JP3530947B2 - 岩盤崩落予知装置 - Google Patents

岩盤崩落予知装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アコースティクエミッ
ションを利用して、複数の岩盤の状態の遠隔地で集中監
視し、岩盤の崩落の危険を事前に予知する岩盤崩落予知
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路や建築物等に臨んだ岩盤が崩落する
ことによる事故、特に人的事故の発生を防止すべく、一
般には、危険と思われる場所に定期的に巡回監視し、目
視による経験的判断に従って、岩盤崩落を予測している
が、その判断基準がきわめて不明確であるがために、正
確な予測を得ることができず、このため重大な人的事故
の発生を防止することができないのが現状である。
【0003】この現状の不満に対する対応策として、ア
コースティクエミッション現象を岩盤の崩落予知に利用
しようとする技術が注目されている。
【0004】すなわち、岩盤の崩落は、全体的にみた岩
盤内部の亀裂部分での崩壊によって生じるものである
が、岩盤の亀裂部分の崩壊につながる拡大変化とか、亀
裂の新たな発生とかの岩盤内部の物理的変化には、必ず
アコースティクエミッション音(以下、AE音と記す)
が発生するので、このAE音をアコースティクエミッシ
ョンセンサー(以下、AEセンサーと記す)で検知し、
この検知したAE音に従って岩盤の崩落発生の可能性の
程度を判断するのである。
【0005】図5は、岩盤に荷重を徐々に加えて、崩落
を人為的に発生させた実測結果の一例を示すもので、岩
盤に発生する応力を左縦軸に、単位時間のAE音発生量
を右縦軸に、そして岩盤に発生した経時変位量を横軸に
とって表しており、応力−変位特性を示す曲線Aは、応
力と変位とに略正比例に変化し、点aで岩盤の崩壊が発
生し、またAE音発生量−変位特性を示す曲線Bは、応
力および変位が増大するに従って、略加速度的に値が増
加することを示している。
【0006】この図5から明らかなように、AE音は岩
盤の破壊程度が進行するに従って増大する性質を持って
いるので、AE音の発生回数の頻度および変化により、
岩盤の崩落発生の危険程度がどの程度であるかを判断す
ることが可能であり、また岩盤の破壊の進行に従って発
生するAE音のエネルギー(AE波の振幅)も大きくな
ることが確かめられているので、この性質も利用して岩
盤の崩落発生の危険程度の判断を行うのである。
【0007】このAEセンサーを使用して岩盤の崩落予
知を行う従来技術として、AEセンサーを具備したAE
音計測具と、計測したAE音から破壊位置を解析する解
析手段と、AE音から発生している破壊状態を解析する
解析手段と、崩落の危険程度を判断する判断手段と、か
ら構成した技術が、特開平7−134060号公報に開
示されている。
【0008】上記した従来技術は、AE音検出による岩
盤状態の監視と、岩盤崩落の危険程度の判断とを、常
時、リアルタイムで行うことができ、これにより岩盤崩
落予知の高い信頼性を得ることができると考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術にあっては、AEセンサーの設置対象となる
崩落の危険があると判断される岩盤が、一般には、辺鄙
な遠隔地となるため、商用電力を入手することが殆ど不
可能であり、このため大規模な電源設備を併設しなけれ
ばならず、設備費が膨大となると云う問題がある。
【0010】また、例え大規模な電源設備を設けたとし
ても、検出したAE音を解析して判断する部分に対する
AE音の検出情報の伝達は、上記したように、AEセン
サーの設置場所が辺鄙な遠隔地となるので、無線通信手
段に頼らなければならないことから、AEセンサーによ
るAE音検出に要する電力の外に、無線通信に大きな電
力を要することになり、到底長期間にわたる連続稼働を
維持することは不可能となると云う問題がある。
【0011】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、AEセンサ
ーで検知した検出情報の無線伝送に要する消費電力を低
減させることを技術的課題とし、もってAE音検知側の
電源設備を安価に得ることを可能とすると共に、長期間
にわたるAE音の自動検知を可能とすることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本発明の内、請求項1記載の発明の手段は、岩盤に固
定され、この岩盤に発生したAE音を検知して出力する
所望数のAEセンサーと、このAEセンサーからの検知
信号を入力し、この検知信号のピーク値が、予め設定し
た基準値を越える回数を累積カウントして記憶し、この
記憶したカウント信号の出力により記憶をクリアして、
カウント信号の新たな記憶を開始するカウント機構と、
汎用通信機構と、太陽電池とバッテリーの組合せで構成
した電源機構と、で構成され、予め設定した一定時間間
隔毎に、カウント信号の送信に必要な短時間の通信時間
の間だけ、通信可能なスタンバイ状態となる複数の検知
通信装置を有すること、この複数の検知通信装置のそれ
ぞれに、予め設定した一定時間間隔毎の前記通信時間内
に、カウント信号の送信を指令するポーリング信号を順
に発信し、受信したカウント信号に基づいて岩盤の崩落
危険度を判断する中央管理コンピュータを有すること、
にある。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に、検知通信装置に、AE音の一定期間内の累積カウ
ント数が予め設定した一定値を越えた場合と、AE音の
ピーク値が予め設定した異常値を越えた場合の、少なく
とも一方となった際に、その旨の信号を自発的に中央管
理コンピュータに送信する機能を追加したことを、加え
たものである。
【0014】
【作用】遠隔地に設置された各検知通信装置において
は、岩盤に固定された各AEセンサー別に、AEセンサ
ーからのAE音検知信号の各信号波のピーク値を、予め
設定した基準値と比較し、基準値を越えるピーク値の信
号波をカウント機構で順次累積カウントしながらカウン
ト信号として記憶する。
【0015】予め設定した一定時間間隔毎に通信可能状
態となる検知通信装置の通信時間内に、中央管理コンピ
ュータからのポーリング信号があると、検知通信装置
は、各カウント機構のカウント信号を汎用通信機構によ
り、予め設定された順序で中央コンピュータに送信し、
同時にカウント信号の出力により各カウント機構をクリ
アして、カウント機構を待機状態とする。
【0016】各検知通信装置から順にカウント信号を受
信した中央管理コンピュータは、受信した複数のそして
設置した位置が既知であるAEセンサーからのカウント
信号を解析して、岩盤の崩落危険度を判断すると共に、
崩落危険度の高い岩盤箇所を予測する。
【0017】各検知通信装置は、予め設定された一定時
間間隔毎の短時間である通信時間の間だけ、通信可能な
スタンバイ状態となり、かつ実際の通信動作時間は、こ
の短時間の通信時間よりもさらに短い時間となるので、
通信に要する消費電力はきわめて少なくて済むことにな
るので、各検知通信装置で消費される電力は、太陽電池
とバッテリーで構成された電源機構で充分に賄うことが
可能となる。
【0018】なお、電源機構を構成するバッテリーは、
検知通信装置の通信を含めた全動作に要する電力を余裕
を持って供給できる電力容量を有しており、太陽電池
は、少なくとも通信時間から次の通信時間となるまでに
消費される電力を、バッテリーに充電することのできる
発電能力を持っている。
【0019】このように、外部から電力を供給すること
なく各検知通信装置を稼働させることができるので、一
つの中央管理コンピュータに多数の検知通信装置を組合
せることが可能となり、これにより一つの中央管理コン
ピュータできわめて広域な岩盤監視が達成できる。
【0020】請求項2記載の発明にあっては、AE音の
一定期間内の累積カウント数が予め設定した一定値を越
えた場合とか、AE音のピーク値が予め設定した異常値
を越えた場合等の異常状態、すなわち明らかに岩盤崩落
の危険が高まった状態となった場合に、中央管理コンピ
ュータからのポーリング信号の受信を待たずに、その旨
を緊急信号として中央管理コンピュータに知らせ、中央
管理コンピュータ側に速やかに対応策を採らせる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1ないし図4を
参照しながら説明する。本実施例における検知通信装置
1は、図3に示すように、道路8等に臨んだ崩落の危険
があると判断される岩盤7の近傍に、そのAEセンサー
3を岩盤7に固定して設置され、図2に示すように、所
望数のAEセンサー3を接続した主体部分であるカウン
ト機構4と、携帯電話やPHS等の汎用通信機構5と、
バッテリー10と太陽電池9とから構成した電源機構6
と、そしてカウント機構4のカウント信号を含む出力信
号を汎用通信機構5で通信できるように変換する通信イ
ンターフェース11とから構成されている。
【0022】カウント機構4は、接続された個々のAE
サー3に対応した部分と、主に汎用通信機構5の動作を
制御する制御部分とから構成されている。
【0023】個々のAEセンサー3に対応した部分は、
雑音をカットしてAE音の検出能力を高めるための帯域
フィルターと、入力したAE音信号の各波形のピーク値
と予め設定した基準値とを比較し、波形のピーク値が基
準値を越えた時に出力する第一の比較器と、この第一の
比較器からの出力を累積カウントし、このカウント信号
の出力によりクリアされ、さらに一定期間内のカウント
数が予め設定した一定値を越えた時に緊急出力をするカ
ウント部と、AE音信号の波形のピーク値が予め設定し
た異常値を越えた時に出力する第二の比較器と、から構
成されている。
【0024】制御部分は、予め設定した一定時間間隔毎
に、一定の通信時間の間、汎用通信機構5を通信可能な
スタンバイ状態とし、中央管理コンピュータ2からのポ
ーリング信号の受信により、各カウント部のカウント信
号の送信を順に行い、またカウント部からの緊急出力ま
たは第二の比較器からの出力により、汎用通信機構5を
作動させるものとなっている。
【0025】電源機構6は、バッテリー10と太陽電池
9との組合せで構成し、太陽電池9は、AEセンサー3
を有するカウント機構4および汎用通信機構5の消費電
力の全てに相当する電力を発電する能力を有しており、
余剰となった太陽電池9の発電電力分はバッテリー10
に充電される。
【0026】この電源機構6にA/Dコンバータを組付
けることにより、バッテリー10すなわち電源機構6の
電圧を把握することができ、それゆえカウント信号の通
信と同時にA/Dコンバータの電圧信号を受信するよう
にすれば、中央管理コンピュータ2側で、各検知通信装
置1の電源機構6の状態を知ることができ、これにより
電源機構6のメンテナンスが容易となる。
【0027】中央管理コンピュータ2は、図1に示すよ
うに、接続した汎用通信機構を介して複数の検知通信装
置1からの信号を受信すると共に、予め設定した順序お
よび時間間隔で、各検知通信装置1にポーリング信号を
送信する。
【0028】この中央管理コンピュータ2は、各検知通
信装置1からのカウント信号を解析して岩盤7の崩落発
生程度を判断し、崩落の危険度が高い場合には、対応す
る検知通信装置1に警報信号を発令すると共に、関係部
門にその旨を通知し、崩落の危険度が高くなった岩盤7
が臨む道路8を遮断する等の処置を行い、また検知通信
装置1からのカウント部の緊急出力または第二の比較器
の出力の送信があった場合には、上記と同様に警報信号
を発令する。
【0029】図4は、検知通信装置1の動作例を示すフ
ローチャートで、ステップ1でカウント機構4の動作開
始または動作継続を行い、引き続いてステップ2で累積
カウントを行い、すなわちカウント数を記憶し、ステッ
プ3の判断ステップで、警報発令中か否かを判断して、
NOの場合は次の判断ステップ4で記憶されたカウント
数が予め設定した一定値内か否かを判断して、YESの
場合は判断ステップ5で、中央管理コンピュータ2から
のポーリングの時刻が近いか否かを判断する。
【0030】判断ステップ5の判断がYESの場合はス
テップ6で汎用通信機構5をスタンバイ状態とし、判断
ステップ7でポーリング信号が有るか否かを判断し、Y
ESの場合はステップ8で記憶したカウント信号を中央
管理コンピュータ2に送信する。
【0031】カウント信号を送信したならば、判断ステ
ップ9で予め設定した一定時間内に中央管理コンピュー
タ2から警報指令がきたか否かを判断し、NOの場合は
判断ステップ10でカウント信号のカウント数が予め設
定した一定値を越えるか、または予め設定した異常値を
越えるかを判断し、NOの場合は、ステップ11で汎用
通信機構5をオフ状態にしてから、ステップ12でカウ
ント機構4の記憶したカウント信号をクリアし、ステッ
プ1に戻り、動作を繰り返す。
【0032】判断ステップ5で、ポーリング時刻が近い
か否かをNOと判断した場合には、そのままステップ1
に戻って、カウント機構4のカウント動作を継続する。
【0033】判断ステップ7で、ポーリング信号が有る
か否かをNOと判断した場合には、判断ステップ13
で、汎用通信機構5をスタンバイ状態とする通信時間が
経過したか否かを判断し、NOの場合はそのままステッ
プ1に戻ってカウント動作を継続し、YESの場合には
ステップ14に進んで汎用通信機構5をオフ状態にして
からステップ1に戻る。
【0034】判断ステップ4で、記憶されたカウント数
が一定値内か否かをNOと判断した場合は、ステップ1
5で自発的にカウント信号を中央管理コンピュータ2に
送信して判断ステップ9を行い、判断ステップ9で、予
め設定した一定時間内に中央管理コンピュータ2から警
報指令がきたか否かをYESと判断した場合には、判断
ステップ16で警報が必要か否かを判断し、NOの場合
はステップ12に進んで記憶したカウント信号をクリア
し、YESの場合は、ステップ17で道路電光掲示、サ
イレン、遮断機等の警報装置を作動させるが、判断ステ
ップ10で、カウント信号のカウント数が予め設定した
一定値を越えるか、または予め設定した異常値を越える
かをYESと判断した場合もステップ17に進む。
【0035】判断ステップ3で、警報発令中か否かをY
ESと判断した場合は、判断ステップ18で警報解除指
令が有るか否かを判断し、YESの場合には、ステップ
19で警報装置を停止してからステップ11で汎用通信
機構5をオフ状態とし、ステップ12に進んで、カウン
ト機構4の記憶をクリアする。
【0036】判断ステップ18で、警報解除指令が有る
か否かをNOと判断した場合には、ステップ20でカウ
ント信号を中央管理コンピュータ2に送り、ステップ1
2に進んで、カウント機構4の記憶をクリアするが、こ
の場合は警報中であるので、検知通信装置1の汎用通信
機構5はスタンバイ状態が維持される。
【0037】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。各検知通信装置は、一定
時間間隔毎の短い通信時間の間だけ通信可能なスタンバ
イ状態となれば良いので、検知通信装置の消費電力の大
部分を占める通信電力の大幅な減少を達成することがで
き、これにより検知通信装置の稼働電力をバッテリーと
太陽電池との組合せによる電源機構で充分に賄えること
ができ、もって検知通信装置を辺鄙な遠隔地に対しても
簡単に設置することができると共に、その設置に大きな
費用を要することがない。
【0038】各検知通信装置と中央管理コンピュータと
の通信を、汎用通信設備を利用して達成するので、通信
設備に多大な費用を要することがなく、安定した通信状
態を得ることができる。
【0039】請求項2記載の発明は、岩盤崩落の危険の
増大をリアルタイムで中央管理コンピュータに知らせる
ことになるので、岩盤崩落の危険に対して、速やかに対
応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成を示す、一実施例図。
【図2】本発明装置の検知通信装置の一実施例を示す、
組合せ構成図。
【図3】本発明装置の検知通信装置の設置状態の一例を
示す、状態図。
【図4】本発明装置の検知通信装置の動作の一例を示
す、フローチャート図。
【図5】岩盤を崩壊させた際における、内部発生応力と
変位量との関係の特性と、AE音発生量と変位量との関
係の特性を示す特性線図。
【符号の説明】
1 ; 検知通信装置 2 ; 中央管理コンピュータ 3 ; AEセンサー 4 ; カウント機構 5 ; 汎用通信機構 6 ; 電源機構 7 ; 岩盤 8 ; 道路 9 ; 太陽電池 10; バッテリー 11; 通信インターフェース A ; 特性曲線 B ; 特性曲線 a ; 点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 宗憲 千葉県印西市大塚1丁目5番地1 株式 会社 竹中工務店 技術研究所 内 (72)発明者 上田 貴夫 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社 竹中工務店 東京本社 内 (72)発明者 遠藤 正明 埼玉県大宮市大成町1−490 (56)参考文献 特開 平7−134060(JP,A) 特開 平5−112923(JP,A) 特開 平8−68672(JP,A) 特開 平9−97391(JP,A) 特開 平6−138256(JP,A) 特開 平8−98272(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28 G08B 21/00 - 21/24 G01W 1/00 - 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩盤(7) に固定され、該岩盤(7) に発生
    したアコースティックエミッション音を検知して出力す
    る所望数のアコースティックエミッションセンサー(3)
    と、該アコースティックエミッションセンサー(3) から
    の検知信号を入力し、該検知信号のピーク値が、予め設
    定した基準値を越える回数を累積カウントして記憶し、
    該記憶したカウント信号の出力により記憶をクリアし
    て、カウント信号の新たな記憶を開始するカウント機構
    (4) と、汎用通信機構(5) と、太陽電池とバッテリーの
    組合せで構成した電源機構(6) と、で構成され、予め設
    定した一定時間間隔毎に、前記カウント信号の送信に必
    要な短時間の通信時間の間だけ、通信可能なスタンバイ
    状態となる複数の検知通信装置(1) と、該複数の検知通
    信装置(1) のそれぞれに、前記予め設定した一定時間間
    隔毎の前記通信時間内に、前記カウント信号の送信を指
    令するポーリング信号を順に発信し、受信した前記カウ
    ント信号に基づいて前記岩盤(7) の崩落危険度を判断す
    る中央管理コンピュータ(2) と、から成る岩盤崩落予知
    装置。
  2. 【請求項2】 検知通信装置(1) に、アコースティック
    エミッション音の一定期間内の累積カウント数が予め設
    定した一定値を越えた場合と、前記アコースティックエ
    ミッション音のピーク値が予め設定した異常値を越えた
    場合の、少なくとも一方となった際に、その旨の信号を
    自発的に中央管理コンピュータ(2) に送信する機能を追
    加した請求項1記載の岩盤崩落予知装置。
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