JP3534508B2 - 複数台のサーボガンを切換使用するスポット溶接システム - Google Patents

複数台のサーボガンを切換使用するスポット溶接システム

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JP3534508B2
JP3534508B2 JP29889795A JP29889795A JP3534508B2 JP 3534508 B2 JP3534508 B2 JP 3534508B2 JP 29889795 A JP29889795 A JP 29889795A JP 29889795 A JP29889795 A JP 29889795A JP 3534508 B2 JP3534508 B2 JP 3534508B2
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  • Control By Computers (AREA)
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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接のた
めに複数台のサーボガンを切換使用するシステムに関
し、更に詳しく言えば、原点復帰動作を不要にした前記
システムに関する。本発明は、例えば、複数のサーボガ
ンをロボットに搭載して切換使用するアプリケーション
に適用して有利なものである。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接用の溶接ガンとして、ガン
軸の駆動にサーボモータを使用するものが知られてお
り、一般にサーボガンと呼ばれている。従来のサーボガ
ンは、ガン軸の制御のための位置検出器としてバッテリ
バックアップ方式のアブソリュートパルスコーダを使用
している。ガン軸の制御は、サーボガンに接続された制
御装置により、アブソリュートパルスコーダの出力に基
づいて行なわれる。
【0003】このようなサーボガンを採用した実際のス
ポット溶接システムにおいては、溶接対象ワークの種
類、サイズ、溶接条件等の多様性に対応するために、2
台以上のサーボガンを用意し、制御装置に接続されるサ
ーボガンを必要に応じて切り換えて使用するケースが非
常に多い。この場合問題となるのは、サーボガンの接続
切換時にそれまで接続されていたサーボガンのバッテリ
のケーブルも切り離されてしまうので、ガン軸の位置が
失われることになる。
【0004】そのため、一旦切り離されたサーボガンを
次回に使用する際には、ガン軸の位置を再度獲得するた
めの原点復帰動作が必要となる。この原点復帰動作は、
マニュアル操作などによりガン軸を原点位置に復帰さ
せ、原点位置を制御装置に教示するものであり、オペレ
ータの負担増やサイクルタイムの増大の原因となってい
た。また、ガン軸が原点位置に復帰したことを検知する
ためのリミットスイッチなどが必要となり、コスト上も
有利ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の欠点を解消しようとするものである。即ち、
本発明は、複数のサーボガンを備えたスポット溶接シス
テムを改良し、サーボガンの切換時の原点復帰動作を不
要にし、オペレータの負担増やサイクルタイムの増大の
原因を排除するために提案されたものである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明は、切換使用さ
れる複数のサーボガンのガン軸のサーボ制御のための位
置検出器として、バッテリレスのアブソリュートパルス
コーダを用いることで上記課題を解決したものである。
各ガンの検出軸に取り付けられたバッテリレスのアブソ
リュートパルスコーダは、ガン軸制御手段から切り離さ
れた状態において検出軸の絶対的な回転数を検出し記憶
する機能を果たす。
【0007】バッテリレスのアブソリュートパルスコー
ダには、磁気バブル素子を利用したものが使用可能であ
る。この磁気バブル素子利用型のパルスコーダは、検出
軸の回転数を絶対的に検出・記憶する磁気バブル素子を
利用した磁気的機構と、検出軸の1回転内の位置を絶対
的に検出する機構(通常は光学式)を備えている。
【0008】一般的なシステムにおいては、サーボガン
はロボットに搭載されて使用されることが多い。その場
合には、サーボガンの制御手段とロボット軸の制御手段
を兼ねたコントローラが使用可能である。
【0009】
【作用】本発明では、複数台のサーボガンの中から使用
されるガンが選ばれると、適当なコネクタを介してコン
トローラに接続される。ガンをロボットに搭載して使用
する場合には、ロボットコントローラにガン軸用のアン
プを装備させて、ガン軸制御手段として用いることが出
来る。使用中のサーボガンのガン軸は、磁気バブル素子
を利用したバッテリレスのアブソリュートパルスコーダ
付のサーボモータで駆動される。
【0010】使用中のガンへの供給電流は、動作プログ
ラムデータ等に応じて作成されるガン軸の移動指令と、
バッテリレスのアブソリュートパルスコーダから得られ
るフィードバック信号に基づいて所定周期で作成される
電流指令によって制御される。バッテリレスのアブソリ
ュートパルスコーダは、そのパルスコーダを装備したガ
ンをコントローラから一旦切り離した後も、検出軸の回
転数を絶対的に検出・記憶する機能を維持し、ガン軸の
位置を喪失しないので、再使用時に原点復帰動作が不要
となる。
【0011】代表的なバッテリレスのアブソリュートパ
ルスコーダとして、磁気バブル素子を利用したものがあ
る。この磁気バブル素子利用型のパルスコーダは、磁気
バブル素子を利用した磁気的な機構によって検出軸の回
転数を絶対的に検出・記憶する一方、周知の光学式の機
構等によって検出軸の1回転内の位置を絶対的に検出す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一つの実施形態
に係るスポット溶接システムの概略構成を要部ブロック
図で示したものである。本システムでは、サーボガンは
ロボットに搭載して使用され、また、ガン軸の制御はロ
ボットを制御するコントローラによって行なわれる。
【0013】同図に示したように、システム全体は1台
のロボット1、4台のサーボガンG1〜G4及びシステ
ム全体を制御するコントローラ10で構成されている。
各サーボガンG1〜G4は、ガン軸の駆動手段としてバ
ッテリレスのアブソリュートパルスコーダ付のサーボモ
ータM1〜M4と、コントローラ10側のコネクタCN
10と接続されるコネクタCN1〜CN4を備えてい
る。
【0014】本例では、ロボット1に搭載可能なサーボ
ガンは1台であり、ワークの種類等に応じて選ばれた1
台のサーボガンが、マニュアル操作あるいはオートチェ
ンジャの動作によって、ロボット1のアーム先端部に装
着され、そのサーボガンのコネクタがコントローラ10
側のコネクタCN10と接続される。図1には、サーボ
ガンG1のコネクタCN1とコネクタCN10が接続さ
れた状態が概念的に例示されている。
【0015】コントローラ10は、通常のロボットコン
トローラと同様に、メインCPU、ROM、RAM等を
備えたメインCPUボード11を備えている。メインC
PUボード11には、ロボット1の各軸用のアンプ12
の他にサーボガン用のアンプ13が接続されている。ア
ンプ12は、各ロボット軸を駆動するサーボモータに駆
動電流を供給する一方、アンプ13は、その時点で接続
されているサーボガンのガン軸を駆動するサーボモータ
(図1の例ではM1)に駆動電流を供給する。
【0016】ロボット軸用のアンプ12から各軸へ供給
される駆動電流は、周知のサーボ制御方式によってメイ
ンCPUボード11内で所定周期で作成される電流指令
によって定められる。その際、各ロボット軸のパルスコ
ーダから得られるフィードバック信号が利用される。
【0017】これと同様に、ガン軸用のアンプ13から
ガン軸へ供給される駆動電流も、メインCPUボード1
1内で所定周期で作成される電流指令によって定められ
る。この電流指令は、サーボガンの開閉動作を定めた動
作プログラムデータ等に応じて作成されるガン軸に関す
る移動指令と、ガン軸を駆動するモータに結合されたバ
ッテリレスのアブソリュートパルスコーダから得られる
フィードバック信号に基づいて作成される。
【0018】ここで、ガン軸用のパルスコーダとしてバ
ッテリレスのアブソリュートパルスコーダを採用したこ
とは、本発明の最も重要な特徴をなす事柄である。即
ち、このバッテリレスのアブソリュートパルスコーダ
は、電源との接続を断たれても位置を失わないという機
能を有しており、従って、一旦原点復帰動作を行い、原
点位置をコントローラ10に教示しておけば、その後
は、電源が断たれた状態をはさんで使用しても、原点復
帰動作なしに直ちに正しいフィードバック信号をコント
ローラ10に出力することが出来る。
【0019】バッテリレスのアブソリュートパルスコー
ダの代表的なものとして、磁気バブル素子利用型のパル
スコーダが知られている。そこで、この磁気バブル素子
利用型のアブソリュートパルスコーダについて、図2〜
図6を参照して説明する。先ず図2は、磁気バブル素子
利用型のアブソリュートパルスコーダの主要な構成要素
と配置の概略を表わしている。
【0020】同図に示したように、全体を符号30で指
示されたパルスコーダは、検出軸として、ガン軸を駆動
するサーボモータの回転軸に直接あるいは間接に結合さ
れたシャフト31を備えている。シャフト31にはコー
ド板32とリング磁石36が装着され、シャフト31と
一体的に回転軸39の周りで回転駆動される。
【0021】コード板32は光学式のもので、コード板
32をはさみむ位置に検出光34を放射するLED33
と、読み取りを行なう光検出器アレイ(PDA)35が
配置される。後述するように、これら光学式の検出機構
は、シャフト31乃至コード板3の1回転内における絶
対位置を検出する手段として機能する。
【0022】コード板32とともにシャフト31に装着
されたリング磁石36の近傍には、磁気バブル素子を利
用した検出・記憶機構が配置される。この検出機構は、
磁気バブル素子41と、その周囲に整列配置されたバイ
アス磁石42、コイル43で構成され、後に詳述するよ
うに、シャフト31乃至リング磁石36の回転数を絶対
測定するとともにこれを記憶する機能を果たす。
【0023】このように、バッテリレスのアブソリュー
トパルスコーダ30は、1回転の中での絶対的な回転位
置を検出する光学式の機構と、回転数単位でシャフト3
1の回転位置を絶対測定して記憶する磁気的な機構とで
構成されている。以下、光学式の検出機構と、磁気的な
検出・記憶機構について更に説明する。
【0024】図3は、図2に示したパルスコーダの光学
的な検出機構の要部を拡大抽出して示した図である。但
し、図2、図3両図において、スリット列は、一部を除
き破線で略記されている。図3に描示したように、光学
式のコード板32は同心円状に設けられた4トラックの
スリット列を備えており、LED33からの検出光34
はこれらのスリット列を通して読み取りを行なう光検出
器アレイ(PDA)35に入射される。
【0025】本例では、コード板32の外周側から順に
Bトラック、Aトラック、Cトラック、Dトラックが形
成されている。各トラックに形成されているスリット数
は図に併記した通り、Bトラック1032、Aトラック
1024、Cトラック960、Dトラック959であ
る。
【0026】コード板32の構成に対応して、光検出器
アレイ(PDA)35は4列の検出部35b,35a,
35c,35dを有し、且つ、各検出部は4つの検出セ
グメント351に区切られている。最外周の検出部35
bは、最外周のBトラックを通過した検出光34を検出
する。同様に、検出部35a,35c,35dは、各々
Aトラック、Cトラック、Dトラックを通過した検出光
34を検出する。
【0027】コード板32の1回転中(360度)の絶
対的な回転位置は、各検出部の4つの検出セグメント3
51で検出される光量(しきい値との大小)の組み合わ
せで識別される。このような方式で1回転中(360
度)の絶対的な回転位置を検出することは周知なので、
検出原理の詳細は省略する。
【0028】次に、図4〜図6を参照図に加えて、磁気
的な検出・記憶機構について説明する。図4は、図2に
示したパルスコーダの磁気的な検出・記憶機構の要部を
拡大抽出して示した図である。同図に拡大描示したよう
に、リング磁石36の近傍に配置された検出・記憶機構
は、磁気バブル素子41と、その周囲に整列配置された
バイアス磁石42、コイル43で構成されている。
【0029】シャフト31(図2参照)に搭載されたリ
ング磁石36は、その円周に沿って均等に分割配置され
た4組の磁極対(N極/S極)で構成されている。従っ
て、シャフト31が回転すると、バイアス磁石42によ
る磁界と、コイル43との相互作用によって、それらに
囲まれた位置に配置された磁気バブル素子41に対して
回転磁界が作用する。
【0030】図5は、回転磁界の作用時に磁気バブル素
子41のセル間に起る磁気バブルの転送について説明す
る図である。また、図6は、磁気バブル素子41のセル
(記憶ビット)の3系列構成と、図5に描かれた磁気バ
ブルの転送作用に基づいてシャフト31(回転磁界)の
絶対的な回転数を記憶する原理を説明する図である。先
に図6を参照すると、ここで使用されている磁気バブル
素子41は、3系列のセル群410,420,430で
構成されている。
【0031】符号411で例示した各セルは、磁気バブ
ルMBの有無で1ビットの情報を記憶する。磁気バブル
MBは、各系列毎に1つづつ与えられており、上記の回
転磁界の作用によって、各系列のセル間で磁気バブルM
Bの転送が行なわれる。
【0032】回転磁界の作用による磁気バブルMBの転
送は、図5に示したように行なわれる。同図において、
矢印H1 ,H2 ,H3 ,H4 はシャフト31の1回転に
対応して生じる磁界の推移(右周り1回転)を表わして
いる。図示した通り、磁気バブル素子MBは、磁界の1
回転H1 〜H4 に従って1つのセル411内で一方の端
部から他方の端部(隣接セル412の一端部)まで移動
する。そして、磁界の1回転を越えて更に回転すると、
磁気バブルMBは隣接するセル412に転送される。
【0033】次の1回転における磁界方向H1 のフェイ
ズでは、セル412上でセル411の場合と等価な位置
(符号MB’で表示)に磁気バブルMBは移動する。こ
のようにして、磁気バブルMBは磁界の1回転(H1 〜
H4 )毎に隣接するセルに次々と転送される。シャフト
31の回転方向が反転すると磁界の回転方向が反転し
(H4 →H3 →H2 →H1 の順)、磁気バブルMBの移
動方向も反転し、逆向きの転送(セル412→セル41
1の方向)が起る。
【0034】再び図6を参照すると、3系列のセル群4
10,420,430の各々はループ状に配列された複
数のセルで構成されている。各系列のビット数は、互い
に公約数を持たない数N1 ,N2 ,N3 に選ばれる。図
6に示した例では、系列410,420,430に含ま
れるセル数は、順に、各ビット数より1づつ少ない8,
9,10である。磁気バブル素子41にこのような構成
を持たせることにより、N1 ×N2 ×N3 −1回転まで
の回転数を絶対的に記憶することが出来る。
【0035】図6に示した例でこれを説明すると次の通
りである。今、各系列の磁気バブルMB1〜MB3がそ
れぞれ符号Sで示された位置にある状態を原点(回転数
=0)として、シャフト31を回転を開始した場合を考
える(図2参照)。回転方向は、各系列における磁気バ
ブルMB1〜MB3が、左回りで転送されてゆく方向で
あるものとする。
【0036】シャフト31が1回転する毎に、図5を参
照して説明した転送プロセスに従って、各系列410〜
430の磁気バブルMB1〜MB3が、一セルづつ左回
りで転送されてゆく。例えば、10回転後には9ビット
分の転送が各系列で行なわれ、9ビット構成の系列41
0では原点Sを1ビット分通り越した位置に磁気バブル
MB1が到来している。また、10ビット構成の系列4
20では原点Sに磁気バブルMB2が復帰し、11ビッ
ト構成の系列430では原点Sの1ビット分手前のセル
に磁気バブルMB3が到達している。
【0037】3系列のループの磁気バブルMB1〜MB
3の位置の組合せは9×10×11通りあり、990回
転後に3系列のはすべてについて磁気バブルMB1〜M
B3の原点Sへの復帰が起る。このようにして、図6に
示したビット構成により、回転数を計数する飽和値98
9のレジスタが構成されることになる。当然の事なが
ら、磁気バブルMB1〜MB3の存続、転送及び存在位
置の保持のいずれに関しても全く電力の供給を要しな
い。
【0038】このような特性は、サーボガンのガン軸の
位置検出器への適用する上で極めて有利な条件を与え
る。即ち、図1に示したシステムにおいて、ロボット1
に搭載されないガンG2〜G4のガン軸は、オペレータ
が手を触れるなどの外力の作用で移動する可能性が十分
にあるが、上記説明した磁気バブル素子41を用いたパ
ルスコーダを取り付けたサーボモータを用いれば、不使
用時(コントローラ10に非接続時)に起る不定量のガ
ン軸の移動も正確に検出され、記憶される。
【0039】従って、ガンG2〜G4の使用開始時、あ
るいはガンG1の再使用開始時(コントローラ10に接
続時)には、直ちに磁気バブル素子41の各系列410
〜430の磁気バブル位置に対応した回転数と、前述し
たコード板32の回転位置に対応した1回転内の位置が
直ちに検出され、コントローラ10のサーボ制御系の位
置ループあるいは速度ループに正確なフィードバック信
号が提供される。
【0040】以上説明した実施形態では、ロボット1
台、スポットガン4台でシステムを組んだが、スポット
ガンを2台、3台あるいは5台以上含むシステムであっ
ても本発明が適用可能であることは言うまでもない。ま
た、ガンをロボットに搭載するのではなく、据置型のガ
ンを複数台配置して切換使用するシステムも考えられ
る。更に、場合に寄っては、ロボットを使用しなシステ
ムに本発明を適用しても構わない。
【0041】更に、バッテリレスのアブソリュートパル
スコーダは、検出軸の回転数を絶対的に検出・記憶する
機能と、検出軸の1回転内の位置を絶対的に検出する機
能をを備えていれば任意のものが使用されて良い。検出
軸の1回転内の位置を絶対的に検出する機構として、光
学式のもの以外に磁気式のものを使用することも出来
る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、複数のサーボガンを備
えたスポット溶接システムにおいて、サーボガンの切換
使用時等の原点復帰動作が不要となり、オペレータの負
担増が回避され、サイクルタイムが短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施形態に係るスポット溶接シ
ステムの概略構成を要部ブロック図で示したものであ
る。
【図2】磁気バブル素子利用型のアブソリュートパルス
コーダの主要な構成要素と配置の概略を説明する図であ
る。
【図3】図2に示したパルスコーダの光学的な検出機構
の要部を拡大抽出して示した図である。
【図4】図2に示したパルスコーダの磁気的な検出・記
憶機構の要部を拡大抽出して示した図である。
【図5】回転磁界の作用時に磁気バブル素子のセル間に
起る磁気バブルの転送について説明する図である。
【図6】磁気バブル素子のセル(記憶ビット)の3系列
構成と、図5に描かれた磁気バブルの転送作用に基づい
て絶対的な回転数を記憶する原理を説明する図である。
【符号の説明】
1 ロボット 10 コントローラ 11 メインCPUボード 12 ロボット軸用アンプ 13 ガン軸用アンプ 30 バッテリレスの磁気バブル素子利用型のアブソリ
ュートパルスコーダ 31 シャフト 32 コード板 33 LED 34 検出光 35 光検出器アレイ(PDA) 35a,35b,35c,35d 光検出部 36 リング磁石 39 回転軸 41 磁気バブル素子 42 バイアス磁石 43 コイル 351 光検出セグメント 410,420,430 磁気バブル素子のセル(記憶
ビット)の系列 411,412 磁気バブル素子のセル(記憶ビット) CN1〜CN4 コネクタ(ガン側) CN10 コネクタ(コントローラ側) G1〜G4 スポットガン H1 〜H4 磁気バブル素子に作用する磁界方向 M1〜M4 ガン軸駆動モータ MB,MB1〜MB4 磁気バブル S 磁気バブルの原点位置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G05B 23/02 G05B 23/02 P (56)参考文献 特開 昭50−20954(JP,A) 特開 昭62−247405(JP,A) 特開 昭62−261016(JP,A) 実開 平4−125073(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 11/11 570 B23K 11/24 340 G01D 5/20 G01D 5/249 G05B 15/02 G05B 23/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボガンのガン軸を制御するガン軸制
    御手段と、前記ガン軸制御手段に選択的に接続される複
    数台のサーボガンを備え、 前記複数台のサーボガンの各ガン軸を駆動するサーボモ
    ータにはバッテリレスのアブソリュートパルスコーダが
    結合されており、 該バッテリレスのアブソリュートパルスコーダは、前記
    ガン軸制御手段から切り離された状態において検出軸の
    絶対的な回転数を検出し記憶する機能を有している、複
    数台のサーボガンを切換使用するスポット溶接システ
    ム。
  2. 【請求項2】 サーボガンのガン軸を制御するガン軸制
    御手段と、前記ガン軸制御手段に選択的に接続される複
    数台のサーボガンと、少なくとも1台のサーボガンが搭
    載可能なロボットと、前記ロボットの各軸を制御するロ
    ボット軸制御手段を備え、 前記複数台のサーボガンの各ガン軸を駆動するサーボモ
    ータにはバッテリレスのアブソリュートパルスコーダが
    結合されており、 該バッテリレスのアブソリュートパルスコーダは、前記
    ガン軸制御手段から切り離された状態において検出軸の
    絶対的な回転数を検出し記憶する機能を有している、複
    数台のサーボガンを切換使用するスポット溶接システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記バッテリレスのアブソリュートパル
    スコーダは、前記検出軸の回転数を絶対的に検出・記憶
    する磁気バブル素子を利用した磁気的機構と、前記検出
    軸の1回転内の位置を絶対的に検出する機構を備えてい
    る、請求項1または請求項2に記載された、複数台のサ
    ーボガンを切換使用するスポット溶接システム。
JP29889795A 1995-10-24 1995-10-24 複数台のサーボガンを切換使用するスポット溶接システム Expired - Lifetime JP3534508B2 (ja)

Priority Applications (3)

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