JP3535426B2 - 微小検体分離用セルプレート - Google Patents

微小検体分離用セルプレート

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JP3535426B2
JP3535426B2 JP32960899A JP32960899A JP3535426B2 JP 3535426 B2 JP3535426 B2 JP 3535426B2 JP 32960899 A JP32960899 A JP 32960899A JP 32960899 A JP32960899 A JP 32960899A JP 3535426 B2 JP3535426 B2 JP 3535426B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M47/00Means for after-treatment of the produced biomass or of the fermentation or metabolic products, e.g. storage of biomass
    • C12M47/02Separating microorganisms from the culture medium; Concentration of biomass

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物等のような
微小検体を分離する際に使用する微小検体分離用セルプ
レートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、微生物の一種である大腸菌等の微
生物を用いた遺伝子操作が広く行われている。通常の遺
伝子操作においては、培養液中に分散された大腸菌に対
して、所定の形質転換処理が施される。形質転換された
大腸菌は、マイクロピペットを用いて培養液ごと培養槽
に移植された後、そのなかで一定期間培養される。
【0003】ところで、マイクロピペットで吸入した媒
質液中には、形質転換体と非形質転換体とが混在してい
るのが一般的である。従って、形質転換体の収率はおの
ずと低いものとなる。ゆえに、形質転換体のみを選択し
て短時間でかつ連続的に分離できる何らかの装置が望ま
れていた。
【0004】そこで、このような分離作業を可能とする
装置の一つとして、図10,図11に示されるような微
小検体分離用セルプレート81が従来提案されている。
このセルプレート81は、プレート本体82とカバーガ
ラス83とを接合してなる積層構造物であって、顕微鏡
ステージに取り付けられた状態で使用される。プレート
本体82の下面には、分散浮遊する培養液を貯留するた
めの貯留チャンバ84と、キャリア液を流すための主キ
ャリア溝85とが形成されている。この主キャリア溝8
5からは、主キャリア溝85を流れるキャリア液の一部
を外部に排出するための副キャリア溝86が分岐してい
る。
【0005】貯留チャンバ84と主キャリア溝85との
間には、レーザー光により捕捉した特定の大腸菌を、副
キャリア溝86を介して主キャリア溝85まで移送する
ための導出溝87が形成されている。導出溝87を挟ん
でその両側開口縁には、一対の電極88,89が配設さ
れている。電極88,89の一部には電極取出部(図示
略)が各々設けられ、それらには給電用のリード線(図
示略)が接合されている。
【0006】従って、リード線を高周波電源に接続した
状態で通電を行うと、導出溝87内にある培養液中に電
界E1が形成され、その電界E1のもたらす誘電泳動力
により大腸菌がトラップされる。このため、貯留チャン
バ84内にある大腸菌が、副キャリア溝86側へ不用意
に流出することが防止されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術では平坦な形状の電極88,89を用いていたため、
導出溝87の開口部分に十分な電界E1を形成すること
はできても、底部にまで十分な電界E1を形成すること
ができなかった(図11参照)。よって、導出溝87内
において大腸菌を確実にトラップすることができず、大
腸菌がいくぶん流出してしまう。従って、大腸菌のロス
が多くなり、収率が悪いという問題があった。
【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、微小検体の不用意な流出が起こり
にくく、ロスの少ない微小検体分離用セルプレートを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、多数の微小検体が分
散浮遊する培養液を貯留するための貯留チャンバと、キ
ャリア液を流すためのキャリア溝との間に、レーザー光
により捕捉した特定の微小検体を前記キャリア溝まで移
送するための導出溝が形成され、前記導出溝を挟んでそ
の両側開口縁に、培養液中に電界を形成するための一対
の電極が配設された微小検体分離用セルプレートにおい
て、前記電極の先端部に立体構造部を形成するととも
に、その立体構造部の先端を前記導出溝の底面付近に到
らせるようにしたことを特徴とする微小検体分離用セル
プレートをその要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記立体構造部は前記電極の先端部に形成された柱
状の突起電極であるとした。請求項3に記載の発明は、
請求項2において、一側面に前記導出溝が形成されたプ
レート本体と、そのプレート本体よりも肉薄であって一
側面に前記電極が形成されたカバーガラスとを接合した
構造を有することとした。
【0011】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、電極の先端部に立
体構造部を形成してその先端を導出溝の底面付近に到ら
せたことにより、導出溝の開口部分のみならず、底部に
まで十分な電界が形成される。よって、導出溝内におい
て十分な誘電泳動力が作用する結果、そこに微小検体が
確実にトラップされる。ゆえに、微小検体の不用意な流
出が起こりにくくなり、ロスが少なくなる。
【0012】請求項2に記載の発明によると、柱状の突
起電極のようなものであれば、導出溝の底面付近に到る
程度の高さが立体構造部に要求されるときであっても、
比較的簡単に形成することが可能である。このため、セ
ルプレートの製造容易化及び低コスト化を図ることがで
きる。
【0013】請求項3に記載の発明によると、導出溝、
電極、柱状の突起電極等の形成を比較的簡単に行うこと
ができるため、セルプレートの製造容易化及び低コスト
化を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の微小検体分離用セ
ルプレートを具体化した一実施形態を図1〜図5に基づ
き詳細に説明する。
【0015】図1には、微小検体分離用システムSの一
部を構成する本実施形態の微小検体分離用ユニット1が
示されている。同ユニット1は、培養液に分散浮遊して
いる大腸菌(微小検体)群から、任意の一の大腸菌を分
離するためのものである。より具体的にいうと、形質転
換体と非形質転換体とが混在する培養液の中から、形質
転換体である任意の一の大腸菌を分離するため等に用い
られるものである。
【0016】図1に示されるように、このユニット1
は、微小検体分離用セルプレート2と、そのセルプレー
ト2を倒立顕微鏡4の顕微鏡ステージ3に対して取り付
けるためのホルダ5とからなる。顕微鏡ステージ3の中
央部には透孔11が設けられている。透孔11の上部開
口縁には、ホルダ取付用の嵌合凹部12が形成されてい
る。その嵌合凹部12にはホルダ5が位置決めされた状
態で取り付けられている。ホルダ5の取り付け時には透
孔11は塞がれた状態となる。
【0017】図1に示されるように、本実施形態のセル
プレート2は円盤状であって、プレート本体21とそれ
よりも肉薄のカバーガラス22とを接着してなる2層構
造になっている。ここでは、プレート本体21及びカバ
ーガラス22の直径を数cm〜十数cm程度に設定して
いる。セルプレート2の上面には、各種配管を接続する
ために同じく円盤状のアタッチメント13が装着されて
いる。このアタッチメント13は、例えばアクリル板等
の樹脂材料を用いて形成されている。
【0018】プレート本体21は、板状の光透過性材
料、具体的にはガラス板を用いて形成されている。ガラ
ス板としては、ほう珪酸ガラス等のようにレーザートラ
ップに使用可能なものが選択されることがよい。また、
ガラス板の厚さは1mm〜10mm(具体的には1m
m)程度に設定されている。
【0019】また、カバーガラス22についても、ほう
珪酸ガラスが選択されることがよい。カバーガラス22
の厚さは、対物レンズ6の焦点距離よりも薄い必要があ
り、本実施形態では0.1mm〜1mm(具体的には
0.2mm)程度に設定されている。なお、カバーガラ
ス22の表裏両面及びこれに接するプレート本体21の
下面は、光学研磨されていることが望ましい。光学研磨
を行うと、研磨面の凹凸がサブミクロンオーダーまで平
滑になるため、レーザー光の照射時にその光がガラスの
表面及び融着面で屈折しにくくなるからである。
【0020】図1,図2に示されるように、セルプレー
ト2は、貯留チャンバ23、主キャリア溝24、副キャ
リア溝25、導出溝26、流速分布制御溝27,28を
接着界面に備えている。なお、貯留チャンバ23及び各
溝24〜28は、具体的にはプレート本体21の下面側
に形成されている。各溝24〜28の深さは、10μm
〜200μm(本実施形態では50μm)程度に設定さ
れている。
【0021】微小検体である大腸菌が分散浮遊する培養
液を貯留するための貯留チャンバ23は、プレート本体
21の略中心部において円形状に形成されている。貯留
チャンバ23の上部には、貯留チャンバ23側とセルプ
レート2の上面側とを連通する検体導入口29が形成さ
れている。
【0022】一定方向にキャリア液である滅菌水を流し
ておくための主キャリア溝24は、セルプレート2の中
心部を通るようにして直線的に形成されている。主キャ
リア溝24の流入側端(図1,図2では左端)には、セ
ルプレート2の上面側に連通する流入口30が形成され
ている。また、主キャリア溝24の流出側端(図1,図
2では右端)には、セルプレート2の上面側に連通する
流出口31が形成されている。
【0023】主キャリア溝24からは、主キャリア溝2
4を流れるキャリア液の一部を外部に排出するための副
キャリア溝25が分岐している。副キャリア溝25の終
端には、セルプレート2の上面側に連通する排出口32
が形成されている。
【0024】2つの流速分布制御溝27,28は、主キ
ャリア溝24を挟んでその左右両側に対称的に形成され
ている。これらの流速分布制御溝27,28は、主キャ
リア溝24の始端から分岐するとともに、副キャリア溝
25の分岐点から若干上流側の位置において主キャリア
溝24に合流している。流速分布制御溝27,28があ
ることにより、副キャリア溝25の分岐点付近の流速分
布が均一化される。なお、図2に示されるように、流速
分布制御溝27,28の屈曲部分にも、流入口30が形
成されていてもよい。
【0025】導出溝26は、貯留チャンバ23と副キャ
リア溝25との間を連通するように形成されている。貯
留チャンバ23においてレーザー光により捕捉された特
定の大腸菌は、導出溝26及び副キャリア溝25を介し
て、主キャリア溝24まで移送されるようになってい
る。貯留チャンバ23から導出溝26及び副キャリア溝
25を介して主キャリア溝24まで到る経路の長さは、
約1mm程度に設定されている。
【0026】セルプレート2の上面に配置される前記ア
タッチメント13において、検体導入口29、流入口3
0、流出口31、排出口32に対応する箇所には、それ
ぞれ接続流路(図示略)が形成されている。そして、こ
れらの接続流路の上部開口には、各種の配管(図示略)
が接続されている。各接続流路の下部開口には、液漏れ
防止用のOリング(図示略)が装着されている。
【0027】図2に示されるように、導出溝26を挟ん
でその両側開口縁には、培養液中に電界E1を形成する
ための一対の薄膜状の電極36,37が配設されてい
る。プレート本体21の下面側において、第1の電極3
6及び第2の電極37は、ともに中心部から外周部に向
かって直線的に延びるよう形成されている。これらの電
極36,37は略V字状にレイアウトされている。
【0028】プレート本体21の上側面外周部には、面
積のほぼ等しい第1の円弧状部分(第1の電極取出部)
T1及び第2の円弧状部分(第2の電極取出部)T2
が、セルプレート2の外表面に露出した状態で形成され
ている。第1の電極取出部T1と第1の電極36の外端
部とは、プレート本体21に形成されたスルーホール3
8を介して電気的に接続されている。第2の電極取出部
T2と第2の電極37の外端部とは、プレート本体21
に形成された別のスルーホール38を介して電気的に接
続されている。そして、これらの電極取出部T1,T2
に対しては、後述する導電性のコンタクト48が圧接さ
れるようになっている。
【0029】図1に示されるように、前記ホルダ5は、
一対の治具41,42を構成要素として形成されてい
る。下治具41及び上治具42はともに環状である。下
治具41は顕微鏡ステージ3上に水平に固定された状態
で使用される。下治具41は前記嵌合凹部12に嵌脱可
能な寸法となるように形成されている。上治具42は下
治具41の上端面側に対して嵌合された状態で使用され
る。下治具41の内端側にある基材挟持部43と、上治
具42の内端側にある基材挟持部44は、はぼ対向する
位置関係にある。基材挟持部43,44間には、セルプ
レート2が両面側から挟み込まれる。その結果、ホルダ
5にセルプレート2が着脱可能に保持される。
【0030】上治具42の外周部における複数箇所に
は、ねじ挿通孔45が透設されている。下治具41の外
周部において前記各ねじ挿通孔45に対応する箇所に
は、めすねじ穴46が設けられている。締結手段である
ねじ47は、各ねじ挿通孔45に挿通された状態で各め
すねじ穴46に螺着される。従って、上治具42を下治
具41に嵌合した状態で各ねじ47を締め付けることに
より、両治具41,42同士の固定が図られる。
【0031】図1に示されるように、上治具42はコン
タクト48を複数本備えている。これらのコンタクト4
8は、導電性を有するばね材料を用いて形成されている
ことがよい。ばね材料の具体例としては銅系の合金が挙
げられる。前記コンタクト48は略直線状であり、内端
側に略C字状の屈曲部48aを持つ。屈曲部48aにお
ける凸面は、電極取出部T1,T2側(図1では下側)
を向いている。なお、上治具42の下面において屈曲部
48aに対応する箇所には、環状凹部42aが形成され
ている。コンタクト48は、両治具41,42による挟
み込み動作に伴い、各電極取出部T1,T2に対して圧
接される。本実施形態のホルダ5を構成する上治具42
は、絶縁性の樹脂成形材料内にコンタクト48をインサ
ートしてなるインサート成形品である。絶縁性の樹脂成
形材料の具体例としては、エポキシのほか、ナイロン等
のポリエステルやPBT等が挙げられる。
【0032】各コンタクト48の外端は上治具42の外
周面から突出していて、そこにはリード線49の先端に
設けられためす型ソケット50が着脱可能になってい
る。そして、ソケット50の装着時には、各リード線4
9を介して各コンタクト48に数10kHz〜数MHz
の高周波交流電圧を印加できるようになっている。
【0033】図4,図5に示されるように、セルプレー
ト2の中央部に位置している電極36,37の先端部
は、導出溝26の開口縁からその中心部に向かっていく
ぶん延設されている。そして、当該延設部分には、立体
構造部としての突起電極51が一対形成されている。本
実施形態の突起電極51はともに円柱状であって、その
先端は導出溝26の底面26a付近に到っている。この
ため、前記突起電極51の高さは、導出溝26の深さと
ほぼ等しくなるように、具体的には10μm〜100μ
m程度に設定されている。また、一対の突起電極51同
士の間には、レーザートラッピングの際に、微小検体で
ある大腸菌の通過を許容するのに十分な間隔が確保され
ている。
【0034】次に、上記セルプレート2の製造方法につ
いて簡単に述べる。まず、プレート本体21及びカバー
ガラス22となるガラス板を用意するとともに、それら
のガラス板をあらかじめ洗浄しておく。
【0035】プレート本体21となるガラス板について
は、その上側面全体及び下側面全体に、マスク用の金属
材料(例えばモリブデン、クロム等)からなる薄膜を形
成する。なお、前記ガラス板の下側面については、さら
に前記薄膜を硝酸等を用いて処理することにより、溝形
成用のエッチングマスクを形成しておく。この状態で、
ふっ酸等を用いてエッチングすることにより、前記ガラ
ス板に各種の溝24〜28及び貯留チャンバ23を形成
する。この後、不要となった薄膜及びエッチングマスク
を除去する。
【0036】次に、前記ガラス板に対してショットブラ
スト等の孔加工を行うことにより、流入口30、流出口
31、排出口32及びスルーホール形成用の孔を形成す
る。この後、孔加工により生じた切削粉を除去すべく再
びガラス板を洗浄する。
【0037】カバーガラス22となるガラス板について
は、その上側面全体に対し、電極36,37形成用の導
電性金属からなる薄膜を形成する。このような薄膜を形
成する手法としては、例えば金、クロム、アルミニウム
等のスパッタリングや蒸着などが挙げられる。形成され
た薄膜上には電極形成用のエッチングマスクが形成さ
れ、この状態でエッチングが実施される。その結果、前
記ガラス板に所定形状の電極36,37が形成される。
リフトオフ法によって電極36,37のパターニングを
行うこともできる。この後、不要となった前記エッチン
グマスクを除去する。さらに、前記ガラス板に形成され
た電極36,37の先端部に対し、あらかじめ形成して
おいたバンプを接合することにより、突起電極51を形
成する。バンプの形成材料としては、金、銀、銅、ニッ
ケル等のような導電性金属がある。なお、バンプ接合と
いう手法に代え、めっき(具体的には金めっき、銀めっ
き、銅めっき、ニッケルめっき等)を採用することもで
きる。
【0038】ここで、一側面に各溝24〜28等が形成
されたプレート本体21と、一側面に電極36,37が
形成されたカバーガラス22とを、接着剤を用いて貼り
合わせる。最後に、マスクを設けた状態で、金、クロ
ム、アルミニウム等の導電性金属のスパッタリングまた
は蒸着を行うことにより、プレート本体21に電極取出
部T1,T2及びスルーホール38を形成する。以上の
結果、所望のセルプレート2を得ることができる。
【0039】続いて、図3に基づき、上記ユニット1を
利用した微小検体分離用システムSの概要を説明する。
倒立顕微鏡4には、レーザートラッピング装置61が一
体的に組み込まれている。X−Y方向に移動可能に配設
された顕微鏡ステージ3の下方には、駆動装置63によ
り上下動される対物レンズ6が上向きに配設されてい
る。対物レンズ6の光軸上には、セルプレート2の中央
部を撮影するためのCCDカメラ64がセットされてい
る。CCDカメラ64で撮影された像は、ディスプレイ
装置65に表示されるようになっている。
【0040】そして、レーザートラッピング装置61
は、対物レンズ6を透過するレーザー光により、貯留チ
ャンバ23内の大腸菌を捕捉するようになっている。レ
ーザー光源66から出力されるレーザー光の光路中に
は、レーザー光の照射位置をX方向及びY方向に移動さ
せるスキャニングミラー67x,67yを有するスキャ
ニング装置68が設置されている。前記レーザー光の光
路中には、さらにダイクロイックミラー69も設置され
ている。ダイクロイックミラー69で反射されたレーザ
ー光は、対物レンズ6を透過した後、貯留チャンバ23
内に集光して大腸菌を捕捉する。そして、この捕捉状態
において顕微鏡ステージ3を移動させれば、捕捉した大
腸菌を導出溝26に沿って移動させることができる。
【0041】本システムSを制御するためのコントロー
ラ70の入力側には、CCDカメラ64、キーボード7
1、マウス72が接続されている。同コントローラ70
の出力側には、ポンプ9に空気を供給するためのコンプ
レッサ9a、対物レンズ駆動装置63、ディスプレイ装
置65、レーザー光源駆動装置73、スキャニング装置
ドライバ74、ステージ移動装置75、シャーレ自動送
り装置76が接続されている。
【0042】このシャーレ自動送り装置76は、培地が
形成された多数のシャーレ77を配列したテーブル78
を移動させる。また、同シャーレ自動送り装置76は、
主キャリア溝24の流出口31に連通する流出管7から
水滴が落ちる度に、各シャーレ77を順次その開口部の
真下に位置決めするように構成されている。
【0043】また、微小検体として大腸菌などのように
色素を持たない生物粒子を光学トラップする場合、レー
ザー光源66から照射されるレーザー光の波長は、可視
光領域内において600nm以上となるように設定され
る。本実施形態では、波長690nmの半導体レーザー
が使用されている。なお、レーザー波長は微小検体の種
類に応じて任意に選択することができる。
【0044】次に、本システムSによる大腸菌の分離作
業について説明する。まず、滅菌したセルプレート2を
ホルダ5を用いて倒立顕微鏡4のステージ3にセット
し、主キャリア流路24の流入口30側のキャピラリー
チューブ8をポンプ9に接続する。そして、ポンプ9か
ら滅菌水を供給することにより、滅菌水を主キャリア溝
24や副キャリア溝25等に流しておく。
【0045】次いで、大腸菌群から任意の一の大腸菌を
分離する操作を行う。この場合、あらかじめ貯留チャン
バ23内に、多数の大腸菌が分散浮遊した媒質液をピペ
ットなどで注入しておく。そして、倒立顕微鏡4で貯留
チャンバ23内を観察しながら、レーザートラッピング
装置61により任意の一の大腸菌にレーザー光を照射し
て、これを捕捉する。この状態で顕微鏡ステージ3を移
動させ、特定の一の大腸菌をレーザー光で捕捉したま
ま、それを導出溝26及び副キャリア溝25を経由して
主キャリア溝24まで移動させる。
【0046】そして、主キャリア溝24の水流により、
大腸菌が下流側に流され、流出口31からセルプレート
2の外に排出される。排出された大腸菌は、流出管7の
開口部から滴下する水とともに流出し、シャーレ77の
培地上に到る。
【0047】従って、多数の大腸菌が存在する大腸菌群
から任意の一の大腸菌を連続的に効率よく分離すること
ができる。また、分離された前記特定の一の大腸菌が形
質転換体である場合には、当該大腸菌と同じ遺伝子形質
を有するクローンを100%の収率で得ることができ
る。
【0048】微小検体が荷電粒子である場合には、電極
36,37への通電を行って導出溝26内に電界E1を
形成すると、電界E1内に存在する荷電粒子がいずれか
の電極36,37に向かって移動する。本実施形態で
は、電極36,37の先端部に突起電極51を形成して
いることから、導出溝26の開口部分のみならず、底部
26にまで十分な電界E1を形成することができる(図
5参照)。よって、導出溝26内において十分な誘電泳
動力を作用させることができ、そこに荷電粒子を確実に
トラップすることができる。
【0049】従って、本実施形態によれば以下のような
効果を得ることができる。 (1)本実施形態のセルプレート2では、電極36,3
7の先端部に突起電極51を形成し,その先端を導出溝
26の底面26a付近に到らせた構造を採っている。従
って、導出溝26の細部及び深部に十分かつ均一な電界
E1が形成され、導出溝26内に大腸菌が確実にトラッ
プされる。ゆえに、貯留チャンバ23側から副キャリア
流路25側への大腸菌の不用意な流出が、従来に比べて
起こりにくくなる。ゆえに、試料のロスが少なくなり、
ひいては収率が高くなる。
【0050】(2)本実施形態では、立体構造部として
柱状の突起電極51を採用している。このような構造物
であれば、導出溝26の底面26a付近に到る程度の高
さが立体構造部に要求されるときであっても、上記のバ
ンプ接合等のような手法によって、困難なく比較的簡単
に形成することが可能である。このため、セルプレート
2の製造容易化及び低コスト化を図ることができる。
【0051】(3)このセルプレート2は、一側面に貯
留チャンバ23や各溝24〜28が形成されたプレート
本体21と、それよりも肉薄であって一側面に電極3
6,37が形成されたカバーガラス22とを接合した構
造を有している。従って、両者21,22の接合前に、
あらかじめ貯留チャンバ23、各溝24〜28、電極3
6,37、突起電極51等の形成作業を実施しておくこ
とができる。ゆえに、これらの構造物の形成を比較的簡
単に行うことができ、ひいてはセルプレート2の製造容
易化及び低コスト化を図ることができる。
【0052】また、このセルプレート2の構造であれ
ば、プレート本体21側に電極36,37を形成してお
く必要がない(つまりガラスカバー22側にのみ電極3
6,37を形成しておけばよい)。そして、このことも
セルプレート2の製造容易化に寄与している。
【0053】(4)本実施形態では、セルプレート2の
外表面にて露出する電極取出部T1,T2に対して、導
電性のコンタクト48を圧接させている。ゆえに、その
コンタクト48を介して電極36,37に通電すること
が可能となる。従って、電極取出部T1,T2に対し、
リード線49をはんだ付け等により直接接合する必要が
なくなり、そのための作業も不要になる。ゆえに、従来
構造に比べて、ユニット1の組み付けを容易に行うこと
ができ、製造コストの低減を図ることができる。これに
加えて、セルプレート2等の部品の交換を容易に行うこ
とができ、メインテナンス性が向上する。
【0054】(5)本実施形態のホルダ5は、セルプレ
ート2を上下両面側から挟み込むことで同セルプレート
2を着脱可能に保持する一対の治具41,42からな
る。また、治具42に設けられたコンタクト48は、両
治具41,42による挟み込み動作に伴い、電極取出部
T1,T2に対して圧接するようになっている。従っ
て、挟み込み動作と圧接動作とをそれぞれ独立して行な
う必要がない、という利点がある。また、治具42にコ
ンタクト48が内蔵された構成であるため、操作時や観
察時にコンタクト48自体が邪魔になるようなこともな
くなる。
【0055】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 突起電極51は実施形態のように一対のみに限定さ
れることはなく、二対以上であってもよい。例えば、図
6に示される別例では、三対の柱状の突起電極51が、
導出溝26に沿って列設されている。同じ列上にある突
起電極51同士は等間隔を隔てて存在している。そし
て、このような別例の構成によれば、導出溝26内にお
いて電界E1が作用するエリアが実施形態のときよりも
大きくなる。よって、大腸菌をよりいっそう確実にトラ
ップすることができる。
【0056】・ 図7に示される別例のように、電極3
6,37の先端部に帯状の突起電極52を形成してもよ
い。これらの突起電極52は導出溝26に沿って長くな
っているため、導出溝26内において電界E1が作用す
るエリアが実施形態のときよりも大きくなっている。よ
って、大腸菌をよりいっそう確実にトラップすることが
できる。勿論、突起電極51,52の形状は立体的なも
のであればよく、この条件を満たしていれば柱状や帯状
以外のものであっても構わない。
【0057】・ 図8に示される別例のように、導出溝
26の内側面に凹部53を設け、前記凹部53内に突起
電極51を退避させた状態で配置することもできる。こ
の場合、たとえ導出溝26の幅が狭くなったとしても、
突起電極51間に十分な間隔を確保することができる。
よって、レーザートラッピングの際に、大腸菌等の微小
検体の通過を妨げにくくなるという利点がある。
【0058】・ 図9に示される別例のように、突起電
極51,52等の立体構造部に頼ることなく、電極3
6,37の先端部自身を導出溝26の底面26aにまで
到らせるようにしてもよい。このような電極構造は、例
えばプレート本体21の下面のみならず導出溝26内に
も蒸着等により導電性薄膜を形成し、後にエッチングに
よりプレート本体21の薄膜を除去する、というプロセ
スにより形成可能である。
【0059】・ 突起電極51,52の先端は、必ずし
も導出溝26の底面26aに完全に達していなくてもよ
い。即ち、突起電極51,52の高さは、導出溝26の
深さの半分程度であってもよい。この場合であっても、
従来技術のときよりは好適な誘電泳動力が導出溝26内
に作用し、微小検体のトラップ効果も向上する。
【0060】・ 電極取出部T1,T2は、プレート本
体21の上面側外周部に設けられるばかりでなく、それ
以外の箇所(例えば下面側外周部や側面など)に設けら
れていてもよい。さらに電極取出部T1,T2は、プレ
ート本体21側にではなく、カバーガラス22側に設け
られていてもよい。
【0061】・ セルプレート2は実施形態のような2
枚構造でなくてもよく、1枚構造であってもよい。即
ち、接合タイプでなくてもよい。 ・ 上記実施形態では、微小検体として微生物、特に大
腸菌を用いた場合について説明した。本発明のシステム
Sは、それ以外の微生物は勿論、非生物粒子群から一の
粒子を分離したり、DNAを付着させた非生物粒子群か
ら一のDNAを非生物粒子ごと分離する際にも同様に使
用可能である。
【0062】次に、特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技
術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2または3において、前記突起電極は、
前記導出溝に沿って複数対列設されていること。従っ
て、この技術的思想1に記載の発明によれば、微小検体
がより確実にトラップされる。
【0063】(2) 請求項1において、前記立体構造
部は前記電極の先端部に形成された帯状の突起電極であ
って、その突起電極は前記導出溝に沿って長くなってい
ること。従って、この技術的思想2に記載の発明によれ
ば、微小検体がより確実にトラップされる。
【0064】(3) 相対的に厚いガラス板の一側面
に、前記キャリア溝、前記貯留チャンバ及び前記導出溝
を形成した後、孔加工を行って前記キャリア溝及び前記
貯留チャンバに連通する貫通孔を形成することにより、
あらかじめ前記プレート本体を形成する工程と、相対的
に薄いガラス板の一側面に、前記一対の電極を形成した
後、前記電極の先端部に前記突起電極を形成することに
より、あらかじめ前記カバーガラスを形成する工程と、
上記両工程を経て得られた前記プレート本体及び前記カ
バーガラスを接着する工程とを含む請求項1乃至3、技
術的思想1,2のいずれか1つに記載のセルプレートの
製造方法。従って、この技術的思想3に記載の発明によ
れば、セルプレートを確実にかつ比較的簡単に製造でき
るとともに、低コスト化を図ることもできる。
【0065】(4) 多数の微小検体が分散浮遊する培
養液を貯留するための貯留チャンバと、キャリア液を流
すためのキャリア溝との間に、レーザー光により捕捉し
た特定の微小検体を前記キャリア溝まで移送するための
導出溝が形成され、前記導出溝を挟んでその両側開口縁
に、培養液中に電界を形成するための一対の電極が配設
された微小検体分離用セルプレートにおいて、前記電極
の先端部を前記導出溝の底面付近に到らせるようにした
ことを特徴とする微小検体分離用セルプレート。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、微小検体の不用意な流出が起こりにく
く、ロスの少ない微小検体分離用セルプレートを提供す
ることができる。
【0067】請求項2,3に記載の発明によれば、セル
プレートの製造容易化及び低コスト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態の微小検体分離用
セルプレートを含むユニットの断面図。
【図2】(a)は前記セルプレートのプレート本体の底
面図、(b)はその中央部分の拡大図。
【図3】実施形態の微小検体分離用システムの全体概略
図。
【図4】前記セルプレートにおいて導出溝がある箇所の
拡大図。
【図5】図3のA−A線における部分拡大断面図。
【図6】別例のセルプレートのプレート本体の要部拡大
底面図。
【図7】別例のセルプレートのプレート本体の要部拡大
底面図。
【図8】別例のセルプレートのプレート本体の要部拡大
底面図。
【図9】別例のセルプレートの要部拡大断面図。
【図10】従来例のセルプレートにおいて導出溝がある
箇所の拡大図。
【図11】図10のB−B線における部分拡大断面図。
【符号の説明】
2…微小検体分離用セルプレート、21…プレート本
体、22…カバーガラス、23…貯留チャンバ、24…
キャリア溝としての主キャリア溝、25…キャリア溝と
しての副キャリア溝、26…導出溝、26a…導出溝の
底面、51,52…立体構造部としての突起電極、E1
…電界。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−56341(JP,A) 特開 平5−18887(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C12M 1/00 - 3/10 C12P 1/00 - 41/00 C12N 1/00 - 7/08 PubMed MEDLINE(STN) BIOSIS/WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の微小検体が分散浮遊する培養液を貯
    留するための貯留チャンバと、キャリア液を流すための
    キャリア溝との間に、レーザー光により捕捉した特定の
    微小検体を前記キャリア溝まで移送するための導出溝が
    形成され、前記導出溝を挟んでその両側開口縁に、培養
    液中に電界を形成するための一対の電極が配設された微
    小検体分離用セルプレートにおいて、 前記電極の先端部に立体構造部を形成するとともに、そ
    の立体構造部の先端を前記導出溝の底面付近に到らせる
    ようにしたことを特徴とする微小検体分離用セルプレー
    ト。
  2. 【請求項2】前記立体構造部は前記電極の先端部に形成
    された柱状の突起電極であることを特徴とする請求項1
    に記載の微小検体分離用セルプレート。
  3. 【請求項3】一側面に前記導出溝が形成されたプレート
    本体と、そのプレート本体よりも肉薄であって一側面に
    前記電極が形成されたカバーガラスとを接合した構造を
    有することを特徴とする請求項2に記載の微小検体分離
    用セルプレート。
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