JP5169986B2 - 電話装置、エコーキャンセラ及びエコーキャンセルプログラム - Google Patents

電話装置、エコーキャンセラ及びエコーキャンセルプログラム Download PDF

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Description

この発明は、電話装置、エコーキャンセラ及びエコーキャンセルプログラムに関し、例えば、指向特性が可変のマイクを用いて音声を捕捉する電話装置に適用することができる。
近年、音声会議システムのように、マイクロホンアレイのような特定の方向に収音指向性を設定することができる収音技術を用いて通信する形態が増加している。
マイクロホンアレイによって収音指向性を制御する技術としては、従来特許文献1に記載された装置があり、特許文献1の装置では、複数のマイクから取得した音声信号に遅延・加算処理によって同相化することで収音指向性の制御は実現されている。
さらに、収音指向性を有するマイクを用いる通信システムには、音源方向を検出し、当該方向に収音指向性を自動的に向けることで、音源の移動を追尾する機能を有しているものもある。このような従来技術の例としては、特許文献2に記載の方法がある。特許文献2の方法では、音源移動を追尾する機能は、複数マイクが取得した信号の相互相関を、遅延量を変えながら計算し、相互相関を最大値とする遅延量を算出し、遅延量とマイクの位置情報から音源位置を推定する。そして推定した音波方向に指向性を向けるために、遅延・加算処理で用いる遅延量を先に求めた遅延量として設定する、という内容である。この機能によって、会議中に発言者が変わった場合でも、自動的に発言者の方向に収音指向性を向けることができるので、発言内容を明瞭に伝達することができる。
特開2008−141593 特開平11−304906 特開2008−219088
ところで、ハウリングを抑制しつつ、双方向の音声通信を実現するためには、エコーキャンセラが必要となるが、エコーキャンセラには特許文献3(段落「0019」〜「0021」など)に記載されているように、エコー経路変動が発生した場合、音質が劣化するという課題がある。
このようにエコーキャンセラにはエコー経路変動が生じると音質が劣化する、という課題があり、マイクロホンアレイの指向性を制御することによっても、エコー経路変動が発生する。これに対して、従来のエコー経路変動検出技術は、エコーキャンセラの収束特性の変動を観測する、相互相関行列の固有値を観測する、などの、一種の統計処理を要するため、エコー経路変動の検出に要する時間が長くなる、という課題がある。
また、エコー経路変動への対処は、経路変動検出後に適応フィルタのステップゲインを増やして、適応フィルタの適応動作を加速させる、というものであり、適応フィルタの動作に影響を与える。この手法を用いた場合、たしかに収束は加速するものの、適応フィルタが最適値に収束しない場合がある、という問題がある。
そのため、複数のマイクを用いて近端側の音声を捕捉して合成した合成音声について、音質を向上させることができる電話装置、エコーキャンセラ及びエコーキャンセルプログラムが望まれている。
第1の本発明の電話装置は、(1)遠端信号を放音するスピーカと、(2)近端側の音声を捕捉する複数のマイクロホンと、(3)上記マイクロホンのそれぞれから入力されたそれぞれの入力近端信号に、それぞれの上記入力近端信号に対応する所定の遅延量を与えて遅延入力近端信号を形成し、上記遅延入力近端信号を合成して1つの合成近端信号を形成する近端信号処理部と、(4)上記合成近端信号からエコー成分を除去して遠端側に送出するエコーキャンセラとを備える電話装置において、(5)上記エコーキャンセラは、(6)上記入力近端信号に対応する遅延量のそれぞれを用いて、上記遠端信号を遅延させた遅延遠端信号を形成する遅延遠端信号形成手段と、(7)上記遅延遠端信号形成手段が形成した上記遅延遠端信号を合成して1つの合成遠端信号を形成する合成遠端信号形成手段と、(8)上記合成遠端信号を利用して、上記合成近端信号のエコー成分を抑制するエコー抑制手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明のエコーキャンセラは、(1)遠端信号を放音するスピーカと、(2)近端側の音声を捕捉する複数のマイクロホンと、(3)上記マイクロホンのそれぞれから入力されたそれぞれの入力近端信号に、それぞれの上記入力近端信号に対応する所定の遅延量を与えて遅延入力近端信号を形成し、上記遅延入力近端信号を合成して1つの合成近端信号を形成する近端信号処理部と、(4)上記合成近端信号からエコー成分を除去して遠端側に送出するエコーキャンセラとを備える電話装置を構成する上記エコーキャンセラにおいて、(5)上記入力近端信号に対応する遅延量のそれぞれを用いて、上記遠端信号を遅延させた遅延遠端信号を形成する遅延遠端信号形成手段と、(6)上記遅延遠端信号形成手段が形成した上記遅延遠端信号を合成して1つの合成遠端信号を形成する合成遠端信号形成手段と、(7)上記合成遠端信号を利用して、上記合成近端信号のエコー成分を抑制するエコー抑制手段とを有することを特徴とする。
第3の本発明のエコーキャンセルプログラムは、(1)遠端信号を放音するスピーカと、(2)近端側の音声を捕捉する複数のマイクロホンと、(3)上記マイクロホンのそれぞれから入力されたそれぞれの入力近端信号に、それぞれの上記入力近端信号に対応する所定の遅延量を与えて遅延入力近端信号を形成し、上記遅延入力近端信号を合成して1つの合成近端信号を形成する近端信号処理部と、(4)上記合成近端信号からエコー成分を除去して遠端側に送出するエコーキャンセラとを備える電話装置を構成する上記エコーキャンセラに搭載されたコンピュータを、(5)上記入力近端信号に対応する遅延量のそれぞれを用いて、上記遠端信号を遅延させた遅延遠端信号を形成する遅延遠端信号形成手段と、(6)上記遅延遠端信号形成手段が形成した上記遅延遠端信号を合成して1つの合成遠端信号を形成する合成遠端信号形成手段と、(7)上記合成遠端信号を利用して、上記合成近端信号のエコー成分を抑制するエコー抑制手段として機能させることを特徴とする。
複数のマイクを用いて近端側の音声を捕捉して合成した合成音声について、音質を向上させることができる電話装置等を提供する。
第1の実施形態に係る電話装置の全体構成について示したブロック図である。 第2の実施形態に係る電話装置の全体構成について示したブロック図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による電話装置、エコーキャンセラ及びエコーキャンセルプログラムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、この実施形態のエコーキャンセラを搭載した電話装置の全体構成を示すブロック図である。
電話装置10は、2つのマイクロホン(以下、「マイク」という)11−1、11−2、スピーカ12、エコーキャンセラ20及び指向性処理部30を有している。電話装置10としては、例えば、電話会議用の電話装置などが該当する。
エコーキャンセラ20は、CPU、ROM、RAM、EEPROM、ハードディスクなどのプログラムの実行構成を有する情報処理装置(1台に限定されず、複数台を分散処理し得るようにしたものであっても良い。)に、実施形態のエコーキャンセルプログラム等をインストールすることにより構築するようにしても良く、その場合でも機能的には上述の図1のように示すことができる。エコーキャンセラ20内の各構成要素は、全てをハードウェアにより構築しても良いし、一部の構成要素だけを上述のような情報処理装置におけるソフトウェア(プログラム)により構築しても良い。また、指向性処理部30などの電話装置10内のエコーキャンセラ20以外の構成要素についても、同様に上述の情報処理装置においてソフトウェアにより構築するようにしても良い。
電話装置10では、図1に示すように、遠端入力信号R_in受信して、遠端出力信号R_outとしてスピーカ12に出力して、スピーカ12により近端側(近端話者)に音声出力(放音)する。
また、電話装置10では、図1に示すように、近端話者から第1のマイク11−1に入力された第1の近端入力信号x1(t)と、第2のマイク11−2に入力された第2の近端入力信号x2(t)とが、指向性処理部30により同相化され、さらに、合成された信号(以下、「合成近端入力信号y(t)」という)が形成され、エコーキャンセラ20(後述する適応フィルタ21及び減算器22)に供給される。すなわち、電話装置10では、マイク11−1、11−2、及び指向性処理部30により、いわゆるマイクロホンアレイが構成されており、近端入力信号x1(t)とx2(t)とを同相化して合成することにより、音源(近端話者)の方向にマイク集音の指向性を向けるように構成されているものとする。
そして、エコーキャンセラ20では、合成近端入力信号y(t)に含まれるエコー成分が除去されて、近端出力信号S_outとして出力される。
次に、マイク11−1、11−2及び、指向性処理部30の詳細について説明する。
マイク11−1、11−2としては、例えば、既存の電話装置や電話会議端末等に搭載されているマイクロホンを適用することができる。なお、以下の説明において、近端話者からマイク11−1を介して入力される信号を、近端入力信号x1(t)、そして、近端話者からマイク11−2を介して入力される信号を、近端入力信号x2(t)と呼ぶものとする。
次に、指向性処理部30の詳細構成について説明する。
指向性処理部30は、遅延量計算部31、2つの送話側遅延部32−1、32−2、及び加算器33を有している。
遅延量計算部31は、近端入力信号x1(t)と近端入力信号x2(t)とに基づいて、x1(t)とx2(t)とを同相化できるような遅延量(遅延時間)を、近端入力信号x1(t)、x2(t)のそれぞれについて計算する。なお、以下の説明において、遅延量計算部31が計算する近端入力信号x1(t)に対して与えるべき遅延量を「遅延量D1」、近端入力信号x2(t)に対して与える遅延量を「遅延量D2」と呼ぶものとする。そして、遅延量計算部31は、遅延量D1を、送話側遅延部32−1に与え、遅延量D2を送話側遅延部32−2に与える。また、遅延量計算部31は、遅延量D1及びD2を、受話側信号処理部40(後述する遅延制御部41)にも与える。
遅延量計算部31において遅延量を計算する方法としては、例えば、従来の特許文献2に記載されている「音源推定部、遅延加重計算部」などを適用しても良く、x1(t)とx2(t)とを同相化できるような遅延量が算出できれば、その方法は限定されないものである。
送話側遅延部32−1は、遅延量計算部31から遅延量D1が与えられると、遅延量D1に応じた遅延を近端入力信号x1(t)に遅延を与えた信号を形成し、加算器33に供給する。そして、送話側遅延部32−2は、遅延量計算部31から遅延量D2が与えられると、遅延量D2に応じた遅延を近端入力信号x2(t)に遅延を与えた信号を形成して、加算器33に供給する。
送話側遅延部32−1、32−2としては、例えば、特許文献1に記載されている「フィルタ処理部(遅延部)」や、特許文献2に記載されている「遅延器」を適用することができる。
加算器33は、送話側遅延部32−1から与えられた信号と、送話側遅延部32−2から与えられた信号とを合成して、合成近端入力信号y(t)を形成し、適応フィルタ21及び加算器22に供給する機能を担っている。
なお、加算器33としては、既存のマイクロホンアレイにおける信号合成手段を用いることができ、例えば、特許文献1に記載されている「加算部」や、特許文献2に記載されている「加算器」を適用することができる。また、合成近端入力信号y(t)は、送話側遅延部32−1から与えられた信号と、送話側遅延部32−2から与えられた信号とを加算することにより合成するようにしても良いし、従来の「特開平11−018194号公報」の特許文献に記載されているマイクロホンアレイの加算器のように、一方の信号から他方の信号を減算した残差信号としても良い。合成近端入力信号y(t)ついて、信号の合成方法は限定されないものである。
このように、指向性処理部30において形成される合成近端入力信号y(t)は、近端入力信号x1(t)、x2(t)を、同相化して合成することにより形成されるので、音源の方位に指向性を向けた音声信号となる。
次に、エコーキャンセラ20の構成の詳細について説明する。
エコーキャンセラ20は、上述の通り、合成近端入力信号y(t)に含まれるエコー成分を除去して、近端出力信号S_outとして遠端側に出力するものであり、適応フィルタ21、加算器22、及び受話側信号処理部40を有している。
次に、受話側信号処理部40の詳細について説明する。
受話側信号処理部40は、遅延制御部41、2つの受話側遅延部42−1、42−2及び、加算器43を有している。
遅延制御部41は、遅延量計算部31からの遅延量D1及びD2の供給を受けて、遅延量D1遅延量D2に応じて、受話側遅延部42−1、42−2を制御するものである。遅延制御部41は、遅延量D1を受話側遅延部42−1に与え、遅延量D2を受話側遅延部42−2に与える。
受話側遅延部42−1は、遅延制御部41から遅延量D1が与えられると、遅延量D1に応じた遅延を遠端入力信号R_inに与えた信号を形成して加算器43に供給する。そして、受話側遅延部42−2は、遅延制御部41から遅延量D2が与えられると、遅延量D2に応じた遅延を遠端入力信号R_inに与えた信号を形成して加算器43に供給する。
なお、受話側遅延部42−1、42−2のそれぞれは、上述の送話側遅延部32と同様に既存のものを適用することができる。
そして、加算器43では、受話側遅延部42−1、42−2からそれぞれから与えられた遅延処理済の遠端入力信号R_inを合成した信号(以下、「合成遠端入力信号s(t)」という)を生成して、適応フィルタ21に供給する機能を担っている。
なお、加算器43は、加算器33と同様に既存のものを適用することができるが、加算器43による信号の合成は、加算器33と同様の内容であることが望ましい。すなわち、加算器33において送話側遅延部32−1から与えられる信号と、送話側遅延部32−2から与えられる信号とを合成する内容と、加算器43において受話側遅延部42−1と、受話側遅延部42−2とを合成する内容は同じであることが望ましい。例えば、加算器33において、送話側遅延部32−1から与えられる信号から、送話側遅延部32−2から与えられる信号を減算している場合には、加算器43においても同様に、受話側遅延部42−1から与えられる信号から、受話側遅延部42−2から与えられる信号を減算することになる。
適応フィルタ21は、合成遠端入力信号s(t)、合成近端入力信号y(t)を用いて、合成近端入力信号y(t)からエコー成分を除去するための、擬似エコーER(t)を生成して、加算器22に供給する機能を担っている。そして、加算器22は、合成近端入力信号y(t)から、擬似エコーER(t)を減算することにより、合成近端入力信号y(t)のエコー成分を抑制する。適応フィルタ21、加算器22としては、既存の適応フィルタを用いたエコーキャンセラと同様のものを適用することができる。適応フィルタ21で用いる適応アルゴリズムとしては例えば、学習同定法のような公知のアルゴリズムを用いるようにしても良い。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態における電話装置の動作を、図1を用いて説明する。
電話装置10では、近端話者が発声するとその音声がマイク11−1、11−2により捕捉される。そして、マイク11−1から、遅延量計算部31及び送話側遅延部32−1に、近端入力信号x1(t)が供給され、マイク11−2から、遅延量計算部31及び送話側遅延部32−2に、近端入力信号x2(t)が供給される。
遅延量計算部31では、近端入力信号x1(t)、x2(t)に基づいて遅延量D1、D2が計算される。そして、遅延量計算部31から遅延量D1が、送話側遅延部32−1及び遅延制御部41に与えられ、遅延量D2が、送話側遅延部32−2及び遅延制御部41に与えられる。
そして、送話側遅延部32−1では、近端入力信号x1(t)に、遅延量D1を与えた信号が形成され、加算器33に与えられる。同様に、送話側遅延部32−2では、近端入力信号x2(t)に、遅延量D2を与えた信号が形成され、加算器33に与えられる。
加算器33では、送話側遅延部32−1から与えられた信号と、送話側遅延部32−2から与えられた信号とが合成され、適応フィルタ21及び加算器22に与えられる。
一方、遅延制御部41側では、遅延量計算部31から遅延量D1及びD2が与えられると、遅延量D1が受話側遅延部42−1に与えられ、遅延量D2が受話側遅延部42−2に与えられる。
そして、受話側遅延部42−1では、遠端入力信号R_inに、遅延量D1を与えた信号が形成され、加算器43に与えられる。同様に、受話側遅延部42−2では、遠端入力信号R_inに、遅延量D2を与えた信号が形成され、加算器43に与えられる。
そして、加算器43では、受話側遅延部42−1から与えられた信号と、受話側遅延部42−2から与えられた信号とが合成され、適応フィルタ21に与えられる。
そして、適応フィルタ21では、合成遠端入力信号s(t)、合成近端入力信号y(t)を用いて、合成近端入力信号y(t)からエコー成分を除去するための、擬似エコーER(t)が生成され、加算器22に供給され、加算器22では、合成近端入力信号y(t)から擬似エコーER(t)が減算されて、エコー成分が抑制されて、遠端側へ送出される。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
(A−3−1)エコーキャンセラ20では、例えば、音源(近端話者)の位置が変動し、指向性処理部30によりマイクロホンアレイの指向性が変更することに起因してエコー経路が変動した場合、すなわち、送話側遅延部32−1、32−2に与えられる遅延量D1、遅延量D2が変動した場合でも、送話側信号処理部30では、すぐにその変動を反映した合成遠端入力信号s(t)を形成して適応フィルタ21に供給し、エコー成分の抑制に用いることができる。このように、エコーキャンセラ20では、適応フィルタ21の適応動作によらずに、送話側信号処理部30により、変動した遅延量D1及び又は遅延量D2を反映した合成遠端入力信号s(t)を、適応フィルタ21に供給することで、指向性変更に伴うエコー経路の変動に対応することができる。
このように、第1の実施形態によれば、エコーキャンセラ20では、指向性変更によって生じたエコー経路変動に即座に対応でき、かつ適応フィルタ21の動作に影響を与えることなく、安定に動作させることができるようになるので、音質を劣化させることなく音源の位置変動に追従することができる。指向性変動以外の要因(例えば、風や空調設備等による音入力)については、ある程度固定であるため、適応フィルタ21だけでも対処し、音質の劣化を防ぐことができる。
(A−3−2)従来の特許文献1、2などに記載されている方法では、受話側信号処理部40に相当する構成は存在しない。例として、図1に示す第1の実施形態の電話装置10において、受話側信号処理部40の構成を省略して、遠端入力信号R_inが直接適応フィルタ21に供給される構成を想定すると、スピーカ12から放出され、マイク11−1、11−2に入力されるエコー成分は、受話側遅延部42−1、42−2に遅延が与えられることになる。受話側遅延部42−1、42−2において、遅延が与えられることによって、近端入力信号x1(t)、x2(t)では、音源(近端話者)に基づく信号については同相化されることになるが、スピーカ12と音源(近端話者)との位置の相違などから、エコー成分については同相化されないまま、合成近端入力信号y(t)が形成される。このため、単純に既存の適応フィルタを用いても、合成近端入力信号y(t)におけるエコー成分(同相化されていないもの)を擬似エコーとして正確に再現することができない。
一方、第1の実施形態におけるエコーキャンセラ20では、受話側信号処理部40を設けて、遠端入力信号R_inに遅延量D1の遅延を与えた信号と、遠端入力信号R_inに遅延量D2の遅延を与えた信号とを合成した合成遠端入力信号s(t)を形成することにより、合成近端入力信号y(t)において同相化されていない状態のエコー成分を再現することができる。そして、合成遠端入力信号s(t)を適応フィルタ21に供給することにより、従来では再現することができなかった、合成近端入力信号y(t)におけるエコー成分(同相化されていないもの)を擬似エコーとして正確に再現することができる。したがって、電話装置10では、従来のエコーキャンセラを用いた電話装置よりも、音質の向上を図ることができる。
(A−3−3)エコーキャンセラ20では、例えば、指向性変動によるエコー経路変動の対処のためのパラメータを複数備えた適応フィルタを別途用いずに済み、簡素な構成で上述のように、迅速に指向性変動によるエコー経路変動の対処を行うことができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による電話装置、エコーキャンセラ及びエコーキャンセルプログラムの第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第1の実施形態では、音源位置の変化に追従して、遅延量D1及び又はD2が変動すると、音声に跳躍が生じ、音質が劣化する、という課題がある。そこで、第2の実施形態ではこれを防止するために、音声信号に含まれる無音区間中で遅延量を切り替える機能を付加したものである。以下、第2の実施形態の構成について、第1の実施形態との差異を説明する。
図2は、第2の実施形態の電話装置10Aの全体構成を示すブロック図であり、上述した図1との同一、対応部分には同一、対応符号を付して示している。
電話装置10Aでは、エコーキャンセラ20、受話側信号処理部40が、エコーキャンセラ20A、受話側信号処理部40Aに置き換わっている点で第1の実施形態のものと異なっている。そして、受話側信号処理部40Aは、図2に示すように、無音判定部44が付加され、遅延制御部41が遅延制御部41Aに置き換わった点で第1の実施形態のものと異なっている。
無音判定部44は、遠端入力信号R_inにおいて、無音区間であるか否かを判定し、その判定結果を、遅延制御部41Aに供給する機能を担っている。無音判定部44としては、例えば特許文献「特開2000−267683号公報」や、「特開平5−73085号公報」に記載の方法など、既存の無音判定手段を適用することができる。
そして、遅延制御部41Aは、無音判定部44から無音区間である旨の判定結果が与えられている間のみ、受話側遅延部42−1、42−2に供給する遅延量を変動させる点で、第1の実施形態のものと異なっている。すなわち、受話側遅延部42−1、42−2に、遅延制御部41Aから供給される遅延量は、遠端出力信号R_outにおける有音区間では変動せず、無音区間でのみ変動する。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の電話装置10Aの動作を、図2を用いて説明するが、第2の実施形態と第1の実施形態との差異は、無音判定部44が加わった点であるため、無音判定部44の周辺の動作のみ説明することとする。その他のエコーキャンセラに係る動作は、第1の実施形態と同様であるので詳しい説明は省略する。
まず、無音判定部44は、遠端入力信号R_inの有音/無音の判定を行い、遅延制御部41Aに判定結果を送信する。そして、遅延制御部41Aは、遅延量計算部31から、遅延量D1、D2が送信されてくると、それを所定期間保持するものとする。遅延制御部41Aは、送信されてくる遅延量D1、D2の一方又は両方が、保持していた遅延量と変化していた場合、無音判定部44から供給される判定結果を参照する。そして、もしそのとき、無音判定部44から供給される判定結果が、「有音」(無音ではない)であれば、新しい遅延量の送信は、受話側遅延部42−1、42−2に行わず、判定結果が「無音」であった場合には新しい遅延量を、受話側遅延部42−1、42−2に送信する動作を行う。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
以上のように、エコーキャンセラ20Aでは、無音判定部44を用いて検出した無音区間でのみ、受話側遅延部42−1、42−2に供給する遅延量の変更処理を行うようにすることで、近端出力信号S_outにおける音声の跳躍を防止し、近端出力信号S_outの音質を向上させることができる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の各実施形態においては、電話装置においては、例として、マイクが1つ、スピーカが2つの構成について説明したが、マイク及びスピーカの数は限定されないものである。その場合、マイクの数に応じて、対応する受話側遅延部及び送話側遅延部も配置する必要がある。
また、上記の各実施形態においては、適応フィルタの数を1つ(1ch)であるものとして説明したが、1chでなければならないわけではなく、マイクやスピーカの数に応じてch数を増やしてよい。例えば、マイクとスピーカの数量がどちらも2である場合には、適応フィルタも2つにし、ステレオエコーキャンセラの形態にしてもよい。
(C−2)上記の各実施形態において、遅延量計算部は、2つのマイクから入力される信号に応じて算出している、すなわち、遅延量計算部は、音源(近端話者)の方向に指向性を向けるように自動追尾するための遅延量を算出しているが、このような自動的な追尾ではなく、ユーザの操作や外部装置からの制御に応じて所望の方向(位置)に指向性を向けるように遅延量を算出しても良い。
また、上記の各実施形態において、エコーキャンセラにおける指向性処理部では、複数のマイクから入力された入力近端信号について指向性を与えることを目的として、同相化する遅延量を与えているが、指向性を与えることではなく、単に入力近端信号を同相化することを目的として遅延量を与える処理を行うようにしても良い。
10…電話装置、20…エコーキャンセラ、21…適応フィルタ、22…加算器、30…指向性処理部、31…遅延量計算部、32、32−1、32−2…送話側遅延部、D1、D2、…遅延量、x1(t)、x2(t)…近端入力信号、33…加算器、40…受話側信号処理部、41…遅延制御部、42、42−1、42−2…受話側遅延部、43…加算器、11、11−1、11−2…マイク、12…スピーカ、R_in…遠端入力信号、R_out…遠端出力信号、s(t)…合成遠端入力信号、x1(t)、x2(t)…近端入力信号、y(t)…合成近端入力信号、ER(t)…擬似エコー、S_out…近端出力信号。

Claims (5)

  1. 遠端信号を放音するスピーカと、
    近端側の音声を捕捉する複数のマイクロホンと、
    上記マイクロホンのそれぞれから入力されたそれぞれの入力近端信号に、それぞれの上記入力近端信号に対応する所定の遅延量を与えて遅延入力近端信号を形成し、上記遅延入力近端信号を合成して1つの合成近端信号を形成する近端信号処理部と、
    上記合成近端信号からエコー成分を除去して遠端側に送出するエコーキャンセラと
    を備える電話装置において、
    上記エコーキャンセラは、
    上記入力近端信号に対応する遅延量のそれぞれを用いて、上記遠端信号を遅延させた遅延遠端信号を形成する遅延遠端信号形成手段と、
    上記遅延遠端信号形成手段が形成した上記遅延遠端信号を合成して1つの合成遠端信号を形成する合成遠端信号形成手段と、
    上記合成遠端信号を利用して、上記合成近端信号のエコー成分を抑制するエコー抑制手段とを有する
    ことを特徴とする電話装置。
  2. 上記所定の遅延量は、上記入力近端信号を同相化するための遅延量であることを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 遠端信号が無音状態であるか否かを判定する無音判定手段を更に備え、
    上記合成遠端信号形成手段は、上記無音判定手段により無音状態と判定されている間は、上記遅延遠端信号を形成するための遅延量の更新を行わない
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電話装置。
  4. 遠端信号を放音するスピーカと、
    近端側の音声を捕捉する複数のマイクロホンと、
    上記マイクロホンのそれぞれから入力されたそれぞれの入力近端信号に、それぞれの上記入力近端信号に対応する所定の遅延量を与えて遅延入力近端信号を形成し、上記遅延入力近端信号を合成して1つの合成近端信号を形成する近端信号処理部と、
    上記合成近端信号からエコー成分を除去して遠端側に送出するエコーキャンセラと
    を備える電話装置を構成する上記エコーキャンセラにおいて、
    上記入力近端信号に対応する遅延量のそれぞれを用いて、上記遠端信号を遅延させた遅延遠端信号を形成する遅延遠端信号形成手段と、
    上記遅延遠端信号形成手段が形成した上記遅延遠端信号を合成して1つの合成遠端信号を形成する合成遠端信号形成手段と、
    上記合成遠端信号を利用して、上記合成近端信号のエコー成分を抑制するエコー抑制手段とを有する
    ことを特徴とするエコーキャンセラ。
  5. 遠端信号を放音するスピーカと、
    近端側の音声を捕捉する複数のマイクロホンと、
    上記マイクロホンのそれぞれから入力されたそれぞれの入力近端信号に、それぞれの上記入力近端信号に対応する所定の遅延量を与えて遅延入力近端信号を形成し、上記遅延入力近端信号を合成して1つの合成近端信号を形成する近端信号処理部と、
    上記合成近端信号からエコー成分を除去して遠端側に送出するエコーキャンセラと
    を備える電話装置を構成する上記エコーキャンセラに搭載されたコンピュータを、
    上記入力近端信号に対応する遅延量のそれぞれを用いて、上記遠端信号を遅延させた遅延遠端信号を形成する遅延遠端信号形成手段と、
    上記遅延遠端信号形成手段が形成した上記遅延遠端信号を合成して1つの合成遠端信号を形成する合成遠端信号形成手段と、
    上記合成遠端信号を利用して、上記合成近端信号のエコー成分を抑制するエコー抑制手段と
    して機能させることを特徴とするエコーキャンセルプログラム。
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