JP3532096B2 - 振り子装置 - Google Patents

振り子装置

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JP3532096B2
JP3532096B2 JP12140598A JP12140598A JP3532096B2 JP 3532096 B2 JP3532096 B2 JP 3532096B2 JP 12140598 A JP12140598 A JP 12140598A JP 12140598 A JP12140598 A JP 12140598A JP 3532096 B2 JP3532096 B2 JP 3532096B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、振り子時計などに使用
される振り子装置に関する。 【0002】 【従来の技術】磁力の反発力および吸着力を利用して振
り子を往復運動させる振り子を使用した振り子時計は、
従来からよく知られている。振り子時計は、振動等によ
り振り子並びに振り子を支持する支持部の破損を防ぐた
めに、筐体から振り子を取り外して搬送されるのが一般
的である。このような振り子時計を使用するには、使用
者が裏蓋を取り外し、振り子支点部を支持軸の載置台に
載置した後、裏蓋を取り付け、壁に設けられた係止金具
を、裏蓋に設けられた図示しない係止孔にかけることに
より壁から時計が脱落せずに、使用者に振り子の動作を
見せることができる。 【0003】図4は、従来の裏蓋の構造を示す断面図で
あり、図5は、振り子支点部の飛び出しを防止する裏蓋
に設けられた飛び出し防止用突起を示す正面図、図6
は、内反りした裏蓋が筐体に取り付けられた状態を示す
断面図である。 【0004】支持軸2aの上部に設けられた載置台2b
に振り子支点部1aを載置してから、裏蓋3を取り付
け、時計を壁にかけるまでの間に、振り子支点部1aが
載置台2bから飛び出しすることを防止するために載置
台2bの両隣には、図4に示すように当該載置台2bの
高さ位置よりもわずかに高い位置にくるように設定され
た脱線防止用突起2cが設けられている。この脱線防止
用突起2cにより、僅かな振動が時計に作用しても、振
り子支点部1aが載置台2bから脱線することを防止し
ている。なお、脱線防止用突起2cの上端面は支持軸2
aの中心に向かって僅かに傾斜しており、この傾斜面に
より、強い振動が時計に作用して、振り子支点部1aが
当該脱線防止用突起2cの上端に乗り上げてしまった場
合であっても、振り子1が揺動しているうちに、徐々に
傾斜面をすべっていき、やがて振り子支点部1aは載置
台2bに落ち込むようになっている。 【0005】裏蓋3には図4及び図5に示すように、支
持軸2aの先端部分に設けられたネジ2dを取り囲むよ
うに、リング状の飛び出し防止用突起3aが設けられて
いる。この飛び出し防止用突起3aは、裏蓋3を筐体に
取り付けたとき、図4に示すように、振り子支点部1a
よりも所定の高さTだけ高く位置するように設定され、
また脱線防止用突起2cよりも所定の長さsだけ後方に
位置するように設定されている。 【0006】特に、使用者が振り子時計を壁にかけると
き、通常は文字板を上方に向けるように時計を所定角度
傾けて壁にかけるのが一般的である。そのとき、振り子
支点部1aが脱線防止用突起2cを乗り越える可能性が
あるが、飛び出し防止用突起3aは、振り子支点部1a
よりも所定の高さTだけ高く設定されているので、振り
子支点部1aが脱線防止用突起2cを乗り越えても、振
り子支点部1aの先端部分が飛び出し防止用突起3aと
係合した後、脱線防止用突起2c上に落ちて、当該脱線
防止用突起2c上端面の設けられた傾斜面により、徐々
に傾斜面をすべっていき、やがて振り子支点部1aは載
置台2bに落ち込むようになっている。 【0007】また、飛び出し防止用突起3aは、断面視
当該脱線防止用突起2cよりも所定の長さsだけ後方に
位置していれば、飛び出し防止用突起3aと振り子支点
部1aが接触して振り子が止まることがない。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の振り子時計
にあっては、裏蓋の外周部が内側に反って(以下、内反
りという)杯形状になっていなければ図4に示すよう
に、飛び出し防止用突起が脱線防止用突起よりも所定の
長さだけ後方に位置することになるが、裏蓋が内反りし
ていた場合、図6に示すように、飛び出し防止用突起の
位置が脱線防止用突起の位置よりも前方にきて、振り子
支点部と接触して振り子の揺動を阻害するといった欠点
があった。 【0009】特に最近の振り子時計は、裏蓋の前面側
に、熱によるスタンプにより色彩を施し、この色彩を時
計の前面より見ることができるようにしていることが多
く、このような裏蓋は内反りしやすかった。 【0010】そこで本発明はかかる従来の問題に鑑みて
なされたものであり、その目的は内反りしている裏蓋を
筐体に取り付けた場合でも、飛び出し防止用突起が振り
子の揺動を阻止することのない構造を提供することにあ
る。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、裏蓋には、支持部に接触して裏蓋の反りを矯正する
矯正用突起を設けた。 【0012】即ち、かかる構成により、裏蓋が内反りし
ていても、矯正用突起が支持部に接触することにより、
裏蓋の反りが矯正されて、飛び出し防止用突起が脱線防
止用突起よりも所定の長さだけ後方に位置することとな
る。その結果、飛び出し防止用突起と振り子支点部が接
触して振り子の揺動を阻害することはない。 【0013】 【発明の実施の形態】以下に本発明に係る振り子装置の
実施の形態を振り子時計に適応した場合について、図1
乃至図3に基づいて説明する。図1は本実施の形態の振
り子の背面図、図2は裏蓋の構造を示す断面図、図3は
振り子支点部の飛び出しを防止する飛び出し防止用突起
を示す正面図である。また図7は支持部の断面図であ
る。 【0014】図1に示す振り子1は、筐体内に時計装置
と一体的に組み込まれる構成となっており、時計装置は
筐体上側に、また振り子1は時計装置の下側にそれぞれ
配置されるようになっている。振り子1は、左右の配置
された2本の振り竿1b,1b、及び、装飾部材1c、
1dにより構成されている。振り竿1b,1bの中間位
置には後述する振り子支点部1a,1aが設けられてお
り、図1中右の振り竿1bの上端には振り子1の揺動を
安定させるための重り1eが設けられ、図1中左の振り
竿1bの上端には振り子1を揺動させるための永久磁石
1fが固着されている。また、装飾部材1c,1dは当
該振り子支点部1a,1aに対して回動可能に4個の枢
着部1g,1gを介して取り付けられている。なお、装
飾部材1dには振り子1の揺動を安定させるための重り
1eが設けられている。このような振り子1は、振り子
支点部1a,1aを後述する支持部にかけて、当該振り
子支点部を中心として振り竿1b,1bが左右に揺動す
ることにより、振り竿1b,1bに枢着して取り付けら
れた装飾部材1c,1dが左右に揺動する。 【0015】図2に示すように筐体の背面側には、使用
者が振り子1を筐体内に取り付けできるように、また、
電池交換やメンテナンスができるように蓋体3が取り付
けられている。図示してはいないが筐体の前面には、時
計装置の文字板や振り子を外部から視認できるように透
明プラスチック板からなる窓が装着されている。 【0016】振り子装置10は、前記振り子1と、振り
子支点部1aの内部を挿通して該振り子1を支持する支
持部2と、振り子1を駆動する図示しない駆動機構によ
り構成されている。 【0017】支持部2は、胴等に回転不能に係合する固
定部と、固定部から突出する支持軸2a、及び支持軸2
aの両端に設けられた振り子支点部1aを支持する載置
部2b,2b、及び振り子支点部1aが載置台2b,2
bから脱線することを防止するために当該載置台2b,
2bの外方両隣に設けられて載置台よりわずかに高い位
置に設定された脱線防止用突起2c,2cと、図7に示
すように、支持軸2aの内部を挿通して筐体等と一体成
形にて形成された金属製インサートピン2eと、その金
属製インサートピンと螺着して当該支持軸2aの抜けを
防止するネジ2dとにより構成されている。 【0018】この脱線防止用突起2cにより、僅かな振
動や傾きが時計に作用しても、振り子支点部1aが載置
台2bから脱線することを防止している。なお、脱線防
止用突起2cの上端面は支持軸2aの中心に向かって僅
かに傾斜しており、この傾斜面により、強い振動が時計
に作用して、振り子支点部1aが当該脱線防止用突起2
cの上端に乗り上げてしまった場合であっても、振り子
1が揺動しているうちに、徐々に傾斜面をすべってい
き、やがて振り子支点部1aは載置台2bに落ち込むよ
うになっている。 【0019】裏蓋3には図2及び図3に示すように、支
持軸2aの先端部分に設けられ支持軸2aの抜けを防止
するネジ2dを取り囲むように、リング状の飛び出し防
止用突起3aが設けられている。この飛び出し防止用突
起3aは、裏蓋3を筐体に取り付けたとき、図4に示す
ように、振り子支点部1aよりも所定の高さTだけ高く
位置するように設定され、また、脱線防止用突起2cの
高さよりも所定の高さtだけ高く設定され、さらに断面
視当該脱線防止用突起2cよりも所定の長さsだけ後方
に位置するように設定されている。この飛び出し防止用
突起3cにより、裏蓋3を取り付け、時計を壁にかける
までの間にかなり強い振動がおきたり時計を傾けても、
振り子支点部1aの先端と飛び出し防止用突起3aが衝
突したあとに、振り子支点部1aの先端部分が脱線防止
用突起2c上に落ちて、当該脱線防止用突起2c上端面
の設けられた傾斜面により、徐々に傾斜面をすべってい
き、やがて振り子支点部1aは載置台2bに落ち込むよ
うになっている。 【0020】また、リング状の飛び出し防止用突起3a
の中央には、ネジ2dと接触する矯正用突起3bが形成
されている。この矯正用突起3bは、ネジ2dと接触し
たとき、飛び出し防止用突起2cが脱線防止用突起2c
よりも所定の長さsだけ後方に位置するように設定され
ている。矯正用突起3bのネジ2dと接触する部位に
は、谷溝3cが形成されており、図2に示すような山型
形状のネジ2dと噛み合うように接触するようになって
いる。 【0021】このような支持部2に振り子1を取り付け
るには、使用者が裏蓋3を取り外し、振り子支点部1a
を支持軸2aの載置台2bに載置した後、裏蓋3を取り
付け、壁に設けられた係止金具を、裏蓋3に設けられた
図示しない係止孔にかければよい。 【0022】しかし、このような内側に反った裏蓋3を
筐体に取り付けたとき、矯正用突起3bの先端部分がネ
ジ2dに当接するので、当接した時点で、飛び出し防止
用突起3aが前方に突出することはない。 【0023】 【発明の効果】以上説明したように本発明は、裏蓋が内
反りしていても、矯正用突起が支持部に接触することに
より、裏蓋の反りが矯正されて、飛び出し防止用突起が
脱線防止用突起よりも所定の長さだけ後方に位置するこ
ととなる。その結果、飛び出し防止用突起と振り子支点
部が接触して振り子の揺動を阻害することはなくなるの
で安定した振り子の揺動が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施の形態を示し、振り子の背面図。 【図2】本実施の形態を示し、裏蓋の構造を示す断面
図。 【図3】本実施の形態を示し、振り子支点部の飛び出し
を防止する飛び出し防止用突起を示す正面図。 【図4】従来の裏蓋の構造を示す断面図。 【図5】従来の裏蓋の構造を示し、振り子支点部の飛び
出しを防止する飛び出し防止用突起を示す正面図。 【図6】従来の裏蓋の構造を示し、内反りした裏蓋が筐
体に取り付けられた状態を示す断面図。 【図7】支持部の断面図。 【符号の説明】 1 振り子 1a 振り子支点部 1b 振り竿 2 支持部 2a 支持軸 2b 載置台 2c 脱線防止用突起 2d ネジ 3 裏蓋 3a 飛び出し防止用突起 3b 矯正用突起 10 振り子装置

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 筐体と、振り子と、 前記筐体内に設けられ且つ前記振り子を揺動可能に支持
    すると共に前記振り子が支持位置から脱線することを防
    ぐため先端付近に設けられた脱線防止用突起と先端に取
    り付けられたネジとを有する支持部と、 支持部から振り子の飛び出しを防止する飛び出し防止
    用突起を有する裏蓋とを備えた振り子装置において、前記飛び出し防止用突起の中央に矯正用突起を設け、該
    矯正用突起が前記ネジと噛み合うことにより前記裏蓋の
    反りを矯正し、前記矯正用突起が前記ネジと噛み合った
    ときに前記飛び出し防止用突起が前記脱線防止用突起よ
    りも所定の長さだけ後方に位置するように設定している
    ことを特徴とする振り子装置。
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