JP3532322B2 - 治験データ管理支援システム - Google Patents
治験データ管理支援システムInfo
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Landscapes
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Description
援システムに関し、例えば臨床試験における治験担当医
師が作成するCRF(Case Report For
m:症例報告書)のデータ入力及びデータ管理に利用さ
れる。
効性を評価するために、まず最初に動物による各種の毒
性試験と吸収、代謝、排泄の各試験とを行い、その結果
ヒトに対する安全性の予測が確立された場合にのみ、ヒ
トによる臨床試験が開始される。動物に対する実験では
安全であっても、ヒトに投与すると毒性をあらわす場合
があるので、未知の薬品を初めてヒトに投与する臨床試
験はかなりのリスクをともなう。したがって、臨床試験
においては、第1相から第3相まで段階的に治験が行わ
れる。
全性についてのテストが行われる。第2相治験では、治
験に同意する少数の患者に対し、どのような病気に使用
可能であるか、その場合の投与量、投与方法などのテス
トが行われる。第3相治験では、治験に同意する多数の
患者に対し、新薬としての価値があるか否かについて計
画的なテストが行われる。
についてできるだけ速く解析を行い統計をとることによ
って、その薬品の評価を迅速に行い、品質、安全性、及
び有効性の判断に役立てることが社会的にも要請されて
おり、それに役立つ治験データ管理支援システムが望ま
れている。
が作成する治験実施計画書にしたがって、治験担当医師
が治験を実施し且つ治験対象者毎にCRFの用紙に治験
データを記録する。CRFは、所定の様式が定められお
り、そこには、個々の患者について、年齢、性別、薬品
によって治療した症状、薬品の投与量、投与回数、臨床
観察、及び臨床検査の結果、実施した他の治療法に関す
る情報、副作用などに関する情報などが記録される。
開始された後の所定の期間毎にCRFに関して治験担当
医師から情報を持ち帰り、その時々に記録されている治
験データをコンピュータ(治験データ管理支援システ
ム)に入力する。そして、入力した治験データを統計的
に解析し、最終的には薬品の製造承認申請に必要な臨床
成績資料又は解析報告書などとして纏める。
いては、ヒトという生体を治験対象とするため、現れる
症状やその経過などは個々の患者毎に相違する。したが
って、治験担当医師がCRFに治験データを記録するに
当たって、CRFに定められた所定の様式には納まり切
れず欄外にはみ出したり、様式で決められた記録事項以
外の情報を記録したり、項目の追加、変更、又は削除を
行ったりすることがしばしば発生する。また、臨床試験
の最終的な確定段階においてもCRFの内容が変更され
ることがある。そのため、CRFを治験担当者が持ち帰
ってコンピュータに入力する際に、前回までに入力した
治験データについての変更の有無を確認するために、入
力された治験データと今回持ち帰ったCRFの内容との
読み合わせを行う必要があった。
間と時間を要する大変な作業であり、この作業があるた
めに治験データの入力が遅れたり統計の信頼性が低下し
たりする恐れがあった。
コンピュータに入力する際に、それをイメージデータと
して入力し、新旧の治験データについてイメージのマッ
チングを行うことによって治験データの変更の有無をチ
ェックすることが考えられる。しかし、イメージのマッ
チング処理に時間を要するとともに、変更データの入力
などに手間と時間を要することとなる。
ーソナルコンピュータなどに直接に入力することが考え
られるが、ヒトを対象とする臨床試験において個々のヒ
トの様態の急変や個人の生体反応を計画段階において予
測し、入力される情報及び必要な項目を総て予測するこ
とは不可能である。したがって、当初において計画し作
成したCRFを、臨床試験の途中において必要に応じて
変更することが考えられるが、治験データの信頼性にお
いて問題が生じる。
ので、治験データの内容が変更されたり追加されること
があったとしても、新旧の治験データの読み合わせを行
うことなく治験データの管理を行うことのできる治験デ
ータ管理支援システムを提供することを目的とする。
ステムは、処理装置、表示装置、及び入力装置を有した
治験データ管理支援システムであって、前記処理装置
は、治験データの記録のための台紙として用いられる記
録フォームが登録されるCRFファイルと、治験毎の治
験対象患者の一覧表であって、患者データと患者毎に設
定される治験の状況とが登録される薬治験ファイルと、
前記患者毎の治験データが、入力日時、対応項目ととも
に記録されるログファイルと、更新メモデータが、入力
日時とともに記録される更新メモログファイルと、を有
しており、且つ、前記処理装置は、前記CRFファイル
に登録された前記記録フォームを前記表示装置の画面に
表示し、前記入力装置によって、記録フォームの項目毎
の入力枠に対して入力された治験データを、入力日時、
対応項目とともに、時系列でログファイルに記録し、更
新モード設定画面を前記表示装置の画面に表示し、患者
毎に更新モードの設定を可能とするとともに、各患者に
ついて更新モードが設定されると、薬治験ファイルの治
験の状況を変更し、前記更新モードが設定された患者に
ついて、前記治験データの入力が終了されると該治験デ
ータの入力に付随する更新メモを書き込むための更新メ
モ入力枠を前記画面に表示し、前記更新メモ入力枠に対
して入力された更新メモを、入力日時とともに前記更新
メモログファイルに記録する。
入力された日付、時刻、項目名、内容又は格納アドレス
などが記録される。なお、複数の項目を纏めて1つの項
目として扱ってもよい。
処理装置は、前記ログファイルに記録されている治験デ
ータを過去のある時点に逆上って用紙に印刷する。
処理装置は、前記記録フォームが表示された画面で電子
ペンにより治験データの入力が行われると、入力された
治験データをコードデータ又はイメージデータとして前
記ログファイルに記録する。
画面上の特定の位置を示すデータとして、ペン先の筆跡
によるイメージデータとして、又はイメージデータを変
換したコードデータとして、それぞれ処理され又は格納
される。
理支援システム1の構成を示すブロック図、図2は利用
者ファイル21を示す図、図3は薬治験ファイル22を
示す図、図4はログファイル24を示す図、図5は更新
メモログファイル25を示す図、図6は入力モードログ
ファイル26を示す図である。
ム1は、処理装置11、表示装置12、キーボード1
3、電子ペン14、フレキシブル磁気記録装置15、他
のコンピュータとの間でデータ転送又は通信を行うため
の回線16などからなっている。
又はRAMには、利用者ファイル21、薬治験ファイル
22、CRFファイル23、ログファイル24、更新メ
モログファイル25、入力モードログファイル26、イ
メージファイル27、メモファイル28、メールファイ
ル29、及びコードマスタファイル30などが格納され
ている。
利用者である治験担当医師又は薬品メーカ側の治験担当
者の氏名、利用者ID、パスワードなどが登録されてい
る。治験データ管理支援システム1を利用する場合に
は、利用者は初期画面において利用者ID及びパスワー
ドを入力することとなるが、そのときにこの利用者ファ
イル21が参照され、利用者の確認、及び当該利用者が
利用することの可能なメニューの範囲がチェックされ
る。つまり、治験担当医師と、薬品メーカ側の治験担当
者とでは、後述するように治験データ管理支援システム
1の利用範囲が異なっている。
験)の治験対象である患者の一覧表であり、図3に示す
ように、治験の状況ST、患者のイニシャルNI、性
別、年齢などが登録されている。薬治験ファイル22へ
の登録、修正、変更などは、治験担当医師が行うことが
できる。治験担当医師は、薬治験ファイル22の内容を
適宜参照することによって、治験の進捗状況を把握する
ことができる。
たCRF(記録フォーム)が台紙として登録されてい
る。CRFファイル23に登録する方法として、例え
ば、ワードプロセッサ又は他のパーソナルコンピュータ
などを用い、CRFを文書として作成して用紙に印刷
し、それをイメージスキャナを用いてイメージ化し、得
られたイメージデータをフレキシブルディスクなどを介
して処理装置11にアップロードする。又は、CRFの
文書データを直接にイメージデータに変換して用いる。
CRFファイル23に登録されたCRFは、薬治験ファ
イル22と関連付けられることにより、特定の治験につ
いて薬治験ファイル22に登録された患者の台紙として
使用される。
治験データを時系列に記録したファイルである。治験デ
ータの入力方法には、CRFが表示された画面上におい
て各項目の入力枠に電子ペン14又はキーボード13を
用いて入力する方法、フレキシブル磁気記録装置15を
用いてフレキシブルディスクから治験データをアップロ
ードする方法、回線16を経由して他のコンピュータや
試験装置から治験データをアップロードする方法、イメ
ージスキャナによってデータを読み込む方法など、種々
の方法が可能である。なお、治験データには、患者の氏
名又は年齢などの患者に関する情報、治験担当医師に関
する情報、病院に関する情報、治験の内容、経過、及び
結果などの治験に関する情報など、CRFに書き込むべ
きあらゆる情報及びデータが含まれる。
治験データを入力した日付時刻DT、CRFの項目を示
すタグTG、治験データの内容CT、その他の種々の事
項である備考RMなどについて、入力された治験データ
毎に順に記録される。例えば図4において、7年8月1
1日のある時刻に、投与開始日として「7(年)8
(月)12(日)」が入力されている。また、同日のあ
る時刻に、コメントとして電子ペン14による文字入力
があってそれがイメージデータとして記録されている。
また、同日のある時刻に、メモとして電子ペン14によ
る文字入力があってそれがコードデータとして格納さ
れ、その格納場所のアドレスが記録されている。また、
7年8月12日のある時刻に、コメントとして電子ペン
14による再度の文字入力があってそれが新しいイメー
ジデータとして記録されている。また、7年9月8日の
ある時刻に、4周後の赤血球数として「430」が入力
されている。
が設定された後において、治験データの入力(更新)を
行ったとき、つまり治験データの書き込み、修正、削除
などを行ったときに、その入力を行った日付時刻DT、
入力を行った理由である更新メモRNなどを記録するも
のである。図5に示す例では、7年8月12日のある時
刻に、「測定器の故障」という理由で何らかの治験デー
タの入力があったことが分かる。また、7年9月8日の
ある時刻に、4週後の測定を行ったことによって、治験
データが新たに入力されたことが分かる。
設定されておらず、治験が進行することによって、その
進行状況を見て、薬品メーカ側の治験担当者と治験担当
医師とが相談して更新モードを設定するタイミングを決
定する。そのタイミングは、例えば、1つの治験につい
て書誌的事項の入力や初期の測定データの入力などが終
了したときなどである。更新モードを設定することとな
った場合には、薬品メーカ側の治験担当者が、図10に
示す更新モード設定画面HG4を開き、キーボード13
又は電子ペン14を用いて設定のための入力を行う。図
10の画面HG4では、データの固定について「Y」を
選択指定することによって更新モードが設定される。更
新モードは、各治験毎に、且つ各患者毎に設定すること
が可能である。更新モードが設定されると、図3に示す
薬治験ファイル22の治験の状況STに「固定」と記録
される。治験の状況STに記録される「固定」が本発明
における更新モードを設定するためのフラグである。な
お、治験の状況STが「治験」のときは更新モードが未
だ設定されていない状態、「完了」のときは治験が完了
した状態をそれぞれ表す。
タの入力モードがどのように設定されたかを記録するフ
ァイルであり、図6に示すように、日付時刻DT、モー
ドMDなどが記録される。図6に示す例では、7年8月
11日のある時刻に、電子ペン入力モードによって治験
データの入力が行われ、7年8月11日の他のある時刻
に、メモ入力モードによって治験データの入力が行われ
たことが分かる。
などによって入力した種々のイメージデータが登録され
ている。メモファイル28には、メモモードにおいて画
面に表示されたメモに対して入力されたメモデータが格
納されている。メールファイル29には、それぞれの利
用者宛に送られてきたメールが格納されている。コード
マスタファイル30には、副作用コード、疾患コード、
菌コード、薬剤コード、医師コード、及び施設・診療科
コードなどのコードデータを入力する場合のガイダンス
が格納されている。
イル23に登録されたCRFを、各頁毎に表示可能であ
り、且つ、表示された頁を捲ることによって複数頁にわ
たるCRFを表示可能である。また、画面HGには、メ
モモード時のメモ入力枠FMMなどのように、種々の入
力枠又はデータをウインドウ表示することが可能であ
る。また、表示装置12の画面HGは、電子ペン14の
ペン先が接触することによってデータ入力が可能となっ
ている。
ドなどを入力するためのものである。電子ペン14は、
画面HG上においてデータ入力を行うものである。電子
ペン14により入力されたデータは、画面HG上の特定
の位置を示すデータとして、又はペン先の移動(筆跡)
に応じたイメージデータとして、又はそのイメージデー
タから変換されたコードデータとして、それぞれ処理さ
れ又は格納される。
種々のデータをフレキシブルディスクに書き込み又はそ
れから読み出すものであり、フレキシブルディスクを媒
体としてデータのダウンロード及びアップロードを行う
場合などに用いられる。
の入力方法について説明する。
〜3を示す図である。
者の氏名をそのイニシャルで入力するための入力枠FM
1、薬品の投与開始日及び投与終了日を入力するための
入力枠FM2,3、病院名などを入力するための入力枠
FM4などが表示されている。これらの入力枠FMに対
して、電子ペン14又はキーボード13によって書き込
むことにより、治験データの入力が行われる。また、画
面HG1の上端縁には、種々のボタンBTが表示されて
いる。例えば、ページボタンBT1によって次の頁が表
示され、文字ボタンBT2によって文字入力モードが設
定されて文字入力が行われ、数値ボタンBT3によって
数値入力モードが設定されて数値入力が行われ、外部ボ
タンBT4によって外部との間でデータのアップロード
又はダウンロードが行われる。メモボタンBT5によっ
てメモモードが設定され、イメージボタンBT6によっ
てイメージモードが設定される。
に示すように画面HG5上にメモ入力枠FMMがウイン
ドウ表示される。メモ入力枠FMMに入力することによ
って、当該患者の経過や観察記録などを観察記録メモと
して記録し、必要に応じて同じ画面HG5に表示させて
それを参照することができる。
いて、入力するデータの種類、つまり文字データ、数値
データ、イメージデータのいずれであるかが予め設定さ
れているが、これらのボタンBTによってデータの種類
を変更することができる。例えば、イメージモードを設
定すると、イメージデータの入力を行うことができる。
これによって、例えば、CRFが表示された画面1〜3
の上にオーバーレイし、元の入力枠FMとは別にイメー
ジデータを入力して記録するためのイメージ入力枠FM
Iを設定することができる。イメージ入力枠FMIを設
定することによって、例えばCRFに設けられた項目又
は入力枠FMには納まり切らない事項、CRFには設け
られていない項目についての入力などを行う場合、又は
CRFのある頁の全体を削除するためにバツ印を入れた
りする場合など対応することができ、予測できない情報
の記録に対応することができる。
を設定すると、入力されたイメージデータがメモデータ
として格納される。例えば、メモモードにおいてスキャ
ナーによって入力されたイメージデータに対しては、ロ
グファイル24にそのイメージデータの格納場所のアド
レスが記録される。そのようなイメージデータは、特定
の画面上の特定の位置にメモとしてウインドウ表示され
る。これは、例えば、X線撮影写真、血液検査データな
どを記録する際に利用される。
者についての種々の情報を入力するための入力枠FM
6,7,8…が表示されている。図9に示すCRF第3
画面HG3では、測定データを入力するための入力枠F
M10,11,12…、コメントを入力するための入力
枠FM20が表示されている。
力を行うと、画面HG3の入力枠FM20に電子ペン1
4のペン先が接触した時点の時刻がログファイル24の
日付時刻DTとして記録され、接触状態が継続している
間はそれらが1個のデータとして記録される。ペン先が
入力枠FM20から一旦離れた場合には、所定の時間T
1内に再度入力枠FM20に接触した場合にのみ、それ
らが連続する1個のデータとされ、所定の時間T1を越
えると再度接触した場合であっても別個のデータとされ
る。また、入力枠FM20から一旦離れて他の入力枠F
Mに接触した場合には、時間T1内に再度入力枠FM2
0に接触したとしても、それぞれ別個のデータとされ
る。これらのデータはイメージデータとして入力される
が、必要に応じてそれの解析処理が行われコードデータ
に変換される。また、イメージデータを別のファイルに
格納し、その格納アドレスをログファイル24に記録し
てもよい。
ると、更新モードが設定されているときには、図12に
示すように画面HG6に更新メモ入力枠FMRが表示さ
れる。治験担当医師は、表示された更新メモ入力枠FM
Rに、CRFに今回入力した理由を書き込む。書き込ま
れた内容は、更新メモRNとして更新メモログファイル
25に記録される。
作及び動作の概略をフローチャートを参照して説明す
る。
操作の概略を示すフローチャート、図14は治験データ
の入力操作の一例の概略を示すフローチャートである。
テム1を立ち上げた後で、利用者ID、パスワードなど
の入力を行う(#11)。利用者が治験担当医師である
場合には、薬治験ファイル22への登録、変更、修正、
又はCRFへの治験データの入力、更新などを行うこと
ができる(#12,13)。利用者が薬品メーカ側の治
験担当者である場合にはCRFのイメージデータのCR
Fファイル23へのアップロード、CRFに入力された
治験データのダウンロード、及び更新モードの設定など
を行うことができる(#14,15)。また、両者とも
にメール処理や印刷などを行うことができる(#1
6)。メール処理では、例えば、CRFへの治験データ
の入力の際における注意書き、通達事項、連絡事項など
を回線16を経由して転送し、それらを参照することが
できる。印刷では、図示しないプリンタによってCRF
の内容を過去のある時点に逆上って用紙に印刷すること
ができる。
当たり、まず、メニューの中から治験データの入力を選
択し、治験Noを指定してCRFをオープンする(#2
1)。そして、例えばイメージデータの入力を行う(#
22)。文字入力モードに変更した場合には(#2
3)、文字入力を行う(#24)。細かい情報を入力す
る場合には、必要に応じて入力枠FMを拡大し、又は縮
小することができる。入力を終了すると(#25)、更
新モードが設定されている場合には、更新メモRNを記
録する(#26,27)。最後にCRFをクローズする
(#28)。
ると、治験担当医師が画面HG1〜3において治験デー
タを入力することによって、CRFが完成するので、C
RFの用紙に記入した場合のように後でコンピュータに
入力する必要がない。CRFに入力された治験データ
は、ログファイル24によって入力された履歴が記録さ
れるので、入力した経過を後から総て辿ることができ
る。したがって、途中で修正され、変更され、又は削除
された治験データについても、その事実及びその内容を
後で容易に知ることができる。したがって、ログファイ
ル24に記録された治験データを適宜ダウンロードし、
その治験データに基づいて解析及び統計の処理を行うこ
とによって、治験データの内容が途中で変更されたり追
加されたことがあったとしても、従来のような読み合わ
せを行うことなく治験データの管理を容易且つ確実に行
うことができる。
ータの追加、修正、又は削除などが行われたときにその
理由が更新メモログファイル25に記録されるので、後
でその理由を日付及び時刻とともに容易に知ることがで
き、治験データの管理が一層容易となる。
且つCRFの作成とデータ化が同時に行われ、しかもC
RFの治験データの信頼性が向上するので、治験の進捗
状況を容易に正確に迅速に把握することができる。
ら入力するので、従来において筆記用具によってCRF
の用紙に記入するのと同じ要領で治験データの入力を行
うことができる。しかも、メモモード、イメージモード
などを設定することにより、CRFへの記録が予定され
ていなかった情報や予測できなかった情報などを記録し
且つ後で参照することができるので、使い勝手が極めて
良好である。
おいて、ログファイル24を治験毎に且つ患者毎に1つ
作成したが、CRFの項目又は内容によって複数のグル
ープに区分し、それぞれに対してログファイルを作成す
るようにしてもよい。メモ入力枠FMM、更新メモ入力
枠FMRを小さくウインドウ表示したが、画面HGの全
面にわたって表示してもよい。その他、治験データ管理
支援システム1の構成、操作内容、処理内容、順序、各
ファイルの構成、CRFの内容などは、本発明の主旨に
沿って適宜変更することが可能である。なお、治験対象
を患者としたが、患者以外の治験対象者又は治験対象物
に適用することができる。
ータの内容が変更されたり追加されることがあったとし
ても、新旧の治験データの読み合わせを行うことなく治
験データの管理を行うことができる。したがって、臨床
試験のように治験の途中で何度も治験データを解析し統
計を行う必要がある場合に、面倒な読み合わせを行わな
くても治験データの信頼性が確保され、正しい治験デー
タに基づいて解析を行い正確な評価を行うことが可能と
なる。また、治験データを変更し又は削除した後でその
理由を日付及び時刻などとともに容易に知ることがで
き、治験データの管理が容易である。
容を過去のある時点に逆上って容易に知ることができ
る。
記用具によってCRFの用紙に記入するのと同じ要領で
治験データの入力を行うことができる。
成を示すブロック図である。
れた状態を示す図である。
示すフローチャートである。
ローチャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】処理装置、表示装置、及び入力装置を有し
た治験データ管理支援システムであって、前記処理装置は、 治験データの記録のための台紙として用いられる記録フ
ォームが登録されるCRFファイルと、 治験毎の治験対象患者の一覧表であって、患者データと
患者毎に設定される治験の状況とが登録される薬治験フ
ァイルと、 前記患者毎の治験データが、入力日時、対応項目ととも
に記録されるログファイルと、 更新メモデータが、入力日時とともに記録される更新メ
モログファイルと、 を有しており、 且つ、前記処理装置は、 前記CRFファイルに登録 された前記記録フォームを前
記表示装置の画面に表示し、 前記入力装置によって、記録フォームの項目毎の入力枠
に対して入力された治験データを、入力日時、対応項目
とともに、時系列でログファイルに記録し、 更新モード設定画面を前記表示装置の画面に表示し、患
者毎に更新モードの設定を可能とするとともに、各患者
について更新モードが設定されると、薬治験ファイルの
治験の状況を変更し、 前記更新モードが設定された患者について、前記治験デ
ータの入力が終了されると該治験データの入力に付随す
る更新メモを書き込むための更新メモ入力枠を前記画面
に表示し、 前記更新メモ入力枠に対して入力された更新メモを、入
力日時とともに前記更新メモログファイルに記録する、 ことを特徴とする治験データ管理支援システム。 - 【請求項2】前記処理装置は、 前記ログファイルに記録されている治験データを過去の
ある時点に逆上って用紙に印刷する、 請求項1記載の治験データ管理支援システム。 - 【請求項3】前記処理装置は、 前記記録フォームが表示された画面で電子ペンにより治
験データの入力が行われると、入 力された治験データをコードデータ又はイメージデー
タとして前記ログファイルに記録する、 請求項1又は請求項2記載の治験データ管理支援システ
ム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25305395A JP3532322B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 治験データ管理支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25305395A JP3532322B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 治験データ管理支援システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0997286A JPH0997286A (ja) | 1997-04-08 |
JP3532322B2 true JP3532322B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=17245834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25305395A Expired - Lifetime JP3532322B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 治験データ管理支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3532322B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3200406B2 (ja) * | 1997-11-20 | 2001-08-20 | 富士通株式会社 | 治験支援装置 |
EP1341106A4 (en) | 2000-12-01 | 2007-08-01 | Fujitsu Fip Corp | SERVER WELCOMING DATA CONTROL |
WO2005029380A1 (ja) * | 2003-09-17 | 2005-03-31 | Astellas Pharma Inc. | 薬剤調査情報収集システム |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25305395A patent/JP3532322B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
Publiss 3.0 日経データプロソフト 第2巻 p.901〜904 日経BP社 1993年12月31日 |
道本健二「文字入力の弱点をアプリの工夫でカバー」日経バイト 第108号 p.196〜202 日経BP社 1993年1月1日 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0997286A (ja) | 1997-04-08 |
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