JP3536452B2 - 電子カメラ装置 - Google Patents
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Description
るカメラ部とファインダーおよびモニター兼用の液晶表
示装置を有する本体部とからなる電子カメラ装置に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】電子カメラ装置の一つとして、撮影レン
ズおよびCCD(Charge Coupled De
vice:固体撮像素子)を備え、さらに、画像記録時
におけるビューファインダーおよび画像再生時における
モニター兼用の液晶表示装置(Liquid Crys
tal Display、以下、LCDと呼ぶ)を備え
たLCD付デジタルスチルカメラがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LCD付デジタルスチルカメラでは、以下に述べるよう
な問題点があった。 (1)LCDの視認角度には制限があるため、LCDを
ビューファインダーとして使用して撮影する場合、撮影
レンズを備えるカメラ部分の回動が不可能な従来のLC
D付デジタルスチルカメラでは、自由なカメラアングル
を得ることは不可能なものとなっていた。 【0004】(2)そこで、カメラ部分を回動可能とす
ることが考えられるが、カメラ部分を回動可能として
も、そのカメラ部分が撮影者の右手側にあって、そのカ
メラ部分側にシャッターボタンがあるような場合、カメ
ラアングルによってはシャッターボタンが押しづらいと
いう問題が生じてしまう。 【0005】(3)撮影者はカメラを主に右手で支える
が、例えば、左側に電池収納部がある等の理由により、
重心位置が右手側より遠い位置にあるカメラでは、撮影
時にブレを起こし易いという問題が生じてしまう。 【0006】(4)電池からの配線を、リード線あるい
は別基板等で行う場合、小型化の制約から、実装スペー
スがとれない、配線の作業性が悪い、また、部品点数が
増加するという問題があった。 【0007】(5)LCDの近傍にメイン基板を設ける
と、発熱が促進されること、また、ノイズによって画面
に悪影響を及ぼすという問題があった。本発明の課題
は、LCD付きの電子カメラ装置において、LCDを見
ながら自由なカメラアングルが得られ、しかも、シャッ
ター操作がしやすいものにして、使い勝手を良くするよ
うにすることである。 【0008】そして、本発明は、カメラを右手で支え易
くし、また、部品点数の削減、小型化を実現でき、さら
に、LCDへの熱的、ノイズ的な悪影響をなくすように
することも課題としている。 【0009】 【発明が解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像記録時のファインダーおよび画像再生時のモニター
としての液晶表示装置、電池収納部、各種スイッチおよ
び回路基板を備える本体部と、前記本体部の撮影者によ
る左手操作側の側面に配設され、かつ、前記本体部に対
し回動可能に組み付けられ、撮影レンズ、撮像素子およ
び回路基板を備えるカメラ部と、の2つのブロックから
構成する電子カメラ装置であって、前記本体部は、前記
電池収納部を、前記本体部の撮影者による右手操作側の
グリップ形状部内に備えるとともに、各種スイッチ用回
路基板を前記本体部のケース上面近傍にほぼ水平に配置
して前記電池収納部内に突出させて、その突出部の下面
に電池接片を配置し、前記本体部の前記液晶表示装置と
反対側にメイン回路基板を配置して、このメイン回路基
板上に他の電子部品を集中的に実装したことを特徴とす
る。 【0010】 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】この結果、請求項1記載の発明によれば、
電子カメラ装置を、撮影レンズ、撮像素子、回路基板を
備えるカメラ部と、LCD、電池収納部、各種スイッ
チ、回路基板を備える本体部と、の2つのブロックに分
割したので、例えば、カメラ部を回動可能として、LC
Dを見ながら自由にカメラアングルが得られるようにも
なり、使い勝手を良くすることが可能になる。 【0016】また、本体部の撮影者による左手操作側の
側面に配設されて、その本体部に対し回動可能に組み付
けられたカメラ部としたので、LCDの視認角度やシャ
ッターボタンの位置が一定に保たれ、撮影者が右手で本
体部を支えながら左手でカメラ部を回動操作して、LC
Dを見ながら自由なカメラアングルを得ることができ、
使い勝手が良くなる。 【0017】さらに、本体部の撮影者による右手操作側
のグリップ形状部内に電池収納部を設けたので、撮影者
が右手で握るグリップ形状部側にカメラ全体の重心を位
置させて、本体部を右手でバランス良く支えることがで
き、従って、ホールド感が増し、カメラ部の回動操作が
左手で楽に行える。 【0018】また、本体部のケース上面近傍にほぼ水平
に配置した各種スイッチ用回路基板を電池収納部内に突
出させて、その突出部の下面に電池接片を設けたので、
各種スイッチ用回路基板を電池接片の受けとして兼用で
き、また、電源スイッチ等の配線がパターン上で行え、
従って、部品点数の削減、本体部のコンパクト化が図れ
る。 【0019】また、本体部のLCDと反対側に配置した
メイン回路基板上に他の電子部品を集中的に実装したの
で、LCDへの熱的、ノイズ的な悪影響をなくせる。 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る電子カメラ
装置の実施の形態を図面に従い説明する。先ず、図1は
本発明を適用した電子カメラ装置の一例としてのLCD
付デジタルスチルカメラを示すもので、図2と図3はそ
の背面図と正面図を、図4(a)および(b)は平面図
と底面図を、図5(a)および(b)は一方の側面図と
他方の側面図をそれぞれ示している。 【0022】図示のように、LCD付デジタルスチルカ
メラ1は、本体部2とカメラ部3とに分割された2つの
ブロックから構成したものである。即ち、本体部2のケ
ース4内には、LCD6が設けられており、このLCD
6は、ケース4の後面側に向けられている。 【0023】また、カメラ部3のケース5内の上部に
は、撮影レンズ7が設けられており、この撮影レンズ7
は、ケース5の前面側に向けられている。そして、本体
部2は、ケース4の上面に、電源スイッチ8、シャッタ
ーボタン9、デリートキー10、プラスキー11、マイ
ナスキー12、モードキー13、ディスプレーキー1
4、ズームキー15、セルフタイマーキー16を備える
とともに、開閉蓋17内に、図示しない外部電源端子、
ビデオ出力端子、デジタル端子を備えている。 【0024】さらに、ケース4の前面に、ファンクショ
ン切替キー18を備え、また、ケース4の下面には、三
脚用穴19を備えている。以上の本体部2のケース4
は、撮影者による右手操作側が手で握りやすいよう膨出
形状としたグリップ形状部によるグリップ部20となっ
ていて、このグリップ部20に対応する下面に開閉式の
電気蓋21が設けられている。また、このグリップ部2
0の上面に前記シャッターボタン9が位置している。 【0025】また、カメラ部3は、ケース5の側面に、
ピント切替スイッチ22を備えている。そして、このカ
メラ部3は、本体部2に対して撮影者による左手操作側
の側面に配置されて、図6および図7に示すように、本
体部2に対して前方に90°、後方に180°回動可能
に組み付けられている。 【0026】即ち、図8に示すように、本体部2のケー
ス4の左側面に穴23が開けられて、カメラ部3のケー
ス5の右側面にも穴24が開けられており、これらの穴
23,24において、図示しない軸部材を通して本体部
2とカメラ部3とが、互いに軸部材の廻りに回動可能に
組み付けられている。 【0027】また、図8に示すように、本体部2のケー
ス4のグリップ部20の内部は、電池収納部である電池
室25となっており、即ち、この電池室25内には、4
本の電池26,26,26,26が収納されている。 【0028】これら4本の電池26,26,26,26
の上方に、図9に示すように、それぞれの電池接片2
7,27,27,27が配設されており、これらの電池
接片27,27,27,27は、電源スイッチおよびボ
タンスイッチ用回路基板である各種スイッチ用回路基板
28の電池室25内まで張り出した突出部29の下面
に、直にハンダ付けにより取り付けられている。 【0029】この各種スイッチ用回路基板28には、前
記電源スイッチ8、シャッターボタン9、デリートキー
10、プラスキー11、マイナスキー12、モードキー
13、ディスプレーキー14、ズームキー15、セルフ
タイマーキー16が実装されるとともに、プリントパタ
ーンによる配線が施されている。 【0030】そして、図8に示すように、LCD6は、
LCDパネル6pをシールドケース30に収容して、こ
のシールドケース30の裏側に隣接するようにして、ケ
ース4内にバックライト31を配置してなる。 【0031】さらに、このバックライト31の裏側に隣
接するようにして、ケース4内にLCD周辺回路基板3
2が配設されていて、このLCD周辺回路基板32に
は、LCDパネル6pから延びたフレキシブルプリント
基板33が接続されるとともに、バックライト31も接
続される。 【0032】また、ケース4内には、図8に示すよう
に、LCD6と反対側にメイン回路基板34が配設され
ていて、このメイン回路基板34には、CPU35と、
LSI等の他の各種電子部品36,37,38,39が
集中して実装されている。 【0033】そして、カメラ部3のケース5内には、前
記撮影レンズ7の他に、図8および図9に示すように、
CCD40と、このCCD40を実装したCCD周辺回
路基板41が収納されている。 【0034】このCCD周辺回路基板41からは図示し
ないフレキシブルプリント基板が延びており、そのフレ
キシブルプリント基板は、カメラ部3の回動中心となる
前記軸部材内を通り本体部2のケース4内において、前
記メイン回路基板34に接続されている。 【0035】図10は、このように構成したLCD付デ
ジタルスチルカメラの回路構成を示すもので、映像信号
を電気信号に変換するCCD40、アナログ信号をデジ
タル信号に変換するA/D変換器52、CCD1を駆動
する駆動回路54を制御するタイミング信号を発生する
タイミングジェネレータ53、デジタル画像信号を符号
化/復号化により圧縮/伸長処理する圧縮/伸長回路5
5、取り込んだデジタル画像信号を一時記録するDRA
M56、圧縮された映像信号を格納するフラッシュメモ
リ57、ROM58に記録されたプログラムに基づいて
動作するとともに、RAM59をワークRAMとして使
用しキー入力部60からの入力に基づいて動作するCP
U61、デジタル画像信号に同期信号を付加してデジタ
ルビデオ信号を生成するシグナル・ジェネレータ62、
デジタルビデオ信号を記録するVRAM63、シグナル
・ジェネレータ62から出力されたデジタルビデオ信号
をアナログ信号に変換するD/A変換器64、アンプ6
5を介して入力されたアナログビデオ信号に基づいて液
晶を駆動して映像を表示するLCD6、CPU61でシ
リアル信号に変換された映像信号などを入出力するイン
ターフェース67からなっている。 【0036】しかして、このように構成したLCD付デ
ジタルスチルカメラでは、所定周期でタイミングジェネ
レータ53からタイミング信号を出力して駆動回路54
を制御し、CCD40より結像した被写体像の対応する
撮像信号を取り込み、A/D変換器52でアナログ信号
をデジタル信号に変換してデジタル画像信号としてDR
AM56に一時記憶する。この場合、DRAM56に記
憶されたCCD40からの撮像信号は、CCD40のカ
ラーフィルタを通ってきたもので、例えばYe、Cy、
Grといった色成分を持っている。 【0037】そして、CPU61によりDRAM56に
記憶された撮像信号に基づいて、高速モードの画像処理
によるモニターのビデオスルー表示用の画像信号および
高画質モードの画像処理による画像記録のための画像信
号を生成する。この場合、図11のフローチャートが実
行される。 【0038】まず、ステップ201で、情報量を落とし
た輝度信号生成処理を実行する。この場合、輝度信号の
生成は、DRAM56より読み出された信号のYe、C
y、Gr成分の内、例えばYe成分のみを用いて生成す
るものとし、図12に示すように、ステップ301で、
DRAM56に記憶されている撮像信号の画素をまび
き、ステップ302に進んで、該当信号と該当信号両側
からの合計3画素のYe成分データに対してLPFから
なるプリフィルタをかけ、ステップ303で、γ補正
(輝度と画像表示装置の特性がリニアでないため、予め
輝度と画像表示装置の特性と逆の補正を行っておき、画
像表示装置に表示するときにリニアになるようにす
る。)をかけて輝度信号を生成する。 【0039】そして、図11に戻って、ステップ202
に進み、画質を落とした輝度信号に対応した色信号生成
処理を実行する。この場合、色信号の生成は、図13に
示すように、ステップ401で、DRAM56から読み
出されたYe、Cy、Gr成分の信号を1/6にまび
き、ステップ402に進んで、該当信号とこの該当信号
両側からの合計6画素のデータを生成してプリフィルタ
をかける。そして、ここでプリフィルタをかけたYe、
Cy、Gr成分の信号について、ステップ403で、ホ
ワイトバランス(色フィルタのバラツキによる色信号の
バラツキを補正するものであり、白色が白色になるよう
に補正する。)をかけ、ステップ404で色演算を行い
R−Y、B−Yという色信号を生成する。 【0040】次に、図11に戻って、ステップ203に
進み、ステップ201、202で生成した輝度信号と色
信号がシグナル・ジェネレータに転送され、ビデオ信号
に変換され、LCD6にモニターのビデオスルー表示が
行われる。 【0041】次に、図11において、ステップ204に
進み、キー入力部60の記録キー(シャッタボタン)が
押下されたか判断する。ここで、記録キーが押下されて
いない場合は、ステップ201に戻って、上述した動作
が繰り返される。 【0042】これにより、LCD6のビデオスルー表示
が継続されるが、この時のビデオスルー表示は、DRA
M56より読み出された画像信号をまびいて処理すべき
画素数を少なくするとともに、処理手順も少なくしてい
るので、高速なビデオスルー表示が可能になり、これに
より、モニター画面の動きをスムーズにするため、例え
ば1秒間に数コマ以上のモニタ画面をリフレッシュする
ことも実現できるようになる。 【0043】次に、図11に示すステップ204で、キ
ー入力部60の記録キーが押下されたと判断した場合
は、ステップ205に進み、高画質の輝度信号生成処理
を実行する。この場合、輝度信号の生成は、DRAM5
6から読み出された信号について、まず、図14に示す
ように、ステップ501で、該当信号と該当信号両側か
らの合計7画素のデータを生成してプリフィルタをか
け、ステップ502で、γ補正をかけ、ステップ503
でモアレバランスをとる。このモアレバランスによって
色フィルタのバラツキによる輝度信号のバラツキが補正
される。 【0044】そして、ステップ504で、LPFをかけ
ることにより高域成分のノイズを低減したのち、ステッ
プ505で、エンハンサ処理を施し輝度信号を生成す
る。この場合のエンハンサ処理は、LPFをかけること
で高域成分が鈍り解像度が低下するため、エッジ部を強
調して解像度を上げるためである。 【0045】そして、図11に戻って、ステップ206
に進み、高画質の輝度信号に対応する色信号生成処理を
実行する。この場合、色信号の生成は、図15に示すよ
うに、ステップ601で、DRAM56より読み出され
たYe、Cy、Gr成分の信号について、該当信号とこ
の該当信号両側からの合計12画素のデータに対してプ
リフィルタをかける。そして、ここでプリフィルタをか
けたYe、Cy、Gr成分の信号について、ステップ6
02で、ホワイトバランスをかけ、ステップ603で色
演算を行いR−Y、B−Yという色信号を生成する。 【0046】次に、図11に戻って、ステップ207に
進み、ステップ205、206で生成した輝度信号と色
信号が圧縮/伸長回路55に転送され、この圧縮/伸長
回路55で輝度信号と色信号を符号化することにより圧
縮し、この圧縮画像信号(輝度信号および色信号)をフ
ラッシュメモリ57に転送して記録する。 【0047】そして、再び、ステップ201に戻って、
上述した動作が繰り返される。これにより、フラッシュ
メモリ57での画像記録は、画素のまびきを行うことな
く、微細な信号処理を施していることから、高画質の画
像を記録できることになる。 【0048】一方、画像信号の再生時は、キー入力部6
0で再生キーを操作すると、フラッシュメモリ57より
所定の圧縮画像信号(圧縮輝度信号と色信号)を読み出
し、圧縮/伸長回路55に転送する。そして、これら輝
度信号と色信号を伸長し、シグナル・ジェネレータ62
で同期信号を付加してデジタルビデオ信号を生成し、D
/A変換器64、アンプ65を介してLCD6に表示す
ることになる。 【0049】従って、このような実施の形態によれば、 (1)LCD付デジタルスチルカメラ1において、カメ
ラ部3は、撮影レンズ7、CCD40およびCCD周辺
回路基板41からなり、本体部2は、LCD6、電池2
6,26,26,26、LCD周辺回路基板32、メイ
ン回路基板34、電源スイッチおよびボタンスイッチ用
回路基板(各種スイッチ用回路基板)28からなる。 【0050】そして、カメラ部3は、本体部2の撮影者
による左手操作側の側面に配置され、例えば、前方90
°、後方に180°回動可能となっている。 (2)従って、撮影者は左手でカメラ部3をつかみ、右
手で本体部2のグリップ部20を握って、LCDパネル
6pが最も見やすい角度に本体部2を傾け、例えば、や
や前倒しに傾ける。そして、このままでは、撮影レンズ
7の先端がやや下に向いてしまうため、カメラ部3を回
転させて、構図を整えてからシャッターボタン9を押し
て撮影を行う。 【0051】このように、カメラ部3が撮影者の左手側
にあることにより、どのようなカメラアングルに変化さ
せても、LCDパネル6pの視認角度およびシャッター
ボタン9と撮影者の右手の位置関係には変化がないこと
から、楽に撮影を行うことができる。 【0052】(3)そのうえ、比較的重量のある電池2
6,26,26,26を収めた電池室(電池収納部)2
5を撮影者の右手側のグリップ部20に収めることによ
り、全体の重心を撮影者の右手側に移し、ホールド感を
向上し、撮影者により左手でのカメラ部3の操作を容易
にしている。 (4)また、各種スイッチ用回路基板28を、電源スイ
ッチ8や各種スイッチ(シャッターボタン9、デリート
キー10、プラスキー11、マイナスキー12、モード
キー13、ディスプレーキー14、ズームキー15、セ
ルフタイマーキー16等)類の配線として使用している
だけでなく、電池室25上面にまで張り出させて、その
張り出した基板突出部29の下面に、電池接片27,2
7,27,27を直にハンダ付けすることにより、各種
スイッチ用回路基板28上の電源スイッチ8へプリント
パターンで配線が可能となり、部品削減、カメラのコン
パクト化に貢献している。 【0053】(5)ところで、LCD6はLCDパネル
6pとバックライト31からなるが、このバックライト
31は熱源ともなり、このバックライト31の熱に回路
上のCPU35やLSI等の電子部品36,37,3
8,39等の発生熱が加わると、各々のあるいはカメラ
全体としての動作保証範囲を越えてしまうこともありう
る。また、CPU35や他の動作クロック等から発生す
るノイズがLCDパネル6pに熱影響を及ぼすこともあ
り、従って、それらの理由から、LCD6とその他の回
路とはできるだけ距離を置いて配置することが望まし
い。 【0054】そこで、LCD6に隣接せざるを得ないL
CD周辺回路基板32上には、LCD6周辺に関する必
要最小限の電子部品にとどめ、CPU35および他の電
子部品36,37,38,39および全体制御に関わる
メイン回路基板34を本体部2のケース4内のLCD6
とは反対側に配置し、その距離もできる限り大きくとっ
ている。 【0055】(6)さらに、CPU35、LSI等の電
子部品36,37,38,39等をメイン回路基板34
上で、本体部2のケース4内において、LCD周辺回路
基板32と反対側に配置している。これにより、これら
のCPU35および電子部品36,37,38,39は
LCD6およびバックライト31と熱的に分離され、ノ
イズ等の影響も発生しにくい環境を整えることができ
た。 【0056】なお、上述では、カメラ部を前方に90°
で後方に180°回動可能としているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、自由に回転できるようにし
てもよい。 【0057】(7)一方、CPU61によりDRAM5
6に記憶された撮像信号に基づいて、高速モードの画像
処理によるLCD6へのビデオスルー表示用の画像信号
と高画質モードの画像処理による画像記録のための画像
信号をそれぞれ生成し、LCD6へのビデオスルー表示
の場合は、高速モードの画像処理によりDRAM56に
記憶されている撮像信号の画素をまびいて処理すべき画
素数を少なくして輝度信号と色信号を画像信号として生
成し、また、フラッシュメモリ57に画像記録を行う場
合には、高画質モードの画像処理によりDRAM56か
ら読み出された撮像信号の画素のまびきを行うことな
く、微細な信号処理により輝度信号と色信号を生成する
ようにしている。 【0058】これにより、LCD6へのビデオスルー表
示は、高速なビデオスルー表示が可能となり、モニター
画面の動きをスムーズにするため、例えば1秒間に数コ
マ以上もモニタ画面をリフレッシュすることができ、し
かも、フラッシュメモリへの画像記録は、微細な信号処
理を施していることから、高画質の画像を記録再生する
ことができる。 【0059】また、これらビデオスルー表示のためのプ
ロセスと記録画像信号作成のためのプロセスの2種類の
プロセスを採用することにより、これらの処理を時間的
に制約の大きいソフトウェアによっても実現することが
可能になり、これによって装置の大幅な小型化と低価格
化を実現することができる。 【0060】また、CPU61によりDRAM56に記
憶された撮像信号に基づいて、高速モードの画像処理に
よるLCD6へのビデオスルー表示用の画像信号と高画
質モードの画像処理による画像記録のための画像信号を
それぞれ生成し、LCD6へのビデオスルー表示の場合
は、高速モードの画像処理によりDRAM56に記憶さ
れている撮像信号の画素をまびいて処理すべき画素数を
少なくして輝度信号と色信号を画像信号として生成し、
また、フラッシュメモリ57に画像記録を行う場合に
は、高画質モードの画像処理によりDRAM56から読
み出された撮像信号の画素のまびきを行うことなく、微
細な信号処理により輝度信号と色信号を生成するように
している。これにより、LCD6へのビデオスルー表示
は、高速なビデオスルー表示が可能となり、モニター画
面の動きをスムーズにするため、例えば1秒間に数コマ
以上もモニタ画面をリフレッシュすることができ、しか
も、フラッシュメモリへの画像記録は、微細な信号処理
を施していることから、高画質の画像を記録再生するこ
とができる。 【0061】また、これらビデオスルー表示のためのカ
ラープロセスと記録画像信号作成のためのカラープロセ
スの2種類のカラープロセスを採用することにより、こ
れらの処理を時間的に制約の大きいソフトウェアによっ
ても実現することが可能になり、これによって装置の大
幅な小型化と低価格化を実現することができる。 【0062】図16は、このようなソフトウェアによる
カラープロセス処理をさらに具体的に説明するための図
である。図において、71はCCDで、このCCD71
は、例えば、1/5 インチ27万画素フレームトランスファ
型CCDからなっていて、フィルタとしてYe(イエロ
ー)Cy(シアン)G(グリーン)のストライプフィル
タを用いている。 【0063】ここで、フレームトランスファ型CCDを
採用するのは、かかるCCDは、露光部と蓄積部が分か
れているため、データを読み出す際に外光の影響を受け
にくいからである。 【0064】CCD71には、コアIC72を接続して
いる。このコアIC72は、アナログ処理部721、ア
ンプ722、A/D コンバータ723、CCD駆動信号発
生器724を有するもので、CCD71からの信号を、
アナログ処理部721でCDS(相関2重サンプリン
グ)した後、アンプ722を介してA/D コンバータ72
3にて8bit でA/D 変換し、デジタル出力するものであ
る。 【0065】そして、このコアIC72には、データバ
ス73を接続し、このデータバス73にCPU74およ
びDRAM75を接続している。CPU74は、MPU
741の他にDMAC742、DRAMコントローラ7
43、バスコントローラ744を有し、コアIC72か
らのデジタルデータの転送は、DMAコントローラ74
3によりDRAM75に書き込むようにしている。 【0066】ここで、CCD71は、3クロックで1デ
ータ出力するので、DRAM75に書き込む際には、D
MAC742を3ステートに設定している。また、CC
D71は1ライン分のデータを連続して読み出さないと
S/N 比が劣化する。1ライン分を読み出すのは約120
μs かかるので、DRAM75のリフレッシュをCAS
ビフォアRASリフレッシュに設定する場合、この時間
が問題となるが、読み出す前に何回かまとめてリフレッ
シュ行うことで解決した。 【0067】このようにして、CCD71で露光したデ
ータをDRAM75上にYe,Cy,Gの順に展開する
ようにしている。しかして、このような構成において、
ソフトウェアによりカラープロセスを行うようになる
が、この場合、記録画像信号作成用のカラープロセスの
他に、ビデオスルー表示用の高速なカラープロセスの2
種類のカラープロセスを採用している。 【0068】まず、ビデオスルー表示用のカラープロセ
スモードでは、画像の出力先として、それほど解像力を
必要としないLCDを採用し、演算に用いる画素数を極
力減らすことでDRAM75にアクセスする回数及び演
算回数を少なくし、できるだけ速く画像データを生成す
るようにしている。 【0069】図17は、ビデオスルー表示用のYプロセ
ス(輝度信号生成プロセス)のフローチャートを示して
いる。この場合、ステップ1601で、CCD71の出
力データYe、Cy、Grのうち、もっとも感度の良い
Yeのみを輝度原信号とし、ステップ1602で、ガン
マ処理をかけたものをそのまま輝度信号とするようにし
ている。 【0070】つまり、ここでは、CCD71の水平有効
画素数を480とすると、このうち160画素に処理を
行い、また、垂直方向に関しては、CCDデータの有効
ライン数240ラインのうち112ラインにのみ処理を
行う。すなわちこの処理によるデータ数は160×11
2となる。このYプロセスでは、高速化を念頭に置いて
いるのでローパスフィルタやエッジ強調といった特殊処
理は行わない。 【0071】図18は、ビデオスルー表示用のCプロセ
ス(色信号生成プロセス)のフローチャートを示してい
る。まず、ステップ1701で、ローパスフィルタによ
る処理を行う。この場合、CCD71の出力データのう
ち、あるYeとその前後2画素(Cy(-1),Gr(-1),Ye (0),
Cy(1),Gr(1))の合計5画素に対して1、2、3、2、1
の係数を割り当てて、次のような色信号計算用のデータ
Yec、Cyc、Grcを作る。 【0072】Yec=(3×Ye(0))/3 Cyc=(Cy(−1)+2×Cy(1))/3 Grc=(2×Gr(−1)+Gr(1))/3 このローパスフィルタは処理時間を抑えつつクロマノイ
ズ及びエッジノイズを抑える必要最低限のものであると
考える。次に、ステップ1702で、クロマ演算を実行
する。ここでのクロマデータRーY・BーYは、Ye
c、Cyc、Grcに対し、次の演算を施して生成す
る。 【0073】 RーY=KY1×Yec+KC1×Cyc+KG1×Grc・・・(1) BーY=KY2×Yec+KC2×Cyc+KG2×Grc・・・(2) なお、係数KY1,KC1,KG1,KY2,KC2,
KG2,については、AWB(オートホワイトバラン
ス)のところで述べる。 【0074】そして、このデータに対しステップ170
3で、高輝度Gr除去及びエッジ偽色除去の処理を行い
最終的な色差信号を得るようになる。この処理は水平8
0画素、垂直56画素のYe及びその前後2画素に対し
て行う。つまりビューファインダーモードにおけるクロ
マのデータ数は80×56である。 【0075】次に、記録画像信号作成用のカラープロセ
スモードでは、PC転送用及びビデオ出力用の高精細画
像データを生成する。図19は、記録画像信号作成用Y
プロセス(輝度信号生成プロセス)のフローチャートを
示している。この場合、ノーマルプロセスにおいて輝度
信号を生成する際に問題となるのは、CCDのカラーフ
ィルタYe、Cy、Grの感度差である。CCDのデー
タをそのままでプロセスすると、画像が暗く見えたり被
写体が縞に見えたりする。この現象を抑えるため本シス
テムでは以下の様な方法を用いている。 【0076】先ず、ステップ1801で、輝度信号の計
算に用いるCCDのデータYe、Cy、Grのうち、C
y・Grをそれぞれ1.2 倍、1.5 倍してCy´・Gr´
を作り(モアレバランス)、次に、ステップ1802
で、そのデータに水平7タップのローパスフィルタ(係
数−1、0、4、6、4、0、−1)をかけて、画素間
の感度差を吸収する。 【0077】そして、最終的な輝度信号は、ステップ1
803、ステップ1804で、上述の処理によりできた
データにガンマ処理・エッジ強調処理を施して生成す
る。以上の処理は、CCD有効画素480×240全て
に対し行うので輝度信号のデータ数は480×240と
なる。 【0078】図20は、記録画像信号作成用Cプロセス
(色信号生成プロセス)のフローチャートを示してい
る。まず、ステップ1901で、ローパスフィルタによ
る処理を行う。この場合、CCDの出力データのうち、
あるYeとその前後5画素(Cy(-2),Gr(-2),Ye(-1),Cy
(-1),Gr(-1),Ye(0),Cy(1),Gr(1),Ye(2),Cy(2),Gr(2))
の合計11画素に対して1、2、3、4、5、6、5、
4、3、2、1の係数を割り当てて、ビデオスルーモー
ドと同じように色信号計算用のデータYec、Cyc、
Grcを作る。 【0079】 Yec=(3×Ye(-1)+6×Ye(0)+3×Ye(1))/12 Cyc=(Cy(-2)+4×Cy(-1)+5×Cy(1)+2×Cy
(1))/12 Grc=(2×Gr(-2)+5×Gr(-1)+4×Gr(1)+G
r(2))/12 このデータに、ステップ1902で、式(1)(2)と
同様の計算を施した後、ステップ1903で、高輝度G
r除去・エッジ偽色除去の処理を行い色差信号を得る。 【0080】この処理は水平160画素、垂直120画
素のYe及びその前後5画素に対して行う。つまり最終
的なクロマのデータ数は160×120となる。ところ
で、上述のCプロセス(色信号生成プロセス)で触れた
AWB(オートホワイトバランス)について説明する
と、ホワイトバランスがとれている状態は、色の3原色
R,G,Bの間に次の関係が成り立っている。 【0081】R=G=B・・・・・・・(3) 本装置で扱われる画素データはYe、Cy、Grの3色
であり、R,G,Bはそれぞれ R=rky×Ye+rkc×Cy+rkg×Gr・・・(4) B=bky×Ye+bkc×Cy+bkg×Gr・・・(5) G=gky×Ye+gkc×Cy+gkg×Gr・・・(6) と表すことができる。 【0082】ここでrky・・gkgはそれぞれ独立し
た係数、Ye、Cy、Grは時間毎に変化する互いに独
立した変数であるとすると、(3)が成り立つようにす
るにはR、G、Bそれぞれに係数をかける必要がある。
そのR、G、Bに対する係数をそれぞれRAMP、GA
MP、BAMPとし、その係数によりホワイトバランス
が取れている状態のR,G,BをRw、Gw、Bwとす
ると、(4)(5)(6)式は次のように表すことがで
きる。 【0083】 Rw=(rky×Ye+rkc×Cy+rkg×Gr)×RAMP・・(7) Bw=(bky×Ye+bkc×Cy+bkg×Gr)×BAMP・・(8) Gw=(gky×Ye+gkc×Cy+gkg×Gr)×GAMP・・(9) そして、この状態における色差信号R−Y、B−Yを
(R−Y)(w)、(B−Y)(w)とすると、 (R−Y)(w)=Ir×(Rw−Gw)+Jb×(Bw−Gw)・・(10) (B−Y)(w)=Ib×(Bw−Gw)+Jr×(Rw−Gw)・・(11) となり、条件より (R−Y)(w)=0、(B−Y)(w)=0 すなわち、 Ir×(Rw−Gw)+Jb×(Bw−Gw)=0・・・(12) Ib×(Rw−Gw)+Jr×(Rw−Gw)=0・・・(13) となる。ここで、(R−Y)(w)、(B−Y)(w)をY
e、Cy、Grの関数とすると、 (R−Y)(w)=KY1×Ye+KC1×Cy+KG1×Gr・・(14) (B−Y)(w)=KY2×Ye+KC2×Cy+KG2×Gr・・(15) と表すと、(7)(8)(9)(12)(13)(1
4)(15)式より、 KY1=Ir×rky×RAMP+Jb×bky×BA
MP−(Ir+Jb)×gky×GAMP KC1=Ir×rkc×RAMP+Jb×bkc×BA
MP−(Ir+Jb)×gkc×GAMP KG1=Ir×rkg×RAMP+Jb×bkg×BA
MP−(Ir+Jb)×gkg×GAMP KY2=Ib×bky×BAMP+Jr×rky×RA
MP−(Ib+Jr)×gky×GAMP KC2=Ib×bkc×BAMP+Jr×rkc×BA
MP−(Ib+Jr)×gkc×GAMP KG2=Ib×bkg×BAMP+Jr×rkg×BA
MP−(Ib+Jr)×gkg×GAMP となって、 GAMP=”定数” RAMP=Gw×GAMP/Rw BAMP=Gw×GAMP/Bw となる。 【0084】これにより、Cプロセスで色差信号を計算
するときは、式(1)(2)の計算だけで済むので演算
回数を減らすことができ計算時間の短縮が図れる。とこ
ろで、このようなAWBを実現しようとするとき、上記
のようなホワイトバランスの計算を時間軸方向の相関無
しに行うと、極端に言えばファインダーモード1画面毎
に同一被写体の色が変わってしまうというような現象が
起こる。ホワイトバランスの計算には画面全体のYe、
Cy、Grの積分値INTEG-Ye,INTEG-C
y,INTEG-Grを使うものとすると、例えば白い
背景の中に赤い物体がある被写体(A)と白い背景の中
に青い物体がある被写体(B)があり、カメラを(A)
から(B)に急に振ったとき、画面全体の情報が変化す
るために実際は同じ色であるはずの背景の白が青→赤の
ように変化してしまう。そこで、このような現象を防ぐ
ために、本システムではn画面目のWBの計算にINT
EG-Ye,INTEG-Cy,INTEG-Grを使わ
ずに INTEG-Yen=(Σ INTEG-Ye(k))/16 INTEG-Cyn=(Σ INTEG-Cy(k))/16 INTEG-Grn=(Σ INTEG-Gr(k))/16 を用いるようにしている。 【0085】すなわち、WBの演算に前15画面分のY
e、Cy、Grのデータも用いることで見た目の色が大
きく変わることを防いでいる。従って、このようにして
も、ビデオスルー表示のためのカラープロセスと記録画
像信号作成のためのカラープロセスの2種類のカラープ
ロセスを採用することで、これらの処理を時間的に制約
の大きいソフトウェアによって実現することが可能にな
って、装置の大幅な小型化と低価格化を実現でき、ま
た、これらのカラープロセスの実行により高速なビデオ
スルー表示とともに、高画質の画像の記録再生を実現す
ることもできる。 【0086】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
に係る電子カメラ装置によれば、撮影レンズ、撮像素
子、回路基板を備えるカメラ部と、LCD、電池収納
部、各種スイッチ、回路基板を備える本体部との2つの
ブロックに分割した構成のため、例えば、カメラ部を回
動可能として、LCDを見ながら自由にカメラアングル
が得られるようにすることも可能になる。 【0087】従って、使い勝手を良くすることが可能に
なる。また、本体部の撮影者による左手操作側の側面に
配設したカメラ部を、本体部に対し回動可能に組み付け
た構成のため、LCDの視認角度やシャッターボタンの
位置が一定に保たれ、撮影者が右手で本体部を支えなが
ら左手でカメラ部を回動操作して、LCDを見ながら自
由なカメラアングルを得ることができるようになる。従
って、使い勝手を良くすることができる。 【0088】さらに、本体部の撮影者による右手操作側
のグリップ形状部内に電池収納部を設けた構成のため、
撮影者が右手で握るグリップ形状部側にカメラ全体の重
心を位置させて、本体部を右手でバランス良く支えるこ
とができるようになる。従って、ホールド感が増すこと
ができ、しかも、カメラ部の回動操作を左手で楽に行う
ことができる。 【0089】なお、本体部のケース上面近傍にほぼ水平
に配置した各種スイッチ用回路基板の電池収納部内への
突出部の下面に電池接片を設けた構成のため、各種スイ
ッチ用回路基板を電池接片の受けとして兼用することが
できるとともに、電源スイッチ等の配線がパターン上で
行うことができる。従って、部品点数を削減して本体部
をコンパクトに構成することができる。 【0090】また、本体部のLCDと反対側に配置した
メイン回路基板上に他の電子部品を集中的に実装した構
成のため、LCDへの熱的、ノイズ的な悪影響をなくす
ことができる。従って、熱的、ノイズ的に満足し得る部
品実装を達成することができる。
のLCD付デジタルスチルカメラを示す斜視図。 【図2】図1のLCD付デジタルスチルカメラのLCD
側から見た背面図。 【図3】図1のLCD付デジタルスチルカメラのLCD
と反対側から見た正面図。 【図4】図1のLCD付デジタルスチルカメラの上面と
下面を示すもので、(a)は平面図、(b)は底面図。 【図5】図1のLCD付デジタルスチルカメラの両側面
を示すもので、(a)は一方の側面図、(b)は他方の
側面図。 【図6】図1のLCD付デジタルスチルカメラにおい
て、カメラ部を前方に90°回動した状態で本体部をL
CD側から見た背面図。 【図7】図1のLCD付デジタルスチルカメラにおい
て、カメラ部を前方に90°回動した状態で本体部を上
面側から見た平面図。 【図8】図1のLCD付デジタルスチルカメラの内部の
配置構成例を示す横断平面図。 【図9】図1のLCD付デジタルスチルカメラの内部の
配置構成例を示すLCD側から見た背面透視図。 【図10】図1のLCD付デジタルスチルカメラの回路
構成を示す図。 【図11】図1のLCD付デジタルスチルカメラの動作
を説明するためのフローチャート。 【図12】図1のLCD付デジタルスチルカメラの動作
を説明するためのフローチャート。 【図13】図1のLCD付デジタルスチルカメラの動作
を説明するためのフローチャート。 【図14】図1のLCD付デジタルスチルカメラの動作
を説明するためのフローチャート。 【図15】図1のLCD付デジタルスチルカメラの動作
を説明するためのフローチャート。 【図16】図1のLCD付デジタルスチルカメラのさら
に具体的な回路構成を示す図。 【図17】図1のLCD付デジタルスチルカメラのさら
に具体的なものの動作を説明するためのフローチャー
ト。 【図18】図1のLCD付デジタルスチルカメラのさら
に具体的なものの動作を説明するためのフローチャー
ト。 【図19】図1のLCD付デジタルスチルカメラのさら
に具体的なものの動作を説明するためのフローチャー
ト。 【図20】図1のLCD付デジタルスチルカメラのさら
に具体的なものの動作を説明するためのフローチャー
ト。 【符号の説明】 1…電子カメラ装置 2…本体部 3…カメラ部 4,5…ケース 6…LCD 6p…LCDパネル 7…撮影レンズ 8…電源スイッチ 9…シャッターボタン 20…グリップ部 21…電池蓋 25…電池収納部(電池室) 26…電池 27…電池接片 28…各種スイッチ用回路基板 29…突出部 30…シールドケース 31…バックライト 32…LCD周辺回路基板 33…フレキシブルプリント基板 34…メイン回路基板 35…CPU 36,37,38,39…電子部品 40…CCD 41…CCD周辺回路基板 52…A/D変換器 53…タイミングジェネレータ 54…駆動回路 55…圧縮/伸長回路 56…DRAM 57…フラッシュメモリ 58…ROM 59…RAM 60…キー入力部 61…CPU 62…シグナルジェネレータ 63…VRAM 64…D/A変換器 65…アンプ 67…I/Oポート 71…CCD 72…コアIC 73…データバス 74…CPU 75…DRAM。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 画像記録時のファインダーおよび画像再
生時のモニターとしての液晶表示装置、電池収納部、各
種スイッチおよび回路基板を備える本体部と、前記本体
部の撮影者による左手操作側の側面に配設され、かつ、
前記本体部に対し回動可能に組み付けられ、撮影レン
ズ、撮像素子および回路基板を備えるカメラ部と、の2
つのブロックから構成する電子カメラ装置であって、 前記本体部は、前記電池収納部を、前記本体部の撮影者
による右手操作側のグリップ形状部内に備えるととも
に、各種スイッチ用回路基板を前記本体部のケース上面
近傍にほぼ水平に配置して前記電池収納部内に突出させ
て、その突出部の下面に電池接片を配置し、前記本体部
の前記液晶表示装置と反対側にメイン回路基板を配置し
て、このメイン回路基板上に他の電子部品を集中的に実
装したことを特徴とする電子カメラ装置。
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