JP3526513B2 - 自動電圧調整装置 - Google Patents

自動電圧調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は負荷時タップ切換変
圧器を用いて系統電圧を調整する自動電圧調整装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来の負荷時タップ切換変圧器を用いて
系統電圧を調整する自動電圧制御方式を図4の系統図を
参照して説明する。同図において、1は3相交流電源、
2は負荷時タップ切換変圧器(LRT)、3はLRT2
のタップ切換器電動操作機構であり、LRT2のタップ
制御回路を有している。4は計器用変圧器、5は自動電
圧調整装置(AVR)であり、積分回路7を有し、AV
R5の設定値と変圧器2次電圧との差を積分する機能を
備えている。6はタップ切換中にオンする接点であり、
タップ切換器電動操作機構3の動作に連動する。また、
タップ位置は例えば図3に示すように、系統定格電圧2
30kVにおいて1タップの電圧差が5kVとなるよう
に選定されている。 【0003】次に、従来の系統電圧を調整する自動電圧
制御方式を図5のフローチャートにより説明する。 【0004】変圧器2次電圧が変動し(ステップS
1)、AVR5の設定値を超過すると(ステップS
2)、その超過分を積分回路7にて積分する(ステップ
S3)。その積分値が予めAVR5に設定された不感帯
設定値を超過したかどうかを判断し(ステップS4)、
その結果、設定値を超過していれば、タップ切換器電動
操作機構3に対しAVR5からタップ切換信号を発信す
る(ステップS5)。タップ切換器電動操作機構3が動
作すると、その動作に連動する接点6のオンにより生じ
る運転中信号にてAVR5の積分回路7がリセットされ
る(ステップS6)。また、LRT2のタップが1タッ
プ分切換わり、タップ切換が完了する(ステップS
7)。タップ切換後、タップ切換動作機構3が停止して
その接点6がオフになると、新たに変圧器の2次電圧と
AVR5の設定値の偏差値の積分が行われ、変圧器2次
電圧の変動に応じて前述の動作が繰り返される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の自動電圧制御方式では、製鋼用アーク炉等の運
転に伴う急激な負荷変動や、系統電圧のフリッカを生ず
るような電力系統に適用した場合、次のような問題が生
じる。 【0006】すなわち、AVR5に入力されるフリッカ
電圧とAVRに設定された基準値との偏差が積分されて
しまい、この積分値が不感帯設定値を超過すると、AV
RからLRTのタップ切換信号が出力され、LRTのタ
ップが切換えられてしまう。このように、従来の自動電
圧制御方式では、系統電圧が継続的に変動するのではな
く、負荷運転に伴うフリッカ電圧により負荷運転周期に
付随して多頻度にLRTのタップ切換が行われることに
なる。このような切換は不要な切換動作であるととも
に、タップ切換機構の寿命を短縮する結果にもなる。 【0007】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
消するためになされたもので、その目的は製鋼用アーク
炉設備の電力系統のように、変圧器2次電圧が設備の運
転に伴って急激に変動したり、あるいはフリッカする場
合、その運転に付随してLRTのタップ切換が行われる
ことなく安定したLRTのタップ切換制御を可能とした
自動電圧調整装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、複数のタップを設けた一次巻
線を有する負荷時タップ切換変圧器を用いて系統電圧を
調整する自動電圧調整装置において、前記負荷時タップ
切換装置のタップ切換機構と連動するダイヤルスイッチ
のタップ位置とそのタップ位置における当該負荷時タッ
プ切換変圧器のタップ電圧を各タップ毎に予め設定する
タップ電圧設定手段と、前記タップ位置を読み込み,そ
のタップ位置に見合うタップ電圧を選出するタップ電圧
選出手段と、系統に接続された計器用変圧器を介して入
力された前記負荷時タップ切換変圧器の一次側電圧と選
出された前記タップ電圧との差電圧ΔVを求める減算手
段と、この差電圧ΔVと予め設定した不感帯設定値V1
とを比較し,ΔV>V1 であれば,この差電圧ΔV2
積分し、この積分値ΣΔV2 が予め設定した動作値を超
過すると前記負荷時タップ切換装置に現状のタップ位置
からのタップ切換指令を与えるタップ切換指令手段とを
備えたことを特徴とする。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例(請求項1
対応)のブロック構成図である。同図に示すように、本
実施例の自動電圧調整装置(AVR)50は、マイクロ
コンピュータにより構成されており、計器用変圧器4か
らの電圧入力VA とタップ切換器電動操作機構3に連動
し,現状のタップ値に相当する信号を生じるダイヤルス
イッチ8からの信号を読み込む。また、AVR50は外
部またはAVR50本体にある設定スイッチ9から負荷
時タップ切換変圧器(LRT)2の複数のタップに対応
する変圧器1次側電圧値を設定できるタップ電圧設定手
段51と、ダイヤルスイッチ8から読み取ったタップ値
により予め入力されたそのタップ値に対応する変圧器1
次側電圧値VSETNを選出するタップ電圧選出手段52
と、変圧器1次側電圧値VSETNを計器用変圧器4からの
入力と整合させる整合手段53と、読み込んだ計器用変
圧器4からの入力を変圧器1次に換算する換算手段54
と、計器用変圧器4からの電圧入力VA とVSETNとの差
電圧ΔVを求める減算手段55と、この差電圧ΔVと予
め設定した動作値を超過すると負荷時タップ切換器3に
現状タップ位置からのタップ切換指令を与えるタップ切
換指令手段56とから構成されており、変圧器2次側に
おける急激な負荷変動やフリッカ等に影響されることな
く高い安定度を維持し、しかも継続的な系統電圧の変動
に対してはこれを確実にとらえて調整動作を行うことが
可能となる。ここでは、整合手段53または換算手段5
4はどちらか一方を適用するものとする。 【0010】図2は、上記実施例のAVR50において
実行される制御プログラムのフローチャートであり、以
下このフローチャートを参照しながら本実施例の動作を
説明する。 【0011】まず、AVR50は、外部またはAVR本
体にある設定スイッチ9より図3のようなタップ位置に
対応する変圧器1次のタップ電圧を読み込む(ステップ
S1)。次にダイヤルスイッチ8からのタップ位置信号
を読み込み(ステップS2)、読み込んだタップ位置に
対応するタップ電圧VSETNをステップS1にて設定され
たタップ電圧より選出する(ステップS3)。あるいは
同時に計器用変圧器4からの電圧入力VA を読み込む
(ステップS5)。ステップS3にて選出されたタップ
電圧は、計器用変圧器からの入力電圧との整合をとる
(ステップS4)。また、ステップS5にて読み込んだ
電圧は変圧器1次電圧に換算される(ステップS6)。
ここでは、ステップS4またはステップS6はどちらか
一方を実施する。 【0012】次に、VA とVSETNの電圧差(|VA −V
SETN|=ΔV)を求め(ステップS7)、その電圧差Δ
Vと不感帯設定値ΔV1 を比較する(ΔV2 =ΔV−Δ
1)(ステップS8)。電圧差ΔVが不感帯設定値Δ
1 を超えていなかった場合は(ステップS9,N
O)、タップ位置の読み込み、計器用変圧器4からの電
圧入力の読み込みに戻り、超えていた場合(ステップS
9,YES)は、ΔV2 を積分し、その積分値ΣΔV2
を求める(ステップS10)。その積分値と動作設定値
を比較し(ステップS11)、その積分値ΣΔV2 が動
作設定値より大きくない場合は(ステップS12,N
O)、入力値読み込みに戻る。大きい場合は(ステップ
S12,YES)、1タップ切換指令を出力後積分値Σ
ΔV2 をクリアし(ステップS13)、LRTタップ切
換を完了する(ステップS14)。 【0013】上述したように、本実施例によると、製鋼
用アーク炉設備の電力系統のように、変圧器2次電圧が
設備の運転に伴って急激に変動したり、フリッカする場
合でも、その運転に付随してLRTのタップ切換が行わ
れることなく、安定したLRTのタップ切換制御が可能
となる。 【0014】 【発明の効果】以上説明したように、本発明(請求項1
対応)によれば、変圧器2次電圧が負荷設備の運転に伴
って急激に変動したり、あるいはフリッカする場合で
も、その運転に付随してLRTのタップ切換が行われる
ことなく、安定したLRTのタップ切換が可能となり、
LRTのタップ切換頻度も減少することからLRTの寿
命に対しても信頼性が確保できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例のブロック構成図。 【図2】図1のAVRの制御プログラムのフローチャー
ト。 【図3】タップ位置に対応するLRTの設定電圧の一例
を示す図。 【図4】従来の系統電圧を調整する自動電圧制御方式の
構成図。 【図5】図4のAVRの制御プログラムのフローチャー
ト。 【符号の説明】 1…3相交流電源、2…負荷時タップ切換変圧器(LR
T)、3…タップ切換器電動操作機構、4…計器用変圧
器、5…自動電圧調整器(AVR)、6…タップ切換中
オン信号、7…積分回路、8…ダイヤルスイッチ、9…
設定スイッチ、50…自動電圧調整器(AVR)、51
…タップ電圧設定手段、52…タップ電圧選出手段、5
3…整合手段、54…換算手段、55…減算手段、56
…タップ切換指令手段。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のタップを設けた一次巻線を有する
    負荷時タップ切換変圧器を用いて系統電圧を調整する自
    動電圧調整装置において、前記負荷時タップ切換装置の
    タップ切換機構と連動するダイヤルスイッチのタップ位
    置とそのタップ位置における当該負荷時タップ切換変圧
    器のタップ電圧を各タップ毎に予め設定するタップ電圧
    設定手段と、前記タップ位置を読み込み,そのタップ位
    置に見合うタップ電圧を選出するタップ電圧選出手段
    と、系統に接続された計器用変圧器を介して入力された
    前記負荷時タップ切換変圧器の一次側電圧と選出された
    前記タップ電圧との差電圧ΔVを求める減算手段と、こ
    の差電圧ΔVと予め設定した不感帯設定値V1 とを比較
    し,ΔV>V1 であれば,この差電圧ΔV2 を積分し、
    この積分値ΣΔV2 が予め設定した動作値を超過すると
    前記負荷時タップ切換装置に現状のタップ位置からのタ
    ップ切換指令を与えるタップ切換指令手段とを備えたこ
    とを特徴とする自動電圧調整装置。
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