JP3526413B2 - クライオポンプ - Google Patents

クライオポンプ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程等
での高真空圧の生成に供されるクライオポンプに係り、
特に、再生用のヒータを装備したクライオポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体製造ラインの各種処理装置等に
は、処理空間を高真空圧状態に維持するべく、機械式真
空ポンプ(以下、粗引ポンプと記す)とともに、クライ
オポンプ100(図5)、200(図6)が付設されて
いる。クライオポンプ100、200は、粗引ポンプに
より粗引きされた処理空間内を排気して真空圧を更に高
めるもので、極低温をつくりだす冷凍機101、20
1、冷凍機101、201のコールドシリンダ102、
202に保持されたコールドパネル203、コールドパ
ネル203の表面に粘着された活性炭204、コールド
シリンダ102、202やコールドパネル203を収納
する真空チャンバ105、205等から構成されてい
る。クライオポンプ100、200による排気は、極低
温に冷却したコールドパネル203の表面に気体分子を
凝縮・固化させたり、活性炭204の吸着面に気体分子
を吸着させることにより行われ、真空チャンバ105、
205内を高真空圧とする。
【0003】さて、クライオポンプ100、200で
は、長時間に亘る排気運転を行った場合、コールドパネ
ル203の表面や活性炭204の吸着面への気体分子の
凝縮や吸着が徐々に進行し、排気効率が低下して終には
排気が殆ど行えなくなる。そのため、凝縮或いは吸着し
た気体分子を放出させる再生作業を適宜行う必要があ
り、その際には、真空チャンバ105、205内に再生
ガス(一般には、窒素ガス)を導入すると共に、コール
ドパネル203やコールドシリンダ102、202の温
度を常温近くまで上昇させることになる。
【0004】ところで、クライオポンプで100、20
0では、排気運転中にコールドシリンダ102、202
等の温度が極低温(20K程度)となり、常温(25℃
(=298K)程度)との温度差は非常に大きく(28
0K程度)なる。したがって、常温の再生ガスを導入す
るだけで昇温させた場合、再生作業を開始してから気体
分子が放出されるまでに長時間を要するため、半導体製
造ラインも長時間に亘って休止せざるを得ず、生産効率
の低下を余儀なくされていた。
【0005】そこで、クライオポンプ100、200に
は、コールドシリンダ102、202にヒータ106、
206を装着し、このヒータ106、206と真空チャ
ンバ105、205の外部に設けた電源とを電線により
接続している。再生作業時にヒータ106、206に通
電を行うことで、コールドシリンダ102、202が常
温まで速やかに加熱され、再生作業時間が大幅に短縮さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5のクラ
イオポンプ100のヒータ106における一端部107
は、コールドシリンダ102のシリンダベース108に
溶接により固定されている。このため、ヒータ106に
断線などの不具合が発生した場合、ヒータ106のみを
交換することができず、ヒータ106をコールドシリン
ダ102と一緒に交換しなければならず、コストが嵩ん
でしまう。
【0007】また、図6のクライオポンプ200のヒー
タ206における一端部に固定されたヒータフランジ2
07は、真空チャンバ205の底板208に、真空チャ
ンバ205の外側から、取付ボルト209を用いて着脱
可能に取り付けられている。従って、ヒータ206のみ
を交換することができる。
【0008】しかし、このヒータ206では、真空チャ
ンバ205の外側に冷凍機201のボディ210が存在
することから、ヒータ206におけるヒータフランジ2
07の取付時に、取付工具が冷凍機201のボディ21
0に干渉しないように、ヒータ206のヒータフランジ
207をボディ210から遠ざけて取り付ける必要があ
る。このため、真空チャンバ205が大径化して、クラ
イオポンプ200が大型化してしまう。
【0009】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、ヒータのみを交換できるとともに、
装置をコンパクト化できるクライオポンプを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、真空チャンバ内に冷凍機のコールドシリンダが配設
されるとともにヒータが配設され、このヒータの加熱部
が、上記コールドシリンダの冷却部に取り付けられるク
ライオポンプにおいて、上記ヒータの加熱部が上記冷却
部に着脱可能に取り付けられるとともに、上記ヒータの
端部が上記コールドシリンダのシリンダベースに、上記
真空チャンバの外側から着脱可能に取り付けられたこと
を特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、真空チャンバ内
に冷凍機のコールドシリンダが配設されるとともにヒー
タが配設され、このヒータの加熱部が、上記コールドシ
リンダの冷却部に取り付けられるクライオポンプにおい
て、上記ヒータの加熱部が上記冷却部に着脱可能に取り
付けられるとともに、上記ヒータの端部が上記コールド
シリンダのシリンダベースに、上記真空チャンバの内側
から着脱可能に取り付けられたことを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0013】ヒータの加熱部がコールドシリンダの冷却
部に着脱可能に取り付けられるとともに、ヒータの端部
がコールドシリンダのシリンダベースに着脱可能に取り
付けられたことから、ヒータをコールドシリンダから外
して、ヒータのみを交換することができ、コストを低減
できる。
【0014】また、ヒータの端部が真空チャンバの底板
ではなく、コールドシリンダのシリンダベースに取り付
けられたことから、ヒータ端部の取付時に取付用工具
と、真空チャンバの外側に存在する冷凍機のボディとの
干渉を考慮して、真空チャンバを大径化する必要がない
ので、クライオポンプをコンパクト化できる。
【0015】更に、ヒータ端部が真空チャンバの外側か
らシリンダベースに取り付けられたことから、ヒータ端
部の取付を容易化できる。
【0016】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0017】ヒータの加熱部がコールドシリンダの冷却
部に着脱可能に取り付けられるとともに、ヒータの端部
がコールドシリンダのシリンダベースに着脱可能に取り
付けられたことから、ヒータをコールドシリンダから外
して、ヒータのみを交換することができ、コストを低減
できる。
【0018】また、ヒータの端部が真空チャンバの底板
ではなく、コールドシリンダのシリンダベースに取り付
けられたことから、ヒータ端部の取付時に取付用工具
と、真空チャンバの外側に存在する冷凍機のボディとの
干渉を考慮して、真空チャンバを大径化する必要がない
ので、クライオポンプをコンパクト化できる。
【0019】更に、ヒータ端部が真空チャンバの内側か
らシリンダベースに取り付けられたことから、ヒータ端
部の取付時に取付用工具と、真空チャンバの外側に存在
する冷凍機のボディとの干渉を考慮する必要がないの
で、ヒータ端部をコールドシリンダの中心軸に近づけて
取り付けることができ、この結果、コールドシリンダ及
び真空チャンバを小径化でき、クライオポンプをより一
層コンパクト化できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0021】[A]第一の実施の形態(図1、図2) 図1は、本発明に係るクライオポンプの第一の実施の形
態を、一部を破断して示す側面図である。
【0022】図1に示すように、本実施形態のクライオ
ポンプ1は、ギフォード・マクマホーンサイクルを用い
た極低温用の冷凍機3や、ともに筒形状の胴部47A、
47Bが連設された真空チャンバ5等からなっており、
半導体ウエーハ製造ラインの真空処理槽(不図示)に付
設されている。真空チャンバ5の胴部47Bと真空処理
槽との間にはゲートバルブが配設され、このゲートバル
ブにおける図示しない摺動式の弁体が真空処理槽とクラ
イオポンプ1の真空チャンバ5との連通を遮断する。
【0023】冷凍機3は、真空チャンバ5外に配置され
たボディ15、真空チャンバ5の胴部47A内に配置さ
れたコールドシリンダ17、コールドシリンダ17内を
軸方向に摺動する蓄冷剤を内蔵したディスプレーサ19
(図2)、クランク機構(不図示)等を介してディスプ
レーサ19を駆動する電動機25等から構成されてい
る。ボディ15のベアリングプレート21は、図2に示
すように、コールドシリンダ17のシリンダベース23
に取付ボルト7を用いてボルト固定される。
【0024】冷凍機3のボディ15は、冷媒導入管27
と冷媒排出管29とを介して、図示しないコンプレッサ
ユニットに接続されており、冷媒であるヘリウムガスが
冷凍機3とコンプレッサユニットとの間で循環する。ま
た、真空チャンバ5は、粗引配管(不図示)を介して図
示しない粗引ポンプに接続しており、この粗引ポンプに
より真空チャンバ5の粗引きが行われる。
【0025】図1に示すように、コールドシリンダ17
には、上下方向の略中間位置に比較的マスの大きい冷却
部としての第1コールドヘッド33が形成され、上端に
比較的マスの小さい冷却部としての第2コールドヘッド
35が形成されている。第2コールドヘッド35には、
側方に開口したラジエーションシールド37が取り付け
られている。ラジエーションシールド37は、真空チャ
ンバ5の胴部47Aより若干小径の円筒状に形成されて
おり、開口部31の内側に、複数枚のバッフルリング4
3を保持している。
【0026】更に、第2コールドヘッド35には、図示
しないコールドパネルホルダが取り付けられ、このコー
ルドパネルホルダが複数枚のコールドパネル(不図示)
を保持している。コールドパネルには、一部を除き、そ
の上面に活性炭が粘着されている。
【0027】一方、真空チャンバ5は、上述の如く、コ
ールドシリンダ17を収容する胴部47Aと、ラジエー
ションシールド37等を収納する胴部47Bとが直交し
て連設されて構成され、このうち、この胴部47Aがコ
ールドシリンダ17のシリンダベース23に取付ボルト
11を用いてボルト固定されている。真空チャンバ5に
は、図示しない再生ガス供給源に接続した再生ガス導入
管(不図示)が接続されて開口すると共に、図示しない
排気処理装置に接続した再生ガス排出管(不図示)が貫
通している。再生ガス導入管は、ラジエーションシール
ド37内に開口している。
【0028】真空チャンバ5内には、コールドシリンダ
17に着脱可能に取り付けられたヒータとしてのシース
ヒータ53が設置される。このシースヒータ53は、コ
ールドシリンダ17の第一コールドヘッド33及び第二
コールドへッド35の温度コントロールのために、また
は、クライオポンプ1の再生時間短縮のために使用され
る。
【0029】上記シースヒータ53は、ヒータパイプ6
1、図示しない発熱コイル及びヒータフランジ57を有
して構成される。発熱コイルは、ヒータパイプ61内に
おいて、後述の第一加熱部55及び第二加熱部56に対
応する位置に設置され、電線62(図2)を介して図示
しない電源装置に接続される。また、ヒータフランジ5
7は、電線62が取り出されるヒータパイプ61の一端
部に溶接またはろう付けなどにより一体化される。
【0030】このシースヒータ53は、図2にも示すよ
うに、コールドシリンダ17のシリンダベース23に形
成された挿入孔54から真空チャンバ5内へ挿入され
る。このシースヒータ53は、第一加熱部55がコール
ドシリンダ17の第一コールドヘッド33に取付ボルト
58を用いて、また、第二加熱部56がコールドシリン
ダ17の第二コールドへッド35に取付ボルト59を用
いて、それぞれ着脱可能にボルト固定される。さらに、
ヒータフランジ57がシリンダベース23に、真空チャ
ンバ5の外側(つまり大気側)から、取付ボルト60を
用いて着脱可能にボルト固定される。
【0031】なお、ヒータフランジ57とシリンダベー
ス23との間には、Oリングなどのシール材が介在され
て真空チャンバ5内が気密に保持され、真空チャンバ5
内の高真空圧が確保される。また、図1及び図2の符号
63は、シースヒータ53から引き出された電線62を
収容する電線ケースである。この電線ケース63は、取
付ボルト60を用いてヒータフランジ57にボルト固定
される。
【0032】以下、本実施形態の作用を述べる。
【0033】半導体ウエーハのスパッタリング処理等に
あたっては、不要な気体分子が半導体ウエーハの表面に
付着することを防止するべく、真空処理槽内が高真空圧
状態にされる。先ず、真空チャンバ5を粗引ポンプによ
り粗引きすることで、10−2Torr程度の真空圧が
得られる。尚、この時点では、ゲートバルブにより、真
空チャンバ5と真空処理槽との連通が遮断されている。
【0034】次に、クライオポンプ1の冷凍機3を駆動
して、ディスプレーサ19をコールドシリンダ17内で
往復動作させ、コンプレッサから供給された高圧ヘリウ
ムガスをコールドシリンダ17内で繰り返し断熱膨張さ
せる。すると、ディスプレーサ19内の蓄冷材が徐々に
冷却され、コールドシリンダ17の温度が低下する。そ
して、第1コールドヘッド33の温度が80K程度にな
り、第2コールドヘッド35の温度が15K程度になっ
たら、ゲートバルブを開放して真空チャンバ5と真空処
理槽とを連通させる。この際、真空処理槽は、図示しな
い粗引ポンプにより、クロスオーバ圧以下に粗引きされ
ている。
【0035】真空チャンバ5と真空処理槽とが連通され
ると、真空処理槽内の気体分子がラジエーションシール
ド37内で凝縮あるいは吸着され、高真空圧が得られ
る。すなわち、水等の凝縮温度の高い気体分子はバッフ
ルリングやラジエーションシールド37の表面で霜状に
凝縮・固化し、また、アルゴンや酸素、窒素等の気体分
子はコールドパネルの表面で霜状に凝縮・固化する。ま
た、ヘリウムや水素、ネオン等の気体分子は、コールド
パネルに粘着された活性炭に吸着される。これにより、
真空処理槽7では、10−9Torr程度の高真空圧が
得られる。
【0036】一方、クライオポンプ1による排気を連続
して行うと、バッフルリングやコールドパネル等の表面
が凝縮した気体分子によって覆われ、排気効率が低下し
て高真空圧が得られなくなる。そこで、第2コールドヘ
ッド35の温度が所定値以下に低下しなくなったり、所
定の真空圧が得られなくなったときに、クライオポンプ
1の再生を行う。
【0037】再生にあたっては、真空チャンバ5および
真空処理槽間の連通をゲートバルブにより遮断した後、
シースヒータ53内の発熱コイルに通電を行い、第1、
第2コールドヘッド33、第二コールドへッド35を加
熱する。すると、バッフルリングやコールドパネル等に
凝縮していた気体分子が気化するため、この気体分子を
再生ガス導入管から導入した再生ガスと共に再生ガス排
出管から排出する。
【0038】従って、上記実施の形態の一によれば、次
の効果〜を奏する。
【0039】シースヒータ53の第一加熱部55、第
二加熱部56がコールドシリンダ17の第一コールドヘ
ッド33、第二コールドへッド35にそれぞれ取付ボル
ト58、取付ボルト59を用いて着脱可能に取り付けら
れると共に、シースヒータ53の一端部におけるヒータ
フランジ57がコールドシリンダ17のシリンダベース
23に着脱可能に取り付けられたことから、シースヒー
タ53の断線などの発生時に、このシースヒータ53を
コールドシリンダ17から外して、シースヒータ53の
みを交換することができ、コールドシリンダ17ごと交
換する場合に比べコストを低減できる。
【0040】シースヒータ53の一端部におけるヒー
タフランジ57が真空チャンバ5の底板ではなく、コー
ルドシリンダ17のシリンダベース23に取り付けられ
たことから、シースヒータ53の一端部におけるヒータ
フランジ57の取り付け時に、真空チャンバ5の外側に
存在する3のボディ15と取付工具との干渉を考慮し
て、真空チャンバ5を大径化する必要がないので、クラ
イオポンプ1をコンパクトかできる。
【0041】シースヒータ53の一端部におけるヒー
タフランジ57が真空チャンバ5の外側からシリンダベ
ース23に取り付けられたことから、シースヒータ53
の一端部におけるヒータフランジ57を容易に取り付け
ることができる。
【0042】[B]第二の実施の形態(図3、図4) 図3は、本発明に係るクライオポンプの第二の実施の形
態を、一部を破断して示す側面図である。この第二の実
施の形態において、前記第一の実施の形態と同様な部分
は、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
【0043】この第二の実施の形態のクライオポンプ7
0では、シースヒータ53のヒータフランジ57が真空
チャンバ5の内側(つまり真空側)から取付ボルト60
を用いて、コールドシリンダ17のシリンダベース23
にボルト固定される。また、シースヒータ53のヒータ
パイプ61から引き出された電線62は、シリンダベー
ス23の挿入孔54と、ベアリングプレート21に形成
された挿通孔71に挿通されて電線ケース63に収容さ
れる。この電線ケース63は、取付ボルト72を用いて
ベアリングプレート21にボルト固定されている。
【0044】従って、この第二の実施の形態のクライオ
ポンプ70によれば、次の効果〜を奏する。
【0045】シースヒータ53の第一加熱部55、第
二加熱部56がコールドシリンダ17の第一コールドヘ
ッド33、第二コールドへッド35にそれぞれ取付ボル
ト58、取付ボルト59を用いて取り付けられると共
に、シースヒータ53の一端部におけるヒータフランジ
57がコールドシリンダ17のシリンダベース23に着
脱可能に取り付けられたことから、シースヒータ53に
断線などが発生したとき、このシースヒータ53をコー
ルドシリンダ17から外して、シースヒータ53のみを
交換することができ、コールドシリンダ17ごと交換す
る場合に比べコストを低減できる。
【0046】シースヒータ53の一端部におけるヒー
タフランジ57が真空チャンバ5の底板ではなく、コー
ルドシリンダ17のシリンダベース23に取り付けられ
たことから、シースヒータ53の一端部におけるヒータ
フランジ57の取り付け時に、真空チャンバ5の外側に
存在する冷凍機3のボディ15と取付工具との干渉を考
慮して、真空チャンバ5を大径化する必要がないので、
クライオポンプ70をコンパクトかできる。
【0047】シースヒータ53の一端部におけるヒー
タフランジ57が真空チャンバ5の内側からシリンダベ
ース23に取り付けられたことから、シースヒータ53
の一端部におけるヒータフランジ57の取り付け時に、
真空チャンバ5の外側に存在する冷凍機3のボディ15
と取付工具との干渉を考慮する必要がないので、シース
ヒータ53の一端部におけるヒータフランジ57をコー
ルドシリンダ17の中心軸Oに近づけて取り付けること
ができる。この結果、コールドシリンダ17及び真空チ
ャンバ5を小径化でき、クライオポンプ70の中心軸O
と電線ケース63との距離Mを、図1のクライオポンプ
1の中心軸Oと電線ケース63との距離Nよりも小さく
できるので、クライオポンプ70をクライオポンプ1よ
りもより一層コンパクト化できる。
【0048】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るクライオポ
ンプによれば、ヒータの加熱部が冷却部に着脱可能に取
り付けられると共に、ヒータの端部がコールドシリンダ
のシリンダベースに、真空チャンバの外側から着脱自在
に取り付けられたことから、ヒータのみを交換できると
共に、装置をコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクライオポンプの第一の実施の形
態を、一部を破断して示す側面図である。
【図2】図1のクライオポンプにおけるシリンダベース
周りを、一部を破断して示す分解側面図である。
【図3】本発明に係るクライオポンプの第二の実施の形
態を、一部を破断して示す側面図である。
【図4】図3のクライオポンプにおけるシリンダベース
周りを、一部を破断して示す分解側面図である。
【図5】従来のクライオポンプを示す側面図である。
【図6】従来の他のクライオポンプを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 クライオポンプ 3 冷凍機 5 真空チャンバ 17 コールドシリンダ 23 シリンダベース 33 第一コールドヘッド(冷却部) 35 第二コールドヘッド(冷却部) 53 シースヒータ(ヒータ) 55 第一加熱部(加熱部) 56 第二加熱部(加熱部) 57 ヒータフランジ(一端部) 58 取付ボルト 59 取付ボルト 60 取付ボルト 70 クライオポンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバ内に冷凍機のコールドシリ
    ンダが配設されるとともにヒータが配設され、このヒー
    タの加熱部が、上記コールドシリンダの冷却部に取り付
    けられるクライオポンプにおいて、 上記ヒータの加熱部が上記冷却部に着脱可能に取り付け
    られるとともに、 上記ヒータの端部が上記コールドシリンダのシリンダベ
    ースに、上記真空チャンバの外側から着脱可能に取り付
    けられたことを特徴とするクライオポンプ。
  2. 【請求項2】 真空チャンバ内に冷凍機のコールドシリ
    ンダが配設されるとともにヒータが配設され、このヒー
    タの加熱部が、上記コールドシリンダの冷却部に取り付
    けられるクライオポンプにおいて、 上記ヒータの加熱部が上記冷却部に着脱可能に取り付け
    られるとともに、 上記ヒータの端部が上記コールドシリンダのシリンダベ
    ースに、上記真空チャンバの内側から着脱可能に取り付
    けられたことを特徴とするクライオポンプ。
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