JP3532051B2 - 液晶パネルの固定方法及び固定用装置 - Google Patents

液晶パネルの固定方法及び固定用装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶画像投影装置
に使用される液晶パネルの実装方法及びその装置に用い
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶画像投影装置の普及には目覚
ましいものがある。さらに、高品位の液晶画像投影装置
への要求も止まるところがない。その要求に答えるもの
としてRGB各色の信号にそれぞれ1枚の液晶パネルを
配して信号バルブとした3板式液晶画像投影装置があ
る。この一例を図4を参照して以下に説明する。
【0003】光源12より出射した光は、ダイクロイッ
クミラー13によって一旦、RGBの各色に分解され、
それぞれが液晶パネル1a,1b,1cを透過すること
によって各色のテレビジョン信号が書き込まれる。この
それぞれの光がその後再びダイクロイックミラー13に
よって合成されて投影レンズ14によってある距離を隔
てて設けられるスクリーン16に拡大投影される。以
降、図4に示すスクリーンを除いた光学部品を1つのパ
ッケージにしたものを光学ユニットとよぶ。
【0004】この際、RGB各色の液晶パネル1a,1
b,1cは、スクリーン上でフォーカス,画像サイズ及
び位置ズレが生じないように製造過程で液晶パネルの光
軸方向及び面内方向における設定位置が調整され、固定
される。一般に液晶素子の位置決めには光軸方向で数十
ミクロン、面内方向でミクロンオーダの精度が要求さ
れ、具体的には、光軸方向は光学ユニットの液晶を位置
決めするピンまたはリブで精度出しを行い、面内方向は
x,y,θ簡易稼働ステージ上に液晶を取り付けて最適
化調整を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方式でRGB各色の液晶の位置決めが行われる場
合、以下の問題が生じる。 1.液晶パネルの光軸方向の位置決めは、光学ユニット
に設けられているピンまたはリブで行われるため、光学
ユニットの精度が要求される。従って、コストがかかる
他、材料の成型収縮率,熱膨張率等の条件が規制され
る。 2.液晶パネルの面内方向の位置決め用簡易稼働ステー
ジは、光学ユニットが備える3枚の液晶の内、少なくと
も2枚に使用しなければならず、部品点数が多くなりコ
ストがかさむ。 3.液晶パネルの小型化に伴い、さらに高い位置決め精
度が要求されてきているため、前記簡易稼働ステージで
の精度では位置決めが困難になりつつある。また、この
簡易稼働ステージによる位置決め方法は、作業者が手動
で制御する形態がほとんどで、作業者の熟練を要し、ま
た時間もかかる。
【0006】そこで、これらの位置決めを自動化し、ま
た、精度を満足する方法として図5に示すような、液晶
パネル1に対してx,y,z,θ,θh,θvに稼働可
能である高精度のロボットアームを用いる方法が主流と
なりつつある。
【0007】ところが、このようなロボットアームを用
いる方法では、確かに容易に位置決めは可能となるが、
液晶パネルが固定される固定板との固定の方法で再び問
題点が生じる。すなわち、例えば、位置決め後の液晶パ
ネルの固定をハンダを用いて行う場合は、その固定の際
のハンダの熱収縮によって容易に数ミクロンの誤差を生
じる。また、ハンダのヤニや蒸気が液晶面に付着し、光
の透過率を下げることも考えられる。さらにハンダは
0.5mm以下の間隔があるものを固定するのがせいぜ
いで、それ以上の間隔がある場合には使用困難である。
【0008】また、例えば、位置決め後の液晶パネルの
固定を接着剤で行う場合は、液晶パネルと固定板との隙
間に液体の接着剤をどうやって充填するか、接着剤の硬
化収縮による影響をいかに抑えるか、また、一連の固定
プロセスを生産上いかにスムーズに自動化していくかが
課題となる。
【0009】本発明は、上述の様な実情に鑑みてなされ
たもので、高精度パネルの位置決めを自動化工程によっ
て可能とする液晶パネルの固定方法及びその方法の実施
に用いる装置を提供することをその解決すべき課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、液晶
パネルを備える液晶画像投影装置を製造するに際し、該
液晶パネルを該液晶画像投影装置の構成上最適な投影像
を得られる位置に位置決めし、位置決めされた該液晶パ
ネルを該液晶画像投影装置が有する固定部材に固定する
液晶パネルの固定方法において、前記固定部材と前記位
置決めした前記液晶パネルとの間に設けられる間隙に対
して開口している貫通孔を前記固定部材に設け、前記貫
通孔を介して前記間隙に前記接着剤を送給して前記固定
を行なうようにし、前記固定を行うための接着剤とし
て、粘度が12000〜20000CPS,硬化硬度が
シェア硬度Dにて50以上,硬化収縮率が5%以下、及
び熱膨張係数が10×10‐5/度以下である接着剤を
用いるようにしたことを特徴とし、液晶パネルの自重や
接着剤の硬化収縮に起因する歪み,変形,及び不要な応
力の発生等を抑えることができ、固定精度を向上させる
ことができるようにしたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記接着剤として光硬化型接着剤を用いるととも
に、前記固定部材を光透過性の材料を用いて形成し、前
記固定部材を介して前記接着剤に光を照射することによ
り、前記接着剤を光硬化させて、前記固定を行なうよう
にしたことを特徴とし、硬化促進に光を用いることがで
き、かつ照射方向に自由度をもたせることを可能とする
ようにしたものである。
【0012】
【0013】請求項の発明は、請求項1または2の発
明において、前記貫通孔の径は、1.5mmφであるこ
とを特徴とし、送給時の液れがなく、生産効率の良い
方法であって、自動化に対応できる接着剤の送給方法が
得られるようにしたものである。
【0014】請求項の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか1の発明において、柔軟性を有する筒状部材を、
前記貫通孔の間隙側の側端を囲むようにして前記固定部
材に固設することにより、前記接着剤を送給するに際
し、前記接着剤の不要な広がりを抑えるようにしたこと
を特徴としたものである。
【0015】請求項の発明は、液晶パネルを備える液
晶画像投影装置を製造するに際し、該液晶画像投影装置
の構成上最適な投影像を得られる位置に位置決めした該
液晶パネルを該液晶画像投影装置が有する固定部材に固
定する工程に用いる液晶パネルの固定用装置において、
前記固定部材に設けらけた貫通孔であって前記液晶パネ
ルと前記固定部材との間隙に対して開口する貫通孔の側
端近傍に設けられた正逆に回転制御が可能である回転体
と、該回転体の外部に向けて互いに所定の角度をなすよ
うにして突設された前記接着剤を送給するためのノズル
及び前記光硬化型着剤に対して前記光照射を行なうため
の光照射管と含んでなり、前記回転体の回転動作に伴っ
て、前記接着剤の前記送給及び前記光照射を連続的に行
なうことができるようにしたことを特徴とし、ロボット
アームによる位置決め後の接着剤充填から硬化による固
定までの一連の過程をすべで自動化でき、工程の時間短
縮がなされ、生産性が増大するようにしたものである。
【0016】請求項の発明は、請求項の発明におい
て、前記接着剤の前記送給から前記光照射に動作が移行
するに際し、前記回転体が前記所定の角度だけ回転した
ときに、移動した前記ノズルが収容されるようにしたノ
ズルホルダーを前記回転動作に依存することなく常に定
位置となるように前記回転体上に設けることにより、前
記光照射に際し、前記ノズル先端のつまりを防ぐように
したことを特徴とし、ロボットアームによる位置決め後
の接着剤充填から硬化による固定までの一連の過程をす
べて自動化でき、工程の時間短縮がなされ、生産性が増
大するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、以下の実施形態に示す
接着剤による液晶パネルの固定方法を提案するものであ
る。特にここでは、光硬化型接着剤が有効である。光硬
化型接着剤は、位置決めから固定までの時間を数十秒以
内に行なうことができる。なおかつ以下の特性、すなわ
ち、 粘度 :12000〜20000CPS 硬化硬度 :シェア硬度Dにて50以上 硬化収縮率:5%以下 熱膨張係数:10×10-5/度 以下 に合致した接着剤を使用することによって、液晶パネル
の自重による歪みや変形、硬化収縮による歪みや不要な
応力の発生等を抑えることができ、液晶パネルの固定精
度を向上させることができる。
【0018】液晶パネルの位置決めは、前述のごとく図
5に示すようにx,y,z,θ,θh,θvに稼働可能
である高精度のロボットアームを用いて行う。光学ユニ
ットに予じめ固定されている光透過性固定板と、該固定
板に固定されている液晶パネルとの間には、前記ロボッ
トアームによる調整範囲以上の間隙がある。その間隙に
接着剤を充填して液晶パネルを固定するが、この接着剤
を充填する箇所の固定板には、予じめ1.5mmφの貫
通孔を設け、前記間隙には接着剤の液広がりを抑えるた
め貫通孔を中心としたゴム等の柔軟性を有する素材によ
り形成した筒を設ける。
【0019】液晶パネルの位置決め終了後、この貫通孔
から前記筒内に光硬化性接着剤が充填され、その後光透
過性固定板を通して光照射を行なうことによって光硬化
が行われ、固定終了となる。
【0020】この作業の自動化を図る方法として、前記
貫通孔の近傍に設けられる回転ドラムの円周上にそれぞ
れ45°の間隔をおいてUV照射管,接着剤射出ノズ
ル,同ノズルホルダーを順に配し、この回転ドラムを回
転させ制御することによって、接着剤充填→UV照射に
よる接着剤硬化を連続動作で簡便に行うようにする。
【0021】本発明によれば、液晶パネルの位置決めは
すべてロボットアームで行うため、光学ユニットに特別
な精度や簡易稼働ステージ等の部材を必要としなくな
る。また、位置決めから固定まですべて自動化すること
が可能となり、時間も大幅に短縮される。また、位置決
めから接着剤硬化による固定までの間に生じる位置ズレ
が数ミクロン程度に抑えられる。
【0022】以下に本発明の実施形態について、添付さ
れた図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を
説明するための全図において、同一の作用をする部分に
は同一の符号をつけ、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明による液晶パネルの固定方法を実施する
硬化自動化システムの一実施形態を説明するための要部
拡大図で、図中、1は液晶パネル、2はロボットアー
ム、3は光学ユニット、4は固定板、5は貫通孔、6は
接着剤液溜め、7は接着剤充填ノズルの先端(ニード
ル)、8はフレキシブルアームの先端、9は接着剤充填
ノズル、10はノズル(ニードル)ホルダー、11は接
着剤充填・硬化アーム、16は回転ドラムである。図2
は、図1に示す固定板と接着剤液溜めの拡大図である。
図3は、図1に示す回転ドラムの拡大図である。
【0023】図1に示すごとく、液晶パネル1はロボッ
トアーム2に保持されている。このロボットアーム2
は、従来の技術で説明したように図5に示す液晶パネル
を稼働方向x,y,z,θ,θh,θvの6方向に制御
が可能である。図1に戻って光学ユニット3に取り付け
られた光透過材料の固定板4には貫通穴5が設けられ、
液晶パネル1の固定側には、エラストマー材料の接着剤
液溜め6がこの貫通孔5を中心として貫通孔5の周囲を
囲むように設けられている。この部分拡大図を図2に示
す。液晶パネルの位置決め動作によって、液晶パネルと
固定板の隙間は数mm程度変動するので、この接着剤液
溜めはこのときの数mmの変位が可能なように、厚みが
0.5mm程度で曲面形状を有するようにしている。
【0024】接着剤充填・硬化アーム11には、回転ド
ラム16が回転制御可能に設けられ、この回転ドラム1
6に取り付けられている接着剤充填ノズル9の先端(ニ
ードル)7が貫通孔5に差し込まれ、接着剤が接着剤液
溜め6の内部に充填される。接着剤充填後、円形ドラム
16が45°回転して、図示しない光照射装置から発し
たフレキシブルアームの先端8を接着剤が充填された貫
通孔に相対させ、照射光が光透過材料の固定板4を透過
して接着剤に到達し、接着剤の光硬化が行なわれる。こ
の際、前記接着剤充填ニードル7は回転ドラム17の回
転により、ノズル(ニードル)ホルダー10の内部に格
納され、ニードル7の先端が光照射による接着剤の硬化
によってつまるのを防いでいる。この回転ドラム部分を
拡大図示したものが図3である。
【0025】上記の方法にて液晶パネルの位置決め固定
をするにあたり、実際に検討した結果、接着剤の特性や
貫通孔の寸法を以下のように最適化した。 1.図1に示すように、接着剤の充填箇所を液晶パネル
の4角とすると、液晶パネルの下方から接着剤を充填し
たときに、硬化前に貫通孔5より接着剤が液足れするこ
とが考えられる。そこで、液足れのなく、かつ充分な充
填速度が得られる仕様として、貫通孔5の直径を1.5
mm,接着剤の粘度を12000〜20000CPSと
した。 2.接着剤の硬化後の硬度が低いと光学ユニットへの荷
重や応力によって位置ズレが生じる。表1に接着剤の種
類による硬化時の硬度及び硬化収縮率と、このときの液
晶パネルの最大ズレ量を示す。この結果、硬化硬度が低
いと、硬化収縮が同様の値でも位置ズレの量が大きく、
シェア硬度Dで50以上が望ましいことが判明した。
【0026】
【表1】
【0027】3.2と同様に表1より、接着剤の硬化収
縮による位置ズレが5ミクロン内に抑えられるものは、
硬化収縮率5%以内のものが望ましい。これは、2の硬
化後の硬度が50以上であることも必要条件となる。ま
た、現在硬化収縮率を2から3%にする場合には、色々
な問題があるようで、表1に示す硬化収縮3%の接着剤
は硬化しなかった。 4.光学ユニットや固定板との温度変化による応力や位
置ズレの防止より熱膨張係数を10×10-5/度以下と
した。
【0028】
【発明の効果】請求項1及び3の効果:接着剤の材料特
性を限定することにより、液晶パネルの自重や接着剤の
硬化収縮に起因する歪み,変形,及び不要な応力の発生
等を抑えることができ、固定精度を向上させることがで
きる。また、貫通孔を介して接着剤を送給することによ
り、送給時の液垂れがなく、生産効率の良い方法であっ
て、自動化に対応できる接着剤の送給方法が得られる。 請求項2の効果:請求項1効果に加えて、光硬化性の
接着剤を用い、固定部材を光透過性とすることにより、
硬化促進に光を用いることができ、かつ照射方向に自由
度をもたせることが可能となる。 請求項の効果:請求項及びの効果に加えて、ゴム
等の柔軟性を有する筒状部材を貫通孔の液晶パネル側端
の周囲に設けることにより、接着剤の送給に際し、接着
剤の不要な広がりを抑えることが可能となる。 請求項及びの効果:ロボットアームによる位置決め
後の接着剤充填から硬化による固定までの一連の過程を
すべて自動化でき、工程の時間短縮がなされ、生産性が
増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶パネルの固定方法を実施する
硬化自動化システムの一実施形態を説明するための要部
拡大図である。
【図2】図1に示す固定板と接着剤液溜めの拡大図であ
る。
【図3】図1に示す回転ドラムの拡大図である。
【図4】本発明によるの液晶パネルの固定方法が適用さ
れる液晶画像投影装置を概念的に示す構成図である。
【図5】液晶パネルの位置決めに際しての制御軸を示す
液晶パネルの斜視図である。
【符号の説明】
1…液晶パネル、2…ロボットアーム、3…光学ユニッ
ト、4…固定板、5…貫通孔、6…接着剤液溜め、7…
接着剤充填ノズルの先端(ニードル)、8…フレキシブ
ルアームの先端、9…接着剤充填ノズル、10…ノズル
(ニードル)ホルダー、11…接着剤充填・硬化アー
ム、16…回転ドラム。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−275842(JP,A) 特開 平6−21251(JP,A) 特開 平6−336583(JP,A) 特開 昭61−247775(JP,A) 特開 平7−90228(JP,A) 特開 平6−340849(JP,A) 特開 平3−252488(JP,A) 特開 平3−170576(JP,A) 特開 平3−170577(JP,A) 特開 平8−329220(JP,A) 特開 平8−326720(JP,A) 特開 昭59−202277(JP,A) 日本接着学会,接着ハンドブック(第 3版),日刊工業新聞社,1996年 6月 28日,1523−1526 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09J 4/00 - 201/10 G03B 21/00 - 21/64 G02F 1/13

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルを備える液晶画像投影装置を
    製造するに際し、該液晶パネルを該液晶画像投影装置の
    構成上最適な投影像を得られる位置に位置決めし、位置
    決めされた該液晶パネルを該液晶画像投影装置が有する
    固定部材に固定する液晶パネルの固定方法において、
    記固定部材と前記位置決めした前記液晶パネルとの間に
    設けられる間隙に対して開口している貫通孔を前記固定
    部材に設け、前記貫通孔を介して前記間隙に前記接着剤
    を送給して前記固定を行なうようにし、前記固定を行う
    ための接着剤として、粘度が12000〜20000C
    PS,硬化硬度がシェア硬度Dにて50以上,硬化収縮
    率が5%以下、及び熱膨張係数が10×10‐5/度以
    下である接着剤を用いるようにしたことを特徴とする液
    晶パネルの固定方法。
  2. 【請求項2】 前記接着剤として光硬化型接着剤を用い
    るとともに、前記固定部材を光透過性の材料を用いて形
    成し、前記固定部材を介して前記接着剤に光を照射する
    ことにより、前記接着剤を光硬化させて、前記固定を行
    なうようにしたことを特徴とする請求項1記載の液晶パ
    ネルの固定方法。
  3. 【請求項3】 前記貫通孔の径は、1.5mmφである
    ことを特徴とする請求項1または2記載の液晶パネルの
    固定方法。
  4. 【請求項4】 柔軟性を有する筒状部材を、前記貫通孔
    の間隙側の側端を囲むようにして前記固定部材に固設す
    ることにより、前記接着剤を送給するに際し、前記接着
    剤の不要な広がりを抑えるようにしたことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれか1記載の液晶パネルの固定
    方法。
  5. 【請求項5】 液晶パネルを備える液晶画像投影装置を
    製造するに際し、該液晶画像投影装置の構成上最適な投
    影像を得られる位置に位置決めした該液晶パネルを該液
    晶画像投影装置が有する固定部材に固定する工程に用い
    る液晶パネルの固定用装置において、前記固定部材に設
    けらけた貫通孔であって前記液晶パネルと前記固定部材
    との間隙に対して開口する貫通孔の側端近傍に設けられ
    た正逆に回転制御が可能である回転体と、該回転体の外
    部に向けて互いに所定の角度をなすようにして突設され
    た前記接着剤を送給するためのノズル及び前記光硬化型
    着剤に対して前記光照射を行なうための光照射管と含ん
    でなり、前記回転体の回転動作に伴って、前記接着剤の
    前記送給及び前記光照射を連続的に行なうことができる
    ようにしたことを特徴とする液晶パネルの固定用装置。
  6. 【請求項6】 前記接着剤の前記送給から前記光照射に
    動作が移行するに際し、前記回転体が前記所定の角度だ
    け回転したときに、移動した前記ノズルが収容されるよ
    うにしたノズルホルダーを前記回転動作に依存すること
    なく常に定位置となるように前記回転体上に設けること
    により、前記光照射に際し、前記ノズル先端のつまりを
    防ぐようにしたことを特徴とする請求項記載の液晶パ
    ネルの固定用装置。
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