JP3530071B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3530071B2
JP3530071B2 JP12361399A JP12361399A JP3530071B2 JP 3530071 B2 JP3530071 B2 JP 3530071B2 JP 12361399 A JP12361399 A JP 12361399A JP 12361399 A JP12361399 A JP 12361399A JP 3530071 B2 JP3530071 B2 JP 3530071B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子式卓上計算機等
に代表される電子機器に係る。特に、本発明は、電子機
器を移動させること無しに対面側からも表示部の表示内
容を良好に視認することができるようにするための改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、卓上で商談等を行う場合、電
子式卓上計算機等の電子機器が使用されることがある。
この場合、電子機器を操作している者(以下、操作者と
いう)の方向に向かって表示部が表示される。このた
め、操作者に対面する側の者(以下、対面者という)は
表示部の表示状態が所謂「逆さ文字」となり見難い。
【0003】このため、従来より、対面者に対する表示
部の視認性を良好に得る対策が講じられている。
【0004】その一つとして特開昭61−133463
号公報に開示されている電子計算機がある。この公報に
開示されている電子計算機は、1箇所に設けられた表示
部に対する表示状態を通常表示モードと反転表示モード
とに切り換え可能になっている。つまり、操作面に表示
反転キーを備え、この表示反転キーの操作により、通常
表示モードでは操作者が、また反転表示モードでは対面
者がそれぞれ見易いように表示状態を切り換えるように
なっている。
【0005】また、他の対策の一つとして実開平1−1
13750号公報に開示されている電子計算機がある。
この公報に開示されている電子計算機は、2箇所に表示
部を備えている。一方の表示部と他方の表示部とで互い
に表示状態を反転させ、一方の表示部では操作者が、ま
た他方の表示部では対面者がそれぞれ見易いように表示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した2
つの対策のうち前者のものでは、1箇所に設けられた表
示部を、互いに対面する両者(操作者と対面者)が見る
ことになるため、表示部の表示面の位置をこの両者に対
して最適に設定することが難しかった。何故なら、卓上
計算機の場合、上記両者から表示部が良好に見えるよう
にするためには、表示面を卓上面と平行にせざるを得な
い。表示部の視認性を最適にするためには、表示面を僅
かに傾斜させて、この表示面を操作者や対面者の視線に
対して略直交させることが好ましい。しかし、上述した
ように、1箇所に設けられた表示部を、互いに対面する
両者から良好に見えるようにするためには、表示部を傾
斜させることはできない。このため、本構成では、両者
に対して最適な表示状態を提供することは困難である。
また、表示反転キーを誤って操作した際には、不必要に
表示部が反転表示されてしまい、この場合、表示を元に
戻すための更なるキー操作が必要になり、操作の煩雑化
を招く虞れがあった。
【0007】一方、上述した2つの対策のうち後者のも
のでは、表示部が2箇所に存在するため、表示部を見る
ものは、相手側が見るべき表示部が視野に入り、操作が
し難くなったり、表示面及びその周辺部分に雑然とした
感じを覚えて意匠性の悪化に繋がってしまったりする。
また、この構成では、表示部に必要な面積が大きくなる
ため計算機の大型化を招いてしまうばかりでなく、製造
コストの増大にも繋がってしまう。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、対面側からも表示部
の表示内容を良好に視認することができるように構成さ
れた電子機器に対し、操作者と対面者とのそれぞれに対
して最適な表示状態を得ることができると共に、表示部
の意匠性の向上、小型化及び製造コストの削減を図るこ
とができる電子機器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】−発明の概要− 上記目的を達成するために、本発明は、電子機器を本体
部と表示部とに分割し、表示部を操作者に向かう姿勢と
対面者に向かう姿勢との間で本体部に対して回動自在と
する。そして、この表示部の回動姿勢に応じ、操作者及
び対面者それぞれに対して良好な視認性が得られるよう
に表示部の表示状態を切り換えるものである。
【0010】−解決手段− 具体的に、本発明が講じた第1の解決手段は、操作面
と、傾斜面で成る背面とを有し、側面視が略三角形に形
成された本体部と、上記本体部の操作面と背面との稜線
部分に設けられたヒンジ機構によって本体部に連結され
た表示部とを備えさせる。また、上記表示部を、表示面
を操作者側に向ける第1の回動位置と、この第1の回動
位置から上記背面に接する側に回動されることにより操
作者に対面する者の視線に対して表示面が略直交する第
2の回動位置との間で水平軸回りに回動自在とする。ま
た、この電子機器に検出手段と表示切り換え手段とを備
えさせる。検出手段は、上記表示部が第2の回動位置に
回動されたことを検出可能であり、この検出に伴って検
出信号を出力する。表示切り換え手段は、上記検出手段
の検出信号を受けたとき、表示面の表示状態を、第1の
回動位置での表示状態に対して上下を逆さにした逆さ表
示に切り換える。
【0011】この特定事項により、表示部が、第1の回
動位置から第2の回動位置に回動された際、検出手段が
そのことを検出して検出信号を発信する。表示切り換え
手段は、この検出信号を受け、表示面の表示状態を、第
1の回動位置での表示状態に対して上下を逆さにした逆
さ表示に切り換える。このように、表示部の回動位置の
変更に連動して表示面の表示状態を表示面を見る者(操
作者または対面者)に応じて適切に切り換えることがで
きる。このため、対面者に対する表示状態が「逆さ文
字」表示とならず、この対面者は表示面の表示内容を良
好に読み取ることができる。また、一つの表示面で操作
者及び対面者の双方に対して良好な視認性を確保するこ
とができるので、複数の表示面を備えるものに比べて、
表示部の意匠性の向上、電子機器の小型化及び製造コス
トの削減を図ることもできる。
【0012】第2の解決手段は、対面者に対する表示面
の表示状態が安定して得られるようにしたものである。
つまり、上記第1の解決手段において、表示部が第2の
回動位置に回動されたとき、この表示部を第2の回動位
置にロックするロック機構を設けている。
【0013】この特定事項により、表示部が第2の回動
位置にある状態では、この表示部がロック機構によりロ
ックされて第2の回動位置に保持される。このため、表
示部が不用意に回動してしまうことが阻止され、対面者
の視認性は良好に確保される。
【0014】第3の解決手段は、第2の回動位置にある
表示部を手動操作によらずに第1の回動位置に戻せるよ
うにしたものである。つまり、上記第2の解決手段にお
いて、ロック機構によるロック状態が解除された際、表
示部を第1の回動位置に戻すように、表示部を回動付勢
する付勢部材をヒンジ機構に備えさせている。
【0015】この特定事項により、ロック機構により表
示部が第2の回動位置に保持されている状態からロック
状態を解除すると、付勢部材の付勢力により表示部は第
1の回動位置に戻る。つまり、手動操作によらずに、表
示面を操作者側に向けることができる。
【0016】第4〜第6の解決手段は、ロック機構のロ
ック状態を解除するための手段の配設位置を特定したも
のである。つまり、第4の解決手段は、上記第3の解決
手段において、ロック機構に、本体部の操作面に設けら
れたロック解除手段を備えさせ、このロック解除手段の
操作によりロック機構のロック状態を解除できるように
している。第5の解決手段は、上記第3の解決手段にお
いて、ロック機構に、本体部の背面に設けられたロック
解除手段を備えさせ、このロック解除手段の操作により
ロック機構のロック状態を解除できるようにしている。
第6の解決手段は、上記第3の解決手段において、ロッ
ク機構に、本体部の背面に設けられた第1のロック解除
手段と、本体部の操作面に設けられた第2のロック解除
手段とを備えさせ、これらロック解除手段の操作により
ロック機構のロック状態を解除できるようにしている。
【0017】第7及び第8の解決手段は、検出手段の構
成を具体化したものである。つまり第7の解決手段は、
上記第1の解決手段において、検出手段としてマイクロ
スイッチを採用している。このマイクロスイッチは、表
示部が第2の回動位置に回動された際に、この表示部に
より押しボタンが操作され、この押しボタンが操作され
ることに伴って検出信号を発信するようになっている。
第8の解決手段は、上記第1の解決手段において、検出
手段として光センサを採用している。この光センサは、
表示部が第2の回動位置に回動された際に、この表示部
により外光が遮断され、この外光の遮断に伴って検出信
号を発信するようになっている。
【0018】第9の解決手段は、検出手段としてのマイ
クロスイッチに、表示部が第2の回動位置に回動された
ことを検出する機能以外の機能を兼ね備えさせるもので
ある。つまり、電子機器を本体部と表示部とにより構成
する。本体部と表示部とをヒンジ機構により連結して、
表示部が、表示面を操作者側に向ける第1の回動位置
と、表示面を操作者に対面する者側に向ける第2の回動
位置との間で水平軸回りに回動自在となるようにする。
また、この電子機器に検出手段と表示切り換え手段とを
備えさせる。検出手段は、上記表示部が第2の回動位置
に回動されたことを検出可能であり、この検出に伴って
検出信号を出力する。表示切り換え手段は、上記検出手
段の検出信号を受けたとき、表示面の表示状態を、第1
の回動位置での表示状態に対して上下を逆さにした逆さ
表示に切り換える。そして、上記検出手段としてマイク
ロスイッチを採用している。このマイクロスイッチは、
表示部が第2の回動位置に回動された際に、この表示部
により押しボタンが操作され、この押しボタンが操作さ
れることに伴って検出信号を発信するようになってい
る。更に、このマイクロスイッチを本体部に取り付け、
表示部が第1の回動位置にあるときにはこの表示部によ
って押しボタンが押し込まれてマイクロスイッチがオフ
状態となるようにする。一方、表示部に、この表示部が
第2の回動位置に回動された際に、マイクロスイッチの
押しボタンが嵌まり込む開口を形成する。また、マイク
ロスイッチの押しボタンが表示部の開口に嵌まり込んだ
ときにマイクロスイッチが検出信号を発信するように構
成されている。
【0019】この特定事項により、表示部が第2の回動
位置に回動された状態では、マイクロスイッチの押しボ
タンが表示部の開口に嵌まり込んでいる。このため、こ
の押しボタンが表示部の不用意な回動を阻止することに
なる。つまり、マイクロスイッチは、表示部が第2の回
動位置に回動されたことを検出する機能と、表示部を第
2の回動位置に保持する機能とを兼ね備えていることに
なる。
【0020】第10の解決手段は、電子機器の適用例を
具体化したものである。つまり、この電子機器を電子式
卓上計算機として構成している。
【0021】電子式卓上計算機は、商談等を行う際に使
用される。この際、計算結果を頻繁に対面者に見せなが
ら商談を進めるといった使われ方が多い。従って、表示
部を回動させるのみで対面者へ表示面を向けることがで
きる本発明に係る電子機器では、電子式卓上計算機とし
て利用することにより、本発明の効果が特に顕著に現れ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、本形態では、本発明に係る電
子機器として電子式卓上計算機を採用した場合について
説明する。本発明は、これに限らず、表示部を備えた電
子機器であれば適用可能である。
【0023】(第1実施形態)先ず、本発明に係る第1
の実施形態について説明する。
【0024】−電子計算機の構成の説明− 図1は本形態に係る電子計算機の外観を示す斜視図であ
る。図2はその側面図である。図3はその正面図であ
る。これら図に示すように、本電子計算機は、本体部1
と、この本体部1に対して回動自在に支持された表示部
2とを備えている。
【0025】上記本体部1は、側面視が略直角三角形に
形成された三角柱状に形成されている(図2参照)。こ
の略直角三角形の斜辺に相当する部分が底面11となっ
ている。この本体部1の上面12,13のうち傾斜角度
の小さい側が操作面12である。一方、傾斜角度の大き
い側が背面13である。上記操作面12には複数の入力
キー14,14,…が配設されている。
【0026】表示部2は、本体部1の操作面12と背面
13との稜線部分に水平軸回りに回動自在に支持されて
いる(図2の矢印参照)。この表示部2の片側面(図1
における手前側の面)には表示面としての表示パネル2
1が備えられている。この表示パネル21は、上記入力
キー14,14,…から入力された数字や計算結果等が
表示される。
【0027】以下、この表示部2を本体部1に対して回
動自在に支持するヒンジ機構3について説明する。図3
及び図4に示すように、本体部1における操作面12と
背面13との稜線部分には、その長手方向の中央部分が
上方へ膨出されて成る支持部15が形成されている。一
方、表示部2の下端部分には、上記支持部15を左右両
側から挟み込むように膨出された被支持部22,22が
形成されている。
【0028】上記本体部1の支持部15には水平方向に
延びる回動軸31が回動自在に挿通されている。この回
動軸31の長さ寸法は支持部15の長さ寸法よりも僅か
に長く設定されており、この回動軸31の左右両側部分
は支持部15の左右両側面から僅かに突出している。表
示部2の被支持部22は、この回動軸31の突出部分が
挿通されて回動一体に固定されている。つまり、表示部
2は回動軸31を中心として本体部1に対して相対的に
回動自在となっている(図2の矢印参照)。このため、
図2に実線で示す回動位置(第1の回動位置)では、電
子計算機を操作している者(操作者)に向かって表示パ
ネル21が向いている一方、図2に仮想線で示す回動位
置(第2の回動位置)では、操作者に対面する者(対面
者)に向かって表示パネル21が向くことになる。ま
た、本形態の特徴の一つは、図2に仮想線で示す回動位
置では表示パネル21の表示状態が、図2に実線で示す
回動位置にある場合とは上下左右が反転された逆さ表示
とされることにある。つまり、図5(a)に示す表示状
態を図5(b)の状態に切り換えることで対面者に対し
て「逆さ文字」表示とならないようになっている。この
表示切り換えのための構成については後述する。
【0029】尚、表示部2の被支持部22と回動軸31
とを回動一体に固定する手段としては、接着剤や、この
両者22,31を相対回転不能に連結する回り止めピン
等が使用される。また、それ以外の方法でこの両者2
2,31を固定してもよい。
【0030】また、上記回動軸31と本体部1との間に
は、表示部2を一方の回動方向へ常時付勢しておくため
の付勢部材としてのコイルばね32が装着されている。
具体的には、図4及び図6(図4におけるVI-VI 線に沿
った断面図)に示すように、このコイルばね32は、本
体部1の支持部15の内部において回動軸31の外周側
に外装されている。このコイルばね32の一端は回動軸
31に形成された係止孔33に差し込まれて係止されて
いる。一方、コイルばね32の他端は本体部1の支持部
15の内壁に係止されている。また、このコイルばね3
2は、その付勢力が図6における矢印イの方向に常時作
用するように周方向に捩じられた状態で装着されてい
る。この付勢力の方向は、表示部2を操作面12に向っ
て回動させる方向(図2における実線で示す姿勢となる
方向)である。尚、ここでは1個のコイルばね32を使
用したが、複数のコイルばねを使用して安定した付勢力
が得られるようにしてもよい。
【0031】次に、表示部2の回動範囲を規制する構造
について説明する。図7〜図9に示すように、本体部1
の支持部15の側面16には所定の角度幅(例えば12
0°)をもった円弧状の溝17が形成されている。この
溝17の円弧中心は回動軸31の軸心に一致している。
一方、表示部2の被支持部22における上記支持部15
の側面16に対面する側面23には、上記溝17に嵌ま
り込む突起24が突設されている。このため、図8に矢
印で示す方向(本体部1の操作面12側に向かう方向)
に表示部2が回動する際、この回動に伴って突起24が
溝17内を移動し、この突起24が溝17の一端部に当
接する位置で表示部2の回動が規制される。図8は、こ
の回動が規制された状態を示している。同様に、図9に
矢印で示す方向(本体部1の背面13側に向かう方向)
に表示部2が回動する際にも、この回動に伴って突起2
4が溝17内を移動し、この突起24が溝17の他端部
に当接する位置で表示部2の回動が規制される。図9
は、この回動が規制された状態を示している。このよう
に、表示部2の回動範囲は溝17の角度幅によって規制
されている。尚、この溝17の形状は、図8に示す状態
では、表示パネル21が操作者の視線に対して略直交
し、図9に示す状態では、表示パネル21が対面者の視
線に対して略直交するように設定されている。例えば、
これらの状態において表示パネル21が水平面に対して
60°程度の傾斜角度を有するように設定される。
【0032】本電子計算機は、表示部2を本体部1の背
面13側に回動させた状態をロックするロック機構4を
備えている。以下、このロック機構4について説明す
る。図10に示すように、本体部1の背面13の内側に
は、ロックプレート41が装着されている。このロック
プレート41は、本体部1の背面13と平行に配設され
た板材であり、ロック孔42及び第1のロック解除手段
としてのロック解除レバー43を備えている。また、こ
のロックプレート41は、所定ストロークをもって本体
部1の背面13の傾斜方向に沿ってスライド移動自在と
なっていると共に、図示しないスプリングの付勢力によ
って下方への付勢力が付与されている。
【0033】本体部1の背面13における上記ロック孔
42及びロック解除レバー43にそれぞれ対向した位置
には上下一対の貫通孔13a,13bが形成されてい
る。下側の貫通孔13bにはロック解除レバー43が挿
通されて本体部1の背面13から突出している。つま
り、このロック解除レバー43を本体部1の背面13側
から操作することにより、ロックプレート41をスプリ
ングの付勢力に抗して斜め上方へスライド移動できるよ
うになっている。
【0034】一方、表示部2の背面25にはロック爪4
4が突設されている。このロック爪44の突設位置は、
表示部2が本体部1の背面13側に回動した際に、本体
部1の背面13に形成された上側の貫通孔13a及びロ
ックプレート41のロック孔42に挿通する位置に設定
されている。このロック爪44にはロック孔42に挿通
される際にこのロック孔42の開口縁を押圧してロック
プレート41を斜め上方へスライド移動させる傾斜面4
5を備えている。
【0035】表示部2の背面25には、この表示部2が
本体部1の背面13側に回動されたことを検出するため
の検出手段としてのマイクロスイッチ5が設けられてい
る。このマイクロスイッチ5は、本体部1の背面13の
内側面にビス止め等の手段によって固定されており、押
しボタン51が、本体部1の背面13に形成された貫通
孔13cから突出している。つまり、表示部2が本体部
1の背面13側に回動されて、図11に示すように、表
示部2の背面25が押しボタン51を押し込むことによ
りマイクロスイッチ5がオンし、表示部2が本体部1の
背面13側に回動されたことを検出する構成となってい
る。
【0036】−表示制御システムの説明− 次に、本電子計算機の表示パネル21の表示制御システ
ムについて説明する。
【0037】図12は、本システムのブロック図であ
る。この図に示すように、本システムは、上記入力キー
14等に相当する入力部14、表示パネル21、上記マ
イクロスイッチ5に相当する検出部5、表示切り換え手
段としてのROM61、RAM62、CPU63により
構成されている。
【0038】入力部14は、数字等の置数データを入力
する置数キーや演算処理等を支持する演算キー等より成
るキー群により構成される。表示パネル21は、上記入
力部14から入力された置数キーの内容を表示したり、
演算結果等を表示したりする部分である。検出部5は、
上述したマイクロスイッチ5の押しボタン51が押し込
まれた際に検出信号を発信するようになっている。RO
M61は、演算を行うプログラムや表示内容を上下左右
反対に表示制御するプログラムが書き込まれている。R
AM62は、入力部14からの置数データや表示パネル
21へ表示内容のデータを一時的に記憶するものであ
る。CPU63は、上記各手段同士の間での制御信号の
処理及び送受信を行うものである。
【0039】この構成により、入力部14で入力された
置数キーで演算処理を指示した場合、ROM61の演算
プログラムで演算処理を行う。その演算処理結果はRA
M62に記憶されると共に表示パネル21へ表示され
る。ここで、表示部2が本体部1の背面13側に回動さ
れてロック機構4にロックされた場合には、これをマイ
クロスイッチ5が検出する。そして、マイクロスイッチ
5から検出信号が送信され、CPU63を経由してRO
M61にある表示内容のデータを上下左右反対になるよ
うに制御し、その制御された表示内容がRAM62に記
憶される。その後、表示パネル21にその表示内容のデ
ータを送信して表示が行われる。このように、表示部2
が本体部1の背面13側に回動した際には、表示パネル
21の表示内容が上下左右反転表示され、対面者に対し
て「逆さ文字」表示とならないようになっている。
【0040】また、ロック解除レバー43の操作により
ロック機構4によるロック状態が解除されると、マイク
ロスイッチ5がオフし、表示パネル21の表示内容が再
び上下左右反転表示されて元の状態に戻るようになって
いる。
【0041】−電子計算機の使用状態の説明− 次に、上述の如く構成された電子計算機の使用状態につ
いて説明する。卓上で商談等を行う際、先ず、操作者が
電子計算機によりある計算を行う。この場合、表示パネ
ル21を操作面12側に回動させておき、この表示パネ
ル21を操作者に向かわせる。そして、計算結果を対面
する相手側である対面者に示す場合には、電子計算機を
移動させることなく、表示部2をコイルばね32の付勢
力に抗して本体部1の背面13側に回動させる(図10
の矢印ロ参照)。そして、表示部2の背面25に形成さ
れているロック爪44を、本体部1の背面13に形成さ
れた上側の貫通孔13a及びロックプレート41のロッ
ク孔42に挿通させる。この際、ロック爪44の傾斜面
45がロック孔42の開口縁を押圧してロックプレート
41を斜め上方にスライド移動させる(図11の矢印ハ
参照)。そして、このロック爪44がロックプレート4
1を乗り越えて奥側まで押し込まれると、スプリングの
付勢力によりロックプレート41が元の位置まで戻って
(図11の矢印ニ参照)ロック爪44がロックプレート
41に係止される。この状態では、表示部2の背面25
が押しボタン51を押し込むことによりマイクロスイッ
チ5がオンする。これにより、上記表示制御システムの
作動により、表示パネル21の表示内容が上下左右反転
表示される。このため、対面者に対して「逆さ文字」表
示とならず、この対面者は表示パネル21の表示内容が
良好に読み取れる。
【0042】その後、再び操作者による計算を行う場合
には、表示部2を操作面12側に回動させて表示パネル
21を操作者に向かわせる必要がある。この際、対面者
がロックプレート41のロック解除レバー43をスプリ
ングの付勢力に抗して斜め上方(図11の矢印ハ参照)
に移動させる。これにより、ロックプレート41による
ロック爪44の係止状態が解除され、表示部2はコイル
ばね32の付勢力により、操作面12側に回動し、表示
パネル21が操作者に向かうことになる。
【0043】−実施形態の効果− このように、本形態では、本体部1に対して表示部2を
回動自在に支持させ、この回動によって表示パネル21
を操作者側に向かわせる状態と対面者側に向かわせる状
態とを切り換え可能にしている。また、この切り換えに
伴い表示パネル21の表示状態を上下左右反転させて、
操作者及び対面者の双方に対して「逆さ文字」表示とな
らないような表示状態にしている。このため、この両者
に対して表示パネル21の表示内容を良好に視認させる
ことができる。また、表示部2の各位置では操作者及び
対面者のそれぞれの視線に対して略直交する方向に表示
パネル21を位置させることができる。このため、操作
者と対面者とのそれぞれに対して最適な表示状態を得る
ことができる。更に、2つの表示パネルを使用して操作
者及び対面者の双方に対して良好な視認性を確保してい
た従来のものに比べて、表示部2の意匠性の向上、電子
計算機の小型化及び製造コストの削減を図ることもでき
る。
【0044】また、本形態の電子計算機では、表示パネ
ル21の表示状態を切り換えるための特別なキー操作は
必要ない。反転表示のためのキーを有する従来の電子計
算機では、このキーを誤って操作した際に、不必要に反
転表示されてしまうことがあった。本形態の電子計算機
では、表示部2が対面者側に向くように回動させる操作
に連動して表示パネル21の表示が切り換わるため、特
別なキー操作無しに必要に応じて反転表示を行うことが
でき、極めて操作性が良好である。
【0045】(第2実施形態)次に、本発明に係る第2
の実施形態について説明する。本形態は、表示部2が本
体部1の背面13側に回動されたことを検出するための
手段の変形例であり、その他の構成は上述した第1実施
形態のものと同様である。従って、ここでは、この検出
のための手段についてのみ説明する。
【0046】図13に示すように、本形態に係る電子計
算機では、上述した第1実施形態のマイクロスイッチ5
に代えて光センサ5’が用いられている。つまり、この
光センサ5’は、本体部1の背面13に形成された貫通
孔13cに受光部が臨むように本体部1の内部に取り付
けられている。この光センサ5’は、受光部に光を受け
ている際にはオフ状態であり、受光部に光を受けていな
い際にはオンして検出信号を発信するものである。
【0047】表示部2が本体部1の操作面12側の回動
位置にある場合には、貫通孔13cから外光が光センサ
5’の受光部に届く。この場合には光センサ5’はオフ
している。これに対し、表示部2が本体部1の背面13
側の回動位置にある場合(図13に示す状態)には、表
示部2によって貫通孔13cが塞がれる。このため、光
センサ5’の受光部には外光が届かなくなり、光センサ
5’はオンして検出信号を発信する。これに伴って表示
パネル21の表示内容が上下左右反転表示され、対面す
る者が表示パネル21の表示内容を良好に読み取ること
ができるようになっている。
【0048】(第3実施形態)次に、本発明に係る第3
の実施形態について説明する。本形態は、ロック機構4
のロック解除動作を操作面12からも行えるようにした
ものである。つまり、操作者からも容易にロック解除が
行えるようにしたものである。
【0049】図14に示すように、本形態に係る電子計
算機の本体部1の操作面12には第2のロック解除手段
としてのロック解除キー46が設けられている(図1で
は、このロック解除キー46の配設位置を仮想線で示し
ている)。このロック解除キー46は伝動プレート47
を介してロックプレート41に連繋されている。伝動プ
レート47は、本体部1内の底面に沿って延びるスライ
ド伝動プレート47bと、このスライド伝動プレート4
7bの一端とロック解除キー46とを繋ぐ可撓性を有す
る第1伝動プレート47aと、スライド伝動プレート4
7bの他端とロックプレート41とを繋ぐ可撓性を有す
る第2伝動プレート47cとを備えている。一方、ロッ
クプレート41の下面には、上記第2伝動プレート47
cの上端が当接可能なリブ48が突設されている。ま
た、本体部1内の底部には、第2伝動プレート47cを
リブ48に向けて屈曲させるためのガイドプレート49
が設けられている。
【0050】このため、表示部2がロック機構4によっ
て本体部1の背面13側にロックされている状態におい
て、図15に示すように、ロック解除キー46を押し込
むと、この図15に矢印で示すように、その押し込み力
が第1伝動プレート47aからスライド伝動プレート4
7bに伝達して、このスライド伝動プレート47bが本
体部1の背面13に向かってスライド移動する。このス
ライド移動により第2伝動プレート47cが押される。
この第2伝動プレート47cはガイドプレート49によ
って移動方向が上方に変更される。これにより、第2伝
動プレート47cの上端がロックプレート41のリブ4
8を押圧し、このロックプレート41は斜め上方に移動
する。このロックプレート41の移動により、ロックプ
レート41によるロック爪44の係止状態が解除され、
表示部2はコイルばね32の付勢力により、操作面12
側に回動し、表示パネル21が操作者に向かうようにな
っている。また、ロック解除キー46は、押し込みを解
除すると元の位置に戻るように図示しないスプリング等
による付勢力が与えられている。
【0051】このように本形態の構成によれば、操作者
側及び対面者側の何れの方向からもロック解除操作を行
うことができ、操作者側及び対面者側それぞれの要求に
応じて表示部2の回動姿勢を容易に選択することができ
る。
【0052】尚、上記スライド伝動プレート47bは板
状のものに限らず、棒状のものであってもよい。
【0053】また、本実施形態では、操作者側及び対面
者側の何れの方向からもロック解除操作を行うことがで
きるようにしたが、ロックプレート41にロック解除レ
バー43を設けないようにして、操作者側のみからロッ
ク解除操作が行えるようにしてもよい。
【0054】更には、本形態の構成を採用した場合、本
体部1の側面に、スライド伝動プレート47bのスライ
ド操作を可能とするレバー等を設け、このレバーの操作
によってロック機構4のロック状態を解除することがで
きるようにしてもよい。これによれば、三方向からロッ
ク解除操作を行うことができる。
【0055】(第4実施形態)次に、本発明に係る第4
の実施形態について説明する。本形態は、本発明を携帯
型やハンドタイプの電子計算機に適用した場合である。
ここでは、上述した第1実施形態との相違点についての
み説明する。
【0056】図16に示すように、本形態に係る電子計
算機は、直方体状の本体部1を備えている。この本体部
1に対して表示部2が回動自在に取り付けられている。
図17は操作者に表示パネル21を向けた状態を示して
いる。図18は対面者に表示パネル21を向けた状態を
示している。
【0057】これら図に示すように、本体部1の背面1
3には、対面者に向けて表示部2が回動されたことを検
出するためのマイクロスイッチ5が設けられている。こ
のマイクロスイッチ5は、本体部1の背面13の内側面
にビス止め等の手段によって固定されており、押しボタ
ン51が、本体部1の背面13に形成された貫通孔13
cから突出している。
【0058】尚、本形態に採用されているマイクロスイ
ッチ5は、押しボタン51が押し込まれている状態では
オフし、逆に、押しボタン51の押し込みが解除された
状態ではオンして検出信号を発信するようになってい
る。
【0059】表示部2の被支持部22には、上記マイク
ロスイッチ5の押しボタン51が挿通可能な開口26が
形成されている。この開口26の形成位置は、対面者に
向けて表示部2が回動された際(図18に示す状態)に
マイクロスイッチ5の押しボタン51が挿通するように
設定されている。このため、表示部2が対面者に向かう
位置にないときには、この表示部2の被支持部22がマ
イクロスイッチ5の押しボタン51を押し込むことにな
り、マイクロスイッチ5がオフ状態となる構成である。
言い換えると、対面者に向けて表示部2が回動された際
にのみ押しボタン51の押し込みが解除されてマイクロ
スイッチ5がオンして検出信号を発信し、これに伴って
表示パネル21の表示内容が上下左右反転表示され、対
面者が表示パネル21の表示内容を良好に読み取ること
ができるようになっている。
【0060】本形態の構成によれば、対面者に向けて表
示部2が回動された際には、表示部2の開口26にマイ
クロスイッチ5の押しボタン51が嵌まり込み、この押
しボタン51が開口26に係止することで、表示部2が
不用意に回動してしまうことを阻止できる。つまり、マ
イクロスイッチ5に、表示部2の姿勢を検出する機能
と、表示部2の姿勢を保持する機能とを兼ね備えさせる
ことができる。このため、上述した各実施形態のような
ロック機構を排除することができ、電子計算機全体とし
ての構成の簡素化を図ることができる。
【0061】尚、このような構成の電子機器は、電子計
算機に限らずノート型のパーソナルコンピュータ等にも
適用可能である。
【0062】−その他の実施形態− 上述した各実施形態では、表示部2を操作者に向かう姿
勢と対面者に向かう姿勢との2つの姿勢を採るものとし
た。本発明はこれに限らず、この両姿勢の間の任意の姿
勢を採ることができる構成としてもよい。この場合、表
示部2の回動は手動であってもよい。
【0063】また、ロック機構4も上述した実施形態の
ものに限らない。例えば、本体部1と表示部2とに磁石
を配設し、これら磁石の磁力を利用して表示部2の各回
動姿勢を保持するようにしてもよい。この場合にも表示
部2の回動は手動であってもよい。
【0064】更には、上述した各実施形態では、電子機
器として電子計算機及びノート型のパーソナルコンピュ
ータに本発明を適用した場合について説明したが、本発
明はこれに限らず、表示部を備えたその他の電子機器に
対しても適用可能である。また、本体部1の操作面12
としては、複数の入力キー14を備えるものに限らず、
入力用の液晶表示画面を備え、この画面からの入力が可
能な構成としてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が発揮される。
【0066】請求項1記載の発明では、電子機器を本体
部と表示部とに分割し、表示部を操作者に向かう姿勢と
対面者に向かう姿勢との間で本体部に対して回動自在と
する。そして、この表示部の回動姿勢に応じ、操作者及
び対面者それぞれに対して良好な視認性が得られるよう
に表示部の表示状態を切り換えるようにしている。この
ため、操作者及び対面者の双方に対して「逆さ文字」表
示とならないような表示状態が可能になり、この両者に
対して表示面の表示内容を良好に視認させることができ
る。また、表示部が回動可能であるために、表示部の各
位置では操作者及び対面者のそれぞれの視線に対して略
直交する方向に表示面を位置させることができる。この
ため、操作者と対面者とのそれぞれに対して最適な表示
状態を得ることができる。更に、2つの表示面を使用し
て操作者及び対面者の双方に対して良好な視認性を確保
していた従来のものに比べて、表示部の意匠性の向上、
電子機器の小型化及び製造コストの削減を図ることもで
きる。加えて、本発明に係る電子機器では、表示面の表
示状態を切り換えるための特別なキー操作は必要ない。
反転表示のためのキーを有する従来の電子機器では、こ
のキーを誤って操作した際に、不必要に反転表示されて
しまうことがあった。本発明の電子機器では、表示部が
対面者側に向くように回動させる操作に連動して表示面
の表示が切り換わるため、特別なキー操作無しに必要に
応じて反転表示を行うことができ、極めて操作性が良好
である。
【0067】請求項2記載の発明では、表示部を第2の
回動位置にロックするロック機構を設けている。このた
め、対面者に対する表示面の表示状態が安定して得ら
れ、表示部が不用意に回動してしまうことが阻止され、
対面者の視認性を良好に確保することができる。その結
果、対面者への表示状態が十分に配慮された電子機器を
提供することができる。
【0068】請求項3記載の発明では、ロック機構によ
るロック状態が解除された際、表示部を第1の回動位置
に戻す付勢部材を設けている。このため、手動によって
表示部を回動させること無しに表示面を操作者側に向け
ることができ、使い勝手の良好な電子機器を提供するこ
とができる。
【0069】請求項4〜請求項6記載の発明では、ロッ
ク機構のロック状態を解除するための手段の配設位置を
具体化している。このため、本発明に係る電子機器の実
用性の向上を図ることができる。特に、請求項6記載の
発明では、操作者側及び操作者側以外の方向の何れの方
向からでもロック状態を解除できるようにしているの
で、操作者側及び対面者側それぞれの要求に応じて表示
部の回動位置を容易に選択することができる。
【0070】請求項7及び請求項8記載の発明では、表
示部が第2の回動位置に回動されたことを検出する検出
手段としてマイクロスイッチや光センサを採用してい
る。このため、比較的、安価で且つ確実な検出が可能な
検出手段を実現でき、電子機器の実用性の向上を図るこ
とができる。
【0071】請求項9記載の発明では、検出手段として
のマイクロスイッチに、表示部が第2の回動位置に回動
されたことを検出する機能と、表示部を第2の回動位置
に保持する機能とを兼ね備えさせている。このため、検
出手段とは別にロック機構を備えさせる必要が無い。従
って、電子機器全体としての構成の簡素化を図ることが
できる。
【0072】請求項10記載の発明では、電子機器を電
子式卓上計算機として構成している。電子式卓上計算機
は、商談等を行う際に、計算結果を頻繁に対面者に見せ
るといった使われ方が多い。従って、本発明の電子機器
を電子式卓上計算機として利用することにより、上述し
た請求項1記載の発明に係る効果を特に顕著に得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る電子計算機の外観を示す斜
視図である。
【図2】第1実施形態に係る電子計算機の側面図であ
る。
【図3】第1実施形態に係る電子計算機の正面図であ
る。
【図4】表示部を回動自在に支持するヒンジ機構を説明
するための図である。
【図5】表示パネルの表示切り換え状態を説明するため
の図である。
【図6】図4におけるVI-VI 線に沿った断面図である。
【図7】表示部の回動範囲を規制するための構成を示す
断面図である。
【図8】表示部が操作面側への回動規制された状態を示
す図である。
【図9】表示部が背面側への回動規制された状態を示す
図である。
【図10】ロック機構を説明するための断面図である。
【図11】表示部のロック状態を示す断面図である。
【図12】表示パネルの表示制御システムを示すブロッ
ク図である。
【図13】第2実施形態を示す図11相当図である。
【図14】第3実施形態を示す図11相当図である。
【図15】第3実施形態におけるロック解除動作を説明
するための図である。
【図16】第4実施形態に係る電子計算機の外観を示す
斜視図である。
【図17】第4実施形態において表示部が操作面側への
回動された状態を示す図である。
【図18】第4実施形態において表示部が背面側への回
動された状態を示す図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 表示部 21 表示パネル(表示面) 3 ヒンジ機構 32 コイルばね(付勢部材) 4 ロック機構 43 ロック解除レバー(第1のロック解除手段) 46 ロック解除キー(第2のロック解除手段) 5 マイクロスイッチ(検出手段) 5’ 光センサ(検出手段) 61 ROM(表示切り換え手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−197507(JP,A) 特開 平6−104817(JP,A) 特開 平10−111658(JP,A) 特開 平4−350787(JP,A) 特開 平6−52113(JP,A) 特開 平4−326152(JP,A) 特開 平8−179851(JP,A) 特開 昭54−116213(JP,A) 特開 平6−259166(JP,A) 特開 平9−106386(JP,A) 特開2000−259284(JP,A) 実開 昭63−86689(JP,U) 実開 昭62−65682(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 15/02 G06F 1/16 G09F 9/00 G09F 11/00 G07G 1/00 - 5/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作面と、傾斜面で成る背面とを有し、
    側面視が略三角形に形成された本体部と、 上記本体部の操作面と背面との稜線部分に設けられたヒ
    ンジ機構によって本体部に連結された表示部とを備え、 上記表示部は、 表示面を操作者側に向ける第1の回動位
    置と、この第1の回動位置から上記背面に接する側に回
    動されることにより操作者に対面する者の視線に対して
    表示面が略直交する第2の回動位置との間で水平軸回り
    に回動自在となっており、 上記表示部が第2の回動位置に回動されたことが検出可
    能であり、この検出に伴って検出信号を出力する検出手
    段と、 上記検出手段の検出信号を受けたとき、表示面の表示状
    態を、第1の回動位置での表示状態に対して上下を逆さ
    にした逆さ表示に切り換える表示切り換え手段とを備え
    ていることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器において、 表示部が第2の回動位置に回動されたとき、この表示部
    を第2の回動位置にロックするロック機構が設けられて
    いることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子機器において、 ヒンジ機構は、ロック機構によるロック状態が解除され
    た際、表示部を第1の回動位置に戻すように、表示部を
    回動付勢する付勢部材を備えていることを特徴とする電
    子機器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電子機器において、 ロック機構は本体部の操作面に設けられたロック解除手
    段を備えており、このロック解除手段の操作によりロッ
    ク機構のロック状態を解除する構成とされていることを
    特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の電子機器において、 ロック機構は本体部の背面に設けられたロック解除手段
    を備えており、このロック解除手段の操作によりロック
    機構のロック状態を解除する構成とされていることを特
    徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の電子機器において、 ロック機構は、本体部の背面に設けられた第1のロック
    解除手段と、本体部の操作面に設けられた第2のロック
    解除手段とを備えており、これらロック解除手段の操作
    によりロック機構のロック状態を解除する構成とされて
    いることを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電子機器において、 検出手段は、表示部が第2の回動位置に回動された際
    に、この表示部により押しボタンが操作されることに伴
    って検出信号を発信するマイクロスイッチであることを
    特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電子機器において、 検出手段は、表示部が第2の回動位置に回動された際
    に、この表示部により外光が遮断されることに伴って検
    出信号を発信する光センサであることを特徴とする電子
    機器。
  9. 【請求項9】 本体部と表示部とがヒンジ機構により連
    結されて、表示部が、表示面を操作者側に向ける第1の
    回動位置と、表示面を操作者に対面する者側に向ける第
    2の回動位置との間で水平軸回りに回動自在となってお
    り、 上記表示部が第2の回動位置に回動されたことが検出可
    能であり、この検出に伴って検出信号を出力する検出手
    段と、 上記検出手段の検出信号を受けたとき、表示面の表示状
    態を、第1の回動位置での表示状態に対して上下を逆さ
    にした逆さ表示に切り換える表示切り換え手段とを備え
    ており、 上記検出手段は、表示部が第2の回動位置に回動された
    際に、この表示部により押しボタンが操作されることに
    伴って検出信号を発信するマイクロスイッチであって、
    この マイクロスイッチは、本体部に取り付けられ、表示
    部が第1の回動位置にあるときにはこの表示部によって
    押しボタンが押し込まれてオフ状態となるものである一
    方、 表示部には、この表示部が第2の回動位置に回動された
    際に、マイクロスイッチの押しボタンが嵌まり込む開口
    が形成されており、 上記マイクロスイッチの押しボタンが表示部の開口に嵌
    まり込んだときにマイクロスイッチが検出信号を発信す
    るようになっていることを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のうち1つに記載の電子
    機器において、 電子式卓上計算機として構成されていることを特徴とす
    る電子機器。
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