JP3534470B2 - 入浴剤またはマッサージ剤の製造方法 - Google Patents
入浴剤またはマッサージ剤の製造方法Info
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Description
ージなどに使用される入浴剤またはマッサージ剤の製造
方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に入浴剤として、天然の湯の花が使
用されているが、この天然湯の花には、ゴミ、小石、又
は不溶解性物質などが混在しているので、そのまま使用
しても、あまり気持ちの良いものではなかった。また、
身体の表面に天然湯の花を誤って擦過すると、皮膚が傷
つく危険があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】以上のように、天然湯
の花には、ゴミ、小石、又は不溶解性物質などが混在し
ているので、使用に伴い不快感が生じるという問題があ
った。また、身体の表面に天然湯の花を誤って擦過する
と、皮膚が傷つく虞れがあるという問題があった。 【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、温泉の香りと溶解鉱物成分の薬用効果を奏すること
のできる入浴剤またはマッサージ剤の製造方法を提供す
ることを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
目的を達成するため、天然湯の花を加熱温泉水でドリッ
プし、このドリップ液を濃縮した後、この濃縮液に天然
塩を撹拌配合して粉状の入浴剤またはマッサージ剤を製
造するようにしている。 【0006】 【作用】本発明によれば、入浴剤またはマッサージ剤を
製造するには、先ず、天然湯の花を加熱した温泉水でド
リップして不純物を除去する。次に、このドリップ液を
真空釜などの減圧手段で濃縮し、その後、この濃縮液に
天然塩を撹拌して配合すれば、粉末状の入浴剤またはマ
ッサージ剤を製造することができる。こうして製造した
入浴剤またはマッサージ剤を入浴剤として使用する場合
には、お風呂のお湯などに入浴剤を溶かして入浴すれば
良い。すると、体から芳しい温泉の香りが漂うととも
に、少なくとも水虫、あせも、神経痛、リウマチ、痔
疾、腰痛、冷え病、肩こり、ただれ、いんきん、しっし
ん、しもやけ、たむし、うちみ、くじき、かいせん、お
よび関節炎などに対する薬用効果を期待することができ
る。さらに、湯冷めを防止して血液の循環を促進し、健
康を増進させる。また、マッサージ剤として使用した場
合、ゴミ、小石、又は不溶解性物質などを何等含んでい
ないので、顔を含む身体表面の皮膚を傷つける虞れが全
くない。 【0007】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。本実施例における入浴剤またはマッサージ剤の
製造方法は、図1に示すごとく、天然湯の花1を加熱し
た温泉水2でドリップし、このドリップ液を濃縮した
後、この濃縮液に天然塩3を撹拌配合して粉状の入浴剤
またはマッサージ剤(以下、マッサージ剤等という)4
を製造するようにしている。 【0008】天然湯の花(湯の華又は温泉華ともいう)
1は、例えば、酸化カリウム0.04%、酸化ナトリウ
ム0.04%、酸化マグネシウム0.61%、酸化鉄
6.47%、酸化アルミニウム14.36%、酸化マン
ガン0.21%、亜硫酸50.03%、酸化シリコン
1.97%、遊離硫黄1.80%、水分24.07%、
および水に不溶解成分0.40%の有効成分を含んでい
る。そして、この天然湯の花1は、水虫、あせも、神経
痛、リウマチ、痔疾、腰痛、冷え病、肩こり、ただれ、
いんきん、しっしん、しもやけ、たむし、うちみ、くじ
き、かいせん、および関節炎などに対する効能がある。
なお、天然湯の花1にもいろいろあるが、例えば別府地
方、特に明礬温泉などで生産された天然湯の花1を使用
することが望ましい。 【0009】次に、図1に基づいて製造方法につき説明
する。マッサージ剤等4を製造するには、先ず、採取し
た天然湯の花1を、例えば別府地方の明礬温泉の熱い温
泉水2でドリップして不純物を除去する。なお、温泉水
2は、多少の鉱物質を含み、医療効果を示すものであれ
ば、別府地方の明礬温泉に何等限るものではない。次い
で、このドリップ液を真空釜で濃縮する。この濃縮には
加熱、冷凍、又は減圧など各種の方法があるが、可能で
あれば、いずれの方法を採用しても良い。こうして、濃
度の高くなった濃縮液、換言すれば、濃縮液に含まれる
有効成分(具体的には各種ミネラル成分、イオウ分、お
よび鉄分など)に微粒子の天然塩3を適宜撹拌配合すれ
ば、香りの良い粉状のマッサージ剤等4を製造すること
ができる。 【0010】なお、上記濃縮液に微粒子の天然塩3を適
宜撹拌配合した後、しばらく放置しておくなどしても良
い。また、撹拌配合の際、濃縮液は天然色であるクリー
ム色(淡黄赤色)に発色する。さらにまた、天然塩3
は、天然の塩であればその種類を問わないが、鳴門地方
で採取された微粒子の海塩などを適宜使用することが好
ましい。 【0011】そしてその後、製造した粉末状のマッサー
ジ剤等4を図2に示すごとく、所定量(例えば500
g)ずつ保存袋5などに詰めれば良い。なお、この保存
袋5の開口する上部には図2に示すように、切り取り線
6およびファスナ7を並設して使用者の便宜を図ること
が望ましい。 【0012】なお、マッサージ剤等4は、身体を擦り、
揉み、又は叩くなどのマッサージの用途のみに何等限定
されるものではなく、例えばエステテック用や入浴剤な
どとして使用することもできる。入浴剤として使用する
場合には、お風呂のお湯に所定の量の入浴剤を溶かした
後に、入浴する。このようにすれば、身体から芳しい温
泉の香りが漂うとともに、天然湯の花1および天然塩3
の作用により、少なくとも水虫、あせも、神経痛、リウ
マチ、痔疾、腰痛、冷え病、肩こり、ただれ、いんき
ん、しっしん、しもやけ、たむし、うちみ、くじき、か
いせん、および関節炎などに対する薬用効果を期待でき
るのは明らかである。さらに、湯冷めを防止して血液の
循環を促進し、健康を増進させることもできるのは明ら
かである。 【0013】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、天然湯の
花を加熱温泉水でドリップし、このドリップ液を濃縮し
た後、この濃縮液に天然塩を撹拌混合して粉状の入浴剤
またはマッサージ剤を製造するので、温泉の香りと溶解
鉱物成分の薬用効果を減ずることがなく、入浴剤または
マッサージ剤の製造方法を提供できるという格別の効果
がある。
方法の一実施例を示すフローチャートである。 【図2】保存袋に詰められた本発明に係るマッサージ剤
等を示す正面図である。 【符号の説明】 1…天然湯の花 2…温泉水 3…天然塩 4…マッサージ剤等(入浴剤またはマッサージ剤) 5…保存袋
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 天然湯の花を加熱温泉水でドリップし、
このドリップ液を濃縮した後、この濃縮液に天然塩を撹
拌配合して粉状の入浴剤またはマッサージ剤を製造する
ことを特徴とする入浴剤またはマッサージ剤の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02331795A JP3534470B2 (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 入浴剤またはマッサージ剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02331795A JP3534470B2 (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 入浴剤またはマッサージ剤の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08198726A JPH08198726A (ja) | 1996-08-06 |
JP3534470B2 true JP3534470B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=12107217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02331795A Expired - Lifetime JP3534470B2 (ja) | 1995-01-19 | 1995-01-19 | 入浴剤またはマッサージ剤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3534470B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004161641A (ja) * | 2002-11-12 | 2004-06-10 | Nonogawa Shoji Kk | 化粧料 |
JP3967357B2 (ja) * | 2005-01-12 | 2007-08-29 | ワミレスコスメティックス株式会社 | 皮膚外用用組成物及びそれを用いた美容施術方法 |
KR101065799B1 (ko) * | 2010-09-17 | 2011-09-19 | 신영길 | 천일염을 이용한 입욕제의 제조방법 |
-
1995
- 1995-01-19 JP JP02331795A patent/JP3534470B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08198726A (ja) | 1996-08-06 |
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