JP4654777B2 - 音響エコーキャンセル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、マイクの指向性制御がなされる音響エコーキャンセル装置とそれを用いた電話機および音響エコーキャンセル方法に関するものである。
スピーカホン方式電話等の電話機において、ハウリングやエコーを防止するためにエコーキャンセル技術がある。このエコーキャンセル技術によればスピーカから出力された音声が部屋等の空間を通って、マイクロホンに入力された音声(エコー)から、その空間を擬似的に模擬した伝達関数とスピーカへ出力した音声を畳み込んだ信号を差し引くことにより、あたかもエコーが無いようにできる。
また、マイクの指向性を発話者の方に向け、それ以外の音は収音しないようにして環境騒音が入らないS/N比の良いマイク収音を行うマイクロホンアレー技術がある。
エコーキャンセル技術とマイクロホンアレー技術が同時に成り立つようする技術とし、発話する近端話者のみの音声を収音し、さらにスピーカから再生される遠端話者の音声を収音した音から部屋のエコーを差し引く方法がある。その方法として(非特許文献1)および(非特許文献2)に記載されている従来の技術がある。複数の話者位置を推定して、その中の話者に対し指向性を向け、かつ、エコーキャンセルする方法である。(非特許文献1)ではマイクロホンアレーとエコーキャンセラのフィルタ係数を更新する方法について記載されている。また、(非特許文献2)では、話者の位置を推定する方法について記載されており、(非特許文献1)から引用されている。この従来の技術を、図6を用いて説明する。
図6は、従来の技術における音響エコーキャンセル装置のブロック図である。図6では、遠端話者の音声を出力するスピーカと複数のマイクロホンと遠端話者の音声および複数のマイクロホンの信号を処理する部分のみ抜き出して示している。図6中、遠端話者からの信号の周波数表領域表現はZ(ω)であり、マイクロホン1からの入力信号の周波数領域表現はX1(ω)であり、マイクロホン2からの入力信号の周波数領域表現はX2(ω)であり、マイクロホンMからの入力信号の周波数領域表現はXM(ω)である。また、遠端話者からの信号に信号処理をするフィルタの周波数領域表現はG(ω)であり、マイクロホン1からの信号に信号処理をするフィルタの周波数領域表現はH1(ω)であり、マイクロホン2からの信号に信号処理をするフィルタの周波数領域表現はH2(ω)であり、マイクロホンMからの信号に信号処理をするフィルタの周波数領域表現はHM(ω)である。これらのフィルタ出力を加算して近端話者からの送話信号Y(ω)とする。
従来の技術は、話者位置を推定しフィルタ係数を更新する処理と実際に入力信号をフィルタする処理の2つの部分から構成されている。フィルタ係数を更新する部分の動作は次の通りである。フィルタ係数を更新する部分のすべてのフィルタ入力を、(数1)で表現する。
Figure 0004654777
また、すべてのフィルタ処理を(数2)で表現する。
Figure 0004654777
上記のようにすると、近端話者からの送話信号を(数3)のように表すことができる。
Figure 0004654777
上記従来の技術では話者毎の信号の共分散行列RS1S2(ω)、残響信号のみの共分散行列REE(ω)、雑音信号のみの共分散行列RNN(ω)を求めることで、近端話者に指向性を向け、かつ、遠端話者の音声をスピーカから収音した信号のエコーを取り除くためのフィルタ係数H(ω)を(数4)で得る。
Figure 0004654777
ここで、話者数をKとし、CS1は各話者の感度拘束の重み、CEはエコーに対する重み、CNは雑音に対する重みである。また、AS1は話者iに対するミキシングの割合を表す。以上のようにして求められた係数を用いてフィルタ処理をする。
また、話者位置を推定する部分の動作は下記の通りである。M個のマイクロホンがあり、総数N個の音源のうちk番目音源から音が発せられている場合のi番目とj番目マイクロホン間の到来時間差をτykとする。また、i番目の推定マイクロホンの位置を(xi、yi、zi)、k番目の推定音源位置を(xk、yk、zk)とすると推定マイクロホン間到来時間差τyk(p)は、(数5)で表される。
Figure 0004654777
ただし、pは(数6)の3M+3N個の要素を持つベクトルである。
Figure 0004654777
そこで、ある音源とそれぞれのマイクの位置によりマイクの位置の数pが得られ、また、さらに別の音源からも同じようにマイクの位置の数pが得られる。マイクロホン到来時間差の実測値τykとτyk(p)が等しいことを示す(数7)を用いて、座標の分からない部分を解くことで音源の位置が求まる。
Figure 0004654777
ここで、本共分散行列の次数を考えてみる。遠端話者の音声を処理するフィルタを128タップ、それぞれのマイクロホン入力の信号を処理するフィルタを128タップとし、マイクが3個あった場合を考えるとX(ω)は512タップとなり、その共分散行列の次数は512×512の2次元行列となる。この従来の技術では512×512の次数の共分散行列の逆行列を求めることが必要とされる。
小林和則、他2名、「エコーキャンセラ一体型マイクロホンアレー」、電子情報通信学会論文誌A、社団法人電子情報通信学会、2004年2月、第J87−A巻、第2号、p.143−151 小林和則、他2名、「マイクロホンと音源の位置が未知である場合の位置推定」,電子情報通信学会技術研究報告、社団法人電子情報通信学会、2002年9月、EA−2002−53号
一般に、リアルタイムでこのように次数の大きい行列の逆行列を求めることは大きな演算量を必要とする。そこで本発明では処理量が少ないエコーキャンセル技術とマイクロホンアレー技術が同時に成り立つようする方法を提供することを目的とする。
本発明の構成として、スピーカと、スピーカから再生された信号を収音する複数のマイクロホンと、第1のフィルタ係数を有する第1の適応フィルタと、第2のフィルタ係数を有する第2の適応フィルタとを備えるとともに、第1の適応フィルタと第2の適応フィルタとは、スピーカと複数のマイクロホンとの間の伝達関数を推定し、推定した伝達関数を経た複数のマイクロホンの信号と複数のマイクロホンで収音した信号との誤差を小さくするように第1のフィルタ係数と第2のフィルタ係数のそれぞれを更新しエコーキャンセル処理する音響エコーキャンセル装置であって、第1の所定の期間で、複数のマイクロホンにより生成される指向性を、予め設定された複数の指向性のなかからそれぞれの指向性による入力信号に基づいて選択する入力方向選択部と、第1の所定の期間に続く第2の所定の期間で、入力方向選択部により選択された指向性をもちいて複数のマイクロホンで収音した信号に対して、第1の適応フィルタで推定した第1の誤差を小さくするように第1のフィルタ係数を更新する第1のエコーキャンセル処理を行う第1の適応フィルタと、第2の所定の期間に続く第3の所定の期間で、更新された第1のフィルタ係数の値を使用して、第2の適応フィルタで推定した第2の誤差を小さくするよう第2のフィルタ係数を更新する第2のエコーキャンセル処理を行うとともに、第2のエコーキャンセル処理された信号を出力する第2の適応フィルタとを有するものである
発話者へ指向性を向けた収音を行い、次のステップで該指向性からのエコーをキャンセルするために、マイクロホンアレーの制御とエコーキャンセラを同時にしないようにしたため、リアルタイムで行える量まで処理量を減少させることができる。
上記課題を解決するため、第1の発明は、スピーカと、スピーカから再生された信号を収音する複数のマイクロホンと、第1のフィルタ係数を有する第1の適応フィルタと、第2のフィルタ係数を有する第2の適応フィルタとを備えるとともに、第1の適応フィルタと第2の適応フィルタとは、スピーカと複数のマイクロホンとの間の伝達関数を推定し、推定した伝達関数を経た複数のマイクロホンの信号と複数のマイクロホンで収音した信号との誤差を小さくするように第1のフィルタ係数と第2のフィルタ係数のそれぞれを更新しエコーキャンセル処理する音響エコーキャンセル装置であって、第1の所定の期間で、複数のマイクロホンにより生成される指向性を、予め設定された複数の指向性のなかからそれぞれの指向性による入力信号に基づいて選択する入力方向選択部と、第1の所定の期間に続く第2の所定の期間で、入力方向選択部により選択された指向性をもちいて複数のマイクロホンで収音した信号に対して、第1の適応フィルタで推定した第1の誤差を小さくするように第1のフィルタ係数を更新する第1のエコーキャンセル処理を行う第1の適応フィルタと、第2の所定の期間に続く第3の所定の期間で、更新された第1のフィルタ係数の値を使用して、第2の適応フィルタで推定した第2の誤差を小さくするよう第2のフィルタ係数を更新する第2のエコーキャンセル処理を行うとともに、第2のエコーキャンセル処理された信号を出力する第2の適応フィルタとを有するものである。
この構成によれば、音声がマイクロホンに入力される入力方向を選択し、その選択された入力方向に対して収音された音声でエコーキャンセルすることにより、それぞれの処理を別々に実行することができ、演算量の少ない音響エコーキャンセル装置を提供できる。
上記課題を解決するため、第2の発明は、第1の所定の期間と第2の所定の期間と第3の所定の期間は同じ期間の所定のフレームとするものである。
上記課題を解決するため、第3の発明は、入力方向選択部は、1番強い指向性の信号のパワーと2番目に強い指向性の信号のパワーと環境雑音のパワーとをもちいて指向性を選択するものであって、1番強い指向性の信号のパワーが2番目に強い指向性の信号のパワーより大きく、かつ1番強い指向性の信号のパワーが環境雑音のパワーより大きい指向性を選択するものである。
上記課題を解決するため、第4の発明は、複数の指向性それぞれに対応して第2の適応フィルタのフィルタ係数を記憶する適応フィルタ係数記憶部を備え、第2の適応フィルタは、第2の適応フィルタのフィルタ係数を入力方向選択部で選択している指向性に対応させて適応フィルタ係数記憶部に記憶し、その後、入力方向選択部が記憶させたフィルタ係数に対応する指向性を選択したとき、第1の適応フィルタは適応フィルタ係数記憶部に記憶したフィルタ係数を読み出し、第1の適応フィルタのフィルタ係数の初期値としてエコーキャンセル処理するものである。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る実施の形態1における音響エコーキャンセル装置の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1における音響エコーキャンセル装置127のブロック図である。
図1において、101は、遠端話者から受信した通話信号を再生するスピーカである。図1ではデジタル処理された遠端話者から受信した通話信号をアナログ信号に変換するAD変換器およびスピーカを駆動するためのパワーアンプは省略している。102−1から102−nは、スピーカ101で再生した遠端話者の通話信号と近端話者の音声信号を収音するマイクロホンである。同様に、マイクロホンで収音した信号をDA変換するためのDA変換器は省略している。
115は、マイクロホン102−1から102−nの組で実現される複数の指向性パラメータの組を、指向性パターンとして予め記憶する、指向性パターン記憶部である。こ指向性パラメータは、マイクロホン102−1から102−nからのそれぞれの入力に対して重み付け演算後加算することにより、所定の指向性を実現するマイクロホンアレー技術で生成される。
105は、マイクロホン102−1から102−nから入力した音声信号を、指向性パターン記憶部115で記憶している複数の指向性パラメータの組のうち1つを設定して、複数の出力から近端話者の発声している向きに対応する指向性パラメータを選択する、指向性計算処理部である。また、指向性計算処理部105は、近端話者の発声している向きに対応する選択するタイミング、および指向性パラメータをコピーするタイミングを設定する。
106は、指向性計算処理部105で選択された指向性パラメータを用いて、選択された指向性パラメータに対応する指向性を持つよう演算して、その指向性による収音を行う。第1の指向性演算部である。107は、第1の指向性演算部106で用いた指向性パラメータを用いて、選択された指向性パラメータに対応する指向性を持つよう演算して、その指向性による収音を行う。第2の指向性演算部である。
110は、スピーカ出力信号をリファレンス信号として、第1の加算器111と共に動作して、第1の指向性演算部106指向性演算された信号をエコーキャンセルする、第1の適応フィルタである。112は、スピーカ出力信号をリファレンス信号として、第2の加算器113と共に動作して、第2の指向性演算部107で指向性演算された信号をエコーキャンセルする、第2の適応フィルタである。
なお、指向性計算処理部105は、「入力方向選択部」及び「入力方向選択制御部」として機能する。第1の指向性演算部106、及び第2の指向性演算部107は、「音声収音部」として機能する。第1の適応フィルタ110及び第1の加算器111と、第2の適応フィルタ112及び第2の加算器113とは、それぞれ、「エコーキャンセル処理部」として機能する。これら、指向性計算処理部105、第1の指向性演算部106、第2の指向性演算部107、第1の適応フィルタ110、第1の加算器111、第2の適応フィルタ112、及び第2の加算器113は、所定のプログラムを実行することで、DSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit)などの、IC(Integrated Circuit)で構成される。
次に、上記のハンズフリー電話機を使用した指向性探索処理とエコーキャンセル処理の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態1における指向性探索処理とエコーキャンセル処理の一例を示すタイミングチャートである。
図2において、遠端話者から受信し、スピーカ101で再生した通話信号および近端話者の音声信号を、図2中上方の「音声データ」のように時間的にフレーム分割されている。
まず、処理の概要を説明する。指向性計算処理部105はフレーム分割に対応してマイクロホン102−1から102−nで収音した信号を用いて、各フレームの発話者へ指向性を向けるための指向性探索処理をする。指向性探索処理の方法は後述する。
実際に発話者へ指向性を向けた信号を収音する処理は、第1の指向性演算部106と第2の指向性演算部107で行う。近端話者の発声している向きに対応する指向性パラメータを用いて、第1の指向性演算部106と第2の指向性演算部107で、連続した発話者へ指向性を向けた信号を収音する処理を行う。フレームの切れ目において第1の指向性演算部106から第2の指向性演算部107へ指向性パラメータをコピーすることにより、連続した処理を行う。
第1の指向性演算部106と第2の指向性演算部107から出力される連続した同じ指向性パラメータを用いて求められた指向性で収音したマイクロホン102−1から102−nの入力を用いて、エコーキャンセル処理をそれぞれ第1の適応フィルタ110と第2の適応フィルタ112で行う。
連続した同じ指向性パラメータを用いて求められた指向性で収音したマイクロホン102−1から102−nの入力のうち前半の信号は、エコーキャンセルのための適応フィルタを指向性の変化に追従させるために使用し、連続した同じ指向性パラメータを用いて求められた指向性で収音したマイク入力のうち後半の信号を遠端話者への送話信号として使用する。連続した同じ指向性パラメータを用いて求められた指向性で収音したマイク入力のうち前半と後半を別の目的で使用するために第1の適応フィルタ110から第2の適応フィルタ112へフィルタ係数のコピーが行われる。
以上のようにして、発話者へ指向性を向けた信号を収音し、その指向性で収音された信号から指向性の変化に追従したエコーキャンセルされた信号が得られる。
次に、実施の形態1における指向性計算処理部105について、詳細に説明する。
まず、指向性計算処理部105における指向性探索処理の方法は次の通りである。フレーム1区間のマイク入力に対し、ハンズフリー電話機の周囲のどの方向で発話者が発声しているか検出するために、図3に示すように、あらかじめ水平360度を8等分し、単一では45度をカバーしている指向性のパラメータを8組用意する。図3は、本発明の実施の形態1における指向性のパラメータの説明図である。この場合、マイクロホン102−1から102−nも、水平360度を8等分した形に設けられている。このパラメータは指向性パターン記憶部115に予め記憶させて置いたものである。それぞれのパラメータを(数8)のようにする。
Figure 0004654777
ここで、f00が0度の時のマイクロホン102−1に対する指向性パラメータ、f01が0度の時のマイクロホン102−2に対する指向性パラメータ、f0nが0度の時のマイクロホン102−nに対する指向性パラメータ、f10が45度の時のマイクロホン102−1に対する指向性パラメータ、f11が45度の時のマイクロホン102−2に対する指向性パラメータ、f1nが45度の時のマイクロホン102−nに対する指向性パラメータ、・・・(中略)・・・、f70が315度の時のマイクロホン102−1に対する指向性パラメータ、f71が315度の時のマイクロホン102−2に対する指向性パラメータ、f7nが315度の時のマイクロホン102−nに対する指向性パラメータを表す。なお、指向性パラメータの決定方法として、例えば、電子情報通信学会応用音響研究会EA88−65「他方向同時収音装置」で示されているような方法で求めることができる。
あるいは、実際の筐体の影響を考慮するために、実際の筐体にマイクロホンを取り付けて、例えば筐体の周囲を10度きざみにスピーカ101を移動させて白色雑音等の信号を出力し、各マイクロホンの指向性による感度を考慮した信号をリファレンス信号とし、実際に複数のマイクロホンから入力される信号に対して適応的フィルタの係数を掛けたものの和がリファレンス信号と同じになるように、適応フィルタ技術を用いて決定することもできる。
この8組それぞれの角度からの収音した信号を1フレーム内で順次計算する。そのなかで1番強い収音信号の角度のパワーp1と、2番強い収音信号の角度のパワーp2および遠端話者から受信した通話信号を再生していないときの環境雑音の各角度の平均パワーpTHを求める。(数9)の条件が成立したときに1番目の話者が発生したと判定し、その方向に指向性を向ける。
Figure 0004654777
ここで、αとβは定数である。このようにして選択された向きのマイクロホン102−1から102−nに対する指向性パラメータを指向性計算処理部105から第1の指向性演算部106へ出力する(図2のステップ1、指向性探索処理)。
次に、第1の指向性演算部106では、指向性を求めた次のフレームのフレーム区間2において、マイクロホン102−1から102−nの各入力に指向性計算処理部105で選択した各マイクロホンに対する指向性パラメータを用いて処理し、発話者へ向けた指向性の収音を行う(図2のステップ2)。
この際、(フレーム区間1の信号ではなく)フレーム区間2の信号を用いて、遠端話者からの受信信号をリファレンス信号として第1の適応フィルタ110が第1の加算器111と組になって第1の加算器111の出力誤差が小さくなるように適応フィルタ処理を行い、エコーキャンセル処理を行う。ここで、エコーキャンセルアルゴリズムとして、正規化LMS(Least Mean Square)アルゴリズムやRLS(Resursive Least Square)アルゴリズムなどを用いることができる(図2のステップ2、エコーキャンセル処理)。
次のフレーム区間3では、第1の指向性演算部106から第2の指向性演算部107へ各マイクロホンに対する指向性パラメータをコピーし、マイクロホン102−1から102−nの各入力に指向性演算部106で求めた各マイクロホンに対する指向性パラメータを用いて処理し、発話者へ向けた指向性で収音を行う(図2のステップ3)。
更に、(フレーム区間1の信号ではなく)フレーム区間3の信号を用いて、遠端話者からの受信信号をリファレンス信号として第2の適応フィルタ112が第2の加算器113と組になって第2の加算器113の出力誤差が小さくなるように適応処理を行い、エコーキャンセル処理を行う(図2のステップ3、エコーキャンセル処理)。
次いで、上述したステップ2におけるエコーキャンセル処理と並行して、指向性計算処理部105では、フレーム2区間のマイク入力に対し、ハンズフリー電話機100の周囲のどの方向で発話者が発声しているか検出し、各マイクロホンに対する指向性パラメータを指向性計算処理部105から第1の指向性演算部106へ出力する(図2のステップ4、指向性探索処理)。
また、上述したステップ3におけるエコーキャンセル処理と並行して、第1の指向性演算部106では、ステップ4で指向性を求めた次のフレームのフレーム区間3において、マイクロホン102−1から102−nからの各入力に指向性演算部105で求めた各マイクロホンに対する指向性パラメータを用いて処理し、発話者へ向けた指向性の収音を行う(図2のステップ5)。
この際、(フレーム区間2の信号ではなく)フレーム区間3の信号を用いて、遠端話者からの受信信号をリファレンス信号として第2の適応フィルタ112が第2の加算器113と組になって第2の加算器113の出力誤差が小さくなるように適応処理を行い、エコーキャンセル処理を行う(図2のステップ5、エコーキャンセル処理)。
次のフレーム区間4では、第1の指向性演算部106から第2の指向性演算部107へ各マイクロホンに対する指向性パラメータをコピーし、マイクロホン102−1から102−nの各入力に指向性演算部106で求めた各マイクロホンに対する指向性パラメータを用いて処理し、発話者へ向けた指向性の収音を行う(図2のステップ6)。
更に、(フレーム区間2の信号ではなく)フレーム区間4の信号を用いて、遠端話者からの受信信号をリファレンス信号として第2の適応フィルタ112が第2の加算器113と組になって第2の加算器113の出力誤差が小さくなるように適応処理を行い、エコーキャンセル処理を行う(図2のステップ6、エコーキャンセル処理)。
以上のように、指向性探索処理と指向特性処理とエコーキャンセル処理を順次行うことにより、発話者に指向性を向け、かつ、エコーキャンセル処理を同時に行うことができる。
本実施の形態1では、指向性パターンが8種類の場合を示したが、さらに発話者のみの音声を収音しようとする場合には、狭い指向性パターンを用いて数を増やして実施することも可能である。また、逆に演算量を減らす場合には広い指向性パターンを用いて数を減らして実施することも可能である。
また、連続してエコーキャンセル処理する区間を2フレームとし、後半のエコーキャンセル処理をした音声を遠端話者へ出力するようにしたが、さらにエコーキャンセル処理の学習が進んで、エコーの消えた信号を遠端話者に送信する場合には、指向性演算部と適応フィルタと加算器を増やすことにより対応できる。
(実施の形態2)
実施の形態2について、図4に沿って説明する。図4は、本発明の実施の形態2における音響エコーキャンセル装置のブロック図である。実施の形態2におけるステップ2およびステップ5で第1の適応フィルタ110および第2の適応フィルタ112でのエコーキャンセル処理を行う際に、エコーキャンセル処理の収束を早くするために、適応フィルタの係数を記憶する。
なお、第1の適応フィルタ110、及び第2の適応フィルタ112は、「適応フィルタ係数演算部」、「適応フィルタ係数格納部」、及び「適応フィルタ係数検出部」として機能する。適応フィルタ係数記憶部114は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの「メモリ」として機能する。
適応フィルタ係数記憶部114において、指向性パターン記憶部115の各指向性パラメータの組F0からF7に対応させて適応フィルタの係数を記憶する。該当する指向性のパラメータが選択された場合に、対応する適応フィルタ係数記憶部114から読み出したフィルタ係数を、初期値としてエコーキャンセル処理を行う。ステップ3およびステップ6で、第1の適応フィルタ110から第2の指向性演算部106から第2の指向性演算部107へ各マイクに対するパラメータをコピーし、継続して第2の適応フィルタ112でエコーキャンセル処理を行う。この後、次に該当する角度が選択された場合に備えて、該当する適応フィルタ係数記憶部114に学習し終わった係数を書き戻す。以上により、指向性の選択角度が変わっても早い収束を実現するエコーキャンセル処理を提供できる。
(実施の形態3)
以下、本発明に係る実施の形態3におけるハンズフリー電話機について図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態3におけるにハンズフリー電話機100の外観斜視図である。ハンズフリー電話機100は、互いに離れた場所から複数人が通話することが出来、例えば会議などに使用される、いわゆる「会議電話」である。
図5において、筐体128内の実施の形態1または実施の形態2の音響エコーキャンセル装置127における遠端話者からの受話信号が、回線信号入力端子129に電気的に接続されている。また、同様に音響エコーキャンセル装置127の遠端話者への送話信号が、回線信号出力端子130に電気的に接続されている。
筐体128内には、スピーカ101と、マイクロホン102−1からマイクロホン102−4とが固定され、音響エコーキャンセル装置127の遠端話者からの受話信号がスピーカ101に電気的に接続されている。また、音響エコーキャンセル装置127にマイクロホン102−1から102−4が電気的に接続されている。隣り合う2つマイクロホンは、1つの側面を介して隣り合う各側面に取り付けられている。即ち、隣り合う2つマイクロホンは、筐体128を中心として、90度の角度を介している。筐体128の上面には、1つのスピーカ101が設けられている。
実施の形態3では、回線信号入力端子129からの音声が再生できるよう筐体127の上面に向けてスピーカ101が設置されている。また、筐体128の周囲全体の話者の音声を収音するために4個のマイクロホン102−1からマイクロホン102−4を設置している。ここで4個のマイクロホンの組により指向性パターンを作るものである。
また、回線信号入力端子129からの信号は、音響エコーキャンセル装置127の遠端話者からの受信信号として、スピーカ101から音声が出力されることで、ハンズフリー電話機100の周辺にいる人に回線からの音声を聞かせることができる。
筐体128内のスピーカ101から出力された音声の音波は、設置してある部屋の残響が付加された音波となって、筐体128周辺から発生する音波を合わせてマイクロホン102−1からマイクロホン102−4を介して収音される。
音響エコーキャンセル装置127は、スピーカ101から出力され、部屋の残響が付加された成分をマイクロホン102−1からマイクロホン102−4で収音した信号から除去する。そのため、筐体128周辺から発生する音波のみを音響エコーキャンセル装置127の遠端話者への送話信号として回線信号出力端子130へ出力する。これにより、筐体128周辺の人の音声のみを回線信号出力端子130へ出力することができ、ハンズフリー電話機100が実現できる。なお、マイクロホンの数を4個で説明しているが、この数に限るものではない。
この実施の形態3の音響エコーキャンセル装置を用いた構成により、発話者の変化に追従するようにマイクロホンを制御し、安定した、かつエコー消去量が大きく会話のしやすいハンズフリー電話機を提供することができる。
このような信号処理のよる話者への指向性を向け、かつ、音響キャンセルを行う実装形態を採用したので、複数の指向性からの入力のパワーの比較による指向性パターンの選択と該当する指向性からの信号による音響エコーキャンセルを行うだけなので処理量が少なく、かつ、音響エコーキャンセル処理ができる。従って、安価な処理能力の小さい処理装置でも実現できる効果がある。
本発明の実施の形態1における音響エコーキャンセル装置のブロック図 本発明の実施の形態1における指向性探索処理とエコーキャンセル処理の一例を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態1における指向性のパラメータの説明図 本発明の実施の形態2における音響エコーキャンセル装置のブロック図 本発明の実施の形態3におけるにハンズフリー電話機の外観斜視図 従来の技術における音響エコーキャンセル装置のブロック図
符号の説明
100 ハンズフリー電話機
101 スピーカ
102−1、102−2、・・・、102−n マイクロホン
105 入力方向選択部、入力方向選択制御部(指向性計算処理部)
106 音声収音部(第1の指向性演算部)
107 音声収音部(第2の指向性演算部)
110 エコーキャンセル処理部、適応フィルタ係数演算部、適応フィルタ係数格納部、適応フィルタ係数検出部(第1の適応フィルタ)
111 エコーキャンセル処理部(第1の加算器)
112 エコーキャンセル処理部、適応フィルタ係数演算部、適応フィルタ係数格納部、適応フィルタ係数検出部(第2の適応フィルタ)
113 エコーキャンセル処理部(第2の加算器)
114 メモリ(適応フィルタ係数記憶部)
127 音響エコーキャンセル装置

Claims (4)

  1. スピーカと、前記スピーカから再生された信号を収音する複数のマイクロホンと、第1のフィルタ係数を有する第1の適応フィルタと、第2のフィルタ係数を有する第2の適応フィルタとを備えるとともに、前記第1の適応フィルタと前記第2の適応フィルタとは、前記スピーカと前記複数のマイクロホンとの間の伝達関数を推定し、推定した伝達関数を経た前記複数のマイクロホンの信号と前記複数のマイクロホンで収音した信号との誤差を小さくするように前記第1のフィルタ係数と前記第2のフィルタ係数のそれぞれを更新しエコーキャンセル処理する音響エコーキャンセル装置であって、
    第1の所定の期間で、前記複数のマイクロホンにより生成される指向性を、予め設定された複数の指向性のなかからそれぞれの指向性による入力信号に基づいて選択する入力方向選択部と、
    前記第1の所定の期間に続く第2の所定の期間で、前記入力方向選択部により選択された指向性をもちいて前記複数のマイクロホンで収音した信号に対して、前記第1の適応フィルタで推定した第1の誤差を小さくするように前記第1のフィルタ係数を更新する第1のエコーキャンセル処理を行う第1の適応フィルタと、
    前記第2の所定の期間に続く第3の所定の期間で、更新された前記第1のフィルタ係数の値を使用して、前記第2の適応フィルタで推定した第2の誤差を小さくするよう前記第2のフィルタ係数を更新する第2のエコーキャンセル処理を行うとともに、前記第2のエコーキャンセル処理された信号を出力する第2の適応フィルタとを有する音響エコーキャンセル装置。
  2. 前記第1の所定の期間と前記第2の所定の期間と前記第3の所定の期間は同じ期間の所定のフレームとすることを特徴とする請求項1記載の音響エコーキャンセル装置。
  3. 前記入力方向選択部は、1番強い指向性の信号のパワーと2番目に強い指向性の信号のパワーと環境雑音のパワーとをもちいて前記指向性を選択するものであって、前記1番強い指向性の信号のパワーが2番目に強い指向性の信号のパワーより大きく、かつ前記1番強い指向性の信号のパワーが前記環境雑音のパワーより大きい指向性を選択することを特徴とする請求項1あるいは2記載の音響エコーキャンセル装置。
  4. 前記複数の指向性それぞれに対応して第2の適応フィルタのフィルタ係数を記憶する適応フィルタ係数記憶部を備え、
    前記第2の適応フィルタは、前記第2の適応フィルタのフィルタ係数を前記入力方向選択部で選択している指向性に対応させて前記適応フィルタ係数記憶部に記憶し、その後、前記入力方向選択部が記憶させたフィルタ係数に対応する指向性を選択したとき、前記第1の適応フィルタは前記適応フィルタ係数記憶部に記憶したフィルタ係数を読み出し、前記第1の適応フィルタのフィルタ係数の初期値としてエコーキャンセル処理する請求項1から3いずれか1項記載の音響エコーキャンセル装置。
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