JP3533984B2 - 半導体加速度センサおよびその製造方法 - Google Patents
半導体加速度センサおよびその製造方法Info
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Description
空機および家電製品などに用いられる半導体加速度セン
サおよびその製造方法に関するものである。
いわゆる片持ち梁方式と両持ち梁方式が提案されてい
る。また、検出方式には、機械的な歪みを電気抵抗の変
化として検出するものや静電容量の変化により検出する
ものがある。
出方式が採用されて構成される従来の半導体加速度セン
サの平面図、図18はこの半導体加速度センサの製造過
程における断面構造を模式的に示す図である。ただし、
図18(c)は図17のAA線における断面構造を模式
的に示し、また、図18には断面のみが図示されてい
る。
よび図18(d)に示すように、厚肉状の重り部11
1、この重り部111の周囲に離間して設けられる周辺
肉厚部112、およびこの周辺肉厚部112と重り部1
11との間に懸架されて重り部111を支持する薄肉状
の撓み部113が形成されたn型のシリコンウエハ11
と、このシリコンウエハ11の撓み部113の上面に形
成されたゲージ抵抗12と、シリコンウエハ11の上面
(表面)上に形成されたシリコン酸化膜13と、このシ
リコン酸化膜13の上面上に形成されたシリコン窒化膜
14と、シリコンウエハ11の上面上、すなわちシリコ
ン窒化膜14の上面に形成された配線電極15および接
合電極16と、シリコンウエハ11の下面(裏面)上に
接合された凹状の下キャップ17と、接合電極16の箇
所でシリコンウエハ11の上面上に接合された凹状の上
キャップ18とにより成っている。
18の各々は、半導体加速度センサ10に過度の加速度
が加わった際に撓み部113が大きく撓んで破壊するの
を防止するために、またダンピング効果を得るために設
けられるもので、図17および図18の例では、一面開
口の箱状に形成され、その開口縁部である4辺でシリコ
ンウエハ11における周辺肉厚部112の面上(下面ま
たは上面上)に接合している。また、図17および図1
8に示すSは、重り部111と周辺肉厚部112とが離
間する離間部分を示す。
の製造方法について説明すると、まず、P型不純物拡散
によってシリコンウエハ11の上面にゲージ抵抗12を
形成し、この後、シリコンウエハ11の両面に、シリコ
ン酸化膜13を形成してさらにシリコン窒化膜14を形
成する(図18(a)参照)。
コン酸化膜13およびシリコン窒化膜14に対してレジ
ストパターニングおよびエッチングを行い、これをマス
クに用いてシリコンウエハ11の下方からKOHにより
異方性エッチングを行って、シリコンウエハ11におけ
る撓み部113および離間部分Sに該当する領域を10
μm程度まで薄くする。次いで、コンタクト窓あけと配
線電極15および接合電極16の形成を行う。この後、
シリコンウエハ11の下面に残ったシリコン酸化膜13
およびシリコン窒化膜14をエッチングにより除去する
(図18(b)参照)。
1と周辺肉厚部112とを例えば2つの撓み部113を
残して離間させる除去処理を行う。すなわち、離間部分
Sにおけるシリコン酸化膜13、シリコン窒化膜14お
よびシリコンウエハ11を、パターニング、およびRI
Eなどによるエッチングで除去する(図18(c)参
照)。
18のシリコンウエハ11への接合を行う(図18
(d)参照)。これにより、半導体加速度センサ10が
形成される。
は、作用部と、これを支持する可撓部と、これを支持す
る固定部とが形成される第1のシリコン基板と、前記固
定部を支持する支持体と、前記作用部に支持される重錘
体とが形成される第2のシリコン基板とを用意し、前記
作用部、可撓部および固定部の各々を形成するためのエ
ッチングマスクを前記第1のシリコン基板に生成し、そ
のエッチングマスクを接合層として前記第1のシリコン
基板と前記第2のシリコン基板とを接合する力学量セン
サ(加速度センサ)の製造方法が記載されている。
示す従来の半導体加速度センサでは、加速度を検出する
ために薄肉状の撓み部113が設けられるが、このよう
な構造の場合、感度を上げるには、撓み部113の撓み
量が大きくなるように、撓み部113のより一層の薄肉
化または重り部111の重量の増加が必要になる。しか
しながら、このようにして感度を上げると、製造過程の
パターニング工程における真空によるチャッキング、液
体による洗浄およびエッチング工程などで、撓み部が破
壊しやすくなり、歩留まりや製造装置の汚染などの問題
が発生する。
であり、製造工程において薄肉状の撓み部に加わる無用
な過度のストレスを弱めることが可能であり、しかもエ
ッチング精度および洗浄性の向上が可能になる半導体加
速度センサの製造方法およびこの製造方法で製造される
半導体加速度センサを提供することを目的とする。
厚肉状の重り部、この重り部の周囲に離間して設けられ
る周辺肉厚部、およびこの周辺肉厚部と前記重り部との
間に懸架されてこの重り部を支持する薄肉状の撓み部が
形成された半導体基板と、前記半導体基板の撓み部に形
成されたゲージ抵抗と、前記半導体基板の一の面上に形
成された電気信号取出し用の電極と、前記半導体基板の
他の面上に接合された凹状の第1キャップと、前記半導
体基板の一の面上に接合された凹状の第2キャップとに
より成る半導体加速度センサを製造する方法において、
前記半導体基板がSOI基板であり、TMAHによる異
方性エッチングに対するエッチング速度の遅い所定膜が
前記半導体基板の一の面上に形成され、前記所定膜の面
上に前記電極が形成される半導体加速度センサに対して
は、前記重り部と前記周辺肉厚部との離間部分における
前記所定膜の除去を行い、この除去の後に前記半導体基
板における前記離間部分に対してTMAHによる異方性
エッチングを行い、この異方性エッチングの後に前記第
2キャップの前記半導体基板への接合を行い、この接合
の後に前記離間部分における前記SOI基板の残部であ
る酸化膜をエッチングにより除去することで、前記重り
部と前記周辺肉厚部とを離間させる除去処理を行い、こ
の除去処理の後に前記第1キャップの前記半導体基板へ
の接合を行う半導体加速度センサの製造方法であって、
前記第2キャップが、3辺の全部または一部で前記半導
体基板の一の面上に接合することを特徴とする。
を離間させる除去処理の前に第2キャップの半導体基板
への接合を行うことにより、製造工程において薄肉状の
撓み部に加わる無用な過度のストレスを弱めることが可
能になる。しかも、第2キャップが、3辺の全部または
一部で半導体基板の一の面上に接合するので、酸化膜除
去用のエッチング液などの流れが良くなり、エッチング
精度および洗浄性の向上が可能になる。
この重り部の周囲に離間して設けられる周辺肉厚部、お
よびこの周辺肉厚部と前記重り部との間に懸架されてこ
の重り部を支持する薄肉状の撓み部が形成された半導体
基板と、前記半導体基板の撓み部に形成されたゲージ抵
抗と、前記半導体基板の一の面上に形成された電気信号
取出し用の電極と、前記半導体基板の他の面上に接合さ
れた凹状の第1キャップと、前記半導体基板の一の面上
に接合された凹状の第2キャップとにより成る半導体加
速度センサを製造する方法において、前記半導体基板が
SOI基板であり、TMAHによる異方性エッチングに
対するエッチング速度の遅い所定膜が前記半導体基板の
一の面上に形成され、前記所定膜の面上に前記電極が形
成される半導体加速度センサに対しては、前記重り部と
前記周辺肉厚部との離間部分における前記所定膜の除去
を行い、この除去の後に前記半導体基板における前記離
間部分に対してTMAHによる異方性エッチングを行
い、この異方性エッチングの後に前記第2キャップの前
記半導体基板への接合を行い、この接合の後に前記離間
部分における前記SOI基板の残部である酸化膜をエッ
チングにより除去することで、前記重り部と前記周辺肉
厚部とを離間させる除去処理を行い、この除去処理の後
に前記第1キャップの前記半導体基板への接合を行う半
導体加速度センサの製造方法であって、前記第2キャッ
プが、互いに対向する2辺で前記半導体基板の一の面上
に接合することを特徴とする。
を離間させる除去処理の前に第2キャップの半導体基板
への接合を行うことにより、製造工程において薄肉状の
撓み部に加わる無用な過度のストレスを弱めることが可
能になる。しかも、第2キャップが、互いに対向する2
辺で半導体基板の一の面上に接合するので、酸化膜除去
用のエッチング液などの流れが良くなり、エッチング精
度および洗浄性の向上が可能になる。
導体加速度センサの製造方法において、前記半導体基板
がSOI基板であり、TMAHによる異方性エッチング
に対するエッチング速度の遅い所定膜が前記半導体基板
の一の面上に形成され、前記所定膜の面上に前記電極が
形成される半導体加速度センサに対しては、前記重り部
と前記周辺肉厚部との離間部分における前記所定膜の除
去を行い、この除去の後に前記半導体基板における前記
離間部分に対してTMAHによる異方性エッチングを行
い、この異方性エッチングの後に前記第2キャップの前
記半導体基板への接合を行い、この接合の後に前記離間
部分における前記SOI基板の残部である酸化膜をエッ
チングにより除去することで、前記重り部と前記周辺肉
厚部とを離間させる除去処理を行い、この除去処理の後
に前記第1キャップの前記半導体基板への接合を行うこ
とを特徴とする。この方法によれば、第2キャップが、
互いに対向する2辺で半導体基板の一の面上に接合する
ので、酸化膜除去用のエッチング液などの流れが良くな
り、エッチング精度および洗浄性の向上が可能になる。
記載の半導体加速度センサの製造方法で製造される半導
体加速度センサであって、前記3辺のうち、間に挟まれ
る1辺の一部が前記半導体基板の一の面上に接合すると
ともに、残りの2辺の全部が前記半導体基板の一の面上
に接合することを特徴とする。この構造によれば、第2
キャップの半導体基板への接合強度を保持しつつ、エッ
チング精度および洗浄性の向上が可能になる。
記載の半導体加速度センサの製造方法で製造される半導
体加速度センサであって、前記3辺の各辺の一部が前記
半導体基板の一の面上に接合することを特徴とする。こ
の構造によれば、第2キャップの半導体基板への接合強
度を保持しつつ、エッチング精度および洗浄性の向上が
可能になる。
記載の半導体加速度センサの製造方法で製造される半導
体加速度センサであって、前記3辺の各辺は互いに離間
して前記半導体基板の一の面上に接合することを特徴と
する。この構造によれば、第2キャップの半導体基板へ
の接合強度を保持しつつ、エッチング精度および洗浄性
の向上が可能になる。また、コーナ部での液の流れを良
くすることが可能になる。
記載の半導体加速度センサの製造方法で製造される半導
体加速度センサであって、前記第2キャップは孔が形成
されていることを特徴とする。この構造によれば、第2
キャップの半導体基板への接合強度をより効果的に保持
しつつ、エッチング精度および洗浄性の向上が可能にな
る。
導体加速度センサにおいて、前記孔は前記第2キャップ
の4隅に形成されていることを特徴とする。この構造に
よれば、コーナ部での液の流れを良くすることが可能に
なる。
る半導体加速度センサの製造方法による製造過程におけ
る半導体加速度センサの断面構造を模式的に示す図で、
この図を用いて以下に第1実施形態の説明を行う。
の構造について説明すると、半導体加速度センサ10
は、図1(c)に示すように、厚肉状の重り部111、
この重り部111の周囲に離間して設けられる周辺肉厚
部112、およびこの周辺肉厚部112と重り部111
との間に懸架されて重り部111を支持する薄肉状の撓
み部113が形成されたn型のシリコンウエハ(半導体
基板)11と、このシリコンウエハ11の撓み部113
の上面に形成されたゲージ抵抗12と、シリコンウエハ
11の上面上に形成されたシリコン酸化膜13と、この
シリコン酸化膜13の上面上に形成されたシリコン窒化
膜14と、シリコンウエハ11の上面上、すなわちシリ
コン窒化膜14の上面に形成された配線電極15および
接合電極16と、シリコンウエハ11の下面上に接合さ
れた凹状の下キャップ17(第1キャップ)と、接合電
極16の箇所でシリコンウエハ11の上面上に接合され
た凹状の上キャップ18(第2キャップ)とにより、図
17および図18に示した半導体加速度センサと同様に
構成されている。
ついて説明すると、まず、P型不純物拡散によってシリ
コンウエハ11の上面にゲージ抵抗12を形成し、この
後、シリコンウエハ11の両面に、シリコン酸化膜13
を形成してさらにシリコン窒化膜14を形成する(図1
8(a)参照)。
コン酸化膜13およびシリコン窒化膜14に対してレジ
ストパターニングおよびエッチングを行い、これをマス
クに用いてシリコンウエハ11の下方からKOHにより
異方性エッチングを行って、シリコンウエハ11におけ
る撓み部113および離間部分Sに該当する領域を10
μm程度まで薄くする。次いで、コンタクト窓あけと配
線電極15および接合電極16の形成を行う。この後、
シリコンウエハ11の下面に残ったシリコン酸化膜13
およびシリコン窒化膜14をエッチングにより除去する
(図18(b)参照)。
11への接合を行う(図1(a)参照)。
とを撓み部113を残して離間させる除去処理を行う。
すなわち、レジストパターニング、エッチングおよびレ
ジスト除去により、離間部分Sにおけるシリコン酸化膜
13、シリコン窒化膜14およびシリコンウエハ11を
除去する(図1(b)参照)。ここで、下キャップ17
によって重り部111の下方への動きが制限されるの
で、薄肉状の撓み部113に加わる無用な過度のストレ
ス(力)を弱めることが可能になる。
11への接合を行う(図1(c)参照)。
1と周辺肉厚部112とを離間させる除去処理の前に下
キャップ17のシリコンウエハ11への接合を行うこと
により、製造工程において薄肉状の撓み部113に加わ
る無用な過度のストレスを弱めることが可能になる。
加速度センサの製造方法による製造過程における半導体
加速度センサの断面構造を模式的に示す図で、この図を
用いて以下に第2実施形態の説明を行う。ただし、第2
実施形態における製造対象の半導体加速度センサは第1
実施形態と同様であるとする。
1への接合までは、第1実施形態と同様の工程で行われ
る(図2(a)参照)。
グおよびレジスト除去によって、重り部111と周辺肉
厚部112との離間部分Sにおけるシリコン酸化膜13
およびシリコン窒化膜14の2層の膜(所定膜)を除去
する(図2(b)参照)。
化膜14、配線電極15および接合電極16の各材料を
マスクに利用して、シリコンウエハ11における離間部
分Sのシリコンに対してTMAH(tetramethyl ammoniu
m hydroxide)による異方性エッチングを行うことで、重
り部111と周辺肉厚部112とを離間させる除去処理
を行う(図2(c)参照)。このとき、シリコン酸化膜
13、シリコン窒化膜14、配線電極15および接合電
極16の各材料が、シリコンに比べてエッチング速度が
遅いので、シリコンウエハ11における離間部分Sのシ
リコンを選択的に除去することができる。
11への接合を行う(図2(d)参照)。
おいて薄肉状の撓み部113に加わる無用な過度のスト
レスを弱めることが可能になるほか、上記除去処理の工
程の前にレジスト除去の工程を設定することで、重り部
111の下方へのレジスト材および洗浄液の回り込みを
防止することができる。
加速度センサの製造方法による製造過程における半導体
加速度センサの断面構造を模式的に示す図で、この図を
用いて以下に第3実施形態の説明を行う。ただし、第3
実施形態における製造対象の半導体加速度センサは第1
実施形態と同様であるとする。
ン酸化膜13およびシリコン窒化膜14のエッチングに
よる除去までは、第1実施形態と同様の工程で行われる
(図3(a)参照)。
グおよびレジスト除去によって、重り部111と周辺肉
厚部112との離間部分Sにおけるシリコン酸化膜13
およびシリコン窒化膜14の2層の膜を除去する(図3
(b)参照)。
11への接合を行う(図3(c)参照)。
化膜14、配線電極15および接合電極16の各材料を
マスクに利用して、シリコンウエハ11における離間部
分Sのシリコンに対してTMAHによる異方性エッチン
グを行うことで、重り部111と周辺肉厚部112とを
離間させる除去処理を行う(図3(d)参照)。
11への接合を行う(図3(e)参照)。
おいて薄肉状の撓み部113に加わる無用な過度のスト
レスを弱めることが可能になるほか、下キャップ17の
接合の前にパターニングの工程を設定することにより、
従来と同様の製造工程で半導体加速度センサを製造する
ことができる。
加速度センサの製造方法による製造過程における半導体
加速度センサの断面構造を模式的に示す図で、この図を
用いて以下に第4実施形態の説明を行う。
の構造について説明すると、半導体加速度センサ20
は、図4(e)に示すように、酸化膜210が中間層と
して形成されるSOIウエハ21が半導体基板として使
用される以外は、半導体加速度センサ10と同様の断面
構造になっている。
ついて説明すると、まず、P型不純物拡散によってSO
Iウエハ21の上面にゲージ抵抗12を形成し、この
後、SOIウエハ21の両面に、シリコン酸化膜13を
形成してさらにシリコン窒化膜14を形成する(図18
(a)参照)。
ン酸化膜13およびシリコン窒化膜14に対してレジス
トパターニングおよびエッチングを行い、これをマスク
に用いてSOIウエハ21の下方からKOHにより異方
性エッチングを行って、SOIウエハ21における撓み
部113および離間部分Sに該当する領域を10μm程
度まで薄くする。次いで、コンタクト窓あけと配線電極
15および接合電極16の形成を行う。この後、SOI
ウエハ21の下面に残ったシリコン酸化膜13およびシ
リコン窒化膜14をエッチングにより除去する(図18
(b)参照)。
1下面への接合を行う(図4(a)参照)。
グおよびレジスト除去によって、重り部111と周辺肉
厚部112との離間部分Sにおけるシリコン酸化膜13
およびシリコン窒化膜14の2層の膜を除去する(図4
(b)参照)。
化膜14、配線電極15および接合電極16の各材料を
マスクに利用して、TMAHによる異方性エッチングで
SOIウエハ21における離間部分Sのシリコンの除去
を行う(図4(c)参照)。ここで、TMAHによる異
方性エッチングのエッチング完了時間を正確に判定する
のが困難なために、そのエッチング時間は一般的に多少
長めに設定される。このように設定されると、TMAH
が撓み部113の下方に回り込み、撓み部113の下面
がエッチングされる場合が生じ得るが、第4実施形態で
は、半導体基板がSOIウエハ21であるので、中間層
の酸化膜210により撓み部113の下方へのTMAH
の回り込みが防止されることになる。
とを離間させる除去処理を行う。すなわち、離間部分S
におけるSOIウエハ21の残部である酸化膜210
を、フッ酸およびエチレングリコールの混合液でエッチ
ングして除去する(図4(d)参照)。この混合液は、
酸化膜(シリコン酸化膜)210に対して、シリコン窒
化膜14、配線電極15および接合電極16よりもエッ
チング速度が速いので、SOIウエハ21における離間
部分Sの酸化膜210を選択的に除去することができ
る。
1上面への接合を行う(図4(e)参照)。
態と同様の効果を奏することが可能になるほか、撓み部
113の下方へのTMAHの回り込みを防止することが
できる。
加速度センサの製造方法による製造過程における半導体
加速度センサの断面構造を模式的に示す図で、この図を
用いて以下に第5実施形態の説明を行う。ただし、第5
実施形態における製造対象の半導体加速度センサは第4
実施形態と同様であるとする。
酸化膜13およびシリコン窒化膜14のエッチングによ
る除去までは、第4実施形態と同様の工程で行われる。
グおよびレジスト除去によって、重り部111と周辺肉
厚部112との離間部分Sにおけるシリコン酸化膜13
およびシリコン窒化膜14の2層の膜を除去する(図5
(a)参照)。
化膜14、配線電極15および接合電極16の各材料を
マスクに利用して、TMAHによる異方性エッチングで
SOIウエハ21における離間部分Sのシリコンの除去
を行う(図4(b)参照)。このとき、撓み部113の
下層が酸化膜210であるので、撓み部113がTMA
Hによる異方性エッチングから保護される。
1下面への接合を行う(図5(c)参照)。
とを離間させる除去処理を行う。すなわち、離間部分S
におけるSOIウエハ21の残部である酸化膜210
を、フッ酸およびエチレングリコールの混合液でエッチ
ングして除去する(図5(d)参照)。ここで、上記除
去処理を行うまでは、重り部111の動きが酸化膜21
0により制限されるので、薄肉状の撓み部113に加わ
る無用な過度のストレスを弱めることが可能になる。
1上面への接合を行う(図5(e)参照)。
おいて薄肉状の撓み部113に加わる無用な過度のスト
レスを弱めることが可能になるとともに、下キャップ1
7の接合後にTMAHによる異方性エッチングを行う必
要がなくなる。
加速度センサの製造方法による製造過程における半導体
加速度センサの断面構造を模式的に示す図で、この図を
用いて以下に第6実施形態の説明を行う。ただし、第6
実施形態における製造対象の半導体加速度センサは第4
実施形態と同様であるとする。
分Sのシリコンを除去するまでは、第5実施形態と同様
の工程で行われる(図6(a)参照)。
1上面への接合を行う(図6(b)参照)。この接合を
行うまでは、重り部111の動きが酸化膜210により
制限されるので、薄肉状の撓み部113に加わる無用な
過度のストレスを弱めることが可能になる。
とを離間させる除去処理を行う。すなわち、離間部分S
におけるSOIウエハ21の残部である酸化膜210
を、フッ酸およびエチレングリコールの混合液でエッチ
ングして除去する(図6(c)参照)。この除去処理後
は、上キャップ18によって重り部111の上方への動
きが制限されるので、薄肉状の撓み部113に加わる無
用な過度のストレスを弱めることが可能になる。
1下面への接合を行う(図6(d)参照)。
おいて薄肉状の撓み部113に加わる無用な過度のスト
レスを弱めることが可能になるとともに、上キャップ1
8の接合後に上記除去処理を行うことで、上キャップ1
8内におけるSOIウエハ21の上面側を上記混合液に
よるエッチングから保護することが可能になる。
ンサの製造方法によって製造された本発明の一実施形態
に係る半導体加速度センサの断面構造を模式的に示す
図、図8(a)は図7に示す製造途中の半導体加速度セ
ンサの正面図、(b)は(a)のBB線における断面構
造を模式的に示す図および(c)は(a)のCC線にお
ける断面構造を模式的に示す図で、これらの図を用いて
以下に本実施形態の半導体加速度センサについて説明す
る。
図7および図8に示すように、SOIウエハ21の上面
上に3辺の全部で接合する上キャップ38を備えている
以外は、半導体加速度センサ20と同様に構成されてい
る。
例えば図6に示すように、上キャップ18は、一面開口
の箱状に形成され、その開口縁部である4辺でSOIウ
エハ21における周辺肉厚部112の上面上に接合され
る。これに対して、本実施形態の半導体加速度センサ3
0では、図8に示すように、上キャップ38は、上キャ
ップ18の一の側壁(図7の例では左側壁)を除去した
形状に形成され、開口縁部の3辺全部でSOIウエハ2
1における周辺肉厚部112の上面上に接合され、この
接合後、一方(図7の例では左方)に開口する構造にな
っているのである。
に開口する構造にした理由を説明する。第6実施形態の
製造方法では、酸化膜210に対するエッチングおよび
洗浄工程後に、図6(c)に示す上キャップ18とSO
Iウエハ21との間にエッチング液や洗浄液が残る可能
性があり、残ると腐食などの原因となる。特に、それら
エッチング液や洗浄液を流出させ得る出口は、図6
(c)に示す例では、離間部分Sに限られている。
でSOIウエハ21の上面上に接合する構造にすれば、
上キャップ18とSOIウエハ21との間からエッチン
グ液や洗浄液が流出しやすくなり(図8(a)の液の流
れる例を示す矢印参照)、それらエッチング液や洗浄液
が残るという上記問題点を解決することができる。ただ
し、図8(a)に示す例では、接合電極16も上キャッ
プ38に対応させたコ字状となっている。
ンサの製造方法によって製造された本発明の別の実施形
態に係る半導体加速度センサの正面図で、この図を用い
て以下に本実施形態の半導体加速度センサについて説明
する。
3辺のうち、間に挟まれる1辺の一部がSOIウエハ2
1の上面上に接合するとともに、残りの2辺の全部がS
OIウエハ21の上面上に接合する上キャップ48を備
えている以外は、半導体加速度センサ30と同様に構成
される。
上キャップ38に対して、間に挟まれる1辺にあたる右
側壁縁部に複数の凹部をさらに形成した構造になってい
るのである。図9の例では、複数の凹部は丸印で示され
る3箇所に形成される。
れば、SOIウエハ21の上面側における液の流れが上
キャップ38よりもさらに良くなり(図9の左右の双方
向に流れる矢印参照)、上キャップ48とSOIウエハ
21との間にエッチング液や洗浄液が残存しなくなる。
この結果、接合強度を保持しつつ、エッチング精度およ
び洗浄性を向上させることができる。ただし、図9に示
す例では、接合電極16も上キャップ48に対応した形
状(右側の接合電極が不連続な形状)になっている。
センサの製造方法によって製造された本発明の別の実施
形態に係る半導体加速度センサの正面図で、この図を用
いて以下に本実施形態の半導体加速度センサについて説
明する。
3辺の各辺の一部がSOIウエハ21の上面上に接合す
る上キャップ58を備えている以外は、半導体加速度セ
ンサ30と同様に構成される。
上キャップ38に対して、SOIウエハ21の上面上に
接合する当該上キャップ58の各側壁縁部中央に凹部を
さらに形成した構造になっているのである(図10の丸
印参照)。
れば、SOIウエハ21の上面側における液の流れが上
キャップ38よりもさらに良くなり(図10の3方向に
流れる矢印参照)、上キャップ58とSOIウエハ21
との間にエッチング液や洗浄液が残存しなくなる。この
結果、接合強度を保持しつつ、エッチング精度および洗
浄性を向上させることができる。ただし、図10に示す
例では、接合電極16も上キャップ58に対応した形状
(不連続な形状)になっている。
センサの製造方法によって製造された本発明の別の実施
形態に係る半導体加速度センサの正面図で、この図を用
いて以下に本実施形態の半導体加速度センサについて説
明する。
3辺の各辺が互いに離間してSOIウエハ21の上面上
に接合する上キャップ68を備えている以外は、半導体
加速度センサ30と同様に構成される。
上キャップ38に対して、SOIウエハ21の上面上に
接合する当該上キャップ68の側壁縁部の各コーナに凹
部をさらに形成した構造になっているのである(図11
の丸印参照)。
れば、SOIウエハ21の上面側における液の流れが上
キャップ38よりもさらに良くなり(図11の2方向に
流れる矢印参照)、上キャップ68とSOIウエハ21
との間にエッチング液や洗浄液が残存しなくなる。この
結果、接合強度を保持しつつ、エッチング精度および洗
浄性を向上させることができる。特に、コーナでの液溜
まりを防止することができる。ただし、図11に示す例
では、接合電極16も上キャップ58に対応した形状
(不連続な形状)になっている。
センサの製造方法によって製造された本発明の別の実施
形態に係る半導体加速度センサの正面図で、この図を用
いて以下に本実施形態の半導体加速度センサについて説
明する。
互いに対向する2辺でSOIウエハ21の上面上に接合
する上キャップ78を備えている以外は、半導体加速度
センサ30と同様に構成される。すなわち、上キャップ
78は、図7に示す上キャップ38に対して、右側壁部
をさらに除去した構造になっているのである(図12参
照)。
れば、SOIウエハ21の上面側における液の流れが上
キャップ38よりもさらに良くなり(図12の矢印参
照)、上キャップ78とSOIウエハ21との間にエッ
チング液や洗浄液が残存しなくなる。この結果、接合強
度を保持しつつ、エッチング精度および洗浄性を向上さ
せることができる。ただし、図12に示す例では、接合
電極16も上キャップ58に対応した形状(互いに対向
する直線状)になっている。
センサの製造方法によって製造された本発明の別の実施
形態に係る半導体加速度センサの断面構造を模式的に示
す図、図14は図13に示す半導体加速度センサの正面
図で、これらの図を用いて以下に本発明の半導体加速度
センサに係る別の実施形態について説明する。
孔881が上面側に形成された上キャップ88を備えて
いる以外は、半導体加速度センサ30と同様に構成され
る。すなわち、上キャップ88は、図7に示す上キャッ
プ38に対して、図13および図14に示すように、上
面側に長方形状の孔881をさらに形成した構造になっ
ているのである。
れば、SOIウエハ21の上面側における液の流れが上
キャップ38よりもさらに良くなり、上キャップ78と
SOIウエハ21との間にエッチング液や洗浄液が残存
しなくなる。この結果、上キャップ88の3辺全部が接
合することで接合強度を効果的に保持しつつ、エッチン
グ精度および洗浄性を向上させることができる。
センサの製造方法によって製造された本発明の別の実施
形態に係る半導体加速度センサの断面構造を模式的に示
す図、図16は図15に示す半導体加速度センサの正面
図で、これらの図を用いて以下に本発明の半導体加速度
センサに係る別の実施形態について説明する。
孔981が上面四隅にそれぞれ形成された上キャップ9
8を備えている以外は、半導体加速度センサ30と同様
に構成される。すなわち、上キャップ98は、図7に示
す上キャップ38に対して、図15および図16に示す
ように、上面4隅にそれぞれ孔981をさらに形成した
構造になっているのである。
れば、SOIウエハ21の上面側における液の流れが上
キャップ38よりもさらに良くなり、上キャップ98と
SOIウエハ21との間にエッチング液や洗浄液が残存
しなくなる。この結果、接合強度を保持しつつ、エッチ
ング精度および洗浄性を向上させることができる。特
に、コーナ部での液溜まりを防止することができる。
ンサの各実施形態では、液の流れを良くするための構造
が上キャップに採用されているが、同様の構造を下キャ
ップに対して適用してもよい。
1または2記載の発明によれば、製造工程において薄肉
状の撓み部に加わる無用な過度のストレスを弱めること
が可能になるとともに、エッチング精度および洗浄性の
向上が可能になる。
ャップの半導体基板への接合強度を保持しつつ、エッチ
ング精度および洗浄性の向上が可能になる。
プの半導体基板への接合強度を保持しつつ、エッチング
精度および洗浄性の向上が可能になる。また、コーナ部
での液の流れを良くすることが可能になる。
プの半導体基板への接合強度をより効果的に保持しつ
つ、エッチング精度および洗浄性の向上が可能になる。
の液の流れを良くすることが可能になる。
サの製造方法による製造過程における半導体加速度セン
サの断面構造を模式的に示す図である。
サの製造方法による製造過程における半導体加速度セン
サの断面構造を模式的に示す図である。
サの製造方法による製造過程における半導体加速度セン
サの断面構造を模式的に示す図である。
サの製造方法による製造過程における半導体加速度セン
サの断面構造を模式的に示す図である。
サの製造方法による製造過程における半導体加速度セン
サの断面構造を模式的に示す図である。
サの製造方法による製造過程における半導体加速度セン
サの断面構造を模式的に示す図である。
方法によって製造された本発明の一実施形態に係る半導
体加速度センサの断面構造を模式的に示す図である。
ンサの正面図、(b)は(a)のBB線における断面構
造を模式的に示す図および(c)は(a)のCC線にお
ける断面構造を模式的に示す図である。
方法によって製造された本発明の別の実施形態に係る半
導体加速度センサの正面図である。
造方法によって製造された本発明の別の実施形態に係る
半導体加速度センサの正面図である。
造方法によって製造された本発明の別の実施形態に係る
半導体加速度センサの正面図である。
造方法によって製造された本発明の別の実施形態に係る
半導体加速度センサの正面図である。
造方法によって製造された本発明の別の実施形態に係る
半導体加速度センサの断面構造を模式的に示す図であ
る。
ある。
造方法によって製造された本発明の別の実施形態に係る
半導体加速度センサの断面構造を模式的に示す図であ
る。
ある。
における断面構造を模式的に示す図である。
0 半導体加速度センサ 11 シリコンウエハ 12 ゲージ抵抗 13 シリコン酸化膜 14 シリコン窒化膜 15 配線電極 16 接合電極 17 下キャップ 18,38,48,58,68,78,88,98 上
キャップ 111 重り部 112 周辺肉厚部 113 撓み部
Claims (7)
- 【請求項1】 厚肉状の重り部、この重り部の周囲に離
間して設けられる周辺肉厚部、およびこの周辺肉厚部と
前記重り部との間に懸架されてこの重り部を支持する薄
肉状の撓み部が形成された半導体基板と、前記半導体基
板の撓み部に形成されたゲージ抵抗と、前記半導体基板
の一の面上に形成された電気信号取出し用の電極と、前
記半導体基板の他の面上に接合された凹状の第1キャッ
プと、前記半導体基板の一の面上に接合された凹状の第
2キャップとにより成る半導体加速度センサを製造する
方法において、前記半導体基板がSOI基板であり、TMAHによる異
方性エッチングに対するエッチング速度の遅い所定膜が
前記半導体基板の一の面上に形成され、前記所定膜の面
上に前記電極が形成される半導体加速度センサに対して
は、前記重り部と前記周辺肉厚部との離間部分における
前記所定膜の除去を行い、この除去の後に前記半導体基
板における前記離間部分に対してTMAHによる異方性
エッチングを行い、この異方性エッチングの後に 前記第
2キャップの前記半導体基板への接合を行い、この接合
の後に前記離間部分における前記SOI基板の残部であ
る酸化膜をエッチングにより除去することで、前記重り
部と前記周辺肉厚部とを離間させる除去処理を行い、こ
の除去処理の後に前記第1キャップの前記半導体基板へ
の接合を行う半導体加速度センサの製造方法であって、 前記第2キャップが、3辺の全部または一部で前記半導
体基板の一の面上に接合することを特徴とする半導体加
速度センサの製造方法。 - 【請求項2】 厚肉状の重り部、この重り部の周囲に離
間して設けられる周辺肉厚部、およびこの周辺肉厚部と
前記重り部との間に懸架されてこの重り部を支持する薄
肉状の撓み部が形成された半導体基板と、前記半導体基
板の撓み部に形成されたゲージ抵抗と、前記半導体基板
の一の面上に形成された電気信号取出し用の電極と、前
記半導体基板の他の面上に接合された凹状の第1キャッ
プと、前記半導体基板の一の面上に接合された凹状の第
2キャップとにより成る半導体加速度センサを製造する
方法において、 前記半導体基板がSOI基板であり、TMAHによる異
方性エッチングに対するエッチング速度の遅い所定膜が
前記半導体基板の一の面上に形成され、前記所定膜の面
上に前記電極が形成される半導体加速度センサに対して
は、前記重り部と前記周辺肉厚部との離間部分における
前記所定膜の除去を行い、この除去の後に前記半導体基
板における前記離間部分に対してTMAHによる異方性
エッチングを行い、この異方性エッチングの後に前記第
2キャップの前記半導体基板への接合を行い、この接合
の後に前記離間部分における前記SOI基板の残部であ
る酸化膜をエッチングにより除去することで、前記重り
部と前記周辺肉厚部とを離間させる除去処理を行い、こ
の除去処理の後に前記第1キャップの前記半導体基板へ
の接合を行う半導体加速度センサの製造方法であって、 前記第2キャップが、互いに対向する2辺で前記半導体
基板の一の面上に接合する ことを特徴とする半導体加速
度センサの製造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体加速度セ
ンサの製造方法で製造される半導体加速度センサであっ
て、前記3辺のうち、間に挟まれる1辺の一部が前記半
導体基板の一の面上に接合するとともに、残りの2辺の
全部が前記半導体基板の一の面上に接合することを特徴
とする半導体加速度センサ。 - 【請求項4】 請求項1または2記載の半導体加速度セ
ンサの製造方法で製造される半導体加速度センサであっ
て、前記3辺の各辺の一部が前記半導体基板の一の面上
に接合することを特徴とする半導体加速度センサ。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の半導体加速度セ
ンサの製造方法で製造される半導体加速度センサであっ
て、前記3辺の各辺は互いに離間して前記半導体基板の
一の面上に接合することを特徴とする半導体加速度セン
サ。 - 【請求項6】 請求項1または2記載の半導体加速度セ
ンサの製造方法で製造される半導体加速度センサであっ
て、前記第2キャップは孔が形成されていることを特徴
とする半導体加速度センサ。 - 【請求項7】 前記孔は前記第2キャップの4隅に形成
されていることを特徴とする請求項6記載の半導体加速
度センサ。
Priority Applications (1)
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JP8469899A JP3533984B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 半導体加速度センサおよびその製造方法 |
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JP8469899A JP3533984B2 (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 半導体加速度センサおよびその製造方法 |
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JP3533984B2 true JP3533984B2 (ja) | 2004-06-07 |
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ID=13837898
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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AU2004220750B2 (en) * | 2001-01-10 | 2005-08-18 | Silverbrook Research Pty Ltd | A method of preparing a semiconductor chip having a protected microfabricated device |
AU2002218868C1 (en) * | 2001-01-10 | 2005-11-10 | Silverbrook Research Pty Ltd | Accelerometer protected by caps applied at the wafer scale |
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JP2000277753A (ja) | 2000-10-06 |
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