対する入射光3のなす角、φ=γ−π/2)で入射し、屈折角ψ(法線4aに対する屈折光5aのなす角)で屈折する光5aとなる。この屈折光5aは面4B(z軸に対する傾斜角α)に入射してこの面を全反射し、反射光5bは面4C(z軸に対する傾斜角β)に入射してこの面を反射し、反射光5cは再び面4Bに入射角φ′(表面4Bの法線4bに対する入射光5cのなす角)で入射し、屈折角ψ′(法線4bに対する屈折光6のなす角)で屈折する光6となる。この透過屈折光6は対物レンズ7を透過して収束光8となり、光ディスク基材9の表面9Bを透過して信号面9A上に集光する。この収束光8により信号面9A上に信号を記録、または信号面上の信号を再生できる。
【0029】
ここでプリズムの屈折率=1.5、α=24度、β=12度、γ=119度とすると、各屈折面でのスネルの式と反射面の反射式を連立させて解いた結果としてほぼψ′=αが成り立つので、光6を光3、すなわちz軸に対して直交させることができる。光6のビーム径d=3.3mmとすると、プリズム4の対物レンズの真下での厚さt2は0.3mmのプリズムの欠け幅を分を考慮して、t2=2.0mm程度である。従って、t1=4.0mmとすると、光ディスク装置の厚さt=6.0mmとなり、同一条件の従来例に比べて1.6mmも薄くできる。
【0030】
一般に対物レンズ7と干渉しない限り、ディスク基材表面9Bからワーキングディスタンス分だけ離れた位置までは自由に使用できる領域である。従来例では光学系全体が対物レンズ7の下に構成されるため、図8の領域11に相当する部分が未活用領域となっていたが、本実施形態ではこの領域を効果的に活用するものである。
【0031】
ところで、本実施形態では面4A,4B,4Cが紙面に直交するとして説明したが、他の位置関係にあってもよい。
【0032】
本実施形態のように、面4Aでの入射光3と面4Bでの屈折光6とを直交させることにより、放射光源1とプリズム4との距離が長くなった場合であっても、放射光源1とコリメートレンズ2を含めた光ディスク装置全体の厚みが上記tより厚くなることがなく、薄型の光ディスク装置とすることができる。
【0033】
なお、本実施形態では、入射面4Aでの屈折と出射面4Bでの屈折が互いにキャンセルする関係になく、いわば楔状のプリズムを光が透過する関係にあり、光3の波長が変動すると硝材の屈折率が変わり、屈折光6の伝搬方位が変わり、結果として収束光8が変位し、サブミクロンの位置制御が要求される光ディスクシステムの特性を損なうことになる。このことを考慮して、波長が変化しても屈折光6の伝搬方位が変わらない例を次の第3実施形態に示す。
【0034】
(第3実施形態)
第3図は本発明の第3実施形態における光ディスク装置の概略構成図である。図3において、放射光源1及びコリメートレンズ2等の構成要素は第1実施形態と同じなので省略している。
【0035】
本実施形態は、上記第2実施形態のプリズム4の表面4Aに材質の異なった楔状のプリズム4’を貼り合わせたもので、その他の構成は第2実施形態と同一である。
【0036】
プリズム4’は基本的には紙面に垂直な4’A,4’Bの2つの研磨面(4’Bはプリズム4の表面4Aに貼り合わされている)で構成され、その他の面は単なる切り出し面で研磨は必要としない。
【0037】
半導体レーザー等の放射光源1を出射し、コリメートレンズ2により紙面上のz軸に沿った平行光に変換された光3は、プリズム4’の表面4’A(z軸に対する傾斜角δ)に入射角φ(表面4’Aの法線4’aに対する入射光3のなす角、φ=δ−π/2)で入射し、屈折角ψ(法線4’aに対する屈折光5aのなす角)で屈折する光5aとなる。この屈折光5aはプリズム4の表面4A(z軸に対する傾斜角γ)に入射し、これを屈折する光5bとなる。この屈折光5bは面4B(z軸に対する傾斜角α)に入射してこの面を全反射し、反射光5cは面4C(z軸に対する傾斜角β)に入射してこの面を反射し、反射光5dは再び面4Bに入射角φ’(表面4Bの法線4bに対する入射光5dのなす角)で入射し、屈折角ψ’(法線4bに対する屈折光6のなす角)で屈折する光6となる。この透過屈折光6は対物レンズ7を透過して収束光8となり、光ディスク基材9の表面9Bを透過して信号面9A上に集光する。この収束光8により信号面9A上に信号を記録、または信号面上の信号を再生できる。
【0038】
ここでプリズム4の屈折率=1.5、α=15度、β=23度、γ=130度、プリズム4’の屈折率=1.6、δ=120度、プリズム4’の屈折率分散/プリズム4の屈折率分散=2.1とすると、波長変化に伴う面4’A、4Bでの屈折角変化が、面4Aでの屈折角変化でほぼキャンセルされ、全体としては屈折光6の伝搬方位がほとんど変わらない。また本実施形態は第2実施形態とほぼ同じ形状をなすので、第2実施形態の特長である薄型化の効果も損なわれていない。
【0039】
なお、第2実施形態では、光3が平行光の場合に限られる。また、第3実施形態の上記の条件では、同様に光3が平行光の場合に限られる。すなわち入射面4A(第2実施形態)又は4’A(上記条件の第3実施形態)での屈折と出射面4Bでの屈折が互いにキャンセルする関係になく、いわば楔状のプリズムを光が透過する関係にあり、光3が有限系(発散性、又は収束性)の光ならば、大きな非点収差が発生することになる。このことを考慮して、有限系の光でも収差を抑えられる例を次の第4実施形態に示す。
【0040】
(第4実施形態)
図4は本発明の第4実施形態における光ディスク装置の概略構成図である。図4において、放射光源1及びコリメートレンズ2等の構成要素は第1実施形態と同じなので省略しており、プリズム4は基本的には紙面に垂直な4A,4B,4Cの3つの研磨面で構成され、他の面は単なる切り出し面で研磨は必要としない。
【0041】
半導体レーザー等の放射光源1を出射し、コリメートレンズ2によりz軸とθの角をなす平行光に変換された光3は、プリズム4の表面4A(z軸に対する傾斜角γ)に入射角φ(表面4Aの法線4aに対する入射光3のなす角)で入射し、屈折角ψ(法線4aに対する屈折光5aのなす角)で屈折する光5aとなる。この屈折光5aはプリズム4の面4B(z軸に対する傾斜角α)に入射してこの面を全反射し、反射光5bはプリズム4の面4C(z軸に対する傾斜角β)に入射してこの面を反射し、反射光5cは再びプリズム4の面4Bに入射角φ′(表面4Bの法線4bに対する入射光5cのなす角)で入射し、屈折角ψ′(法線4bに対する屈折光6のなす角)で屈折する光6となる。この透過屈折光6は対物レンズ7を透過して収束光8となり、光ディスク基材9の表面9Bを透過して信号面9A上に集光する。この収束光8により信号面9A上に信号を記録、または信号面上の信号を再生できる。
【0042】
ここでプリズムの屈折率=1.5、θ=14度、α=21度、β=18度、γ=83度とすると、各屈折面でのスネルの式と反射面の反射式を連立させて解いた結果として、ほぼψ′=αが成り立ち、光6をz軸に対して直交させることができる。光6のビーム径d=3.3mmとすると、プリズム4の対物レンズの真下での厚さt2はプリズムの欠け幅余裕分(0.3mm)を考慮して、t2=2.2mm程度である。従って、t1=4.0mmとすると、光ディスク装置の厚さt=6.2mmとなり、同一条件の従来例に比べて1.4mmも薄くできる。
【0043】
しかも、φ=ψ′、φ′=ψの関係が|cosψcosψ′−cosφcosφ′|<0.1の誤差範囲で成り立ち、入射面4Aでの屈折が屈折面内で右周り、出射面4Bでの屈折が左周りの方向にある。すなわち、プリズム内の反射回数が偶数回ある場合は屈折方向の不一致が屈折力キャンセルの条件をみたすので、入射面4Aでの屈折と出射面4Bでの屈折が互いにキャンセルし、いわば平行平板を光が透過する関係にある(以降、平行平板の関係と呼ぶことにする)。従って、光3が有限系(発散性、又は収束性)の光であっても、収差の発生は小さい。
【0044】
ところで、本実施形態では面4A,4B,4Cが紙面に直交するとして説明したが、面4A、4Bでの各屈折面(入射光と屈折光を共に含む面)が平行であれば、他の位置関係にあってもよい。
【0045】
なお本実施形態において、放射光源1、コリメートレンズ2をt=6.2mmの厚さ内に収めるには、θを小さく、できればゼロにできればよいが、θを10度以下にすると、薄く、かつ平行平板の関係を満足させるという条件を両立できなくなる。このことを考慮して、薄く、かつ平行平板の関係にありながら、θをゼロに設定できる例を次の第5実施形態に示す。
【0046】
(第5実施形態)
図5は本発明の第5実施形態における光ディスク装置の正面図であり、図6はその平面図(対物レンズ7、光ディスク基材9は省略してある)、図7は側面図(対物レンズ7、光ディスク基材9は省略してある)である。図5〜図7において、放射光源1及びコリメートレンズ2等の構成要素は第1実施形態と同じなので省略している。
【0047】
プリズム4は基本的にはyz面に直交する4A,4B,4Cの3つの研磨面で構成され、他の面は単なる切り出し面で研磨は必要とせず、プリズム4′は図7のξ軸(xy面にあってy軸とεの角をなす)に平行な4′A,4′B,4′Cの3つの研磨面で構成され、他の面は単なる切り出し面で研磨は必要としない。プリズム4′とプリズム4は面4′Cと面4Aとの間でUV樹脂等を用いて接合されている。
【0048】
半導体レーザー等の放射光源1を出射し、コリメートレンズ2によりx軸(y軸、z軸は直交座標軸としてx軸に準じて定義)に沿った平行光に変換された光3は、プリズム4′の表面4′A(図7においてy軸に対する傾斜角ε、図6においてx軸に対する傾斜角δ)に入射角φ(表面4′Aの法線4′aに対する入射光3のなす角)で入射し、屈折角ψ(法線4′aに対する屈折光5′aのなす角)で屈折する光5′aとなる。この屈折光5′aは面4′B(図6においてx軸に対する傾斜角γ)に入射してこの面を全反射し、反射光5′bは面4′C、すなわちプリズム4の面4A(z軸に対し直交)に入射角φ′(表面4Aの法線4aに対する入射光5′bのなす角)で入射し、屈折角ψ′(法線4aに対する屈折光5′cのなす角)で屈折する光5′cとなる(プリズム4,4′が同じ硝材ならば、屈折せずに直進透過する)。この屈折光5′cは面4B(z軸に対する傾斜角α)に入射してこの面を全反射し、反射光5′dは面4C(z軸に対する傾斜角β)に入射してこの面を反射し、反射光5′eは再び面4Bに入射角φ”(表面4Bの法線4bに対する入射光5′eのなす角)で入射し、屈折角ψ”(法線4bに対する屈折光6のなす角)で屈折する光6となる。この透過屈折光6は対物レンズ7を透過して収束光8となり、光ディスク基材9の表面9Bを透過して信号面9A上に集光する。この収束光8により信号面9A上に信号を記録、または信号面上の信号を再生できる。
【0049】
ここで2つのプリズムの屈折率を共に1.5、α=14.6度、β=23度、γ=45.1度、δ=90度、ε=14.6度とすると、各屈折面でのスネルの式と反射面の反射式を連立させて解いた結果として、ほぼψ”=αが成り立ち、光6をxz面に対して直交させることができる。光6のビーム径d=3.3mmとすると、プリズム4の対物レンズの真下での厚さt2はプリズムの欠け幅余裕分(0.3mm)を考慮して、t2=2.2mm程度である。従って、t1=4.0mmとすると、光ディスク装置の厚さt=6.2mmとなり、同一条件の従来例に比べて1.4mmも薄くできる。
【0050】
しかも、φ=ψ”、φ”=ψの関係が|cosψcosψ”−cosφcosφ”|<0.1の誤差範囲で成り立ち、入射面4’Aでの屈折が屈折面内で左周り、出射面4Bでの屈折が左周りの方向にある。すなわち、プリズム内の反射回数が奇数回ある場合は屈折方向の一致が屈折力キャンセルの条件であることから、入射面4′Aでの屈折と出射面4Bでの屈折が互いにキャンセルし、いわば平行平板を光が透過する関係にある。従って、光3が有限系(発散性、又は収束性)の光であっても、収差の発生は小さい。
【0051】
しかも、上記実施形態では、入射光軸が出射光6と直交する面内にあり、放射光源1、コリメートレンズ2を含めた全体の薄型化が実現できる。
【0052】
2枚のプリズムを使うというデメリットはあるが、それぞれのプリズムの研磨面は特定の一軸と平行関係にあるので(プリズム4ではx軸、プリズム4′では図7に示したξ軸)、棒状の硝材を3面研磨し、それを切り出す(プリズム4では直角に切り出す、プリズム4′ではπ/2−εの角で切り出す)ことで多数個取りでき、加工費を安価に抑えることができる。
【0053】
なお、本実施形態では面4′C、面4Aがz軸に直交し、面4A,4B,4Cが紙面に直交し、面4′A,4′B,4′Cがξ軸に平行であるとして説明したが、面4A、4Bでの屈折面(入射光軸と屈折光軸を含む面)が平行で、面4′Aでの屈折面の面4′Bに対する対称面が面4B面での屈折面と平行であれば、他の位置関係にあってもよい。また、光3をx軸に沿った光線としたが、その方位を変えても同様の効果が得られる。
【0054】
なお、本実施形態では2つのプリズムの屈折率を等しくしたが、屈折率の異なる別々の硝材を用いてもよく、この時、平行平板の条件φ=ψ”かつφ”=ψはcosψcosψ′cosψ”=cosφcosφ′cosφ”に変化し、該関係式の誤差精度は|cosψcosψ′cosψ”−cosφcosφ′cosφ”|<0.1を満足する。
【0055】
また、プリズム4′のような3角プリズムでなくとも、第3実施形態に示したように、2面の研磨面を持つウェッヂプリズムをプリズム4に接合させ(接合された全体のプリズム形状は図2〜図4と同等)、ウェッヂプリズムの接合面での屈折が加わることにより、平行平板の関係を持たせながら、入射光軸と出射光軸を直交関係に設定することもできる。この時の平行平板の条件もφ=ψ”かつφ”=ψからcosψcosψ′cosψ”=cosφcosφ′cosφ”に変化し、該関係式の誤差精度は|cosψcosψ′cosψ”−cosφcosφ′cosφ”|<0.1を満足する。
【0056】
なお平行平板の条件を満たさない場合、一般には光源の波長変化による屈折率分散の影響で光軸が傾くが、プリズム4′やウェッヂプリズムをプリズム4に接合させる方式では、それぞれのプリズムに異なる硝材を用いてこれらをうまく組み合わせることで、屈折率分散の影響をキャンセルさせることができる。
【0057】
なお、有限系の光の中に平行平板を配置する場合、一般に光軸に垂直に配置すると球面収差が、傾けると非点収差が発生する。従って、第4、第5実施形態でプリズムに平行平板の関係を持たせたといっても、光はプリズムに垂直には入射しないので、非点収差が発生する。しかしこの種の収差は補正できる性質のもので、例えば、光軸に対しコリメートレンズ2を傾けるか、放射光源1とコリメートレンズ2の間に平行平板を傾斜して配置することで、ほとんどの収差を除去できる。
【0058】
また第1から第5実施形態まで、面4Bでの反射は全反射であり第5実施形態の4′B面でも全反射であるが、面4Cでの反射は全反射ではないので反射率を高めるには反射層の成膜が必要である。この時、プリズムに入射する光が円偏光で、プリズム透過後も円偏光を保たせるためには、全反射で発生するP波、S波間の位相差を面4Cでの反射で補正する必要がある。一般に反射層に誘電体の多層膜を使うことでこの位相補正は達成できる。
【0059】
【発明の効果】
以上の本発明により、プリズムの入射面を屈折する光が薄いプリズムの内部で反射を繰り返して対物レンズに導かれるので、対物レンズの真下の領域を薄くでき、物理的な限界を越えた薄い光ディスク装置を提供できる。
【0060】
さらに、入射面での屈折を出射面での屈折が打ち消す関係を持たせることで、光学的にはコリメートレンズと対物レンズとの間に平行平板を配置した関係にすることができるので、平行光以外の光をプリズムに入射しても、放射光源とコリメートレンズの間に平行平板を傾斜して挟むか、コリメートレンズを光軸に対して傾斜させる等の方法で収差を容易に補正でき、コリメータの位置調整が容易になる等の効果も合わせ持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における光ディスク装置の構成を示した概略図である。
【図2】本発明の第2実施形態における光ディスク装置の構成を示した概略図である。
【図3】本発明の第3実施形態における光ディスク装置の構成を示した概略図である。
【図4】本発明の第4実施形態における光ディスク装置の構成を示した概略図である。
【図5】本発明の第5実施形態における光ディスク装置の構成の概略を示した正面図である。
【図6】本発明の第5実施形態における光ディスク装置の構成の概略を示した平面図である。
【図7】本発明の第5実施形態における光ディスク装置の構成の概略を示した側面図である。
【図8】従来例における光ディスク装置の構成を示した概略図である。
【符号の説明】
1 放射光源
2 コリメートレンズ
3 入射光
4,4′ プリズム
4A,4B,4C プリズムの研磨面
4′A,4′B,4′C プリズムの研磨面
5a 屈折光
5b 反射光
5c 反射光
5′a 屈折光
5′b 反射光
5′c 屈折光
5′d 反射光
5′e 反射光
6 屈折光
7 対物レンズ
8 収束光
9 光ディスク基材
9A 光ディスク信号面
9B 光ディスク基材表面
10 立ち上げミラー
10A 反射面

Claims (14)

  1. 放射光源と、コリメートレンズと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つプリズムと、対物レンズからなり、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記プリズムのA面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ′、屈折角ψ′)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記入射角φ、屈折角ψ、及び入射角φ′、屈折角ψ′の間にφ=ψ′かつψ=φ′の関係が|cosψcosψ′−cosφcosφ′|<0.1の誤差範囲で成り立ち、前記A面及びB面での各屈折面(入射光軸と屈折光軸を含む面)が平行又は一致し、各屈折面に於ける屈折方向が互いに反対になる(一方が右回りであれば他方は左回りになる)ことを特徴とする請求項に記載の光ディスク装置。
  3. 前記プリズムのA面への入射光が平行光でなく、入射角φがゼロでない場合、前記放射光源と前記コリメートレンズの間に平行平板を傾斜して挟むか、前記コリメートレンズを光軸に対して傾斜させることを特徴とする請求項に記載の光ディスク装置。
  4. 前記A面での入射光軸と前記B面での屈折光軸が直交することを特徴とする請求項に記載の光ディスク装置。
  5. 放射光源と、コリメートレンズと、少なくともα面、β面、γ面の3つの研磨された平面を持つ第一のプリズムと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つ第二のプリズムと、対物レンズからなり、前記第一のプリズムと第二のプリズムは同一の屈折率を有し、それらはγ面とA面の間で接合されており、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記第一のプリズムのα面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、前記β面に入射してこれを反射し、γ面すなわち第二のプリズムのA面に入射してこれを透過し、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ”、屈折角ψ”)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 前記入射角φ、屈折角ψ、及び入射角φ”、屈折角ψ”の間にφ=ψ”かつψ=φ”の関係が|cosψcosψ”−cosφcosφ”|<0.1の誤差範囲で成り立ち、前記α面での入射光軸が前記B面での屈折光軸と直交する面内にあり、前記A面(γ面)の透過光軸がB面での屈折面(入射光軸と屈折光軸を含む面)内にあり、α面での屈折面のβ面に対する対称面がB面での屈折面と平行又は一致し、α面及びB面での各屈折面に於ける屈折方向が互いに同じになる(ともに右回り、または左回りになる)ことを特徴とする請求項に記載の光ディスク装置。
  7. 前記第1のプリズムのα面への入射光が平行光でなく、入射角φがゼロでない場合、前記放射光源と前記コリメートレンズの間に平行平板を傾斜して挟むか、前記コリメートレンズを光軸に対して傾斜させることを特徴とする請求項に記載の光ディスク装置。
  8. 放射光源と、コリメートレンズと、少なくともα面、β面、γ面の3つの研磨された平面を持つ第一のプリズムと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つ第二のプリズムと、対物レンズからなり、前記第一のプリズムと第二のプリズムは互いに異なる屈折率を有し、それらはγ面とA面の間で接合されており、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記第一のプリズムのα面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、前記β面に入射してこれを反射し、γ面すなわち第二のプリズムのA面に入射してこれを屈折し(入射角φ′、屈折角ψ′)、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ”、屈折角ψ”)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 前記入射角φ、屈折角ψ、及び入射角φ′、屈折角ψ′さらに入射角φ”、屈折角ψ”の間にcosψcosψ′cosψ”=cosφcosφ′cosφ”の関係が|cosψcosψ′cosψ”−cosφcosφ′cosφ”|<0.1の誤差範囲で成り立ち、前記α面での入射光軸が前記B面での屈折光軸と直交する面内にあり、前記A面、B面での屈折面(入射光軸と屈折光軸を含む面)が一致し、α面での屈折面のβ面に対する対称面がB面での屈折面と平行又は一致し、α面及びB面での各屈折面に於ける屈折方向が互いに同じになる(ともに右回り、または左回りになる)ことを特徴とする請求項に記載の光ディスク装置。
  10. 前記第1のプリズムのα面への入射光が平行光でなく、入射角φがゼロでない場合、前記放射光源と前記コリメートレンズの間に平行平板を傾斜して挟むか、前記コリメートレンズを光軸に対して傾斜させることを特徴とする請求項に記載の光ディスク装置。
  11. 放射光源と、コリメートレンズと、少なくともα面、β面の2つの研磨された平面を持つ第一のプリズムと、少なくともA面、B面、C面の3つの研磨された平面を持つ第二のプリズムと、対物レンズからなり、前記第一のプリズムと第二のプリズムは互いに異なる屈折率を有し、それらはβ面とA面の間で接合されており、前記放射光源を出射する光は前記コリメートレンズにより集光され、前記第一のプリズムのα面に入射してこれを屈折し(入射角φ、屈折角ψ)、β面すなわち第二のプリズムのA面に入射してこれを屈折し(入射角φ′、屈折角ψ′)、前記B面に入射してこれを反射し、前記C面に入射してこれを反射し、再度前記B面に入射してこれを屈折し(入射角φ”、屈折角ψ”)、前記対物レンズを経て光ディスク信号面上に収束することを特徴とする光ディスク装置。
  12. 前記入射角φ、屈折角ψ、及び入射角φ′、屈折角ψ′さらに入射角φ”、屈折角ψ”の間にcosψcosψ′cosψ”=cosφcosφ′cosφ”の関係が|cosψcosψ′cosψ”−cosφcosφ′cosφ”|<0.1の誤差範囲で成り立ち、前記α面、A面、B面での各屈折面(入射光軸と屈折光軸を含む面)が平行又は一致し、α面、B面での各屈折面に於ける屈折方向が互いに反対になる(一方が右回りであれば他方は左回りになる)ことを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
  13. 前記第1のプリズムのα面への入射光が平行光でなく、入射角φがゼロでない場合、前記放射光源と前記コリメートレンズの間に平行平板を傾斜して挟むか、前記コリメートレンズを光軸に対して傾斜させることを特徴とする請求項12に記載の光ディスク装置。
  14. 前記α面での入射光軸と前記B面での屈折光軸が直交することを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
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