JP3530762B2 - バスト美容器 - Google Patents

バスト美容器

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JP3530762B2
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岩男 山崎
良弘 井沢
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Ya Man Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バストカップの裏
側に電極を取り付けてパルス電流を流し、バスト周辺の
筋肉を刺激してバストアップをはかるバスト美容器に関
する。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】電極を取り付けたバス
トカップをブラジャーに挟んでパルス電流を流し、大胸
筋や前鋸筋などバスト周辺の筋肉を刺激してバストを大
きくし、張りをもたせるバスト美容器がバストの悩みを
持つ女性に注目されている。
【０００３】ところがこのバストカップは、非伸縮性の
シリコンゴムで形成しているため、フィット感がなく、
肉厚なので違和感があって着心地が悪く、重いので運動
などで体を動かすとずれるなどの問題があった。また、
表面が固く角があるため、バストに当たる部分がチクチ
クして痛みを感じたり、汗などで汚れても普通の下着の
ように洗濯機で簡単に洗うことができなかった。
【０００４】そこで本発明は、軽くてバストに柔軟にフ
ィットし、下着と同じように扱えるバスト美容器のバス
トカップを提供することを目的になされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は以下のように構成した。
【０００６】すなわち、請求項１の発明は、２枚の絶縁
性のシート地の両端部を収縮力の大きい弾性布を介して
環状に接合して上部を開口した末広形状のバストカップ
を形成し、前記２枚のシート地の裏側にそれぞれ柔軟な
材質の面状電極を取り付け、これらの面状電極にパルス
電源を接続して成るバスト美容器である。請求項２の発
明は、２枚の絶縁性のシート地を収縮力の大きい弾性布
を介してＵ字形に接合してバストカップを形成し、前記
２枚のシート地の裏側にそれぞれ柔軟な材質の面状電極
を取り付け、これらの面状電極にパルス電源を接続して
成るバスト美容器である。請求項３の発明は、前記面状
電極が大胸筋及び前鋸筋に位置するように配置されて成
る請求項１または請求項２記載のバスト美容器である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【０００８】図１と図２に、本発明を実施したバストカ
ップの正面図と側面図を示す。バストカップＡは、絶縁
性の２枚のシートＳの両端部を収縮力の大きいパワーネ
ットＰを介して環状に接合し、上部を開口して末広形状
に形成する。あるいは、図３に示すように、絶縁性の２
枚のシートＳを収縮力の大きいパワーネットＰを介して
Ｕ字形に接合する。そして、２枚のシートＳの裏面を導
電性のカーボンインクでコーティングするか、あるいは
多層印刷して面状電極Ｅを形成する。面状電極Ｅを皮膚
にフィットさせるため、シートＳの表面を空気層やスポ
ンジなどの押圧体で被覆してもよい。面状電極Ｅは、シ
ートＳの表側に取り付けた導電ホックＨに導通し、この
導電ホックＨと図示しないケーブルを介してパルス電源
に接続する。
【０００９】シートＳは、柔軟な非伸縮性のウレタン樹
脂で形成する。パワーネットＰは、ナイロンとウレタン
の合成繊維で形成し、縦横に伸縮自在で、特に横方向に
大きな伸縮性を持つ。
【００１０】図４に、本発明を実施したパルス電源のブ
ロック図を示す。パルス電源は、操作部１で指定したト
リートメントの種類や給電パターンをＣＰＵ２によって
メモリ３から読み出し、トリートメントの種類や給電パ
ターンに基づいて基準クロック発生器４のクロックパル
スを分周したデジタルトリガ信号をＩ／Ｏインタフェー
ス５とＤ／Ａ変換器６を介してパルス発生器７に入力
し、所定の幅と周波数のパルスを生成してトランスＴ１
の一次側に供給する。
【００１１】トランスＴ１と並列にトランスＴ２を接続
し、トランスＴ２に電流検出回路８を接続して電流値を
測定し、過電流が流れていないかどうかを監視する。電
流検出回路８が検出した検出電流は、Ａ／Ｄ変換器９と
Ｉ／０インタフェース５を介してＣＰＵ２に入力し、電
流値が基準をオーバーしているときは、電流保護回路１
０によって遮断スイッチ１１を作動して回路を遮断す
る。
【００１２】トランスＴ１の二次側の一端と他端にそれ
ぞれスイッチング回路１２Ａ、１２Ｂの一端を接続し、
スイッチング回路１２Ａ、１２Ｂの他端を共通にしてコ
ネクタＣを介して面状電極Ｅを分岐接続する。スイッチ
ング回路１２Ａ、１２Ｂはフォトカプラ接続のスイッチ
ング回路で、対応する切換ユニット１３Ａ、１３Ｂの出
力信号によって任意のフォトカプラを通電してスイッチ
ングを行う。これにより、指定したトリートメントの種
類と給電パターンに基づいて左右２枚の面状電極Ｅを任
意に組合せて所定のパルス電流を流す。
【００１３】トリートメントの種類には、５〜１０Ｈｚ
の低い周波数のパルスで身体の深部を刺激し、骨格筋を
運動させて血液の循環を促し、身体を揉みほぐす効果の
あるトーニングと、２０〜１００Ｈｚの高い周波数のパ
ルスで身体の表部を刺激し、上層部の筋肉を運動させて
リンパ液の流れを助長し、浮腫などを取り除く効果のあ
るドレナージュがある。
【００１４】ドレナージュとトーニングには、パルス電
圧をサイクリックに上下して刺激を変化させるスペシャ
ル・ドレナージュとスペシャル・トーニングがある。ま
た、同時に左右２枚の電極間にパルスを流す通常のドレ
ナージュとトーニングの他に、時系列で時間を分けて左
右２枚の電極間にパルスを流す時系列ドレナージュと時
系列トーニング、あるいは時分割で同時に左右２枚の電
極間にパルスを流す時分割ドレナージュと時分割トーニ
ングがある。
【００１５】本発明のバスト美容器は以上のような構成
で、トリートメントを行うときは、左右一対のバストカ
ップＡをブラジャーの下に入れて挟むように着用する。
バストカップＡを着用すると、２枚のシートＳを収縮力
の大きいパワーネットＰが引き寄せてバスト全体を包み
込むようにサポートする。
【００１６】この状態でシートＳの裏面に形成した面状
電極Ｅを導電ホックＨを介してパルス電源に接続し、面
状電極Ｅに指定したトリートメントの種類と給電パター
ンのパルス電流を流す。これにより、パルス電流が揉
む、叩く、押すようにバスト周辺の筋肉を刺激してバス
トを大きくし、バストに張りを与える。バストを寄せる
ときは、バストカップＡを回転して面状電極Ｅを左右に
配置し、前鋸筋を収縮させてバストを横から引き寄せ
る。バストアップをはかるときは、バストカップＡを回
転して面状電極Ｅを上下に配置し、大胸筋を収縮させて
バストを上に引上げる。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバスト美
容器は、２枚の絶縁性のシート地の両端部を収縮力の大
きい弾性布を介して環状に接合して上部を開口した末広
形状のバストカップを形成し、前記２枚のシート地の裏
側にそれぞれ柔軟な材質の面状電極を取り付け、これら
の面状電極にパルス電源を接続する。あるいは、２枚の
絶縁性のシート地を収縮力の大きい弾性布を介してＵ字
形に接合してバストカップを形成し、前記２枚のシート
地の裏側にそれぞれ柔軟な材質の面状電極を取り付け、
これらの面状電極にパルス電源を接続する。従って、本
発明によれば、弾性布が回りからバストを包み込むよう
にサポートするので、さまざまな形のバストに程よくフ
ィットさせることができる。また、バストを引き締めて
形状を補整する効果もある。さらに、柔軟な布地をベー
スに作るので、従来のシリコンゴムと違って肌にやさし
く、汚れても下着と同じように手軽に洗濯でき、軽いの
で動いても重さでずれるようなこともなくなる。また、
裁断した布地を縫合して作るだけなので、従来のシリコ
ンゴムのようにサイズ毎に金型を起こす必要がなく、さ
まざまなサイズのものを安く簡単に取り揃えることがで
きる。
【００１８】本発明のバスト美容器は、面状電極が大胸
筋及び前鋸筋に位置するように配置する。従って、本発
明によれば、胸を引き上げる筋肉と胸を寄せる筋肉を同
時に集中的に刺激して鍛えるので、バストアップに効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を実施したバストカップの正面図であ
る。
【図２】図１の側面図である。
【図３】図１の変形例である。
【図４】本発明を実施したパルス電源のブロック図であ
る。
【符号の説明】
１ 操作部 ２ ＣＰＵ ３ メモリ ４ 基準クロック発生器 ５ Ｉ／Ｏインタフェース ６ Ｄ／Ａ変換器 ７ パルス発生器 ８ 電流検出回路 ９ Ａ／Ｄ変換器 １０ 電流保護回路 １１ 遮断スイッチ １２ スイッチング回路 １３ 切換ユニット Ａ バストカップ Ｃ コネクタ Ｅ 面状電極 Ｈ 導電ホック Ｌ 平面線材 Ｐ パワーネット Ｓ シート Ｔ１〜Ｔ２ トランス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−30781（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−113075（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−209406（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−18851（ＪＰ，Ｕ) 登録実用新案3037877（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61N 1/32 A41C 3/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ２枚の絶縁性のシート地の両端部を収縮
    力の大きい弾性布を介して環状に接合して上部を開口し
    た末広形状のバストカップを形成し、前記２枚のシート
    地の裏側にそれぞれ柔軟な材質の面状電極を取り付け、
    これらの面状電極にパルス電源を接続して成るバスト美
    容器。
  2. 【請求項２】 ２枚の絶縁性のシート地を収縮力の大き
    い弾性布を介してＵ字形に接合してバストカップを形成
    し、前記２枚のシート地の裏側にそれぞれ柔軟な材質の
    面状電極を取り付け、これらの面状電極にパルス電源を
    接続して成るバスト美容器。
  3. 【請求項３】 前記面状電極が大胸筋及び前鋸筋に位置
    するように配置されて成る請求項１または請求項２記載
    のバスト美容器。
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