JP3538969B2 - ポリシリコン半導体層の酸化膜形成方法 - Google Patents

ポリシリコン半導体層の酸化膜形成方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリシリコン半導体層
上の酸化膜の厚さを制御できる酸化膜形成方法に関す
る。特に、ポリシリコン半導体層と単結晶シリコン半導
体層との上に同時に酸化膜を形成する際に、各酸化膜の
膜厚をそれぞれ独自に制御できる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トランジスタとキャパシタとを集積させ
たLSIでは、トランジスタを単結晶シリコン基板表面
に形成し、キャパシタを単結晶シリコン基板上に形成さ
れた絶縁膜上に形成している。キャパシタは絶縁膜上に
電極としてポリシリコン半導体層を形成し、そのポリシ
リコン半導体層を酸化し、さらにポリシリコン半導体層
を堆積することで形成している。
【0003】このキャパシタの酸化膜形成は、製造工程
数を低減させ、製造スループットを向上させるために、
他の機能素子の酸化膜、特にMOSFETのゲート酸化膜の形
成と同時に行われいる。しかし、キャパシタの酸化膜と
MOSFETのゲート酸化膜の厚さは、素子機能が異なること
から、必然的にその必要とする膜厚も異なる。そこで、
LSI では種類の異なるMOSFET、例えば高耐圧MOSFETと低
耐圧MOSFETを複数形成することが多いことから、ゲート
酸化膜を複数回形成することを利用して、同時にキャパ
シタのポリシリコン酸化膜を形成して膜厚を厚くするこ
とが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MOSFET
の複数回の酸化工程を利用してポリシリコン半導体層の
酸化膜を形成する場合、各工程で形成される酸化膜の厚
さは各MOSFETの特性で決定され、ポリシリコン半導体層
の酸化膜は各工程で形成される酸化膜の厚さの和により
従属的に決定される。このため、酸化工程で、ポリシリ
コン半導体層の酸化膜の厚さを独立して制御することは
できないために、ポリシリコン半導体層の酸化膜だけを
後でエッチングして膜厚を調整することが行われてい
る。
【0005】このように、ポリシリコン半導体層の酸化
膜と単結晶シリコン半導体層の酸化膜の厚さを独立に制
御するには、上記のようにエッチングで調整するか、別
々の工程で行うしか方法がなかった。
【0006】従って、本発明の目的は、ポリシリコン半
導体層の酸化膜と単結晶シリコン半導体層の酸化膜を同
時工程で形成すると共に、そられの酸化膜の厚さを独立
に制御できるようにすることである。
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の特徴は、複数の機
能素子を有するシリコン半導体基板における酸化膜の形
成方法に関する。即ち、シリコン半導体基板の上に複数
の半導体素子を形成する際、ポリシリコン半導体層と単
結晶シリコン半導体層とがそれぞれ露出している部分に
酸化膜を同時に形成する酸化膜形成方法において、いず
れも露出した、ポリシリコン半導体層表面と単結晶シリ
コン半導体層表面のうち、ポリシリコン半導体層の表面
にのみ選択的に窒化膜を形成する窒化処理を、いずれも
露出した、ポリシリコン半導体層表面と単結晶シリコン
半導体層表面の両方に酸化膜を形成する酸化処理の直前
に実施し、当該酸化処理により、ポリシリコン半導体層
の表面に形成された窒化膜は完全に酸化されることを特
徴とする。
【0010】第2の特徴は、第1の特徴において、その
窒化処理はシリコン半導体基板を窒素 (N 2) 雰囲気に置
き、酸化処理はシリコン半導体基板を所定温度で酸素 (O
2) 雰囲気に置くことで実施され、ポリシリコン半導体層
上の酸化膜の厚さは、窒素雰囲気に置かれる時間と酸素
雰囲気中に置かれる時間とで制御されることを特徴とす
る。又、第3の特徴は、第1の特徴において、半導体素
子を容量素子とMOSFET又はバイポーラトランジスタとし
たことであり、さらに、第4の特徴は、MOSFETが、高耐
圧MOSFETと低耐圧MOSFETとで構成され、酸化処理は、高
耐圧MOSFETのゲート酸化膜形成と低耐圧MOSFETのゲート
酸化膜形成のための2回の酸化処理で構成され、ポリシ
リコン半導体層上の酸化膜を、この2回の酸化処理によ
り形成することを特徴とする。
【0011】
【作用および発明の効果】上記のように、酸化膜は、ポ
リシリコン半導体層と単結晶シリコン半導体層上に形成
される。この時、窒化処理を行うと、単結晶シリコン半
導体層には窒化膜が形成されず、ポリシリコン半導体層
上だけに選択的に窒化膜が形成される。次に、酸化処理
を行うと、ポリシリコン半導体層に形成された窒化膜は
完全に酸化され、窒化膜の形成されていたポリシリコン
半導体層上に形成される酸化膜の厚さは、窒化膜の形成
されていなかった単結晶シリコン半導体層上に形成され
る酸化膜の厚さよりも薄くなる。しかも、ポリシリコン
半導体層上に形成される酸化膜の厚さは、形成されてい
窒化膜の厚さによって変化させることができる。よっ
て、上記の窒化処理と酸化処理により、ポリシリコン半
導体層上の酸化膜と単結晶シリコン半導体層上の酸化膜
の膜厚を独立して制御することが可能となる。
【0012】上記の酸化膜の厚さは、窒化処理時間と酸
化処理時間とによって独立して制御することが可能とな
る。又、上記の方法によれば、キャパシタとMOSFETとを
同時工程で作成でき、キャパシタの酸化膜の十分な厚さ
が必要な場合には、高耐圧MOSFETのゲート酸化膜形成と
低耐圧MOSFETのゲート酸化膜形成との2回の酸化処理工
程を利用することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。本実施例は、キャパシタ103のポリ絶縁膜3
を二回のゲート酸化膜形成工程で積層する場合を示す。
【0014】図1は、キャパシタ103と高耐圧MOSFET
101と低耐圧MOSFET102とを集積化した半導体素子
(LSI)100の断面図である。シリコン基板13上
にp-ウエル7が形成され、そのp-ウエル7上に各素子を
絶縁分離するためのフィールド酸化膜(以下、LOCOS 層
という)5が形成されている。キャパシタ103はこの
LOCOS 層5上に形成されている。キャパシタ103は、
第1ポリシリコン半導体層1、酸化膜3、第2ポリシリ
コン半導体層2とで構成されている。第1ポリシリコン
半導体層1及び第2ポリシリコン半導体層2がキャパシ
タ103の平行平板電極となる。
【0015】一方、MOSFET101、102は、p-ウエル
7に形成された拡散領域6(ドレイン、ソース)、第1
ゲート絶縁膜11、第2ゲート絶縁膜9、ゲート21、
22、電極8で構成されている。高耐圧MOSFET101の
第1ゲート酸化膜11は、低耐圧MOSFET102の第2ゲ
ート酸化膜9よりも厚く形成されて、絶縁耐圧が高く設
定されている。キャパシタ103の酸化膜3は第1ゲー
ト酸化膜11や第2ゲート酸化膜9の厚さとは異なり、
所望の容量が得られる厚さに設計されている。又、MOSF
ET101、102にはBPSG(ガラス保護膜)4が形
成され、その膜4にコンタクトホールが形成されてアル
ミ(Al)配線8が設けられている。
【0016】以下に、この半導体素子100の形成工程
を説明する。 (1) 通常のMOSFETのLSI 製造工程に従い、n伝導型のシ
リコン基板13上にp-ウエル(p伝導層)7の領域が形
成され、その上に LOCOS層5が形成される。それから、
MOSFET101、102を形成する領域の単結晶シリコン
半導体層であるp-ウエル7の表面上に、後のポリシリコ
ンエッチング時のエッチングストッパとなる酸化膜(図
示しない)を、通常の熱酸化法(1050℃)で32nmの厚さ
に形成する。なおその際、LOCOS 層5の上はほとんど成
膜されない。そしてLOCOS 層5の上にキャパシタ103
となる第1ポリシリコン半導体層1を約200nm 堆積さ
せ、不純物として燐(P) をイオン注入、熱拡散法(900
℃)で約5.1 ×1020cm-3で拡散させる。そして通常のホ
トリソグラフィ法(以下ホトリソと略す)、CVD法、
ドライエッチング法で第1ポリシリコン半導体層1がパ
ターン形成される(図2(a))。次に、エッチングストッ
パのために形成した酸化膜を除去するためにバファード
フッ酸処理を行う。
【0017】(2) 次は、高耐圧MOSFET101の第1ゲー
ト酸化膜11を形成する工程であるが、この酸化の直前
に第1ポリシリコン半導体層1の表面を窒化する。窒化
は酸化膜形成工程の炉内で酸化の直前に実施する。即
ち、炉内温度800 ℃にして、酸化膜形成のための酸化炉
にウエハのシリコン基板13を設置し、炉内を100 %の
窒素(N2)ガス雰囲気として、炉内温度を酸化温度の1050
℃まで上昇させる。この状態を所定期間保持する。この
温度範囲では第1ポリシリコン半導体層1のみが窒化さ
れ、単結晶シリコン半導体であるp-ウエル7の表面は窒
化されない。このように、第1ポリシリコン半導体層1
の表面に所定厚さの窒化膜10が形成される(図2
(b))。
【0018】(3) その後、炉内雰囲気を酸素(O2)ガスに
切替え、所定時間だけ酸化処理(熱酸化)が実施され
て、第1ポリシリコン半導体層1の上に酸化膜12が形
成され、第1ゲート酸化膜11の厚さの一部分が形成さ
れる。酸化処理である1050℃の酸素(O2)ガス雰囲気にシ
リコン基板13を暴露させる時間は、目的とする酸化膜
の厚さで変化させ、必要とする酸化膜厚が得られるだけ
の時間とする。第1ゲート酸化膜11は後の酸化工程で
増膜され所望の厚さとなる(図2(c))。第1ゲート酸化
膜11のこの工程で形成される厚さを28nmとするとき、
酸化時間は7.5 分である。又、窒化処理時間を40分とし
て、その後の酸化処理時間を7.5 分とするとき、第1ポ
リシリコン半導体層1上の酸化膜12の厚さは50nmとな
る。
【0019】(4) その後、通常のホトリソ工程、バッフ
ァード・フッ酸処理によって、低耐圧MOSFET102を形
成する領域に形成された酸化膜11のみを除去し、高耐
圧MOSFET101の領域の第1ゲート酸化膜11は残され
る(図2(d))。なお、図2では低耐圧MOSFET102のみ
が描かれている。
【0020】(5) 次に、第2ゲート酸化膜9を形成す
る。第2ゲート酸化膜9も酸化炉内の熱酸化(1050 ℃)
で実施される。この時、第1ゲート酸化膜11および第
1ポリシリコン半導体層1の上に形成した酸化膜12の
上にも酸化膜が追加形成される。そして、最終的に、第
1ポリシリコン半導体層1上に所定厚さの酸化膜3が形
成され、所定厚さの第1ゲート酸化膜11が形成される
ことになる。即ち、第1ポリシリコン半導体層1の上の
酸化膜3は酸化膜12と酸化膜9との合成された厚さと
なる。又、この酸化工程で、低耐圧MOSFET102を形成
する領域に所定厚さの第2ゲート酸化膜9が形成される
(図2(e))。1050℃で4.25分の酸化処理により第2ゲー
ト酸化膜9の厚さは16nmとなる。この酸化処理が完了し
た時点で、第1ポリシリコン半導体層1上に完成した酸
化膜3の厚さは60nmであり、高耐圧MOSFET101の完成
した第1ゲート酸化膜11の厚さは35nmとなる。
【0021】(6) その後、酸化膜3、第1ゲート酸化膜
11、第2ゲート酸化膜9の上にポリシリコン半導体2
を370nm の厚さに成膜し、そのポリシリコン半導体2中
に不純物としてリンを900 ℃で 3×1020/cm3の濃度で熱
拡散する。次に、このポリシリコン半導体2をホトリソ
工程で所望のパターンに形成して、キャパシタ103の
電極としての第2ポリシリコン半導体層2と高耐圧MOSF
ET101のゲート21と低耐圧MOSFET102のゲート2
2とが同時に形成される(図2(f))。
【0022】(7) その後、BPSG層4を形成して、コンタ
クト孔を設けてアルミ(Al)配線8をパターン形成して図
1のような半導体素子100を得る。
【0023】上記の製造方法において、第1ゲート酸化
膜11を形成する直前に、窒素(N2)雰囲気で第1ポリシ
リコン半導体層1の表面のみが選択的に窒化される理由
は次の通りである。酸化膜形成温度である1050℃で、第
1ポリシリコン半導体層1の表面と単結晶シリコン半導
体層の表面とでは、窒素(N2)雰囲気中での窒化速度が異
なり、ポリシリコン半導体層の表面のみが窒化が進むた
めである。尚、LOCOS層5は酸化されるエネルギーの方
が大きいため窒化されることはなく変化しない。
【0024】第1ポリシリコン半導体層1の表面は、窒
素(N2)雰囲気に暴露されて窒化される時間が長い程、窒
化膜10が厚く形成される。この窒化膜10はその後の
酸化膜形成工程で酸化され、酸化膜12に置換される。
酸化膜形成工程で窒化膜10の酸化速度は、ポリシリコ
ン半導体の酸化速度よりも遅い。このため、同一酸化時
間であれば、予め形成した窒化膜10の厚さが厚い程、
置換される酸化膜12の厚さは、窒化処理をせずに酸化
膜を形成した場合に比べてより薄くなる。
【0025】窒素雰囲気中での放置時間とその後の酸化
工程で第1ポリシリコン半導体層1上に形成される酸化
膜12の厚さとの関係を酸化処理時間を各種変化させて
測定した。その結果を図3に示す。図3の横軸は100 %
窒素(N2)ガス雰囲気にシリコン基板を1050℃で暴露させ
ておく時間(分)を示し、縦軸は窒化膜形成後に続けて
実施する所定時間の酸化膜形成工程によってできる酸化
膜の厚さを示している。図3はゲート酸化膜の厚さで酸
化処理時間を表している。このように、窒化処理時間と
酸化処理時間とにより、第1ポリシリコン半導体層1の
酸化膜12の厚さを制御することができる。また、窒化
処理時間とポリシリコン半導体層上に形成される酸化膜
の厚さとの関係は、窒化処理時の温度により大きく変化
する。この温度と窒化処理時間とを制御することで、一
定の酸化処理時間でのポリシリコン半導体層上の酸化膜
の厚さを広い範囲で制御することも可能である。又、こ
れらの関係は、後工程で形成される酸化膜9の条件に無
関係に成り立つ。そのため、第1ポリシリコン半導体層
1上の酸化膜12が必要とする厚さとなるように窒素(N
2)ガス雰囲気の放置時間を決定することができる。
【0026】また、この図3に示す厚さでは不十分な場
合には、別の酸化膜形成工程、本実施例では、第2ゲー
ト酸化膜9を形成する工程で、さらに、第1ポリシリコ
ン半導体層1上に酸化膜を積層させる。この場合には、
2つの酸化工程で第1ポリシリコン半導体層1上に形成
される酸化膜の総和の厚さが所望の厚さとなるように、
窒化工程での処理時間を決定する。
【0027】本発明のように、窒化工程を酸化膜形成工
程の直前に実施することで、ポリシリコン半導体層上の
酸化膜と単結晶シリコン半導体層上の酸化膜との厚さを
独立して制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な実施例にかかる半導体素子の
構成を示した断面図。
【図2】同半導体素子の製造工程を示した説明図。
【図3】窒素(N2)雰囲気暴露時間とポリシリコン半導体
層上に形成される酸化膜の厚さとの関係を示した測定
図。
【符号の説明】
100…半導体素子 1…第1ポリシリコン半導体層 2…第2ポリシリコン半導体層 3…ポリ酸化膜 9…第2ゲート酸化膜 11…第1ゲート酸化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−326842(JP,A) 特開 平7−106518(JP,A) 特開 平5−6956(JP,A) 特開 平3−79028(JP,A) 特開 平5−251439(JP,A) 特開 平8−31958(JP,A) 特開 昭63−202029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/822 H01L 21/316 H01L 21/318 H01L 27/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン半導体基板の上に複数の半導体素
    子を形成する際、ポリシリコン半導体層と単結晶シリコ
    ン半導体層とがそれぞれ露出している部分に酸化膜を同
    時に形成する酸化膜形成方法において、いずれも露出した、前記ポリシリコン半導体層表面と前
    記単結晶シリコン半導体層表面のうち、 前記ポリシリコ
    ン半導体層の表面にのみ選択的に窒化膜を形成する窒化
    処理を、いずれも露出した、前記ポリシリコン半導体層
    表面と前記単結晶シリコン半導体層表面の両方に酸化膜
    を形成する酸化処理の直前に実施し、 当該酸化処理により、前記ポリシリコン半導体層の表面
    に形成された前記窒化膜は完全に酸化されること を特徴
    とするシリコン半導体の酸化膜形成方法。
  2. 【請求項2】前記窒化処理は前記シリコン半導体基板を
    窒素(N2)雰囲気に置き、前記酸化処理は前記シリコン半
    導体基板を所定温度で酸素(O2)雰囲気に置くことで実施
    され、前記ポリシリコン半導体層上の前記酸化膜の厚さ
    は、前記窒素雰囲気に置かれる時間と、前記酸素雰囲気
    中に置かれる時間とで制御されることを特徴とする請求
    項1に記載のシリコン半導体の酸化膜形成方法。
  3. 【請求項3】前記半導体素子は容量素子とMOSFET又はバ
    イポーラトランジスタであることを特徴とする請求項1
    に記載のシリコン半導体の酸化膜形成方法。
  4. 【請求項4】前記MOSFETは、高耐圧MOSFETと低耐圧MOSF
    ETとで構成され、前記酸化処理は、高耐圧MOSFETのゲー
    ト酸化膜形成と低耐圧MOSFETのゲート酸化膜形成のため
    の2回の酸化処理で構成され、前記ポリシリコン半導体
    層上の酸化膜を、この2回の酸化処理により形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシリコン半導体の酸化
    膜形成方法。
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