JP3538580B2 - トンネルなどの構造物における柔継手部の連結構造 - Google Patents

トンネルなどの構造物における柔継手部の連結構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沈埋トンネルまた
はシールドトンネルなどのトンネル構造物を構成する構
造体の連結構造に関し、詳細には、構造物内火災等によ
る止水性の低下を防止する耐火性を備えた連結構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】海中等におけるトンネル構築工法の一つ
として、沈埋工法が提案されている。この工法は、予め
沈埋函と呼ばれる筒体を陸上で複数製造し、これを水面
に浮かべて敷設地点まで曳航し、海底に沈設した上で、
沈埋函同士をそれぞれ連結してトンネルを構築するもの
である。
【0003】一方、係る沈埋函の連結においては、連結
部分の十分な止水性が要求されるが、その止水構造を構
成するOリング等のゴム系の材料はそれ自体耐熱性が低
いものである。従って、トンネル築造中又は開通後にお
いて、万一トンネル内火災等が生じた湯合には、容易に
劣化・破壊し、連結部分からの海水流入による大惨事を
招く危険性がある。そこで、従来より沈埋函の連結には
止水性と共に耐火性をも考慮した構造が採用されてい
る。
【0004】以下、係る従来の沈埋函の連結構造100
を、その断面図を示す図4により説明する。連結構造100
は、緊張材101と、緊張材101を沈埋函109中に貫通させ
るためのシース管102と、緊張材101を緊張させるための
カプラー103とにより沈埋函109同士を連結するものであ
って、止水構造を形成する一次止水ゴム104及び二次止
水ゴム105と、耐火構造を形成する硬質発泡ウレタン10
6、ロックウール107及び耐火板108とを備える。
【0005】一次止水ゴム104は、連結される沈埋函の
周縁突出部109a間に全周に渡って設けられ、トンネル内
への海水等の流入を直接阻止するものであり、例えば、
Oリングが用いられる。二次止水ゴム105は、周縁突出
部109a間の間隙を内側から液密に塞ぐように全周に渡っ
て設けられ、一次止水ゴム104を補助するものであり、
ゴム製のシート等が用いられる。これら2つの止水ゴム
(104、105)が相俟って、沈埋函109内への海水等の流
入が防止される。
【0006】硬質発泡ウレタン106は、連結構造100内の
空間に充填され、止水ゴム(104、105)と沈埋函109内
部(トンネル内部)とを断熱するものである。耐火板10
8は、沈埋函109の内周壁に設けられ、炎や火の子が直接
止水ゴム(104、105)や硬質発泡ウレタン106等に接触
し、引火することを防止するものであり、鋼板等が用い
られる。ロックウール107は不燃性のシート状物であ
り、係る耐火板108の機能を補助する。
【0007】そして、これらの耐火構造(106、107、10
8)は、少くともトンネルの天井側の連結構造に採用さ
れ、トンネル内で火災等が生じた場合に止水ゴム(10
4、105)への引火を耐火板108等で防止すると共に、温
度上昇に伴う止水ゴム(104、105)の溶融を硬質発泡ウ
レタン106の断熱効果により防止し、止水構造を保護す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、沈埋函には時と
して剪断方向の荷重が加わることがあり、連結された沈
埋函同士が径方向に僅かにずれる場合がある。この場
合、従来の耐火構造においては、耐火板108の端部108a
が自由端となっているため、係る位置ずれに起因して端
部108aが剥がれたようになり、隙間が生じることとな
る。
【0009】このような隙間は、連結構造100内部への
熱又は炎の侵入を許容し、止水ゴム(104、105)を溶融
させ、係る止水構造を破壊する危険性があった。この場
合、連結構造100内部に充填されている硬質発泡ウレタ
ンは断熱材ではあるが不燃物ではないため、炎の侵入を
防ぐことができず、逆に燃焼する場合もあり、止水構造
を破壊する危険性は極めて高いものであった。また、火
災等によりトンネル内が高温状態になった場合には、耐
火板108に反りを生じることがあり、この場合も同様に
端部108aに隙間が生じることになり、止水構造の破壊の
危険性があった。
【0010】したがって、本発明の目的は、上記従来の
技術として説明した沈埋トンネルや、さらに、シールド
トンネルを含むトンネル構造物における構造体の連結部
において、耐火板端部の隙間の発生、特に、連結された
構造体間の径方向のずれに起因する隙間の発生を防止
し、ひいてはトンネル内火災等に対する止水構造の十分
な保護を可能とする柔継手部の連結構造を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、沈埋ト
ンネルまたはシールドトンネルなどのトンネル構造物を
構成する構造体同士の連結部分を外部から止水する止水
手段と、当該止水手段と構造体内部の空洞との間に介在
し、前記止水手段を熱的に保護する耐火手段とを備えた
柔継手部の連結構造において、前記耐火手段が、各々の
前記構造体についてその内周壁に沿って設けられた耐火
板と、いずれか一方の前記構造体にのみ連結され、前記
構造体間の前記耐火板を中継する端部差込み部材とから
なり、前記耐火板は、その端部が連結部分へ突出して設
けられ、前記端部差込み部材には、前記耐火板の端部が
それぞれ遊挿され、かつ、前記端部差込み部材と遊挿さ
れた前記端部との空隙には不燃性断熱材が隙間なく詰め
込まれたことを特徴とする柔継手部の連結構造が提供さ
れる(請求項1)。
【0012】この手段によれば、前記耐火板の端部が前
記端部差込み部材に遊挿されているため、当該端部の位
置ずれ、変形は前記端部差込み部材内の遊びの範囲で許
容される。そして、前記端部差込み部材を前記構造体の
いずれか一方にのみ連結されるものとしたことにより、
連結された構造体間に径方向のずれが生じた場合には、
そのずれがそのまま前記端部の位置ずれとなって表れる
が、前記端部差込み部材と、これに遊挿された前記端部
との空隙には不燃性断熱材が隙間なく詰め込まれている
ので、隙間を生じることがない。また、前記耐火板に反
りを生じて前記端部が変形した場合であっても同様であ
る。
【0013】従って、本発明の連結構造は、耐火板端部
の隙間の発生を防止し、ひいてはトンネル内火災等に対
する止水構造の十分な保護を可能にし、特に、連結され
た構造体間の径方向のずれに対応することができる。
【0014】本発明において、前記トンネル構造物を構
成する構造体とは、例えば、沈埋トンネルにおいては各
沈埋函であり、またシールドトンネルにおいては覆工体
であり、さらに、水中や地下において沈埋函や覆工体に
連結される構造体をも含み、したがって、前記構造体同
士の連結部分とは、例えば、シールドトンネルにおける
覆工体と駅などの地下構造物との接続部分をも含むもの
である。前記柔継手部とは、トンネルの軸方向に作用す
る引張力や圧縮力に対して、伸縮変形することにより抵
抗する継手部であって、沈埋函トンネルでは、例えば、
圧縮力に対抗するゴムガスケットと引張力に対抗するP
C鋼材とにより形成したり、あるいは引張力と圧縮力の
両方に対抗可能なベローズにより形成することができ
る。前記構造体内部の空洞とは、最終的にトンネル内部
に該当する箇所をいう。前記止水手段としては、連結さ
れる構造体に介在して設けられたOリング等がある。前
記熱的に保護するとは、トンネル内火災等における炎の
侵入を防ぐこと、及びトンネル内部との断熱等をいう。
【0015】前記耐火板としては、けい酸カルシウム
板、耐熱鋼板等の不燃性材料の板が利用できて、単層ま
たは積層して用いることが可能である。また不燃性断熱
材としては、アルミナシリケート繊維、ムライト繊維、
アルミナ繊維、ジルコニア繊維等のセラミックファイバ
ーよりなるブランケット等がある。さらに、前記端部差
込み部材は、セラミック(焼結体)、耐熱鋼等の不燃性
材料から形成されるものである。
【0016】また、本発明においては、前記耐火手段
を、いずれか一方の前記構造体に設けられた端部差込み
部材と、他方の前記構造体の内周壁に沿って設けられ、
かつ、前記端部差込み部材まで延在した耐火板と、によ
り構成し、また、前記端部差込み部材には、前記耐火板
の端部が遊挿され、かつ、前記端部差込み部材と遊挿さ
れた前記端部との空隙には不燃性断熱材が隙間なく詰め
込まれたものとすることもできる(請求項2)。
【0017】一方の構造体に設けられた耐火板は、他方
の構造体にまで延在せしめ、連結部分を覆う構造とした
ものである。当該耐火板の端部は、他方の構造体に設け
られた端郡差込み部材に遊挿され、その位置ずれ、変形
に対応する。また、構造体間の径方向のずれは、そのま
ま耐火板端部に表れる。
【0018】更に、本発明においては、前記耐火手段
を、各々の前記構造体に設けられた端部差込み部材と、
当該端部差込み部材間に介在し、かつ、いずれか一方の
前記構造体にのみ連結された耐火板と、により構成し、
また、前記端部差込み部材には、前記耐火板の両端部が
それぞれ遊挿され、かつ、前記端部差込み部材と遊挿さ
れた前記端部との空隙には不燃性断熱材が隙間なく詰め
込まれたものとすることもできる(請求項3)。
【0019】連結部分を覆うための別途の耐火板を構造
体間に架設するように構成したものである。両構造体に
はそれぞれ端部差込み部材が設けられ、当該耐火板の両
端部は当該端部差込み部材に各々遊挿され、その位置ず
れ、変形に対応する。また、耐火板はいずれか一方の構
造体にのみ連結されているので、構造体間の径方向のず
れは、そのまま耐火板端部に表れる。
【0020】更にまた、本発明においては、前記耐火手
段を、いずれか一方の前記構造体に設けられた端部差込
み部材と、他方の前記構造体の内周壁に沿って設けら
れ、かつ、前記端部差込み部材まで延在した耐火板とで
構成し、前記端部差込み部材には前記耐火板の端部が遊
挿され、当該端部の上下に対向する面には不燃性断熱材
が隙間なく詰め込まれる一方で、当該端部の先端と前記
端部差込み部材との間には、前記端部差込み部材内にお
ける前記耐火板端部の構造物軸方向への挙動を許容する
クリアランスとしての空洞を設けても良い(請求項
4)。
【0021】ここでは、連結部分において構造物軸方向
への位置ずれ、特に、連結部分のクリアランスが圧縮さ
れるような位置ずれが生じた場合に、耐火板の先端が端
部差込み部材内で自在に摺動できるようにして、隙間の
発生を防止可能なように構成したものである。さらに、
径方向への位置ずれに対しては、耐火板の端部が端部差
込み部材に遊挿されているので、変形は端部差込み部材
内の遊びの範囲で許容され、しかも、耐火板端部の上下
面と端部差込み部材との間には不燃性断熱材が隙間なく
詰め込まれているので、隙間を生じることがない。
【0022】また、構造体同士の連結部分に延在する前
記耐火板を一方の前記構造体に固定するための手段であ
って、少なくともトンネル内に露出する部材として、例
えば、セラミックスタッド等の不燃性材料からなる部材
を用いることが好ましい。このように不燃性材料からな
る固定手段を用いれば、トンネル内に火災が発生した場
合であっても、前記耐火板の裏面、すなわち、止水手段
等が存在する連結部分内への熱伝導を低減させることが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて説明する。なお、本実施例では、
柔継手部の連結構造に関し、特に、沈埋トンネルの連結
構造を例示して説明する。
【0024】図1は、本発明に係る柔継手部の連結構造
を示す断面図である。連結構造Aは、緊張材1aと、緊張
材1aを沈埋函中に貫通させるためのシース管1bと、緊張
材1aを緊張させるためのカプラー1cとを備え、緊張材1a
を緊張させることにより沈埋函(2、2,)同士を連結す
るものである。また、連結構造Aは、止水手段として1
次止水ゴム3aと2次止水ゴム3bとを備え、トンネル内へ
の海水等の流入を防止するものである。これらの連結及
び止水のための構成は、従来の連結構造と同様である。
そして、連結構造Aは止水手段を火や熱から保護するた
めの耐火手段として、沈埋函(2、2’)の内周壁(2a、
2a')に固着された耐火板(4、4')と、沈埋函(2、
2’)間において、沈埋函の内周壁(2a、2a')にそれぞ
れ固着された耐火板(4、4’)を中継するI字型端部差
込み部材5と、I字型端部差込み部材5を支持するL字型
アングル6と、I字型端部差込み部材5からL字型アング
ル6までの空隙に配置されたセラミックブランケット7と
を備える。
【0025】耐火板(4、4’)は、沈埋函の内周壁(2
a、2a')の表面にアンカー4bによって、直接固着され
る。このアンカー4bは沈埋函(2、2')自体とトンネル
内との断熱性を高めるため、例えば、セラミックなどの
耐火材料から成るアンカーが用いられる。なお、沈埋函
の内周壁(2a、2a')において連続して固着される耐火
板4相互間の端部(4c、4c')は、図のように斜めにカッ
トすることが好ましい。耐火板(4、4’)に反りを生じ
た場合に、端部(4c、4c')は相互に滑ってオーバーラ
ップし隙間が生じにくいからである。
【0026】I字型端部差込み部材5は、断面I字型の
セラミック部材であって、L字型アングル6を介して一方
の沈埋函2にのみ連結・支持される。また、I字型端部
差込み部材5の上下の天板間(5a、5b)には、耐火板
(4、4')の端部(4a、4a’)が左右にそれぞれ遊挿
し、これにより連結部分における耐火板(4、4’)のそ
れぞれの端部(4a、4a')が中継される。
【0027】セラミックブランケット7は、耐火板の端
部(4a、4a')と天板(5a、5b)との間の空隙に隙間無
く詰め込まれ、また、連結部分内へ突出した耐火板
(4、4’)の上、特にL字型アングル6との空隙にまで詰
め込まれる。このセラミックブランケット7は、断熱性
及び耐火性を有するので、トンネル内と止水ゴム(3a、
3b)とを断熱すると共に、止水ゴム(3a、3b)への直接
の引火をも防止する。更に、セラミックブランケット7
は、適度に柔軟性を有するので、I字型端部差込み部材
5の上下の天板間(5a、5b)における耐火板の端部4aの
移動(ずれ)・変形を拘束せず、また、変形等の際に隙
間が生じることもない。
【0028】L字型アングル6は、トンネル内との断熱効
果向上の点からセラミック材料により構成されたもので
ある。
【0029】なお、連結構造Aでは、従来の如く硬質発
泡ウレタンを連結構造内の空間に配置しなくても、セラ
ミックブランケット7によりトンネル内に対する十分な
断熱効果が得られるが、一層の断熱効果を得るために、
これを配置した場合であっても、セラミックブランケッ
ト7により炎の侵入は防止されるのでウレタンへの引火
の危険性は極めて少く、何ら支障はない。
【0030】係る構成から成る連結構造Aでは、トンネ
ル内火災等が生じた場合に、耐火板4、I字型差込み部
材5及びセラミックブランケット7により、止水ゴム(3
a、3b)への熱の伝導、及び直接の引火を防止する。
【0031】そして、連結構造Aを境にして剪断荷重が
加わり、連結された沈埋函(2、2')同士に径方向のず
れを生じたような場合には、I字型端部差込み部材5が
一方の沈埋函2にのみ連結されていることにより、耐火
板(4、4')の端部(4a、4a’)ではそれぞれ以下の状
態となる。
【0032】まず、I字型差込み部材5が連結された沈
埋函2側の耐火板4の端部4aは、I字型端部差込み部材5
とずれを生じることはなく、これと平行に移動するた
め、耐火板4の端部4aとI字型端部差込み部材5との位置
関係に変化は無い。従って、端部4aに隙間を生じること
はない。
【0033】一方、沈埋函2’側の耐火板4'の端部4a'
は、沈埋函(2、2')同士のずれの分だけ、I字型端部
差込み部材5とずれを生じることとなる。しかし、当該
端部4a'は天板(5a、5b)間に遊挿されているので、天
板(5a、5b)間においてずれを生じるだけである。そし
て、天板(5a、5b)には、セラミツクブランケット7が
詰め込まれているので、結局、こちらの耐火板の端部4
a'にも隙間は生じない。
【0034】以上のことから、沈埋函(2、2’)同士が
径方向にずれを生じたか否かに関わらず、止水ゴム(3
a、3b)への断熱性及び耐火性に変わりはなく、係るず
れを生じた後にトンネル内火災が生じた場合でも、その
火・熱から止水ゴム(3a、3b)を十分に保護することが
できる。
【0035】また、当該火災等によりトンネル内が高温
になり、耐火板(4、4')に反りを生じて耐火板の端部
(4a、4a')が変形(位置ずれ)した場合であっても、
同様にI字型端部差込み部材5の天板間(5a、5b)内に
おいて当該端部(4a、4a’)の位置がずれるだけに過ぎ
ず、セラミックブランケット7によって、やはり隙間を
生じない。
【0036】以上の作用から、連結構造Aは、耐火板端
部(4a、4a’)における隙間が極めて生じにくく、トン
ネル内火災に対する止水ゴム(3a、3b)保護の信頼性が
極めて高いという効果がある。
【0037】次に、図2は、本発明に係る他の柔継手部
の連結構造Bを示す断面図である。連結構造Bは、緊張材
11a、シース管11b及びカプラー11cにより沈埋函(12、1
2’)同士を連結し、また、止水手段として1次止水ゴム
13aと2次止水ゴム13bとを備える点は、上述した連結構
造Aと同様である。そして、連結構造Bは、耐火手段とし
て、沈埋函の内周壁(12a、12a')に固着された耐火板
(14、14')と、耐火板(14、14')を中継するコ型端部
差込み部材15と、耐火板14を支持するL字型アングル16
と、コ型端部差込み部材15からL字型アングル16までの
空隙に配置されたセラミックブランケット17とを備え
る。
【0038】耐火板(14、14’)は、沈埋函の内周壁
(12a、12a')の表面にアンカー4bによって直接固着さ
れる。そして、沈埋函12側に固着された耐火板14は、連
結部分を通って沈埋函12'まで延設される。
【0039】コ型端部差込み部材15は、断面コ型のセラ
ミック部材であって、開口側が連結部分の方向を向くよ
うに沈埋函12'にのみ固定して設けられ、その上下の天
板(15a、15b)間には耐火板14の一端部14aが遊挿され
る。
【0040】セラミックブランケット17は、耐火板の端
部14aとコ型端部差込み部材15の上下の天板(15a、15
b)の間との空隙に隙間無く詰め込まれ、また、耐火板1
4上面とL字型アングル16との空隙にまで詰め込まれる。
【0041】係る構成からなる連結構造Bでは、上述し
た連結構造Aと同様に、トンネル内火災等が生じた場合
に、耐火板(14、14')、コ型差込み部材15及びセラミ
ックブランケット17により、止水ゴム(13a、13b)への
熱の伝導、及び直接の引火を防止する。
【0042】そして、連結された沈埋函(12、12’)同
士に径方向のずれを生じたような場合においては、当該
ずれに応じて沈埋函12に固着されている耐火板14の端部
14aは、沈埋函12’にのみ連結されているコ型端部差込
み部材15内でずれを生じるが、コ型端部差込み部材15内
に詰め込まれたセラミックブランケット17により隙間を
生じることはない。
【0043】従って、その後にトンネル内火災が生じた
場合でも、止水ゴム(13a、13b)を十分に保護できる。
また、耐火板14に反りを生じて耐火板の端部14aが変形
した場合も同様であり、連結構造Bは連結構造Aと同様の
効果を奏する。
【0044】次に、図3は、本発明に係る更に他の柔継
手部の連結構造Cを示す断面図である。連結構造Cは、緊
張材21a、シース管21b及びカプラー21cにより沈埋函(2
2、22’)同士を連結し、また、止水手段として1次止水
ゴム23aと2次止水ゴム23bとを備える点は、上述した連
結構造A及びBと同様である。そして、連結構造Cは、耐
火手段として、沈埋函の内周壁(22a、22a')にそれぞ
れ固着された耐火板24及び連結部分に位置する耐火板24
aと、、耐火板24aを支持するL字型アングル26と、耐火
板24及び24aを中継する2つのコ型端部差込み部材25
と、コ型端部差込み部材25からL字型アングル26までの
空隙に配置されたセラミックブランケット27とを備え
る。
【0045】連結構造Cにおいては、コ型端部差込み部
材25は開口側が連結部分の方向を向くように沈埋函(2
2、22’)端部にそれぞれ設置され、また、上下の天板
(25a、25b)間には耐火板24a左右の端部24bがそれぞれ
遊挿する。
【0046】セラミックブランケット27は、耐火板の端
部24bとコ型端部差込み部材25の上下の天板(25a、25
b)の間との空隙に隙間なく詰め込まれ、また、耐火板2
4aとL字型アングル26との空隙にまで詰め込まれる。
【0047】係る構成からなる連結構造Cでは、上述し
た連結構造A及びBと同様に、トンネル内火災等が生じた
場合に、耐火板(24、24a)、コ型端部差込み部材25及
びセラミックブランケット27により、止水ゴム(23a、2
3b)への熱の伝導、及び直接の引火を防止する。
【0048】そして、連結された沈埋函(22、22')同
士に径方向のずれを生じたような場合においては、耐火
板24aは沈埋函22に連結されているので、図の右側の端
部24bが、沈埋函22’に対してずれを生じることとな
る。
【0049】しかし、この端部24bは、コ型端部差込み
部材25内でずれを生じるだけであり、セラミックブラン
ケット27がコ型端部差込み部材25内に詰め込まれている
のでこのずれにより端部24bでは隙間を生じない。
【0050】また、耐火板24aが高温等に起因して反り
を生じて、その両端部24bが変形した場合も、それぞれ
のコ型端部差込み部材25内においてずれを生じるだけで
あり、上述した湯合と同様に隙間の発生が防止される。
【0051】次に、図5は、本発明に係る他の柔継手部
の連結構造Dを示す断面図である。連結構造Dは、緊張材
31a、シース管(図示せず)及びカプラー31cにより沈埋
函(32、32’)同士を連結し、また、止水手段として1
次止水ゴム33aと2次止水ゴム33bとを備える点は、上述
した連結構造A〜Cと同様であり、沈埋函(32、32’)の
内周面にはセラッミックなどの耐火材料から成るアンカ
ーボルト39aによりそれぞれ耐火板(34、34’)が固着
されている。また連結構造Dは、耐火手段として、L字型
アングル36により支持された耐火板38と、この耐火板38
を、一方の沈埋函32の内周面に固着された耐火板34に中
継する端部差込み部材35と、セラミックブランケット(3
7a,37b)とを備える。
【0052】ここで、端部差込み部材35は、段差を有す
る板体(35a,35b)からなり、一方の板体35bが耐火板34
の端部にアンカーボルト39aで固定され、他方の板体35a
が沈埋函32の内周面との間に隙間を形成し、この隙間に
耐火板38の端部38aが遊挿される。そして、耐火板38の
端部38aの上下に対向する面、すなわち、沈埋函32端部
の内周面と、板体35aとにはセラミックブランケット37b
が隙間なく詰め込まれる一方で、耐火板端部38aの先端
と端部差込み部材35との間には、クリアランスとしての
空洞41が形成されて、このクリアランス内を耐火板38の
端部38aが摺動することにより、耐火板38のトンネル軸
方向への挙動が許容される。
【0053】また、耐火板38は図示されたように、沈埋
函(32、32’)の連結部分に延設されて、一端は沈埋函
32’の端部内周面に当接し、他端は他の部分よりも若干
薄く形成されて前記端部差込み部材35に遊挿され、この
耐火板38の内側全面にはセラミックブランケット37aが
隙間無く敷設されて、耐火板38はセラミックブランケッ
ト37aと伴にセラミックスタッド39bを介してL字型アン
グル36に支持されている。
【0054】係る構成からなる連結構造Dでは、上述し
た連結構造A〜Cと同様に、トンネル内火災等が生じた場
合に、耐火板38、差込み部材35及びセラミックブランケ
ット(37a,37b)により、止水ゴム(33a、33b)への熱の
伝導、及び直接の引火を防止する。
【0055】そして、連結された沈埋函(32、32’)同
士にトンネル軸方向への位置ずれ、例えば、図6におい
て矢印Tで示したように、連結部分のクリアランスが広
がるような位置ずれが生じた場合であっても、耐火板38
の端部38aがセラミックブランケット37bで挟まれた空
洞41内で摺動するだけで、隙間を生じることはない。一
方、図7において矢印Cで示したように、連結部分のク
リアランスが縮小するような位置ずれが生じた場合であ
っても、耐火板38の端部38aが空洞41内で摺動するだけ
で、隙間を生じることはない。
【0056】さらに、連結された沈埋函(12、12’)同
士に径方向の位置ずれを生じたような場合においても、
図8(a)(b)に示したように、耐火板38の端部38a
が上下何れか一方のセラミックブランケット37bを押圧
して、この位置ずれによる変位は吸収されて、隙間を生
じることはない。
【0057】従って、トンネル軸方向への位置ずれや、
径方向の位置ずれを生じた後にトンネル内火災が発生し
ても、止水ゴム(33a、33b)はセラミックブランケット
(37a、37b)により十分に保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る柔継手部の連結構造Aを示す断面
図である。
【図2】本発明に係る他の柔継手部の連結構造Bを示す
断面図である。
【図3】本発明に係る更に他の柔継手部の連結構造C示
す断面図である。
【図4】従来の沈埋函の連結構造100を示す断面図であ
る。
【図5】本発明に係る柔継手部の連結構造Dを示す断面
図である。
【図6】柔継手部の連結構造Dにおいて、連結部分のク
リアランスが拡大するようにトンネル軸方向への位置ず
れが生じた状態を示す断面図である。
【図7】柔継手部の連結構造Dにおいて、連結部分のク
リアランスが縮小するようにトンネル軸方向への位置ず
れが生じた状態を示す断面図である。
【図8】(a)(b)は柔継手部の連結構造Dにおい
て、径方向の位置ずれが生じた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1a、11a、21a、31a 緊張材 1b、11b、21b、31b シース管 1c、11c、21c、31c カプラー 2、2’、12、12’、22、22'、32、32' 沈埋函 3a、13a、23a、33a 一次止水ゴム 3b、13b、23b、33b 二次止水ゴム 4、4’、14、14’、34、34’ 耐火板 4a、24a、38 耐火板 14a、38a 耐火板端部 5、15、25、35 端部差込み部材 6、16、26、36 L字型アングル 7、17、27、37a、37b セラミックブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 500067190 アユモ ゲゼルシャフト ミット ベシ ュレンクテル ハフツング ドイツ連邦共和国 22393 ハンブルグ ザーゼラーボーゲン 3 (72)発明者 清宮 理 東京都新宿区大久保3−4−1 早稲田 大学理工学部内 (72)発明者 滝本 孝哉 東京都荒川区西日暮里二丁目26番2号 日本シビックコンサルタント株式会社内 (72)発明者 藤井 義文 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 近 信明 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中土木内 (72)発明者 斉藤 一也 東京都中央区新川1−14−5 日本イン シュレーション株式会社東京本部内 (72)発明者 水野 克明 岐阜県本巣郡穂積町大字野田新田字北沼 4064−1 日本インシュレーション株式 会社生産事業部内 (72)発明者 足立 潤 ドイツ連邦共和国 22393 ハンブルグ ハーゼンベック 17 (56)参考文献 特開 平9−3942(JP,A) 特開 平10−184289(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/04 E02D 29/073 E03F 3/04 E21D 11/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 沈埋トンネルまたはシールドトンネルな
    どのトンネル構造物を構成する構造体同士の連結部分を
    外部から止水する止水手段と、当該止水手段と構造体内
    部の空洞との間に介在し、前記止水手段を熱的に保護す
    る耐火手段とを備えた柔継手部の連結構造において、 前記耐火手段が、各々の前記構造体についてその内周壁
    に沿って設けられた耐火板と、いずれか一方の前記構造
    体にのみ連結され、前記構造体間の前記耐火板を中継す
    る端部差込み部材と、からなり、 前記耐火板は、その端部が連結部分へ突出して設けら
    れ、前記端部差込み部材には、前記耐火板の端部がそれ
    ぞれ遊挿され、かつ、前記端部差込み部材と遊挿された
    前記端部との空隙には不燃性断熱材が隙間なく詰め込ま
    れたことを特徴とする柔継手部の連結構造。
  2. 【請求項2】 沈埋トンネルまたはシールドトンネルな
    どのトンネル構造物を構成する構造体同士の連結部分を
    外部から止水する止水手段と、当該止水手段と構造体内
    部の空洞との間に介在し、前記止水手段を熱的に保護す
    る耐火手段とを備えた柔継手部の連結構造において、 前記耐火手段が、いずれか一方の前記構造体に設けられ
    た端部差込み部材と、他方の前記構造体の内周壁に沿っ
    て設けられ、かつ、前記端部差込み部材まで延在した耐
    火板と、からなり、 前記端部差込み部材には、前記耐火板の端部が遊挿さ
    れ、かつ、前記端部差込み部材と遊挿された前記端部と
    の空隙には不燃性断熱材が隙間なく詰め込まれたことを
    特徴とする柔継手部の連結構造。
  3. 【請求項3】 沈埋トンネルまたはシールドトンネルな
    どのトンネル構造物を構成する構造体同士の連結部分を
    外部から止水する止水手段と、当該止水手段と構造体内
    部の空洞との間に介在し、前記止水手段を熱的に保護す
    る耐火手段とを備えた柔継手部の連結構造において、 前記耐火手段が、各々の前記構造体に設けられた端部差
    込み部材と、当該端部差込み部材間に介在し、かつ、い
    ずれか一方の前記構造体にのみ連結された耐火板と、か
    らなり、 前記端部差込み部材には、前記耐火板の両端部がそれぞ
    れ遊挿され、かつ、前記端部差込み部材と遊挿された前
    記端部との空隙には不燃性断熱材が隙間なく詰め込まれ
    たことを特徴とする柔継手部の連結構造。
  4. 【請求項4】 沈埋トンネルまたはシールドトンネルな
    どのトンネル構造物を構成する構造体同士の連結部分を
    外部から止水する止水手段と、当該止水手段と構造体内
    部の空洞との間に介在し、前記止水手段を熱的に保護す
    る耐火手段とを備えた柔継手部の連結構造において、 前記耐火手段が、いずれか一方の前記構造体に設けられ
    た端部差込み部材と、他方の前記構造体の内周壁に沿っ
    て設けられ、かつ、前記端部差込み部材まで延在した耐
    火板と、からなり、 前記端部差込み部材には前記耐火板の端部が遊挿され、
    当該端部の上下に対向する面には不燃性断熱材が隙間な
    く詰め込まれる一方で、当該端部の先端と前記端部差込
    み部材との間には、前記端部差込み部材内における前記
    耐火板端部の構造物軸方向への挙動を許容する空洞を備
    えることを特徴とする柔継手部の連結構造。
  5. 【請求項5】 沈埋トンネルまたはシールドトンネルな
    どのトンネル構造物を構成する構造体同士の連結部分に
    延在する前記耐火板を一方の前記構造体に固定するため
    の手段であって、少なくともトンネル内に露出する固定
    手段を不燃性材料で形成してなる請求項4記載の柔継手
    部の連結構造。
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KR101193216B1 (ko) * 2010-06-18 2012-10-19 (주)대우건설 가변형 해저구조물의 접합부 내화 성능 개선을 위한 내화재 연속 도포 구조
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CN107419749B (zh) * 2017-08-31 2019-10-29 中交第四航务工程局有限公司 最终接头运输底座支撑方法及验证方法
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