JP3535511B2 - 温風乾燥機 - Google Patents
温風乾燥機Info
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- JP3535511B2 JP3535511B2 JP2003390375A JP2003390375A JP3535511B2 JP 3535511 B2 JP3535511 B2 JP 3535511B2 JP 2003390375 A JP2003390375 A JP 2003390375A JP 2003390375 A JP2003390375 A JP 2003390375A JP 3535511 B2 JP3535511 B2 JP 3535511B2
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Description
乾燥機に関するものである。
ことは特許文献1に公知である。そこでは、本体ケース
を透視可能に形成し、本体ケースの内部に装飾シートを
丸めた状態で差し込み装着されることで、同一機種で表
面装飾の異なる温風乾燥機を得るに際し、本体ケースを
共用化でき、温風機を低コストで得ることができるとい
うものである。
ンを目視可能にしたヘアドライヤは特許文献2に公知で
あり、吸気口の側板を半透明にし美感を向上させたヘア
ドライヤは特許文献3に公知である。
ィルム
フィルム
た温風乾燥機を提供することにある。
の内部に、風を生起する送風ファン10と、送風ファン
10を回転駆動するモータ11と、風を加熱するヒータ
ーユニット12とが、吸込口13側から順に直線列状に
配置してある温風乾燥機において、風洞部2の外面に部
分的に形成した凹部52に柔軟性を有する装飾シート5
0を配置したうえで、剛性を有する透明のカバー51に
よって装飾シート50を覆ったことを特徴とする。
合わせ状に接合して構成された風洞部2の内部に、風を
生起する送風ファン10と、送風ファン10を回転駆動
するモータ11と、風を加熱するヒーターユニット12
とが、吸込口13側から順に直線列状に配置してある温
風乾燥機において、風洞部2における接合縁49の外面
に柔軟性を有するシート50を配置したうえで、剛性を
有するカバー51によってシート50を覆ったことを特
徴とする。
合わせ状に接合して構成された風洞部2の内部に、風を
生起する送風ファン10と、送風ファン10を回転駆動
するモータ11と、風を加熱するヒーターユニット12
とが、吸込口13側から順に直線列状に配置してある温
風乾燥機において、風洞部2における接合縁49の外面
に接合縁49を跨ぐ凹部52を形成し、この凹部52に
柔軟性を有する装飾シート50を配置したうえで、剛性
を有する透明のカバー51によって装飾シート50を覆
ったことを特徴とする。
スイッチベース5に取り付けられ、モータ11またはヒ
ータユニット12の運転状態を切り換えるスイッチノブ
6とを備え、スイッチベース5は、カバー51に隣接し
て装着されていることを特徴とする。
装飾シート50の上端部が隠されていることを特徴とす
る。
されていることを特徴とする。
2に柔軟性を有する装飾シート50を配置したうえで、
剛性を有する透明のカバー51によって装飾シート50
を覆ったことにより、透明なカバー51を透かして装飾
シート50を見ることになるので深みのある色合いを表
現できる。風洞部2の外面に凹みを形成することで、装
飾シート50の装着の目安となり、装飾シート50の装
着が容易となるうえ、その上からさらに透明のカバー5
1によって押し付けられているので、装飾シート50の
ズレ防止効果が得られる。
性を有するシート50を配置したうえで、剛性を有する
カバー51によってシート50を覆ったことにより、接
合縁49から乾燥風が漏れ出すのを防止して送風効率を
向上することができる。
縁49を跨ぐ凹部52を形成し、この凹部52に柔軟性
を有する装飾シート50を配置したうえで、剛性を有す
る透明のカバー51によって装飾シート50を覆ったこ
とにより、透明なカバー51を透かして装飾シート50
を見ることになるので深みのある色合いを表現できる。
風洞部2の外面に凹みを形成することで、装飾シート5
0の装着の目安となり、装飾シート50の装着が容易と
なるうえ、その上からさらに透明のカバー51によって
押し付けられているので、装飾シート50のズレ防止効
果が得られる。さらに、接合縁49から乾燥風が漏れ出
すのを防止して送風効率を向上することができる。
チベース5に取り付けられ、モータ11またはヒータユ
ニット12の運転状態を切り換えるスイッチノブ6とを
備え、スイッチベース5は、カバー51に隣接して装着
されていることにより、部分的に装飾シート50が配置
されていても、隣接関係にあるのでスイッチ操作時に装
飾シート50が視覚に入りやすく、少ないコストで大き
な装飾効果を奏することができる。逆に装飾シート50
がスイッチ操作の目安になることから、スイッチ操作を
的確に行うことができる。
ート50の上端部が隠されていることにより、外観上の
体裁を整えることができる。
いることにより、光の当り具合によって虹色を伴う金属
光沢を発現でき、さらにデザイン性を向上できる。
体的に説明する。
状態を切り換えるスイッチベース5が装着されており、
その中央にスイッチノブ6を上下スライド可能に組み付
けてある。符号7は運転状態であることを点灯表示する
LEDから成る表示灯、8はブラシユニット3をロック
解除操作するためのボタンである。
を生起する送風ファン10と、送風ファン10を回転駆
動するモータ11と、乾燥風を加熱するヒーターユニッ
ト12とが下側から順に直線列状に配置してある。送風
ファン10は、風洞部2の下端に設けた吸込口13から
吸い込んだ空気を加圧して、ヒーターユニット12を介
して吹出部4へ向かって送給する。ヒーターユニット1
2は、十文字に組まれた絶縁枠(ヒーター支持体)15
にコイル状のニクロム線(ヒーター)16を螺旋状に巻
き付け(図12参照)、その周囲を断熱ケース17で覆
って構成してある。ヒーター16は、ニクロム線のよう
な電気式のものに限らず、ガス式のものであってもよ
い。
製の筒体からなり、熱伝導作用で熱を分散させることに
よって、ニクロム線16に近接する壁部分が局部的に高
温化するのを防止し、さらに輻射熱を反射させるために
存在する。断熱ケース17の筒内面には絶縁シートを貼
り付けてある。断熱ケース17と本体ケース1との間に
は、モータ11およびニクロム線16への通電状態を切
り換えるためのスイッチ18を配置してあり、先のスイ
ッチノブ6で本体ケース1の外面側からスイッチ18を
切り換え操作できる。
って連続して中空筒状に形成されている。吹出部4に臨
む前ケース1Aの前面は、ほぼ全面にわたって吹出口1
9として開口しており、その内面に筒状の断熱体20
と、後述するマイナスイオンを生成するためのイオン発
生装置(付加電気機器)とが配置してある。吹出口19
は本体ケース1の中心軸と交差する向きに開口してあっ
て、本体ケース1内を流れる風を直交方向へ変向できる
ので、本体ケース1を無理せず自然に握るだけで、風及
びマイナスイオンを簡単に対象物へ送給できる。
とで、断熱体20と本体ケース1間に空気層が形成され
る。従って、断熱ケース17から吹き出る加熱乾燥風に
よって、本体ケース1の一部が過熱されて熱くなるのを
防止できる。図5において断熱体20は、吹出口19に
臨む前側の前分割体21と、後ろ側の後分割体22と、
両分割体21・22の上部間に挟み固定されるホルダー
23とからなり、図6に示すように、その下端の筒口が
断熱ケース17の出口に被さる状態で配置してある。こ
のように、断熱ケース17の出口に筒状の断熱体20を
外嵌すると、両者の隣接部分から乾燥風が漏れ出るのを
解消でき、漏れ出た過熱乾燥風による本体ケース1の温
度上昇をよく防止できる。また、1枚の金属板を筒状に
折り曲げて形成した断熱ケース17の出口を断熱体20
で保形保持して、断熱ケース17の接合縁の解離をよく
防止できる。断熱体20を区政する各部材21・22・
23はそれぞれ耐熱性に優れたポリフェニレンサルファ
イドを素材にして成形してあり、例えばポリブチレンテ
レフタレートで成形した本体ケース1の耐熱温度が20
0℃であるのに対し、前記三者21・22・23は27
0℃までの熱に耐える。このように、本体ケース1より
も断熱体20の耐熱温度が高いと、例えばヒーター16
が落下衝撃によって変形し、あるいは位置ずれして巻き
密度が不均一になり、発生熱量が局部的に大きくなった
としても、断熱体20の変形を確実に防止でき、さらに
本体ケース1が耐熱温度を越えて過熱されるのを確実に
防止して、その一部が変形し、あるいは変質して脆くな
ってしまうのを防止できる。なお、温風乾燥機の構造に
よっては、断熱体20と本体ケース1とを同じ材質で構
成できる。
割体21は吹出口19用のグリル26を兼ねており、そ
のために吹出口19に臨む周面全体に一群の通気スリッ
ト24が開口しており、その中央部にイオン出口25が
開口している(図4参照)。吹出口19の左右側縁に沿
って、ブラシユニット用の装着部を設けてあり、図4に
示すようにこの装着部にあてがったブラシユニット3を
上方から下方にスライド操作することにより、ブラシユ
ニット3を吹出部4に係合装着できる。ブラシユニット
3を外せば単なる毛髪乾燥用に使用でき、ブラシユニッ
ト3を装着すれば、毛髪のカールや癖付けを効果的に行
うことが可能なヘアーブロッサーとして使用できる。
は、一群のブリッスル27が植設されたアーチ形断面の
ベース28と、ベース28を固定支持するブラシ枠29
などで構成されている。ベース28には、前分割体21
と同様に、イオン出口30と一群の通気スリット31と
がそれぞれ形成してある。
前向きに開口する樋体状のプラスチック成形品からな
り、その上部にU字状の受座41を有し、受座41の後
ろ側に絶縁壁42(図6参照)が形成されている。前分
割体21と後分割体22とは蓋合わせ状に接合されて乾
燥風の通路を区画形成しており、その上部に挟み固定し
たホルダー23、後分割体22で乾燥風の大半をイオン
出口25の周辺へ向かって変向案内する。後述するよう
に乾燥風の一部はホルダー23と前分割体21との間の
隙間Eへ入り込んだのち、上側の通気スリット24から
外部に吹き出る。
は、高電圧発生部と一対の放電電極33・34とを含ん
でおり、これらの機器をホルダー23に組み付けて、一
個のユニット部品としてまとめてある。高電圧発生部
は、整流回路43およびパルス発生回路44で構成する
電気部品(パルス電流発生回路)が実装されたイオン発
生用の回路基板35と、高電圧を生成するトランス36
とからなる。
形成してあり、その下壁37に取付座38が下向きに突
出している。ホルダー23の下壁37と後分割体22の
上端壁22aとは、乾燥風の一部をホルダー23と前分
割体21との間の隙間Eへ案内するために斜め上向きに
傾斜している。ホルダー23の容器部分に回路基板35
とトランス36とを組み、取付座38の中央とその周り
を囲むボスとに放電電極33・34を組み付けてある。
み付けられたホルダー23は、図6および図9に示すご
とくその取付座38が受座41に接合する状態で後分割
体22に組み、前分割体21を後分割体22に組み付
け、これらを後ケース1Bに組み付けることにより、イ
オン発生装置の全体を本体ケース1に固定する。この組
み付け状態において、放電電極33・34は前分割体2
1に設けたイオン出口25と正対し、ホルダー23と前
分割体21との間に、乾燥風の進入を許す通気隙間Eが
確保される。従って、吹出部4内に吹き出た乾燥風は、
イオン出口25より下方の通気スリット24から吹き出
るのはもちろんのこと、先の通気隙間E内へも入り込ん
で、通気隙間Eに臨む通気スリット24からも吹き出
る。つまり、前分割体21に設けた全ての通気スリット
24とイオン出口25から乾燥風を吹き出ることにな
る。グリル26は、吹出口19を覆うことで通気隙間E
を確保するとともに、イオン発生用の回路基板35とト
ランス36とから成る高電圧発生部や放電電極33など
の吹出部4内の電装部品を外部から保護している。ま
た、グリル26は熱が伝導しにくいプラスチック材で形
成してあるので、仮に身体が触れたとしても熱さを感じ
難く、熱さのあまりヘアーブロッサーを落下させるとい
った危険性は低い。また火傷の危険性も少ない。回路基
板35やトランス36が収納される空間Sと、乾燥風の
通路空間Bとは、図6に示すようにホルダー23、取付
座38、断熱体20によって区分されているので、乾燥
風が空間S内へ入り込むことはない。従って、回路基板
35に実装された電気部品や、トランス36、および高
圧リード線45、給電リード線46などが高温の乾燥風
に晒されて劣化したり、あるいは風切音が発生するのを
よく防止できる。
上端壁22aを設けることによって、放電電極33・3
4の近傍を吹出口19に向かって流れる乾燥風が、その
上方側(先端)、および下方側に比べて増大するので、
放電電極33・34によって生成されたマイナスイオン
を大量の乾燥風によって遠くまで飛ばすことができ、乾
燥を行いながら毛髪などの対象物に効果的にマイナスイ
オンを送給することができる。なお、図6における実線
矢印および破線矢印は、風の流れを表している。
略を示しており、商用電源からの100Vの電流を整流
回路43で半波整流した後、パルス発生回路44でパル
ス電流に変換する。ついでパルス電流をトランス36で
昇圧(4KV)して、針状の放電電極33に印加し、該
電極33から周囲の放電電極34に向かって電子を放出
させる。これにより、空気中の酸素、微少水滴、塵がマ
イナスに帯電してマイナスイオン化する。マイナスイオ
ンは、乾燥風によって主にイオン出口25から吹き出て
髪に付着する。これによって、プラスに帯電し易い髪を
中和でき、髪のぱさつきを防止できる。ヘアーブロッサ
ーの駆動状態は、スイッチノブ6を上下にスライド操作
することによって、次のように切り替わる。OFF位置
から一段階のスライドで、モータ11、イオン発生装置
の駆動を行う(冷風による乾燥風)。二段階のスライド
で、モータ11、イオン発生装置、およびヒーター16
の半波駆動(350W)を行う(温風による乾燥風)。
三段階のスライドで、モータ11、イオン発生装置、お
よびヒーター16の全波駆動(700W)を行う(熱風
による乾燥風)。一段階〜三段階の何れの状態でも運転
状態を表示する表示灯7は点灯する。図2に示すように
表示灯7はスイッチノブ5のスライド方向の延長線上に
あり、使用者が運転状況を把握し易い。仮にモータに毛
髪が絡みつきモータロックの状態のまま放置すれば発火
のおそれがあり危険であるが、それを使用者に可及的に
速やかに認識させることができる。
ランス36とを接続する高圧リード線45と、高電圧発
生部に電流を給電する給電リード線46とは、後分割体
22の受座41の近傍で隣接し、とくに高圧リード線4
5の耐圧仕様が6〜10KVであるのに対し、給電リー
ド線46の絶縁被覆の耐圧仕様が300Vと小さいた
め、被覆が途切れる高圧リード線45と針状の放電電極
33との接続箇所から、給電リード線46に向けて放電
するおそれがある。このような異常放電を避けるため
に、後分割体22に絶縁壁42を設け、両リード線45
・46が異常接近しないよう隔絶している。なお、針状
の放電電極33は、図7に示すように高圧リード線45
による絶縁被覆が途切れる接続箇所をシリコンゴムで絶
縁被覆して、針の先端以外からの放電を防止している
が、落下衝撃や経時的にシリコンゴムにクラックが入
り、絶縁状態が不十分になるおそれがある。このとき耐
圧の低い給電リード線46が高圧リード線45に近付く
と、給電リード線46側に放電し、放電電極33・34
によるイオン発生作用が低下するおそれがある。しか
し、絶縁壁42で高圧リード線45と給電リード線46
の接近を確実に防止して、異常放電を防止できる。ま
た、図6および図13に示すように、給電リード線46
を後分割体22と後ケース1Bとの間に形成されたの空
間に配線するので、給電リード線46が乾燥風に晒され
て風切音を生じるのを避け、さらに高温の乾燥風に晒さ
れてその絶縁被覆が劣化するのを避けることができる。
とくに断熱ケース17から吹き出る加熱乾燥風の中で
も、吹き出した直後の加熱乾燥風は非常に高温になる部
分があるが、断熱体20はこの高温の加熱乾燥風から給
電リード線46をよく保護することができる。イオン発
生用の回路基板35側から電力が供給される表示灯7用
のリード線7aも、給電リード線46と同様に後分割体
22と後ケース1Bとの間に配線され熱から保護されて
いる。
機器は、図5に示すように予め結線したうえで、3個の
ブロックB1〜B3にまとめて後ケース1Bに組み込
む。詳しくは、送風ファン10とモータ11とがひとま
とめにされたファンブロックB1と、ヒーターユニット
12を含むヒーターブロックB2と、イオン発生装置お
よびホルダー23を含む付加機器ブロックB3とにまと
めたうえで、これらの各ブロックB1〜B3を接続リー
ド線や給電リード線46で結線して、後ケース1Bに組
み付ける。このとき付加機器ブロックB3は後分割体2
2に予め組み付けた状態で後ケース1Bに組み付ける
が、先に後分割体22を後ケース1Bに組み付け、その
後に取付座38が受座41に接合する状態で付加機器ブ
ロックB3を後ケース1Bに組み付けることもできる。
次に、後分割体22に前分割体21を組み付け、最後に
前ケース1Aを後ケース1Bに組み付けて両者1A・1
Bをビス47で締結し、その下端に空気の通過は許すが
髪等の異物の侵入は阻止する截頭円錐状のキャップ48
を吸込口13に固定することにより、全ての内部部品を
確りと固定できる。その後、後述するようにカバー51
と、スイッチノブ6を取り付けたスイッチベース5とを
前ケース1Aと後ケース1Bとに係合固定することでヘ
アーブロッサーは完成する。
結線とは、スイッチ18や表示灯7の結線も含むもので
あり、ヘアーブロッサー本体内のすべての電気機器のリ
ード線が結線されている状態を意味する。因みに、後ケ
ース1Bに各電気機器を仮組みした後に結線するので
は、狭いケース内でのハンダ付け作業となり作業性が悪
かったが、本実施例のように、予めすべての電気機器を
結線したうえで、後ケース1Bに組み付ければ、ハンダ
付け作業を自由な作業空間で簡便に行えるうえ、後ケー
ス1Bに対する組み付けの手間も軽減できる。また、電
力を供給すれば完成品と同等の機能を発揮する状態にあ
るので、各機器の動作確認を行ったうえで本体ケース1
を完成することができ、結線不良があった場合に体ケー
ス1の分解の手間を省くことができる。さらに各機器間
の結線作業が作業台上の制約のない空間で手際よく簡単
に行える。各ブロックB1〜B3どうしを本体ケース1
に組み付けた後、例えばコネクターで結線する必要がな
いので、結線不良の余地がなく、その分だけ信頼性が向
上する。
ロックB1〜B3を後ケース1Bに組み込むとき、同じ
く後ケース1Bに仮組み(図3に示すように、スイッチ
18は後ケース1Bの断熱ケース17を保持する部分に
形成された爪に嵌合され、表示灯7も後ケース1Bに形
成された係合溝に嵌合している)し、その後、上述した
ように前ケース1Aを後ケース1Bに組み付けて確り固
定する。なお、比較的小型の電気機器であるスイッチ1
8や表示灯7については、後ケース1Bに仮組みするの
ではなく、スイッチベース5側に組み付け、スイッチベ
ース5の本体ケース1への組み付け時に同時に固定する
ようにしてもよい。
部を断熱体20として利用しているが、それに限らず図
15に示すように、熱風の通路を形成できれば筒状のプ
ラスチック単独で断熱体20を形成できる。このとき付
加機器ブロックB3を設けるならば、本体ケース1と断
熱体20との間にリード線とともに配設する方が熱の影
響を受け難いので好ましい。
と後ケース1Bとの接合縁49の外面には、装飾シート
50を配置してその外表面が透明のカバー51で覆われ
ている。さらに、カバー51の上部に隣接して前記スイ
ッチベース5が装着されている。前ケース1Aと後ケー
ス1Bが本実施例における分割ケースである。
0は、片面に金属蒸着層が形成されたポリカーボネイト
製の柔軟性を有するシートを短冊状に切断して形成して
あり、光の当り具合によって虹色を伴う金属光沢を発現
できる。装飾シート50は、前ケース1Aと後ケース1
Bとの接合縁を跨ぐ凹部52に配置し、接合縁49の隙
間を塞ぐ。
を有するよう形成してあり、凹部52との接合面の上下
端に係合片53・54が一体成形によって設けてある。
これらの係合片53・54のうち、上側の一対の係合片
53は、前ケース1Aと後ケース1Bとに設けた係合溝
(係合体)55に係合して、両ケース1A・1Bが前後
に分離するのを阻止する。また、下側の係合片54は前
記キャップ48で保持されて(図3参照)、その浮き離
れが規制されている。上下の係合片53・54間の上下
寸法は、装飾シートの上下寸法と略同じであるので、装
飾シート50が上下方向へずれ動くのも規制する。
を配設した場合には、接合縁49から乾燥風が漏れ出す
のを防止して送風効率を向上することはできても、開き
防止作用は得られない。また、剛性を有する部材で接合
縁49を塞ぐと、剛性があるゆえに前ケース1Aと後ケ
ース1Bとが開くのを防止できるが、柔軟性がないので
合せ目を含むケース表面に対する追従性が悪く、送風効
率の向上は望めない。これを解決するために、本発明で
は、本体ケース1における接合縁49に沿って柔軟性を
有する装飾シート50を設け、そのうえで、剛性を有す
るカバー51で覆うケース構造としたので、追従性のよ
い装飾シート50が接合縁49に密着して送風効率を向
上することができ、さらに剛性のあるカバー51によっ
て装飾シート50への損傷を防止できる。また、前ケー
ス1Aと後ケース1Bの分離防止手段をカバー51に形
成しておけば、効果的に両ケース1A・1Bの分離を防
止できる。透明なカバー51を透かして装飾シート50
を見ることになるので深みのある色合いを表現できる。
2に貼着することで、接合縁49に密着させることがで
きるが、工数を考慮すれば、カバー51で装飾シート5
0を部分的或いは全面的に押し付けて、装飾シート50
を接合縁49に密着させる構造を採用する方が好まし
く、本実施例では後者を採用している。本体ケース1の
表面に凹部52を形成することで、装飾シート50の装
着の目安となり、装飾シート50の装着が容易となるう
え、その上からさらに透明のカバー51によって押し付
けられているので、装飾シート50のズレ防止効果が得
られる。また本実施例の装飾シート50はポリカーボネ
イト製のプラスチック材で形成されたものであるが、柔
軟性を有していれば、金属であってもよい。なお、この
柔軟性シートと剛性カバーの2重構造は、本実施例のよ
うに部分的に設ける必要はなく、送風効率を考えれば乾
燥風の通路空間に位置する接合縁49全てに設ける方が
好ましい。この場合構造上、シートやカバーが複数組み
になることはやむを得ず、デザイン性を考慮すれば、1
組のシートとカバーを上述したように透かして見えるよ
うにし、その他のカバーは不透明とした方がよい。
プラスチック成形品からなり、前記カバー51を装着し
たのち前ケース1Aと後ケース1Bとに係合固定する。
この固定状態において、スイッチベース5の下端部分
は、図3に示すようにカバー51の上端外面に被さっ
て、係合片53と装飾シート50の上端部とを隠し、外
観上の体裁を整える。装飾シート50は、模様や絵柄等
をシートに印刷したものであってもよい。またデザイン
性を考慮せず、送風効率向上と開き防止のみに重点をお
いた場合は、同じ2重構造のままカバー51を不透明に
することもできる。
り、先のイオン発生装置に加えてマッサージ用の振動発
生装置(付加電気機器)を吹出部4内に設けた点が第1
実施例とは異なる。この振動発生装置は、モータ57
と、その出力軸に偏心状態で固定した起振錘58とから
なり、モータ57の給電リード線46を後分割体22と
後ケース1Bとの間に形成された空間に配線する。ホル
ダー23は断熱体20と一体成形で形成されている。モ
ータ57および給電リード線46を断熱体20によって
区分された空間S内に設けるので、熱による劣化や風切
り音の発生を防止できる。本実施例においてももちろん
イオン発生装置の給電リード線は後分割体22と後ケー
ス1Bとの間に配線される。なお、本実施例におけるイ
オン発生装置はなくてもよい。第1実施例では、断熱体
20下端の筒口が断熱ケース17の出口に被さる状態で
配置したが、断熱ケース17から吹き出る乾燥風が、ほ
ぼ全て断熱体20側に流れるならば、図14に示すよう
に若干の隙間を有する形態で断熱体20と断熱ケース1
7とを隣接配置してもよい。断熱ケース17の出口に連
続して筒状の断熱体20を配置するという意味はこの点
を含むものとする。他は先の第1実施例と同じであるの
で、同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略す
る。以下の別実施例においても同様に扱う。
り、イオン発生装置に加えて水蒸気発生装置(付加電気
機器)を吹出部4内に設けた点が第1実施例とは異な
る。この水蒸気発生装置は、タンク59とヒーター内蔵
の加熱部60とを有し、加熱部60に外嵌したフェルト
61に含浸されている水を加熱して髪にスチームを供給
するようになっている。他は先の第2実施例と同じであ
る。
り、一般的形態のハンドドライヤーの断熱ケース17と
吹出口19との間に筒状の断熱体20を配置して、本体
ケース1が過熱されるのを防ぐようになっている。第1
実施例の断熱体20は前分割体21と後分割体22を有
する二分割構造であったが、本実施例の断熱体20は、
断熱体20を一体成形で筒状に構成したものであり、グ
リル26は断熱体20と一体に成形してある。グリル2
6は、ヒーター16への器物の接触を防ぐ目的で形成し
てあり、断熱体20内にイオン発生装置や水蒸発生装置
が内蔵してあれば、それらを保護できることになる。本
実施例においても、断熱ケース17の出口を断熱体20
の入口内面に嵌め込んで、過熱乾燥風が両者の接続部分
から漏れ出るのを防止している。上述したように、断熱
体20は筒状のプラスチック成形品からなり、本体ケー
ス1の吹出口19に臨む断熱体20の端壁に、一群の通
気スリット24を開口して、断熱体20が吹出口19用
のグリル26を兼ねているので、吹出口19用のグリル
を独立部品として構成する場合に比べて部品点数が減
り、その分だけ温風乾燥機の製造コストを削減化でき
る。しかも断熱体20を一個の部品として構成できる分
だけ、温風乾燥機の製造コストをさらに削減できる。
ラー、ヘアーストレーター、手乾燥機、足乾燥機などの
小型電気機器にも適用することができる。またイオン発
生装置の電極は、マイカ、セラミック等からなる板状の
絶縁体(誘電体)の表と裏とに放電電極と誘導電極を配
置した沿面放電型の構造や、2個の針状電極を対向配置
した電極構造などに変更でき、マイナスイオンの発生が
可能であればその構造は何ら限定されない。
面図
Claims (6)
- 【請求項1】 風洞部2の内部に、風を生起する送風フ
ァン10と、送風ファン10を回転駆動するモータ11
と、風を加熱するヒーターユニット12とが、吸込口1
3側から順に直線列状に配置してある温風乾燥機におい
て、風洞部2の外面 に部分的に形成した凹部52に柔軟性を
有する装飾シート50を配置したうえで、剛性を有する
透明のカバー51によって装飾シート50を覆ったこと
を特徴とする温風乾燥機。 - 【請求項2】 前ケース1Aと後ケース1Bとを蓋合わ
せ状に接合して構成された風洞部2の内部に、風を生起
する送風ファン10と、送風ファン10を回転駆動する
モータ11と、風を加熱するヒーターユニット12と
が、吸込口13側から順に直線列状に配置してある温風
乾燥機において、風洞部2における 接合縁49の外面に柔軟性を有するシ
ート50を配置したうえで、剛性を有するカバー51に
よってシート50を覆ったことを特徴とする温風乾燥
機。 - 【請求項3】 前ケース1Aと後ケース1Bとを蓋合わ
せ状に接合して構成された風洞部2の内部に、風を生起
する送風ファン10と、送風ファン10を回転駆動する
モータ11と、風を加熱するヒーターユニット12と
が、吸込口13側から順に直線列状に配置してある温風
乾燥機において、風洞部2における 接合縁49の外面に接合縁49を跨ぐ
凹部52を形成し、この凹部52に柔軟性を有する装飾
シート50を配置したうえで、剛性を有する透明のカバ
ー51によって装飾シート50を覆ったことを特徴とす
る温風乾燥機。 - 【請求項4】 風洞部2に、スイッチベース5と、スイ
ッチベース5に取り付けられ、モータ11またはヒータ
ユニット12の運転状態を切り換えるスイッチノブ6と
を備え、 スイッチベース5は、カバー51に隣接して装着されて
いることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに
記載の温風乾燥機。 - 【請求項5】 スイッチベース5の下端部分にて、装飾
シート50の上端部が隠されていることを特徴とする請
求項4に記載の温風乾燥機。 - 【請求項6】 装飾シート50に金属蒸着層が形成され
ていることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか
に記載の温風乾燥機。
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