JP3532809B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3532809B2
JP3532809B2 JP34400099A JP34400099A JP3532809B2 JP 3532809 B2 JP3532809 B2 JP 3532809B2 JP 34400099 A JP34400099 A JP 34400099A JP 34400099 A JP34400099 A JP 34400099A JP 3532809 B2 JP3532809 B2 JP 3532809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波診断装置に関
し、特に複数のドプラ波形に基づいて心臓などの臓器の
機能を評価する指標を演算する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超音波診断装置はドプラ波形表示
モードを有する。このモードでは、まず二次元断層画像
(Bモード画像)上でユーザーに指定されたサンプル点
を通過するように超音波ビームが形成される。そして、
受信信号からサンプル点のドプラ情報が抽出され、その
ドプラ情報の振幅が時間軸上に波形として表される。
【0003】ところで、心臓の機能を総合評価する指標
として、tei index(テイ・インデックス)(Total Eject
ion Isovolume Index)などの各種の指標が提案されて
おり、各種心疾患の心機能評価に有効利用されている。
ここで、tei indexは、例えば、僧帽弁血流(左室流入
血流)と大動脈血流(左室駆出血流)の2つのドプラ波
形、あるいは三尖弁血流(右室流入血流)と肺動脈弁血
流(右室駆出血流)の2つのドプラ波形に基づいて特定
される2つの時間値を所定の演算式に代入することによ
って算出されるものである。
【0004】図4(A)、(B)には 左室流入血流及
び左室駆出血流のドプラ波形が示されている。ここにお
いて、aは左室流入血流の終了点から開始点までの期間
として定義され、bは左室駆出血流の開始点から終了点
までの期間として定義される。上記のtei index(T
I)は例えば、 TI=(a−b)/b で定義される。なお、これ以外の計算式によって定義さ
れる場合もある。
【0005】いずれにしても、上記のような運動する臓
器の機能を評価する指標を演算する場合には、複数のサ
ンプル点のドプラ波形が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
超音波診断装置では、複数のドプラ波形の観測に対応し
ていなかった。特に、同時に又は同一心拍内で互いに異
なる複数のサンプル点のドプラ波形を取得することはで
きなかった。それゆえ、従来において上記のような指標
を演算する場合には、サンプル点の指定を2回行い、こ
れにより互いに異なる時刻(異なる心拍周期)で取得さ
れた2つのドプラ波形を心電信号などを基準として照合
して同じような心拍周期を選抜し、その上で上記のよう
な各パラメータを読み取っていた。従って、同じ心拍で
2つのパラメータが読み取られていないので、計測の信
頼性が低下するという問題があった。なお、上記問題
は、同時相又は同時相とみなせる複数のドプラ波形を取
得する要請がある計測においても同様に指摘される。
【0007】なお、特願平9−238165号には、同
時相の複数のドプラ波形を別々に同時表示する構成が提
案されている。
【0008】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、同一時相の複数のドプラ波
合成した波形を表示でき、また、心機能を評価する指
標(テイ・インデックス)の計測の信頼性を高められる
超音波診断装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、上記の指標(テイ・
インデックス)の時間的な変化を表示できるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、複数のサンプル点に対応した複数
の超音波ビームが同時又は時分割で形成されるように、
超音波の送受波の制御を行う送受波制御手段と、前記複
数の超音波ビームに対応した複数の受信信号に基づい
て、前記複数のサンプル点のドプラ波形を形成するドプ
ラ波形形成手段と、前記複数のドプラ波形の互いの時間
軸を一致させることにより波形合成を実行し、これによ
前記複数のドプラ波形を合成して1つの合成波形を得
波形合成手段と、前記合成波形から、波形の立ち上が
り点及び波形の立ち下がり点を認識することにより複数
の時間値を読み取る波形解析手段を有し、前記合成波形
から読み取れる複数の時間値に基づいて心臓の機能を総
合評価するための所定の指標としてのテイ・インデック
スを演算する指標演算手段と、前記合成波形とともに前
記テイ・インデックスを表示する手段と、を含み、前記
波形合成手段は心拍に同期して繰り返し波形合成を実行
し、前記指標演算手段は心拍に同期して繰り返し前記テ
イ・インデックスを演算し、各心拍ごとに前記合成波形
及び前記テイ・インデックスが表示されることを特徴と
する。
【0011】上記構成によれば、複数のサンプル点が指
定されると、そのサンプル点を通過するように複数の超
音波ビームが設定され、その超音波ビーム上でドプラ計
測用の送受波が行われる。これにより得られる複数の受
信信号において、各サンプル点に対応するドプラ情報が
抽出され、それがドプラ波形として時間軸上に合成され
る。すなわち、別々のドプラ波形が1つのドプラ波形と
して合成表示される。
【0012】記複数の超音波ビームは、同時に形成さ
れ、あるいは時分割で交互に形成されるのが望ましい。
心臓の動きに比べて、時分割切替が高速で行われるので
あれば、同一時相のドプラ波形を取得できる。そのよう
な同一時相のドプラ波形が合成された合成波形に基づい
て上記指標が演算されるので、計測の信頼性を高められ
る。
【0013】本発明においては、合成波形とともにテイ
・インデックスを表示でき、しかも、各心拍ごとに、合
成波形及びテイ・インデックスを表示できるという利点
がある。
【0014】発明は特に運動体である心臓の計測に好
適であり、例えば不整脈(心房細動など)の心機能評価
の診断精度を高められるという臨床上の利点がある。
【0015】ましくは、前記心拍に同期して繰り返し
演算された指標を記憶する記憶手段と、前記記憶手段か
ら指標を読み出して出力する出力手段と、を含む。望ま
しくは、前記各心拍ごとのテイ・インデックスがグラフ
として表示される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0017】図1には、本発明に係る超音波診断装置の
好適な実施形態が示されており、図1はその全体構成を
示すブロック図である。この超音波診断装置は、生体に
対して超音波の送受波を行って生体の超音波診断を行う
装置であり、特に、この超音波診断装置は心臓の計測に
好適な機能を有している。
【0018】図1において、超音波探触子10は例えば
生体の胸部等に当接して使用されるものであり、その超
音波探触子10は本実施形態においてアレイ振動子12
を有している。このアレイ振動子12は、複数の超音波
振動素子を直線状あるいは円弧状に配列してなるもので
あり、そのアレイ振動子12を電子走査(リニア走査あ
るいはセクタ走査など)することによって超音波ビーム
101が走査される。これによって二次元データ取り込
み領域が形成される。
【0019】アレイ振動子12における送受波の制御は
送受信制御部14によって制御されており、その制御の
下送信部16からの送信信号がアレイ振動子12に供給
され、アレイ振動子12からの受信信号が受信部22に
出力されている。
【0020】本実施形態の超音波診断装置は同時に2つ
の超音波ビーム102A,102Bを形成する機能を有
している。この超音波ビーム102A,102Bは二次
元断層画像上に設定される2つのサンプル点を通過する
ようにそれぞれ設定されるものであり、この超音波ビー
ム102A,102B上においていわゆるドプラ用の送
受波が行われる。一般に、Bモードの送受波においては
広帯域の超音波パルスが利用され、ドプラ用の計測にお
いては狭帯域の超音波パルスが利用される。なお、超音
波ビーム102A,102B上における診断深さは、指
定されたサンプル点の深さで規定される。
【0021】送信部16はアレイ振動子12が電子走査
される場合、従来同様に送信信号をアレイ振動子12の
1又は複数の振動素子に供給する。一方、2つの超音波
ビーム102A,102Bが形成される場合には、送信
部16が有する2つの送信回路18,20が機能し、そ
れぞれの送信回路18,20によって各超音波ビーム1
02A,102Bが形成される。それらの送信回路1
8,20は各振動素子に供給する送信信号に所定の遅延
量を設定することによってビームフォーミングを行う回
路である。
【0022】図1に示されるように、2つの超音波ビー
ム102A,102Bが形成される場合、アレイ振動子
12はAグループ及びBグループの2つのグループに分
割され、Aグループを利用して超音波ビーム102Aが
形成され、Bグループを利用して超音波ビーム102B
が形成される。もちろん、本実施形態では2つのサンプ
ル点が指定されているが、3つ以上のサンプル点が指定
されるような場合、それに対応した個数の超音波ビーム
が形成されるように装置を構成すればよい。
【0023】受信部22においては、アレイ振動子12
が電子走査される場合には、従来同様に各振動素子から
出力された受信信号に対して整相加算処理を実行する。
一方、2つの超音波ビーム102A,102Bが形成さ
れる場合、それぞれの超音波ビームに対応した受信回路
24,26において整相加算処理が実行される。すなわ
ち、送信回路18,20によって2つの送信ビームが形
成され、これに対応して受信回路24,26によって2
つの受信ビームが形成される。ちなみに、図1に示され
る超音波ビーム101,102A,102Bは送信ビー
ム及び受信ビームを統合した超音波ビームの概念を示し
ている。
【0024】Bモードに対応した超音波ビームの電子走
査が行われる場合、受信部22から受信信号がBモード
処理回路30に出力され、このBモード処理回路30に
よっていわゆる二次元断層画像が形成される。その画像
データは表示処理回路32に出力され、その表示処理回
路32から表示装置34へその画像データが出力されて
表示装置34において二次元断層画像が表示される。こ
れは従来と同様の処理である。
【0025】一方、2つの超音波ビーム102A,10
2Bが形成される場合、2つの受信回路24,26がと
もに機能し、それらから出力された受信信号が並列的に
設けられたドプラ検出回路36,38に入力され、その
ドプラ検出回路36,38においてそれぞれのサンプル
点に対応したドプラ情報が検出される。すなわちサンプ
ル点で指定された場所の血流の速度情報がドプラ波形と
して解析される。そのドプラ検出回路36,38から出
力されたドプラ波形のデータはドプラ波形記憶回路4
0,42に一旦格納され、そのドプラ波形記憶回路4
0,42から読み出されたドプラ波形が表示処理回路3
2を介して表示装置34に出力され、これによって表示
装置34では2つのサンプル点に対応した2つのドプラ
波形が画面内において上下2段の配列で同時表示され
る。なお、これは二段表示モードの場合である。本実施
形態の装置は後述の合成波形表示モードを有する。
【0026】入力装置43は例えばキーボードやトラッ
クボールなどで構成されるものであり、この入力装置4
3を利用してユーザーによって2つのサンプル点の指定
及び後述するドプラ波形上における所定区間の指定が行
われる。入力装置43でサンプル点の指定が行われる場
合、その入力装置43からサンプル点指定信号200が
送受信制御部14に出力され、送受信制御部14はその
サンプル点上に超音波ビームが形成されるように送信部
16及び受信部22を制御する。また、送受信制御部1
4は、ドプラ検出回路36,38においてサンプル点に
対応するドプラ情報が抽出されるように制御を行う。
【0027】入力装置43において、後述する図4に示
す各時相L1〜L4が指定される場合、その入力装置4
3から開始終了指定信号202が指標演算回路44に出
力される。この指標演算回路44は、上述したテイ・イ
ンデックスを演算する回路であり、開始終了指定信号2
02で示されるパラメータa,bに基づいて、(a−
b)/bを演算することによってそのテイ・インデック
スを演算する。その演算結果は表示処理回路32を介し
て表示装置34に出力され、表示装置34にその指標が
数値で表示されることになる。
【0028】図1に示す構成例において、2つの超音波
ビーム102A,102Bの同時形成に当たっては例え
ばそれらのビームの形成に使用する超音波の周波数を互
いに異ならせるのが望ましい。これによれば信号弁別精
度を高めてよりドプラ抽出を正確に行うことができる。
また、図1に示す実施形態では2つの超音波ビーム10
2A,102Bが同時に形成されていたが、例えばそれ
らの形成を時分割で切り替えてもよい。この場合には、
送信回路18,20や受信回路24,26等の各回路を
1チャンネルのみ設ければよい。ただし、そのような超
音波ビームの切り替えは高速に行うことが望ましく、少
なくとも心臓の動きに対して無視できる程度の高速性が
要求される。
【0029】なお、Bモード用の超音波ビーム101の
電子走査とドプラ波形観測用の2つの超音波ビーム10
2A,102Bの形成は同時に行われてもよいが、2つ
のドプラ波形をより滑らかに表現するために、ドプラ波
形の表示時にはBモードの電子走査を中断するのが望ま
しい。
【0030】次に、合成波形表示モードに関する構成に
ついて説明する。波形合成回路50は、ドプラ波形記憶
回路40,42から出力される2つのドプラ波形を合成
する機能を有する。この場合、互いに時間軸が一致する
よう波形合成を行う。必要に応じて、ドプラ波形に同期
して取得される生体信号を利用してもよい。図5には、
合成波形の一例が示されている。すなわち、この合成波
形は例えば図4に示した2つのドプラ波形を時間軸を一
致させて合成したものである。つまり、図4及び図5か
ら明らかなように、時間軸を共通として2つのドプラ波
形が重合されている。
【0031】図1の自動指標演算回路51は、合成波形
上において、複数の時間値を取得し上記指標(tei inde
x)を演算する機能を有する。すなわち、この回路は、
指標演算回路44と同様に指標演算機能を有している
が、特に自動的なパラメータ取得機能を有している。こ
の場合、例えば、合成波形上において、心拍同期を基準
とした波形立ち上がり点又波形は立ち下がり点の自動認
識などの各種の手法を利用できる。いずれにしても、図
5において、L1〜L4の位置が自動的に決定され、そ
れらに従ってパラメータa,bが特定され、最終的に指
標が演算される。
【0032】その演算結果は表示処理回路32に送ら
れ、表示装置34には合成波形とともに、演算された指
標も表示される。本実施形態では、心拍周期に同期して
波形合成及び指標演算が繰り返し実行されており、表示
装置34には各心拍ごとに指標が表示される。この場
合、数値リストを表示してもよく、あるいは指標変化を
グラフとして表示してもよい。
【0033】図1における指標記憶回路は52は、演算
された各指標を記憶する回路であり、指標出力回路54
は必要に応じてデータを外部に出力する。例えば、コン
ピュータマシンなどにデータを伝送してもよく、可搬型
の記憶媒体に格納するようにしてもよい。
【0034】図2には、表示装置34に表示されるBモ
ード画像100が示されている。この図2に示される例
は左室の断層であり、その断層画像上に入力装置43を
利用して2つのサンプル点A,Bが指定される。この例
では、テイ・インデックスを演算するために左室流入血
流のポイントにサンプル点Aが指定され、左室駆出血流
の観測ポイントにサンプル点Bが指定される。このよう
な指定が行われると、送受信制御部14の制御によって
そのサンプル点A,Bを通過するように2つのドプラ用
のビーム102A,102Bが自動設定されることにな
る。なお、サンプル点A、サンプル点Bの指定は画像認
識などを基礎として自動的に行わせることもできる。
【0035】上述したように図4(A)及び(B)には
それぞれ左室流入血流のドプラ波形及び左室駆出血流の
ドプラ波形が示されている。本実施形態において、2段
表示モードではこれらの波形は同期表示され、その波形
上において入力装置43を利用してユーザーによって左
室流入血流の終了ポイントL1及び開始ポイントL2と
左室駆出血流の開始ポイントL3及び終了ポイントL4
の4つのポイントが指定される。このようなポイントの
指定によって、指標演算回路44は時間パラメータであ
るパラメータa及びbを計算し、それらのパラメータに
基づいてテイ・インデックスを自動演算する。
【0036】もちろん、そのような開始ポイント及び終
了ポイントの認識は例えば画像認識等を利用して自動的
に行わせることもできる。この場合、左室流入血流のド
プラ波形及び左室駆出血流のドプラ波形の固有の波形形
態をベースとして自動的に各ポイントが認識されるよう
に処理させればよい。
【0037】一方、波形合成表示モードでは、表示装置
34に図5に示した合成波形が表示され、その合成波形
上において自動的にパラメータa,bが特定され、それ
らに基づいてテイ・インデックスが自動演算される。そ
して、その演算結果が表示装置34に表示される。
【0038】次に、図3を用いて上記波形合成モードに
おける装置の動作について説明する。
【0039】まず、S101では、従来同様にBモード
用の送受信が行われる。すなわち、図1に示した超音波
ビーム101が電子走査され、これによって二次元断層
画像が表示装置34に表示される。
【0040】S102では、そのBモード画像上におい
て図2に示したように2つのサンプル点A,Bがユーザ
ーによって指定される。このような指定が行われると、
S103において送受信制御部14の制御によりそれら
のサンプル点を通過する2つのドプラ用のビーム102
A,102Bが自動的に形成される。すなわちドプラ用
の送受信が行われることになる。なお、この場合Bモー
ド用の送受信は停止される。S104では、2つのドプ
ラ波形の合成が実行される。S105では、合成波形上
においてパラメータa,bが自動的に決定され、S10
6ではそれらのパラメータに基づいてテイ・インデック
スが自動的に演算される。S107では、そのテイ・イ
ンデックスが画面上に表示される。ここで、合成波形を
同時に表示するようにしてもよい。S108では、テイ
・インデックスの表示と並行してそのデータが格納さ
れ、S109では必要に応じてそのデータが読み出され
て出力される。なお、テイ・インデックスが複数の心拍
周期において繰り返し演算される場合、それらの平均値
を画面表示してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一時相の複数のドプラ波形を合成した波形を表示で
、また、心機能を評価する指標(テイ・インデック
ス)の計測の信頼性を高められる。また、本発明によれ
ば、指標(テイ・インデックス)の時間変化を表示でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超音波診断装置の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】 Bモード画像上における2つのサンプル点の
指定を示す概念図である。
【図3】 超音波診断装置の動作を示すフローチャート
である。
【図4】 2つのドプラ波形に基づくテイ・インデック
スの演算原理を示す説明図である。
【図5】 合成波形を示す図である。
【符号の説明】
10 超音波探触子、12 アレイ振動子、14 送受
信制御部、16 送信部、22 受信部、36,38
ドプラ検出回路、40,42 ドプラ波形記憶回路、4
3 入力装置、44 指標演算回路、50 波形合成回
路、51 自動指標演算回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−76237(JP,A) Chuwa Tei,New Non −Invasive Index fo r Combined Systoli c and Diastolic Ve ntricular Functio n,Journal of Cardi ology,日本心臓病学会,1995年 8月15日,vol.26, no.2, pp.135−136 Chuwa Tei et al,D oppler Index Combi ning Systolic and Diastolic Myocardi al Performance,Jou rnal of the Americ an College of Card iology,1996年 9月,vol. 28, pp.658−664 鄭忠和,心不全と Doppler index,超音波医学,(社)日本超 音波医学会,1999年 4月15日,第26 巻、第4号、第264頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のサンプル点に対応した複数の超音
    波ビームが同時又は時分割で形成されるように、超音波
    の送受波の制御を行う送受波制御手段と、 前記複数の超音波ビームに対応した複数の受信信号に基
    づいて、前記複数のサンプル点のドプラ波形を形成する
    ドプラ波形形成手段と、前記複数のドプラ波形の互いの時間軸を一致させること
    により波形合成を実行し、これにより 前記複数のドプラ
    波形を合成して1つの合成波形を得る波形合成手段と、前記合成波形から、波形の立ち上がり点及び波形の立ち
    下がり点を認識することにより複数の時間値を読み取る
    波形解析手段を有し、前記合成波形から読み取れる複数
    の時間値に基づいて心臓の機能を総合評価するための所
    定の指標としてのテイ・インデックスを演算する指標演
    算手段と、 前記合成波形とともに前記テイ・インデックスを表示す
    る手段と、 を含み、 前記波形合成手段は心拍に同期して繰り返し波形合成を
    実行し、 前記指標演算手段は心拍に同期して繰り返し前記テイ・
    インデックスを演算し、 各心拍ごとに前記合成波形及び前記テイ・インデックス
    が表示される ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の装置において、 前記心拍に同期して繰り返し演算されたテイ・インデッ
    クスを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段からテイ・インデックスを読み出して出力
    する出力手段と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装置において、 前記各心拍ごとのテイ・インデックスがグラフとして表
    示されることを特徴とする超音波診断装置。
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