JP3539686B2 - ハイドレート船およびその荷役装置 - Google Patents
ハイドレート船およびその荷役装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3539686B2 JP3539686B2 JP2001372427A JP2001372427A JP3539686B2 JP 3539686 B2 JP3539686 B2 JP 3539686B2 JP 2001372427 A JP2001372427 A JP 2001372427A JP 2001372427 A JP2001372427 A JP 2001372427A JP 3539686 B2 JP3539686 B2 JP 3539686B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrate
- natural gas
- ship
- inner tank
- pellet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペレット状天然ガスを輸送するハイドレート船およびハイドレート製造バースではペレット状天然ガスをハイドレート船へ搬入し、ハイドレート貯蔵バースではハイドレート船からペレット状の天然ガスを貯蔵タンクへ搬送するハイドレート船の荷役装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、メタンを主成分とする天然ガスを輸送する方法は、天然ガスをそのままパイプラインで移送するか(第1の従来技術)、あるいは、極低温・常圧のLNG(Liquefied Natural Gas;液化天然ガス)を例えばマイナス162[℃]の低温にし、かつ、例えば0.025[MPa]の圧力で加圧することにより液化したものをLNG船で輸送していた(第2の従来技術)。
このような第1の従来技術では、輸送距離に限界があり、また第2の従来技術は設備コストが高いため、長時間にわたってガス生産が可能な大型ガス田でなければ経済性が成り立たないなど課題が多く、近年、天然ガスをガスハイドレート化し効率よく貯蔵、輸送しようとする研究がなされている。
【0003】
図3および図4は、第3の従来技術である天然ガスハイドレート化貯蔵ないし輸送システムの概要を説明するための図であって、図3がメタンハイドレート製造バースにおけるメタンハイドレート製造方法および積荷を説明するための図であり、図4がハイドレート貯蔵バースにおける荷揚げを説明するための図である。
【0004】
この図3に示すメタンハイドレート製造バースにおいて、海底等地下のガス田101からガス井戸103により天然ガスを掘削し、その掘削した天然ガスをガスホルダ105に貯蔵する。このガスホルダ105に貯蔵された天然ガスは、10[℃]で7.8[MPa]の状態に保たれている。このガスホルダ105内の天然ガスは、低温の清水Wとともにハイドレート製造機107に取り込まれ、このハイドレート製造機107において温度が例えば1〜3[℃]、圧力が例えば0.3〜3[MPa]のスラリー状天然ガスとされた後に、温度および圧力が制御されているスラリー貯蔵タンク109に貯蔵される。
【0005】
なお、このハイドレート製造機107におけるハイドレート生成過程において、天然ガスと低温の清水Wと、添加物アミンやエーテルあるいはケトン等の補助材とを用いることにより、ハイドレートが高い温度あるいは低い圧力において、安定し易いスラリー状の天然ガスとなり、温度および圧力の制御が緩和されることになる。
このスラリー貯蔵タンク109に貯蔵されているスラリー状の天然ガスは、移送ポンプ111から圧送されてホース113を介してハイドレート輸送船121に供給されている。
【0006】
このハイドレート輸送船121は、図3に示すように、複数の防熱タンク123,123,…を備えており、かつ防熱材で覆われた防熱タンク123,123,…には熱媒管125,125,…がそれぞれ設けられている。また、各防熱タンク123,123,…の各熱媒管125,125,…のタンク内部側にはプロテクター127,127,…が設けられている。さらに、両防熱タンク123,123は張込管129で連通されている。また、ハイドレート輸送船121の各防熱タンク123,123,…の各熱媒管125,125,…は、図示しない熱源装置から熱媒の供給が受けられるようになっている。
【0007】
このようなハイドレート輸送船121を図3に示すメタンハイドレート製造バースに接岸させた後、スラリー貯蔵タンク109の出口に備えられた移送ポンプ111と、ハイドレート輸送船121の張込管129とをホース113で接続する。しかる後に、移送ポンプ111を運転することにより、スラリー貯蔵タンク109内のスラリー状の天然ガスは、移送ポンプ111、ホース113、ハイドレート輸送船121の張込管129を介して防熱タンク123,123に送り込まれる。この防熱タンク123,123に送り込まれたスラリー状の天然ガスは、温度が例えばマイナス15[℃]に冷却されるとともに圧力が例えば0.023[MPa]に保たれてペレット状にされて安定化が図られている。
【0008】
前記ペレット化天然ガスを防熱タンク123,123,…に満載したハイドレート輸送船121は、例えば数十日の航海を行って目的地のハイドレート貯蔵バースまでペレット状天然ガスを輸送する。
目的地に到着したハイドレート輸送船121は、図4に示すように、ハイドレート貯蔵バースに接岸し、防熱タンク123,123,…の取出管131の出口に設けた移送ポンプ133の吐出口と、ハイドレート貯蔵バースのガスホルダー141とをホース143によって接続する。
【0009】
また、ハイドレート輸送船121では、熱源装置からホットガスを防熱タンク123,123,…の熱媒管125,125,…に供給することにより、ペレット化した天然ガスをスラリー状の天然ガスに状態変化をさせる。その後、ハイドレート輸送船121内の移送ポンプ133を運転することにより、防熱タンク123,123,…内のスラリー状天然ガスを、移送ポンプ133、ホース143を介してガスホルダー141に送り込んでいた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上述した第1の従来技術によれば、天然ガスのままパイプラインで移送するので、寒冷地などの環境下ではパイプラインの閉塞事故が発生する恐れがあった。上述した第2の従来技術によれば、LNG船で輸送するので、天然ガスを液化天然ガスにするために極低温設備が必要となるほか、極低温の輸送船や極低温の貯蔵設備などが必要となり、設備費が膨大になるほか、液化天然ガスの状態で積荷したり航海しているので、圧力や温度の関係によって液化天然ガスがボイルオフなどの危険性が伴うという欠点があった。
【0011】
上述した第3の従来技術によれば、天然ガスをガスハイドレート化して輸送する方法が提案されているが、天然ガスをガス状態からスラリー状にし、さらにペレット状にして輸送し、かつ、輸送の終了時点で、再び、スラリー状天然ガスにし、消費時点では再びガス状態にして使用されるなど、貯蔵、荷役および輸送上の条件により、天然ガスの度々の状態変化に多量の熱量が必要となり、しかも、ボイルオフ(蒸発してなくなる量)も多く、高圧の防熱タンクを必要となるという不都合があった。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、天然ガスの状態変化に伴う熱量を低減し、かつ、ボイルオフなどの軽減を図ったハイドレート船およびハイドレート船の荷役装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本願請求項1に係る発明は、二重外板、該二重外板の内周に設けた防熱材、前記防熱材の内側に設けられたホッパー状のインナータンク、前記インナータンクの内周面に設けた熱媒管、および、前記熱媒管のインナータンクの内側に設けられ前記熱媒管を外力より保護するプロテクターからなる船側タンクと、
前記インナータンクの上部に設けられ、ペレット状天然ガスの容量を減少させてブロックに形成した後に、前記インナータンクに落とし込むことができる小型ブロック成形機と、
前記インナータンク内部に設けられ前記インナータンク内のペレット状天然ガスを粉砕できる破砕機と、
前記インナータンクのホッパー状末端部近傍に設けられ前記破砕機で粉砕されたペレット状天然ガスを前記インナータンクの下部外部に送り出すスクリューコンベアと、
前記インナータンクの下部に設けられ前記スクリューコンベアから送出されたペレット状天然ガスを一定の大きさのブロックに成形する大型ブロック成形機と、
を備えたことを特徴とするものである。
【0013】
上記目的を達成するために、本願請求項2に係るハイドレート船の荷役装置の発明は、請求項1記載のハイドレート船に用いられる荷役装置であって、
ハイドレート製造バースでは、ペレット状天然ガスを所定の高さまで運びあげる縦コンベアと、前記縦コンベアからハイドレート船の小型ブロック成形機までペレット状天然ガスを搬送する横コンベアとからなることを特徴とするものである。
上記目的を達成するために、本願請求項3に係るハイドレート船の荷役装置の発明は、請求項1記載のハイドレート船に用いられる荷役装置であって、
ハイドレート貯蔵バースでは、ハイドレート船の大型ブロック成形機から大 型ブロック化されたペレット状天然ガスを所定の高さまで搬送するハイドレート船内の縦コンベアと、前記縦コンベアから受け入れた大型ブロック化されたペレット状天然ガスをペレット貯蔵タンクに搬送する横コンベアとからなることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1および図2は本発明の実施の形態に係るハイドレート船およびその荷役装置を説明するためのものであり、図1はハイドレート製造バースにおけるハイドレート船およびその荷役装置を、図2はハイドレート貯蔵バースにおけるハイドレート船およびその荷役装置を、それぞれ示した図である。
【0015】
(ハイドレート船の構造の説明)
本発明に係るハイドレート船1は、図1および図2に示すように、二重外板3と、この二重外板3の内周に設けた防熱材5と、前記防熱材5の内側に設けられたホッパー状のインナータンク7と、前記インナータンク7の内周面に設けた熱媒管9と、前記熱媒管9のインナータンク7の内部側に設けられ前記熱媒管9を外力より保護するプロテクター11を少なくとも備えている。なお、図1および図2に示すハイドレート船1では、両舷にインナータンク7、7を備えている。
【0016】
このハイドレート船1において、前記インナータンク7の内部には破砕機15が設けられており、その下部にはペレット状天然ガスPが収納されている。また、前記インナータンク7の上部には、ペレット状天然ガスを受け入れた後、ペレットの容量を減少させて搬入孔13aを介して前記インナータンク7内に減容して送り込む小型ブロック成形機17が設けられている。
【0017】
この小型ブロック成形機17は、例えば油圧を受け入れるシリンダー、当該シリンダー内で摺動可能であってかつ前記油圧で駆動されるピストン、および当該ピストンに回動可能に固定されたピストンロッドとからなる駆動部17aと、ペレットを受け入れる受容部、当該受容部に隣接された筒状部、および前記ピストンロッドの先端に設けられ前記筒状部内を摺動しかつ受容部と筒状部の間を移動する加圧ピストンからなるペレット容積縮小部17bとから構成されている。
【0018】
小型ブロック成形機17では、前記ペレット容積縮小部17bの受容部の駆動部17a側に加圧ピストンを位置させた状態でペレットを受け入れ、ペレットが受容部に満杯になったときに、前記加圧ピストンを駆動部17aで駆動し前記ペレット容積縮小部17bの筒状部側に移動させることにより、ペレットの容量を減少させており、これを繰り返すことになる。なお、搬入孔13aは、ペレット状天然ガスがインナータンク7に満載された後に防熱蓋13bで塞がれるようになっている。
【0019】
前記インナータンク7のホッパー状末端部7aの近傍下部には、インナータンク7内のペレット状天然ガスを外部に送り出すスクリューコンベア21が設けられている。前記スクリューコンベア21の下部には、前記スクリューコンベア21から送出されたペレット状天然ガスを一定の大きさのブロックに成形して送り出す大型ブロック成形機19が設けられている。この大型ブロック成形機19も、寸法等は異なるが、上述した小型ブロック成形機17とほぼ同様の構造をしている。
また、前記ハイドレート船1には、大型ブロック成形機19からのブロック化されたペレット状天然ガスを所定の高さまで搬送する縦コンベア23が設けられている。この縦コンベア23は、例えばバケットコンベアで構成されている。また、縦コンベア23は防熱材5aで覆われている。
【0020】
(ハイドレート船の荷役装置および関連設備の説明)
ハイドレート製造バースには、図1に示すように、空のハイドレートタンク13を備えたハイドレート船1が接岸している。ハイドレート船1がハイドレート製造バースに接岸すると、ペレット状天然ガスを所定の高さまで運びあげる縦バケットコンベアあるいは縦スクリューコンベアからなる縦コンベア27と、前記縦コンベア27からハイドレート船1の小型ブロック成形機17までペレット状天然ガスを搬送する横スクリューコンベアあるいは横コンベア29からなる横コンベア33とでハイドレート製造バースとハイドレート船1とが連結される。
【0021】
次に、天然ガスを採掘しハイドレート化した天然ガスを製造し、その天然ガスをハイドレート船1に搬入するまでを説明する。
図2に示すメタンハイドレート製造バースにおいて、天然ガスは、海底等地下のガス田31からガス井33によって掘削された後に、ガスタンク35に貯蔵されている。このガスタンク35内の天然ガスは、例えば、1[MPa]以下で所定温度の状態で貯蔵されている。
【0022】
このガスタンク35内の天然ガスは、温度が例えば2[℃]の清水Wとともにハイドレート製造機37に供給される。このハイドレート製造機37は、前記供給された天然ガスと清水Wとを用い、温度が例えばマイナス15[℃]、圧力が例えば0.025[MPa]のペレット状天然ガスとした後、ハイドレートタンク39に送給する。
【0023】
ここで、このハイドレート製造機37におけるハイドレート生成過程において、天然ガスと低温の清水Wと、添加物アミンやエーテルあるいはケトン等の補助材とを用いることにより、ハイドレートが高い温度あるいは低い温度において、安定し易いペレット状天然ガスとなり、温度および圧力の制御が緩和される。
このハイドレートタンク39内に貯蔵されたペレット状天然ガスは、温度が例えばマイナス15[℃]に冷却されて、圧力が例えば0.025[MPa]に保たれ安定化が図られている。
【0024】
そして、ペレット状の天然ガスを貯蔵するハイドレートタンク39から運び出されたペレット状天然ガスは、縦コンベア27で所定の高さまで運ばれた後、横コンベア29によりハイドレート船1の小型ブロック成形機17に搬送される。小型ブロック成形機17に搬入されたペレット状天然ガスは所定の容量になった時点で、小型ブロック成形機17により小型ブロックに成形されて後に、搬入孔13aからインナータンク7に落とし込まれる。
【0025】
各インナータンク7内が小型ブロックで満載されると、ハイドレート船1は、熱源装置から熱媒管9に冷媒を供給してインナータンク7内を温度が例えばマイナス15[℃]以下冷却しかつ圧力が例えば0.025[MPa]に保ちつつ、ハイドレート貯蔵バースに向けて航海をする。
ハイドレート貯蔵バースに到着したハイドレート船1は、ハイドレート貯蔵バースに係留された後、ハイドレート船1の縦コンベア23と、ハイドレート貯蔵バースのペレット貯蔵タンク41との間を横コンベアあるいはシュータからなる横コンベア43で連結される。
【0026】
しかる後に、ハイドレート船1のハイドレートタンク13のインナータンク7内の破砕機15を運転させてペレット状天然ガスPを粉砕するとともに、スクリューコンベア21を回転させて粉砕したペレット状天然ガスPを大型ブロック成形機19に送り込む。
大型ブロック成形機19内にペレット状天然ガスが所定の容量に入ると、大型ブロック成形機19を動作させてペレット状天然ガスを大型ブロックBにする。大型ブロックにされたペレット状天然ガスBは、ハイドレート船1に設けられた縦コンベア23で所定の高さまで搬送された後、横コンベア43でペレット貯蔵タンク41まで搬送する。
【0027】
ペレット貯蔵タンク41まで搬送された大型ブロック化されたペレット状天然ガスBは、ペレット貯蔵タンク41て貯蔵される。
このようにして積荷の段階から輸送や荷揚げの段階までペレット状天然ガスのままで処理するため、天然ガスの状態変化がなく状態変化に伴う熱量を不要とし、かつ、ボイルオフなどの軽減を図ることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本願請求項1にかかるハイドレート船によれば、小型ブロック形成機によりペレット状天然ガスを小型ブロックに成形してインナータンク内に落とし込んで、ペレット状天然ガスのままで輸送できるようにしたので、天然ガスの状態変化に伴う熱量を不要とし、かつ、ボイルオフなどの軽減を図ることができる。
また、本願請求項2および3にかかるハイドレート船の荷役装置によれば、荷揚げにおいてペレット状天然ガスを大型ブロック化してペレット状天然ガスのままで処理することができるようにしてあるので、天然ガスの状態変化がなく状態変化に伴う熱量を不要とし、かつ、ボイルオフなどの軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るハイドレート船およびその荷役装置を説明するためのものであって、ハイドレート製造バースにおけるハイドレート船およびその荷役装置を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るハイドレート船およびその荷役装置を説明するためのものであって、ハイドレート貯蔵バースにおけるハイドレート船およびその荷役装置を示す図である。
【図3】従来の天然ガスハイドレート化貯蔵ないし輸送システムの概要を説明するための図であって、メタンハイドレート製造バースにおけるメタンハイドレート製造方法および積荷を説明するための図である。
【図4】従来の天然ガスハイドレート化貯蔵ないし輸送システムの概要を説明するための図であって、メタンハイドレート再ガス化バースにおける荷揚げを説明するための図である。
【符号の説明】
1 ハイドレート船
3 二重外板
5 防熱材
7 インナータンク
9 熱媒管
11 プロテクター
13a 搬入孔
13b 防熱蓋
15 破砕機
17 小型ブロック成形機
19 大型ブロック成形機
21 スクリューコンベア
23 縦コンベア
27 縦コンベア
29 横コンベア
31 ガス田
33 ガス井
35 ガスタンク
37 ハイドレート製造機
39 ハイドレートタンク
41 ペレット貯蔵タンク
43 横コンベア
Claims (3)
- 二重外板、該二重外板の内周に設けた防熱材、前記防熱材の 内側に設けられたホッパー状のインナータンク、前記インナータンクの内周面に設けた熱媒管、および、前記熱媒管のインナータンクの内側に設けられ前記熱媒管を外力より保護するプロテクターからなる船側タンクと、
前記インナータンクの上部に設けられ、ペレット状天然ガスの容量を減少させてブロックに形成した後に、前記インナータンクに落とし込むことができる小型ブロック成形機と、
前記インナータンク内部に設けられ前記インナータンク内のペレット状天然ガスを粉砕できる破砕機と、
前記インナータンクのホッパー状末端部近傍に設けられ前記破砕機で粉砕されたペレット状天然ガスを前記インナータンクの下部外部に送り出すスクリューコンベアと、
前記インナータンクの下部に設けられ前記スクリューコンベアから送出されたペレット状天然ガスを一定の大きさのブロックに成形する大型ブロック成形機と、
を備えたことを特徴とするハイドレート船。 - 請求項1記載のハイドレート船に用いられる荷役装置であって、
ハイドレート製造バースでは、ペレット状天然ガスを所定の高さまで運びあげる縦コンベアと、前記縦コンベアからハイドレート船の小型ブロック成形機までペレット状天然ガスを搬送する横コンベアとからなることを特徴とするハイドレート船の荷役装置。 - 請求項1記載のハイドレート船に用いられる荷役装置であって、
ハイドレート貯蔵バースでは、ハイドレート船の大型ブロック成形機から大 型ブロック化されたペレット状天然ガスを所定の高さまで搬送するハイドレート船内の縦コンベアと、前記縦コンベアから受け入れた大型ブロック化されたペレット状天然ガスをペレット貯蔵タンクに搬送する横コンベアとからなることを特徴とするハイドレート船の荷役装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372427A JP3539686B2 (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | ハイドレート船およびその荷役装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372427A JP3539686B2 (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | ハイドレート船およびその荷役装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003170892A JP2003170892A (ja) | 2003-06-17 |
JP3539686B2 true JP3539686B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=19181328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001372427A Expired - Lifetime JP3539686B2 (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | ハイドレート船およびその荷役装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3539686B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4713095B2 (ja) * | 2004-07-02 | 2011-06-29 | 財団法人シップ・アンド・オーシャン財団 | 洋上オフローディングシステム |
KR101431836B1 (ko) | 2008-05-28 | 2014-08-25 | 현대중공업 주식회사 | Lng선 화물창의 액체화물 하역용 펌프타워 |
JP5984764B2 (ja) * | 2013-08-30 | 2016-09-06 | 東京貿易エンジニアリング株式会社 | 船舶受け渡し用荷役装置 |
CN103466250B (zh) * | 2013-09-06 | 2016-03-30 | 中国科学院广州能源研究所 | 一种基于水合物法的大型地下储气库及其地下储气方法 |
CN108194389B (zh) * | 2017-12-25 | 2020-01-14 | 沪东中华造船(集团)有限公司 | 一种用于加强lng船发电机房间换气的装置 |
-
2001
- 2001-12-06 JP JP2001372427A patent/JP3539686B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003170892A (ja) | 2003-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4927239B2 (ja) | 圧縮された天然ガスの船舶による輸送システム | |
EP2419322B1 (en) | Dockside ship-to-ship transfer of lng | |
US7478975B2 (en) | Apparatus for cryogenic fluids having floating liquefaction unit and floating regasification unit connected by shuttle vessel, and cryogenic fluid methods | |
EP2912390B1 (en) | Integrated storage/offloading facility for an lng production plant | |
KR101748784B1 (ko) | 선박 lng벙커링용 기화 천연가스 처리장치 | |
JP3539686B2 (ja) | ハイドレート船およびその荷役装置 | |
KR101447512B1 (ko) | Lng 운반선의 하역 시스템 | |
JP4355596B2 (ja) | ガスハイドレート輸送船及び該ガスハイドレート輸送船の荷役方法 | |
JP4105671B2 (ja) | 天然ガスペレット輸送船 | |
AU2008219347B2 (en) | Linked LNG production facility | |
CN101358685A (zh) | 一种气体水合物的生成方法及装置 | |
JP3538412B2 (ja) | ハイドレート輸送船用荷役装置 | |
JP3561252B2 (ja) | メタンハイドレート浮力タンクおよびこれを用いた貯蔵・輸送方法 | |
JP2003343798A (ja) | 天然ガスの保管方法、輸送方法および輸送システム | |
JP4426367B2 (ja) | ガスハイドレート海上輸送方法及びガスハイドレート海上輸送船 | |
KR101775041B1 (ko) | 부유식 저장장치 | |
Papka et al. | Pressurized LNG: A new technology for gas commercialization | |
US11639773B2 (en) | Systems and methods for transporting natural gas | |
JP2005076640A (ja) | 天然ガスハイドレートの貯蔵方法及び装置 | |
JP2001279277A (ja) | 天然ガス処理システム | |
JP4897327B2 (ja) | 天然ガスハイドレート生成プラントにおける脱圧装置 | |
KR102016358B1 (ko) | 액화가스 수송선 및 이의 운용방법 | |
JP2004197863A (ja) | 天然ガス需給調整方法 | |
CN116323388A (zh) | 液化气体运输船的燃料供给系统及方法 | |
CN116495114A (zh) | 一种可变设计压力的液化二氧化碳运输船 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040309 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040319 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3539686 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110402 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120402 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 9 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160402 Year of fee payment: 12 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |