JP3531084B2 - 指向性マイクロフォン装置 - Google Patents
指向性マイクロフォン装置Info
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Description
ォン装置に関し、特に複数のマイクロフォンを配列して
構成する指向性マイクロフォン装置に関するものであ
る。
る電気音響変換器としてのマイクロフォンには、音波の
入射方向によって感度が異なる指向性マイクロフォン
と、等しい感度を有する無指向性マイクロフォンとがあ
る。
クロフォン,複数のマイクロフォンを配列してなるマイ
クロフォン装置および音響管等があるが、本発明は、複
数のマイクロフォンを配列して構成する指向性マイクロ
フォン装置に関する。
囲に様々な音源がある場合の無音検出装置において、無
音検出区間の検出率を高くすることが要求されている。
また、周囲に様々な音源がある環境で、話者が移動した
場合等に、話者位置で感度が高くなるように、指向性マ
イクロフォンを制御することが必要である。
を行う場合、ハンドセットを用いる場合と比較して、マ
イクロフォンが話者から離れているため、周囲の音の影
響が大きく、音声の明瞭度が悪くなる。このような、周
囲の音の影響を少なくするために、指向性マイクロフォ
ンが用いられている。
構成例(1) を示したものであって、二つの無指向性のマ
イクロフォンMICa,MICbを配列して、両マイク
ロフォンの出力をそのまま加算器1によって合成するよ
うに構成した、単純な両指向性マイクロフォンを示して
いる。このような指向性マイクロフォンは、音圧傾度マ
イクロフォンと同様な効果が得られ、図中、点線で示す
ような、概略の指向特性が得られる。
形して、無指向性のマイクロフォンと遅延回路を組み合
わせることによって、単一指向性マイクロフォンを構成
することができる。
構成例(2) を示したものである。図13においては、少
なくとも三つの無指向性のマイクロフォンMICa,M
ICb,MICcを、平面上において、同一直線上にな
いように組み合わせて配列し、それぞれのマイクロフォ
ンの出力を遅延回路2,3,4を経て、加算器5におい
て合成して、出力を得ることが示されている。
サンプル数da,db,dcを制御することによって、
指向性の方向を制御することができる。立体的に単一指
向性を得るためには、同一平面上にない少なくとも四つ
のマイクロフォンを使用して構成する。
の無音区間を検出して、そこに他の情報を挿入する通信
方式が用いられている。従来、音声の無音区間検出装置
は、マイクロフォンからの信号のパワーまたは零交差の
数を調べる等の方式が用いられ、音源が発している音の
種類が不明の場合は、主に信号のパワーを調べる方法が
用いられている。
従来の指向性マイクロフォンと無音検出装置では、周囲
に様々な音源がある場合には、無音区間を検出できない
ことがある。
の個人差等によって、指向性マイクロフォンへの音声の
入射角が変化する。これによって、指向性マイクロフォ
ンの感度が変化するが、この問題を解決するために、話
者位置検出装置を使用する場合、周囲に様々な音源があ
ると、話者位置検出装置が誤動作することがある。
決しようとするものであって、周囲に様々な音源がある
場合でも、無音検出装置における、無音区間の検出率を
高くすることができ、また周囲に様々な音源がある環境
において、話者が移動した場合等に、話者位置検出装置
の誤動作を防止して、話者位置で感度が高くなるよう
に、マイクロフォンの指向特性を制御できるようにする
ことを目的としている。
するために、以下のような方法が考えられる。 (1) 指向性マイクロフォンを構成する各マイクロフォン
からの、信号の相互相関関数値の比を調べることによっ
て、予め定めた位置の話者(音源)が、音声を発してい
るか否かを検出する。
話者の動き等を検出する。そして、話者位置検出装置の
出力である話者位置に関し、その位置が、予め定めた範
囲内にあるか否かを調べる。また、位置の変化すなわち
話者の動きが、予め定めた範囲内にあるか否かを調べ
る。これらの結果から、検出した位置が、話者位置なの
か、またはなんらかの外乱による話者位置検出装置の誤
動作なのかを判定する。
な各種の作用効果を得ることができる。
イクロフォンからの、信号の相互相関関数値の比を計算
して、その値と、予め定めた閾値条件とを比較すること
によって、予め定めた位置の話者(音源)が、音声を発
しているか否かを検出することができ、これによって、
周囲に様々な音源がある場合に、無音区間の検出率を高
くすることができる。
ロフォンからの信号の相互相関関数値の比を計算する範
囲を変えることによって、予め定める話者位置の範囲を
制御することができる。
様々な音響信号に対して適用することができる。
って、話者位置で感度が高くなるように、指向性マイク
ロフォンを制御することができる。
調べることによって、検出した位置が、話者位置なの
か、またはなんらかの外乱による話者位置検出装置の誤
動作の結果なのかを判定することができる。これによっ
て、周囲に様々な音源がある場合に、話者位置の検出率
を高くすることができる。
的手段を掲げる。
したものである。図中において、図11の場合と同じも
のを同じ番号で示し、6,7,8は、相互相関関数値を
求めるべき信号間の所定の時間差の範囲kに対する、各
信号a,b間,b,c間,c,a間の相互相関関数値r
ab(k),rbc(k),rca(k)を計算するrab(k)計
算部, rbc(k) 計算部, rca(k)計算部、9,1
0,11は、相互相関関数値rab(k),rbc(k),rca
(k)と、設定された音源位置に対応する各信号間の時
間差kab, kbc, kcaに対する、各信号a,b間,b,
c間,c,a間の相互相関関数値rab(kab),rbc(k
bc),rca(kca) との比Rab(k,kab),Rbc(k,k
bc),Rca(k,kca) を計算するRab(k,kab) 計算
部, Rbc(k,kbc) 計算部, Rca(k,kca) 計算
部、12は、各相互相関関数値の比R ab(k,kab),R
bc(k,kbc),Rca(k,kca) が予め定められた閾値
条件を満たすことを確認する閾値条件確認部である。
7, rca(k)計算部8、Rab(k,kab) 計算部9,
Rbc(k,kbc) 計算部10, Rca(k,kca) 計算部
11および閾値条件確認部12は、無音検出機能部13
を形成する。
MICa,MICb,MICcを配列し、各マイクロフ
ォン出力をそれぞれ遅延回路2,3,4を経て加算して
出力を得る指向性マイクロフォンにおいて、各マイクロ
フォン出力信号間における、信号間の所定の時間差範囲
に対する相互相関関数値と、設定された音源位置に対応
する信号間の時間差に対する相互相関関数との比を求め
て、この比の値が予め定められた閾値条件を満たすと
き、設定された位置に音源があることを検出する無音検
出機能部13を備えて有音/無音の判定を行うものであ
る。
は、各マイクロフォン出力間の所定の時間差範囲に対す
る相互相関関数値が
ICcの出力信号値、a,b,cはそれぞれ信号a,
b,cの平均値、ai,bi,ci は各信号のi(i=0〜
N−1)番目のサンプル値、kは相互相関関数値を求め
る信号間の時間差の範囲、Nは相互相関関数値を求める
フレーム全体のサンプル数(N≧k)、r ab(k),rbc
(k),rca(k)はそれぞれの信号間の時間差範囲kに
おける相互相関関数値、σa,σb,σc は各信号について
の標準偏差。で表されるとき、各信号間について、
する各信号間の時間差、rab(kab),rbc(kbc),rca
(kca) は各信号間の時間差kab, kbc, kcaにおける
相互相関関数値。で表される相互相関関数値の比を求め
て、この比の値が予め定められた閾値条件を満たすと
き、設定された位置に音源があることを検出して、有音
/無音の判定を行うものである。
ォンと同一平面上にないときは、各マイクロフォンと同
一平面上にない新たなマイクロフォンを追加して、この
マイクロフォンの出力と他の各マイクロフォンの出力と
の間で式(1) 〜式(3) に示された相互相関関数の計算を
行うことによって、対応することができる。
ものである。本発明の指向性マイクロフォンは、平面上
に複数のマイクロフォンMICa,MICb,MICc
を配列し、各マイクロフォン出力をそれぞれ遅延回路
2,3,4を経て加算して出力を得る指向性マイクロフ
ォンにおいて、各マイクロフォン出力信号間における、
信号間の所定の時間差範囲に対する相互相関関数値と、
設定された音源位置に対応する信号間の時間差に対する
相互相関関数との比を、設定された音源位置に対応する
各信号間の時間差の近傍の連続する複数点で求め、各遅
延回路の遅延時間を調整して、この比の値が予め定めた
閾値条件を満たす複数点の数を変えることによって、指
向特性を制御するものである。
は、設定された音源位置に対応する各信号間の時間差k
ab, kbc, kcaの近傍の連続する複数点(…,kab−
1,kab,kab+1,…),(…,kbc−1,kbc,k
bc+1,…),(…,kca−1,kca,kca+1,…)
について、相互相関関数値の比を
す複数点の数を変えるように、各遅延回路の遅延時間を
調整することによって、指向特性を制御するものであ
る。
したものであって、(a) は平面図、(b) は側面図であ
る。図中において、15は、複数のマイクロフォンMI
Ca,MICb,MICcの出力a,b,cに対して、
指向性マイクロフォンとして機能させた出力を発生する
処理を行う指向性マイクロフォン処理部、16は、MI
Ca,MICb,MICcが配列された平面上における
音源(話者)の位置を検出する音源位置検出装置であ
る。
面上に複数のマイクロフォンMICa,MICb,MI
Ccを配列し、各マイクロフォン出力をそれぞれ遅延回
路を経て加算して出力を得る指向性マイクロフォンにお
いて、音源位置検出装置16を設けて、各マイクロフォ
ンが配列された平面からの音源の高さを計測し、各マイ
クロフォン出力信号間における所定の時間差範囲に対す
る相互相関関数値と、計測された高さと音源位置とから
求められた音源と各マイクロフォンとの距離のうち所定
の閾値範囲内のものによって定まる各マイクロフォンの
出力信号間の時間差に対する相互相関関数値との比を求
めて、この比の値が予め定めた閾値条件を満たすように
各遅延回路の遅延時間を設定することによって指向特性
を制御するものである。
したものである。図中において、図13の場合と同じも
のを同じ番号で示し、17は、各マイクロフォンに対す
る話者の位置を検出する話者位置検出部、18は、話者
位置に対して予め定められた閾値条件を確認する閾値条
件確認部、19は、閾値条件を満たす話者位置に対応す
る距離に応じて各マイクロフォン出力信号間の時間差を
計算する遅延サンプル数計算部である。
MICa,MICb,MICcを配列し、各マイクロフ
ォンの出力信号を、それぞれ遅延回路2,3,4を介し
て加算して出力する指向性マイクロフォンにおいて、複
数のマイクロフォン出力信号間における所定の時間差に
対する相互相関関数値が最大となる遅延時間から話者位
置を検出する話者位置検出部17と、該話者位置検出部
17により検出された話者位置が所定の閾値条件を満た
すことを確認する閾値条件確認部18と、該閾値条件確
認部18による閾値条件を満たす話者位置に対応する距
離に応じて前記各マイクロフォンの出力信号間の時間差
を求める遅延サンプル数計算部19とを有し、前記時間
差に応じて前記遅延回路の遅延時間を設定することによ
って指向特性を制御する構成を備えている。
話者位置の変化が、騒音や他の音源による話者位置検出
部の誤動作に基づくものである場合を除外して、新たな
話者位置と判定された場合にのみ、その位置に対応して
指向特性の制御を行うことができる。
ロフォンは、図3に示すように、マイクロフォンMIC
a,MICb,MICc自体を使用してもよく、または
マイクロフォンMICa,MICb,MICcと別に設
けてもよい。さらにマイクロフォンを4個使用して、立
体的に話者位置検出を行うか、または平面上のマイクロ
フォン3個と図2に示された音源位置検出装置で得られ
た音源の高さとを用いて、立体的に話者位置検出を行っ
て、(3) の場合と同様にして、立体的に指向特性を制御
するようにしてもよい。
フォンMICa,MICb,MICcによるマイクロフ
ォン配列を用いた、指向性マイクロフォン装置の場合に
ついて説明する。
のであって、図1の場合と同じものを同じ番号で示し、
一人の話者位置を設定する場合を示している。図5は、
話者位置の設定方法を説明するものである。
a,MICbからの信号の相互相関関数値と、MIC
b,MICcからの信号の相互相関関数値とを用いる。
MICbに対する、MICcとMICaへの信号の遅延
時間を8サンプル分とする。ただし、サンプリング周波
数は、20kHzとする。
aへの信号の遅延が8サンプルとなる話者位置を点線で
示し、MICbに対する、MICcへの信号の遅延が8
サンプルとなる話者位置を実線で示す。従って、実線と
点線の交点が、設定された話者の位置となる。
者の距離をxとyで表すと、 x=約20cm y=約30cm となる。また、逆に、話者位置を定めてから、各マイク
ロフォン間の遅延を設定することもできる。
成例(1) を示したものであって、実施形態(1) に適用さ
れる場合を示し、図1の場合と同じものを同じ番号で示
す。ただし、Rab(k,kab)計算部9,Rbc(k,k
bc)計算部10は、kab=k bc=8の場合の計算を行う
ものとする。
て、式(1) の相互相関関数式では、サンプル数Nと標準
偏差σa ,σb ,σc により正規化を行っているが、実
際には、相互相関関数値の比を求めているので、正規化
の必要はない。また、信号の平均値a,b,cは、0と
する。従って、以下の各式の処理を行うことになる。こ
こでは、10サンプルまでずらして、相互相関関数を求
めることとする。ただし、N=1024とする。
る。この条件を満たす場合に、設定位置に話者がいて音
を発しているものと判定する。
のであって、テレビ(TV)会議システムに本発明を適
用した実施形態の概略構成を示す。図中において、図2
の場合と同じものを同じ番号で示し、20は話者を撮像
するテレビカメラ(CAMERA)、21は話者の顔の
位置(高さ)を検出する話者の顔の位置検出部、22は
相手話者を表示するディスプレイ(DISPLAY)で
ある。
ら話をするので、マイクロフォンが話者の顔と同じ高さ
にあると、目障りな場合がある。そこで、マイクロフォ
ンMICa,MICb,MICcを、顔の位置より低い
位置に設置する。この場合に、MICa,MICb,M
ICcを含む平面に対する、話者の顔の高さ(z)の検
出を行ない、その値を用いて、指向性マイクロフォン処
理を行う。
成例(2) を示したものであって、実施形態(2) に適用さ
れる場合を示し、図1および図2の場合と同じものを同
じ番号で示す。23は、話者位置(z)が予め定められ
た閾値条件を満たすことを確認する閾値条件確認部、2
4は、計測された高さと平面上の音源位置とから求めら
れた、音源と各マイクロフォンとの三次元の距離のうち
所定の閾値範囲内のものによって定まる、各マイクロフ
ォンの出力信号間の時間差da , dc を計算する遅延サ
ンプル数da , dc 計算部である。
水平方向の距離をxとyで表し、da , dc の絶対値を
次式で求める。
波数を表す。また、la,lb,lc は、話者とMICa,
MICb,MICcまでの距離を表す。
xとyの値は、実施形態(1) と同じとすると、la,lb,
lc は次のようになる。 la =((20+10)2 +(30+10)2 +25
2 )1/2 cm lb =(202 +302 +252 )1/2 cm lc =((20+20)2 +302 +252 )1/2 cm
うになる。 |da |=(四捨五入)(7.0767…)=7サンプ
ル |dc |=(四捨五入)(7.0767…)=7サンプ
ル
ようになる。 da =−7サンプル dc = 7サンプル
関し、マイクロフォン平面に対して対称な位置、すなわ
ち、“z=−25cm”の位置でも、指向性の感度が高
くなるが、これは話者の腹部付近になるので、無視でき
る。
をz0 とすると、z0 の±数cmとなる。例えば、次の
ようになる。 (25−5)cm≦z≦(25+5)cm
たものであって、図3の場合と同じものを同じ番号で示
している。図中において31,32,33はローパスフ
ィルタ(LPF)であって、マイクロフォンMICa,
MICb,MICcの出力を帯域制限する。34,3
5,36はアナログディジタル変換器(ADC)であっ
て、LPF31,32,33の出力をディジタル信号に
変換する。
計算部, 最大時遅延kbc,max計算部 , 最大時遅延k
ca,max計算部であって、相互相関関数値rab(k)計算
部6,相互相関関数値rbc(k)計算部7,相互相関関
数値rca(k)計算部8の相互相関関数値が最大になる
ときの、遅延の値kab,max,kbc,max,kca,maxを出力
する。
が最大になるときの、遅延の値kab ,max,kbc,max,k
ca,maxから、話者位置を算出する。話者位置の算出は、
図5について説明したのと同様の方法で行うことができ
る。
ものであって、DSP(Digital Signal Processor)を
利用して、実施形態(1) の処理と、実施形態(2) の処理
とを行えるようにした例を示し、図中、図1および図1
0の場合と同じものを同じ番号で示している。
検出した位置情報から、音源と各マイクロフォンとの遅
延時間差da,db,dc を計算して出力する。42は相互
相関関数値計算時の遅延計算部であって、遅延時間差d
a,db,dc から相互相関関数値の比を計算するときの、
遅延サンプル数kab, kbc, kcaを計算する。
9, Rbc(k,kbc) 計算部10, R ca(k,kca) 計
算部11は、相互相関関数値の比Rab(k,kab),Rbc
(k,kbc),Rca(k,kca) を計算し、閾値条件確認
部12は、この比の値が予め定められた閾値条件を満た
すとき、設定された位置に音源があることを検出するこ
とによって、音源の有音/無音を判定した出力を発生す
る。
43は、ADC34,35,36におけるサンプリング
時刻の情報に応じてその値を増加しながら、リングバッ
ファで構成されたメモリ44における、MICa用領域
と、MICb用領域と、MICc用領域とに対する書き
込みポインタを指示し、これによってそれぞれの領域
に、ADC34,35,36を介して、MICa,MI
Cb,MICcの出力信号が書き込まれる。
部45の値も、サンプリング時刻ごとに増加するが、そ
の初期値が遅延計算部41からの遅延情報に応じて変化
することによって、図1において説明した遅延回路2,
3,4と同様に、信号の遅延が行われる。加算回路46
は各領域の読み出し出力を加算し、ディジタルアナログ
変換器(DAC)47は、この出力をアナログ信号に変
換する。さらにローパスフィルタ(LPF)48を経
て、帯域制限を行って、指向性マイクロフォン出力を発
生する。
ンプリング時刻の情報は、ADCから受け取る代わり
に、DAC47から受け取るようにしてもよい。
数のマイクロフォンを配列して構成する指向性マイクロ
フォン装置における、周囲に様々な音源がある場合の無
音検出装置において、無音区間の検出率を高くすること
ができる。
て、話者が動いた場合等に、話者位置検出装置を適用す
ることによって、話者位置で感度が高くなるように、指
向性マイクロフォンを制御することができる。
(a) は平面図、(b) は側面図である。
す図である。
す図である。
示す図である。
示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】平面上に複数のマイクロフォンを配列し、
各マイクロフォンの出力信号を、それぞれ遅延回路を介
して加算して出力する指向性マイクロフォンにおいて、前記各マイクロフォン出力 信号間の所定の時間差範囲に
対する相互相関関数値と、設定された音源位置に対応す
る前記信号間の時間差に対する相互相関関数値との比を
求め、該比の値が予め定められた閾値条件を満たすと
き、設定された位置に音源があると判定して有音/無音
の検出を行う無音検出機能部を備えたことを特徴とする
指向性マイクロフォン装置。 - 【請求項2】平面上に複数のマイクロフォンを配列し、
各マイクロフォンの出力信号を、それぞれ遅延回路を介
して加算して出力する指向性マイクロフォンにおいて、前記各マイクロフォン出力 信号間の所定の時間差範囲に
対する相互相関関数値と、設定された音源位置に対応す
る前記信号間の時間差に対する相互相関関数値との比
を、設定された音源位置に対応する前記各信号間の時間
差の近傍の連続する複数点で求め、前記各遅延回路の遅
延時間を調整して、該比の値が予め定めた閾値条件を満
たす該複数点の数を変えることによって、指向特性を制
御する構成を備えたことを特徴とする指向性マイクロフ
ォン装置。 - 【請求項3】平面上に複数のマイクロフォンを配列し、
各マイクロフォンの出力信号を、それぞれ遅延回路を介
して加算して出力する指向性マイクロフォンにおいて、前記 各マイクロフォンが配列された平面からの音源の高
さを計測する音源位置検出装置と、 前記 各マイクロフォン出力信号間における所定の時間差
範囲に対する相互相関関数値と、前記音源位置検出装置
により計測された音源の高さと音源位置とから求められ
た音源と各マイクロフォンとの距離のうち所定の閾値範
囲内のものによって定まる各マイクロフォンの出力信号
間の時間差に対する相互相関関数値との比を求め、該比
の値が予め定めた閾値条件を満たすように前記各遅延回
路の遅延時間を設定することによって指向特性を制御す
る構成とを備えたことを特徴とする指向性マイクロフォ
ン装置。 - 【請求項4】平面上に複数のマイクロフォンを配列し、
各マイクロフォンの出力信号を、それぞれ遅延回路を介
して加算して出力する指向性マイクロフォンにおいて、前記 複数のマイクロフォン出力信号間における所定の時
間差に対する相互相関関数値が最大となる遅延時間から
話者位置を検出する話者位置検出部と、 該話者位置検出部により検出された話者位置が所定の閾
値条件を満たすことを確認する閾値条件確認部と、 該閾値条件確認部による閾値条件を満たす話者位置に対
応する距離に応じて前記各マイクロフォンの出力信号間
の時間差を求める遅延サンプル数計算部とを有し、前記 時間差に応じて前記遅延回路の遅延時間を設定する
ことによって指向特性を制御する構成を備えたことを特
徴とする指向性マイクロフォン装置。
Priority Applications (1)
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