JP3532530B2 - イメージ読取装置 - Google Patents

イメージ読取装置

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JP3532530B2
JP3532530B2 JP2001126991A JP2001126991A JP3532530B2 JP 3532530 B2 JP3532530 B2 JP 3532530B2 JP 2001126991 A JP2001126991 A JP 2001126991A JP 2001126991 A JP2001126991 A JP 2001126991A JP 3532530 B2 JP3532530 B2 JP 3532530B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、媒体上に形成され
たイメージをユーザがより簡単な操作で読み取らせられ
るようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】イメージ読取装置のなかには、媒体上に
形成されたイメージを読み取って電子データ化するもの
がある。その電子データ化によってイメージをソフトウ
ェアで処理することが容易になる。このことから、イメ
ージを電子データ化するイメージ読取装置は、様々な用
途に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】イメージ読取装置は、
上位の装置に搭載されて用いられるタイプと、外部装置
に装着、或いは接続させて用いるタイプと、に区別する
ことができる。後者のタイプの殆どは、ユーザが指定し
た媒体上のイメージを、ユーザの指示に従って読み取る
ようになっている。
【0004】従来の後者のタイプ(イメージ読取装置)
は、所定の位置に媒体を置いた後、そのイメージの読み
取りをユーザが指示することにより、そのイメージを読
み取るようになっていた。媒体を置く、イメージの読み
取りを指示する、といったように、ユーザは複数の操作
を行わなければならなかったため、その操作が面倒とい
うだけでなく、イメージの読み取りも迅速に行わせられ
ないという問題点があった。
【0005】本発明は、媒体上のイメージの読み取りを
ユーザが簡単、且つ迅速に行わせることができるイメー
ジ読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様のイ
メージ読取装置は、媒体上に形成されたイメージを読み
取ることを前提とし、媒体をユーザが挿入するための挿
入口と、挿入口内に挿入された媒体を検出する媒体検出
手段と、媒体検出手段が媒体を検出した場合に、挿入口
内に挿入されている該媒体上のイメージを、該イメージ
を読み取るためのイメージセンサを移動させることによ
読み取るイメージ読取手段と、挿入口内に挿入された
媒体の保持、及び該保持の解除を、イメージセンサの該
媒体に対する移動に連動して行う媒体保持手段と、を具
備する。
【0007】本発明の第2の態様のイメージ読取装置
は、上記第1の態様における構成に加えて、挿入口内に
挿入された媒体の斜行を検出する斜行検出手段、を更に
具備し、イメージ読取手段は、斜行検出手段が媒体の斜
行を検出している場合に、該媒体上のイメージの読み取
りを中止する、ようになっている。
【0008】なお、上記第の態様の構成において、斜
行検出手段は媒体検出手段を用いて実現させている、こ
とが望ましい。
【0009】本発明では、媒体をユーザが挿入口内に挿
入すると、その媒体を検出して、そのイメージを自動的
に読み取る。そのようにイメージを自動的に読み取る結
果、ユーザが行うべき操作が少なくなって簡単化し、そ
の簡単化によってイメージの読み取りもより迅速に行え
るようになる。
【0010】挿入口内に挿入された媒体を保持するよう
にした場合には、イメージの読み取り時に媒体が動いて
しまうようなことがより回避される。その結果、イメー
ジをより適切に読み取れるようになる。
【0011】挿入口内に挿入された媒体の斜行を検出
し、その媒体の斜行を検出している間、イメージの読み
取りを中止するようにした場合には、媒体が斜行してい
る状態でイメージを読み取ることが回避される。その結
果、イメージをより適切に読み取れるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施
の形態によるイメージ読取装置の外観を示す図である。
【0013】そのイメージ読取装置(以降、読取装置と
略記する)1には、図1に示すように、正面の側面に台
2、及び媒体を挿入するための挿入口3が設けられ、そ
の内部には、挿入口3内に挿入された媒体上のイメージ
を読み取るためのイメージスキャナ4が搭載されてい
る。それにより、その読取装置1は、挿入口3内に挿入
された媒体上のイメージを読み取る装置として実現され
ている。その媒体とは、具体的には、はがきや馬券、免
許証、或いは旅券などである。
【0014】図2は、上記読取装置1の回路構成図であ
る。その読取装置1は、図2に示すように、装置1全体
の制御を行う制御部11と、上記イメージスキャナ4
と、そのスキャナ4を駆動するスキャナ駆動部12と、
挿入口3内に挿入された媒体を検出する複数の媒体検出
センサを有する媒体検出センサ群13と、スキャナ4の
位置を検出する複数の位置検出センサを有するスキャナ
位置センサ群14と、を備えて構成されている。
【0015】上記制御部11は、例えばCPUやプログ
ラム等を格納したROM、及びワーク用のRAMなどか
ら構成される。スキャナ駆動部12は、例えばイメージ
スキャナ4を移動させるうえでの動力源となるモータ
(例えばステッピングモータ)やその駆動回路などから
構成され、各センサ群13、及び14は、それぞれ、例
えば複数のセンサ、及びその駆動回路から構成されてい
る。
【0016】イメージスキャナ4は、通常、正面から見
て挿入口3の右側の位置をホームポジションとし、イメ
ージを読み取る際には、そのホームポジションを起点と
して往復動作する。このことから、スキャナ位置センサ
群14を構成する位置センサは、ホームポジションに位
置するイメージスキャナ4を検出するためのものと、折
り返すべき位置に達したイメージスキャナ4を検出する
ためのものと、の2つがある。それら位置センサは、例
えば共に、透過型、或いは反射型の光学センサである。
【0017】上記構成の読取装置1は、上位に位置する
装置と接続して用いられることを前提としている。この
ため、制御部11は、上位に位置する装置に搭載された
制御部(ここでは上位制御部と表記)20と信号のやり
とりを行い、イメージスキャナ4に搭載されたイメージ
センサ4aが出力するイメージの読取データはその制御
部20に送るようになっている。
【0018】以上の構成において、動作を説明する。制
御部11は、電源が投入されると、例えば各部の状態の
確認を行うとともに、他の装置との接続状態を調べる。
それにより、他の装置と接続されていることを確認した
場合に、例えば上記制御部20、或いはそれに代わるよ
うなものとの交信が行えた場合に、媒体のイメージを読
み取り可能な状態に移行させる。
【0019】その状態に移行させた後は、媒体検出セン
サ群13から出力される信号を監視することにより、挿
入口3内に挿入される媒体の検出を行う。それにより、
媒体を検出すると、スキャナ駆動部12によりイメージ
スキャナ4をスキャン(走査)させ、それが有するイメ
ージセンサ4aにより媒体上のイメージを読み取らせ
る。その読取結果である読取データは、上記制御部20
に送る。
【0020】このように、本実施の形態では、ユーザが
媒体を挿入口3内に挿入すると、その媒体の挿入を検出
して自動的にイメージの読み取りを行うようになってい
る。それにより、ユーザは媒体を挿入口3内に挿入する
という操作を行うだけでそのイメージを読み取らせられ
るため、その読み取りを極めて簡単、且つ迅速に行うこ
とができる。
【0021】上記制御部20は、読取装置1から送られ
た読取データ(イメージデータ)を用いて、媒体上に形
成された文字の認識を行い、その認識結果を用いて所定
の処理を行うものである。認識結果を用いて処理を行う
ために、文字認識がOKか否か、即ち文字認識によって
文字のカテゴリ名を特定できたか否かを通知する信号
(以降、認識結果通知信号と呼ぶ)を制御部11に送信
する。
【0022】制御部11は、スキャナ位置センサ群14
から出力される信号を監視することで、ホームポジショ
ンから折り返し位置までイメージスキャナ4を移動させ
ながら、媒体上のイメージの読み取りを行わせる。その
ように往路でイメージを読み取ることで得られた読取デ
ータを上位制御部20に送った結果、文字認識がOKで
ないことを通知する認識結果通知信号を上位制御部20
から受け取ると、折り返し位置からホームポジションま
でイメージスキャナ4を移動させながら、再度、イメー
ジの読み取りを行わせる。その信号によって文字認識が
OKであることを通知されれば、再度のイメージの読み
取りは行わせない。そのようにして、イメージスキャナ
4を往復移動させてのイメージの読み取りを効率的に行
うようにしている。
【0023】図3、及び図4は、共に、本実施の形態に
よる読取装置1の機構的構成、及びその動作を説明する
図である。注目する機構的構成を抜粋して図示したもの
である。次に、図3、及び図4を参照して、機構的構
成、及びその動作について詳細に説明する。
【0024】図3は、挿入口3内に挿入された媒体31
が動かないように保持するための機構的構成に注目した
ものである。図3(a)に示すように、上面から見て
「コ」の字型をした媒体保持レバー32が挿入口3の近
傍に配置されている。その保持レバー32は、図3
(a)〜(e)に示すように、2つのスプリング33に
よって張力がかけられ、2つの軸34によって軸支され
ている。
【0025】イメージスキャナ4の挿入口3側の面に
は、ローラ35が取り付けられている。そのスキャナ4
がホームポジションに位置している際にローラ35と接
触するように、媒体保持レバー32には、正面から見て
下に凸の形状をした突出部32aが設けられている(図
3(b)或いは(d)参照)。それにより、イメージス
キャナ4がホームポジションに位置しているときには、
突出部32aがローラ35に押し上げられる形となって
いる(図3(c)参照)。媒体保持レバー32の挿入口
3近傍に位置する端部32bは台2から離間している状
態となる(図3(b)参照)。
【0026】イメージスキャナ4をホームポジションか
ら移動させると、ローラ35による突出部32aの支え
が解除される。このため、媒体保持レバー32はスプリ
ング33の作用によって、軸34を中心にして図3
(e)中の矢印方向に回転することになる。それによ
り、媒体保持レバー32の端部32bは台2に向けて媒
体31を押す形となって、イメージスキャナ4がホーム
ポジションを離れている間、媒体31が動かないように
保持することになる。そのように媒体31を保持して、
イメージの読み取り時における媒体31の動きを抑える
ことにより、より適切にイメージを読み取れるようにし
ている。なお、突出部32aの形状を正面から見て下に
凸としているのは、媒体保持レバー32による媒体31
の保持、及びその解除をスムーズに行えるようにするた
めである。
【0027】図4は、挿入口3内に挿入された媒体31
を検出するための機構的構成に注目したものである。本
実施の形態では、サイズの異なる複種類の媒体31のイ
メージを読み取ることを前提としている。
【0028】図4(a)に示すように、挿入口3の奥に
は2つのセンサレバー42が離間させた状態で配置され
ている。イメージスキャナ4は、カバー41によって全
体的に覆われている。
【0029】上記センサレバー42は、媒体検出センサ
群13を構成する媒体検出センサとして備えられた部材
である。図4(c)に示すように、軸43を中心に回転
するようになっている。即ち媒体31が挿入口3内に挿
入されてその端部により押されると、特には図示しない
部材にその一部が当接するまではその押された長さに応
じて、軸43を中心にして図3(c)中の矢印方向に回
転し、その媒体31が抜き取られると、特には図示しな
いスプリング等の作用によって、その端が支持用部材4
4に当接するまでその逆方向に回転するようになってい
る。そのようにセンサレバー42を回転させることか
ら、媒体検出センサは、センサレバー42、及びその一
部によって光が遮光される光学センサにより構成させて
いる。
【0030】上述したように、2つのセンサレバー42
は離間させて配置している。これはユーザが媒体31を
挿入口3に対して斜めに挿入した場合に、2つのセンサ
レバー42のうちの一方だけしか媒体31で押せないよ
うにするためである。即ち挿入される媒体31の斜行を
検出するためである。このことに合わせて、制御部11
は、2つの媒体検出センサが共に媒体を検出した場合に
のみ、言い換えれば、挿入された媒体31が斜行してい
ない場合にのみ、イメージの読み取りを行わせるように
している。そのようにすることにより、イメージの読み
取りを自動的に開始しても、そのイメージを常に適切に
読み取れるようにさせている。
【0031】本実施の形態では、サイズの異なる複種類
の媒体31のイメージを適切に読み取れるようにするた
めに、複数(ここでは2つ)の媒体検出センサを配置し
ているが、1サイズの媒体31だけを対象にするような
場合には、そのサイズに合わせて挿入口3を形成させれ
ば斜行は防止できることから、配置する媒体検出センサ
は1つだけとしても良い。複数の媒体検出センサを斜行
検出用のセンサとして用いることで構成の簡易化、及び
低コスト化を図っているが、媒体検出用のセンサ、斜行
検出用のセンサはそれぞれ別に用意しても良い。
【0032】ところで、イメージスキャナ4は、電源投
入時などに一度、動作させる。その際、センサレバー4
2は媒体31によって押されていない(退避していな
い)ために、そのままではスキャナ4の移動の支障とな
る。このことから、イメージスキャナ4に取り付けられ
たカバー41には、図4(a)及び(b)に示す形状の
ガイド41aを両側に設けている。そのガイド41aに
より、センサレバー42が媒体31に押されていない場
合には、図4(c)に示すように、センサレバー42を
回転させるようにしている。それにより、媒体31の有
無に係わらず、イメージスキャナ4の往復動作を常に行
えるようにさせている。
【0033】上述したように、媒体保持レバー32によ
る媒体31の保持、及びその解除、センサレバー32の
回転は、イメージスキャナ4の動作に連動させる形で行
わせるようになっている。そのように連動させることに
より、それらを実現させるための動力源が不要となり、
機構は簡単化する。このため、読取装置1の小型化や低
コスト化を実現させることができる。
【0034】次に、図5に示す全体処理のフローチャー
トを参照して、上記制御部11の制御動作について詳細
に説明する。その全体処理は、電源がオンされてイニシ
ャライズを行った後に、制御部11が実行する全体的な
処理の流れを表したものである。
【0035】先ず、ステップS1では、媒体検出センサ
群13を構成する2つの媒体検出センサが共に媒体31
を検出したか否か判定する。ユーザが2つのセンサレバ
ー42を押す形で媒体31を挿入口3内に挿入した場
合、それら2つの媒体検出センサは共に媒体31を検出
することになることから、判定はYESとなり、ステッ
プS2として、イメージスキャナ4を移動スキャナ駆動
部12によりホームポジションから折り返し位置に向け
て移動させつつ、イメージセンサ4aによってイメージ
を読み取らせる処理を行った後、ステップS3に移行す
る。そうでない場合には、判定はNOとなって、再度、
ステップS1を所定のタイミングで実行する。それによ
り、挿入口3内に媒体31が適切な状態で挿入されるの
を待つようになっている。
【0036】ステップS3では、イメージセンサ4aに
よるイメージの読み取りが終了するのを待つ。例えばイ
メージの読み取り開始から所定時間が経過すると、ステ
ップS4に移行して、折り返し位置に達したイメージス
キャナ4を位置センサが検出するのを待つ。その折り返
し位置に達したイメージスキャナ4を位置センサが検出
すると、ステップS5に移行して、スキャナ駆動部12
に指示してイメージスキャナ4の動作(移動)を停止さ
せる。その次に移行するステップS6では、イメージセ
ンサ4aにイメージを読み取らせることで得た読取デー
タを上位制御部20に転送する。その転送を行った後は
ステップS7に移行する。
【0037】上述したように、読取データが転送された
上位制御部20は、それを用いて文字認識を行い、その
認識結果がOKか否か通知する認識結果通知信号を制御
部11に返す。このことから、ステップS7では、認識
結果通知信号を上位制御部20から受け取るのを待っ
て、それによって通知された認識結果がOKか否か判定
する。上位制御部20が文字認識を行うことで全ての文
字を認識した(文字のカテゴリ名を特定した)場合、判
定はYESとなってステップS8に移行する。そうでな
い場合には、認識すべき文字の全て、或いはその一部を
認識できなかったような場合には、判定はNOとなって
ステップS12に移行する。
【0038】ステップS8では、文字認識が正常に行え
たとして、その旨を特には図示しない表示器によりユー
ザに通知する。続くステップS9では、スキャナ駆動部
12に指示して、イメージスキャナ4をホームポジショ
ンに向けて動作(移動)させる。その後はステップS1
0に移行する。
【0039】ステップS10では、ホームポジションに
達したイメージスキャナ4を位置センサが検出するのを
待つ。その位置センサがイメージスキャナ4を検出する
と、ステップS11に移行して、スキャナ駆動部12に
指示して、イメージスキャナ4の動作を停止させる。そ
のようにして、イメージスキャナ4をホームポジション
に戻した後、一連の処理を終了する。
【0040】一方、上記ステップS7の判定がNO、即
ち認識すべき文字のなかで認識できなかった文字が存在
していた場合に移行するステップS12では、スキャナ
駆動部12に指示して、イメージスキャナ4をホームポ
ジションに向けて動作(移動)させつつ、イメージセン
サ4aによってイメージの読み取りを行わせる処理を行
う。続くステップS13では、イメージセンサ4aによ
るイメージの読み取りが終了するのを待つ。例えば上記
ステップS3と同様に、イメージの読み取り開始から所
定時間が経過すると、ステップS14に移行する。
【0041】ステップS14では、イメージセンサ4a
にイメージを読み取らせることで得た読取データを上位
制御部20に転送する。その後に移行するステップS1
5では、上記ステップS7と同様に、認識結果通知信号
を上位制御部20から受け取るのを待って、それによっ
て通知された認識結果がOKか否か判定する。上位制御
部20が文字認識を行うことで全ての文字を認識した
(文字のカテゴリ名を特定した)場合、判定はYESと
なり、ステップS16で文字認識が正常に行えた旨を表
示器によりユーザに通知した後、上記ステップS10に
移行する。そうでない場合には、判定はNOとなってス
テップS17に移行し、2回イメージ読み取りを行って
も文字認識が正常に行えなかった旨を表示器によりユー
ザに通知する。そのようにして、媒体31の確認や再度
の挿入をユーザに促した後に上記ステップS10に移行
する。
【0042】このようにして、本実施の形態では、挿入
口3内に適切な状態で媒体31が挿入されたことを検出
すると、そのイメージの読み取りを自動的に開始し、必
要に応じて、その読み取りを再度、繰り返すようになっ
ている。それにより、ユーザが行うべき操作を最小限に
抑えつつ、イメージ読み取りのためのイメージスキャナ
4の往復動作をより有効に活用するようにしている。
【0043】なお、本実施の形態では、媒体31の全面
にわたってイメージを読み取るために、イメージスキャ
ナ4によるスキャンを行うようになっているが、イメー
ジを読み取るべき領域が小さく、且つ、その領域が予め
判明している媒体31を対象にするような場合には、ス
キャンすることなくイメージを読み取るようにしても良
い。イメージ読み取りのために媒体31をセットする場
所については、その媒体31がセットされたことを高精
度に検出できるように挿入口(イメージ読取装置の内
部)3としているが、イメージ読取装置の使用環境など
によっては、その表面上に設けることもできる。これら
以外にも、機構的構成については以下のような変形を行
うこともできる。図6、及び図7を参照して詳細に説明
する。
【0044】図6は、媒体検出センサを構成するセンサ
レバーを自動的に退避させるように変更した場合の機構
的構成、及びその動作を説明する図である。本実施の形
態と同じ、或いは基本的に同じ構成要素については、本
実施の形態で付した符号をそのまま付している。これ
は、図7においても同様である。
【0045】その変形を施した他の実施の形態では、図
6(a)〜(c)に示すように、軸61を中心に回転す
る、上面から見て「L」字型をしたL字状部材64の端
に対し、軸62を中心に回転する板状部材65の端、及
び軸63を中心に回転する板状部材66の端を連結用部
材67により連結させている。そのL字状部材65の他
方の端には棒状部材68が取り付けられ、その棒状部材
68の近傍にはスプリング69により張力がかけられて
いる。それにより、イメージスキャナ4がホームポジシ
ョンに位置しているときには、棒状部材68はスキャナ
4に向けて押し付けられるようになっている。
【0046】そのように棒状部材68をイメージスキャ
ナ4に向けて押し付けるようにした場合、そのイメージ
スキャナ4がホームポジションを離れると、L字状部材
64は上面から見て左回転する。それにより、連結用部
材67は台2に向けて移動し板状部材65、及び66の
連結用部材67によってL字状部材64と連結されてい
る側の端は台2から離れる方向に移動することになる。
この結果、2つのセンサレバー70は、板状部材65、
及び66によってそれぞれ押されて回転し、スキャナ4
の移動に支障がないように退避する。
【0047】図7は、挿入口3内に挿入された媒体31
の奥側の端を押さえるようにした場合の機構的構成、及
びその動作を説明する図である。そのようにした他の実
施の形態では、図7(a)〜(c)に示すように、カバ
ー41に設けられた2つのガイド41aのうち、ホーム
ポジション時に媒体31側に位置するガイド41aの端
に、その媒体31を押さえるための押さえ部81を形成
させている。その押さえ部81に押さえられる媒体31
の端の反対側を押さえるために、軸82を中心に回転す
る押さえ用部材83を設けている。それにより、挿入口
3内に挿入された媒体31の奥側の端は、ガイド41a
の押さえ部81、及び押さえ用部材83により2点で押
さえるようになっている。
【0048】上記押さえ用部材83は、特に詳細な説明
は省略するが、ホームポジションから折り返し位置に向
けて移動するイメージスキャナ4を利用して、図7
(a)中で実線で描く状態から破線で描く状態、及びそ
の逆の状態への移行を行えるようにさせている。それに
より、イメージスキャナ4によるスキャンに支障がでな
いようにさせている。
【0049】図6、及び図7に示すような機構的構成
は、何れも新たに専用の動力源を設けることなく動作さ
せることができる。このことから、比較的に低コストで
本実施の形態に適用させることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、媒体をユ
ーザが挿入口内に挿入すると、その媒体を検出して、そ
のイメージを自動的に読み取る。そのようにイメージを
自動的に読み取るため、ユーザが行うべき操作が簡単化
し、その簡単化によってイメージの読み取りもより迅速
に行うことができる。
【0051】挿入口内に挿入された媒体を保持するよう
にした場合には、イメージの読み取り時に媒体が動いて
しまうようなことがより回避される。このため、イメー
ジをより適切に読み取ることができるようになる。
【0052】挿入口内に挿入された媒体の斜行を検出
し、その媒体の斜行を検出している間、イメージの読み
取りを中止するようにした場合には、媒体が斜行してい
る状態でイメージを読み取ることが回避される。このた
め、イメージをより適切に読み取ることができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態によるイメージ読取装置の外観を
示す図である。
【図2】本実施の形態によるイメージ読取装置の回路構
成図である。
【図3】本実施の形態によるイメージ読取装置の機構的
構成、及びその動作を説明する図である(その1)。
【図4】本実施の形態によるイメージ読取装置の機構的
構成、及びその動作を説明する図である(その2)。
【図5】全体処理のフローチャートである。
【図6】他の実施の形態によるイメージ読取装置の機構
的構成、及びその動作を説明する図である(その1)。
【図7】他の実施の形態によるイメージ読取装置の機構
的構成、及びその動作を説明する図である(その2)。
【符号の説明】
1 イメージ読取装置 3 挿入口 4 イメージスキャナ 4a イメージセンサ 11 制御部 12 スキャナ駆動部 13 媒体検出センサ群 14 スキャナ位置センサ群 31 媒体 32 媒体保持レバー 32a 突出部 32b 端部 33、69 スプリング 34、61〜63、82 軸 35 ローラ 42、70 センサレバー 64 L字状部材 65、66 板状部材 67 連結用部材 68 棒状部材 81 押さえ部 83 押さえ用部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/04 - 1/207

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体上に形成されたイメージを読み取る
    イメージ読取装置において、 前記媒体をユーザが挿入するための挿入口と、 前記挿入口内に挿入された媒体を検出する媒体検出手段
    と、 前記媒体検出手段が前記媒体を検出した場合に、前記挿
    入口内に挿入されている該媒体上のイメージを、該イメ
    ージを読み取るためのイメージセンサを移動させること
    により読み取るイメージ読取手段と、前記挿入口内に挿入された前記媒体の保持、及び該保持
    の解除を、前記イメージセンサの該媒体に対する移動に
    連動して行う媒体保持手段と、 を具備することを特徴とするイメージ読取装置。
  2. 【請求項2】 前記挿入口内に挿入された前記媒体の斜
    行を検出する斜行検出手段、を更に具備し、 前記イメージ読取手段は、前記斜行検出手段が前記媒体
    の斜行を検出している場合に、該媒体上のイメージの読
    み取りを中止する、 ことを特徴とする請求項1記載のイメージ読取装置。
  3. 【請求項3】 前記斜行検出手段は前記媒体検出手段を
    用いて実現させている、 ことを特徴とする請求項記載のイメージ読取装置。
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