JP2009053855A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キー押下や、メール送信など、特別な操作を行うことなく防犯ブザーの機能を作動させることができる携帯端末装置を提供する。
【解決手段】携帯端末装置100は、警告音を鳴動させるためのセキュリティーモードを設定するCPU制御部1と、セキュリティーモードに設定されている場合、周囲音を集音するマイク部3と、周囲音の電圧レベルを検出する積分回路部4および電圧比較回路部5と、周囲音の電圧レベルに基づいて、警告音を鳴動するスピーカ部8とを有する構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末装置に係わり、特に不審者などに襲われた場合、携帯端末装置に対するキー押下や、メール送信など、特別な操作を行うことなく防犯ブザーの機能を作動させることができる防犯機能付き携帯端末装置に関する。
近年、女性や子供など弱者を狙った犯罪が社会的問題となっている中、防犯機能を搭載した携帯端末が提案されている。例として、犯人と遭遇した場合、写真撮影し、その写真を所定のアドレスへ送信するもの、GPS(Global Positioning System)などの位置情報を所定のアドレスへ自動送信するものが提案されている。更に、幼稚園や小学校の入退出を、近距離無線通信技術を用いて管理し、その情報を保護者などへ通知可能な所定のアドレスへ自動送信するシステムなども実用化されている。
このような携帯端末の一例として、犯罪や事故や災害に遭遇した場合に、その人が危険な状態にあることを簡単な操作で家族や知人、警察等にメール等で通報するもの(例えば特許文献1参照)、更に、ホイップアンテナを端末本体から引き抜くと緊急回路が動作し、スピーカからアラーム音を発報するもの(例えば、特許文献2参照)などが提案されている。
また、防犯専用の商品も販売されている。代表的な製品としては、防犯ブザーが挙げられる。これは、緊急時にあらかじめ取り付けられている紐を引くなどすると、大音量の警告音を発し、不審者に対して威嚇、更に周辺にいる人々に対して緊急事態が発生したことを知らせることを目的とするものである。
特許第3701961号公報 実用新案第3106383号公報
しかしながら、これらの防犯対策では犯罪を未然に防止することは困難である。一般的に製品化されている防犯ブザーでは、あらかじめ取り付けられている紐を引く必要がある。実際、不審者に襲われた場合、防犯ブザーの紐を引くことができない場合も考えられる。
更に、写真撮影やメール送信は、防犯ブザーの使用方法よりも複雑であり、有効に使用するには困難な場合も多いと考えられる。また、近距離無線通信技術を用いた入退出管理においては、保護者の心配を軽減する効果しかない。
また、GPS機能を搭載した携帯端末では、電波の届かない建物の中や地下では、位置情報を取得することができず、犯罪の発生した地域や場所などの位置情報を知らせる役目を果たすことができない。
また、特許文献1、2に記載された従来装置では、メール送信や警報音を鳴らすためにあらかじめ決められた操作が行うことが前提となっており、不審者などに襲われた場合、装置に対するキー押下や、メール送信など、特別な操作を行う必要がある。
しかしながら、不審者に襲われたような緊急時において、メール送信の操作や防犯ブザーを使用するために紐を引くなどあらかじめ決められた操作は実行不可能な場合が多く、防犯対策には不十分である可能性がある。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、不審者などに襲われた場合、キー押下や、メール送信など、特別な操作を行うことなく防犯ブザーの機能を作動させることができる携帯端末装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の第1の携帯端末装置は、警告音を鳴動させるためのセキュリティーモードを設定するモード設定部と、前記セキュリティーモードに設定されている場合、周囲音を集音するマイク部と、前記周囲音の電圧レベルを検出する電圧レベル検出部と、前記周囲音の電圧レベルに基づいて、前記警告音を鳴動するスピーカ部とを有する構成としている。
この構成により、不審者などに襲われた場合、キー押下や、メール送信など、特別な操作を行うことなく防犯ブザーの機能を作動させることができる。例えば、スピーカを搭載した携帯端末装置に関して、あらかじめセキュリティーモード切換えスイッチのオン/オフを切換えておくことにより、防犯ブザー機能の有効/無効の設定が可能になる。セキュリティーモード切換えスイッチをオンにしている期間は、緊急事態において、キーを押したり、紐を引いたりなどの特別な操作をすることなく、マイクから収集される周囲音をもとに防犯機能を具備することが可能になる。
また、本発明の第2の携帯端末装置は、前記電圧レベル検出部が、前記周囲音の電圧レベルを所定期間検出し、前記スピーカ部が、前記電圧レベル検出部によって検出された周囲音が所定電圧レベル以上である場合、前記警告音を鳴動する構成としている。
この構成により、例えば、携帯端末装置の使用者が犯人に遭遇し緊急事態になったかどうかを判断するため、あらかじめ内蔵されているマイクを利用して、緊急時の周囲雑音を取り込み、一定時間、一定電圧レベルに達した場合に緊急事態であると判断することが可能になる。この場合、携帯端末の使用者は特別な操作を必要としない。
また、本発明の第3の携帯端末装置は、前記電圧レベル検出部が、前記周囲音を積算して積算電圧レベルを検出する電圧積分回路を有し、前記スピーカ部が、前記電圧積分回路によって検出された積算電圧レベルが所定電圧レベル以上である場合、前記警告音を鳴動する構成としている。
この構成により、例えば、緊急事態であるかどうかを判断する条件として、マイクから取り込んだ周囲音を元に、積算電圧レベルを取得するために、積分回路を新たに搭載することにより、一定時間、一定電圧レベルに達した場合に緊急事態であると判断することが可能になる。
また、本発明の第4の携帯端末装置は、前記電圧レベル検出部が、前記積算電圧レベルと予め設定された閾値電圧とを比較し、緊急事態であるかどうかを判定する電圧比較回路を有する構成としている。
この構成により、例えば、マイクから取り込んだ積算電圧レベルと基準電圧とを比較するための電圧比較回路を搭載することにより、緊急時の判定レベルを変更することが可能となり、緊急事態でない状況でアラーム音が鳴動するような誤動作を防ぐことが可能となる。
また、本発明の第5の携帯端末装置は、前記警告音を発生させ出力する音源発振部と、前記音源発振部によって出力された前記警告音を電力増幅し、前記スピーカ部を駆動するスピーカアンプ部とを有し、前記電圧比較回路が、緊急事態であると判定した場合、イネーブル信号を出力し、前記音源発振器および前記スピーカアンプ部に電源を供給する構成としている。
この構成により、例えば、携帯端末装置がセキュリティーモードになっておりマイク部に電源が供給され、周囲音を取り込んでいる状態でも、待ち受け時間にあまり影響を与えないことが可能になる。イネーブル信号が音源発振部及びスピーカアンプ部に入力されていない時は、それぞれをスリープモードに移行させることで消費電力を低減することが可能になる。イネーブル信号が出力された場合は、音源発振部及びスピーカアンプ部に電源が供給され、警報音を発生させることが可能となる。
また、本発明の第6の携帯端末装置は、時刻を計時し、前記セキュリティーモードを設定するための時刻範囲を設定する時計制御部を有し、前記モード設定部が、前記時刻が前記時刻範囲に含まれる場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする構成としている。
この構成により、例えば、セキュリティーモードへの移行手段を、あらかじめ内蔵されている時計を利用することが可能である。犯罪の発生の多い時間帯や深夜など、事前に設定しておくことにより、防犯ブザーの必要性がある場合には必ずセキュリティーモードに移行することが可能になる。
また、本発明の第7の携帯端末装置は、前記セキュリティーモードを設定するための基地局エリアを設定する基地局エリア設定部と、当該携帯端末装置が所在する基地局のエリアに関するエリア情報を取得する基地局エリア情報取得部とを有し、前記モード設定部が、当該携帯端末装置が設定基地局エリア内に所在する場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする構成としている。
この構成により、例えば、所有者がセキュリティーモードに設定したいエリアにいる場合、携帯端末装置は、基地局からエリア情報を取得し、端末に登録することを可能にする。この場合、犯罪多発地帯をあらかじめ登録しておくことにより、携帯端末装置を自動的にセキュリティーモードに移行させることが可能となる。さらに、音声通話やパケット通信を行う周波数帯を使用しているため、建物の内部のように電波の届く範囲であれば、設定が可能である。
また、本発明の第8の携帯端末装置は、前記セキュリティーモードを設定するためのエリアを設定するエリア設定部と、GPSを用いて当該携帯端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部とを有し、前記モード設定部が、当該携帯端末装置が設定エリア内に所在する場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする構成としている。
この構成により、例えば、所有者がセキュリティーモードに設定したいエリアにいる場合、携帯端末装置は、GPSからの位置情報を取得し、登録することを可能にする。この場合、携帯端末装置の基地局情報よりもさらに正確なエリアに対してセキュリティーモードを設定することが可能になる。
また、本発明の第9の携帯端末装置は、前記セキュリティーモードを設定するためのエリアを設定するエリア設定部と、近距離通信を行い、当該携帯端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部とを有し、前記モード設定部が、当該携帯端末装置が設定エリア内に所在する場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする構成としている。
この構成により、ICカード等との非接触無線通信手段によりセキュリティーモードの自動オン/オフをトグル動作させることを可能にする。この場合は、駅や公共施設などの入退出を判断して、安全なエリアにいる場合にはセキュリティーモードをオフに自動的に設定することが可能となる。
本発明によれば、不審者などに襲われた場合、キー押下や、メール送信など、特別な操作を行うことなく防犯ブザーの機能を作動させることができる。
以下、本発明の実施形態における携帯端末装置について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態における携帯端末装置の構成の一例を示す図である。携帯端末装置100は防犯機能を備えている。携帯端末装置100としては、携帯電話、PDAなどが考えられる。
携帯端末装置100は、CPU制御部1、送話音声処理部2、マイク部3、積分回路部4、電圧比較回路部5、音源発振部6、スピーカアンプ部7、スピーカ部8、時計制御部9、CPS制御部10、近距離無線通信制御部11、カメラ制御部12、センサー部13、受話音声処理部14、レシーバ部15、伝送部16、バッテリー部17、電源制御部18、キー入力部19、記憶装置部20、バックライト21、バックライト制御部22、表示制御部23、表示部24を有して構成される。
尚、CPU制御部1は「モード設定部」、「基地局エリア設定部」、「エリア設定部」としての機能を有する。伝送部16は「基地局エリア情報取得部」としての機能を有する。GPS制御部10は「位置情報取得部」としての機能を有する。近距離無線通信制御部11は「位置情報取得部」としての機能を有する。
通常の音声通話について、上り音声については、使用者の音声など周囲音をマイク部3が集音して電気信号に変換し、送話音声処理部2が音声信号を増幅した後、CPU制御部1がアナログ信号のデジタル化及び通信制御情報を付加し、伝送部16がアンテナを介して電波を基地局へ送信する。
また、下り音声データについては、基地局からの電波をアンテナを介して伝送部16が受信し、CPU制御部1が復調、更にアナログ信号に変換する。受話音声処理部14がレシーバ部15が駆動できるように電力増幅する。このようにして音声通話は実現される。
また、音声通話を開始する際、特に着信時は、メロディー音を鳴動させるため、CPU制御部1があらかじめ曲名を設定しておき、音源発振部6がメロディー音源を出力し、スピーカアンプ部7が電力増幅し、スピーカ部8が駆動する。また、音声通話以外の緊急時には、音源発振部6が警告音を発生させて出力し、スピーカアンプ部7が電力増幅し、スピーカ部8が駆動する。尚、メロディー音を大音量で鳴動させるなどすれば、メロディー音を警告音とすることも可能である。
時計制御部9は、時計機能を有している。時計機能は、日時表示だけでなく、指定日時にアラームを鳴らしたり、スケジュール機能と連動させ、スケジュール内容によりアラーム音を使い分けたりすることが可能である。
GPS(Global Positioning System)制御部10が、アンテナを介して、従来取得していた基地局エリア情報よりも正確な位置情報を取得する。
近距離無線制御部11が、アンテナを介して、各種近距離通信を行う。近距離通信無線制御部11の代表例は非接触ICカードを利用するための機能であり、これにより、コンビニエンスストアや、駅などでの決済処理などへの利用も可能となっている。
カメラ制御部12、センサー部13が、写真撮影、動画撮影を可能にするための処理を行う。
セキュリティーモード切替えスイッチ30がオンの場合は、周囲雑音をマイク部3で取り込み、送話音声処理部2で増幅する。増幅されたノイズ成分は、積分回路部4がノイズ信号を積分し、信号成分を加算し、直流成分を生成する。その直流成分を電圧比較回路部5が入力し、あらかじめ設定された閾値電圧と比較する。閾値電圧は、送信音声処理部2の増幅度や、積分回路部4の時定数によって変化する電圧である。尚、スイッチ30がオンの場合には、送話音声処理部2およびマイク部3と積分回路部4および電圧比較回路部5が電気的に接続される。
電圧比較回路部5は、電圧が閾値を越えた時には、イネーブル信号31を出力し、CPU制御部1に緊急事態であることを報告する。緊急事態であると認識したCPU制御部1は、イネーブル信号32を出力することにより、音源発振部6及びスピーカアンプ部7の電源を印加し、警報音を発生させる。なお、イネーブル信号32は、着信時のメロディー音や音楽再生時にも使われる。
次に、携帯端末装置100がセキュリティーモードの場合について説明する。尚、セキュリティーモードとは、セキュリティーモード切換えスイッチ30がオンである場合のモードを指す。
図2は携帯端末装置100がセキュリティーモードの場合、かつ、周囲雑音が大きい場合のタイミングチャートの一例を示す図である。
図2(a)はマイク部3の入力を示す図である。セキュリティーモード切換えスイッチ30がオンの時、周囲雑音が大きい状態が一定時間“t1”を継続すると、図2(b)に示すように積分回路部4の出力が上昇する。そして、積分回路出力電圧が電圧比較回路部5にあらかじめ設定された閾値電圧“V1”を超えると、図2(c)に示すように電圧比較回路部5はイネーブル信号31を出力する。
CPU制御部1は、セキュリティーモードかつイネーブル信号31が“Hi”であることを判断すると、図2(d)に示すようにイネーブル信号32を出力し、音源発振部6及びスピーカアンプ部7に電源を印加し、図2(e)に示すように警報音を発生させる。また、警報音の解除は、携帯端末装置100の使用者の指示により行う。
図3は携帯端末装置100がセキュリティーモードの場合、かつ、周囲雑音が小さい場合のタイミングチャートの一例を示す図である。
図3(a)に示すように周囲雑音が小さい状態では、図3(b)に示すように一定時間“t1”を継続しても、積分回路部4の出力は閾値電圧“V1”を超えない。この場合、積分回路部4は、放電モードに入り、放電が完了した後は継続してノイズ成分の積分を開始する。したがって、図3(c)〜(e)に示すように電圧比較回路部5の出力、イネーブル信号32および警報音は発生しない。
次に、携帯端末装置100のセキュリティーモードの切換え方法について説明する。ここでは、切換え方法を4種類説明する。
図4は携帯端末装置100のセキュリティーモードの切換え方法の一例を示した図である。
時計制御部9は、1分毎にCPU制御部1に対して割り込み信号を出力して時刻を刻んでいる。ここでは、携帯端末装置100が、時計制御部9による時計機能とセキュリティーモードとを連動させる。
すなわち、まず、キー入力部19による入力等により、時計制御部9は、防犯機能を動作させるための時刻を設定する(ステップS11)。そして、CPU制御部1は、時計制御部9から時刻を読み出し(ステップS12)、設定時刻範囲かどうか判断する(ステップS13)。そして、CPU制御部1は、時計制御部9から読み出した時刻が設定時刻範囲でない場合(No)は、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオフにし(ステップS14)、時計制御部9から読み出した時刻が設定時刻範囲の場合(Yes)は、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオンにする(ステップS15)。尚、設定時刻範囲となったかどうかは、定期的に判断される。
このように、セキュリティーモードに移行させたい曜日、時間帯等を設定することで、特に使用者が操作することなく、防犯機能を有効にすることが可能となる。時計機能を用いることで、平日と休日、更に曜日ごとに異なる時間帯を設定するなど様々な設定を行うことが可能となる。
図5は携帯端末装置100のセキュリティーモードの切換え方法の別の一例を示した図である。
携帯端末装置100は、静止状態、移動状態いずれの場合でも、定期的に基地局から制御データを受信している。その制御データには、基地局のエリア情報も含まれている。これをセキュリティーモード設定に利用する。
すなわち、まず、キー入力部19による入力等により、CPU制御部1は、防犯機能を作動させるエリアの登録処理を行う(ステップS21)。そして、伝送部16がアンテナを介して基地局エリア情報を取得し(ステップS22)、CPU制御部1は、現在地が防犯機能設定エリア内かどうか判断する(ステップS23)。CPU制御部1は、現在地が防犯機能設定エリア内でないと判断した場合(No)、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオフにし(ステップS24)、現在地が防犯機能設定エリア内であると判断した場合(Yes)は、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオンにする(ステップS25)。
このように、基地局エリア情報を携帯端末装置100に登録することにより、携帯端末装置100の使用者がすでに登録した基地局エリアに進入した場合、自動的にセキュリティーモードに移行する。また、その基地局エリアから未登録の基地局エリアに移動した場合は、自動的にセキュリティーモードは解除される。
図6は携帯端末装置100のセキュリティーモードの切換え方法の更に別の一例を示した図である。
GPSは、カーナビゲーションシステムで実現されているように、10数メートルの精度で位置情報を取得することが可能である。これをセキュリティーモード設定に利用する。
すなわち、キー入力部19による入力等により、GPS制御部10がGPS機能を起動し(ステップS31)、CPU制御部1は防犯機能を作動させるエリアの登録処理を行う(ステップS32)。そして、GPS制御部10がアンテナを介して位置情報を取得すると(ステップS33)、CPU制御部1は、現在地が防犯機能設定エリア内かどうか判断する(ステップS34)。CPU制御部1は、現在地が防犯機能設定エリア内でないと判断した場合(No)、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオフにし(ステップS35)、現在地が防犯機能設定エリア内であると判断した場合(Yes)は、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオンにする(ステップS36)。尚、防犯機能設定エリア内かどうかは定期的に判断される。
このように、例えば、最寄り駅から自宅までの経路について、GPS機能を利用して、交差点など道案内に必要と考えられる場所の座標を複数個所においてあらかじめ取得しておき、その帰宅経路から外れた場合、自動的にセキュリティーモードに移行することが可能である。
図7は携帯端末装置100のセキュリティーモードの切換え方法の更に別の一例を示した図である。
携帯端末装置100は、財布の代わりになったり、電車やバスの定期券代わりになったりするICカード機能を搭載している。これをセキュリティーモード設定に利用する。
すなわち、キー入力部19による入力等により、近距離無線通信制御部11が近距離無線通信機能を起動し(ステップS41)、CPU制御部1は防犯機能を作動させるエリアの登録処理を行う(ステップS42)。近距離無線通信制御部11がアンテナを介して位置情報を取得すると(ステップS43)、CPU制御部1は、現在地が防犯機能設定エリア内かどうか判断する(ステップS44)。CPU制御部1は、現在地が防犯機能設定エリア内でないと判断した場合(No)、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオフにし(ステップS45)、現在地が防犯機能設定エリア内であると判断した場合(Yes)は、セキュリティーモード切換えスイッチ30をオンにする(ステップS46)。尚、防犯機能設定エリア内かどうかは定期的に判断される。
例えば、帰宅時、最寄り駅から自宅までの間で犯罪に遭遇する場合が多い。この場合、課金情報だけでなく最寄り駅の位置情報等の情報を同時に取得することにより、セキュリティーモードへの移行を可能にする。このようにすることで、通勤、通学で最も危険性の高いと考えられる帰宅時に、自動的にセキュリティーモードへ移行させることが可能である。
このような携帯端末装置100によれば、例えば不審者などに襲われた場合、キー押下や、メール送信など、特別な操作を行うことなく防犯ブザーの機能を作動させることができる。
携帯電話等の携帯端末装置100は、小学生までもが所有するようになり、全国的に非常に高い普及率になっている。更に、携帯端末装置100は、所有するだけで無く、所持率も高く、常に持ち歩く電子機器となってきた。また、子供や女性などの弱者が被害に遭う犯罪は、近年急増している。
このような状況の中、携帯端末装置100に防犯機能を搭載することは非常に有効であると考えられる。万が一、犯罪に遭遇した場合、ブザー音が鳴り、犯人が短時間でも怯む時間を作ることが可能であれば、その場から逃げることは十分可能である。その後、電話をかけたり、メールを送信したり、何らかの対処が可能となる。
尚、上記4つのセキュリティーモードの切換え方法を組み合わせてもよい。これにより、更なる防犯機能の強化、誤動作の防止などが可能となる。
また、音声入力の可能なPDA(Personal Digital Assistance)にも適応が可能である。携帯電話と比較して、PDAでは更に大型のスピーカを搭載することが可能であり、より大音量の警報音を鳴動させることが可能となる。
本発明は、特に不審者などに襲われた場合、携帯端末装置に対するキー押下や、メール送信など、特別な操作を行うことなく防犯ブザーの機能を作動させることができる携帯端末装置として利用可能である。
本発明の実施形態にかかる携帯端末装置の構成の一例を示す図 本発明の実施形態にかかる携帯端末装置における周囲雑音が大きい場合のタイミングチャートの一例を示す図 本発明の実施形態にかかる携帯端末装置における周囲雑音が小さい場合のタイミングチャートの一例を示す図 本発明の実施形態にかかる携帯端末装置において、時刻設定情報により防犯機能を設定する場合のフローチャートの一例を示す図 本発明の実施形態にかかる携帯端末装置において、GPS機能による位置情報により防犯機能を設定する場合のフローチャートの一例を示す図 本発明の実施形態にかかる携帯端末装置において、基地局エリア情報により防犯機能を設定する場合のフローチャートの一例を示す図 本発明の実施形態にかかる携帯端末装置において、近距離無線通信情報により防犯機能を設定する場合のフローチャートの一例を示す図
符号の説明
100 携帯端末装置
1 CPU制御部
2 送信音声処理部
3 マイク部
4 積分回路部
5 電圧回路比較器
6 音源発振部
7 スピーカアンプ部
8 スピーカ部
9 時計制御部
10 GPS制御部
11 近距離無線通信制御部
12 カメラ制御部
13 センサー部
14 受話音声処理部
15 レシーバ部
16 伝送部
17 バッテリ部
18 電源制御部
19 キー入力部
20 記憶装置部
21 バックライト
22 バックライト制御部
23 表示制御部
24 表示器
30 セキュリティーモード切換えスイッチ
31,32 イネーブル信号

Claims (9)

  1. 警告音を鳴動させるためのセキュリティーモードを設定するモード設定部と、
    前記セキュリティーモードに設定されている場合、周囲音を集音するマイク部と、
    前記周囲音の電圧レベルを検出する電圧レベル検出部と、
    前記周囲音の電圧レベルに基づいて、前記警告音を鳴動するスピーカ部と
    を有する携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置であって、
    前記電圧レベル検出部は、前記周囲音の電圧レベルを所定期間検出し、
    前記スピーカ部は、前記電圧レベル検出部によって検出された周囲音が所定電圧レベル以上である場合、前記警告音を鳴動する携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置であって、
    前記電圧レベル検出部は、前記周囲音を積算して積算電圧レベルを検出する電圧積分回路を有し、
    前記スピーカ部は、前記電圧積分回路によって検出された積算電圧レベルが所定電圧レベル以上である場合、前記警告音を鳴動する携帯端末装置。
  4. 請求項3に記載の携帯端末装置であって、
    前記電圧レベル検出部は、前記積算電圧レベルと予め設定された閾値電圧とを比較し、緊急事態であるかどうかを判定する電圧比較回路を有する携帯端末装置。
  5. 請求項4に記載の携帯端末装置であって、更に、
    前記警告音を発生させ出力する音源発振部と、
    前記音源発振部によって出力された前記警告音を電力増幅し、前記スピーカ部を駆動するスピーカアンプ部と
    を有し、
    前記電圧比較回路は、緊急事態であると判定した場合、イネーブル信号を出力し、前記音源発振器および前記スピーカアンプ部に電源を供給する携帯端末装置。
  6. 請求項1ないし5に記載の携帯端末装置であって、更に、
    時刻を計時し、前記セキュリティーモードを設定するための時刻範囲を設定する時計制御部を有し、
    前記モード設定部は、前記時刻が前記時刻範囲に含まれる場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする携帯端末装置。
  7. 請求項1ないし5に記載の携帯端末装置であって、更に、
    前記セキュリティーモードを設定するための基地局エリアを設定する基地局エリア設定部と、
    当該携帯端末装置が所在する基地局のエリアに関するエリア情報を取得する基地局エリア情報取得部と
    を有し、
    前記モード設定部は、当該携帯端末装置が設定基地局エリア内に所在する場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする携帯端末装置。
  8. 請求項1ないし5に記載の携帯端末装置であって、更に、
    前記セキュリティーモードを設定するためのエリアを設定するエリア設定部と、
    GPSを用いて当該携帯端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部と
    を有し、
    前記モード設定部は、当該携帯端末装置が設定エリア内に所在する場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする携帯端末装置。
  9. 請求項1ないし5に記載の携帯端末装置であって、更に、
    前記セキュリティーモードを設定するためのエリアを設定するエリア設定部と、
    近距離通信を行い、当該携帯端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部と
    を有し、
    前記モード設定部は、当該携帯端末装置が設定エリア内に所在する場合、セキュリティーモード切換えスイッチをオンにする携帯端末装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011176440A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Kyocera Corp 携帯電子機器
JP2016028497A (ja) * 2015-09-18 2016-02-25 株式会社ニコン 電子機器
JP2016521478A (ja) * 2014-02-19 2016-07-21 小米科技有限責任公司Xiaomi Inc. 端末装置を保護する方法、装置、端末装置、プログラム及び記録媒体
US9721454B2 (en) 2014-02-19 2017-08-01 Xiaomi Inc. Method for protecting terminal devices and the terminal device thereof

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