JP3537318B2 - 特定のコネクションの通信データを加工する交換機および交換方法 - Google Patents

特定のコネクションの通信データを加工する交換機および交換方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データを固定長パ
ケットのセルに分割して転送する通信網において、セル
毎に交換処理を行うとともに、他の通信網に収容されて
いる各種データを収容するための処理を行う交換機およ
び交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】非同期転送モード(Asynchronous Trans
fer Mode,ATM)通信方式は、様々な速度を持つデー
タをセルと呼ばれる固定長パケットに分解して転送する
方式であり、通信網内では、様々なトラフィック特性を
持つ各種データを一元的に処理することができる。この
ため、マルチメディア通信のインフラストラクチャとし
て、ATM通信方式を用いた通信網(ATM網)が構築
されつつある。
【0003】ATM交換機は、このようなATM網内に
設置され、セル毎に交換処理を行って、ユーザ・ユーザ
間のATMコネクションを中継する。例えば、特開平7
−307745に示されているATM交換機は、図25
に示すような構成を持つ。
【0004】図25のATM交換機1は、主として、ス
イッチ部2と複数の回線対応部3(加入者回線対応部ま
たは中継回線対応部)により構成される。回線対応部3
には、直接、あるいは伝送装置4を経由して、1つまた
は複数の加入者端末5が接続され、加入者からの1つま
たは複数のコネクション(ATMコネクション)が収容
される。
【0005】このように、ATM交換機1では、1つの
入力ポート(回線対応部)上に複数のコネクションを収
容することが可能であり、セルがどのコネクションに属
するかは、セルのヘッダ部分に含まれる仮想パス識別子
(Virtual Path Identifier,VPI)および仮想チャ
ネル識別子(Virtual Channel Identifier,VCI)に
より識別される。VPIのみにより識別されるコネクシ
ョンはVPコネクションと呼ばれ、VPIおよびVCI
により識別されるコネクションはVCコネクションと呼
ばれる。
【0006】ATM交換機1にてコネクションの中継を
行う場合、まず、図26に示すように、回線対応部3に
搭載されているVPI/VCI変換部6が、VPI/V
CI変換テーブル7を参照して、入力セルのVPI、V
CIを出力回線に対応したVPI、VCIに変換すると
ともに、タグ情報(TAG)をセルに付加する。TAG
は、スイッチ部2において方路選択に用いられる内部識
別子である。
【0007】スイッチ部2は、セルに付加されたTAG
を用いて、所望の方路へセルを出力する。このような操
作により、ATM交換機1では、入力されたセルを、セ
ル毎に所望の回線にスイッチングすることが可能とな
る。
【0008】ところで、ATM端末以外の加入者端末を
ATM網に収容することも可能である。このような端末
としては、例えば、電話サービスを主とする既存の同期
転送モード(Synchronous Transfer Mode ,STM)の
通信網に接続されている端末がある。
【0009】STMの加入者端末をATM網に収容する
場合、STM網とATM網の間に、相互接続装置(Inte
rWorking Facility ,IWF)あるいはCLAD(Cell
Assembly & Disassembly )と呼ばれるSTM−ATM
交換器を設置する。そして、このSTM−ATM変換器
において、STMデータをATMセルに変換し、ATM
網内でSTMデータの転送を行う。
【0010】図27は、既存のSTM網をATM網に収
容した場合の網構成を示す。図27において、ATM網
11には複数のATM交換機1が含まれ、ATM交換機
1にはATM加入者端末5が接続されている。また、S
TM網12には複数のSTM交換機13が含まれ、ST
M交換機13にはSTM加入者端末14が接続されてい
る。そして、ATM交換機1とSTM交換機13の間に
IWF15が設置されている。
【0011】例えば、左下のSTM加入者端末14から
発信されたデータは、STM交換機13およびIWF1
5を介してATM網11に入力され、ATM網11内の
中継回線上を転送される。そして、IWF15およびS
TM交換機13を介して、右下のSTM加入者端末14
に到達する。あるいは、ATM網11に接続された右上
のATM加入者端末5に到達する場合もある。
【0012】このとき、IWF15においてSTMデー
タからATMセルへの変換(以下では、セル化と呼ぶ)
またはATMセルからSTMデータへの変換(以下で
は、デセル化と呼ぶ)を行う際のデータマッピング方法
に関しては、以下の2種類が考えられる。 (a)AAL(ATM Adaptation Layer)タイプ1を使用
する方法(ITU−T(International Telecommunicat
ions Union-Telecommunications )勧告I.363.
1) (b)AALタイプ2を使用する方法(ITU−T勧告
I.363.2) AALタイプ1は、AAL1とも呼ばれ、1バイト12
5μsのSTMデータを47バイト分まとめて1つのセ
ルとして送出するセル化方法であり、固定速度のデータ
をセル化する場合に適している。また、AALタイプ2
は、AAL2とも呼ばれ、データをまずショートセルと
呼ばれる可変長の短いパケットにマッピングし、複数の
ショートセルを1つのATMセルに多重するセル化方法
であり、可変速度でかつ低速のデータをセル化する場合
に適している。
【0013】IWF15がSTMデータのセル化を行う
場合、そのデータが音声信号であれば、音声符号化(場
合によっては無音圧縮を含む)を施すことによってデー
タ量を削減し、さらにその符号化データをAALタイプ
2によりセル化する。無音圧縮とは、無音のときはデー
タ転送を行わないことを意味する。
【0014】このようなセル化により、ATM網におけ
るデータの帯域圧縮が可能となる。ただし、コネクショ
ンの接続先であるIWF15やATM加入者端末5が、
AALタイプ2をサポートしていることが前提となる。
一方、帯域圧縮が行えないような非音声信号の場合に
は、AALタイプ1による転送の方が、AALタイプ2
による転送に比べて、帯域上有効である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の通信方法には次のような問題がある。音声信号
の転送においては、一般に、両端話者間における片側の
伝送遅延が25ms程度以上になると、それにより発生
するエコーが無視できなくなり、エコーキャンセラによ
りエコー補償を実施する必要があると言われている。S
TMデータをATM網で転送する際には、ATM網特有
の遅延と、IWFにおけるセル化処理またはデセル化処
理に伴う遅延とが発生し、既存のSTM網に比べて遅延
が増加することになる。
【0016】図28は、AALタイプ1を用いて処理し
た場合のIWFにおけるセル化/デセル化の遅延を示し
ている。まず、IWFが47バイトのSTMデータ21
をセル化して1つのATMセル22を生成するとき、各
バイトに応じたセル化遅延が発生する。例えば、左端の
1バイトのデータ21′に関しては、約6ms(125
us×47)のセル化遅延が発生し、右端の1バイトの
データ21″に関しては、セル化遅延は0とみなせる。
【0017】次に、ATMセル22がATM網を転送さ
れるときに、伝送路遅延とATM網内での揺らぎ吸収時
間τが加算される。一般に、ATM網では、セル同士の
衝突による損失を避けるため、セルのバッファリングが
行われる。これにより生じるセルの揺らぎを吸収するた
めに、揺らぎ吸収時間τが必要となる。
【0018】さらに、転送先でIWFがATMセル22
をデセル化してSTMデータ21を再生するとき、各バ
イトに応じたデセル化遅延が発生する。例えば、データ
21′に関しては、デセル化遅延は0とみなせるが、デ
ータ21″に関しては、約6msのデセル化遅延が発生
する。
【0019】したがって、セル化/デセル化に伴う遅延
は合わせて約6msと見積もることができ、これに伝送
路遅延と揺らぎ吸収時間τを加算することで、合計遅延
時間が算出される。セル化/デセル化の遅延と揺らぎ吸
収時間が発生することは、既存のアナログ電話サービス
を享受しているSTM加入者に対しては、エコー補償を
実施しなければならない領域が増加することを意味す
る。
【0020】IWFにより提供される機能がAALタイ
プ1のセル化/デセル化である場合、IWFにはAAL
タイプ1のCLADを設置する必要がある。また、前述
のセル遅延によるエコーを補償するために、エコーキャ
ンセラも設置する必要がある。
【0021】図29は、これらの装置を備えた仮想的な
IWFの構成図である。図29のIWF31は、m個の
チャネルを収容し、チャネル数分のエコーキャンセラ3
3と、AAL1多重CLAD32を備える。AAL1多
重CLAD32は、チャネル数分のAAL1−CLAD
34と、ATM多重分離部35を備える。ここでは、チ
ャネル毎にAAL1−CLAD34を設置しているが、
複数チャネルの処理をまとめて行う多重CLADも考案
されている(例えば、特開平5−37548)。
【0022】また、IWFにより提供される機能がAA
Lタイプ2のセル化/デセル化である場合、IWFには
AALタイプ2のCLADを設置する必要がある。ま
た、AALタイプ1の場合と同様の理由から、エコーキ
ャンセラが必要となる。
【0023】図30は、これらの装置を備えた仮想的な
IWFの構成図である。図30のIWF41は、m個の
チャネルを収容し、チャネル数分のエコーキャンセラ4
2と、チャネル数分の音声符号器43と、AAL2−C
LAD44を備える。
【0024】一般に、IWFのSTM網側の入出力点で
は、複数チャネルの信号が多重されている場合が多く、
また、各チャネルには、アナログ音声、ベアラデータ等
の様々な種類のデータが収容されている。ベアラデータ
(bearer data )とは、例えば、専用線を用いたベアラ
サービスにおいて転送されるデータを指し、音声データ
には限られない。
【0025】前述のように、最適なAALタイプはデー
タの種類に応じて異なるため、ATM網の効率的利用を
図るためには、データの種類に応じてAALタイプを変
更するのが望ましい。
【0026】例えば、アナログ音声を転送する場合、接
続先がAALタイプ2を収容していれば、AALタイプ
2のセル化を行うのが望ましく、接続先がAALタイプ
2を収容していなければ、AALタイプ1のセル化を行
うのが望ましい。また、非音声データを転送する場合、
AALタイプ1のセル化を行うのが望ましい。さらに、
アナログ音声の場合、エンド・エンドの伝送遅延量によ
っては、エコーキャンセラを設置する必要がある。
【0027】しかし、IWFにおいてAALタイプ1と
AALタイプ2の両方の機能を提供し、コネクションに
応じてエコーキャンセラの機能を提供しようとした場
合、図29と図30の構成を組み合わせる必要が生じ
る。この場合、IWFに収容されるすべてのチャネルに
対して、エコーキャンセラ、音声符号器等を設置しなけ
ればならず、設備量が膨大になるという問題がある。
【0028】特に、エコーキャンセラと音声符号器にお
いては、DSP(Digital Signal Processor)等を用い
たディジタル信号処理が必要なため、それらのハードウ
ェアは特に大きく、全チャネル分を搭載すると膨大な量
になる。
【0029】さらに、接続先のIWF等によって音声符
号器の符号化アルゴリズムが異なっている場合、チャネ
ル毎に複数の音声符号器を搭載するか、またはチャネル
毎に複数の符号化アルゴリズムを収容する音声符号器を
搭載しなければならない。
【0030】本発明の課題は、データを固定長パケット
に分割して転送するATM網等の通信システムにおい
て、STM網等の他の通信網に収容されている各種デー
タを効率的に収容し、網間相互接続装置の設備量を削減
するための交換機および交換方法を提供することであ
る。
【0031】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の交換機
の原理図である。図1の交換機は、例えば、ATM交換
機であり、固定長パケットのセルに分割された通信デー
タをセル毎に交換する。また、この交換機は、スイッチ
手段51とトランク手段52を備える。スイッチ手段5
1は、入力セル毎に出力方路を決定し、トランク手段5
2は、入力セルが特定の音声コネクションに属すると
き、そのセルの音声処理を行う。
【0032】スイッチ手段51は、例えば、入力セルの
コネクション識別情報であるVPI/VCIに基づくス
イッチング動作を行い、コネクションに応じて出力方路
を決定する。このとき、入力セルが特定の音声コネクシ
ョンに属することが分かれば、そのセルをトランク手段
52に出力する。
【0033】トランク手段52は、近端側信号に重畳さ
れている遠端側信号のエコーを除去するエコーキャンセ
ラ処理、入力セルの音声データを特定の音声符号に変換
する符号化処理、入力セルの音声符号を音声データに変
換する復号化処理、入力セルのデータをAALタイプ2
のセルに多重する多重処理、AALタイプ2の入力セル
からデータを分離する分離処理等を行って、再び、セル
をスイッチ手段51に入力する。
【0034】このように、交換機内に設けられたトラン
ク手段52が、AALタイプ1のセルにマッピングされ
たSTMデータを交換機に収容する際に必要となる各種
の音声処理を行うことで、IWFがそれらの音声処理を
行う必要がなくなり、IWFの設備量が軽減される。
【0035】また、トランク手段52をスイッチ手段5
1に接続することにより、交換機が収容するすべてのコ
ネクションのうち、音声処理が必要なコネクションのみ
を、選択的にトランク手段51に収容することができ
る。したがって、トランク手段52には、IWFが扱う
すべてのコネクションのうち、音声処理が必要なコネク
ションの数だけの処理装置を設置すればよく、IWFに
処理装置を設置する場合に比べて、大幅に設備量が軽減
される。
【0036】交換機が入力セルの入力回線とスイッチ手
段51の間のインタフェース処理を行う入力回線対応部
と、出力回線とスイッチ手段51の間のインタフェース
処理を行う出力回線対応部とをさらに備える場合、スイ
ッチ手段51は、次のようなスイッチング動作を行う。
【0037】この場合、スイッチ手段51は、音声処理
を必要としないコネクションのセルに対しては、入力回
線対応部と出力回線対応部が接続されるような第1のス
イッチング動作を行い、音声処理を必要とするコネクシ
ョンのセルに対しては、入力回線対応部とトランク手段
52が接続され、かつ、トランク手段52と出力回線対
応部が接続されるような第2のスイッチング動作を行
う。
【0038】また、スイッチ手段51およびトランク手
段52を備える別の交換機において、トランク手段52
は、セルの音声処理を行い、スイッチ手段51は、入力
回線からのセルが特定のコネクションに属するとき、そ
のセルをトランク手段52に入力し、かつ、トランク手
段52から出力されるセルを出力回線に出力するスイッ
チング動作を行い、入力回線からのセルが他のコネクシ
ョンに属するとき、そのセルを出力回線に出力するスイ
ッチング動作を行う。例えば、図1のスイッチ手段51
は、後述する図2のスイッチ部65に対応し、図1のト
ランク手段52は図2の音声処理トランク67に対応す
る。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明による通信システムでは、
ATM網とSTM網の相互接続を司るIWFにAALタ
イプ1のCLADを設置し、AALタイプ1によるST
Mデータのセル化/デセル化を行う。そして、ATM交
換機内に1つ以上の音声処理トランクを設け、エコーキ
ャンセラ、音声符号器、AALタイプ2のCLAD等の
処理を行う。
【0040】ATM交換機のスイッチング機能を利用す
れば、STM網からのすべてのコネクションのうち、こ
れらの処理が必要なコネクションのみを、選択的に音声
処理トランクに収容することができる。したがって、I
WFが扱うすべてのコネクションに対してエコーキャン
セラ等の処理装置を用意する必要がなくなり、システム
全体として設備量が削減される。
【0041】図2は、本発明のATM交換機を含む通信
システムの基本構成を示している。図2のシステムは、
ATM交換機61、ATM加入者端末62、およびIW
F63を含む。ATM加入者端末62はATM交換機6
1に接続され、IWF63は、STM網とATM交換機
61の間に設置されている。このIWF63は、図29
のAAL1多重CLAD32と同様の機能を持つAAL
1多重CLAD64を含む。
【0042】また、ATM交換機61は、スイッチ部6
5、複数の回線対応部66(加入者回線対応部または中
継回線対応部)、および1つまたは複数の音声処理トラ
ンク67を含む。回線対応部66は、加入者端末62や
中継システムとのインタフェース整合を行う。スイッチ
部65は、自己ルーティングスイッチであり、入力セル
に付加されたTAGの値を参照してセルをルーティング
する。
【0043】図3は、図2のATM交換機61内におけ
るセルのスイッチング方法を示している。まず、STM
網からのSTMデータは、IWF63にてAALタイプ
1のセルに変換され、ATM交換機61に入力される。
ここで、IWF63と接続されている回線対応部66に
おいて、VPI/VCI変換が行われる。
【0044】このとき、入力セルに対応するコネクショ
ンが非音声データ等であって、エコーキャンセラ等の特
別な音声処理を施す必要がない場合は、回線対応部66
は、入力セル内のVPI、VCIを中継回線に対応した
VPI、VCIに変換し、TAGをセルに付加する。ス
イッチ部65は、セルに付加されたTAGを用いて、破
線で示すように、所望の方路(中継回線対応部)へセル
を出力する。
【0045】また、入力セルに対応するコネクションが
音声データであって、特別な音声処理を施す必要がある
場合は、回線対応部66は、入力セル内のVPI、VC
Iを音声処理トランク67に対応したVPI、VCIに
変換するとともに、TAGをセルに付加する。スイッチ
部65は、セルに付加されたTAGを用いて、実線で示
すように、所望の方路(音声処理トランク)へセルを出
力する。
【0046】音声処理トランク67は、入力セルにエコ
ーキャンセラ等の所望の音声処理を施した後に、実線で
示すように、再び、スイッチ部65にセルを入力する。
音声処理トランク67は、回線対応部66と同様のVP
I/VCI交換機能を持っており、セル内のVPI、V
CIを中継回線に対応したVPI、VCIに変換すると
ともに、TAGをセルに付加して、スイッチ部65に入
力する。スイッチ部65は、セルに付加されたTAGを
用いて、実線で示すように、所望の方路(中継回線対応
部)へセルを出力する。
【0047】図3では、STM網からATM網へ流入す
るデータのスイッチング方法が示されているが、逆方向
のコネクション、すなわち、ATM網からSTM網への
データに関しても、同様の方法でスイッチングが行われ
る。まず、ATM網の中継回線からのセルは、回線対応
部66においてVPI/VCI変換を施される。
【0048】このとき、入力セルに対応するコネクショ
ンが非音声データ等であって、特別な音声処理を施す必
要がない場合は、回線対応部66は、入力セル内のVP
I、VCIをIWF63に対応したVPI、VCIに変
換するとともに、TAGをセルに付加する。スイッチ部
65は、セルに付加されたTAGを用いて、所望の方路
(IWFに接続された回線対応部)へセルを出力する。
【0049】また、入力セルに対応するコネクションが
音声データであって、特別な音声処理を施す必要がある
場合は、回線対応部66は、入力セル内のVPI、VC
Iを音声処理トランク67に対応したVPI、VCIに
変換するとともに、TAGをセルに付加する。スイッチ
部65は、セルに付加されたTAGを用いて、所望の方
路(音声処理トランク)へセルを出力する。
【0050】音声処理トランク67は、所望の音声処理
を施した後に、再び、スイッチ部65にセルを入力す
る。その際、音声処理トランク67は、セル内のVP
I、VCIをIWFへの出力回線に対応したVPI、V
CIに変換するとともに、TAGをセルに付加する。ス
イッチ部65は、セルに付加されたTAGを用いて、所
望の方路(IWFに接続された回線対応部)へセルを出
力する。
【0051】入力セルに対応するコネクションが特別な
音声処理を必要とするかどうかは、そのコネクションの
設定時に決定され、セルに設定されたVPI、VCIに
より指定される。そして、そのVPI、VCIに応じた
VPI/VCI変換テーブルが、回線対応部66および
音声処理トランク67に設定される。
【0052】次に、図4から図14までを参照しなが
ら、音声処理トランク67がエコーキャンセラを含む場
合の実施形態について説明する。図4は、このような音
声処理トランク67の構成例を示している。図4の音声
処理トランク67は、エコーキャンセラ部71、VPI
/VCI変換部72、およびVPI/VCI変換テーブ
ル73を含む。エコーキャンセラ部71は、入力セルの
エコーを除去し、VPI/VCI変換部72は、VPI
/VCI変換テーブル73を参照して、セル内のVP
I、VCIを変換する。
【0053】図5は、図4の音声処理トランク67を含
むATM交換機61におけるセルのスイッチング方法を
示している。図5のA点の回線対応部66は、VPI/
VCI変換部74とVPI/VCI変換テーブル75を
含み、B点の回線対応部66は、VPI/VCI変換部
74とVPI/VCI変換テーブル76を含む。
【0054】VPI/VCI変換テーブル73、75、
76において、TAG=a,b,cは、それぞれ、A点
の回線対応部66への方路、B点の回線対応部66への
方路、音声処理トランク67への方路を指定している。
【0055】まず、ATM交換機61が取り扱うコネク
ションが、エンド・エンドの伝送遅延の小さいコネクシ
ョンである場合について説明する。図5では、経路#2
および経路#4がこのようなコネクションに対応する。
【0056】STM網からのSTMデータは、IWF6
3においてAALタイプ1のセルに変換され、A点から
ATM交換機61に入力される(経路#2)。ここで、
A点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部74
は、VPI/VCI変換テーブル75の1行目を参照し
て、入力セル内のVPI、VCIをB点の中継回線に対
応したVPI、VCIに変換するとともに、TAG=b
をセルに付加する。スイッチ部65は、セルに付加され
たTAG=bを用いて、B点の回線対応部66へセルを
出力する。
【0057】また、逆方向のコネクション、すなわち、
ATM網からSTM網へのデータに関しては、B点の中
継回線からセルが入力される(経路#4)。ここで、B
点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部74は、
VPI/VCI変換テーブル76の1行目を参照して、
入力セル内のVPI、VCIをA点の出力回線に対応し
たVPI、VCIに変換するとともに、TAG=aをセ
ルに付加する。スイッチ部65は、セルに付加されたT
AG=aを用いて、A点の回線対応部66へセルを出力
する。
【0058】次に、ATM交換機61が取り扱うコネク
ションがエンド・エンドの伝送遅延の大きいコネクショ
ンである場合について説明する。図5では、経路#1お
よび経路#3がこのようなコネクションに対応する。
【0059】STM網からのSTMデータは、IWF6
3においてAALタイプ1のセルに変換され、A点から
ATM交換機61に入力される(経路#1)。ここで、
A点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部74
は、VPI/VCI変換テーブル75の2行目を参照し
て、入力セル内のVPI、VCIを音声処理トランク6
7に対応したVPI、VCIに変換するとともに、TA
G=cをセルに付加する。スイッチ部65は、セルに付
加されたTAG=cを用いて、音声処理トランク67へ
セルを出力する。
【0060】音声処理トランク67のエコーキャンセラ
部71は、入力されたセルに対してエコーキャンセラ処
理を施し、VPI/VCI変換部72に出力する。VP
I/VCI変換部72は、VPI/VCI変換テーブル
73の1行目を参照して、セル内のVPI、VCIをB
点の中継回線に対応したVPI、VCIに変換するとと
もに、TAG=bをセルに付加する。そして、セルをス
イッチ部65に出力する。スイッチ部65は、セルに付
加されたTAG=bを用いて、B点の回線対応部66へ
セルを出力する。
【0061】また、逆方向のコネクション、すなわち、
ATM網からSTM網へのデータに関しては、B点の中
継回線からセルが入力される(経路#3)。B点の回線
対応部66内のVPI/VCI変換部74は、VPI/
VCI変換テーブル76の2行目を参照して、入力セル
内のVPI、VCIを音声処理トランク67に対応した
VPI、VCIに変換するとともに、TAG=cをセル
に付加する。スイッチ部65は、セルに付加されたTA
G=cを用いて、音声処理トランク67へセルを出力す
る。
【0062】音声処理トランク67のエコーキャンセラ
部71は、入力されたセルに対してエコーキャンセラ処
理を施し、VPI/VCI変換部72に出力する。VP
I/VCI変換部72は、VPI/VCI変換テーブル
73の2行目を参照して、セル内のVPI、VCIをA
点の出力回線に対応したVPI、VCIに変換するとと
もに、TAG=aをセルに付加する。そして、セルをス
イッチ部65に出力する。スイッチ部65は、セルに付
加されたTAG=aを用いて、A点の回線対応部66へ
セルを出力する。
【0063】このように、音声処理トランク67内にエ
コーキャンセラ部71を設けることで、ATM交換機6
1に入力されたセルにエコーキャンセラ処理を施すこと
が可能になる。また、VPI/VCI変換部72を設け
ることで、エコーキャンセラ処理後のセルを再びスイッ
チ部65に入力し、ATM交換機61から所望の方路へ
出力することが可能になる。
【0064】ところで、エコーキャンセラ部71の役割
は、経路#1のような近端話者信号に経路#3のような
遠端話者信号のエコーが重畳されているとき、そのエコ
ーを除去することである。このために、エコーキャンセ
ラ部71は、遠端話者信号のデータを用いて近端話者信
号のデータを加工する処理を行う。言い換えれば、エコ
ーキャンセラ部71は、遠端話者信号を参照するだけで
よく、それを加工する必要はない。このことから、経路
#3については、図6に示すような他のスイッチング方
法も考えられる。
【0065】図6において、近端側信号に対応する経路
#1のスイッチング方法については、図5と同様であ
る。遠端側信号に対応する経路#3に関しては、B点の
中継回線からセルが入力される。ここで、B点の回線対
応部66内のVPI/VCI変換部74は、VPI/V
CI変換テーブル76の1行目を参照して、入力セル内
のVPI、VCIをA点の出力回線に対応したVPI、
VCIに変換するとともに、TAG=aをセルに付加す
る。
【0066】また、VPI/VCI変換部74は、VP
I/VCI変換テーブル76の2行目を参照して、入力
セルを複製し、複製されたセルのVPI、VCIを音声
処理トランク67に対応したVPI、VCIに変換する
とともに、TAG=cを複製セルに付加する。回線対応
部66内でセルを複製する方法としては、例えば、特開
平5−37547に開示された技術を用いることができ
る。
【0067】スイッチ部65は、各セルに付加されたT
AGを用いて、TAG=aのセルをA点の回線対応部6
6へ出力し、TAG=cの複製セルを音声処理トランク
67へ出力する。音声処理トランク67のエコーキャン
セラ部71は、入力された複製セルを遠端側信号として
用いて、経路#1のセルのエコーを除去し、使用済みの
複製セルを廃棄する。
【0068】この場合、スイッチ部65は、B点の回線
対応部66からの入力を、A点の回線対応部66および
音声処理トランク67と1対多接続するような動作を行
っている。
【0069】このようなスイッチング方法によれば、遠
端側信号のセルを音声処理トランク67を経由すること
なくATM交換機61から出力することができ、スイッ
チングが高速化される。また、遠端側信号の複製セルは
エコーキャンセラ部71で廃棄されるため、VPI/V
CI変換部72の動作およびVPI/VCI変換テーブ
ル73のデータが簡単化される。
【0070】なお、ここでは、回線対応部66において
セルを複製する例を記載したが、複製場所についてはス
イッチ部65等も考えられ、必ずしも回線対応部66に
限定する必要はない。
【0071】図7は、エコーキャンセラ部71の構成例
を示している。図7のエコーキャンセラ部71は、セル
振分部81、n個のエコーキャンセラ82(#1〜#
n)、およびセル多重部83を含む。セル振分部81
は、入力セルのVPI、VCIを参照して、対応する特
定のエコーキャンセラ82にセルを振り分け、エコーキ
ャンセラ82は、チャネル毎のエコーを除去する。そし
て、セル多重部83は、複数のエコーキャンセラ82か
らのセルを多重して出力する。
【0072】エコーキャンセラ82の個数nは任意であ
るが、前述のようにその回路のハードウェアがかなり大
きいため、必要最小限のエコーキャンセラ82を搭載す
ることが望ましい。実用的には、エコー補償を必要とす
る音声チャネルの数だけのエコーキャンセラ82を搭載
すればよく、例えば、その数は収容されるチャネルの総
数の20%程度である。
【0073】図5のスイッチング方法を用いる場合、A
点の回線対応部66内のVPI/VCI変換テーブル7
5には、各コネクションの設定時に、例えば、図8に示
すようなデータが登録される。入力VPI/VCIは、
変換前のVPI、VCIを表し、A点での値が設定され
る。また、出力VPIは、変換後のVPIを表し、エコ
ーキャンセラ82を経由する必要がある近端側信号のコ
ネクションについては、VPI=1が設定され、エコー
キャンセラ82を経由する必要がない非音声データ等の
コネクションについては、B点での値が設定される。
【0074】また、出力VCIは、変換後のVCIを表
し、エコーキャンセラ82を経由するコネクションにつ
いては、いずれかのエコーキャンセラ82の回路番号
(#1〜#n)が設定され、エコーキャンセラ82を経
由しないコネクションについては、B点での値が設定さ
れる。また、TAGは、セルに付加されるタグ情報を表
し、エコーキャンセラ82を経由するコネクションにつ
いてはcが設定され、エコーキャンセラ82を経由しな
いコネクションについてはbが設定される。
【0075】このとき、B点の回線対応部66内のVP
I/VCI変換テーブル76には、各コネクションの設
定時に、例えば、図9に示すようなデータが登録され
る。入力VPI/VCIには、B点での値が設定され
る。また、出力VPIには、エコーキャンセラ82を経
由する必要がある遠端側信号のコネクションについて
は、VPI=0が設定され、エコーキャンセラ82を経
由する必要がない非音声データ等のコネクションについ
ては、A点での値が設定される。
【0076】また、出力VCIには、エコーキャンセラ
82を経由するコネクションについては、いずれかのエ
コーキャンセラ82の回路番号(#1〜#n)が設定さ
れ、エコーキャンセラ82を経由しないコネクションに
ついては、A点での値が設定される。また、TAGに
は、エコーキャンセラ82を経由するコネクションにつ
いてはcが設定され、エコーキャンセラ82を経由しな
いコネクションについてはaが設定される。
【0077】このようなVPI/VCI変換テーブル7
5、76に基づいてスイッチ部65からセルが入力され
ると、セル振分部81は、入力セルのVCIを参照し
て、セルの出力先を決定する。例えば、VCI=1であ
れば、そのセルをエコーキャンセラ#1に出力し、VC
I=2であれば、そのセルをエコーキャンセラ#2に出
力する。
【0078】エコーキャンセラ82は、入力セルのVP
Iを参照し、VPI=0であれば、そのセルを遠端側信
号と判断して、そのデータをエコー除去のための参照デ
ータとして用い、使用後のセルをセル多重部83に出力
する。また、VPI=1であれば、そのセルを近端側信
号と判断して、そのデータのエコーを除去した後、セル
をセル多重部83に出力する。
【0079】また、図6のスイッチング方法を用いる場
合は、VPI/VCI変換テーブル75に図8と同様の
データが登録され、VPI/VCI変換テーブル76に
は、遠端側信号のセルをA点にルーティングするととも
に、その複製セルを音声処理トランク67にルーティン
グするデータが登録される。複製セルについては、出力
VPIに0が設定され、出力VCIにいずれかのエコー
キャンセラ82の回路番号(#1〜#n)が設定され、
TAGにcが設定される。
【0080】このとき、セル振分部81は、入力セルの
VCIを参照して、セルを対応するエコーキャンセラ8
2に出力する。エコーキャンセラ82は、入力セルのV
PIを参照し、VPI=0であれば、そのセルを遠端側
信号と判断して、そのデータをエコー除去のための参照
データとして取り込み、セルを廃棄する。また、VPI
=1であれば、そのセルを近端側信号と判断して、その
データのエコーを除去した後、セルをセル多重部83に
出力する。
【0081】このように、VCIをエコーキャンセラ8
2の回路番号と対応付けた場合、例えば、図10のよう
な回路によりセル振分部81を構成することができる。
図10のセル振分部81は、遅延回路91、VCIラッ
チ92、デコーダ93、およびn個の論理積回路94
(#1〜#n)を含む。
【0082】遅延回路91は、入力セルを一定時間遅延
させて各論理積回路94に出力し、VCIラッチ92
は、入力セルのヘッダからVCIの値をラッチし、デコ
ーダ93に出力する。デコーダ93は、VCIをデコー
ドして、各論理積回路94に論理“1”または“0”を
出力する。論理積回路94は、遅延回路91の出力とデ
コーダ93の出力の論理積を出力する。論理積回路#1
〜#nの出力は、それぞれ、エコーキャンセラ#1〜#
nに入力される。
【0083】例えば、VCI=2のセルが入力された場
合、デコーダ93は、論理積回路#2のみに論理“1”
を出力し、他の論理積回路94に論理“0”を出力す
る。この結果、論理積回路#2のみから入力セルのデー
タが出力され、他の論理積回路94からはデータ“0”
が出力される。これにより、入力セルはエコーキャンセ
ラ#2に振り分けられる。VCIの他の値についても、
同様の振り分け動作が行われる。図11は、エコーキャ
ンセラ部71の他の構成例を示している。図11のエコ
ーキャンセラ部71は、n個のエコーキャンセラ101
とセル多重部102を含む。このエコーキャンセラ部7
1は、図7のようなセル振分部81を含まず、スイッチ
部65からの入力とn個のエコーキャンセラ101と
が、バスにより1対多接続されている。
【0084】エコーキャンセラ101は、チャネルフィ
ルタ103とエコー除去回路104を含み、チャネル毎
のエコーを除去する。チャネルフィルタ103は、それ
を含むエコーキャンセラ101の回路番号(#1〜#
n)に対応するVCIを持つ入力セルのみを通過させる
機能を持つ。セル多重部102は、複数のエコーキャン
セラ101からのセルを多重して出力する。
【0085】このチャネルフィルタ103は、例えば、
図12のような回路により構成される。図12のチャネ
ルフィルタ103は、遅延回路111、VCIラッチ1
12、比較器113、および論理積回路114を含む。
【0086】遅延回路111は、入力セルを一定時間遅
延させて論理積回路114に出力し、VCIラッチ11
2は、入力セルのヘッダからVCIの値をラッチし、比
較器113に出力する。比較器113は、あらかじめ決
められた回路番号とVCIを比較し、それらが一致すれ
ば論理積回路114に論理“1”を出力する。また、回
路番号とVCIが一致しなければ、論理“0”を出力す
る。論理積回路114は、遅延回路111の出力と比較
器113の出力の論理積を、エコー除去回路104に出
力する。
【0087】例えば、エコーキャンセラ#2のチャネル
フィルタ103においては、比較器113は、入力セル
のVCIを回路番号2と比較する。したがって、VCI
=2のセルが入力された場合のみ、比較器113は論理
“1”を出力し、論理積回路114は入力セルのデータ
を出力する。VCIの他の値を持つセルは、このチャネ
ルフィルタ103を通過することができない。
【0088】図13は、エコーキャンセラ部71のさら
に他の構成例を示している。図13のエコーキャンセラ
部71は、n個のエコーキャンセラ121を含み、エコ
ーキャンセラ121は、図11のチャネルフィルタ10
3とエコー除去回路104と、出力制御回路122を含
む。
【0089】このエコーキャンセラ部71は、図11の
ようなセル多重部102を含まず、n個のエコーキャン
セラ121とエコーキャンセラ部71の出力とが、バス
により多対1接続されている。そして、セル多重部10
2の代わりに、各エコーキャンセラ121内に出力制御
回路122が搭載されている。
【0090】この出力制御回路122は、例えば、図1
4のような回路により構成される。図14の出力制御回
路122は、ゲート回路131、タイマ132、および
比較器133を含む。
【0091】ゲート回路131は、比較器133の出力
により制御され、エコー除去回路104からの入力デー
タをバスに出力する。タイマ132は、エコーキャンセ
ラ121にセルが入力された時に起動され、時間をカウ
ントアップする。比較器133は、タイマ132の出力
値とあらかじめ決められたエコーキャンセラ121の内
部処理時間とを比較し、タイマ132の出力値が内部処
理時間に到達したとき、ゲート回路131にデータを出
力させる信号を与える。
【0092】内部処理時間として、入力セルがチャネル
フィルタ103とエコー除去回路104を通過するのに
要する時間を設定しておけば、チャネル毎のエコー除去
が終了したときに、ゲート回路131からセルが出力さ
れる。さらに、n個のエコーキャンセラ121におい
て、チャネルフィルタ103とエコー除去回路104の
処理遅延が同じであれば、このような出力制御回路12
2を搭載することにより、セル多重部102がなくて
も、適切なセルの多重化を行うことができる。
【0093】以上説明した実施形態においては、音声処
理トランク67がエコーキャンセラを含む場合のスイッ
チング方法が示されているが、音声処理トランク67が
音声符号器/復号器およびAALタイプ2のセル化/デ
セル化回路等を含む場合も、同様の方法が適用可能であ
る。そこで、次に、図15から図21までを参照しなが
ら、このような音声処理トランク67の実施形態につい
て説明する。
【0094】図15は、AALタイプ2のセルの一例を
示している。図15のセルは、ヘッダ141とペイロー
ド142から構成され、ヘッダ141には、VPI、V
CIが含まれ、ペイロード142には、1つ以上のショ
ートセル143が含まれる。これらのショートセル14
3は、必ずしもすべて同じチャネルのデータを含むとは
限らないので、そのヘッダ144にチャネルを識別する
チャネル識別子(Channel Identifier,CID)が付加
されている。
【0095】図16は、このようなAALタイプ2を取
り扱う2つの音声処理トランク67(#1、#2)の構
成例を示している。図16の音声処理トランク#1は、
エンコード部151、AAL2多重部152、およびV
PI/VCI/CID変換テーブル153を含み、図2
のIWF63から入力されるAALタイプ1のセルから
AALタイプ2のセルを生成する。
【0096】エンコード部151は、入力セルのデータ
をエンコードしてデータ量を削減し、AAL2多重部1
52は、エンコード部151の出力からショートセルを
生成し、いくつかのショートセルをまとめてAALタイ
プ2のセルを生成する。このとき、AAL2多重部15
2は、VPI/VCI/CID変換テーブル153を参
照して、VPI、VCIを変換するとともに、各ショー
トセルにCIDを付加する。
【0097】また、音声処理トランク#2は、AAL2
分離部154、デコード部155、AAL1セル化部1
56、およびVPI/VCI/CID変換テーブル15
7を含み、中継回線から入力されるAALタイプ2のセ
ルからAALタイプ1のセルを生成する。
【0098】AAL2分離部154は、入力セルをいく
つかのショートセルに分離し、各ショートセルのデータ
をデコード部155に出力する。デコード部155は、
入力データをデコードして元のデータを復元し、AAL
1セル化部156は、デコード部155の出力からAA
Lタイプ1のセルを生成する。このとき、AAL1セル
化部156は、VPI/VCI/CID変換テーブル1
57を参照して、VPI、VCIを変換する。
【0099】エンコード部151およびデコード部15
5におけるエンコード/デコードアルゴリズムとして
は、ADPCM(Adaptive Differential Pulse-Code M
odulation )、VSELP(Vector Sum Excited Linea
r Prediction)、PSICELP(Pitch Synchronous
Innovation Code Excited Linear Prediction )を含む
任意のアルゴリズムを用いることができる。
【0100】図17は、図16の音声処理トランク67
を含むATM交換機61におけるセルのスイッチング方
法を示している。図17のA点の回線対応部66は、V
PI/VCI変換部158とVPI/VCI変換テーブ
ル159を含み、B点の回線対応部66は、VPI/V
CI変換部158とVPI/VCI変換テーブル160
を含む。
【0101】VPI/VCI/CID変換テーブル15
3、157、VPI/VCI変換テーブル159、16
0において、TAG=a,b,c,dは、それぞれ、A
点の回線対応部66への方路、B点の回線対応部66へ
の方路、音声処理トランク#1への方路、音声処理トラ
ンク#2への方路を指定している。
【0102】図17において、ATM交換機61が取り
扱うコネクションが音声符号化/復号化処理を必要とし
ない場合(経路#2および経路#4)のスイッチング方
法については、図5においてエンド・エンドの伝送遅延
の小さいコネクションの場合(経路#2および経路#
4)と同様である。
【0103】次に、ATM交換機61が取り扱うコネク
ションが音声符号化/復号化処理を必要とする場合につ
いて説明する。図17では、経路#1および経路#3が
このようなコネクションに対応する。
【0104】STM網からのSTMデータは、IWF6
3においてAALタイプ1のセルに変換され、A点から
ATM交換機61に入力される(経路#1)。ここで、
A点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部158
は、VPI/VCI変換テーブル159の2行目を参照
して、入力セル内のVPI、VCIを音声処理トランク
#1に対応したVPI、VCIに変換するとともに、T
AG=cをセルに付加する。スイッチ部65は、セルに
付加されたTAG=cを用いて、音声処理トランク#1
へセルを出力する。
【0105】音声処理トランク#1は、入力されたセル
に対して符号化処理を施した後、再び、セルをスイッチ
部65に入力する。まず、エンコード部151は、AA
Lタイプ1上のデジタルデータであるPCM(Pulse-Co
de Modulation )符号を特定の音声符号に変換し、AA
L2多重部152に出力する。
【0106】AAL2多重部152は、エンコード部1
51からの音声符号をAALタイプ2のセルに変換す
る。このとき、AAL2多重部152は、VPI/VC
I/CID変換テーブル153の1行目を参照して、セ
ル内のVPI、VCIをB点の中継回線に対応したVP
I、VCIに変換し、ショートセルにCIDを付加する
とともに、TAG=bをセルに付加する。スイッチ部6
5は、セルに付加されたTAG=bを用いて、B点の回
線対応部66へセルを出力する。
【0107】また、逆方向のコネクション、すなわち、
ATM網からSTM網へのデータに関しては、B点の中
継回線からAALタイプ2のセルが入力される(経路#
3)。B点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部
158は、VPI/VCI変換テーブル160の2行目
を参照して、入力セル内のVPI、VCIを音声処理ト
ランク#2に対応したVPI、VCIに変換するととも
に、TAG=dをセルに付加する。スイッチ部65は、
セルに付加されたTAG=dを用いて、音声処理トラン
ク#2へセルを出力する。
【0108】音声処理トランク#2は、入力されたセル
に対して音声復号化処理を施した後、再び、セルをスイ
ッチ部65に入力する。まず、AAL2分離部154
は、AALタイプ2のセルから、各ショートセルに対応
する各コネクションのデータを分離し、音声符号として
デコード部155に出力する。デコード部155は、音
声符号をPCM符号に変換し、AAL1セル化部156
に出力する。
【0109】AAL1セル化部156は、デコード部1
55からのPCM符号をAALタイプ1のセルに変換す
る。このとき、AAL1セル化部156は、VPI/V
CI/CID変換テーブル157の1行目を参照して、
セル内のVPI、VCIをA点の出力回線に対応したV
PI、VCIに変換するとともに、TAG=aをセルに
付加する。スイッチ部65は、セルに付加されたTAG
=aを用いて、A点の回線対応部66へセルを出力す
る。
【0110】このように、音声処理トランク67内にエ
ンコード部151およびAAL2多重部152を設ける
ことで、ATM交換機61に入力されたAALタイプ1
のセルを符号化し、AALタイプ2のセルに変換するこ
とが可能になる。また、音声処理トランク67内にAA
L2分離部154、デコード部155、およびAAL1
セル化部156を設けることで、ATM交換機61に入
力されたAALタイプ2のセルを復号化し、AALタイ
プ1のセルに変換することが可能になる。したがって、
AALタイプ1に変換されたSTMデータを、AALタ
イプ2によりATM網に収容することが可能になる。
【0111】また、図16の音声処理トランク67にお
いて、VPI/VCI/CID変換テーブル153、1
57は、それぞれ、AAL2多重部152、AAL1セ
ル化部156から直接アクセス可能な構成になってい
る。その代わりに、図4の音声処理トランク67のよう
に、VPI/VCI/CID変換テーブル153、15
7をアクセスするVPI/VCI変換部を、AAL2多
重部152、AAL1セル化部156の後段に別に設け
てもよい。
【0112】ところで、図16の構成では、エンコード
部151とデコード部155をそれぞれ異なる音声処理
トランク67に設置して、2つの音声処理トランク67
をスイッチ部65のそれぞれ異なるポートに接続してい
る。しかし、エンコード部151とデコード部155を
同一の音声処理トランク67に設置して、1つのポート
に接続してもよい。
【0113】図18は、このような音声処理トランク6
7の構成例を示している。図18の音声処理トランク6
7は、エンコード部151、AAL2多重部152、V
PI/VCI/CID変換テーブル153、AAL2分
離部154、デコード部155、AAL1セル化部15
6、VPI/VCI/CID変換テーブル157、セル
振分部161、およびセル多重部162を含む。
【0114】セル振分部161は、エンコード部151
およびAAL2分離部154の前段に設けられ、スイッ
チ部65から入力されたセルのVPI/VCIを参照し
て、セルをエンコード部151またはAAL2分離部1
54に振り分ける。
【0115】例えば、入力セルのVPIが0であれば、
そのセルをエンコード部151に出力し、入力セルのV
PIが1であれば、そのセルをAAL2分離部154に
出力する。この場合、VPI=0の入力セルはAALタ
イプ1に対応し、VPI=1の入力セルはAALタイプ
2に対応する。
【0116】セル多重部162は、AAL2多重部15
2およびAAL1セル化部156の後段に設けられ、2
つの方路からの入力セルを多重して、スイッチ部65に
出力する。AAL2多重部152からの入力セルはAA
Lタイプ2に対応し、AAL1セル化部156からの入
力セルはAALタイプ1に対応する。エンコード部15
1、AAL2多重部152、AAL2分離部154、デ
コード部155、およびAAL1セル化部156の動作
は、上述した通りである。
【0117】セル振分部161は、例えば、図19のよ
うな回路により構成することができる。図19のセル振
分部161は、遅延回路171、VPIラッチ172、
デコーダ173、および2個の論理積回路174(#
1、#2)を含む。
【0118】遅延回路171は、入力セルを一定時間遅
延させて各論理積回路174に出力し、VPIラッチ1
72は、入力セルのヘッダからVPIの値をラッチし、
デコーダ173に出力する。デコーダ173は、VPI
をデコードして、各論理積回路174に論理“1”また
は“0”を出力する。論理積回路174は、遅延回路1
71の出力とデコーダ173の出力の論理積を出力す
る。論理積回路#1、#2の出力は、それぞれ、エンコ
ード部151、AAL2分離部154に入力される。
【0119】例えば、VPI=0のセルが入力された場
合、デコーダ173は、論理積回路#1に論理“1”を
出力し、論理積回路#2に論理“0”を出力する。この
結果、論理積回路#1から入力セルのデータが出力さ
れ、論理積回路#2からはデータ“0”が出力される。
これにより、入力セルはエンコード部151に振り分け
られる。
【0120】また、VPI=1のセルが入力された場
合、デコーダ173は、論理積回路#1に論理“0”を
出力し、論理積回路#2に論理“1”を出力する。この
結果、論理積回路#2から入力セルのデータが出力さ
れ、論理積回路#1からはデータ“0”が出力される。
これにより、入力セルはAAL2分離部154に振り分
けられる。
【0121】このような音声処理トランク67を含むA
TM交換機61におけるスイッチング方法は、図5と同
様である。ATM交換機61に収容されるコネクション
のうち、音声符号化処理を必要とするコネクションの数
が極めて少ない場合は、図18の音声処理トランク67
を採用することで、スイッチ部65の使用ポート数を削
減することができる。
【0122】また、図18の音声処理トランク67にお
いて、図4の音声処理トランク67のように、VPI/
VCI/CID変換テーブル153、157をアクセス
するVPI/VCI変換部を、それぞれ、AAL2多重
部152、AAL1セル化部156の後段に設けてもよ
い。
【0123】また、図16の構成では、エンコード部1
51、デコーダ部155のような音声符号化/復号化処
理に関する部分と、AAL2多重部152、AAL2分
離部154のようなAALタイプ2の処理に関する部分
を、同一の音声処理トランク67に設置し、スイッチ部
65の1つのポートに接続している。しかし、音声符号
化/復号化処理に関する部分とAALタイプ2の処理に
関する部分を、それぞれ異なる音声処理トランク67に
設置して、2つの音声処理トランク67をスイッチ部6
5のそれぞれ異なるポートに接続してもよい。
【0124】例えば、ATM交換機61が符号化アルゴ
リズムの異なる複数のコネクションを収容する場合、図
16の構成では、音声処理トランク#1、#2をアルゴ
リズム毎に設けなければならない。この場合、AALタ
イプ2の処理に関する設備が冗長となる。
【0125】しかし、音声符号化/復号化処理に関する
部分とAALタイプ2の処理に関する部分を分離するこ
とにより、音声符号化/復号化処理については、各コネ
クションに応じた個別の音声処理トランク67を使用
し、AALタイプ2の処理についてはすべてのコネクシ
ョンが同一の音声処理トランク67を使用することが可
能になる。この場合、AALタイプ2の処理に関する設
備が、複数のコネクションにより共用される。
【0126】図20は、このような2つの音声処理トラ
ンク67(#1、#2)の構成例を示している。音声処
理トランク#1は、セル振分部181、エンコード部1
82、デコード部183、セル多重部184、VPI/
VCI変換部185、およびVPI/VCI変換テーブ
ル186を含む。
【0127】セル振分部161は、スイッチ部65から
入力されたセルのVPI/VCIを参照して、セルをエ
ンコード部182またはデコード部183に振り分け
る。この場合、AALタイプ1の入力セルはエンコード
部182に出力され、パーシャリーフィルドセル(Part
ially Filled cell ,PF cell )はデコード部183
に出力される。
【0128】PFセルは、標準ATMセルの先頭から有
意データ数分だけデータを搭載したフォーマットのセル
であり、ショートセルを1つしか含まない。この場合、
コネクションはVPI、VCIにより識別されるため、
PFセルにはCIDが付加されない。
【0129】エンコード部182は、AALタイプ1上
のPCM符号を特定の音声符号に変換し、その音声符号
のデータをPFセルの形で出力する。したがって、出力
がPFセルである点が、図18のエンコード部151と
異なっている。また、デコード部183は、PFセル上
の音声符号をPCM符号に変換し、AALタイプ1の形
で出力する。したがって、入力がPFセルである点が、
図18のデコード部155と異なっている。
【0130】セル多重部184は、エンコード部182
からのPFセルと、デコード部183からのAALタイ
プ1のセルを多重して出力する。VPI/VCI変換部
185は、VPI/VCI変換テーブル186を参照し
て、入力セルのVPI、VCIを変換し、スイッチ部6
5に出力する。
【0131】音声処理トランク#2は、セル振分部19
1、AAL2多重部192、AAL2分離部193、セ
ル多重部194、VPI/VCI変換部195、および
VPI/VCI/CID変換テーブル196を含む。
【0132】セル振分部191は、スイッチ部65から
入力されたセルのVPI/VCIを参照して、セルをA
AL2多重部192またはAAL2分離部193に振り
分ける。この場合、PFセルはAAL2多重部192に
出力され、AALタイプ1の入力セルはAAL2分離部
193に出力される。
【0133】AAL2多重部192は、入力セルをPF
フォーマットからAALタイプ2に変換する。このと
き、いくつかのPFセルのデータが1つのAALタイプ
2のセルに多重される。したがって、入力がPFセルで
ある点が、図18のAAL2多重部152と異なってい
る。
【0134】また、AAL2分離部193は、入力セル
をAALタイプ2からPFフォーマットに変換する。こ
のとき、1つのAALタイプ2のセルのデータがいくつ
かのPFセルに分離される。したがって、出力がPFセ
ルである点が、図18のAAL2分離部154と異なっ
ている。
【0135】セル多重部184は、AAL2多重部19
2からのAALタイプ2のセルと、AAL2分離部19
3からのPFセルを多重して出力する。VPI/VCI
変換部195は、VPI/VCI/CID変換テーブル
196を参照して、入力セルのVPI、VCI、CID
を変換し、スイッチ部65に出力する。
【0136】図21は、このような音声処理トランク#
1、#2を含むATM交換機61におけるセルのスイッ
チング方法を示している。図21のA点の回線対応部6
6は、VPI/VCI変換部201とVPI/VCI変
換テーブル202を含み、B点の回線対応部66は、V
PI/VCI変換部201とVPI/VCI変換テーブ
ル203を含む。図20のセル振分部181、191、
およびセル多重部184、194は省略されている。
【0137】VPI/VCI/CID変換テーブル19
6、VPI/VCI変換テーブル186、202、20
3において、TAG=a,b,c,dは、それぞれ、A
点の回線対応部66への方路、B点の回線対応部66へ
の方路、音声処理トランク#1への方路、音声処理トラ
ンク#2への方路を指定している。
【0138】図21において、ATM交換機61が取り
扱うコネクションが音声符号化/復号化処理を必要とし
ない場合(経路#2および経路#4)のスイッチング方
法については、図5においてエンド・エンドの伝送遅延
の小さいコネクションの場合(経路#2および経路#
4)と同様である。
【0139】次に、ATM交換機61が取り扱うコネク
ションが音声符号化/復号化処理を必要とする場合につ
いて説明する。図21では、経路#1および経路#3が
このようなコネクションに対応する。
【0140】STM網からのSTMデータは、IWF6
3においてAALタイプ1のセルに変換され、A点から
ATM交換機61に入力される(経路#1)。ここで、
A点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部201
は、VPI/VCI変換テーブル202の2行目を参照
して、入力セル内のVPI、VCIを音声処理トランク
#1に対応したVPI、VCIに変換するとともに、T
AG=cをセルに付加する。スイッチ部65は、セルに
付加されたTAG=cを用いて、音声処理トランク#1
へセルを出力する。
【0141】音声処理トランク#1は、入力されたセル
に対して符号化処理を施した後、再び、セルをスイッチ
部65に入力する。まず、エンコード部182は、AA
Lタイプ1上のPCM符号を特定の音声符号に変換し、
変換されたデータをPFセルの形でVPI/VCI変換
部185に出力する。
【0142】VPI/VCI変換部185は、VPI/
VCI変換テーブル186の1行目を参照して、PFセ
ル内のVPI、VCIを音声処理トランク#2に対応し
たVPI、VCIに変換するとともに、TAG=dをセ
ルに付加する。スイッチ部65は、セルに付加されたT
AG=dを用いて、音声処理トランク#2へセルを出力
する。
【0143】音声処理トランク#2のAAL2多重部1
92は、入力されたPFセルをAALタイプ2に変換
し、VPI/VCI変換部195に出力する。VPI/
VCI変換部195は、VPI/VCI/CID変換テ
ーブル196の1行目を参照して、セル内のVPI、V
CIをB点の中継回線に対応したVPI、VCIに変換
するとともに、TAG=bをセルに付加する。スイッチ
部65は、セルに付加されたTAG=bを用いて、B点
の回線対応部66へセルを出力する。
【0144】また、逆方向のコネクション、すなわち、
ATM網からSTM網へのデータに関しては、B点の中
継回線からAALタイプ2のセルが入力される(経路#
3)。B点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部
201は、VPI/VCI変換テーブル203の2行目
を参照して、入力セル内のVPI、VCIを音声処理ト
ランク#2に対応したVPI、VCIに変換するととも
に、TAG=dをセルに付加する。スイッチ部65は、
セルに付加されたTAG=dを用いて、音声処理トラン
ク#2へセルを出力する。
【0145】音声処理トランク#2のAAL2分離部1
93は、入力セルをAALタイプ2からPFフォーマッ
トに変換し、VPI/VCI変換部195に出力する。
VPI/VCI変換部195は、VPI/VCI/CI
D変換テーブル196の2行目を参照して、セル内のV
PI、VCIを音声処理トランク#1に対応したVP
I、VCIに変換するとともに、TAG=cをセルに付
加する。スイッチ部65は、セルに付加されたTAG=
cを用いて、音声処理トランク#1へセルを出力する。
【0146】音声処理トランク#1は、入力されたセル
に対して音声復号化処理を施した後、再び、セルをスイ
ッチ部65に入力する。まず、デコード部183は、P
Fフォーマット上の音声符号をPCM符号に変換し、変
換されたデータをAALタイプ1のセルとしてVPI/
VCI変換部185に出力する。
【0147】VPI/VCI変換部185は、VPI/
VCI変換テーブル186の2行目を参照して、セル内
のVPI、VCIをA点の出力回線に対応したVPI、
VCIに変換するとともに、TAG=aをセルに付加す
る。スイッチ部65は、セルに付加されたTAG=aを
用いて、A点の回線対応部66へセルを出力する。
【0148】このように、図21の構成では、音声符号
化/復号化処理を行う音声処理トランク#1とAALタ
イプ2の処理を行う音声処理トランク#2を、スイッチ
部65の異なるポートに接続している。このため、音声
処理トランク#1と異なる符号化方式を用いているコネ
クションに対しては、音声処理トランク#1の代わり
に、同様の構成を持つ他の音声処理トランクを使用し、
それを音声処理トランク#2と併用することができる。
【0149】なお、図21では、エンコード部182と
デコード部183をスイッチ部65の同一のポートに接
続しているが、これらを別々の音声処理トランク67に
設置し、別々のポートに接続してもよい。同様に、AA
L2多重部192とAAL2分離部193を別々のポー
トに接続してもよい。
【0150】また、音声符号器/復号器の処理遅延が大
きく、ATM網内でエコー補償が必要な場合には、図5
あるいは図6の構成と図16、18、20のいずれかの
構成を組み合わせて使用することも可能である。
【0151】図22は、図5の構成と図16の構成を組
み合わせたATM交換機61におけるスイッチング方法
を示している。図22のスイッチ部65には、3つの音
声処理トランク67(#1、#2、#3)が接続されて
いる。音声処理トランク#1は、図5の音声処理トラン
ク67に対応し、エコーキャンセラ部71、VPI/V
CI変換部72、およびVPI/VCI変換テーブル7
3を含む。
【0152】また、音声処理トランク#2は、図16の
音声処理トランク#1に対応し、エンコード部151、
AAL2多重部152、およびVPI/VCI/CID
変換テーブル153を含む。音声処理トランク#3は、
図16の音声処理トランク#2に対応し、AAL2分離
部154、デコード部155、AAL1セル化部15
6、およびVPI/VCI/CID変換テーブル157
を含む。
【0153】また、A点の回線対応部66は、VPI/
VCI変換部211とVPI/VCI変換テーブル21
2を含み、B点の回線対応部66は、VPI/VCI変
換部211とVPI/VCI変換テーブル213を含
む。
【0154】VPI/VCI変換テーブル73、21
2、213、およびVPI/VCI/CID変換テーブ
ル153、157において、TAG=a,b,c,d,
eは、それぞれ、A点の回線対応部66への方路、B点
の回線対応部66への方路、音声処理トランク#1への
方路、音声処理トランク#2への方路、音声処理トラン
ク#3への方路を指定している。
【0155】スイッチ部65は、TAG=aのセルをA
点の回線対応部66へ、TAG=bのセルをB点の回線
対応部66へ、TAG=cのセルを音声処理トランク#
1へ、TAG=dのセルを音声処理トランク#2へ、T
AG=eのセルを音声処理トランク#3へ、それぞれル
ーティングする。
【0156】図22において、ATM交換機61が取り
扱うコネクションがエコーキャンセラ処理または音声符
号化/復号化処理を必要としない場合(経路#2および
経路#4)のスイッチング方法については、図5におい
てエンド・エンドの伝送遅延の小さいコネクションの場
合(経路#2および経路#4)と同様である。
【0157】次に、ATM交換機61が取り扱うコネク
ションがエコーキャンセラ処理および音声符号化/復号
化処理を必要とする場合について説明する。図22で
は、経路#1および経路#3がこのようなコネクション
に対応する。
【0158】STM網からのSTMデータは、IWF6
3においてAALタイプ1のセルに変換され、A点から
ATM交換機61に入力される(経路#1)。ここで、
A点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部211
は、VPI/VCI変換テーブル212の2行目を参照
して、入力セル内のVPI、VCIを音声処理トランク
#1に対応したVPI、VCIに変換するとともに、T
AG=cをセルに付加する。スイッチ部65は、セルに
付加されたTAG=cを用いて、音声処理トランク#1
へセルを出力する。
【0159】音声処理トランク#1のエコーキャンセラ
部71は、入力されたセルに対してエコーキャンセラ処
理を施し、VPI/VCI変換部72に出力する。VP
I/VCI変換部72は、VPI/VCI変換テーブル
73の1行目を参照して、セル内のVPI、VCIを音
声処理トランク#2に対応したVPI、VCIに変換す
るとともに、TAG=dをセルに付加する。そして、セ
ルをスイッチ部65に出力する。スイッチ部65は、セ
ルに付加されたTAG=dを用いて、音声処理トランク
#2へセルを出力する。
【0160】音声処理トランク#2は、入力されたセル
に対して符号化処理を施した後、再び、セルをスイッチ
部65に入力する。まず、エンコード部151は、AA
Lタイプ1上のPCM符号を特定の音声符号に変換し、
AAL2多重部152に出力する。
【0161】AAL2多重部152は、エンコード部1
51からの音声符号をAALタイプ2のセルに変換す
る。このとき、AAL2多重部152は、VPI/VC
I/CID変換テーブル153の1行目を参照して、セ
ル内のVPI、VCIをB点の中継回線に対応したVP
I、VCIに変換し、ショートセルにCIDを付加する
とともに、TAG=bをセルに付加する。スイッチ部6
5は、セルに付加されたTAG=bを用いて、B点の回
線対応部66へセルを出力する。
【0162】また、逆方向のコネクション、すなわち、
ATM網からSTM網へのデータに関しては、B点の中
継回線からAALタイプ2のセルが入力される(経路#
3)。B点の回線対応部66内のVPI/VCI変換部
211は、VPI/VCI変換テーブル213の2行目
を参照して、入力セル内のVPI、VCIを音声処理ト
ランク#3に対応したVPI、VCIに変換するととも
に、TAG=eをセルに付加する。スイッチ部65は、
セルに付加されたTAG=eを用いて、音声処理トラン
ク#3へセルを出力する。
【0163】音声処理トランク#3は、入力されたセル
に対して音声復号化処理を施した後、再び、セルをスイ
ッチ部65に入力する。まず、AAL2分離部154
は、AALタイプ2のセルから、各ショートセルに対応
する各コネクションのデータを分離し、音声符号として
デコード部155に出力する。デコード部155は、音
声符号をPCM符号に変換し、AAL1セル化部156
に出力する。
【0164】AAL1セル化部156は、デコード部1
55からのPCM符号をAALタイプ1のセルに変換す
る。このとき、AAL1セル化部156は、VPI/V
CI/CID変換テーブル157の1行目を参照して、
セル内のVPI、VCIを音声処理トランク#1に対応
したVPI、VCIに変換するとともに、TAG=cを
セルに付加する。スイッチ部65は、セルに付加された
TAG=cを用いて、音声処理トランク#1へセルを出
力する。
【0165】音声処理トランク#1のエコーキャンセラ
部71は、入力されたセルに対してエコーキャンセラ処
理を施し、VPI/VCI変換部72に出力する。VP
I/VCI変換部72は、VPI/VCI変換テーブル
73の2行目を参照して、セル内のVPI、VCIをA
点の出力回線に対応したVPI、VCIに変換するとと
もに、TAG=aをセルに付加する。そして、セルをス
イッチ部65に出力する。スイッチ部65は、セルに付
加されたTAG=aを用いて、A点の回線対応部66へ
セルを出力する。
【0166】ところで、以上説明した実施形態では、I
WFによりAALタイプ1に変換されたSTMデータに
対して音声処理を施しているが、通常のATM加入者端
末からのデータに関しても、同様の構成で音声処理を施
すことが可能である。
【0167】図23は、STM網を収容していないAT
M網の網構成を示している。図23において、ATM網
221には複数のATM交換機61が含まれ、ATM交
換機61にはATM加入者端末62が接続されている。
【0168】図24は、図23のATM網221におけ
る通信システムの構成とスイッチング方法を示してい
る。図24のシステムは、ATM交換機61およびAT
M加入者端末62を含み、IWF63を含んでいない点
が図2のシステムと異なっている。
【0169】図24において、加入者端末62からAT
M交換機61にAALタイプ1のセルが入力されると、
回線対応部66においてVPI/VCI変換が行われ
る。入力セルが音声処理を必要としない場合は、回線対
応部66は、セル内のVPI、VCIを中継回線に対応
したVPI、VCIに変換し、TAGをセルに付加す
る。スイッチ部65は、セルに付加されたTAGを用い
て、破線で示すように、中継回線の回線対応部66へセ
ルを出力する。
【0170】また、入力セルが音声処理を必要とする場
合は、回線対応部66は、セル内のVPI、VCIを音
声処理トランク67に対応したVPI、VCIに変換す
るとともに、TAGをセルに付加する。スイッチ部65
は、セルに付加されたTAGを用いて、実線で示すよう
に、音声処理トランク67へセルを出力する。
【0171】音声処理トランク67は、入力セルに対し
てエコーキャンセラ処理、音声符号化処理、AALタイ
プ2のセル化処理等を施した後に、実線で示すように、
再び、スイッチ部65に入力する。このとき、音声処理
トランク67は、セル内のVPI、VCIを中継回線に
対応したVPI、VCIに変換するとともに、TAGを
セルに付加して、スイッチ部65に入力する。スイッチ
部65は、セルに付加されたTAGを用いて、実線で示
すように、中継回線の回線対応部へセルを出力する。
【0172】また、逆方向のコネクション、すなわち、
中継回線から加入者端末62へのセルに関しても、同様
の方法でスイッチングが行われる。この場合、音声処理
トランク67は、入力セルに対してエコーキャンセラ処
理、音声復号化処理、AALタイプ2のデセル化処理等
を施して、スイッチ部65に入力する。スイッチ部65
は、加入者端末62の回線の回線対応部66へセルを出
力する。
【0173】さらに、本発明の交換機の構成は、音声処
理のみに限らず、画像処理等の任意の処理に応用するこ
とも可能である。実際に、STMデータおよびATMセ
ルは、音声や画像を含む任意のデジタルデータを運ぶこ
とができ、符号化/復号化処理およびAALタイプ2の
セル化/デセル化処理は、任意のデータに対して同様に
施すことができる。
【0174】この場合、図2、24等の音声処理トラン
ク67の代わりに、入力セルのデータを加工する処理ト
ランクを設置すればよい。この処理トランクは、例え
ば、図16、18、20の音声処理トランク67のよう
な構成を持ち、符号化/復号化処理またはAALタイプ
2のセル化/デセル化処理を行う。
【0175】
【発明の効果】本発明によれば、ATM網とSTM網の
インタワークが効率化され、特に、音声コネクションを
ATM網へ効率的に収容することができる。具体的に
は、STM網に収容されている各種データをATM網に
収容する際、IWFに搭載する装置を限定することで、
IWFの設備量が軽減される。また、IWFに搭載され
ない装置を1つ以上の処理トランクとしてATM交換機
に組み込むことで、データの特性に応じて最適な処理ト
ランクを利用することができ、データ処理が効率化され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交換機の原理図である。
【図2】通信システムの構成図である。
【図3】第1のスイッチング方法を示す図である。
【図4】第1の音声処理トランクを示す図である。
【図5】第2のスイッチング方法を示す図である。
【図6】第3のスイッチング方法を示す図である。
【図7】第1のエコーキャンセラ部の構成図である。
【図8】第1のVPI/VCI変換テーブルを示す図で
ある。
【図9】第2のVPI/VCI変換テーブルを示す図で
ある。
【図10】第1のセル振分部の構成図である。
【図11】第2のエコーキャンセラ部の構成図である。
【図12】チャネルフィルタの構成図である。
【図13】第3のエコーキャンセラ部の構成図である。
【図14】出力制御回路の構成図である。
【図15】AAL2セルを示す図である。
【図16】第2の音声処理トランクを示す図である。
【図17】第4のスイッチング方法を示す図である。
【図18】第3の音声処理トランクを示す図である。
【図19】第2のセル振分部の構成図である。
【図20】第4の音声処理トランクを示す図である。
【図21】第5のスイッチング方法を示す図である。
【図22】第6のスイッチング方法を示す図である。
【図23】ATM網の網構成を示す図である。
【図24】第7のスイッチング方法を示す図である。
【図25】従来のATM交換機を示す図である。
【図26】回線対応部の構成図である。
【図27】STM網をATM網に収容した網構成を示す
図である。
【図28】IWFにおける処理遅延を示す図である。
【図29】AALタイプ1使用時のIWFの構成を示す
図である。
【図30】AALタイプ2使用時のIWFの構成を示す
図である。
【符号の説明】
1、61 ATM交換機 2、65 スイッチ部 3、66 回線対応部 4 伝送装置 5、62 ATM加入者端末 6、72、74、158、185、195、201、2
11 VPI/VCI変換部 7、73、75、76、159、160、186、20
2、203、212、213 VPI/VCI変換テー
ブル 11、221 ATM網 12 STM網 13 STM交換機 14 STM加入者端末 15、31、41、63 IWF 21、21′、21″ STMデータ 22 ATMセル 32、64 AAL1多重CLAD 33、42、82、101、121 エコーキャンセラ 34 AAL1−CLAD 35 ATM多重分離部 43 音声符号器 44 AAL2−CLAD 51 スイッチ手段 52 トランク手段 67 音声処理トランク 71 エコーキャンセラ部 81、161、181、191 セル振分部 83、102、162、184、194 セル多重部 91、111、171 遅延回路 92、112 VCIラッチ 93、173 デコーダ 94、114、174 論理積回路 172 VPIラッチ 103 チャネルフィルタ 104 エコー除去回路 113、133 比較器 122 出力制御回路 131 ゲート回路 132 タイマ 141、144 ヘッダ 142 ペイロード 143 ショートセル 151、182 エンコード部 152、192 AAL2多重部 153、157、196 VPI/VCI/CID変換
テーブル 154、193 AAL2分離部 155、183 デコード部 156 AAL1セル化部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−56456(JP,A) 特開 平9−284288(JP,A) 特開 平5−110582(JP,A) 特開 平6−232911(JP,A) 特開 平7−131461(JP,A) 特開 平7−202892(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04M 3/00 H04Q 3/00

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定長パケットのセルに分割された通信
    データをセル毎に交換する交換機であって、 入力セル毎に出力方路を決定するスイッチ手段と、 前記入力セルが特定の音声コネクションに属するとき、
    該入力セルの音声処理を行うトランク手段と、 前記入力セルの入力回線と前記スイッチ手段の間のイン
    タフェース処理を行う入力回線対応手段と、 出力回線と前記スイッチ手段の間のインタフェース処理
    を行う出力回線対応手段とを備え、 前記スイッチ手段は、前記音声処理を必要としないコネ
    クションのセルに対しては、前記入力回線対応手段と前
    記出力回線対応手段が接続されるような第1のスイッチ
    ング動作を行い、前記特定の音声コネクションのセルに
    対しては、該入力回線対応手段と前記トランク手段が接
    続され、かつ、該トランク手段と該出力回線対応手段が
    接続されるような第2のスイッチング動作を行う ことを
    特徴とする交換機。
  2. 【請求項2】 前記交換機は、AALタイプ1のセルに
    マッピングされたSTMデータを収容し、前記トランク
    手段は、該AALタイプ1のセルの音声処理を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の交換機。
  3. 【請求項3】 前記トランク手段は、近端側信号に重畳
    されている遠端側信号のエコーを除去するエコーキャン
    セラ手段と、前記入力セルのコネクション識別情報を変
    換する変換手段とを含み、前記スイッチ手段は、伝送遅
    延が大きい音声コネクションのセルに対しては、前記第
    2のスイッチング動作を行い、その他のコネクションの
    セルに対しては、前記第1のスイッチング動作を行うこ
    とを特徴とする請求項記載の交換機。
  4. 【請求項4】 前記トランク手段は、近端側信号に重畳
    されている遠端側信号のエコーを除去するエコーキャン
    セラ手段と、前記入力セルのコネクション識別情報を変
    換する変換手段とを含み、前記スイッチ手段は、伝送遅
    延が大きい音声コネクションの近端側信号のセルに対し
    ては、前記第2のスイッチング動作を行い、該伝送遅延
    が大きい音声コネクションの遠端側信号のセルに対して
    は、前記入力回線対応手段が前記出力回線対応手段およ
    びトランク手段と接続されるような第3のスイッチング
    動作を行い、その他のコネクションのセルに対しては、
    前記第1のスイッチング動作を行うことを特徴とする請
    求項記載の交換機。
  5. 【請求項5】 前記トランク手段は、複数のコネクショ
    ンに対応してコネクション毎に前記音声処理を行う複数
    の音声処理手段を含み、前記入力回線対応手段は、前記
    入力セルのコネクション識別情報を該複数の音声処理手
    段の1つを指定する情報に変換することを特徴とする請
    求項記載の交換機。
  6. 【請求項6】 前記トランク手段は、前記入力セルのコ
    ネクション識別情報を参照して、該入力セルを指定され
    た音声処理手段に振り分けるセル振分手段と、前記複数
    の音声処理手段からのセルを多重するセル多重手段とを
    さらに含むことを特徴とする請求項記載の交換機。
  7. 【請求項7】 前記トランク手段は、前記複数の音声処
    理手段からのセルを多重するセル多重手段をさらに含
    み、各音声処理手段は、あらかじめ決められた特定のコ
    ネクション識別情報を持つセルを通過させるフィルタ手
    段を含むことを特徴とする請求項記載の交換機。
  8. 【請求項8】 各音声処理手段は、前記入力セルが到着
    してからあらかじめ決められた時間が経過した後に、前
    記音声処理が施されたセルを出力する出力制御手段を含
    むことを特徴とする請求項記載の交換機。
  9. 【請求項9】 前記トランク手段は、第1のトランク手
    段と第2のトランク手段を含み、 前記第1のトランク手段は、AALタイプ1のセルの音
    声データを特定の音声符号に変換するエンコード手段
    と、該エンコード手段からの音声符号をAALタイプ2
    のセルに多重する多重手段とを含み、 前記第2のトランク手段は、AALタイプ2のセルから
    各コネクションの音声符号を分離する分離手段と、該分
    離手段からの音声符号を音声データに変換するデコード
    手段と、該デコード手段からの音声データをAALタイ
    プ1のセルに変換するセル化手段とを含み、 前記スイッチ手段は、前記特定の音声コネクションのセ
    ルに対しては、前記第2のスイッチング動作を行って、
    前記入力セルに前記第1および第2のトランク手段の一
    方を通過させ、その他のコネクションのセルに対して
    は、前記第1のスイッチング動作を行うことを特徴とす
    る請求項記載の交換機。
  10. 【請求項10】 前記トランク手段は、AALタイプ1
    のセルの音声データを特定の音声符号に変換するエンコ
    ード手段と、該エンコード手段からの音声符号をAAL
    タイプ2のセルに多重する多重手段と、AALタイプ2
    のセルから各コネクションの音声符号を分離する分離手
    段と、該分離手段からの音声符号を音声データに変換す
    るデコード手段と、該デコード手段からの音声データを
    AALタイプ1のセルに変換するセル化手段と、前記入
    力セルのコネクション識別情報を参照して、該入力セル
    を該エンコード手段および該分離手段のいずれかに振り
    分けるセル振分手段と、該多重手段および該セル化手段
    からのセルを多重するセル多重手段とを含み、前記スイ
    ッチ手段は、前記特定の音声コネクションのセルに対し
    ては、前記第2のスイッチング動作を行い、その他のコ
    ネクションのセルに対しては、前記第1のスイッチング
    動作を行うことを特徴とする請求項記載の交換機。
  11. 【請求項11】 前記トランク手段は、第1のトランク
    手段と第2のトランク手段を含み、 前記第1のトランク手段は、AALタイプ1のセルの音
    声データを特定の音声符号に変換し、該音声符号を含む
    パーシャリーフィルドセルを出力するエンコード手段
    と、パーシャリーフィルドセルの音声符号を音声データ
    に変換し、該音声データを含むAALタイプ1のセルを
    出力するデコード手段とを含み、 前記第2のトランク手段は、1つ以上のパーシャリーフ
    ィルドセルをAALタイプ2のセルに多重する多重手段
    と、AALタイプ2のセルから各コネクションの音声符
    号を分離し、1つ以上のパーシャリーフィルドセルを生
    成する分離手段とを含み、 前記スイッチ手段は、前記特定の音声コネクションのセ
    ルに対しては、前記第2のスイッチング動作を行って、
    前記入力セルに前記第1および第2のトランク手段を通
    過させ、その他のコネクションのセルに対しては、前記
    第1のスイッチング動作を行うことを特徴とする請求項
    記載の交換機。
  12. 【請求項12】 固定長パケットのセルに分割された通
    信データをセル毎に交換する交換機であって、 入力セル毎に出力方路を決定するスイッチ手段と、 前記入力セルが特定の音声コネクションに属するとき、
    該入力セルの音声処理を行うトランク手段とを備え、 前記トランク手段は、近端側信号に重畳されている遠端
    側信号のエコーを除去するエコーキャンセラ処理と、前
    記入力セルの音声データを特定の音声符号に変換する符
    号化処理と、前記入力セルの音声符号を音声データに変
    換する復号化処理と、前記入力セルのデータをAALタ
    イプ2のセルに多重する多重処理と、AALタイプ2の
    入力セルからデータを分離する分離処理のうち、少なく
    とも1つの処理を行うことを特徴とする交換機
  13. 【請求項13】 固定長パケットのセルに分割された通
    信データをセル毎に交換する交換機であって、 入力セル毎に出力方路を決定するスイッチ手段と、 前記入力セルが特定の音声コネクションに属するとき、
    該入力セルの音声処理を行うトランク手段とを備え、 前記トランク手段は、近端側信号に重畳されている遠端
    側信号のエコーを除去する第1のトランク手段と、前記
    入力セルの音声データを特定の音声符号に変換する第2
    のトランク手段と、前記入力セルの音声符号を音声デー
    タに変換する第3のトランク手段とを含むことを特徴と
    する交換機
  14. 【請求項14】 固定長パケットのセルに分割された通
    信データをセル毎に交換する交換機であって、 入力セル毎に出力方路を決定するスイッチ手段と、 前記入力セルが特定の音声コネクションに属するとき、
    該入力セルの音声処理を行うトランク手段とを備え、 前記トランク手段は、近端側信号に重畳されている遠端
    側信号のエコーを除去する第1のトランク手段と、前記
    入力セルのデータをAALタイプ2のセルに多重する第
    2のトランク手段と、AALタイプ2の入力セルからデ
    ータを分離する第3のトランク手段とを含むことを特徴
    する交換機
  15. 【請求項15】 固定長パケットのセルに分割された通
    信データの交換処理をセル毎に行う交換機であって、 入力セル毎に出力方路を決定するスイッチ手段と、 前記入力セルが特定のコネクションに属するとき、該入
    力セルのデータを加工するトランク手段と、 前記入力セルの入力回線と前記スイッチ手段の間のイン
    タフェース処理を行う入力回線対応手段と、 出力回線と前記スイッチ手段の間のインタフェース処理
    を行う出力回線対応手段とを備え、 前記スイッチ手段は、データの加工を必要としないコネ
    クションのセルに対しては、前記入力回線対応手段と前
    記出力回線対応手段が接続されるような第1のスイッチ
    ング動作を行い、前記特定のコネクションのセルに対し
    ては、該入力回線対応手段と前記トランク手段が接続さ
    れ、かつ、該トランク手段と該出力回線対応手段が接続
    されるような第2のスイッチング動作を行う ことを特徴
    とする交換機。
  16. 【請求項16】 入力回線との間のインタフェース処理
    を行う入力回線対応手段と、出力回線との間のインタフ
    ェース処理を行う出力回線対応手段とを備え、固定長パ
    ケットのセルに分割された通信データをセル毎に交換す
    る交換装置において前記入力回線からの 入力セルのコネクションを判定し、 前記入力セルが特定の音声コネクションに属するとき、
    前記入力回線対応手段と該特定の音声コネクションに属
    するセルの音声処理を行うトランク手段が接続され、か
    つ、該トランク手段と前記出力回線対応手段が接続され
    るようなスイッチング動作を行い、 前記入力セルが前記音声処理を必要としないコネクショ
    ンに属するとき、前記入力回線対応手段と前記出力回線
    対応手段が接続されるようなスイッチング動作を行う
    ことを特徴とする交換方法。
  17. 【請求項17】 入力回線との間のインタフェース処理
    を行う入力回線対応手段と、出力回線との間のインタフ
    ェース処理を行う出力回線対応手段とを備え、固定長パ
    ケットのセルに分割された通信データをセル毎に交換す
    る交換装置において前記入力回線からの 入力セルのコネクションを判定し、 前記入力セルが特定のコネクションに属するとき、前記
    入力回線対応手段と該特定のコネクションに属するセル
    のデータを加工するトランク手段が接続され、かつ、該
    トランク手段と前記出力回線対応手段が接続されるよう
    なスイッチング動作を行い、 前記入力セルがデータの加工を必要としないコネクショ
    ンに属するとき、前記入力回線対応手段と前記出力回線
    対応手段が接続されるようなスイッチング動作を行う
    とを特徴とする交換方法。
  18. 【請求項18】 入力回線からのセルをスイッチングす
    るスイッチ手段と、 前記セルが特定のコネクションに属するときに、前記セ
    ルの音声データを音声符号に変換し、前記音声符号を含
    むパーシャリーフィルドセルを出力し、更に、パーシャ
    リーフィルドセルの音声符号を音声データに変換し、前
    記音声データを含むセルを出力する第1のトランク手段
    と、 前記パーシャリーフィルドセルを前記スイッチ手段を介
    して受信し、複数の前記パーシャリーフィルドセルをA
    ALタイプ2のセルに変換し、又はAALタイプ2のセ
    ルから各コネクションの音声符号を分離して音声データ
    に変換し、前記音声データをセルヘ変換する第2のトラ
    ンク手段とを設けたことを特徴とする交換機
  19. 【請求項19】 セルの音声処理を行うトランク手段
    と、 入力回線からのセルが特定のコネクションに属すると
    き、該セルを前記トランク手段に入力し、かつ、該トラ
    ンク手段から出力されるセルを出力回線に出力するスイ
    ッチング動作を行い、前記入力回線からのセルが他のコ
    ネクションに属するとき、該セルを出力回線に出力する
    スイッチング動作を行うスイッチ手段とを備えることを
    特徴とする交換機。
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