JP3527306B2 - 重荷重用空気入りバイアス・タイヤ - Google Patents
重荷重用空気入りバイアス・タイヤInfo
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- JP3527306B2 JP3527306B2 JP01807995A JP1807995A JP3527306B2 JP 3527306 B2 JP3527306 B2 JP 3527306B2 JP 01807995 A JP01807995 A JP 01807995A JP 1807995 A JP1807995 A JP 1807995A JP 3527306 B2 JP3527306 B2 JP 3527306B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はトラック用空気入りバイ
アス・タイヤ等に代表される重荷重用空気入りバイアス
・タイヤに関するものであって、特に左右一対のビード
部にそれぞれビード・コアーを１個だけ備えた重荷重用
空気入りバイアス・タイヤのビード部構造に関するもの
である。左右一対のビード部にそれぞれビード・コアー
を１個だけ備えているときはシングル・ビード・コアー
（または省略してシングル・ビード）と呼ばれ、これに
対して左右一対のビード部にそれぞれビード・コアーを
２個または３個備えているときはダブル・ビード・コア
ー（または省略してダブル・ビード）またはトリプル・
ビード・コアー（または省略してトリプル・ビード）と
呼ばれ、以下本明細書でもこのような呼称を用いること
がある。
アス・タイヤ等に代表される重荷重用空気入りバイアス
・タイヤに関するものであって、特に左右一対のビード
部にそれぞれビード・コアーを１個だけ備えた重荷重用
空気入りバイアス・タイヤのビード部構造に関するもの
である。左右一対のビード部にそれぞれビード・コアー
を１個だけ備えているときはシングル・ビード・コアー
（または省略してシングル・ビード）と呼ばれ、これに
対して左右一対のビード部にそれぞれビード・コアーを
２個または３個備えているときはダブル・ビード・コア
ー（または省略してダブル・ビード）またはトリプル・
ビード・コアー（または省略してトリプル・ビード）と
呼ばれ、以下本明細書でもこのような呼称を用いること
がある。
【０００２】
【従来の技術】従来のトラック等に使用される重荷重用
空気入りバイアス・タイヤは大多数がダブル・ビードで
あって、大型サイズの重荷重用空気入りバイアス・タイ
ヤではトリプル・ビードのものもあるが、シングル・ビ
ードの重荷重用空気入りバイアス・タイヤは現在までの
ところ商業生産されていない。しかしながら、例えば、
同じトラック用空気入りタイヤであってもラジアル・タ
イヤが全数シングル・ビードであることを考えれば、ビ
ード・コアーの強度という観点からはシングル・ビード
で充分であることが分かる。
空気入りバイアス・タイヤは大多数がダブル・ビードで
あって、大型サイズの重荷重用空気入りバイアス・タイ
ヤではトリプル・ビードのものもあるが、シングル・ビ
ードの重荷重用空気入りバイアス・タイヤは現在までの
ところ商業生産されていない。しかしながら、例えば、
同じトラック用空気入りタイヤであってもラジアル・タ
イヤが全数シングル・ビードであることを考えれば、ビ
ード・コアーの強度という観点からはシングル・ビード
で充分であることが分かる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】乗用車などに使用され
る空気入りバイアス・タイヤは大多数がシングル・ビー
ドであるが、トラック等に使用される重荷重用空気入り
バイアス・タイヤは、乗用車用タイヤに比べるとはるか
に高内圧・重荷重の条件下で使用されるので、単純にダ
ブル・ビードをシングル・ビード化すると、タイヤの走
行によってカーカス・プライとビード・コアーとの間で
セパレーション故障が発生しやすく、そのまま走行を継
続するとカーカス・プライとビード・コアーとの間のこ
すれによってカーカス・プライが破損し切断にいたる場
合が多い。
る空気入りバイアス・タイヤは大多数がシングル・ビー
ドであるが、トラック等に使用される重荷重用空気入り
バイアス・タイヤは、乗用車用タイヤに比べるとはるか
に高内圧・重荷重の条件下で使用されるので、単純にダ
ブル・ビードをシングル・ビード化すると、タイヤの走
行によってカーカス・プライとビード・コアーとの間で
セパレーション故障が発生しやすく、そのまま走行を継
続するとカーカス・プライとビード・コアーとの間のこ
すれによってカーカス・プライが破損し切断にいたる場
合が多い。
【０００４】本発明の目的は、シングル・ビードの重荷
重用空気入りバイアス・タイヤのカーカス・プライとビ
ード・コアーとのセパレーション故障発生を防止して、
ビード部耐久性を高め、タイヤの生産性向上による製造
コスト低減の要請に応えることである。
重用空気入りバイアス・タイヤのカーカス・プライとビ
ード・コアーとのセパレーション故障発生を防止して、
ビード部耐久性を高め、タイヤの生産性向上による製造
コスト低減の要請に応えることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による空気入りタイヤは、（１）左右一対
のビード部にそれぞれ１個設けられた左右一対のビード
・コアーと（２）クラウン部から両サイド部を経てビー
ド部に延びてビード・コアーに係留され、クラウン部に
おけるコード角度がタイヤ赤道線に対しおよそ２５度乃
至５０度程度の有機または無機繊維コードからなる４層
以上のプライから形成されるバイアス・カーカスとを備
えたタイヤにおいてビード・コアーを内側から外側へ巻
き上げるプライの枚数とビード・コアーを外側から内側
へ巻き込むプライの枚数とが等しいことを特徴とする重
荷重用空気入りバイアス・タイヤである。
めに、本発明による空気入りタイヤは、（１）左右一対
のビード部にそれぞれ１個設けられた左右一対のビード
・コアーと（２）クラウン部から両サイド部を経てビー
ド部に延びてビード・コアーに係留され、クラウン部に
おけるコード角度がタイヤ赤道線に対しおよそ２５度乃
至５０度程度の有機または無機繊維コードからなる４層
以上のプライから形成されるバイアス・カーカスとを備
えたタイヤにおいてビード・コアーを内側から外側へ巻
き上げるプライの枚数とビード・コアーを外側から内側
へ巻き込むプライの枚数とが等しいことを特徴とする重
荷重用空気入りバイアス・タイヤである。
【０００６】上記の目的を達成するために、本発明によ
る空気入りタイヤは、ビード・コアーとバイアス・カー
カスとの間に１枚のフリッパーを備えていることが好ま
しい。
る空気入りタイヤは、ビード・コアーとバイアス・カー
カスとの間に１枚のフリッパーを備えていることが好ま
しい。
【０００７】上記の目的を達成するために、本発明によ
る空気入りタイヤは、ビード・コアーとバイアス・カー
カスとの間に２枚以上のフリッパーを備えていることが
好ましい。
る空気入りタイヤは、ビード・コアーとバイアス・カー
カスとの間に２枚以上のフリッパーを備えていることが
好ましい。
【０００８】上記の目的を達成するために、本発明によ
る空気入りタイヤは、フリッパーに用いられているコー
ドの径は該バイアス・カーカスのプライに用いられてい
るコードの径と同一以上であることが好ましい。
る空気入りタイヤは、フリッパーに用いられているコー
ドの径は該バイアス・カーカスのプライに用いられてい
るコードの径と同一以上であることが好ましい。
【０００９】
【作用】タイヤに内圧を充填するとカーカス・プライに
張力が発生し、ビード・コアーとカーカス・プライとの
間に相対的な動き、つまり内圧充填による歪みが発生す
る。さらに、内圧充填後のタイヤに荷重が負荷されると
カーカス・プライの周方向の動きによってビード・コア
ーとカーカス・プライとの間に相対的な動き、つまり荷
重負荷による歪が発生する。トラック等に使用される重
荷重用空気入りバイアス・タイヤは、乗用車用タイヤに
比べるとはるかに高内圧・重荷重の条件下で使用される
ので、上記の内圧充填による歪みと荷重負荷による歪が
はるかに大きなものとなる。従来トラック等に使用され
ている重荷重用空気入りバイアス・タイヤを、単純にダ
ブル・ビードからシングル・ビード化すると、上記の２
つの歪みのうち特に前者の内圧充填による歪みが大き
く、これによってカーカス・プライとビード・コアーと
の間でセパレーション故障が発生しやすく、そのまま走
行を継続するとカーカス・プライとビード・コアーとの
間のこすれによってカーカス・プライが破損し切断にい
たることが分かった。もう少し詳細に述べると、従来の
トラック用バイアス・タイヤでは、製造上の容易さから
カーカス・プライをビード・コアーの内側から外側へ巻
き上げてビード・コアーに係留することが多く、ビード
・コアーを外側から内側へ巻き込むカーカス・プライを
できるだけ避けたビード部構造となっていた。ダブル・
ビードやトリプル・ビードのタイヤでは、上記の内圧充
填による歪みが大きくなりセパレーション故障が発生す
るという不具合はなかったが、シングル・ビード化する
とそのような不具合が顕著に目立つようになった。
張力が発生し、ビード・コアーとカーカス・プライとの
間に相対的な動き、つまり内圧充填による歪みが発生す
る。さらに、内圧充填後のタイヤに荷重が負荷されると
カーカス・プライの周方向の動きによってビード・コア
ーとカーカス・プライとの間に相対的な動き、つまり荷
重負荷による歪が発生する。トラック等に使用される重
荷重用空気入りバイアス・タイヤは、乗用車用タイヤに
比べるとはるかに高内圧・重荷重の条件下で使用される
ので、上記の内圧充填による歪みと荷重負荷による歪が
はるかに大きなものとなる。従来トラック等に使用され
ている重荷重用空気入りバイアス・タイヤを、単純にダ
ブル・ビードからシングル・ビード化すると、上記の２
つの歪みのうち特に前者の内圧充填による歪みが大き
く、これによってカーカス・プライとビード・コアーと
の間でセパレーション故障が発生しやすく、そのまま走
行を継続するとカーカス・プライとビード・コアーとの
間のこすれによってカーカス・プライが破損し切断にい
たることが分かった。もう少し詳細に述べると、従来の
トラック用バイアス・タイヤでは、製造上の容易さから
カーカス・プライをビード・コアーの内側から外側へ巻
き上げてビード・コアーに係留することが多く、ビード
・コアーを外側から内側へ巻き込むカーカス・プライを
できるだけ避けたビード部構造となっていた。ダブル・
ビードやトリプル・ビードのタイヤでは、上記の内圧充
填による歪みが大きくなりセパレーション故障が発生す
るという不具合はなかったが、シングル・ビード化する
とそのような不具合が顕著に目立つようになった。
【００１０】本発明によるシングル・ビードの重荷重用
空気入りバイアス・タイヤでは、上述のように、ビード
・コアーを内側から外側へ巻き上げるカーカス・プライ
の枚数とビード・コアーを外側から内側へ巻き込むカー
カス・プライの枚数とが等しいので、内圧充填によって
発生するビード・コアーとカーカス・プライとの間の相
対的な動き、つまり内圧充填による歪みが抑制され、ビ
ード・コアーとカーカス・プライとの間のセパレーショ
ンの発生を防止することが可能となる。例えば、ビード
・コアーを内側から外側へ巻き上げるカーカス・プライ
の枚数が６枚でビード・コアーを外側から内側へ巻き込
むカーカス・プライの枚数が０枚の、６：０のタイヤで
は、内圧充填によって発生するビード・コアーとカーカ
ス・プライとの間の相対的な動きが１．９ｍｍである
が、４：２のタイヤではこの値が１．５ｍｍに下がり、
さらに３：３のタイヤではこの値が０．６ｍｍまで下が
ることが実験により確認された。この実験は、１０．０
０−２０ １４ＰＲのタイヤに６．７５ｋｇｆ／ｃｍ2
の内圧充填時のビード・コアーとカーカス・プライとの
間の相対的な動きをタイヤの周上３カ所でＣＴスキャン
により測定したものである。
空気入りバイアス・タイヤでは、上述のように、ビード
・コアーを内側から外側へ巻き上げるカーカス・プライ
の枚数とビード・コアーを外側から内側へ巻き込むカー
カス・プライの枚数とが等しいので、内圧充填によって
発生するビード・コアーとカーカス・プライとの間の相
対的な動き、つまり内圧充填による歪みが抑制され、ビ
ード・コアーとカーカス・プライとの間のセパレーショ
ンの発生を防止することが可能となる。例えば、ビード
・コアーを内側から外側へ巻き上げるカーカス・プライ
の枚数が６枚でビード・コアーを外側から内側へ巻き込
むカーカス・プライの枚数が０枚の、６：０のタイヤで
は、内圧充填によって発生するビード・コアーとカーカ
ス・プライとの間の相対的な動きが１．９ｍｍである
が、４：２のタイヤではこの値が１．５ｍｍに下がり、
さらに３：３のタイヤではこの値が０．６ｍｍまで下が
ることが実験により確認された。この実験は、１０．０
０−２０ １４ＰＲのタイヤに６．７５ｋｇｆ／ｃｍ2
の内圧充填時のビード・コアーとカーカス・プライとの
間の相対的な動きをタイヤの周上３カ所でＣＴスキャン
により測定したものである。
【００１１】本発明によるシングル・ビードの重荷重用
空気入りバイアス・タイヤでは、上述のように、ビード
・コアーとバイアス・カーカスとの間にフリッパーを備
えているので、内圧充填によって発生するビード・コア
ーとカーカス・プライとの間の相対的な動きが低減さ
れ、セパレーションの発生を防止ないし抑制することが
可能となる。フリッパーの枚数が多いほどこの作用効果
が大きくなる。
空気入りバイアス・タイヤでは、上述のように、ビード
・コアーとバイアス・カーカスとの間にフリッパーを備
えているので、内圧充填によって発生するビード・コア
ーとカーカス・プライとの間の相対的な動きが低減さ
れ、セパレーションの発生を防止ないし抑制することが
可能となる。フリッパーの枚数が多いほどこの作用効果
が大きくなる。
【００１２】本発明によるシングル・ビードの重荷重用
空気入りバイアス・タイヤでは、上述のように、ビード
・コアーとバイアス・カーカスとの間に、コード径がバ
イアス・カーカスのプライに用いられているコード径と
同等以上であるフリッパーを備えているので、ビード・
コアーとバイアス・カーカスとの間の距離が大きくな
り、その結果内圧充填による歪みが抑制され、ビード・
コアーとカーカス・プライとの間のセパレーションの発
生を防止することが可能となる。
空気入りバイアス・タイヤでは、上述のように、ビード
・コアーとバイアス・カーカスとの間に、コード径がバ
イアス・カーカスのプライに用いられているコード径と
同等以上であるフリッパーを備えているので、ビード・
コアーとバイアス・カーカスとの間の距離が大きくな
り、その結果内圧充填による歪みが抑制され、ビード・
コアーとカーカス・プライとの間のセパレーションの発
生を防止することが可能となる。
【００１３】
【実施例】本発明に従う実施例１乃至４のタイヤおよび
比較例のタイヤについて説明すると、いずれも、左右一
対のビード部にそれぞれビード・コアーを１個備えた、
いわゆるシングル・ビードのトラック用空気入りバイア
ス・タイヤで、バイアス・カーカスはクラウン部から両
サイド部を経てビード部に延びてビード・コアーに係留
され、クラウン部におけるコード角度がタイヤ赤道線に
対しおよそ３６乃至４２度程度の１８９０ｄ／２のナイ
ロン・コードからなる６層のプライから形成され、タイ
ヤ・サイズはＴＢＳ １０．００−２０ １４ＰＲであ
る。
比較例のタイヤについて説明すると、いずれも、左右一
対のビード部にそれぞれビード・コアーを１個備えた、
いわゆるシングル・ビードのトラック用空気入りバイア
ス・タイヤで、バイアス・カーカスはクラウン部から両
サイド部を経てビード部に延びてビード・コアーに係留
され、クラウン部におけるコード角度がタイヤ赤道線に
対しおよそ３６乃至４２度程度の１８９０ｄ／２のナイ
ロン・コードからなる６層のプライから形成され、タイ
ヤ・サイズはＴＢＳ １０．００−２０ １４ＰＲであ
る。
【００１４】実施例１のタイヤは、ビード・コアーを内
側から外側へ巻き上げるプライの枚数が３枚で、ビード
・コアーを外側から内側へ巻き込むプライの枚数も３枚
で、両者が等しい枚数である。実施例１のタイヤは、８
４０ｄ／２のナイロン・コードからなるフリッパーを１
枚備えている。
側から外側へ巻き上げるプライの枚数が３枚で、ビード
・コアーを外側から内側へ巻き込むプライの枚数も３枚
で、両者が等しい枚数である。実施例１のタイヤは、８
４０ｄ／２のナイロン・コードからなるフリッパーを１
枚備えている。
【００１５】実施例２のタイヤは、８４０ｄ／２のナイ
ロン・コードからなるフリッパーを２枚備えていること
以外は、実施例１のタイヤと同じである。
ロン・コードからなるフリッパーを２枚備えていること
以外は、実施例１のタイヤと同じである。
【００１６】実施例３のタイヤは、１８９０ｄ／２のナ
イロン・コードからなるフリッパーを１枚備えているこ
と以外は、実施例１のタイヤと同じである。
イロン・コードからなるフリッパーを１枚備えているこ
と以外は、実施例１のタイヤと同じである。
【００１７】実施例４のタイヤは、１８９０ｄ／２のナ
イロン・コードからなるフリッパーを２枚備えているこ
と以外は、実施例１のタイヤと同じである。
イロン・コードからなるフリッパーを２枚備えているこ
と以外は、実施例１のタイヤと同じである。
【００１８】比較例のタイヤは、ビード・コアーを内側
から外側へ巻き上げるプライの枚数が４枚で、ビード・
コアーを外側から内側へ巻き込むプライの枚数が２枚で
あること以外は、上記実施例１のタイヤと同じである。
から外側へ巻き上げるプライの枚数が４枚で、ビード・
コアーを外側から内側へ巻き込むプライの枚数が２枚で
あること以外は、上記実施例１のタイヤと同じである。
【００１９】上記実施例１乃至４のタイヤと比較例のタ
イヤについて、それぞれを正規リム７．５０Ｖ−２０に
リム組後内圧６．７５ｋｇｆ／ｃｍ2 を充填し、外径
３．３ｍのドラム試験機による室内耐久試験を行った。
試験条件は、トレッド・ゴムを残溝０．３ｍｍまでバフ
したタイヤに荷重５２１５ｋｇを負荷し、速度６０ｋｍ
／ｈでセパレーション故障発生まで走行という条件であ
る。その試験結果の室内耐久試験走行距離（ｋｍ）を表
１に示す。
イヤについて、それぞれを正規リム７．５０Ｖ−２０に
リム組後内圧６．７５ｋｇｆ／ｃｍ2 を充填し、外径
３．３ｍのドラム試験機による室内耐久試験を行った。
試験条件は、トレッド・ゴムを残溝０．３ｍｍまでバフ
したタイヤに荷重５２１５ｋｇを負荷し、速度６０ｋｍ
／ｈでセパレーション故障発生まで走行という条件であ
る。その試験結果の室内耐久試験走行距離（ｋｍ）を表
１に示す。
【００２０】
【表１】
【００２１】表１の結果から、実施例１乃至４のタイヤ
は比較例のタイヤに比べ、耐久性に優れたタイヤである
ことがわかる。
は比較例のタイヤに比べ、耐久性に優れたタイヤである
ことがわかる。
【００２２】
【発明の効果】本発明によって、シングル・ビードの重
荷重用空気入りバイアス・タイヤのカーカス・プライと
ビード・コアーとのセパレーション故障発生を防止し
て、ビード部耐久性を高めることが可能となった。
荷重用空気入りバイアス・タイヤのカーカス・プライと
ビード・コアーとのセパレーション故障発生を防止し
て、ビード部耐久性を高めることが可能となった。
Claims (4)
- 【請求項１】 （１）左右一対のビード部にそれぞれ１
個設けられた左右一対のビード・コアーと（２）クラウ
ン部から両サイド部を経て該ビード部に延びて該ビード
・コアーに係留され、クラウン部におけるコード角度が
タイヤ赤道線に対しおよそ２５度乃至５０度程度の有機
または無機繊維コードからなる４層以上のプライから形
成されるバイアス・カーカスとを備えたタイヤにおいて
該ビード・コアーを内側から外側へ巻き上げるプライの
枚数と該ビード・コアーを外側から内側へ巻き込むプラ
イの枚数とが等しいことを特徴とする重荷重用空気入り
バイアス・タイヤ。 - 【請求項２】 該ビード・コアーと該バイアス・カーカ
スとの間に１枚のフリッパーを備えたことを特徴とする
請求項１記載の重荷重用空気入りバイアス・タイヤ。 - 【請求項３】 該ビード・コアーと該バイアス・カーカ
スとの間に２枚以上のフリッパーを備えたことを特徴と
する請求項１記載の重荷重用空気入りバイアス・タイ
ヤ。 - 【請求項４】 該フリッパーに用いられているコードの
径が該バイアス・カーカスのプライに用いられているコ
ードの径と同一以上であることを特徴とする請求項２乃
至３記載の重荷重用空気入りバイアス・タイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01807995A JP3527306B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 重荷重用空気入りバイアス・タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01807995A JP3527306B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 重荷重用空気入りバイアス・タイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08207518A JPH08207518A (ja) | 1996-08-13 |
| JP3527306B2 true JP3527306B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=11961652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01807995A Expired - Fee Related JP3527306B2 (ja) | 1995-02-06 | 1995-02-06 | 重荷重用空気入りバイアス・タイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3527306B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-06 JP JP01807995A patent/JP3527306B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08207518A (ja) | 1996-08-13 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040127 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040219 |
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