JP3528784B2 - 無線通信端末および無線通信システム - Google Patents

無線通信端末および無線通信システム

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JP3528784B2
JP3528784B2 JP2000332927A JP2000332927A JP3528784B2 JP 3528784 B2 JP3528784 B2 JP 3528784B2 JP 2000332927 A JP2000332927 A JP 2000332927A JP 2000332927 A JP2000332927 A JP 2000332927A JP 3528784 B2 JP3528784 B2 JP 3528784B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局が送信した
電波を受信し、受信した電波からシステム時刻を抽出す
ることが可能な無線通信端末および上記無線通信端末を
備えてなる無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信端末の一つである携帯電話端末
は、一般的に、時計機能を備えており、日付および時刻
をディスプレイに表示することが可能に構成されてい
る。さて、時計機能を実現する構成として、従来より、
時計用ICであるリアルタイムクロック(RTC:Real
Time Clock )がある。リアルタイムクロックは、発振
器が出力したクロックパルスのパルス数をカウントし、
カウントしたカウント値が基準値に到達したことを条件
として、単位時間を示す単位時間信号を生成し、生成し
た単位時間信号に基づいて端末時刻を生成するように構
成されている。すなわち、発振器が発振する周波数が例
えば32.768kHzであると仮定すると、基準値を
「32768」に設定することによって、単位時間とし
て1秒を示す単位時間信号を生成し、端末時刻を秒単位
で生成することが可能になる。
【0003】ところで、実際には、発振器に個体差があ
り、発振する周波数が32.768kHzからずれてい
る発振器も存在するので、発振する周波数が32.76
8kHzからずれているクロックパルスを用いるリアル
タイムクロックでは、ある程度の時間が経過すると、発
振する周波数が32.768kHzからずれていること
に起因して、端末時刻の精度が低下してしまうという問
題がある。
【0004】そのため、上記したような問題を解決する
ことを目的として、特開平9−197070号公報に、
基地局が送信した電波を受信し、受信した電波からシス
テム時刻を抽出し、端末時刻をシステム時刻に追従させ
る構成が開示されている。このものによれば、システム
時刻が精度の高い時刻であることから、端末時刻を精度
の高いシステム時刻に追従させることによって、精度の
高い端末時刻を取得することが可能になる。
【0005】しかしながら、このものは、受信した電波
からシステム時刻を抽出することが条件であるので、携
帯電話端末が電波を受信できない地域或いは受信した電
波を解読できない地域である圏外に位置している場合に
は、システム時刻を抽出することは不可能であり、端末
時刻の精度を高めることは不可能である。すなわち、ユ
ーザは、圏外に位置していると、正確な時刻を認識する
ことができないものである。また、このように携帯電話
端末が圏外に位置している場合に限らず、携帯電話端末
の電源を切断しているときは、換言すれば、電波を受信
することを強制的に禁止していることであるので、この
場合にも、ユーザは、正確な時刻を認識することができ
ないものである。
【0006】そこで、システム時刻の経過時間と端末時
刻の経過時間とを比較し、両者の経過時間が一致する条
件を満たす補正値を算出し、算出した補正値に基づいて
基準値を補正することによって、携帯電話端末が圏外に
位置している場合などであっても、端末時刻の精度を高
めることが考えれている。このものによれば、システム
時刻の経過時間と端末時刻の経過時間とが一致する条件
を満たす補正値に基づいて基準値が補正され、つまり、
基準値は、システム時刻の経過時間に基づいて補正され
るようになる。そして、このようにして基準値が一度補
正されると、リアルタイムクロックは、それ以降、補正
された基準値を使用して単位時間信号を出力するように
なるので、携帯電話端末が圏外に位置している場合など
であっても、システム時刻に基づいた精度の高い端末時
刻を生成することができ、それによって、ユーザは、正
確な時刻を認識することができる。また、この場合、発
振器の個体差による影響を排除することをもできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、ここで、リアル
タイムクロックの特性について考えてみる。リアルタイ
ムクロックは、一般的には、所定温度(例えば25℃)
のときに誤差が最小となり、所定温度から低温側或いは
高温側に遠ざかるにしたがって誤差が大きくなるという
特性がある。そのため、算出した補正値が許容範囲を越
えた場合に、発振器が異常であると判定し、発振器が異
常であることを報知すべく報知動作を行うような構成で
は、極端な温度変化があると、場合によっては、発振器
が正常であるのにも拘らず、発振器が異常であることを
報知すべく報知動作を行ってしまう虞があり、信頼性に
劣るものである。
【0008】また、発振器は、一般的には、使用初期の
段階では、発振する周波数が不安定であり、使用時間が
経過するにしたがって周波数が安定するという特性があ
る。そのため、発振器の使用初期の段階に準じて許容範
囲を比較的大きく設定しているような構成では、許容範
囲を比較的大きく設定しているために、ある程度の使用
時間が経過したのちに発振器が異常となっても、場合に
よっては、発振器が異常であることを報知すべく報知動
作を行わない虞があり、このような場合においても、信
頼性に劣るものである。
【0009】さらに、補正値が極めて大きな値である
と、その分、基準値を大きく補正する必要があるが、仮
に、基準値を大きく補正する際に極端な温度変化がある
と、場合によっては、基準値を大きく補正したことによ
って反って誤差が増大してしまう虞があり、このような
場合においても、信頼性に劣るものである。
【0010】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、携帯電話端末が圏外に位置し
ている場合などであっても、精度の高い端末時刻を生成
することによって、ユーザが正確な時刻を認識すること
ができ、しかも、信頼性を高めることができる無線通信
端末および上記無線通信端末を備えてなる無線通信シス
テム提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
端末によれば、システム時刻抽出手段は、基地局が送信
した電波を受信し、受信した電波からシステム時刻を抽
出する。また、カウント手段は、発振手段が出力したク
ロックパルスのパルス数をカウントし、カウントしたカ
ウント値が基準値に到達したことを条件として、単位時
間を示す単位時間信号を出力し、端末時刻生成手段は、
カウント手段が出力した単位時間信号に基づいて端末時
刻を生成する。
【0012】制御手段は、所定時刻に、システム時刻抽
出手段が抽出したシステム時刻と、端末時刻生成手段が
生成した端末時刻とを記憶し、所定時刻から所定時間が
経過したのちに、システム時刻の経過時間と端末時刻の
経過時間とを比較し、両者の経過時間が一致する条件を
満たす補正値を算出し、算出した補正値が許容範囲を越
えていると、報知手段に異常を示す報知情報を報知させ
る。そして、補正手段は、制御手段が算出した補正値に
基づいてカウント手段における基準値を補正する。ま
た、制御手段は、報知手段に異常を示す報知情報を報知
させるか否かの判定基準となる許容範囲を変更可能であ
る。
【0013】すなわち、このものによれば、システム時
刻抽出手段が抽出したシステム時刻の経過時間と、端末
時刻生成手段が生成した端末時刻の経過時間とが一致す
る条件を満たす補正値に基づいてカウント手段における
基準値を補正するように構成したので、基準値は、シス
テム時刻の経過時間に基づいて補正されるようになり、
そして、このようにして基準値が一度補正されると、カ
ウント手段は、それ以降、補正された基準値を使用して
単位時間信号を出力するようになる。したがって、圏外
に位置している場合或いは電源を切断している場合など
の電波を受信していない場合であっても、システム時刻
に基づいた精度の高い端末時刻を生成することができ、
それによって、ユーザは、正確な時刻を認識することが
できる。また、この場合、発振手段の個体差による影響
を排除することをもできる。
【0014】さらに、算出した補正値が許容範囲を越え
ると、異常を示す報知情報を報知するように構成したの
で、ユーザは、システム時刻の経過時間と端末時刻の経
過時間との間のずれが極めて大きいことを認識すること
ができ、その際、異常を示す報知情報を報知するか否か
の判定基準となる許容範囲を変更するように構成したの
で、無線通信端末の使用形態などに応じて許容範囲を変
更することによって、報知動作を的確に行うことがで
き、信頼性を高めることができる。
【0015】請求項2記載の無線通信端末によれば、制
御手段は、温度検出手段が検出した周囲温度に基づいて
許容範囲を変更するように構成したので、無線通信端末
を使用するに際して、極端な温度変化があるような状況
であっても、温度変化に応じて許容範囲を変更すること
によって、報知動作を的確に行うことができ、信頼性を
高めることができる。
【0016】請求項3記載の無線通信端末によれば、温
度検出手段は、送信制御を行う電子部品の温度を測定す
るためのものであるように構成したので、許容範囲を変
更するための専用の温度検出手段を設ける必要がなく、
その分、端末の小形化およびコストの低減化をも図るこ
とができる。
【0017】請求項4記載の無線通信端末によれば、制
御手段は、待受状態にあるときに温度検出手段が検出し
た周囲温度に基づいて許容範囲を変更するように構成し
たので、待受状態にあるときには、送信制御を行う電子
部品の温度が略常温に保持されることから、周囲温度を
検出するに際しての精度を高めることができる。
【0018】請求項5記載の無線通信端末によれば、制
御手段は、システム電源が投入されてからの経過時間に
基づいて許容範囲を変更するように構成したので、ある
程度の使用時間が経過したのちでは、許容範囲を比較的
小さく設定することによって、報知動作を的確に行うこ
とができ、信頼性を高めることができる。
【0019】請求項6記載の無線通信端末によれば、制
御手段は、外部から取得した外部情報に基づいて許容範
囲を変更するように構成したので、外部情報として例え
ば位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて周囲
温度を予測し、予測した周囲温度に基づいて許容範囲を
設定するなど、使用形態の拡張を図ることができる。
【0020】請求項7記載の無線通信端末によれば、シ
ステム時刻抽出手段は、基地局が送信した電波を受信
し、受信した電波からシステム時刻を抽出する。また、
カウント手段は、発振手段が出力したクロックパルスの
パルス数をカウントし、カウントしたカウント値が基準
値に到達したことを条件として、単位時間を示す単位時
間信号を出力し、端末時刻生成手段は、カウント手段が
出力した単位時間信号に基づいて端末時刻を生成する。
【0021】制御手段は、所定時刻に、システム時刻抽
出手段が抽出したシステム時刻と、端末時刻生成手段が
生成した端末時刻とを記憶し、所定時刻から所定時間が
経過したのちに、システム時刻の経過時間と端末時刻の
経過時間とを比較し、両者の経過時間が一致する条件を
満たす補正値を算出する。そして、補正手段は、制御手
段が算出した補正値が閾値以下であると、算出した補正
値に基づいてカウント手段における基準値を補正し、一
方、制御手段が算出した補正値が閾値を越えていると、
閾値に基づいてカウント手段における基準値を補正す
る。
【0022】すなわち、このものによれば、システム時
刻抽出手段が抽出したシステム時刻の経過時間と、端末
時刻生成手段が生成した端末時刻の経過時間とが一致す
る条件を満たす補正値に基づいてカウント手段における
基準値を補正するように構成したので、基準値は、シス
テム時刻の経過時間に基づいて補正されるようになり、
そして、このようにして基準値が一度補正されると、カ
ウント手段は、それ以降、補正された基準値を使用して
単位時間信号を出力するようになる。したがって、圏外
に位置している場合或いは電源を切断している場合など
の電波を受信していない場合であっても、システム時刻
に基づいた精度の高い端末時刻を生成することができ、
それによって、ユーザは、正確な時刻を認識することが
できる。また、この場合、発振手段の個体差による影響
を排除することをもできる。
【0023】さらに、算出した補正値が閾値を越える
と、補正値に基づいて基準値を補正するのではなく、閾
値に基づいて基準値を補正するように構成したので、基
準値を補正する際に極端な温度変化があっても、誤差が
増大してしまうことを未然に回避することができ、信頼
性を高めることができる。
【0024】請求項8記載の無線通信システムによれ
ば、無線通信端末において精度の高い端末時刻を生成す
ることができ、しかも、信頼性に優れたシステムを構築
することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明を符号分割多元接続
(CDMA:Code Division Multiple Access )方式の
無線通信システムにおいて使用可能な携帯電話端末に適
用した一実施例について、図面を参照して説明する。
【0026】まず、図1は、携帯電話端末の電気的な構
成を機能ブロック図として示している。携帯電話端末1
において、制御回路2(本発明でいう制御手段)は、無
線回路3(本発明でいうシステム時刻抽出手段)、音声
入出力回路4、キー操作識別回路5、ディスプレイ制御
回路6、LED制御回路7、温度検出回路8(本発明で
いう温度検出手段)および時計回路9の各回路を接続し
ている。
【0027】無線回路3は、アンテナ10を接続してお
り、基地局11との間で無線通信に係る無線処理を実行
する。また、無線回路3は、基地局11が送信した電波
を受信すると、受信した電波からシステム時刻を抽出
し、抽出したシステム時刻を制御回路2に出力する。
尚、符号分割多元接続方式の無線通信システムにおい
て、システム時刻は、精度の高い時刻である。
【0028】音声入出力回路4は、送話音声を入力する
マイクロホン12および受話音声を出力するレシーバ1
3を接続しており、無線通信に係る音声処理を実行す
る。キー操作識別回路5は、例えば通話開始キー、リダ
イヤルキー、通話終了/電源キー、「0」〜「9」の数
字キーなどの各種のキーを配列してなるキーパッド14
を接続しており、キーパッド14におけるキー操作を検
出すると、キー操作信号を制御回路2に出力し、制御回
路2は、キー操作識別回路5からキー操作信号を入力す
ると、入力したキー操作信号を解読する。
【0029】ディスプレイ制御回路6は、ディスプレイ
15(本発明でいう報知手段)を接続しており、制御回
路2から表示指令を入力すると、入力した表示指令に応
じた表示情報をディスプレイ15に表示させる。LED
制御回路7は、LED16を接続しており、制御回路2
から点滅指令を入力すると、入力した点滅指令に応じて
LED16を点滅させる。温度検出回路8は、送信電力
を増幅するパワーアンプの温度を測定するためのもの
で、検出した温度を示す温度検出信号を制御回路2に出
力する。
【0030】時計回路9は、カウンタ17(本発明でい
うカウント手段)、時計カウンタ18(本発明でいう端
末時刻生成手段)および補正カウンタ19(本発明でい
う補正手段)を備えている。カウンタ17は、発振器2
0(本発明でいう発振手段)が出力したクロックパルス
のパルス数をカウントし、カウントしたカウント値が基
準値に到達すると、単位時間を示す単位時間信号を時計
カウンタ18に出力する。
【0031】時計カウンタ18は、カウンタ17から単
位時間信号を入力すると、入力した単位時間信号に基づ
いて端末時刻を生成し、端末時刻を制御回路2に出力す
る。そして、制御回路2は、時計カウンタ18から端末
時刻を入力すると、表示指令をディスプレイ制御回路6
に出力することによって、入力した端末時刻をディスプ
レイ15に表示させる。
【0032】このような構成によって、発振器20が発
振する周波数が理想的な値である例えば32.768k
Hzであると仮定すると、基準値を「32768」に設
定することによって、単位時間として1秒を示す単位時
間信号を生成し、端末時刻を秒単位でディスプレイ15
に表示させることが可能になる。尚、リアルタイムクロ
ックは、これら時計回路9および発振器20から構成さ
れている。
【0033】さて、制御回路2は、所定時刻において、
無線回路3からシステム時刻を入力し、また、時計回路
9の時計カウンタ18から端末時刻を入力すると、それ
ら入力したシステム時刻と端末時刻とを記憶する。そし
て、制御回路2は、所定時刻から所定時間が経過する
と、システム時刻の経過時間と端末時刻の経過時間とを
比較し、比較結果に応じて補正値を算出し、算出した補
正値が後述する閾値以下であれば、算出した補正値を時
計回路9の補正カウンタ19に出力し、一方、算出した
補正値が閾値を越えていれば、閾値を時計回路9の補正
カウンタ19に出力する。
【0034】そして、補正カウンタ19は、制御回路2
から補正値或いは閾値を入力し、また、時計カウンタ1
8から補正指令を入力すると、制御回路2から入力した
補正値或いは閾値に基づいてカウンタ17における基準
値を補正する。
【0035】また、制御回路2は、キー操作識別回路5
から入力したキー操作信号を解読することによって、電
源を投入するためのキーの操作が実行されたことを検出
すると、システム時刻設定指令を時計回路9の時計カウ
ンタ18に出力し、時計カウンタ18は、制御回路2か
らシステム時刻設定指令を入力すると、端末時刻をシス
テム時刻に書換える。また、時計カウンタ18は、この
ように制御回路2からシステム時刻設定指令を入力した
場合に限らず、自己が生成する端末時刻が設定時刻に到
達した場合にも、端末時刻をシステム時刻に書換える。
【0036】さらに、制御回路2は、キー操作識別回路
5から入力したキー操作信号を解読することによって、
ユーザが時刻を設定するためのキーの操作が実行された
ことを検出すると、ユーザ入力時刻設定指令を時計回路
9の時計カウンタ18に出力し、時計カウンタ18は、
制御回路2からユーザ入力時刻設定指令を入力すると、
端末時刻をユーザが入力した時刻に書換える。
【0037】次に、上記した構成の作用について、図2
ないし図7も参照して説明する。図2は、携帯電話端末
1において、制御回路2が無線回路3からシステム時刻
を入力したときに実行する処理をフローチャートにして
示している。まず、制御回路2は、無線回路3からシス
テム時刻を入力すると、過去に補正値を算出したか否か
を判定する(ステップS1)。
【0038】ここで、制御回路2は、過去に補正値を算
出していないと仮定すると、ステップS1において「N
O」と判定し、基準時刻(本発明でいう所定時刻)を記
憶しているか否かを判定する(ステップS2)。
【0039】さて、基準時刻について、図3および図4
を参照して説明する。基準時刻とは、制御回路2が後述
する補正処理を実行するか否かの判定基準となる時刻で
あり、制御回路2は、基準時刻から所定時間(例えば1
2時間)経過していることを条件として補正処理を実行
する。そして、制御回路2は、以下に(1)〜(3)に
示す3通りの方法のうちのいずれかの方法にしたがって
基準時刻を記憶する。
【0040】(1)電源を投入した時点でのシステム時
刻を基準時刻として記憶する。 (2)時計カウンタ18が生成する端末時刻が設定時刻
に到達した時点でのシステム時刻を基準時刻として記憶
する。 (3)ユーザが時刻を入力した時点でのシステム時刻を
基準時刻として記憶する。 以下、これら3通りの方法について順次説明する。
【0041】(1)電源を投入した時点でのシステム時
刻を基準時刻として記憶する場合 この場合、制御回路2は、図3に示すように、電源の投
入を検出すると、電源を投入した時点でのシステム時刻
(Ta )を基準時刻として記憶し、また、システム時刻
設定指令を時計回路9の時計カウンタ18に出力する。
そして、時計カウンタ18は、これに応じて、制御回路
2からシステム時刻設定指令を入力すると、端末時刻
(Ta')をシステム時刻に書換える。したがって、この
場合、システム時刻と端末時刻とは一致することにな
る。
【0042】(2)時計カウンタ18が生成する端末時
刻が設定時刻に到達した時点でのシステム時刻を基準時
刻として記憶する場合 この場合、制御回路2は、図3に示すように、時計カウ
ンタ18が生成する端末時刻が設定時刻(例えば0時0
0分)に到達すると、端末時刻が設定時刻に到達した時
点でのシステム時刻(Ta )を基準時刻として記憶し、
また、この場合にも、システム時刻設定指令を時計回路
9の時計カウンタ18に出力する。そして、時計カウン
タ18は、これに応じて、制御回路2からシステム時刻
設定指令を入力すると、端末時刻(Ta')をシステム時
刻に書換える。したがって、この場合にも、システム時
刻と端末時刻とは一致することになる。
【0043】(3)ユーザが時刻を入力した時点でのシ
ステム時刻を基準時刻として記憶する場合 この場合、制御回路2は、図4に示すように、ユーザが
任意の時刻を入力すると、時刻を入力した時点でのシス
テム時刻(Ta )を基準時刻として記憶し、また、ユー
ザ入力時刻設定指令を時計回路9の時計カウンタ18に
出力する。そして、時計カウンタ18は、これに応じ
て、制御回路2からユーザ入力時刻設定指令を入力する
と、端末時刻(Ta')をユーザが入力した時刻に書換え
る。したがって、この場合は、システム時刻と端末時刻
とは一致するとは限らない。以上のようにして、制御回
路2は、基準時刻を記憶する。
【0044】次いで、制御回路2は、基準時刻を記憶し
ていると仮定すると、ステップS2において「YES」
と判定し、基準時刻を記憶した時点から所定時間が経過
しているか否かを判定する(ステップS3)。
【0045】そして、制御回路2は、システム時刻を識
別することによって、基準時刻を記憶した時点から所定
時間が経過していると仮定すると、ステップS3におい
て「YES」と判定し、システム時刻の経過時間と端末
時刻の経過時間とを比較し、比較結果に応じて補正値を
算出する(ステップS4)。
【0046】さて、ここで、補正値について説明する。
発振器20が発振する実際の周波数をf1 、発振器20
が発振する理想の周波数(32.768kHz)をf2
、基準時刻から所定時間が経過した時点でのシステム
時刻をTb 、基準時刻から所定時間が経過した時点での
端末時刻をTb'とすると、f1 、f2 、Ta 、Ta'、T
b およびTb'の関係は、
【数1】
【0047】と表すことができる。したがって、f1
は、
【数2】
【0048】と表すことができる。そして、補正値をα
とすると、α、f1 およびf2 の関係は、補正カウンタ
19において、(1)f1 >f2 の場合
【数3】
【0049】と表すことができ、これに上記(2)式を
代入すると、
【数4】
【0050】と表すことができる。一方、(2)f1 <
f2 の場合
【数5】
【0051】と表すことができ、これに上記(2)式を
代入すると、
【数6】
【0052】と表すことができる。ここで、発振器20
が発振する理想の周波数であるf2 は、上記したよう
に、
【数7】
【0053】であるので、制御回路2は、基準時刻を記
憶した時点でのシステム時刻(Ta )および端末時刻
(Ta')と、基準時刻から所定時間が経過した時点、つ
まり、補正処理を実行する時点でのシステム時刻(Tb
)および端末時刻(Tb')とを識別することによっ
て、上記(4)式或いは(6)式にしたがって補正値を
算出することができる。
【0054】さて、制御回路2は、補正値を算出したの
ち、温度検出回路8から温度検出信号を入力し、入力し
た温度検出信号を解析することによって、周囲温度が変
化しているか否かを判定する(ステップS5)。
【0055】ここで、制御回路2は、周囲温度が変化し
ていれば、ステップS5において「YES」と判定し、
許容範囲を変更する(ステップS6)。具体的に説明す
ると、制御回路2は、リアルタイムクロックの温度特性
が図5(a)に示すものであると仮定すると、つまり、
例えば25℃のときに誤差が最小となり、25℃から低
温側或いは高温側に遠ざかるにしたがって誤差が大きく
なる温度特性であると仮定すると、図5(b)に示すよ
うな周囲温度と許容範囲との関係にしたがって、温度検
出回路8から入力した温度検出信号によって示される周
囲温度に応じて、許容範囲を変更する。このような制御
によって、例えば25℃のときには、許容範囲が最小と
なり、25℃から低温側或いは高温側に遠ざかるにした
がって許容範囲が大きくなる。
【0056】次いで、制御回路2は、システム電源が投
入されてから一定時間が経過しているか否かを判定する
(ステップS7)。ここで、制御回路2は、システム電
源が投入されてから一定時間が経過していれば、ステッ
プS7において「「YES」と判定し、許容範囲を変更
する(ステップS8)。具体的に説明すると、制御回路
2は、リアルタイムクロックの使用初期の許容範囲が図
6(a)に示すものであると仮定すると、例えばその時
点における許容範囲に「1」未満の係数を乗算すること
によって、図6(b)に示すように許容範囲を小さくな
るように変更する。このような制御によって、システム
電源が投入されてから一定時間が経過すると、許容範囲
が小さくなる。
【0057】次いで、制御回路2は、算出した補正値が
許容範囲を越えているか否かを判定する(ステップS
9)。ここで、制御回路2は、算出した補正値が許容範
囲を越えていなければ、ステップS9において「NO」
と判定し、算出した補正値が閾値を越えているか否かを
判定する(ステップS10)。
【0058】そして、制御回路2は、算出した補正値が
閾値を越えていなければ、ステップS10において「N
O」と判定し、算出した補正値を時計回路9の補正カウ
ンタ19に出力し、これを受けて、補正カウンタ19
は、制御回路2から補正値を入力し、また、時計カウン
タ18から補正指令を入力すると、制御回路2から入力
した補正値に基づいてカウンタ17における基準値を補
正する(ステップS11)。
【0059】これに対して、制御回路2は、算出した補
正値が閾値を越えていれば、ステップS10において
「YES」と判定し、閾値を時計回路9の補正カウンタ
19に出力し、これを受けて、補正カウンタ19は、制
御回路2から閾値を入力し、また、時計カウンタ18か
ら補正指令を入力すると、制御回路2から入力した閾値
に基づいてカウンタ17における基準値を補正する(ス
テップS12)。そして、制御回路2は、補正値或いは
閾値に基づいて補正した実績をクリア(消去)すると共
に、基準時刻をクリア(消去)する(ステップS1
3)。
【0060】また、制御回路2は、算出した補正値が許
容範囲を越えていれば、ステップS9において「YE
S」と判定し、あらかじめ設定している限界値を時計回
路9の補正カウンタ19に出力し、これを受けて、補正
カウンタ19は、制御回路2から限界値を入力し、ま
た、時計カウンタ18から補正指令を入力すると、制御
回路2から入力した限界値に基づいてカウンタ17にお
ける基準値を補正する(ステップS14)。
【0061】そして、この場合には、制御回路2は、表
示指令をディスプレイ制御回路6に出力することによっ
て、図7に示すように、発振器20が異常であることを
示す異常メッセージをディスプレイ15に表示させる
(ステップS15)。そして、制御回路2は、この場合
にも、限界値に基づいて補正した実績をクリアすると共
に、基準時刻をクリアする(ステップS13)。
【0062】尚、制御回路2は、上記した(1)〜
(3)の処理を実行することがなく、基準時刻を記憶し
ていないと仮定すると、ステップS2において「NO」
と判定し、その時点でのシステム時刻および端末時刻を
識別し、その時点でのシステム時刻を基準時刻として記
憶する(ステップS16)。
【0063】ところで、この場合、携帯電話端末1にお
いて、温度検出回路8が検出した周囲温度やシステム電
源が投入されてから経過時間のみならず、外部から取得
した外部情報に基づいて許容範囲を変更するように構成
することも可能である。具体的に説明すると、携帯電話
端末1は、基地局11に対して位置登録することから、
基地局11の位置情報を取得し、取得した位置情報に基
づいて周囲温度を予測して許容範囲を設定するように構
成することが可能である。また、GPS(Global Posit
ioning System )電波を受信する機能を備えることによ
って、GPSによって自端末の位置情報を取得し、取得
した位置情報に基づいて周囲温度を予測して許容範囲を
設定するように構成することも可能である。
【0064】以上に説明したように本実施例によれば、
携帯電話端末1において、無線回路3が抽出したシステ
ム時刻の経過時間と、時計回路9の時計カウンタ18が
生成した端末時刻の経過時間とが一致する条件を満たす
補正値を算出し、算出した補正値に基づいてカウンタ1
7における基準値を補正するように構成したので、基準
値が一度補正されると、カウンタ17は、それ以降、補
正された基準値を使用して単位時間信号を出力するよう
になる。したがって、圏外に位置している場合或いは電
源を切断している場合などの電波を受信していない場合
であっても、システム時刻に基づいた精度の高い端末時
刻を生成することができ、それによって、ユーザは、正
確な時刻を認識することができる。また、この場合、発
振器20の個体差による影響を排除することをもでき
る。
【0065】また、算出した補正値が許容範囲を越える
と、異常を示す異常メッセージをディスプレイ15に表
示するように構成したので、ユーザは、システム時刻の
経過時間と端末時刻の経過時間との間のずれが極めて大
きいことを認識することができ、しかも、その際、報知
動作を行うか否かの判定基準となる許容範囲を温度検出
回路8が検出した周囲温度に基づいて変更するように構
成したので、極端な温度変化があるような状況であって
も、温度変化に応じて許容範囲を変更することによっ
て、報知動作を的確に行うことができ、信頼性を高める
ことができる。
【0066】また、この場合、温度検出回路8が送信電
力を増幅するパワーアンプの温度を測定するためのもの
であるので、許容範囲を変更するための専用の温度検出
回路を設ける必要がなく、その分、端末の小形化および
コストの低減化をも図ることができ、さらに、待受状態
にあるときに検出した周囲温度に基づいて許容範囲を変
更するように構成すれば、待受状態にあるときには、パ
ワーアンプの温度が略常温に保持されることから、周囲
温度を検出するに際しての精度を高めることができる。
【0067】また、報知動作を行うか否かの判定基準と
なる許容範囲をシステム電源が投入されてからの経過時
間に基づいても変更するように構成したので、ある程度
の使用時間が経過したのちでは、許容範囲を比較的小さ
く設定することによって、報知動作を的確に行うことが
でき、信頼性を高めることができる。
【0068】また、外部から取得した外部情報に基づい
て許容範囲を変更するように構成すれば、外部情報とし
て例えば位置情報を取得し、取得した位置情報に基づい
て周囲温度を予測し、予測した周囲温度に基づいて許容
範囲を設定するなど、使用形態の拡張を図ることができ
る。
【0069】また、算出した補正値が閾値を越えると、
補正値に基づいて基準値を補正するのではなく、閾値に
基づいて基準値を補正するように構成したので、基準値
を補正する際に極端な温度変化があっても、誤差が増大
してしまうことを未然に回避することができ、信頼性を
高めることができる。
【0070】また、電源を投入すると、端末時刻をシス
テム時刻に書換えるように構成したので、ユーザは、シ
ステム時刻に基づいた正確な時刻を認識することがで
き、さらに、これ以降、システム時刻の経過時間と端末
時刻の経過時間との間にずれが発生した場合であって
も、所定時間(例えば12時間)が経過すると、上記し
たように、カウンタ17おける基準値を補正するように
構成したので、両者の経過時間の間のずれが補正され、
ユーザは、システム時刻に基づいて補正された正確な時
刻を認識することができる。
【0071】また、端末時刻が設定時刻(例えば0時0
0分)に到達すると、端末時刻をシステム時刻に書換え
るように構成したので、この場合にも、ユーザは、シス
テム時刻に基づいた正確な時刻を認識することができ、
さらに、これ以降、システム時刻の経過時間と端末時刻
の経過時間との間にずれが発生した場合であっても、所
定時間(例えば12時間)が経過すると、上記したよう
に、カウンタ17における基準値を補正するように構成
したので、この場合にも、両者の経過時間の間のずれが
補正され、ユーザは、システム時刻に基づいて補正され
た正確な時刻を認識することができる。
【0072】また、ユーザが任意の時刻を入力すると、
端末時刻をその入力した時刻に書換えるように構成した
ので、ユーザは、端末時刻を容易に書換えることがで
き、さらに、これ以降、システム時刻の経過時間と端末
時刻の経過時間との間にずれが発生した場合であって
も、所定時間(例えば12時間)が経過すると、上記し
たように、カウンタ17おける基準値を補正するように
構成したので、この場合にも、両者の経過時間の間のず
れが補正され、ユーザは、システム時刻に基づいて補正
された正確な時刻を認識することができる。
【0073】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。無線通信システムとしては、符号分割多元接続方
式のシステムに限らず、精度の高いシステム時刻を採用
するものであれば、公衆通信システムや事業所(自営)
通信システムに拘らず、他の通信システムであっても良
い。
【0074】無線通信端末としては、携帯電話端末に限
らず、電波からシステム時刻を抽出可能であり、また、
端末時刻を生成可能なものであれば、PDA(Personal
Digital Assistant)端末などの他の端末であっても良
い。
【0075】報知手段としては、ディスプレイを採用す
る構成に限らず、レシーバを採用し、異常を示す報知情
報として、特定の音信号を出力する構成であっても良
い。また、ディスプレイに異常メッセージを表示すると
同時に、レシーバから特定の音信号を出力する構成であ
っても良い。
【0076】所定時間は12時間に限らず、他の時間で
あっても良く、また、設定時刻は、0時00分に限ら
ず、他の時刻であっても良い。閾値や限界値は、任意に
設定される構成であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電気的な構成を示す機能ブ
ロック図
【図2】制御内容を示すフローチャート
【図3】システム時刻、端末時刻および基準時刻の関係
を示す図
【図4】図3相当図
【図5】周囲温度、誤差および許容範囲の関係を示す図
【図6】許容範囲を示す図
【図7】ディスプレイの表示を示す図
【符号の説明】
図面中、1は携帯電話端末(無線通信端末)、2は制御
回路(制御手段)、3は無線回路(システム時刻抽出手
段)、8は温度検出回路(温度検出手段)、11は基地
局、15はディスプレイ(報知手段)、17はカウンタ
(カウント手段)、18は時計カウンタ(端末時刻生成
手段)、19は補正カウンタ(補正手段)、20は発振
器(発振手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−197070(JP,A) 特開2001−95054(JP,A) 特開 平11−205456(JP,A) 特開 平4−348654(JP,A) 特開2000−216804(JP,A) 特開 平10−178666(JP,A) 特開 平3−126332(JP,A) 特開 昭51−47460(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 G04G 1/00 - 19/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局が送信した電波を受信し、受信し
    た電波からシステム時刻を抽出するシステム時刻抽出手
    段と、 発振手段が出力したクロックパルスのパルス数をカウン
    トし、カウントしたカウント値が基準値に到達したこと
    を条件として、単位時間を示す単位時間信号を出力する
    カウント手段と、 このカウント手段が出力した単位時間信号に基づいて端
    末時刻を生成する端末時刻生成手段とを備えてなる無線
    通信端末において、 所定時刻に前記システム時刻抽出手段が抽出したシステ
    ム時刻と前記端末時刻生成手段が生成した端末時刻とを
    記憶し、所定時刻から所定時間が経過したのちにシステ
    ム時刻の経過時間と端末時刻の経過時間とを比較し、両
    者の経過時間が一致する条件を満たす補正値を算出し、
    算出した補正値が許容範囲を越えているときには、報知
    手段に異常を示す報知情報を報知させる制御手段と、 この制御手段が算出した補正値に基づいて前記カウント
    手段における基準値を補正する補正手段とを備え、 前記制御手段は、許容範囲を変更可能であることを特徴
    とする無線通信端末。
  2. 【請求項2】 周囲温度を検出する温度検出手段を備
    え、 前記制御手段は、前記温度検出手段が検出した周囲温度
    に基づいて許容範囲を変更することを特徴とする請求項
    1記載の無線通信端末。
  3. 【請求項3】 前記温度検出手段は、送信制御を行う電
    子部品の温度を測定するためのものであることを特徴と
    する請求項2記載の無線通信端末。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、待受状態にあるときに
    前記温度検出手段が検出した周囲温度に基づいて許容範
    囲を変更することを特徴とする請求項3記載の無線通信
    端末。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、システム電源が投入さ
    れてからの経過時間に基づいて許容範囲を変更すること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信端末。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、外部から取得した外部
    情報に基づいて許容範囲を変更することを特徴とする請
    求項1記載の無線通信端末。
  7. 【請求項7】 基地局が送信した電波を受信し、受信し
    た電波からシステム時刻を抽出するシステム時刻抽出手
    段と、 発振手段が出力したクロックパルスのパルス数をカウン
    トし、カウントしたカウント値が基準値に到達したこと
    を条件として、単位時間を示す単位時間信号を出力する
    カウント手段と、 このカウント手段が出力した単位時間信号に基づいて端
    末時刻を生成する端末時刻生成手段とを備えてなる無線
    通信端末において、 所定時刻に前記システム時刻抽出手段が抽出したシステ
    ム時刻と前記端末時刻生成手段が生成した端末時刻とを
    記憶し、所定時刻から所定時間が経過したのちにシステ
    ム時刻の経過時間と端末時刻の経過時間とを比較し、両
    者の経過時間が一致する条件を満たす補正値を算出する
    制御手段と、 この制御手段が算出した補正値が閾値以下であるときに
    は、算出した補正値に基づいて前記カウント手段におけ
    る基準値を補正し、前記制御手段が算出した補正値が閾
    値を越えているときには、閾値に基づいて前記カウント
    手段における基準値を補正する補正手段とを備えてなる
    ことを特徴とする無線通信端末。
  8. 【請求項8】 システム時刻を送信する基地局と、 請求項1ないし7のいずれかに記載の無線通信端末とを
    備えてなることを特徴とする無線通信システム。
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