JP3529945B2 - ポリエチレン製医療用ボトル - Google Patents

ポリエチレン製医療用ボトル

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JP3529945B2
JP3529945B2 JP17906596A JP17906596A JP3529945B2 JP 3529945 B2 JP3529945 B2 JP 3529945B2 JP 17906596 A JP17906596 A JP 17906596A JP 17906596 A JP17906596 A JP 17906596A JP 3529945 B2 JP3529945 B2 JP 3529945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレン製医
療用ボトルに関し、さらに詳しくは、衛生性、柔軟性、
耐衝撃性、透明性、耐熱性等に優れ、血液、薬液等を入
れるためのポリエチレン製医療用ボトルに関する。
【0002】
【発明の技術的背景】現在、使用されている医療用容器
としては、ガラス、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
からなる硬質の容器、可塑剤を含むポリ塩化ビニルから
なる軟質の袋などが知られている。しかしながら、上記
の硬質の容器は、血液、薬液などの内容液を滴下する際
に、通気針または通気孔付きの輸液セットを用いて空気
を導入する必要があり、また、これらの器具による内容
液の汚染などが生じるおそれがある。一方、軟質の袋
は、内容液を滴下する際に、上記の硬質の容器とは異な
り、内容液の滴下とともに袋自体が大気圧によって絞ら
れるため、空気の導入が不要であり、衛生性に優れ、運
搬の便利性、廃棄物の嵩が小さい等の利点がある。しか
しながら、この軟質の袋は、ポリ塩化ビニルに含まれる
可塑剤、残留モノマーの毒性等の問題がある。
【0003】これに対し、柔軟性、透明性、衛生性等の
向上を目的として、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エ
ラストマー等のポリマーを中間層に用いた医療用袋が提
案されている(特開昭58−165866号公報)。し
かしながら、この医療用袋では、中間層に使われるポリ
マーの耐熱性が乏しいため、滅菌時に袋にシワが発生す
るなどの問題がある。また、従来のポリエチレンを原料
とした医療用袋は、耐熱性がやや不十分で滅菌温度を高
くすることができないため、滅菌処理時間が長くなった
り、あるいはクリーン度の高い雰囲気下で滅菌処理を行
なわなければならないなどの滅菌処理工程での効率の悪
さが問題になっている。
【0004】したがって、衛生性および柔軟性が良好
で、日本薬局方に示されている115℃、30分で滅菌
処理を行なっても透明性が失われず、しかも、耐熱性に
優れ、シワや変形が生じたりしないようなポリエチレン
製の医療用容器、たとえば多層フィルムからなる医療用
袋、単層フィルムからなる医療用袋、単層からなる医療
用ボトルの出現が望まれており、このような医療用容器
に用いられるポリエチレンの出現が望まれている。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題を解決しようとするものであって、衛生性および柔
軟性が良好で、日本薬局方に示されている115℃、3
0分で滅菌処理を行なっても透明性が失われず、しか
も、耐熱性に優れ、シワや変形が生じたりしないような
ポリエチレン製の医療用ボトルを提供することを目的と
している。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る、ポリエチレン製医療用ボ
トルは、エチレンと、炭素原子数が3〜12のα−オレ
フィンとの共重合体であって、 (i)密度が0.920〜0.935g/cm3 の範囲
にあり、 (ii)190℃、2.16kg荷重におけるメルトフロ
ーレートが1.0〜5.0g/10分の範囲にあり、 (iii)室温におけるデカン可溶成分量率(W)と、密
度(d)とがW<40× exp (−100(d−0.88))+0.1 で示される関係を満たし、 (iv)溶融重合体の190℃におけるずり応力が2.4
×106 dyne/cm2 に到達する時のずり速度で定義さ
れる流動性インデックス(FI(1/秒))と、メルト
フローレート(MFR(g/10分))とがFI>85×MFR で示される関係を満たし、 (v)190℃における溶融張力(MT(g))と、メ
ルトフローレート(MFR(g/10分))とが4.5×MFR -0.65 >MT>2.8×MFR -0.84 で示される関係を満たすポリエチレンからなることを特
徴としている。
【0007】このようなポリエチレンは、 (A)下記式(I)で表される遷移金属化合物と MLx … (I) (式中、Mは周期表第4族から選ばれる遷移金属を示
し、Lは遷移金属原子に配位する配位子を示し、これら
のうち少なくとも2個の配位子Lは、メチル基およびエ
チル基から選ばれる置換基のみを2〜5個有する置換シ
クロペンタジエニル基であり、置換シクロペンタジエニ
ル基以外の配位子Lは、炭素原子数が1〜12の炭化水
素基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子、
トリアルキルシリル基または水素原子であり、xは遷移
金属原子Mの原子価を示す。) (B)有機アルミニウムオキシ化合物とを含むオレフィ
ン重合用触媒の存在下に、エチレンと、炭素原子数が3
〜12のα−オレフィンとを共重合させることにより得
られる。
【0008】
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るポリエチレン
製医療用ボトルについて具体的に説明する。
【0010】医療用容器用ポリエチレン 本発明に係る、医療用容器用ポリエチレンは、エチレン
と炭素原子数が3〜20のα−オレフィンとのランダム
共重合体である。
【0011】このようなポリエチレンでは、エチレンか
ら導かれる構成単位は、75〜99重量%、好ましくは
80〜98重量%、より好ましくは85〜96重量%の
割合で存在し、炭素原子数が3〜20のα−オレフィン
から導かれる構成単位は、1〜25重量%、好ましくは
2〜20重量%、より好ましくは4〜15重量%の割合
で存在することが望ましい。
【0012】ここで炭素原子数が3〜20のα−オレフ
ィンとしては、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-
ヘキセン、4-メチル-1-ペンテン、1-オクテン、1-デセ
ン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-
オクタデセン、1-エイコセンなどが挙げられる。
【0013】ポリエチレンの組成は、13C−NMRによ
り決定した。すなわち、10mmφの試料管中で約20
0mgの共重合体パウダーを1mlのヘキサクロロブタ
ジエンに均一に溶解させた試料の13C−NMRスペクト
ルを、測定温度120℃、測定周波数25.05MHz
、スペクトル幅1500Hz 、パルス繰返し時間4.
2sec 、パルス幅6μsec の測定条件下で測定すること
により決定される。
【0014】本発明に係る医療用容器用ポリエチレン
は、下記(i)〜(v)に示す特性を有している。 (i)密度は、0.915〜0.940g/cm3、好
ましくは0.920〜0.940g/cm3、より好ま
しくは0.920〜0.935g/cm3の範囲であ
る。
【0015】ポリエチレンの密度は、JIS K 71
12のD法に従い、23±0.1℃の温度下で測定す
る。 (ii)190℃、2.16kg荷重におけるメルトフロ
ーレートが0.1〜10.0g/10分、好ましくは0.
5〜8.0g/10分、より好ましくは1.0〜5.0g
/10分の範囲にある。
【0016】メルトフローレートは、ポリエチレンの造
粒ペレットを使用して、ASTMD1238−65Tに
従い190℃、2.16kg荷重の条件下に測定され
る。造粒ペレットは、パウダー状のポリエチレン100
重量部に対して、二次抗酸化剤としてのトリ(2,4-ジ-t
-ブチルフェニル)フォスフェートを0.05重量部、
耐熱安定剤としてのn-オクタデシル-3-(4'ヒドロキシ-
3',5'-ジ-t-ブチルフェニル)プロピネートを0.1重
量%、塩酸吸収剤としてのステアリン酸カルシウムを
0.05重量部配合する。しかる後にハーケ社製コニカ
ルテーパー状2軸押出機を用い、設定温度180℃で溶
融押し出して調製する。
【0017】(iii)室温におけるn-デカン可溶成分量
分率(W(重量%))と密度(d(g/cm3 ))と
が、 W<80×exp(−100(d−0.88))+0.1 好ましくは W<60×exp(−100(d−0.8
8))+0.1 より好ましくは W<40×exp(−100(d−0.8
8))+0.1 で示される関係を満たしている。
【0018】このようなポリエチレンは組成分布が狭い
と言える。n-デカン可溶成分量分率(W(重量%))
は、W=n-デカン可溶成分量/(n-デカン不溶成分量お
よび可溶成分量)×100%で定義される。
【0019】ポリエチレンのn-デカン可溶成分量は、ポ
リエチレン約3gをn-デカン450mlに加え、145
℃で溶解後23℃まで冷却し、濾過によりn-デカン不溶
部を除き、濾液よりn-デカン可溶部を回収することによ
り求められる。
【0020】可溶成分量の少ないもの程組成分布が狭い
ことを意味する。 (iv)溶融重合体の190℃におけるずり応力が2.4
×106 dyne/cm2に到達する時のずり速度で定義さ
れる流動性インデックス(FI(1/秒))と、、メル
トフローレート(MFR(g/10分))とが FI>75×MFR 好ましくは FI>80×MFR より好ましくは FI>85×MFR で示される関係を満たしている。
【0021】従来技術で組成分布の狭いポリエチレンを
製造しようとすると、一般に分子量分布も同時に狭くな
るため流動性も悪くなり、FIが小さくなる。本発明の
ポリエチレンは、FIとMFRとが上記のような関係を
満たしているため、高ずり速度まで低い応力が保たれ、
成形性が良好である。
【0022】流動インデックスは、190℃におけるず
り応力が2.4×106 dyne/cm 2に到達する時のず
り速度で定義される。流動インデックスは、ずり速度を
変えながら樹脂をキャピラリーから押し出し、その時の
応力を測定することにより決定した。すなわち、MT測
定と同様の試料を用い、東洋精機製作所製、毛細式流れ
特性試験機を用い、樹脂温度190℃、ずり応力の範囲
が5×104〜3×106dyne/cm2程度で測定され
る。
【0023】なお測定するポリエチレンのMFR(g/
10分)によって、ノズル(キャピラリー)の直径を次
のように変更して測定する。 10≧MFR>3 のとき1.0mm 3≧MFR>0.8 のとき2.0mm 0.8≧MFR のとき3.0mm (v)190℃における溶融張力(MT(g))と、メ
ルトフローレート(MFR(g/10分))とが 5.5×MFR-0.65 >MT>2.2×MFR-0.84 5.0×MFR-0.65 >MT>2.5×MFR-0.84 4.5×MFR-0.65 >MT>2.8×MFR-0.84 で示される関係を満たしている。
【0024】このような本発明に係るエチレン系共重合
体は、従来のエチレン系共重合体に比べて溶融張力(M
T)が高く、成形性が良好である。MTが高すぎると、
成形時に肌あれが生じ、成形品の外観が悪くなることが
ある。
【0025】溶融張力は、溶融させたポリマーを一定速
度で延伸した時の応力を測定することにより決定され
る。すなわち、ポリエチレンの造粒ペレットを測定試料
とし、東洋精機製作所製、MT測定機を用い、樹脂温度
190℃、押し出し速度15mm/分、巻取り速度10
〜20m/分、ノズル径2.09mmφ、ノズル長さ8
mmの条件で行われる。
【0026】触媒 上記のような本発明に係るポリエチレンは、例えば、
(A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、
(B)有機アルミニウムオキシ化合物とを含むオレフィ
ン重合用触媒の存在下に、エチレンと、炭素原子数が3
〜12のα−オレフィンとを、得られる共重合体の密度
が0.915〜0.940g/cm3 となるように共重
合させることによって製造することができる。
【0027】以下にこのようなオレフィン重合触媒およ
び各触媒成分について説明する。(A)遷移金属化合物 シクロペンタジエニル骨格を有する配位子を含む周期表
第4族の遷移金属化合物(A)は、具体的には下記式
(I)で表わされる遷移金属化合物である。
【0028】MLx … (I) (式中、Mは周期表第4族から選ばれる遷移金属を示
し、Lは遷移金属原子に配位する配位子を示し、これら
のうち少なくとも2個の配位子Lは、メチル基およびエ
チル基から選ばれる置換基のみを2〜5個有する置換シ
クロペンタジエニル基であり、置換シクロペンタジエニ
ル基以外の配位子Lは、炭素原子数が1〜12の炭化水
素基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子、
トリアルキルシリル基または水素原子であり、xは遷移
金属原子Mの原子価を示す。)上記一般式(I)におい
て、Mは周期表第4族から選ばれる遷移金属原子を示
し、具体的には、ジルコニウム、チタンまたはハフニウ
ムであり、好ましくはジルコニウムである。
【0029】Lは遷移金属原子Mに配位した配位子を示
し、これらのうち少なくとも2個の配位子Lは、メチル
基およびエチル基から選ばれる置換基のみを2〜5個有
する置換シクロペンタジエニル基であり、各配位子は同
一でも異なっていてもよい。この置換シクロペンタジエ
ニル基は、置換基を2個以上有する置換シクロペンタジ
エニル基であり、置換基を2〜3個有するシクロペンタ
ジエニル基であることが好ましく、二置換シクロペンタ
ジエニル基であることがより好ましく、1,3-置換シクロ
ペンタジエニル基であることが特に好ましい。なお、各
置換基は同一でも異なっていてもよい。
【0030】また上記式(I)において、遷移金属原子
Mに配位する置換シクロペンタジエニル基以外の配位子
Lは、炭素原子数が1〜12の炭化水素基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、ハロゲン原子、トリアルキルシリ
ル基または水素原子を示す。
【0031】炭素原子数が1〜12の炭化水素基として
は、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラ
ルキル基などを例示することができ、より具体的には、
メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、
n-ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、t-ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、2-エチルヘ
キシル基、デシル基などのアルキル基;シクロペンチル
基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;フェニ
ル基、トリル基などのアリール基;ベンジル基、ネオフ
ィル基などのアラルキル基を例示することができる。
【0032】アルコキシ基としては、メトキシ基、エト
キシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキ
シ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、t-ブトキシ
基、ペントキシ基、ヘキソキシ基、オクトキシ基などを
例示することができる。
【0033】アリーロキシ基としては、フェノキシ基な
どを例示することができる。ハロゲン原子は、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素である。トリアルキルシリル基とし
ては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリ
フェニルシリル基などを例示することができる。
【0034】このような一般式(I)で表わされる遷移
金属化合物としては、ビス(ジメチルシクロペンタジエ
ニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(ジエチルシクロ
ペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(メチ
ルエチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリ
ドビス(ジメチルエチルシクロペンタジエニル)ジルコ
ニウムジクロリド、ビス(ジメチルシクロペンタジエニ
ル)ジルコニウムジブロミド、ビス(ジメチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムメトキシクロリド、ビス
(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムエトキ
シクロリド、ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムブトキシクロリド、ビス(ジメチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジエトキシド、ビス(ジメ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムメチルクロリ
ド、ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムジメチル、ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジ
ルコニウムベンジルクロリド、ビス(ジメチルシクロペ
ンタジエニル)ジルコニウムジベンジル、ビス(ジメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムフェニルクロリ
ド、ビス(ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウ
ムハイドライドクロリドなどが挙げられる。
【0035】なお、上記例示において、シクロペンタジ
エニル環の二置換体は1,2-および1,3-置換体を含み、三
置換体は1,2,3-および1,2,4-置換体を含む。本発明で
は、上記のようなジルコニウム化合物において、ジルコ
ニウム金属を、チタン金属またはハフニウム金属に置き
換えた遷移金属化合物を用いることができる。
【0036】これらの、一般式(I)で表わされる遷移
金属化合物のうちでは、ビス(1,3-ジメチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリド、ビス(1,3-ジエ
チルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド、
ビス(1-メチル-3-エチルシクロペンタジエニル)ジル
コニウムジクロリドが特に好ましい。
【0037】本発明では、遷移金属化合物成分として前
記一般式(I)で表される遷移金属化合物を少なくとも
1種含む遷移金属化合物成分が用いられる。(B)有機アルミニウムオキシ化合物 有機アルミニウムオキシ化合物(B)は、従来公知のベ
ンゼン可溶性のアルミノキサンであってもよく、また特
開平2−276807号公報で開示されているようなベ
ンゼン不溶性の有機アルミニウムオキシ化合物であって
もよい。
【0038】上記のようなアルミノキサンは、例えば下
記のような方法によって調製することができる。 (1)吸着水を含有する化合物または結晶水を含有する
塩類、例えば塩化マグネシウム水和物、硫酸銅水和物、
硫酸アルミニウム水和物、硫酸ニッケル水和物、塩化第
1セリウム水和物などの炭化水素媒体懸濁液に、トリア
ルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物を添
加して、吸着水または結晶水と有機アルミニウム化合物
とを反応させる方法。
【0039】(2)ベンゼン、トルエン、エチルエーテ
ル、テトラヒドロフランなどの媒体中で、トリアルキル
アルミニウムなどの有機アルミニウム化合物に直接水や
氷や水蒸気を作用させる方法。
【0040】(3)デカン、ベンゼン、トルエン等の媒
体中でトリアルキルアルミニウム等の有機アルミニウム
化合物に、ジメチルスズオキシド、ジブチルスズオキシ
ド等の有機スズ酸化物を反応させる方法。
【0041】なお、このアルミノキサンは、少量の有機
金属成分を含有してもよい。また回収された上記のアル
ミノキサンの溶液から溶媒あるいは未反応有機アルミニ
ウム化合物を蒸留して除去した後、溶媒に再溶解しても
よい。
【0042】アルミノキサンを調製する際に用いられる
有機アルミニウム化合物として具体的には、トリメチル
アルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリプロピル
アルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリn-
ブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リsec-ブチルアルミニウム、トリ tert-ブチルアルミニ
ウム、トリペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリオクチルアルミニウム、トリデシルアルミ
ニウムなどのトリアルキルアルミニウム;トリシクロヘ
キシルアルミニウム、トリシクロオクチルアルミニウム
などのトリシクロアルキルアルミニウム;ジメチルアル
ミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジ
エチルアルミニウムブロミド、ジイソブチルアルミニウ
ムクロリドなどのジアルキルアルミニウムハライド;ジ
エチルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライドなどのジアルキルアルミニウムハイ
ドライド;ジメチルアルミニウムメトキシド、ジエチル
アルミニウムエトキシドなどのジアルキルアルミニウム
アルコキシド;ジエチルアルミニウムフェノキシドなど
のジアルキルアルミニウムアリーロキシドなどが挙げら
れる。
【0043】これらのうち、トリアルキルアルミニウム
およびトリアルキルアルミニウムが特に好ましい。ま
た、この有機アルミニウム化合物として、一般式 (i-C49xAly(C510z (x、y、zは正の数であり、z≧2xである)で表わ
されるイソプレニルアルミニウムを用いることもでき
る。
【0044】上記のような有機アルミニウム化合物は、
単独であるいは組合せて用いられる。アルミノキサンの
調製の際に用いられる溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クメン、シメンなどの芳香族炭化水素、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ド
デカン、ヘキサデカン、オクタデカンなどの脂肪族炭化
水素、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロオクタ
ン、メチルシクロペンタンなどの脂環族炭化水素、ガソ
リン、灯油、軽油などの石油留分あるいは上記芳香族炭
化水素、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水素のハロゲン化
物とりわけ、塩素化物、臭素化物などの炭化水素溶媒が
挙げられる。その他、エチルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル類を用いることもできる。これらの
溶媒のうち特に芳香族炭化水素が好ましい。
【0045】また前記ベンゼン不溶性の有機アルミニウ
ムオキシ化合物は、60℃のベンゼンに溶解するAl成
分がAl原子換算で10%以下、好ましくは5%以下、
特に好ましくは2%以下であり、ベンゼンに対して不溶
性あるいは難溶性である。
【0046】有機アルミニウムオキシ化合物のベンゼン
に対する溶解性は、100ミリグラム原子のAlに相当
する該有機アルミニウムオキシ化合物を100mlのベ
ンゼンに懸濁した後、攪拌下60℃で6時間混合した
後、ジャケット付G−5ガラス製フィルターを用い、6
0℃で熱時濾過を行ない、フィルター上に分離された固
体部を60℃のベンゼン50mlを用いて4回洗浄した
後の全濾液中に存在するAl原子の存在量(xミリモ
ル)を測定することにより求められる(x%)。
【0047】(C)微粒子状担体 本発明で用いられるオレフィン重合用触媒は、前記
(A)遷移金属化合物および(B)有機アルミニウムオ
キシ化合物の少なくとも一方が微粒子状担体に担持され
た固体状触媒であってもよい。
【0048】担体(C)は、無機あるいは有機の化合物
であって、粒径が10〜300μm、好ましくは20〜
200μmの顆粒状ないしは微粒子状の固体が使用され
る。このうち無機担体としては多孔質酸化物が好まし
く、具体的にはSiO2、Al23、MgO、ZrO2
TiO2、B23、CaO、ZnO、BaO、ThO2
またはこれらの混合物、例えばSiO2-MgO、SiO
2-Al23、SiO2-TiO2、SiO2-V25、Si
2-Cr23、SiO2-TiO2-MgO等を例示するこ
とができる。これらの中でSiO2およびAl23から
なる群から選ばれた少なくとも1種の成分を主成分とす
るものが好ましい。
【0049】なお、上記無機酸化物には少量のNa2
3、K2CO3、CaCO3、MgCO3、Na2SO4
Al2(SO43、BaSO4、KNO3、Mg(NO3
2、Al(NO33、Na2O、K2O、Li2O等の炭酸
塩、硫酸塩、硝酸塩、酸化物成分を含有していても差し
つかえない。
【0050】このような微粒子状担体(C)はその種類
および製法により性状は異なるが、本発明に好ましく用
いられる微粒子状担体は、比表面積が50〜1000m
2/g、好ましくは100〜700m2/gであり、細孔
容積が0.3〜2.5cm3 /gであることが望まし
い。該微粒子状担体は、必要に応じて100〜1000
℃、好ましくは150〜700℃で焼成して用いられ
る。
【0051】さらに、本発明に用いることのできる微粒
子状担体としては、粒径が10〜300μmである有機
化合物の顆粒状ないしは微粒子状固体を挙げることがで
きる。これら有機化合物としては、エチレン、プロピレ
ン、1-ブテン、4-メチル-1-ペンテンなどの炭素原子数
が2〜14のα-オレフィンを主成分とする(共)重合
体あるいはビニルシクロヘキサン、スチレンを主成分と
する重合体もしくは共重合体を例示することができる。
【0052】(D)有機アルミニウム化合物 本発明に係るポリエチレンの製造に用いられるオレフィ
ン重合用触媒は、上記(A)遷移金属化合物および
(B)有機アルミニウムオキシ化合物、必要に応じて
(C)微粒子状担体から形成されるが、さらに必要に応
じて(D)有機アルミニウム化合物を用いてもよい。
【0053】必要に応じて用いられる(D)有機アルミ
ニウム化合物としては、例えば下記一般式(II)で表さ
れる有機アルミニウム化合物を例示することができる。 R1 nAlX3-n … (II) (式中、R1 は炭素原子数が1〜12の炭化水素基を示
し、Xはハロゲン原子または水素原子を示し、nは1〜
3である。) 上記一般式(II)において、R1 は炭素原子数が1〜1
2の炭化水素基、例えばアルキル基、シクロアルキル基
またはアリ−ル基であるが、具体的には、メチル基、エ
チル基、n-プロピル基、イソプロピル基、イソブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基、フェニル基、トリル基など
である。
【0054】このような有機アルミニウム化合物として
は、具体的には以下のような化合物が挙げられる。トリ
メチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイ
ソプロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウ
ム、トリオクチルアルミニウム、トリ2-エチルヘキシル
アルミニウムなどのトリアルキルアルミニウム;イソプ
レニルアルミニウムなどのアルケニルアルミニウム;ジ
メチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムク
ロリド、ジイソプロピルアルミニウムクロリド、ジイソ
ブチルアルミニウムクロリド、ジメチルアルミニウムブ
ロミドなどのジアルキルアルミニウムハライド;メチル
アルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセス
キクロリド、イソプロピルアルミニウムセスキクロリ
ド、ブチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミ
ニウムセスキブロミドなどのアルキルアルミニウムセス
キハライド;メチルアルミニウムジクロリド、エチルア
ルミニウムジクロリド、イソプロピルアルミニウムジク
ロリド、エチルアルミニウムジブロミドなどのアルキル
アルミニウムジハライド;ジエチルアルミニウムハイド
ライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライドなどの
アルキルアルミニウムハイドライドなど。
【0055】また有機アルミニウム化合物(D)とし
て、下記一般式(III)で表される化合物を用いること
もできる。 R1 nAlY3-n … (III) (式中、R1 は上記一般式(II)中のR1 と同様の炭化
水素を示し、Yは−OR 2基、−OSiR3 3基、−OA
lR4 2基、−NR5 2基、−SiR6 3基または−N
(R7)AlR8 2基を示し、nは1〜2であり、R2、R
3、R4およびR8はメチル基、エチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、シクロヘキシル基、フェニル基など
であり、R5は水素原子、メチル基、エチル基、イソプ
ロピル基、フェニル基、トリメチルシリル基などであ
り、R6 およびR7 はメチル基、エチル基などであ
る。) このような有機アルミニウム化合物としては、具体的に
は、以下のような化合物が用いられる。
【0056】(1)R1 nAl(OR23-n で表される
化合物、例えばジメチルアルミニウムメトキシド、ジエ
チルアルミニウムエトキシド、ジイソブチルアルミニウ
ムメトキシドなど、 (2)R1 nAl(OSiR3 33-n で表される化合物、
例えばEt2Al(OSi Me3 )、(iso-Bu)2Al
(OSiMe3)、(iso-Bu)2 Al(OSiEt3
など; (3)R1 nAl(OAlR4 23-n で表される化合物、
例えばEt2AlOAlEt2 、(iso-Bu)2AlOA
l(iso-Bu)2 など; (4)R1 nAl(NR5 23-n で表される化合物、例え
ばMe2 AlNEt2 、Et2AlNHMe、Me2Al
NHEt、Et2AlN(SiMe32、(iso-Bu)2
AlN(SiMe32 など; (5)R1 nAl(SiR6 33-n で表される化合物、例
えば(iso-Bu)2AlSi Me3 など; (6)R1 nAl(N(R7)AlR8 23-n で表される
化合物、例えばEt2AlN(Me)AlEt2 、(iso
-Bu)2AlN(Et)Al(iso-Bu)2 など。
【0057】上記一般式(II)および(III)で表され
る有機アルミニウム化合物の中では、一般式R1 3Al、
1 nAl(OR23-n 、R1 nAl(OAlR4 23-n
で表わされる化合物が好ましく、特にRがイソアルキル
基であり、n=2である化合物が好ましい。
【0058】触媒調製 オレフィン重合用触媒は、上記のような(A)遷移金属
化合物(成分(A))および(B)有機アルミニウムオ
キシ化合物(成分(B))、必要に応じて(C)微粒子
状担体、(D)有機アルミニウム化合物(成分(D))
を接触させることにより調製することができる。この際
の各成分の接触順序は、任意に選ばれるが、微粒子状担
体(C)と成分(B)とを混合接触させ、次いで成分
(A)を混合接触させ、さらに必要に応じて成分(D)
を混合接触させることが好ましい。
【0059】上記各成分の接触は、不活性炭化水素溶媒
中で行うことができ、不活性炭化水素媒体として具体的
には、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、デカン、ドデカン、灯油などの脂肪族炭
化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシク
ロペンタンなどの脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素;エチレンクロリ
ド、クロルベンゼン、ジクロロメタンなどのハロゲン化
炭化水素あるいはこれらの混合物などを挙げることがで
きる。
【0060】成分(A)、成分(B)、微粒子状担体
(C)および必要に応じて成分(D)を混合接触するに
際して、成分(A)は微粒子状担体(C)1g当り、通
常5×10-6〜5×10-4モル、好ましくは10-5〜2
×10-4モルの量で用いられ、成分(A)の濃度は、約
10-4〜2×10-2モル/リットル、好ましくは2×1
-4〜10-2モル/リットルの範囲である。成分(B)
のアルミニウムと成分(A)中の遷移金属との原子比
(Al/遷移金属)は、通常10〜500、好ましくは
20〜200である。必要に応じて用いられる成分
(D)のアルミニウム原子(Al-d)と成分(B)のア
ルミニウム原子(Al-b)の原子比(Al-d/Al-b)
は、通常0.02〜3、好ましくは0.05〜1.5の
範囲である。成分(A)、成分(B)、微粒子状担体
(C)および必要に応じて成分(D)を混合接触する際
の混合温度は、通常−50〜150℃、好ましくは−2
0〜120℃であり、接触時間は1分〜50時間、好ま
しくは10分〜25時間である。
【0061】上記のようにして得られたオレフィン重合
用触媒は、微粒子状担体(C)1g当り成分(A)に由
来する遷移金属原子が5×10-6〜5×10-4グラム原
子、好ましくは10-5〜2×10-4グラム原子の量で担
持され、また微粒子状担体(C)1g当り成分(B)お
よび成分(D)に由来するアルミニウム原子が10-3
5×10-2グラム原子、好ましくは2×10-3〜2×1
-2グラム原子の量で担持されていることが望ましい。
【0062】ポリエチレンの製造に用いられる触媒は、
上記のような成分(A)、成分(B)、微粒子状担体
(C)および必要に応じて成分(D)の存在下にオレフ
ィンを予備重合させて得られる予備重合触媒であっても
よい。予備重合は、上記のような成分(A)、成分
(B)、微粒子状担体(C)および必要に応じて成分
(D)の存在下、不活性炭化水素溶媒中にオレフィンを
導入することにより行うことができる。
【0063】予備重合の際に用いられるオレフィンとし
ては、エチレンおよび炭素数が3〜20のα-オレフィ
ン、例えばプロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、4-メチ
ル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-デセン、1
-ドデセン、1-テトラデセンなどを例示することができ
る。これらの中では、重合の際に用いられるエチレンあ
るいはエチレンとα-オレフィンとの組合せが特に好ま
しい。
【0064】予備重合する際には、上記成分(A)は、
通常10-6〜2×10-2モル/リットル、好ましくは5
×10-5〜10-2モル/リットルの量で用いられ、成分
(A)は微粒子状担体(C)1g当り、通常5×10-6
〜5×10-4モル、好ましくは10-5〜2×10-4モル
の量で用いらる。成分(B)のアルミニウムと成分
(A)中の遷移金属との原子比(Al/遷移金属)は、
通常10〜500、好ましくは20〜200である。必
要に応じて用いられる成分(D)のアルミニウム原子
(Al-d)と成分(B)のアルミニウム原子(Al-b)の
原子比(Al-d/Al-b)は、通常0.02〜3、好まし
くは0.05〜1.5の範囲である。予備重合温度は−
20〜80℃、好ましくは0〜60℃であり、また予備
重合時間は0.5〜100時間、好ましくは1〜50時
間程度である。
【0065】予備重合で生成するオレフィン重合体は、
微粒子状担体(C)1g当り0.1〜500g、好まし
くは0.2〜300g、より好ましくは0.5〜200
gの量であることが望ましい。また、予備重合触媒に
は、微粒子状担体(C)1g当り成分(A)は遷移金属
原子として約5×10-6〜5×10-4グラム原子、好ま
しくは10-5〜2×10-4グラム原子の量で担持され、
成分(B)および成分(D)に由来するアルミニウム原
子(Al)は、成分(A)に由来する遷移金属原子
(M)に対するモル比(Al/M)で、5〜200、好
ましくは10〜150の範囲の量で担持されていること
が望ましい。
【0066】予備重合は、回分式あるいは連続式のいず
れでも行うことができ、また減圧、常圧あるいは加圧下
のいずれでも行うことができる。予備重合においては、
水素を共存させて、少なくとも135℃のデカリン中で
測定した極限粘度[η]が0.2〜7dl/gの範囲、
好ましくは0.5〜5dl/gであるような予備重合体
を製造することが望ましい。
【0067】本発明のポリエチレンは、前記のようなオ
レフィン重合用触媒の存在下に、エチレンと、炭素原子
数が3〜20のα-オレフィン、例えばプロピレン、1-
ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-メチル-1-ペンテ
ン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセ
ン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセン、1-エイコセンと
を共重合することによって得られる。
【0068】本発明では、エチレンとα-オレフィンと
の共重合は、気相であるいはスラリー状の液相で行われ
る。スラリー重合においては、不活性炭化水素を溶媒と
してもよいし、オレフィン自体を溶媒とすることもでき
る。
【0069】スラリー重合において用いられる不活性炭
化水素溶媒として具体的には、ブタン、イソブタン、ペ
ンタン、ヘキサン、オクタン、デカン、ドデカン、ヘキ
サデカン、オクタデカンなどの脂肪族系炭化水素;シク
ロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサン、
シクロオクタンなどの脂環族系炭化水素;ベンゼン、ト
ルエン、キシレンなどの芳香族系炭化水素;ガソリン、
灯油、軽油などの石油留分などが挙げられる。これら不
活性炭化水素媒体のうち脂肪族系炭化水素、脂環族系炭
化水素、石油留分などが好ましい。
【0070】スラリー重合法または気相重合法で実施す
る際には、上記のようなオレフィン重合用触媒は、重合
反応系内の遷移金属原子の濃度として、通常10-8〜1
-3グラム原子/リットル、好ましくは10-7〜10-4
グラム原子/リットルの量で用いられることが望まし
い。
【0071】また、本重合に際して成分(B)と同様の
有機アルミニウムオキシ化合物および/または有機アル
ミニウム化合物(D)を添加してもよい。この際、有機
アルミニウムオキシ化合物および有機アルミニウム化合
物に由来するアルミニウム原子(Al)と、遷移金属化
合物(A)に由来する遷移金属原子(M)との原子比
(Al/M)は、5〜300、好ましくは10〜20
0、より好ましくは15〜150の範囲である。
【0072】スラリー重合法を実施する際には、重合温
度は、通常−50〜100℃、好ましくは0〜90℃の
範囲にあり、気相重合法を実施する際には、重合温度
は、通常0〜120℃、好ましくは20〜100℃の範
囲である。
【0073】重合圧力は、通常常圧ないし100kg/
cm2、好ましくは2〜50kg/cm2の加圧条件下で
あり、重合は、回分式、半連続式、連続式のいずれの方
式においても行うことができる。
【0074】さらに重合を反応条件の異なる2段以上に
分けて行うことも可能である。医療用容器 本発明に係る医療用容器は、多層フィルムからなる袋、
単層フィルムからなる袋または単層からなるボトルなど
であり、多層フィルムの少なくとも1層、単層フィル
ム、単層ボトルは、上述したポリエチレンで形成されて
いる。
【0075】本発明に係る医療用容器は、水冷式または
空冷式のインフレーション法、Tダイ法、ドライラミネ
ーション法、押出ラミネーション法、中空成形法などに
より製造することができる。
【0076】医療用袋の成形法としては、衛生性、経済
性などの点からインフレーション法および共押出Tダイ
法が好ましく、医療用ボトルの成形としては中空成形法
が好ましい。
【0077】本発明の医療用容器は、厚さが0.05〜
1.00mm、好ましくは0.1〜0.7mm、さらに
好ましくは0.15〜0.3mmの範囲である。容器の
厚さが0.05mm以上であれば、耐衝撃性も良好で実
用上問題となることはない。
【0078】
【発明の効果】本発明に係る医療用容器用ポリエチレン
は、分子量分布および組成分布が狭く、しかもローポリ
マーが少ない。更に成形性に優れる。
【0079】本発明に係る医療用容器は、上記のような
ポリエチレンから成形されているので、衛生性および柔
軟性が良好で、日本薬局方に示されている115℃、3
0分で滅菌処理を行なっても透明性が失われず、しか
も、耐熱性に優れ、シワや変形が生じたりすることはな
い。
【0080】なお、本発明で用いられる直鎖状ポリエチ
レンでレトルト食品用容器を製造することができる。こ
のレトルト食品用容器は、レトルト処理(滅菌処理)後
も透明性が非常によく、耐衝撃性かつ柔軟性があり、耐
熱性に優れている。
【0081】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0082】なお、ポリエチレンの物性評価ならびに中
空成形品およびフィルムの物性評価は、下記のようにし
て行った。分子量分布(Mw/Mn) ウオーターズ社GPCモデルALC−GPC−150C
により測定した。測定条件は、カラムとして東洋曹達
(株)製PSK−GMH−HTを用い、オルソジクロル
ベンゼン(ODCB)溶媒、140℃である。
【0083】DSCによる最大ピーク温度(Tm) パーキンエルマー社製DSC−7型装置を用いて行なっ
た。吸熱曲線における最大ピーク位置の温度(Tm)
は、試料約5mgをアルミパンに詰め10℃/分で20
0℃まで昇温し、200℃で5分間保持したのち、10
℃/分で室温まで降温し、次いで10℃/分で昇温する
際の吸熱曲線より求める。
【0084】ヘイズ(透明性) 115℃で30分レトルト処理した中空成形品およびフ
ィルムの透明性の指標となるヘイズは、ASTM D-1
003-61に従って測定した。
【0085】水中における光透過率(透明性) 115℃で30分レトルト処理した中空成形品およびフ
ィルムの水中における光透過率は、日本薬局方プラスチ
ック容器試験法に準拠して測定した。
【0086】外観 115℃で30分レトルト処理した中空成形品およびフ
ィルムの外観を肉眼で観察し、変形が認められた場合の
外観評価を×で表示し、変形が認められなかった場合の
外観評価を○で表示した。
【0087】ヤング率(柔軟性) ヤング率は、JIS K 6781に準拠して測定した。
【0088】
【製造例1】ポリエチレン(A-1)の製造 [触媒の調製]250℃で10時間乾燥したシリカ10
kgを154リットルのトルエンで懸濁状にした後、0
℃まで冷却した。その後、メチルアミノオキサンのトル
エン溶液(Al=1.33mol/リットル)57.5
リットルを1時間で滴下した。この際、系内の温度を0
℃に保った。引続き0℃で30分間反応させ、次いで
1.5時間かけて95℃まで昇温し、その温度で20時
間反応させた。その後60℃まで降温し上澄液をデカン
テーション法により除去した。このようにして得られた
固体成分をトルエンで2回洗浄した後、トルエン100
リットルで再懸濁化した。この系内へビス(1,3-ジメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドのト
ルエン溶液(Zr=27.0mmol/リットル)1
6.8リットルを80℃で30分間かけて適下し、更に
80℃で2時間反応させた。その後、上澄液を除去し、
ヘキサンで2回洗浄することにより、1g当り3.5m
gのジルコニウムを含有する固体触媒を得た。
【0089】[予備重合触媒の調製]2.5molのト
リイソブチルアルミニウムを含有する87リットルのヘ
キサンに、上記で得られた固体触媒870gおよび1-ヘ
キセン260gを加え、35℃で5時間エチレンの予備
重合を行うことにより、固体触媒1g当り10gのポリ
エチレンが予備重合された予備重合触媒を得た。
【0090】[重 合]連続式流動床気相重合装置を用
い、全圧20kg/cm2-G 、重合温度80℃でエチレ
ンと1-ヘキセンとの共重合を行った。上記で調製した予
備重合触媒をジルコニウム原子換算で0.33mmol
/h、トリイソブチルアルミニウムを10mmol/h
の割合で連続的に供給し、重合の間一定のガス組成を維
持するためにエチレン、1-ヘキセン、水素、窒素を連続
的に供給した(ガス組成;1-ヘキセン/エチレン=0.
02、水素/エチレン=1.2×10-3、エチレン濃度
=70%)。
【0091】得られたポリエチレン(A-1)の収量は、
60kg/hrであり、密度が0.923g/cm3
あり、MFRが1.5g/10分であり、室温における
デカン可溶部が0.41重量部であった。得られたポリ
エチレン(A-1)の特性を表1に示す。
【0092】
【製造例2】製造例1の触媒成分の調製において、ビス
(1,3-ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
クロリドのトルエン溶液の代わりに、ビス(1,3-ジメチ
ルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリドのト
ルエン溶液(Zr;28.1ミリモル/リットル)2.
9リットルおよびビス(1,3-n-ブチルメチルシクロペン
タジエニル)ジルコニウムジクロリドのトルエン溶液
(Zr;34.0ミリモル/リットル)10.9リット
ルを用いた以外は製造例1と同様にして重合用触媒を得
た。
【0093】[重合]密度、MFRを表1に示すように
調整し、上記オレフィン重合用触媒を用いた以外は製造
例1と同様にしてポリエチレン(A-2)を得た。得られ
たポリエチレン(A-2)の特性を表1に示す。
【0094】
【製造例3】 [オレフィン重合用触媒の調製]窒素気流中で市販の無
水塩化マグネシウム10モルを、脱水精製したヘキサン
50リットルに懸濁させ、攪拌しながらエタノール60
モルを1時間かけて滴下した後、室温にて1時間反応さ
せた。
【0095】次いで、この反応液に27モルのジエチル
アルミニウムクロリドを室温で滴下し1時間攪拌した。
続いて、四塩化チタン100モルを加えた後、系を70
℃に昇温して3時間攪拌しながら反応を行なった。生成
した固体部はデカンテーションによって分離し、精製ヘ
キサンにより繰り返し洗浄した後、ヘキサンの懸濁液と
した。
【0096】[ポリエチレン(A-3)の製造]200リ
ットルの連続重合反応器に、脱水精製した溶媒ヘキサン
を80リットル/hr、前記担体付き触媒をチタンに換
算して1.2ミリモル/hr連続的に供給し、重合器内
において同時にエチレン13kg/hr、1-ブテン1
3.0kg/hr、水素100リットル/hrの割合で
連続供給し、重合温度145℃、全圧30kg/cm2-
G 、滞留時間1時間、溶媒ヘキサンに対する共重合体の
濃度が12g/lとなる条件で共重合体の調製を行なっ
た。
【0097】上記のようにして得られたポリエチレン
(A-3)は、密度が0.920g/cm3であり、メル
トフローレートは2.0g/10分であり、23℃におけ
るデカン可溶部が10重量%であり、Mw/Mnが2.
8であり、Tmが116.2℃であった。得られたポリ
エチレン(A-3)の特性を表1に示す。
【0098】
【表1】
【0099】
【実施例1】製造例1で得られたポリエチレン(A-1)
を、押出機にてペレット化し、下記の成形条件で中空成
形品を成形した。
【0100】[中空成形品の製造]ポリエチレンから、
プラコー社製ブロー成形機を用いて、シリンダー温度1
60〜180℃、ダイス温度180℃、金型温度20
℃、ブロー圧力3kg/cm 2-G の条件で厚み400μ
mの中空成形品を成形した。
【0101】得られた中空成形品について、115℃、
30分でレトルト処理した後、ヘイズ、水中における光
透過率、外観およびヤング率を上述した方法で測定、評
価した。結果を表2に示す。
【0102】
【実施例2】製造例2で得られたポリエチレン(A-2)
を、押出機にてペレット化し、実施例1と同様にして中
空成形品を成形、評価した。結果を表2に示す。
【0103】
【比較例1】[中空成形品の製造]製造例3 で得られたポリエチレン(A-3)を実施例1と
同じ条件で成形して中空成形品を得た。
【0104】得られた中空成形品について、115℃、
30分のレトルト処理した後、ヘイズ、水中における光
透過率、外観およびヤング率を上述した方法で測定ない
し評価した。結果を表2に示す。
【0105】
【表2】
【0106】
【参考例1】[フィルムの製造] 製造例1で製造したポリエチレン(A-1)を、モダン社
製キャストフィルム成形機により、シリンダー温度18
0〜220℃、ダイス温度220℃、ロール温度30℃
の条件で、フィルム成形して厚さ200μmのフィルム
を得た。
【0107】得られたフィルムについて、115℃、3
0分のレトルト処理した後、ヘイズ、水中における光透
過率、外観およびヤング率を上述した方法で測定ないし
評価した。結果を表3に示す。
【0108】
【参考例2】[フィルムの製造]参考例1 において、ポリエチレン(A-1)に代えて、製
造例2で製造したポリエチレン(A-2)を用いた以外
は、参考例1と同様にして厚さ200μmのフィルムを
得た。
【0109】得られたフィルムについて、115℃、3
0分のレトルト処理した後、ヘイズ、水中における光透
過率、外観およびヤング率を上述した方法で測定ないし
評価した。結果を表3に示す。
【0110】
【参考比較例1】[フィルムの製造]参考例1 において、ポリエチレン(A-1)に代えて、
造例3で製造したポリエチレン(A-3)を用いた以外
は、参考例1と同様にして厚さ200μmのフィルムを
得た。
【0111】得られたフィルムについて、115℃、3
0分のレトルト処理した後、ヘイズ、水中における光透
過率、外観およびヤング率を上述した方法で測定ないし
評価した。結果を表3に示す。
【0112】
【表3】
【0113】
【参考例3】[フィルムの製造] 製造例1で製造したポリエチレン(A-1)を、下記の成
形条件で空冷インフレーション法にて成形を行ない、肉
厚30μm、幅450mmのフィルムを製造した。
【0114】[成形条件] 成 形 機:プラコーLM 65mmφインフレーショ
ン成形機(プラコー社製、高圧法低密度ポリエチレン樹
脂仕様) スクリュー:L/D=28、C・R=2.8、中間ミキ
シング付き ダ イ ス:200mmφ(径)、1.2mm(リップ
幅) エアーリング:2ギャップタイプ 成形温度:200℃ 引取速度:18m/分 得られたフィルムについて、115℃、30分のレトル
ト処理した後、ヘイズ、水中における光透過率、外観お
よびヤング率を上述した方法で測定ないし評価した。結
果を表4に示す。
【0115】
【参考例4】[フィルムの製造] 製造例2で製造したポリエチレン(A-2)から、参考例
と同様にして、厚さ50μmのフィルムを得た。
【0116】得られたフィルムについて、115℃、3
0分のレトルト処理した後、ヘイズ、水中における光透
過率、外観およびヤング率を上述した方法で測定ないし
評価した。結果を表4に示す。
【0117】
【参考比較例2】[フィルムの製造]製造例3 で製造したポリエチレン(A-3)から、参考例
と同様にして、厚さ50μmのフィルムを得た。
【0118】得られたフィルムについて、115℃、3
0分のレトルト処理した後、ヘイズ、水中における光透
過率、外観およびヤング率を上述した方法で測定ないし
評価した。
【0119】結果を表4に示す。
【0120】
【表4】

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンと、炭素原子数が3〜12のα−
    オレフィンとの共重合体であって、 (i)密度が0.920〜0.935g/cm3 の範囲
    にあり、 (ii)190℃、2.16kg荷重におけるメルトフロ
    ーレートが1.0〜5.0g/10分の範囲にあり、 (iii)室温におけるデカン可溶成分量率(W)と、密
    度(d)とがW<40× exp (−100(d−0.88))+0.1 で示される関係を満たし、 (iv)溶融重合体の190℃におけるずり応力が2.4
    ×106 dyne/cm2 に到達する時のずり速度で定義さ
    れる流動性インデックス(FI(1/秒))と、メルト
    フローレート(MFR(g/10分))とがFI>85×MFR で示される関係を満たし、 (v)190℃における溶融張力(MT(g))と、メ
    ルトフローレート(MFR(g/10分))とが4.5×MFR -0.65 >MT>2.8×MFR -0.84 で示される関係を満たすポリエチレンからなることを特
    徴とするポリエチレン製医療用ボトル
  2. 【請求項2】上記ポリエチレンが、 (A)下記一般式(I)で表される遷移金属化合物と、 MLx … (I) (式中、Mは周期表第4族から選ばれる遷移金属を示
    し、Lは遷移金属原子に配位する配位子を示し、これら
    のうち少なくとも2個の配位子Lは、メチル基およびエ
    チル基から選ばれる置換基のみを2〜5個有する置換シ
    クロペンタジエニル基であり、置換シクロペンタジエニ
    ル基以外の配位子Lは、炭素原子数が1〜12の炭化水
    素基、アルコキシ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子、
    トリアルキルシリル基または水素原子であり、xは遷移
    金属原子Mの原子価を示す。) (B)有機アルミニウムオキシ化合物とを含むオレフィ
    ン重合用触媒の存在下に、エチレンと、炭素原子数が3
    〜12のα−オレフィンとを共重合させることにより得
    られる請求項1に記載のポリエチレン製医療用ボトル
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