JP3530939B2 - 原子炉プラント - Google Patents

原子炉プラント

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JP3530939B2
JP3530939B2 JP2001241499A JP2001241499A JP3530939B2 JP 3530939 B2 JP3530939 B2 JP 3530939B2 JP 2001241499 A JP2001241499 A JP 2001241499A JP 2001241499 A JP2001241499 A JP 2001241499A JP 3530939 B2 JP3530939 B2 JP 3530939B2
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恭義 加藤
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    • G21D5/06Reactor and engine not structurally combined with engine working medium circulating through reactor core
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    • Y10S376/90Particular material or material shapes for fission reactors
    • Y10S376/904Moderator, reflector, or coolant materials

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉プラントに
関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉で加熱された冷却材で直接タービ
ンを駆動する直接サイクル原子炉の冷却材として、ヘリ
ウムなどの気体を用いることが考えられる。しかし、ヘ
リウムは冷却性能が低いため、原子炉を高温で稼動する
ことが難しく、原子炉の出力密度を下げざるを得ない。
従って、大きな発電出力を得るためには炉心容積を大き
くしなければならず、原子炉のプラント物量が増大する
ことに起因した建設コストの上昇という問題を生じさせ
ていた。
【0003】直接サイクル原子炉においてヘリウムに代
わる気体状の冷却材としては二酸化炭素が考えられる。
超臨界状態の二酸化炭素は、ヘリウムなどの気体に比し
て2〜3倍の高い冷却性能(熱伝達率及び熱輸送力)を
有するために、二酸化炭素の凝縮を行わない場合でもヘ
リウムを冷却材とした場合に比べて高温で原子炉を稼動
することができ、原子炉を小型化することが可能とな
る。
【0004】また、ヘリウムの臨界点(約5.2K、約
0.2MPa)に比べて二酸化炭素の臨界点(約304
K、約7.4MPa)は温度、圧力ともに高い。ところ
で、二酸化炭素を冷却材として使用した直接サイクル原
子炉においては、タービンを駆動した後にタービンより
排出される冷却材(二酸化炭素)の圧縮がこの臨界点付
近(理想気体特性から外れた領域)で行われるために、
冷却材(二酸化炭素)の圧縮仕事がヘリウムを冷却材と
して用いた場合よりも大幅に低減できる。
【0005】このことから、気体状の二酸化炭素を冷却
材として用いて直接サイクル原子炉を構築すれば、ヘリ
ウムを冷却材として用いた場合に比べて、原子炉の出力
密度を向上することが可能であり、原子炉の小型化、建
設コストの低減につながる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷却材
として二酸化炭素を用いたとしても、冷却材を気体状態
で循環させるタイプの直接サイクル原子炉(以下「非凝
縮サイクル炉」とも言う)では、気体状態の冷却材を圧
縮するために必要とされる仕事量が大きいため、高いサ
イクル効率を得るためには、タービン入口の冷却材温度
を高温(約700℃以上)とする必要があり、システ
ム、機器が高温となり、原子炉を構成する材料選定に制
限が加わる等の問題がある。
【0007】このような問題を解決するために、本発明
者らは二酸化炭素の凝縮性を利用したランキンサイクル
を用いた直接サイクル高速炉を提案した(特願2000
−148151号公報)。
【0008】ここで特願2000−148151号公報
に記載された直接サイクル高速炉を図5を用いて概説す
る。図5に示す直接サイクル高速炉は、原子炉111
と、タービン112と、発電機113とを備えている。
さらに、タービン112の出口側と原子炉111の入口
側との間において再生熱交換器114と、凝縮器115
と、ポンプ116とを備えている。尚、図中における矢
印は、直接サイクル高速炉中における冷却材の流れる方
向を示すものである。
【0009】原子炉111の炉心で加熱された超臨界状
態の冷却材(二酸化炭素)は、タービン112へ直接的
に導かれてタービン112を駆動し、タービン112と
接続された発電機113を駆動する。タービン112か
ら排出された冷却材は気体状態となり、再生熱交換器1
14を経由して凝縮器115に導入される。凝縮器11
5には外部から冷却水等が導入されており、これにより
冷却材は冷却され全量が液化される。
【0010】液化された冷却材はポンプ116によって
再生熱交換器114に送られ、タービン112から排出
された前記冷却材との熱交換により臨界圧力以上に加圧
され、原子炉111の入口温度まで昇温される。このよ
うにして超臨界状態とされた冷却材は原子炉111の炉
心内に至り、ここで再び加熱される。このような工程を
繰り返すことで発電機を連続的に駆動して発電を行う。
【0011】特願2000−148151号公報の直接
サイクル高速炉では、凝縮器115において冷却材であ
る二酸化炭素を全量凝縮させ液化している。確かに、こ
の直接サイクル高速炉では、冷却材を液化しており、非
凝縮サイクル炉で見られたような気体状の冷却材の圧縮
を、比体積の小さな液体状の冷却材の圧縮に置換できる
ので冷却材の圧縮仕事は低減される。
【0012】なお、特願2000−148151号公報
に記載されたような、冷却材の全量を液化するタイプの
直接サイクル原子炉のことを、本明細書においては「全
凝縮サイクル炉」と称することもある。
【0013】しかし、全凝縮サイクル炉では凝縮器11
5において冷却材を臨界温度(約304K(約31
℃))以下の温度まで十分に冷却できない場合には、冷
却材の飽和蒸気圧が高くなるためにタービン112の排
圧が上昇する。そのため、タービン112において冷却
材が十分に膨張することができなくなり、タービン11
2を駆動するための仕事量が小さくなるので、凝縮器1
15から捨てられる排熱が相対的に大きくなり、結果と
してサイクル効率がそれほど改善されないという新たな
問題が発生する。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たものであり、冷却材として二酸化炭素を使用し、この
冷却材によって直接的にタービンを回して発電を行う直
接サイクル原子炉であって、二酸化炭素の凝縮性を利用
して圧縮仕事を低減するとともに、冷却材を液化する際
に発生する排熱を低減することで、サイクル効率を従来
以上に高めた原子炉プラントを提供することを課題とす
る。
【0015】請求項1記載の発明は、原子炉と、タービ
ンとを有し、原子炉熱により超臨界状態の冷却材を加熱
し、この加熱された冷却材により直接タービンを駆動
し、前記タービンの駆動後にこのタービンから排出され
る気体状態の冷却材を冷却・圧縮し超臨界状態とした後
に再び前記原子炉に循環させる原子炉プラントであっ
て、前記冷却材として二酸化炭素を用い、前記タービン
の出口側と前記原子炉の入口側との間に再生熱交換器
I、再生熱交換器II、圧縮機I、圧縮機II、凝縮器
及びポンプとを設け、前記タービンから排出される気体
状態の冷却材の全量を再生熱交換器I及び再生熱交換器
IIを経由させることで冷却し、圧縮機Iにおいて加圧
した後に、加圧後の冷却材の内の35.0〜64.2%
の割合の冷却材Iと、残りの65.0〜35.8%の割
合の冷却材IIとに分岐させ、前記の冷却材Iを前記凝
縮器に導入し液化した後にポンプにて臨界圧以上に加圧
して超臨界状態とした後に前記再生熱交換器IIに導入
し、前記残りの冷却材IIを圧縮機IIに導入し気体状
態のままで臨界圧以上に加圧して超臨界状態とした後
に、前記超臨界状態の冷却材と前記超臨界状態の残り
の冷却材IIとを混合し、混合した冷却材を、超臨界状
態を保って前記再生熱交換器Iを経由して前記原子炉内
に導入することを特徴とする原子炉プラントである。
【0016】従来の技術の項で述べたように、冷却材と
して用いる二酸化炭素を全量凝縮して液化する全凝縮サ
イクル炉の場合には、冷却材の圧縮仕事は低減できる
が、冷却材温度を十分に低温にできないと、凝縮器から
無駄に捨てられる排熱(以下「凝縮器排熱」とも言う)
が大きくなり、原子炉プラントのサイクル効率が低下し
てしまう。
【0017】そこで、本発明では、冷却材の一部を気体
状態で、残りを液体状態で圧縮することで、非凝縮サイ
クル炉の問題点である冷却材の圧縮仕事を小さくし、全
凝縮サイクル炉の問題点である凝縮器排熱を小さくする
ことができ、原子炉プラントのサイクル効率を非凝縮サ
イクル炉、全凝縮サイクル炉のどちらよりも向上させる
ことが可能となった。なお、タービンから排出される冷
却材の中で液化されるものの比率のことを「凝縮率」と
言うこともある。
【0018】
【0019】請求項記載の発明は、前記原子炉とし
て、高速炉を採用することを特徴とする請求項1に記載
の原子炉プラントである。請求項記載の発明は、前記
原子炉として、熱中性子炉を採用することを特徴とする
請求項1に記載の原子炉プラント。
【0020】本発明を熱中性子炉に適用した原子炉プラ
ントの場合、それほど高くない冷却材原子炉出口温度
(〜650℃)で、ヘリウムを冷却材とした直接サイク
ル原子炉である高温ガス炉(PBMR)において冷却材
原子炉出口温度を900℃とした場合と同程度のサイク
ル効率(〜45%)を得ることができる。二酸化炭素を
冷却材として用いると、ガスタービンで膨張した二酸化
炭素ガスの圧縮を臨界温度付近で行うことが可能であ
り、さらに、部分凝縮サイクル炉とすることで、炉心に
戻すまでの冷却材(二酸化炭素)の加圧を凝縮した液体
状態で行わせることができるので、従来のヘリウムガス
タービンによる直接サイクル炉よりも高いサイクル効率
が得られる。また高速炉に適用した場合にも、従来のナ
トリウム冷却高速炉と同じ冷却材原子炉出口温度(〜5
30℃)で、同程度のサイクル効率(〜40%)を得る
ことができる。このように本発明を用いれば、従来の熱
中性子炉や高速炉よりも高い効率を得ることができ、あ
るいはより低温の条件でも同程度の効率を得ることがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の原子炉プラントの好ま
しい態様を示す構成図であり、図2は、本発明の原子炉
プラントの冷却材のサイクルを示すT−S線図であり、
図3は、冷却材の凝縮率とサイクル効率との関係を示す
グラフであり、図4は、非凝縮サイクル炉、全凝縮サイ
クル炉と本発明の原子炉プラントのサイクル効率を比較
したグラフである。
【0022】=原子炉プラントの構成= 図1に示す原子炉プラントは、原子炉1と、タービン2
と、発電機3とを備えている。さらに、タービン2の出
口側と原子炉1の入口側との間において再生熱交換器I
4及び再生熱交換器II5と、前置冷却器6と、凝縮器
7と、ポンプ8と、圧縮機I9及び圧縮機II10とを
備えている。
【0023】尚、図中における矢印は、本サイクル中に
おける冷却材の流れる方向を示すものである。また、冷
却材としては二酸化炭素を用いることを前提としてい
る。また、矢印に沿って記載された「G」、「L」、
「S」の符号は、その冷却材配管における冷却材の状態
を示すものであり、それぞれ、気体状態、液体状態、超
臨界状態を示すものとする。
【0024】原子炉1の炉心で加熱された超臨界状態の
冷却材は、タービン2へ直接導かれてタービン2を回
し、これによって発電機3を駆動させる。タービン2か
ら排出された冷却材は気体状態となり、再生熱交換器I
4、再生熱交換器II5、前置冷却器6で冷却された
後、圧縮機I9で凝縮器7の凝縮温度における飽和蒸気
圧と同じ圧力にまで加圧される。
【0025】その後、冷却材は分岐点11で所定の割合
(凝縮率)で分配され、一方は、冷却材配管13を経て
ポンプ8に吸引されて凝縮器7へ導かれて、冷却、凝縮
され液化され、他方は、冷却材配管12を経て圧縮機I
I10で気体状態のままで臨界圧以上に加圧され、超臨
界状態とされる。
【0026】分岐点11における冷却材の分配の方法と
しては、ポンプ8、圧縮機II10の吸引力、冷却材配
管12,13に設けるオリフィス、冷却材の流量調節弁
等を組み合わせて用いることが可能である。一例として
は冷却材配管12,13に流量計(不図示)を設けると
ともに分岐点11に冷却材の流量調節弁(不図示)を設
け、流量計の信号に基づいて冷却材の分配割合(凝縮
率)を微調整する方法が考えられる。また、前記の流量
調節弁に代わり冷却材配管12,13のどちらかにオリ
フィスを設ける方法も考えられる。
【0027】凝縮器7には外部から海水などの冷却材あ
るいは液化天然ガスが気化する際の冷熱を導入できるよ
うになっており、これによって凝縮器7に導入された前
記冷却材が冷却されて液化される。液化された冷却材は
ポンプ8によって臨界圧以上に加圧され超臨界状態とさ
れ、再生熱交換器II5でタービン2から排出された前
記冷却材との熱交換によって昇温される。この後に、凝
縮器7をバイパスして冷却材配管12を通過し圧縮機I
I10で同じ圧力に圧縮された冷却材と混合される。
【0028】混合された冷却材は、再生熱交換器I4に
てタービン2から排出された前記冷却材との熱交換によ
って原子炉1の入口温度まで上昇させられる。この冷却
材は原子炉1の炉心内に至り、ここで再び加熱される。
そして上記のような工程を再び経ることによって発電機
3を連続的に駆動させ、発電を行うものである。
【0029】図1に示す原子炉プラントにおいては、冷
却材を所定の凝縮率で液体に凝縮させて体積収縮させて
いる。液体の比体積は気体に比べてはるかに小さいた
め、冷却材を体積圧縮させる圧縮機9,10及びこれを
駆動するための圧縮動力が低減される。それと合わせ
て、凝縮される冷却材量が減るために凝縮機7からの排
熱が低減される。これらの効果からサイクル効率を非凝
縮サイクル炉及び全凝縮サイクル炉より向上させること
ができる。なお、以下本発明の原子炉プラントのよう
に、冷却材の一部を凝縮するタイプの原子炉プラントを
「部分凝縮サイクル炉」ということもある。
【0030】また、凝縮器7における冷却に際して液化
天然ガスの気化冷熱を使用すれば、従来は無駄に廃棄し
ていた気化冷熱を有効利用することができる。
【0031】超臨界二酸化炭素は、ヘリウムなどの気体
に比して2〜3倍の高い冷却性能(熱伝達率及び熱輸送
力)を有する。従って、冷却材の凝縮を伴わない非凝縮
サイクル炉においても、ヘリウムを冷却材として用いた
直接サイクル炉に比べて、出力密度の高い炉心を冷却す
ることが可能であり、原子炉の小型化、建設コストの低
減につながる。
【0032】さらに、二酸化炭素は温度を下げることに
より凝縮するので、凝縮サイクルを採用することができ
る。これにより、非凝縮サイクル炉では非常に大きな仕
事量となる気体の圧縮仕事を低減することができ、サイ
クル効率の向上につながる。
【0033】一方、二酸化炭素を全量凝縮する全凝縮サ
イクル炉の場合には、圧縮仕事は低減できるが、凝縮温
度が十分低く取れない場合には、凝縮器の排熱が大きく
なり、逆にサイクル効率の低下を伴う。そこで、本発明
は、部分凝縮サイクル炉を採用し、凝縮の割合を最適に
設定することで、非凝縮サイクル炉の持つ大きな圧縮仕
事と、全凝縮サイクル炉のもつ大きな凝縮器排熱、の双
方の弱点を解決しつつ、サイクル効率を各々のサイクル
(非凝縮サイクル炉及び全凝縮サイクル炉)より向上さ
せる。
【0034】さらに、二酸化炭素は、空気や水に対して
化学的に不活性であるため、冷却系統から外部に漏洩し
た場合においても空気や水と激しく反応することが無
い。従って、液体金属ナトリウムを冷却材として用いた
場合に懸念される冷却材漏洩に伴う冷却系統や周辺設備
の損傷と言う問題を回避することができる。
【0035】また、本発明で用いる二酸化炭素は炉心に
おいて超臨界状態にあるので沸騰によるボイドの発生を
回避することができる。従って、過大な正の反応度の挿
入による炉心の過熱という問題を回避することができ
る。なお、本発明における「超臨界二酸化炭素」とは、
臨界圧力(7.375MPa)以上の圧力状態の二酸化
炭素を言う。
【0036】なお、上記においては具体例の一態様を示
すものであり、具体的な原子炉の構成や大きさ、発電量
などによって加熱温度などは異なってくる。
【0037】=冷却材の凝縮率の好適値について= 本発明の原子炉プラントにおいては、原則的には冷却材
の凝縮率は0〜100%の間で任意に設定することがで
きる。凝縮率0%の場合には、非凝縮サイクル炉とな
り、凝縮率が100%の場合には全凝縮サイクル炉とな
る。
【0038】しかし、本発明の原子炉プラントにおい
て、非凝縮サイクル炉及び全凝縮サイクル炉よりも高い
サイクル効率を得るためには、冷却材の凝縮率を好適な
範囲とする必要がある。冷却材の好適な凝縮率は原子炉
プラントの設計パラメータ(サイクル中の各温度、圧
力、各機器の効率、再生熱交換器の再生効率、タービン
膨張比、圧損等)によって変化するために、一概に言う
ことは難しいが、前記設計パラメータを表1中の<計算
条件>に示した値として、タービン入口冷却材温度とタ
ービン出口冷却材圧力とを変化させて凝縮率及びサイク
ル効率を試算してみた(表1)。
【0039】なお、表1に示したタービン入口冷却材温
度及びタービン入口冷却材圧力は本原子炉プラントの最
も典型的な温度条件(800〜1100K)及び圧力条
件(7.5〜17.5MPa)である。
【0040】この温度及び圧力条件で凝縮率は35.0
%(タービン入口冷却材温度:800K,タービン入口
冷却材圧力:7.5MPa)から64.2%(タービン
入口冷却材温度:1100K,タービン入口冷却材圧
力:17.5MPa)まで変化する。
【0041】本発明の原子炉プラントを稼動させる際に
は、原子炉プラントの冷却材温度、冷却材圧力条件及び
その他の設計パラメータを勘案して最大サイクル効率を
与える凝縮率を選択すればよい。
【0042】また、本発明の原子炉プラントを前記の典
型的な条件から僅かに外れた条件で稼動させる場合につ
いても、表1に示した凝縮率を外挿することにより最大
サイクル効率を得られる凝縮率で原子炉プラントを稼動
することが可能となる。
【0043】
【表1】
【0044】=本原子炉プラントでサイクル効率が向上
する理由= 以下図2及び図3を用いて、本原子炉プラントが全凝縮
サイクル炉よりもサイクル効率が向上する理由を説明す
る。
【0045】図2(a)は本発明の原子炉プラントの構
成図であり、図2(b)は、本原子炉プラントのT−S
線図である。尚、図2(a)において図1と同様の部分
には同符号を付し説明は省略する。また、図2(b)に
おいてT−S線図中に記されたa〜kの符号は、図2
(a)冷却材配管の脇に記された符号と対応しており、
それぞれの冷却材配管におけるエントロピと温度を示す
ものである。図2(b)のT−S線図において、点fは
タービン2の断熱効率で決定される点であり、点bはポ
ンプ8の断熱効率で決定される点であり、点c(=点
k)は、圧縮機I9の断熱効率で決まる点であり、これ
らの点はT−S線図上では固定点となる。
【0046】この構成で、まず、仮想的に冷却材を全凝
縮させる(凝縮率=100%)場合を考える。この時、
再生熱交換器I4(点f,g,c,dの部分)に着目す
ると、サイクル効率を高めるために、再生熱交換器I4
の再生効率(熱回収の効率)を徐々に高めていくと、点
c及び点fは固定点であるので、点dが上昇、点gが下
降することになる。
【0047】次に、再生熱交換器II5(点g,h,
b,cの部分)に着目すると、点gの下降により点hも
次第に下降しようとするが、点b,cが固定点となって
いるので、点g,hの下降には下限が存在する。すなわ
ちこの下限点が全凝縮できる下限点であり、再生熱交換
器I4の再生効率を高めるためには、冷却材の凝縮率を
次第に小さくしていかなければならない。
【0048】以上のことを踏まえて、図3により全凝縮
サイクル炉よりも本発明の原子炉プラントの方がサイク
ル効率が良くなる理由を説明する。図3は、横軸が、再
生熱交換器I4の温度効率であり、縦軸右が、再生熱交
換器II5の温度差の一例であり(図中、(注)参
照)、縦軸左がサイクル効率の一例を表している。
【0049】この図において再生熱交換器I4の温度効
率を次第に高めていくと、全凝縮(凝縮率=100%)
の場合(図中右縦軸の破線)には、再生熱交換器I4の
温度効率が約60%において、再生熱交換器II5の温
度差が0となってしまい、そのときのサイクル効率(図
中左縦軸の破線)は40%に満たない。すなわち再生熱
交換器I4による熱回収効率をこれ以上高めることがで
きないので、サイクル効率を40%程度以上とすること
ができない。
【0050】それに対し、部分凝縮(凝縮率=50%)
の場合(図中右縦軸の実線)には、再生熱交換器II5
の温度差が0となる時の再生熱交換器Iの温度効率はほ
ぼ100%となり、この時のサイクル効率(図中右縦軸
の実線)も50%近くとなる。現実には温度効率が10
0%の熱交換器は存在しないが、例えば、再生熱交換器
I4の温度効率を80〜90%としたとしても、前記の
全凝縮(凝縮率=100%)の場合よりも高いサイクル
効率を得ることが可能となる。
【0051】=具体例= 以下、本発明の原子炉プラントが、非凝縮サイクル炉及
び全凝縮サイクル炉よりもサイクル効率が大きいことを
図4により示す。
【0052】図4は、原子炉のサイクル効率を縦軸とし
て、原子炉出口における冷却材温度を横軸としている。
図中には、原子炉出口における冷却材圧力を数種類に変
化させて、各タイプの原子炉(部分凝縮サイクル炉(本
発明の原子炉プラント)、非凝縮サイクル炉及び全凝縮
サイクル炉)について原子炉のサイクル効率を計算した
ものである。図中の一点鎖線は全凝縮サイクル炉のサイ
クル効率を示し、破線は非凝縮サイクル炉のサイクル効
率を示し、実線は本発明の原子炉プラント(部分凝縮サ
イクル炉)のサイクル効率を示す。
【0053】各々のタイプの原子炉のサイクル効率を求
めるに当たっては、表2に示した計算条件を採用してい
る。
【0054】
【表2】
【0055】図4によれば、計算を行った全ての原子炉
出口における冷却材圧力及び冷却材の温度範囲におい
て、本発明の原子炉プラントである部分凝縮サイクル炉
が非凝縮サイクル炉及び全凝縮サイクル炉よりもサイク
ル効率が勝っていることが判る。
【0056】以上、具体例を挙げながら発明の実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は
上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸
脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能であ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷却材として二酸化炭素を用いて部分凝縮サイクル炉を
採用し、二酸化炭素の凝縮率を適切に設定することで、
気相での圧縮仕事を減らす効果と凝縮器排熱を減らす効
果の双方を取り込んで、サイクル効率を元々の非凝縮サ
イクル炉や全凝縮サイクル炉よりも向上させ、従来の熱
中性子炉や高速炉よりも高い効率を得ることができ、あ
るいはより低温の条件でも同程度の効率を得ることがで
きる(請求項)。
【0058】また、原子炉内で加熱された冷却材で直接
的にタービンを回し発電機を駆動するので、中間の冷却
系統を必要とせず、発電プラントの構成自体を簡易化す
ることができる。そして構成が簡易化されることによ
り、保守・運転をも簡易化することができる(請求項
)。
【0059】また、本原子炉プラントに用いる原子炉と
して高速炉を採用することにより、従来以上にサイクル
効率のよい原子炉プラントを得ることが可能となる(請
求項)。さらに、本原子炉プラントに用いる原子炉と
して熱中性子炉を採用することにより、従来以上にサイ
クル効率のよい原子炉プラントを得ることが可能となる
(請求項)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原子炉プラントの構成図である。
【図2】 本発明の原子炉プラントの冷却材のサイクル
を示すT−S線図である。
【図3】 本発明の原子炉プラントの冷却材の凝縮率と
サイクル効率との関係を示すグラフである。
【図4】 非凝縮サイクル炉、全凝縮サイクル炉と本発
明の原子炉プラントのサイクル効率を比較したグラフで
ある。
【図5】 従来の原子炉の構成図である。
【符号の説明】
1 原子炉 2 タービン 3 発電機 4 再生熱交換器I 5 再生熱交換器II 6 前置冷却器 7 凝縮器 8 ポンプ 9 圧縮機I 10 圧縮機II 11 分岐点 12,13 冷却材配管
フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−330692(JP,A) 特公 昭46−10961(JP,B1) 特公 昭46−9764(JP,B1) 特公 昭48−20322(JP,B1) 仁田脇武志、加藤恭義、古澤善男,二 酸化炭素冷却直接サイクル高速炉(3) −部分凝縮化によるサイクル効率向上策 の検討−,日本原子力学会「2001年秋の 大会」予稿集,日本,日本原子力学会, 2001年 8月10日,Vol.2001、第2 分冊,P362 中野正明、尾崎博、加藤恭義、古澤善 男、仁田脇武志,二酸化炭素冷却直接サ イクル高速炉(3)−配置・建設コスト の予備検討−,日本原子力学会「2001年 秋の大会」予稿集,日本,日本原子力学 会,2001年 8月10日,Vol.2001、 第2分冊,P361 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21D 5/06 G21C 1/02 G21C 15/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉と、タービンとを有し、原子炉熱
    により超臨界状態の冷却材を加熱し、この加熱された冷
    却材により直接タービンを駆動し、前記タービンの駆動
    後にこのタービンから排出される気体状態の冷却材を冷
    却・圧縮し超臨界状態とした後に再び前記原子炉に循環
    させる原子炉プラントであって、 前記冷却材として二酸化炭素を用い、 前記タービンの出口側と前記原子炉の入口側との間に再
    生熱交換器I、再生熱交換器II、圧縮機I、圧縮機I
    I、凝縮器及びポンプとを設け、前記タービンから排出
    される気体状態の冷却材の全量を再生熱交換器I及び再
    生熱交換器IIを経由させることで冷却し、圧縮機Iに
    おいて加圧した後に、加圧後の冷却材の内の35.0〜
    64.2%の割合の冷却材Iと、残りの65.0〜3
    5.8%の割合の冷却材IIとに分岐させ、 前記の冷却材I を前記凝縮器に導入し液化した後にポン
    プにて臨界圧以上に加圧して超臨界状態とした後に前記
    再生熱交換器IIに導入し、 前記残りの冷却材IIを圧縮機IIに導入し気体状態の
    ままで臨界圧以上に加圧して超臨界状態とした後に、前
    超臨界状態の冷却材と前記超臨界状態の残りの冷却
    IIとを混合し、混合した冷却材を、超臨界状態を保
    って前記再生熱交換器Iを経由して前記原子炉内に導入
    することを特徴とする原子炉プラント。
  2. 【請求項2】 前記原子炉として、高速炉を採用するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の原子炉プラント。
  3. 【請求項3】 前記原子炉として、熱中性子炉を採用す
    ることを特徴とする請求項1に記載の原子炉プラント。
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