JP3539789B2 - シンボルタイミング再生回路 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、受信同期を取得するためにマルチサブキャリア直行変調信号の既知信号を検出した後シンボルタイミングを再生する回路に関し、ディジタルMCAシステムのようなM16QAM(直交振幅変調)が使用される移動体通信での復調に用いる受信同期取得に好適であるが、それのみに限定されない。
【0002】
【従来の技術】
従来においては、マルチサブキャリア直交変調信号のシンボルタイミングの再生に既知信号検出時の評価値を利用することが提案されているので、例として16QAMを4つのサブキャリアに変調するM16QAMをとりあげて、既知信号検出方法を説明する。
【0003】
図13はM16QAM通信規約の一例を説明する図である。図13(a)はスロット構成を示している。各スロットの先頭には、既知信号である3つの同期シンボルF1、F2、F3が付加される。それらの同期シンボル後には、データGが伝送される。先頭の同期シンボルF1のシンボル時刻においては、サブキャリア位相は0度、つまり、(1+j0)である。また、前記同期シンボルF1、F2、F3のデータGの伝送間隔はTsである。図13(b)は、同期シンボルの一例を示している。ベクトルの先端に付されている括弧内()の数字はサブキャリア番号である。本例においては前記同期シンボルF1のサブキャリア順のベクトルをS11、S12、S13、S14とする。同様に、前記同期シンボルF2、F3NOサブキャリア順のベクトルをS21、S22、S23、S24、S31、S32、S33、S34としまとめてSikと記す。
【0004】
図14は従来のシンボルタイミング再生回路のマルチサブキャリア直交変調信号の既知信号検出方法を説明する図である。
マルチサブキャリア直交変調信号である送信信号1は、以下のように与えられる。
Σimi(t)・EXP(jωc・t)・EXP(jωsi・t)
ここで、
mi(t):ベースバンド信号(i番目)
ωc :搬送波角周波数
ωsi :サブキャリア角周波数(i番目)
t :時間
である。なお、Σiはiについての総和、EXP(x)は自然対数の低eのx乗、jは虚数単位を意味する。
【0005】
送信信号1は伝送路2を伝搬する途中でフェージングの影響を受けるため、受信信号3は、
Σifi(t)・mi(t)・EXP(jωc・t)・EXP(jωsi・t)
で示される。ここで、
fi(t):フェージング成分(i番目のサブキャリアに対する)
である。
【0006】
このような受信信号3に、
EXP(jωc・t’)
で示される回転複素ベクトル4を乗じると、その乗算結果6は、
Σifi(t)・mi(t)・EXP(jωsi・t)・EXP(jφc)
となる。ここで、前記回転複素ベクトル4は、前記送信信号1に同期していないので、
ΔTc=t−t’
として、
EXP(jφc)=EXP(jωc・ΔTc)
とした。この乗算結果6に、
EXP(−jωc・t”)
で示される回転複素ベクトル7を各サブキャリア毎に乗じ、それぞれベースバンドフィルタ9を通過させて所定帯域を濾過すると、その結果得られる分離信号10は、
fi(t)・mi(t)・EXP(jφc)・EXP(jωsi・ΔT)
となる。ここで、前記回転複素ベクトル7は、前記送信信号1には同期していないので、
ΔT=t−t”
とした。なお、本明細書においては、前記回転複素ベクトル7をサブキャリア分離ローカルと記す。また、このようにして得られる分離信号10を、サブキャリア分離信号と記す。
【0007】
複素共役11においては、前記サブキャリア分離用ローカル7の複素共役を発生することが行われる。この複素共役11を前記サブキャリア分離信号10に乗じると、この乗算手段12の乗算結果13は、
fi(t)・mi(t)・EXP(jφc)・EXP(jωsi・t)
で示される。この信号はサブキャリアに関する位相偏差を含まない。
【0008】
一方、シンボル間隔時間Tsの間をM倍にオーバーサンプリングするとして、受信したサンプルの番号がNであって、番号Nのサンプルが同期シンボル1の時刻であると仮定すれば番号N+Mのサンプルは同期シンボル2、番号N+2×Mのサンプルは同期シンボル3の時刻である。
次に、乗算結果13を除算手段15において既知信号である同期シンボルベクトル14の値Sikで割るが、番号Nのサンプルに関する除算には同期シンボルベクトルSi1、番号N+Mのサンプルに関する除算には同期シンボルベクトルSi2、番号N+2×Mのサンプルに関する除算には同期シンボルベクトル値Si3を使うと、Sikはmi(t)であるから、除算結果16は、
fi・EXP(jφc)・EXP(jΨik)
が得られる。
【0009】
ここで、fikは、fi1(t)がfi(t)であれば、f12=fi(t+Ts)、fi3=fi(t+2×Ts)で与えられるフェージング成分、ΨikはΨi1がωsi・tであれば、Ψi2=ωsi・(t+Ts)、Ψi3=ωsi・(t+2×Ts)で与えられるサブキャリア位相である。
ここで、同期シンボルF1のシンボル時刻のサブキャリア位相は通信規約で0に規定されているので、同期シンボルF2のシンボル時刻ではサブキャリア位相Ψi2=ωsi・Ts、同期シンボルF3のシンボル時刻ではサブキャリア位相Ψi3=ωsi・2×Tと既知である。したがって、サブキャリア位相生成部17でサブキャリア位相ベクトルEXP(jΨik)を生成し、除算結果16をサブキャリア位相生成部17の出力で除算手段18で割ると、
fi・EXP(jφc)
が得られる。このように得られた判定信号20はフェージング成分fikと位相回転成分EXP(jφc)のみからなる。
【0010】
図15は複素平面上における直線等間隔を説明する図である。ところで、遅延分散によって各サブキャリア毎に異なった影響を与えるフェージング成分fikはキャリアの周波数に対してサブキャリアの周波数間隔が十分小さい場合に、図15に示すように、複素平面上でおおよそ直線間隔になることがわかっている。
また、位相回転成分EXP(jφc)は各サブキャリアに等しくかかるので、fikの各サブキャリア間の相対位置関係を乱すものではないから、判定信号20が前記仮定のように同期シンボル時刻のサンプルから演算された結果であれば、判定信号20の各サブキャリアのベクトル値は直線等間隔関係になる。
【0011】
ここで、直線等間隔関係は各サブキャリアのベクトル値の2次差分を評価値として評価することができる。より詳しく言えば、判定信号20をηikとすると、1次差分は、
Δ11=η21−η11、Δ21=η31−η21、Δ31=η41−η21、
Δ12=η22−η12、Δ22=η32−η22、Δ32=η42−η31、
Δ13=η23−η13、Δ23=η33−η23、Δ33=η43−η33
となり、2次差分は、
Δ2 11=Δ21−Δ11、Δ2 21=Δ31−Δ21、
Δ2 12=Δ22−Δ12、Δ2 22=Δ32−Δ22、
Δ2 13=Δ23−Δ13、Δ2 23=Δ33−Δ23
であって、ベクトルの絶対値に対する相対値評価とするために、
eAV 2=e1 2+e2 2+e3 2
ここで、
e1 2=(|Δ2 11|2+|Δ2 21|2)/D1
e2 2=(|Δ2 12|2+|Δ2 22|2)/D2
e3 2=(|Δ2 13|2+|Δ2 23|2)/D3
さらに、
D1=|η11|2+|η21|2+|η31|2+|η41|2
D2=|η12|2+|η22|2+|η32|2+|η42|2
D3=|η13|2+|η23|2+|η33|2+|η43|2
とした値eAV 2で直線等間隔性を評価する。
【0012】
いま、各サブキャリア毎のフェージング成分が複素平面上で正確に直線等間隔関係にあるとすると、前記ηikの2次差分が0になることから、前記評価値eAV 2も0になる。それらが直線等間隔関係からずれると、前記評価値eAV 2は正値をとるようになる。
図16は直線等間隔評価値eAV 2の変化を説明する図である。ここで、前記サンプルNの近傍のサンプルにおいてNから離れる方向に前記評価値eAV 2を各サンプルで求めると、受信した同期シンボルベクトル値とサブキャリア位相ベクトル値は所定値からはずれていくので、結果として図16に示すように、前記評価値eAV 2はNを極少値とする谷を描いて変動する。
【0013】
したがって、前記評価値eAV 2が予め設定するしきい値α2以下になった場合に同期シンボルであると判定することができる。
以上が既知信号検出方法の説明であるが、前記評価値eAV 2の極少を与えるサンプルを以て同期シンボルタイミングであると判定できる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記シンボルタイミング再生回路では、雑音の影響によりシンボルタイミングに最も近いサンプル以外に前記直線等間隔評価値eAV 2が小さくなる場合があり、タイミング検出精度が悪化するという問題がある。
図17はシンボルタイミング付近の直線等間隔評価値eAV 2の変化を計算機シミュレーションにより求めた図である。本図に示すように、縦軸はeAV 2を開平したeAVの値になっている。αは、前述のように、同期シンボル検出のためのしきい値であり、評価値eAVがαの値より小さい時に同期シンボルが検出される。シンボルタイミングは評価値eAVが最小になるサンプルが選択される。伝搬路による遅延分散は0μsで、信号対雑音比のパラメータであるEb/Noは1bit、1Hz当たりの雑音対信号比である。Eb/Noが大きい時(20dB)には、評価値eAVの最小サンプルが安定しているが、Eb/Noが小さい時(10dB)には、サンプル真値に対する横軸方向のブレが大きくなる。
【0015】
図18は図17と同じ条件でEb/Noが小さい時(10dB)のシンボルタイミングの真値からの偏差と評価値eAVとの関係を計算シミュレーションによって求めた図である。本図に示すように、既知信号の検出率を犠牲にしてαを下げても、±1サンプルの偏差が生じやすい。このように、雑音の影響でシンボルタイミングの偏差が生じやすく、このタイミングを用いて復調した場合にビットエラー率(以下BERと記す)が劣化するという欠点があった。
【0016】
したがった、本発明は上記シンボルタイミングの偏差から生じるBERの劣化を防ぎ、シンボルタイミングの検出精度を高くすることでBERの劣化を防ぐことができるシンボルタイミング再生回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記問題点を解決するために、次の構成を有するシンボルタイミング再生回路を提供する。すなわち、シンボルタイミングのサンプルを判定する手段として、従来技術では全サブキャリアのベクトル値から求めた直線等間隔評価値を用いているが、本発明では任意の複数のサブキャリア間のベクトル距離を用いる。
【0018】
図1は第1の発明の構成を示す図である。本図に示す第1の発明においては従来技術であるところの、受信信号を各サブキャリアに分離し、既知信号ベクトルで除算する分離・逆変調部301と、分離・逆変調部301の出力信号を受けて既知信号のシンボルタイミング付近の基準サンプルを検出する既知信号検出部302を持つ。第1の発明においてはこれにサンプル選択部303を設けて既知信号検出部302によって検出された基準サンプルの前後のサンプルに対応する分離・逆変調部301の出力ベクトルを選択する。さらに、相対距離評価部304は選択された分離・逆変調部301の出力ベクトル値のサブキャリア間の相対距離を求める。判定部305では相対距離評価部304で求めた相対距離の最小となるサンプルをシンボルタイミングとする。
【0019】
図2は第2の発明の構成を示す図である。本図に示す第2の発明においては、従来技術であるところの、受信信号を各サブキャリアに分離し、既知信号ベクトルで除算する分離・逆変調部301と、分離・逆変調部301の出力信号を受けて既知信号のシンボルタイミング付近の第1の基準サンプルを検出する既知信号検出部302を持つ。第2の発明においてはこれにカウンタ部306を設けて既知信号検出部302によって検出された第1の基準サンプルから複数の第2、第3およびそれ以上の基準サンプルを推測する。複数のサンプル選択部303は、既知信号検出部302とカウンタ部306によって検出された複数の基準サンプルとそれぞれの前方および後方のサンプルに対応する分離・逆変調部301の出力ベクトル値を選択する。さらに複数の相対距離評価部304は選択された分離・逆変調部301の出力ベクトル値の差をとってサブキャリア間のベクトル値の相対距離を求める。複数の判定部305では各基準サンプル毎に相対距離評価部304で求めた相対距離の最小となるサンプルを第1およびそれ以上のシンボルタイミングとする。最終的にシンボルタイミングは、第二判定部307で、複数の判定部305から出力される各基準サンプルに対する相対位置毎に多数決をとるか、平均値を求めることで求められる。
【0020】
図3は第3の発明の構成を示す図である。本図に示す第3の発明においては従来技術であるところの、受信信号を各サブキャリアに分離し、既知信号ベクトルで除算する分離・逆変調部301と、分離・逆変調部301の出力信号を受けて既知信号のシンボルタイミング付近の第1の基準サンプルを検出する既知信号検出部302を持つ。第3の発明においてはこれにカウンタ部306を設けて既知信号検出部302によって検出れた第1の基準サンプルから第2およびそれ以上の基準サンプルを推測する。複数のサンプル選択部303は、既知信号検出部302とカウンタ部306によって検出された複数の基準サンプルとそれぞれの前方および後方のサンプルに対応する分離・逆変調部301の出力ベクトルを選択する。さらに複数の相対距離評価部304は選択された分離・逆変調部301の出力ベクトル値の差をとってサブキャリア間のベクトル値の相対距離を求める。加算部308では、相対距離評価304で求めた相対距離を各基準サンプルに対する相対位置毎に加算する。判定部305では加算部308で求めた相対距離の和の最小となるサンプルをシンボルタイミングとする。
【0021】
図4は第4の発明の構成を示す図である。本図に示す第4の発明においては従来技術であるところの、受信信号を各サブキャリアに分離し、既知信号ベクトルで除算する分離・逆変調部301と、分離・逆変調部301の出力信号を受けて既知信号のシンボルタイミング付近の第1の基準サンプルを検出する既知信号検出部302を持つ。第4の発明においてはこれにカウンタ部306を設けて既知信号検出部302によって検出された第1の基準サンプルから第2およびそれ以上の基準サンプルを推測する。複数のサンプル選択部303は、既知信号検出部302とカウンタ部306によって検出された複数の基準サンプルとそれぞれの前方および後方のサンプルに対応する分離・逆変調部301の出力ベクトルを選択する。ベクトル加算部309では、サンプル選択部303で求めた出力ベクトル値の差を各基準サンプルに対する相対位置毎に加算する。相対距離評価部304はベクトル加算部309で加算されたベクトル値の相対距離を求める。判定部305では相対距離評価部304で求めた相対距離の和を最小となるサンプルをシンボルタイミングとする。
【0022】
【作用】
従来の技術の説明と同様、M16QAMを例に挙げて説明する。
図5は3個の既知シンボル(同期シンボル1、2、3)についてのサンプル毎のベクトル値の変化の計算シミュレーションによる観測例である。図5では伝搬路による遅延分散は0μsで、信号対雑音比のパラメータであるEb/No(1bit、1Hz当たりの雑音対信号比)は10dBである。シンボルタイミングの真値となるサンプルはNo.3である。しかし、従来技術である全サブキャリアのベクトル値から求めた直線等間隔評価値の最小となるのはサンプルNo.2である。以下、この事情について説明する。
【0023】
図6は図5の同期シンボル2のサンプルNo.2、3の位置関係を特徴的に描いたベクトル図である。本図において、I軸を実軸、Q軸を虚軸とすると、各サンプル・各サブキャリアのベクトル値は、
である。これらの2次差分を計算すると、
であり、2次差分ベクトルの絶対値の2乗平均値は、サンプルNo.2では0.5であって、サンプルNo.3では約0.63である。同期シンボル1と同期シンボル3でも同様の事情から、シンボルタイミングには絶対値の小さい方のサンプルNo.2が選択される。
【0024】
雑音がない場合にはサンプルNo.3で4つのサブキャリアは全て同一点に収束するが、この場合は雑音の影響を受けて幾分はらついている。ばらつき方が2次差分をとった場合に大きくなる雑音条件があり、このようなシンボルタイミングのサンプル検出誤差が生じる。
したがって、本発明では、シンボルタイミングのサンプルの検出条件を、従来技術である既知信号検出に用いた2次差分の最小値から、任意のサブキャリア間の1次差分の最小値とすることによって、検出精度をあげるものである。1次差部分は図5の例の場合にベクトルの集中度と関連が不快ことは図5からも容易に想像ができる。
【0025】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図7は第1の発明である図1のシンボルタイミング再生回路の実施例を示す図である。分離・逆変調部301で得られたサブキャリア分離・逆変調後のベクトルをη(K、i)とする。Kはサンプル番号、iはサブキャリア番号である。ここで、既知信号検出部302でサブキャリア間の2次差分の最小値で検出された既知信号のシンボルタイミング付近のサンプル番号をkとする。サンプル選択部303は、ここでは一例としてサブキャリア番号i=1、4を用いる。サンプル選択部303では、既知信号検出部302で検出されたサンプル番号kにしたがって、分離・逆変調部301の出力ベクトルηの中から、η(k、1)、η(k、4)とその前方のη(k−1、1)、η(k−1、4)および後方のη(k+1、1)、η(k+1、4)が選択される。相対距離評価部304では同一サンプル番号のサブキャリア間のベクトル差が、
d(k−1)=|η(k−1、4)−η(k−1、1)|、
d(k) =|η(k、4)−η(k、1)|、
d(k+1)=|η(k+1、4)−η(k+1、1)|
で求められる。判定部305では相対距離評価部304で求めた距離d(k−1)、d(k)、d(k+1)のうち最小値を示すサンプル番号をk−1、k、k+1から選択し、シンボルタイミングとする。
【0026】
第1の発明の変形例としては、3個乃至4個のサブキャリアの間の距離平均をとる方法や、サンプルの範囲をk±N(Nは2以上の自然数)の2N+1個とすることなどが考えられる。
図8は第2の発明である図2のシンボルタイミング再生回路の実施例を示す図である。分離・逆変調部301で得られたサブキャリア分離・逆変調後のベクトルをη(K、i)とする。Kはサンプル番号、iはサブキャリア番号である。ここで、既知信号検出部302でサブキャリア間の2次差分の最小値で検出された既知信号のシンボルタイミング付近のサンプル番号をk1とする。図8は3個の既知シンボルによる多数決をとる一例である。
【0027】
図9はLシンボル毎に既知信号が挿入され1シンボルに付きM倍オーバーサンプリングする場合の例を示す図である。既知信号の挿入間隔をMシンボル毎、サンプリング数を1シンボル当たりLサンプルとすると、図9に示すように最初に既知信号が検出されたサンプル番号がk1であれば、後方の次の既知信号のサンプル番号k2=k1+M×Lと推測でき、さらにその次の後方の既知信号のサンプル番号k3=k1+2×M×Lと推測される。カウンタ部306ではk1からk2とk3を算出する。ここでは一例としてサブキャリア番号i=1、4を用いれば、サンプル選択部303−n(nは1、2、3)では基準サンプルknを中心に分離・逆変調部301の出力ベクトルηの中から、η(kn、1)、η(kn、4)とその前方のη(kn−1、1)、η(kn−1、4)および後方のη(kn+1、1)、η(kn+1、4)が選択される。相対距離評価部304−nで同一サンプル番号のサブキャリア間のベクトル差が、
d(kn−1)=|η(kn−1、4)−η(kn−1、1)|、
d(kn)=|η(kn、4)−η(kn、1)|、
d(kn+1)=|η(kn+1、4)−η(kn+1、1)|
で求められる。判定部305−nでは相対距離評価部304−nで求めた距離d(kn−1)、d(kn)、d(kn+1)のうち最小値を示すサンプル番号をkn−1、kn、kn+1から選択し、シンボルタイミングの候補kn’とする。第二判定部307では判定部305−nで得られたシンボルタイミング候補k1’、k2’、k3’の中から最も多いサンプル番号をサンプルタイミングとする。
【0028】
図10は第3の発明である図3のシンボルタイミング再生回路の実施例を示す図である。分離・逆変調部301で得られたサブキャリア分離・逆変調後のベクトルをη(K、i)とする。Kはサンプル番号、iはサブキャリア番号である。ここで、既知信号検出部302でサブキャリア間の2次差分の最小値で検出された既知信号のシンボルタイミング付近のサンプル番号をk1とする。
【0029】
図10は3個野既知シンボルによる距離を加算する一例である。既知信号の挿入間隔をMシンボル毎、サンプリング数を1シンボル当たりLサンプルとすると、図9に示すように最初に既知信号が検出されたサンプル番号がk1であれば、後方の次の既知信号のサンプル番号k2はk2=k1+M×Lと推測でき、さらにその次の後方の既知信号のサンプル番号k3はk3=k1+2×M×Lで推測される。カウンタ部306ではk1からk2とk3を算出する。ここでは一例としてサブキャリア番号i=1、4を用いれば、サンプル選択部303−n(nは1、2、3)では基準サンプルknを中心に分離・逆変調部301の出力ベクトルηの中から、η(kn、1)、η(kn、4)とその前方のη(kn−1、1)、η(kn−1、4)および後方のη(kn+1、1)、η(kn+1、4)が選択される。相対距離評価部304−nでは同一サンプル番号のサブキャリア間のベクトル差が、
d(kn−1)=|η(kn−1、4)−η(kn−1、1)|、
d(kn)=|η(kn、4)−η(kn、1)|、
d(kn+1)=|η(kn+1、4)−η(kn+1、1)|
で求められる。加算部308では相対距離評価部304−nで得られた距離を基準サンプルに対する位置毎に、
d’(k−1)=d(k1−1)+d(k2−1)+d(k3−1)、
d’(k)=d(k1)+d(k2)+d(k3)、
d’(k+1)=d(k1+1)+d(k2+1)+d(k3+1)
で加算する。判定部305では加算部308で求めた距離d’(k−1)、d’(k)、d’(k+1)のうち最小値を示すサンプル番号をk−1、k、k+1から選択し、シンボルタイミングとする。
【0030】
図11は第4の発明である図4のシンボルタイミング再生回路の実施例を示す図である。分離・逆変調部301で得られたサブキャリア分離・逆変調後のベクトルをη(K、i)とする。Kはサンプル番号、iはサブキャリア番号である。ここで、既知信号検出部302でサブキャリア間の2次差分の最小値で検出された既知信号のシンボルタイミング付近のサンプル番号をk1とする。図11は3個の既知シンボルによる距離を加算する一例である。既知信号の挿入間隔をMシンボル毎、サンプリング数を1シンボル当たりLサンプルとすると、図9に示すように最初に既知信号が検出されたサンプル番号がk1であれば、後方の次の既知信号のサンプル番号k2はk2=k1+M×Lと推測でき、さらにその次の後方の既知信号のサンプル番号k3はk3=k1+2×M×Lで推測される。カウンタ部306ではk1からk2とk3を算出する。ここでは一例としてサブキャリア番号i=1、4を用いれば、サンプル選択部303−n(nは1、2、3)では基準サンプルknを中心に分離・逆変調部301の出力ベクトルηの中から、η(kn、1)、η(kn、4)とその前方のη(kn−1、1)、η(kn−1、4)および後方のη(kn+1、1)、η(kn+1、4)が選択される。ベクトル加算部309ではサンプル選択部303−nで得られたベクトル値をサブキャリアと基準サンプルに対する位置毎に、
η’(k−1、1)=η(k1−1、1)+η(k2−1、1)+η(k3−1、1)、
η’(k−1、4)=η(k1−1、4)+η(k2−1、4)+η(k3−1、4)、
η’(k、1)=η(k1、1)+η(k2、1)+η(k3、1)、
η’(k、4)=η(k1、4)+η(k2、4)+η(k3、4)、
η’(k+1、1)=η(k1+1、1)+η(k2+1、1)+η(k3+1、1)、
η’(k+1、4)=η(k1+1、4)+η(k2+1、4)+η(k3+1、4)
で加算する。相対距離評価部304では同一サンプル番号のサブキャリア間のベクトル差が、
d(kn−1)=|η’(kn−1、4)−η’(kn−1、1)|、
d(kn)=|η’(kn、4)−η’(kn、1)|、
d(kn+1)=|η’(kn+1、4)−η’(kn+1、1)|
で求められる。判定部305では相対距離評価部304で求めた距離d(kn−1)、d(kn)、d(kn+1)のうち最小値を示すサンプル番号をk−1、k、k+1から選択し、シンボルタイミングとする。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の第1の発明によれば、分離・逆変調部301、既知信号検出部302において既知シンボル付近のサンプルが2次差分条件によって検知される。検知されたサンプルはタイミング偏差を含んでいるので、検知されたサンプルが選択される。したがって、従来技術であるところの2次差分条件によるシンボルタイミング再生に比べて、タイミング偏差を小さくすることができる。
【0032】
図12は本発明により再生したシンボルタイミングの真値からの偏差と2次差分評価値eAVとの関係を計算機シミュレーションで求めた図であるが、その条件は従来技術による同様の図である図18と同じである。図12に示すように、従来しきい値α以下でも±1サンプルの偏差が免れなかったものが、本発明によってしきい値α以下では偏差が認められなくなっている。
【0033】
このように本発明によれば、特に信号対雑音比の小さい領域においてシンボルタイミング再生の偏差を少なくすることができ、このタイミングを用いて復調すれば、従来技術によって再生したタイミングによる復調に比べBERを低減するという優れた効果を得ることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に比して複数の時間にわたる結果により判断するので、タイミングの瞬時値が時々刻々変化するような遅延分散を有するフェージングの影響を受けた受信信号からシンボルタイミングを再生する場合において、タイミング再生の偏差を少なくすることができ、BERを低減できるという優れた特徴を有する。
【0034】
請求項3、4の発明によれば、請求項2と同様に遅延分散を有するフェージングの影響を受けた受信信号からシンボルタイミングを再生する場合において、タイミング再生の偏差を少なくすることができるが、請求項2に比して演算量を少なくできるという優れた特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の構成を示す図である。
【図2】第2の発明の構成を示す図である。
【図3】第3の発明の構成を示す図である。
【図4】第4の発明の構成を示す図である。
【図5】3個の既知シンボル(同期シンボル1、2、3)についてのサンプル毎のベクトル値の変化の計算シミュレーションによる観測例である。
【図6】図5の同期シンボル2のサンプルNo.2、3の位置関係を特徴的に描いたベクトル図である。
【図7】第1の発明である図1のシンボルタイミング再生回路の実施例を示す図である。
【図8】第2の発明である図2のシンボルタイミング再生回路の実施例を示す図である。
【図9】Lシンボル毎に既知信号が挿入され1シンボルに付きM倍オーバーサンプリングする場合の例を示す図である。
【図10】3個野既知シンボルによる距離を加算する一例である。
【図11】第4の発明である図4のシンボルタイミング再生回路の実施例を示す図である。
【図12】本発明により再生したシンボルタイミングの真値からの偏差と2次差分評価値eAVとの関係を計算機シミュレーションで求めた図である。
【図13】M16QAM通信規約の一例を説明する図である。
【図14】従来のシンボルタイミング再生回路のマルチサブキャリア直交変調信号の既知信号検出方法を説明する図である。
【図15】複素平面上における直線等間隔を説明する図である。
【図16】直線等間隔評価値eAV 2の変化を説明する図である。
【図17】シンボルタイミング付近の直線等間隔評価値eAV 2の変化を計算機シミュレーションにより求めた図である。
【図18】図17と同じ条件でEb/Noが小さい時(10dB)のシンボルタイミングの真値からの偏差と評価値eAVとの関係を計算シミュレーションによって求めた図である。
【符号の説明】
301…分離・逆変調部
302…既知信号検出部
303…サンプル選択部
304…相対距離評価部
305…判定部
306…カウンタ部
307…第二判定部
308…加算部
309…ベクトル加算部
Claims (4)
- マルチサブキャリア直交変調信号のシンボルタイミング再生回路であって、
サブキャリア分離信号にサブキャリア分離用ローカルの複素共役ベクトルと既知信号の逆数とを乗じて乗算結果を求める分離・逆変換部(301)と、
前記分離・逆変調部(301)の乗算結果から既知信号のシンボルタイミング付近のサンプルを検出しこれを基準サンプルとする既知信号検出部(302)と、
2波以上のサブキャリアにおいて前記基準サンプルと前記基準サンプルの前方および後方のサンプルに対応する前記分離・逆変調部(301)の乗算結果を選択するサンプル選択部(303)と、
前記サンプル選択部(303)により選択された各サンプルにおいて、2波以上のサブキャリア間の前記分離・逆変調部(301)の乗算結果のベクトル値の相対距離を評価する相対距離評価部(304)と、
前記相対距離評価部(304)で評価された評価値が最小となるサンプルをシンボルタイミングとする判定部(305)とを備えたことを特徴とするシンボルタイミング再生回路。 - マルチサブキャリア直交変調信号のシンボルタイミング再生回路であって、
サブキャリア分離信号にサブキャリア分離用ローカル複数共役ベクトルと既知信号の逆数とを乗じて乗算結果を求める分離・逆変調部(301)と、
前記分離・逆変調部(301)の乗算結果から既知信号のシンボルタイミング付近のサンプルを検出しこれを第1の基準サンプルとする既知信号検出部(302)と、
前記既知信号検出部(302)により最初に検出された第1の基準サンプルから複数の後方の既知信号のシンボルタイミング付近のサンプルを推測し、これを第2、第3およびそれ以上の基準サンプルとするカウンタ部(306)と、
2波以上のサブキャリアにおいて前記複数の基準サンプルと各基準サンプルに対しての前方および後方のサンプルに対応する前記分離・逆変調部(301)の乗算結果を選択する複数のサンプル選択部(303)と、
前記複数のサンプル選択部(303)により選択された前記分離・逆変調部(301)の乗算結果のベクトル値のサブキャリア間の相対距離を評価する複数の相対距離評価部(304)と、
前記複数の相対距離評価部(304)で評価された評価値が最小となるサンプルを複数のシンボルタイミング候補とする複数の判定部(305)と、
前記複数のシンボルタイミング候補から、各基準サンプルに対する相対位置毎の多数決か平均値、又はそれらの双方からシンボルタイミングを決定する第二判定部(307)とを備えたことを特徴とするシンボルタイミング再生回路。 - マルチサブキャリア直交変調信号のシンボルタイミング再生回路であって、
サブキャリア分離信号にサブキャリア分離用ローカル複数共役ベクトルと既知信号の逆数とを乗じて乗算結果を求める分離・逆変調部(301)と、
前記分離・逆変調部(301)の乗算結果から既知信号のシンボルタイミング付近のサンプルを検出しこれを第1の基準サンプルとする既知信号検出部(302)と、
前記既知信号検出部(302)により最初に検出された第1の基準サンプルから1または複数の後方の既知信号のシンボルタイミング付近のサンプルを推測し、これを第2以上の基準サンプルとするカウンタ部(306)と、
2波以上のサブキャリアにおいて前記複数の基準サンプルと各基準サンプルに対しての前方および後方のサンプルに対応する前記分離・逆変調部(301)の乗算結果を選択する複数のサンプル選択部(303)と、
前記複数のサンプル選択部(303)により選択された前記分離・逆変調部(301)の乗算結果のベクトル値のサブキャリア間の相対距離を評価する複数の相対距離評価部(304)と、
前記複数の相対距離評価部(304)の評価値出力を各基準サンプルに対する相対位置毎に加算する加算部(308)と、
前記加算部(308)の出力値が最小となるサンプルをシンボルタイミングとする判定部(305)とを備えることを特徴とするシンボルタイミング再生回路。 - マルチサブキャリア直交変調信号のシンボルタイミング再生回路であって、
サブキャリア分離信号にサブキャリア分離用ローカル複数共役ベクトルと既知信号の逆数とを乗じて乗算結果を求める分離・逆変調部(301)と、
前記分離・逆変調部(301)の乗算結果から既知信号のシンボルタイミング付近のサンプルを検出しこれを第1の基準サンプルとする既知信号検出部(302)と、
前記既知信号検出部(302)により最初に検出された第1の基準サンプルから1または複数の後方の既知信号のシンボルタイミング付近のサンプルを推測し、これを第2以上の基準サンプルとするカウンタ部(306)と、
2波以上のサブキャリアにおいて前記複数の基準サンプルと各基準サンプルに対しての前方および後方のサンプルに対応する前記分離・逆変調部(301)の乗算結果を選択する複数のサンプル選択部(303)と、
前記複数のサンプル選択部(303)により選択された前記分離・逆変調部(301)の乗算結果のベクトル値を各基準サンプルに対する相対位置毎に各サブキャリア毎に加算するベクトル加算部(309)と、
前記ベクトル加算部(309)の出力ベクトルの相対距離を評価する相対距離評価部(304)と、
前記相対距離評価部(304)の評価値が最小となるサンプルをシンボルタイミングとする判定部(305)とを備えることを特徴とするシンボルタイミング再生回路。
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JP10231495A JP3539789B2 (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | シンボルタイミング再生回路 |
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-
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