JP3540835B2 - ビデオメモリ装置及びビデオサーバシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ユーザの要求に応じて任意の時間に任意のリアルタイムデータを再生することができるインタラクティブなビデオメモリ装置及びビデオサーバシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、インタラクティブテレビのサービスとして、映像情報を集中的に管理しておいてその情報を複数のユーザから同時にアクセスするビデオオンデマンドが注目されている(例えば、日経コミュニケーション 1993.2.15 No.144 pp.38-55)。
【0003】
このビデオオンデマンドを実現するインタラクティブなビデオサーバシステムとしては、パソコンやワークステーションを用いた比較的小規模なものが発表されているが(例えば、日経エレクトロニクス 1992.8.3 No.560 pp.104-112)、これにはサービスを提供できる映像の画質や人数に制限がある。
【0004】
一方、多くの同時アクセスを可能としたシステムの一例として、特願平5−269995号に記載されているようなビデオサーバシステムがある。このビデオサーバシステムについて、以下に説明する。
【0005】
図7は、特願平5−269995号に記載されているビデオサーバシステムのブロック図である。200と210と220はビデオメモリ装置(以後、VMと記載する)であり、230はデータベース管理装置、240は交換機、260と270が加入者インタフェース(以後、SLIと記載する)である。VM200は、画像メモリ201、通信制御部202、及びメモリ読み出し制御部203で構成され、VM210,220も同様の構成である。なお、通信制御部202は、特願平5−269995号では記載が省略されているが交換機240と接続して通信するために必要である。SLI260は、制御部(特願平5−269995号に記載されている通信制御と単位ブロック順序制御とメモリ制御を行う)261、バッファメモリ262で構成され、SLI270も同様の構成である。
【0006】
VM200,210,220には、任意の単位毎に分割された動画・音声などのデータがその単位ごとに、所定の順序で、所定のVMの蓄積場所に記録されている。データベース管理部230は、各VMに分割して蓄積された動画・音声などのデータの蓄積場所とその再生順序を示した画像管理ファイルを管理する。また、VM200,210,220、データベース管理部230、SLI260,270は、交換機240を通して通信することができ、通信する情報を長さが53バイトの固定長のパケットであるセルの形で送受信する。
【0007】
次に、このビデオサーバシステムの基本動作を1つの例を使って説明する。いま、SLI260に収容される加入者が、ある映像情報の番組を選択すると、その選択信号が、制御部261に入力される。この選択信号は、交換機240を通してデータベース管理部230に伝えられ、選択された番組の画像管理ファイルがデータベース管理部230から制御部261に送られる。制御部261は、この受信した画像管理ファイルから、選択された番組の各単位データの蓄積場所とその再生順序とを知り、交換機240を通して、目的の単位データが蓄積されたVMに対して読み出し要求を行う。例えば読み出し要求がVM200に対して送信された場合、メモリ読みだし制御部203は、通信制御部202を通してこの読み出し要求を受け、画像メモリ201から、要求された単位データを通信制御部202と交換機240を通して、SLI260に送信する。
【0008】
一方、各VMから読み出し要求に対応した単位データを受信したSLI260は、その単位データをバッファメモリ262に蓄積し、制御部261が、目的の再生順序に従って、単位データをバッファメモリ262から読みだし、加入者に供給する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
さて、ここで、加入者への単位データの供給が、一定間隔の場合を考える。そうすると、SLIのバッファメモリ262には、そのSLIの読み出し要求を送信してから、いくらかの遅延時間後に、単位データが蓄積され、一定間隔で読み出されることになる。よって、SLIのバッファメモリ262は、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分を吸収できるメモリ容量が必要となる。
【0010】
このSLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間には、以下が考えられる。
(1)SLIからVMまでの読み出し要求のSLIでの送信に必要な時間、SLIからVMへの伝送時間、VMでの受信に必要な時間。
(2)VM内での読み出し要求に対応した単位データの画像メモリ201からの読み出し時間。
(3)VM内での画像メモリ201から読み出した単位データの送信待ち時間。(4)VMからSLIまでの単位データのVMでの送信に必要な時間、VMからSLIへの伝送時間、SLIでの受信に必要な時間。
【0011】
この(1)における時間は、読み出し要求の発生が頻繁でなく、読み出し要求のデータ容量が小さいため、伝送路のトラフィックが小さくなり、ほとんど一定時間で変動なくできる。
【0012】
次に、(2)について説明する。ここで、VM内の画像メモリ201として、大容量のデータ蓄積に適するハードディスクのような蓄積メディアを複数接続して構成する方法が考えられる。ところが、画像メモリ201として例えばハードディスクを使用すると、ハードディスクからデータを読み出す場合、シーク時間とデータ転送時間等で読み出しにかかる時間に大きなばらつきが発生する。このばらつきは、そのまま、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分に加算されることになり、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ262の必要容量が大きくなる。
【0013】
次に、(3)について説明する。VM内の画像メモリ201から読み出された単位データは、VM内の通信制御部202に渡され送信されるが、複数のSLIから読み出し要求を受けた場合などには、同時に複数の単位データが通信制御部202に渡される場合がある。ところが、単位データはデータ容量が大きく、一方VMの通信制御部202と交換機240間の伝送路の通信レートは、一定時間に一定容量しか送信できないため、単位データが送信待ちの状態になることがある。よって、この送信待ちの状態が発生したりしなかったりするために、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分が大きくなり、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ262の必要容量が大きくなる。
【0014】
次に、(4)について説明する。VMからSLIまでの単位データのVM送信時間とSLI受信時間は、各単位データのデータ容量によって、変動する。また、VMからSLIまでの単位データの伝送時間は、次のような原因によって、変動する。各VMから読み出された単位データは、交換機240を通って、SLIに渡されるが、複数のVMから同時に複数の単位データを1つのSLIに渡す場合がある。ところが、単位データはデータ容量が大きく、一方SLIと交換機間の伝送路の通信レートは、一定時間に一定容量しか送信できないため、交換機内で単位データが伝送待ちの状態になることがある。よって、この伝送待ちの状態が発生したりしなかったりするために、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分が大きくなり、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ262の必要容量が大きくなる。
【0015】
また、VMとSLI間に、複数の交換機で構成するネットワークを適用し、VMとSLIが通信する経路として、交換機を複数台通過する場合、上記の伝送時間のばらつきは大きくなり、上記遅延時間の変動分が大きくなり、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ262の必要容量がさらに大きくなる。
【0016】
さらに、以上述べた(1)から(4)のような遅延時間の変動原因が重なり合うと、SLIのバッファメモリ262の必要容量が非常に大きくなる。
【0017】
さて一方、SLIのバッファメモリ262によって、吸収できる遅延時間以上に遅延した単位データ、つまり加入者に供給するタイミングより遅れて受信した単位データは、SLIで廃棄される。この廃棄があっても、加入者に供給するデータの品質が守れるように、バッファメモリ262の必要容量が決定されなければならない。上記で述べたような遅延時間の原因で、VMからSLIに送信される単位データの遅延時間が大きくなるが、VM内で、或いはネットワーク内で、単位データが、すでにその単位データを、その後SLIに最も遅延しないで送られたとしても、SLIで受信後廃棄される場合がある。その場合、その単位データは、無駄に、VM或いはネットワークに負荷を与えることになる。
【0018】
上述したように、以上のビデオサーバシステムでは、SLIにおける読み出し要求から単位データ受信までの遅延時間の変動が大きくバッファメモリの容量が大きくなり、又、廃棄するデータまで伝送するため、VMあるいはネットワークに無駄な負荷を与えるという課題がある。
【0019】
本発明は、従来のビデオサーバシステムのこのような課題を考慮し、遅延時間の変動を小さくでき、バッファメモリの容量が少なくてすみ、VMあるいはネットワークにおける無駄な負荷を減少できるビデオメモリ装置及びビデオサーバシステムを提供することを目的とするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、動画・音声情報などのデータを格納する記憶手段と、その格納されたデータを外部からの読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出す読み出し制御部と、その読み出された単位データを一時蓄積するメモリと、その蓄積された単位データを、前記読み出し要求時点から、要求された単位データを前記メモリに蓄積するまでの経過時間よりも大きい満了時間であるところの所定の一定の時間経過後に、前記メモリから受け取る通信制御手段とを備えたことを特徴とするビデオメモリ装置である。
【0021】
請求項2の本発明は、動画・音声情報などのデータを格納する記憶手段と、その格納されたデータを読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出す読み出し制御部と、その読み出された単位データを一時蓄積するメモリと、前記読み出し要求時点からネットワークに自らが送出するまでの経過時間、又は前記メモリから単位データを自らが受信した時点からネットワークに送出するまでの経過時間が、所定時間を越えない場合は、前記自ら受信した単位データをネットワークへ送出し、前記所定時間を越えた場合は、前記受信した単位データを廃棄する通信制御手段とを備えたことを特徴とするビデオメモリ装置である。
【0022】
請求項4の本発明は、動画・音声情報などのデータを格納する複数個の記憶手段と、その格納されたデータを読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出す読み出し制御部と、その読み出された単位データを一時蓄積するメモリと、前記読み出し要求時点からネットワークに自らが送出するまでの経過時間、又は前記メモリから単位データを自らが受信した時点からネットワークに送出するまでの経過時間が、所定時間を越えるか越えないかに応じて、自らが外部へ送信する単位データの伝送優先度を設定する通信制御手段とを有するビデオメモリ装置と、前記伝送優先度に基づいて、前記送出された単位データの伝送順序を制御する遅延優先キューと遅延非優先キューとを持つ交換機を有するネットワークとを備えたことを特徴とするビデオサーバシステムである。
【0023】
請求項5の本発明は、動画・音声情報などのデータを格納する複数個のビデオメモリ装置と、そのビデオメモリ装置に対して単位データ毎に読み出し要求を行う複数個の加入者インタフェースと、その加入者インターフェースから前記ビデオメモリ装置へ送出された読み出し要求の通過から、その読み出し要求に対応する前記ビデオメモリ装置から前記加入者インターフェースへ送出された単位データの通過までの経過時間に基づいて、前記通過する単位データを廃棄するかどうか決定する遅延監視手段を有するネットワークとを備えたことを特徴とするビデオサーバシステムである。
【0024】
【作用】
請求項1の本発明は、読み出し制御部が、記憶手段に格納された動画・音声情報などのデータを読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出してメモリに蓄積し、通信制御手段が、メモリに蓄積された単位データを、読み出し要求時点から所定の一定の時間経過後に、メモリから受け取る。
【0025】
請求項2の本発明は、読み出し制御部が、記憶手段に格納された動画・音声情報などのデータを読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出してメモリに蓄積し、通信制御手段が、読み出し要求時点から送り出し可能な時点までの経過時間、又はメモリから単位データを受け取った時点から送り出し可能な時点までの経過時間が、所定時間を越えない場合は、受け取った単位データを送出し、所定時間を越えた場合は、受け取った単位データを廃棄する。
【0026】
請求項4の本発明は、読み出し制御部が、記憶手段に格納された動画・音声情報などのデータを読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出してメモリに蓄積し、通信制御手段が、読み出し要求時点から送り出し可能な時点までの経過時間、又はメモリから単位データを受け取った時点から送り出し可能な時点までの経過時間が、所定時間を越えるか越えないかに応じて、送出する単位データの伝送優先度を設定し、ネットワークの遅延優先キューを持つ交換機が、伝送優先度に基づいて、送出された単位データの伝送順序を制御する。
【0027】
請求項5の本発明は、ネットワークの遅延監視手段が、加入者インターフェースからの読み出し要求の通過から、その読み出し要求に対応するビデオメモリ装置からの単位データの受取りまでの経過時間に基づいて、受取った単位データを廃棄するかどうか決定する。
【0028】
【実施例】
以下に、本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明する。
(実施例1)
図1は、本発明にかかる実施例1におけるビデオサーバシステムの構成を示すブロック図である。図1において、100,110,120は、それぞれビデオメモリ装置(以後、VMと記載する)であり、130はデータベース管理部、140はネットワーク、160,170は加入者インタフェース(以後、SLIと記載する)である。VM100は、タイマ101、記憶手段であるディスク102、メモリ103、通信制御部104、メモリ読み出し制御部105で構成され、VM110,120も同様の構成である。ネットワーク140は、交換機141で構成される。SLI160は、制御部161、バッファメモリ162で構成され、SLI170も同様の構成である。上述のタイマ101及び通信制御部104が通信制御手段を構成している。
【0029】
まず、このビデオサーバシステムの基本動作を1つの例を使って説明する。いま、SLI160に収容される加入者が、ある映像情報の番組を選択すると、その選択信号が、制御部161に入力される。この選択信号は、交換機141を通してデータベース管理部130に伝えられ、選択された番組の画像管理ファイルがデータベース管理部130から制御部161に送られる。制御部161は、この受信した画像管理ファイルから、選択された番組の各単位データの蓄積場所とその再生順序とを知り、交換機141を通して、目的の単位データが蓄積されたVMに読み出し要求をする。例えば読み出し要求がVM100に対して送信された場合、VM100は、要求された単位データを、通信制御部104と交換機141を通してSLI160に送信する。一方、各VMから要求に対応した単位データを受信したSLI160は、その単位データをバッファメモリ162に蓄積し、制御部161が、目的の再生順序に従って、単位データをバッファメモリ162から読みだし、加入者に供給する。
【0030】
次に、VM100内の単位データの読みだし動作について説明する。VM100が読み出し要求を受信すると、メモリ読みだし制御部105は、通信制御部104を通してこの読み出し要求を受け、ディスク102から、要求された単位データを読みだしてメモリ103に蓄積する。一方、読み出し要求ごとに時間を管理できるタイマ101を使って、読み出し要求を受信した際、読み出し要求ごとにタイマ101を起動する。あらかじめタイマ101には、VM100が読み出し要求を受信してから、要求された単位データをメモリ103に蓄積するまでの経過時間に対して、大きい満了時間が設定されている。そして、このタイマ101によって、ある読み出し要求に対応する満了時間の経過を検出すると、その読み出し要求に対応する単位データを、メモリ103から読みだし、通信制御部104に渡す。
【0031】
図2は、VM内の単位データ読みだし動作のタイミングの一例である。この例では、VM100が読み出し要求3a、3b、3cを、それぞれのタイミング3a1、3b1、3c1で受信し、タイマ101には満了時間3Tが設定された場合である。タイミング3a2、3b2、3c2は、それぞれの要求に対応した単位データをメモリ103に蓄積したタイミングであり、タイミング3a3、3b3、3c3はそれぞれの要求に対応した単位データを通信制御部104に渡すタイミングである。
【0032】
このように、各VMが読み出し要求を受信してから、その読み出し要求に対応した単位データを通信制御部104に渡すまでの時間を一定にすることができる。つまり、VM内の画像メモリとして、大容量のデータ蓄積に適するハードディスクのような蓄積メディアを複数接続して構成する場合、単位データの読み出しにかかる時間のばらつきを一定にすることができる。よって、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分を減少することができ、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ162の必要容量を小さくすることができる。
【0033】
なお、上記実施例1では、VMを3つ、SLIを2つとしたが、これに限定されるものではなく、この数を増やすことも可能である。
【0034】
また、上記実施例1では、ネットワークを1つの交換機で構成したが、これに限らず、複数で構成することも可能である。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2におけるビデオサーバシステムについて説明する。
【0035】
本発明の実施例2のビデオサーバシステムの構成を示すブロック図は実施例1の図1と同様である。また、このビデオサーバシステムの基本動作も、実施例1と同様である。ただし、VM内の単位データの読みだし動作に違いがある。
【0036】
VM100が読み出し要求を受信した場合を例に、この、VM100内の単位データの読みだし動作について説明する。VM100が読み出し要求を受信すると、メモリ読みだし制御部105は、通信制御部104を通してこの読み出し要求を受け、ディスク102から、要求された単位データを読み出してメモリ103に蓄積する。さらに、メモリ103から単位データを読み出し、通信制御部104に渡す。一方、読み出し要求ごとに時間を管理できるタイマ101を使って、読み出し要求を受信した際(或いは、読み出し要求を受信した際に代えて、読み出し要求に対応する単位データをメモリ103から通信制御部104に渡す際としてもよい)、読み出し要求ごとにタイマ101を起動する。あらかじめタイマ101には、ある満了時間が設定されており、このタイマ101によって、ある読み出し要求に対応する満了時間の経過を検出すると、その読み出し要求に対応する単位データを、廃棄する。
【0037】
次に、このタイマ101に設定する設定値の一例について説明する。ここでは、読み出し要求ごとにタイマ101で時間管理するが、その読み出し要求に対応する単位データがメモリ103から通信制御部104に渡された際に、タイマ101が起動される場合について説明する。
【0038】
まず、次のように各時間を定義する。Td1は、SLIで読み出し要求を送出してから、読み出し要求に対応する単位データをSLIで受信するまでの時間で、その単位データがSLIで廃棄されない条件を満たす最大遅延時間、Ta1は、SLIで読み出し要求を送出してから、VMでその読み出し要求に対応する単位データが、通信制御部104に渡されるまでの最小遅延時間、Tb1は、VMで単位データが、通信制御部104から送信されてから、SLIで、その単位データを受信するまでの最小遅延時間、Tm1は、VMのタイマ101に設定する設定値とする。そうすると、設定値Tm1は、
【0039】
【数1】Tm1=Td1−Ta1−Tb1
(数1)を満たす値に設定すればよい。
【0040】
このように設定すると、VMが、SLIからの読み出し要求を受信してから、或いは、要求された単位データをメモリ103から通信制御部104に渡してから、通信制御部104から単位データをネットワークに送出するまでの時間がある時間を越えると、送出する予定のその単位データを廃棄することができる。すなわち、VM内で、すでにその単位データが、その後SLIに最も遅延しないで送られたとしても、SLIで受信後廃棄される場合を検出することになり、VM内で廃棄することができる。さらに、その場合、その単位データは、無駄に、VM或いはネットワークに負荷を与えることがなくなる。この負荷の減少は、VM内での画像メモリから読み出した単位データの送信待ち時間や、VMからSLIまでの単位データの伝送時間のばらつきの減少につながり、よって、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分を減少することができ、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ162の必要容量を小さくすることができる。
【0041】
なお、上記実施例2では、VMを3つ、SLIを2つとしたが、これに限定されるものではなく、この数を増やすことも可能である。
【0042】
また、上記実施例2では、ネットワークを1つの交換機で構成したが、これに限らず、複数で構成することも可能である。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3におけるビデオサーバシステムについて説明する。
【0043】
図3は、本発明にかかる実施例3におけるビデオサーバシステムの構成を示すブロック図である。図3において、400,410,420は、それぞれビデオメモリ装置(以後、VMと記載する)であり、430はデータベース管理部、440はネットワーク、460,470は加入者インタフェース(以後、SLIと記載する)である。VM400は、タイマ401、ディスク402、メモリ403、通信制御部404、メモリ読み出し制御部405で構成され、VM410,420も同様の構成である。ネットワーク440は、交換機441,445で構成される。さらに、交換機441は、遅延優先キュー442、遅延非優先キュー443を持ち、交換機445は、遅延優先キュー446,448、遅延非優先キュー447,449を持つ。SLI460は、制御部461、バッファメモリ462で構成され、SLI470も同様の構成である。なお、このネットワーク440では、この構成により、遅延優先レベルとして、上位と下位の2つのレベルを持たせることができる。
【0044】
まず、このビデオサーバシステムの基本動作を1つの例を使って説明する。いま、SLI460に収容される加入者が、ある映像情報の番組を選択すると、その選択信号が、制御部461に入力される。この選択信号は、交換機445を通してデータベース管理部430に伝えられ、選択された番組の画像管理ファイルがデータベース管理部430から制御部461に送られる。制御部461は、この受信した画像管理ファイルから、選択された番組の各単位データの蓄積場所とその再生順序とを知り、ネットワーク440を通して、目的の単位データが蓄積されたVMに読み出し要求を行う。例えば読み出し要求がVM400に対して送信された場合、VM400は、要求された単位データを、通信制御部404と交換機441,445を通してSLI460に送信する。一方、各VMから要求に対応した単位データを受信したSLI460では、その単位データをバッファメモリ462に蓄積し、制御部461が、目的の再生順序に従って、単位データをバッファメモリ462から読みだし、加入者に供給する。
【0045】
次に、VM400がSLI460から読み出し要求を受信した場合を例に、この、VM400内の単位データの読みだし動作について説明する。VM400が読み出し要求を受信すると、メモリ読みだし制御部405は、通信制御部404を通してこの読み出し要求を受け、ディスク402から、要求された単位データを読みだしてメモリ403に蓄積する。さらに、メモリ403から単位データを読み出し、通信制御部404に渡す。一方、読み出し要求ごとに時間を管理できるタイマ401を使って、読み出し要求を受信した際(或いは、読み出し要求を受信した際に代えて、読み出し要求に対応する単位データをメモリ403から通信制御部404に渡す際としてもよい)、読み出し要求ごとにタイマ401を起動する。あらかじめタイマ401には、ある満了時間が設定されており、このタイマ401によって、ある読み出し要求に対応する満了時間が経過する前に、その読み出し要求に対応する単位データを通信制御部404が送信する場合、遅延優先レベルを下位として送信する。また、タイマ401によって、その満了時間が経過した後も、通信制御部404から対応する単位データが送信されていない場合、その単位データを送信する際に、遅延優先レベルを上位とする。なお、このタイマ401に設定する設定値には、実施例2で説明したTmよりも小さい値を設定すべきである。
【0046】
次に、各SLIから各VMに読み出し要求をし、要求に対応する単位データがそれぞれのVMからネットワーク440を通して要求したSLIに伝送される場合の、ネットワーク440での遅延優先制御の例を説明する。
【0047】
図4は、交換機441での入出力タイミングの一例である。入力5aはVM400から交換機441への入力信号であり、入力5bはVM410から交換機441への入力信号、出力5cは交換機441から交換機445への出力信号である。セル5d1、5d2、5d3は、SLI460からの読み出し要求によって読み出された1つの単位データが3つのセルにセル化され、遅延優先レベルが下位に設定された場合のセルである。セル5e1、5e2、5e3は、SLI460からの読み出し要求によって読み出された1つの単位データが3つのセルにセル化され、遅延優先レベルが下位に設定された場合のセルである。セル5f1、5f2、5f3は、SLI460からの読み出し要求によって読み出された1つの単位データが3つのセルにセル化され、遅延優先レベルが下位に設定された場合のセルである。この場合交換機441は、入力された各セルはすべて優先レベルが下位なので、各セルを、到着順に遅延非優先キュー443に蓄積し、蓄積された順序で出力5cのように出力する。
【0048】
図5は、交換機441での別の入出力タイミングの一例である。入力6aはVM400から交換機441への入力信号であり、入力6bはVM410から交換機441への入力信号、出力6cは交換機441から交換機445への出力信号である。セル6d1、6d2、6d3は、SLI460からの読み出し要求によって読み出された1つの単位データが3つのセルにセル化され、遅延優先レベルが下位に設定された場合のセルである。セル6e1、6e2、6e3は、SLI460からの読み出し要求によって読み出された1つの単位データが3つのセルにセル化され、遅延優先レベルが下位に設定された場合のセルである。セル6f1、6f2、6f3は、SLI460からの読み出し要求によって読み出された1つの単位データが3つのセルにセル化され、遅延優先レベルが上位に設定された場合のセルである。この場合、交換機441に入力された下位の優先レベルのセルは、到着順に遅延非優先キュー443に蓄積され、上位の優先レベルのセルは、到着順に遅延優先キュー442に蓄積される。さらに、交換機441は、遅延優先キュー442に蓄積されているセルを到着順に出力し、遅延優先キュー442にセルが蓄積されていない場合は、遅延非優先キュー443からセルを到着順に出力する。この場合、出力6cのように出力される。なお、キュー446と447、及び448と449は、同様の動作をする。
【0049】
このように、VMが、SLIからの読み出し要求を受信してから、或いは、要求された単位データをメモリ403から通信制御部404に渡してから、通信制御部404からデータをネットワークに送出するまでの時間に応じて、送出するデータの遅延優先レベルを決定する。図4と図5のそれぞれの場合の出力を比較すればわかるように、遅延優先制御により、ネットワークの交換機では、優先レベルの上位の単位データが到着すると、伝送待ちの状態でも、遅延優先レベルの上位のものを優先して送出することができる。このような遅延優先制御を行うことにより、VMがSLIからの読み出し要求を受信してから、或いは、要求された単位データをメモリ403から通信制御部404に渡してから、通信制御部404から単位データをネットワークに送出するまでの時間が大きくなっても、VMからSLIまでの単位データの伝送時間を減少させることができる。よって、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分を減少することができ、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ462の必要容量を小さくすることができる。
【0050】
なお、上記実施例3では、VMを3つ、SLIを2つとしたが、これに限定されるものではなく、この数を増やすことも可能である。
【0051】
また、上記実施例3では、ネットワークを2つの交換機で構成したが、これに限らず、一つ或いは複数で構成することも可能である。
【0052】
また、上記実施例3では、遅延優先制御において、遅延優先レベルを2レベルで、交換機のキューを2種で構成したが、これに限らず、複数レベル、複数種で構成することも可能である。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4におけるビデオサーバシステムについて説明する。
【0053】
図6は、本発明にかかる実施例3におけるビデオサーバシステムの構成を示すブロック図である。図6において、700,710,720は、それぞれビデオメモリ装置(以後、VMと記載する)であり、730はデータベース管理部、740はネットワーク、760,770は加入者インタフェース(以後、SLIと記載する)である。ネットワーク740は、交換機741と交換機745と遅延監視手段である遅延監視装置750で構成される。さらに、遅延監視装置750は、タイマ751と監視制御部752で構成される。
【0054】
まず、このビデオサーバシステムの基本動作を1つの例を使って説明する。いま、SLI760に収容される加入者が、ある映像情報の番組を選択すると、その選択信号が、制御部761に入力される。この選択信号は、交換機745を通してデータベース管理部730に伝えられ、選択された番組の画像管理ファイルがデータベース管理部730から制御部761に送られる。制御部761は、この受信した画像管理ファイルから、選択された番組の各単位データの蓄積場所とその再生順序とを知り、ネットワーク740を通して、目的の単位データが蓄積されたVMに読み出し要求を行う。例えば読み出し要求がVM700に対して送信された場合、VM700は、要求された単位データを、交換機741と交換機745を通してSLI760に送信する。一方、各VMから要求に対応した単位データを受信したSLI760は、その単位データをバッファメモリ762に蓄積し、制御部761が、目的の再生順序に従って、単位データをバッファメモリ762から読みだし、加入者に供給する。
【0055】
次に、遅延監視装置750の動作について説明する。監視制御部752は、複数の時間を管理できるタイマ751を使って、SLIからの読み出し要求の通過を確認すると、読み出し要求ごとにタイマ751を起動する。あらかじめタイマ751には、ある満了時間が設定されている。さらに、監視制御部752は、ある読み出し要求に対応するVMからの単位データの通過を確認した際、このタイマ751によって、ある読み出し要求に対応する満了時間の経過が検出された場合、その単位データを廃棄する。
【0056】
次に、このタイマ751に設定する設定値の一例について説明する。まず、次のように、各時間を定義する。Te1は、SLIで読み出し要求を送出してから、読み出し要求に対応する単位データをSLIで受信するまでの時間で、その単位データがSLIで廃棄されない条件を満たす最大遅延時間、Tf1は、SLIで読み出し要求を送出してから、遅延監視装置750を通過するまでの最小遅延時間、Tg1は、遅延監視装置750で単位データが送信されてから、SLIでその単位データを受信するまでの最小遅延時間、Tm2は、遅延監視装置750のタイマ751に設定する設定値とする。そうすると、設定値Tm2は、
【0057】
【数2】Tm2=Te1−Tf1−Tg1
(数2)を満たす値に設定すればよい。
【0058】
このように設定すると、SLIからの読み出し要求の通過から、その読み出し要求に対応するVMからの単位データの通過までの遅延時間が大きいと、その通過予定の単位データを廃棄することができる。すなわち、遅延監視装置750で、すでにその単位データが、その後SLIに最も遅延しないで送られたとしても、SLIで受信後廃棄される場合を検出することになり、廃棄することができる。さらに、その場合、その単位データは、無駄に、ネットワークのその後の単位データの通過する予定経路に負荷を与えることがなくなる。この負荷の減少は、VMからSLIまでの単位データの伝送時間のばらつきの減少につながり、よって、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分を減少することができ、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ762の必要容量を小さくすることができる。
【0059】
なお、上記実施例4では、VMを3つ、SLIを2つとしたが、これに限定されるものではなく、この数を増やすことも可能である。
【0060】
また、上記実施例4では、ネットワークを2つの交換機で構成したが、これに限らず、一つ或いは複数で構成することも可能である。
【0061】
また、上記実施例4では、遅延監視装置は1つであったが、これに限らず、複数の遅延監視装置を交換機間の任意の場所に設置することも可能である。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5におけるビデオサーバシステムについて説明する。
【0062】
本発明の実施例5のビデオサーバシステムの構成を示すブロック図は実施例4の図6と同様である。また、このビデオサーバシステムの基本動作も、実施例4と同様である。ただし、遅延監視装置750の動作に違いがある。
【0063】
この遅延監視装置750の動作について一例を示して説明する。監視制御部752は、加入者ごとに時間を管理できるタイマ751を使って、SLIからのある加入者の読み出し要求の通過を確認するたびに、その加入者の対応するタイマ751を起動しなおす。さらに、監視制御部752は、その加入者に対応するVMからの単位データの通過を確認した際、このタイマ751の経過時間によって、その単位データを廃棄する。
【0064】
次に、上記のように、監視制御部752が、タイマ751の経過時間から判断して廃棄する判断基準の一例について説明する。
まず、次のように、各時間を定義する。Th1は、SLIで読み出し要求を送出してから、読み出し要求に対応する単位データをSLIで受信するまでの時間で、その単位データがSLIで廃棄されない条件を満たす最大遅延時間、Ti1は、SLIで読み出し要求を送出してから、遅延監視装置750を通過するまでの最小遅延時間、Tj1は、遅延監視装置750で単位データが送信されてから、SLIでその単位データを受信するまでの最小遅延時間とする。さらに、ここで、SLIから一定間隔Tsである加入者の読み出し要求が行われ、その読み出し要求には、その要求する順序を示す順序番号が記載されており、さらに、VMからの単位データには、それを要求した読み出し要求の順序番号が記載されている。その場合、通過する最新の読み出し要求の順序番号と、通過するVMからの最新の単位データの順序番号と、遅延監視装置750のタイマ751の示す遅延時間とから、SLIからの読み出し要求の通過から、その読み出し要求に対応するVMからの単位データの通過までの遅延時間を求めることができる。
【0065】
監視制御部752において、ある加入者に対応する順序番号Mの単位データの通過を確認した際、これまでにこの加入者に対応する最新の通過した読み出し要求の順序番号がM+Nであり、その加入者の対応するタイマ751の順序番号Mの単位データの通過したときの経過時間がTm3であった場合を考える。すると、順序番号Mの読み出し要求の通過から、その読み出し要求に対応するVMからの単位データの通過までの遅延時間を推定することができ、その推定される値の最小値Tm4は、以下の(数3)のようになる。
【0066】
【数3】Tm4=Tm3+N・Ts−D
ここで、Dは、遅延監視装置750において、この加入者からの読み出し要求の通過から、同じ加入者の次の読み出し要求の通過を確認するまでの時間間隔と、Tsとの差の最大値である。このようにして求めたTm4に対して、
【0067】
【数4】Tm4>Th1−Ti1−Tj1
(数4)を満たす場合、その単位データを廃棄する。
【0068】
このような判断基準により、遅延監視装置750で、すでにその単位データが、その後SLIに最も遅延しないで送られたとしても、SLIで受信後廃棄される場合を検出することになり、廃棄することができる。さらに、その場合、その単位データは、無駄に、その単位データの送信される予定であった経路に、負荷を与えることがなくなる。この負荷の減少は、VMからSLIまでの単位データの伝送時間のばらつきの減少につながり、よって、SLIでの読み出し要求の送信から単位データの受信までの遅延時間の変動分を減少することができ、この変動分を吸収するSLIのバッファメモリ762の必要容量を小さくすることができる。
【0069】
なお、上記実施例5では、VMを3つ、SLIを2つとしたが、これに限定されるものではなく、この数を増やすことも可能である。
【0070】
また、上記実施例5では、ネットワークを2つの交換機で構成したが、これに限らず、一つ或いは複数で構成することも可能である。
【0071】
また、上記実施例5では、遅延監視装置は1つであったが、これに限らず、複数の遅延監視装置を交換機間の任意の場所に設置することも可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように本発明は、遅延時間の変動を小さくでき、バッファメモリの容量が少なくてすみ、VMあるいはネットワークにおける無駄な負荷を減少できるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施例1におけるビデオサーバシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる実施例2におけるVM内の単位データ読みだし動作の一例を示すタイミング図である。
【図3】本発明にかかる実施例3におけるビデオサーバシステムの構成を示すブロック図である。
【図4】同実施例3における交換機での優先制御動作の一例を示す入出力タイミングの第1の例を示す図である。
【図5】同実施例3における交換機での優先制御動作の一例を示す入出力タイミングの第2の例を示す図である。
【図6】本発明にかかる実施例4におけるビデオサーバシステムの構成を示すブロック図である。
【図7】従来のビデオサーバシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100、110、120 VM
101 タイマ
102、402 ディスク
103、403 メモリ
104 通信制御部
105 メモリ読み出し制御部
140 ネットワーク
160、170 SLI
161、261、461 制御部
162、262、462 バッファメモリ
200、210、220 VM
201 画像メモリ
202 通信制御部
203 メモリ読み出し制御部
260、270 SLI
400、410、420 VM
401 タイマ
404 通信制御部
405 メモリ読み出し制御部
440 ネットワーク
442、446、448 遅延優先キュー
443、447、449 遅延非優先キュー
460、470 SLI
700、710、720 VM
740 ネットワーク
750 遅延監視装置
751 タイマ
752 監視制御部
760、770 SLI
761 制御部
762 バッファメモリ

Claims (6)

  1. 動画・音声情報などのデータを格納する記憶手段と、その格納されたデータを外部からの読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出す読み出し制御部と、その読み出された単位データを一時蓄積するメモリと、その蓄積された単位データを、前記読み出し要求時点から、要求された単位データを前記メモリに蓄積するまでの経過時間よりも大きい満了時間であるところの所定の一定の時間経過後に、前記メモリから受け取る通信制御手段とを備えたことを特徴とするビデオメモリ装置。
  2. 動画・音声情報などのデータを格納する記憶手段と、その格納されたデータを読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出す読み出し制御部と、その読み出された単位データを一時蓄積するメモリと、前記読み出し要求時点からネットワークに自らが送出するまでの経過時間、又は前記メモリから単位データを自らが受信した時点からネットワークに送出するまでの経過時間が、所定時間を越えない場合は、前記自ら受信した単位データをネットワークへ送出し、前記所定時間を越えた場合は、前記受信した単位データを廃棄する通信制御手段とを備えたことを特徴とするビデオメモリ装置。
  3. 請求項1又は2記載の前記ビデオメモリ装置と、そのビデオメモリ装置に対してデータの読み出し要求を行う加入者インターフェースと、それらビデオメモリ装置及び加入者インターフェース間のデータ伝送を行うネットワークとを備えたことを特徴とするビデオサーバシステム。
  4. 動画・音声情報などのデータを格納する複数個の記憶手段と、その格納されたデータを読み出し要求に応じて単位データ毎に読み出す読み出し制御部と、その読み出された単位データを一時蓄積するメモリと、前記読み出し要求時点からネットワークに自らが送出するまでの経過時間、又は前記メモリから単位データを自らが受信した時点からネットワークに送出するまでの経過時間が、所定時間を越えるか越えないかに応じて、自らが外部へ送信する単位データの伝送優先度を設定する通信制御手段とを有するビデオメモリ装置と、前記伝送優先度に基づいて、前記送出された単位データの伝送順序を制御する遅延優先キューと遅延非優先キューとを持つ交換機を有するネットワークとを備えたことを特徴とするビデオサーバシステム。
  5. 動画・音声情報などのデータを格納する複数個のビデオメモリ装置と、そのビデオメモリ装置に対して単位データ毎に読み出し要求を行う複数個の加入者インタフェースと、その加入者インターフェースから前記ビデオメモリ装置へ送出された読み出し要求の通過から、その読み出し要求に対応する前記ビデオメモリ装置から前記加入者インターフェースへ送出された単位データの通過までの経過時間に基づいて、前記通過する単位データを廃棄するかどうか決定する遅延監視手段を有するネットワークとを備えたことを特徴とするビデオサーバシステム。
  6. 遅延監視手段は、前記加入者インタフェースの収容する加入者ごとにタイマで時間を管理し、加入者インタフェースからの読み出し要求の通過を確認するたびに、その要求を発信した加入者に対応するタイマを起動しなおし、前記ビデオメモリ装置からの単位データの受取りを確認すると、その単位データを要求した加入者に対応するタイマの経過時間により、前記単位データを廃棄するかどうか決定するものであることを特徴とする請求項5記載のビデオサーバシステム。
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