JP3526217B2 - 多層高周波回路装置 - Google Patents

多層高周波回路装置

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JP3526217B2 JP18450298A JP18450298A JP3526217B2 JP 3526217 B2 JP3526217 B2 JP 3526217B2 JP 18450298 A JP18450298 A JP 18450298A JP 18450298 A JP18450298 A JP 18450298A JP 3526217 B2 JP3526217 B2 JP 3526217B2
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秀憲 湯川
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    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主としてVHF
帯、UHF帯、マイクロ波帯、およびミリ波帯で用いら
れる多層高周波回路基板への高周波回路素子の実装手段
に関し、上記多層高周波回路基板および高周波回路素子
を含む高周波回路の小形化、高性能化、および低価格化
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば特開平5ー299906
号公報に示された従来の多層高周波回路を示す上面図で
ある。図において1a,1bおよび1cは地導体、2は
誘電体基板、5は層間接続用ビアホールである。
【0003】そして、90は高周波回路素子、111は
電源・制御信号配線パターン、18は電源・制御信号接
続用ビアホール、34は電源・制御信号用回路素子、3
6は誘電体基板、37a,37bはストリップ導体パタ
ーン、38は誘電体基板2に開けたキャビティ状の穴で
ある。
【0004】ストリップ導体パターン37a,37b
は、それぞれ地導体1aと地導体1bの間、および地導
体1bと地導体1cの間に誘電体基板2を介して支持さ
れて、2層のトリプレート線路形の高周波回路を構成し
ている。2つの層の高周波回路間は、層間接続用ビアホ
ール5により接続されている。
【0005】また、キャビティ状の穴38の底面に、高
周波回路素子90が実装され、ストリップ導体パターン
37bで構成された高周波回路に接続されている。さら
に、誘電体基板36上に設けられた電源・制御信号パタ
ーン111および電源・制御信号用回路素子34により
高周波回路に電源および制御信号を供給する電源・制御
回路が構成され、高周波回路部分と電源・制御信号接続
用ビアホール18で接続されている。
【0006】このような構造の多層高周波回路では、高
周波回路を構成する線路が上下を地導体で挟まれたトリ
プレート線路構造であるため、高周波回路同士の不要な
結合や高周波信号の不要放射がなく、このため、高周波
回路の実装密度を高くすることが可能であり、小形な高
周波回路を実現することができる。また、高周波回路を
構成するストリップ導体パターン37bはキャビティ状
の穴38により高周波回路素子90の付近で露出してい
るため、ボンディングワイヤなどにより高周波回路素子
90と容易に接続することが可能である。なお、このよ
うな構造の多層高周波回路基板は、セラミックのグリー
ンシートに導体パターンのパターンニングを施して積層
した後に同時焼成する多層セラミック基板製造技術によ
って実現できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の多層高周波回路
は以上のように構成されているので、高周波回路素子9
0が半導体素子を含む場合には、この半導体素子が露出
する構造となってしまう。通常、半導体素子は保護のた
めに気密構造を必要とする。このため、従来の多層高周
波回路では、図示していない金属キャップをキャビティ
状の穴38の上部に装着する等して気密構造を形成す
る。従って、従来の多層高周波回路は構造および製作工
程が複雑になり、回路が大きくなるとともに製造コスト
が高くなるという問題があった。
【0008】この発明は上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、多層高周波回路基板と高周波回
路素子の接続手段、および高周波回路素子に対する気密
構造の構成が容易で、小形化、高密度化、および低価格
化の図れる多層高周波回路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る多層高周
波回路装置においては、第1の共平面形線路導体パター
ン、第1の共平面形線路導体パターンを挟むように積層
された2枚の誘電体基板を有する共平面形線路、および
第1の共平面形線路導体パターンから延出された第1の
接続部を有する多層高周波回路基板と、半導体基板、半
導体基板に積層された誘電体層、半導体基板と誘電体層
の間に挟まれて設けられた第2の共平面形線路導体パタ
ーン並びに半導体素子、および第2の共平面形線路導体
パターンから延出された第2の接続部を有し、多層高周
波回路基板に載置された高周波回路素子と、多層高周波
回路基板と高周波回路素子との間に設けられ、第1の接
続部と第2の接続部とを電気的に接続するとともに、多
層高周波回路基板と高周波回路素子とを両者の間に隙間
が形成される状態に接続する接続手段とを備えた多層高
周波回路装置であって、多層高周波回路基板の高周波回
路素子側の面に全面に渡って形成された第1の導体層
と、高周波回路素子の多層高周波回路基板側の面に全面
に渡って形成された第2の導体層と、多層高周波回路基
板の高周波回路素子と反対側の面に全面に渡って形成さ
れた第3の導体層と、高周波回路素子の多層高周波回路
基板と反対側の面に全面に渡って形成された第4の導体
層とをさらに備えている。
【0010】
【0011】
【0012】また、高周波回路素子は、少なくとも多層
高周波回路基板側の面全体に渡って、多層高周波回路基
板との隙間に挿入された樹脂によって密閉されている。
【0013】また、多層高周波回路基板一側面に凹部が
設けられ、高周波回路素子は、凹部内に収納されて載置
され、高周波回路素子は、凹部内に設けられた樹脂によ
って少なくとも多層高周波回路基板側の面全体が密閉さ
れている。
【0014】また、共平面形線路は、コプレーナ線路で
ある。
【0015】さらに、共平面形線路は、スロット線路で
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
多層高周波回路装置を示す上面図である。図2は図1の
II-II線に沿う矢視断面図である。また図3は図1のIII
-III線に沿う矢視断面図である。図1乃至図3におい
て、2は積層された複数の誘電体基板である。1a,1
bは地導体である。4a,4bは、地導体1a,1bと
同一平面状に形成された共平面形線路導体パターンであ
るコプレーナ線路用ストリップ導体パターン、3a,3
bはパッド導体、5a,5bは層間接続用ビアホール、
6は接続手段であるバンプ導体、7は電源・制御信号用
配線パターン、8a,8bは導体層、9は誘電体層、1
0は半導体用基板、11は半導体層である。
【0017】40aは誘電体基板2のほぼ全面に渡って
形成された地導体1aと、第1の共平面形線路導体パタ
ーンであるストリップ導体パターン4aと、これを挟む
ように隣接して積層された誘電体基板2とからなる共平
面形線路としての第1のコプレーナ線路である。一方、
40bは誘電体層9のほぼ全面に渡って形成された地導
体1bと、第2の共平面形線路導体パターンであるスト
リップ導体パターン4bと、これを上下方向から挟むよ
うに隣接して積層された誘電体層9および半導体用基板
10とからなる共平面形線路としての第2のコプレーナ
線路である。
【0018】そして、60は第1のコプレーナ線路40
aと、パッド導体3aと、層間接続用ビアホール5a
と、第1の導体層8aとから成る多層高周波回路基板で
ある。そして、パッド導体3aと層間接続用ビアホール
5aは、第1のコプレーナ線路40aから延出された第
1の接続部を構成している。一方、70は第2のコプレ
ーナ線路40bと、パッド導体3bと、層間接続用ビア
ホール5aと、第2の導体層8bと、半導体層11とか
ら成る高周波回路素子である。そして、パッド導体3b
と層間接続用ビアホール5bは、第2のコプレーナ線路
40bから延出された第2の接続部を構成している。
【0019】60aは誘電体基板2と、電源・制御信号
用配線パターン7とから成る電源・制御信号用配線積層
部であり、多層高周波回路基板60の一部を構成してい
る。多層高周波回路基板60は、電源・制御信号用配線
積層部60aを有する為に、凹部60bが形成されてい
る。また、P1およびP2は端子である。
【0020】第1の導体層8aは、多層高周波回路基板
60の図2の上側の片側表面の導体パッド3近傍を除く
略全面に形成されている。
【0021】誘電体層9は半導体基板10表面に半導体
層9を覆うように積層して形成されている。誘電体層9
の導体層8aの材料にはポリイミド樹脂などがよく用い
られる。第2の導体層8bは、誘電体層9表面の導体パ
ッド3近傍を除く略全面に形成されている。
【0022】高周波回路素子70は、第1の導体層8a
と第2の導体層8bが対向するように多層高周波回路基
板60上の凹部60b内に載置され、第1の導体層8a
と第2の導体層8b、および対向する位置の導体パッド
3aと導体パッド3bがバンプ導体6により相互に接続
されて実装されている。
【0023】このとき、地導体1aと地導体1b、およ
びストリップ導体4aとストリップ導体4aは、パッド
導体3a,3b、層間接続用ビアホール5a,5b、お
よびバンプ導体6を介して相互に接続されている。バン
プ導体6は接続手段を構成している。すなわち、コプレ
ーナ線路40aとコプレーナ線路40bは、これらのも
のを介して相互に接続されている。
【0024】次に動作原理について説明する。今、端子
P1から多層高周波回路基板60に高周波が入射される
と、この高周波はコプレーナ線路40aを伝搬し、パッ
ド導体3、層間接続用ビアホール5、およびバンプ導体
6を介して高周波回路素子70のコプレーナ線路40b
に伝播する。そして、半導体層11を通って反対側のコ
プレーナ線路40bに伝播し、再びパッド導体3、層間
接続用ビアホール5、およびバンプ導体6を介して逆側
のコプレーナ線路40aに結合して端子P2から取り出
される。このとき、半導体層11は電源・制御信号用配
線積層部80から直流バイアスおよび制御信号を受けて
動作する。このようにして、本実施の形態の高周波回路
装置は、高周波能動回路素子を含む多層高周波回路とし
ての機能を有する。
【0025】このような構成の多層高周波回路装置にお
いては、高周波の伝搬する線路が共平面形回路としての
コプレーナ線路40aであるため、線路が周囲導体層の
影響を受けにくく、回路を高密度に形成することが可能
である。また、高周波を伝送する線路が多層高周波回路
基板60および高周波回路素子70の内層のみに形成さ
れるため、半導体層11を含む高周波回路として気密性
の高いものが得易いという利点を有する。特に、地上で
の利用など、特に高度な気密性が要求されない場合に
は、半導体保護のために個別の封止手段を設けることが
不要であり、回路を小形かつ低価格に構成できる利点を
有する。
【0026】実施の形態2.図4はこの発明の多層高周
波回路装置の他の例を示す上面図である。図5は図4の
V-V線に沿う矢視断面図である。また、図6は図4のVI-
VI線に沿う矢視断面図である。図4乃至図6において、
実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0027】8cは多層高周波回路基板60の高周波回
路素子70とは逆側の表面に全面に渡って形成された第
3の導体層、8dは高周波回路素子70の多層高周波回
路基板60とは逆側の表面に全面に渡って形成された第
4の導体層、8eは電源・制御信号用配線積層部80の
表面に形成された導体層である。その他の構成は、実施
の形態1と同様である。
【0028】このような構成の多層高周波回路装置にお
いては、実施の形態1と同様の効果を有するとともに、
第3の導体層8c、第4の導体層8d、および導体層8
eを設けたことにより、空間との境界面の大部分がこの
導体層8c,8d,8eで覆われた構造となり、実施の
形態1に比べて気密性が高まり、半導体層11の保護機
能が向上するという効果を有する。
【0029】実施の形態3 図7はこの発明の多層高周波回路装置の他の例を示す上
面図である。図8は図7のVIII-VIII線に沿う矢視断面
図である。また、図9は図7のIX-IX線に沿う矢視断面
図である。図7乃至図9において、12は高周波回路素
子70の周囲を全面にわたってモールドする樹脂であ
る。その他の構成は実施の形態2と同様である。
【0030】このような構成の多層高周波回路装置にお
いては、実施の形態2と同様の効果を有するとともに、
高周波回路素子70の周囲が樹脂12によりモールドさ
れているため、実施の形態2よりさらに気密性が高ま
り、半導体層11の保護機能が向上するという効果を有
する。
【0031】実施の形態4 図10はこの発明の多層高周波回路装置の他の例を示す
上面図である。図11は図10のXII-XII線に沿う矢視
断面図である。また、図12は図10のXII-XII線に沿
う矢視断面図である。
【0032】図10乃至図12において、13a,13
bはスロット線路用導体パターンである。そして、50
aは導体パターン13aと、これに隣接する誘電体基板
2とから成るスロット線路である。また、50bは導体
パターン13bと、誘電体層9と、半導体用基板10と
から成るスロット線路である。その他の構成は実施の形
態1と同様である。
【0033】このような構成の多層高周波回路装置にお
いては、実施の形態1のコプレーナ線路40a,40b
に替わって、スロット線路50a,50bを用いたこと
により、実施の形態1と同様の効果を有するとともに、
実施の形態1に比べて高周波線路の曲がりを形成し易く
なり、配線の自由度が向上し、回路の小形化や高密度化
が図れるという利点を有する。
【0034】実施の形態5 図13はこの発明の多層高周波回路装置の他の例を示す
上面図である。図14は図13のXIV-XIV線に沿う矢視
断面図である。また、図15は図13のXV-XV線に沿う
矢視断面図である。
【0035】図13乃至図15において、8cは多層高
周波回路基板60の高周波回路素子70とは逆側の表面
に全面に渡って形成された第3の導体層、8dは高周波
回路素子70の多層高周波回路基板60とは逆側の表面
に全面に渡って形成された第4の導体層、8eは電源・
制御信号用配線積層部80の表面に形成された導体層で
ある。その他の構成は実施の形態4と同様である。
【0036】このような構成の多層高周波回路装置にお
いては、実施の形態4と同様の効果を有するとともに、
第3の導体層8c、第4の導体層8d、および導体層8
eを設けたことにより、空間との境界面の大部分がこの
導体層8c,8d,8eで覆われた構造となり、実施の
形態4に比べて機密性が高まり、半導体層11の保護機
能が向上するという効果を有する。
【0037】実施の形態6 図16はこの発明の多層高周波回路装置の他の例を示す
上面図である。図17は図16のXVII-XVII線に沿う矢
視断面図である。また、図18は図16のXVIII-XVIII
線に沿う矢視断面図である。図16乃至図18におい
て、12は高周波回路素子70の周囲を全面にわたって
モールドする樹脂である。その他の構成は実施の形態4
と同様である。
【0038】このような構成の多層高周波回路装置にお
いては、実施の形態4と同様の効果を有するとともに、
高周波回路素子70の周囲が樹脂12によりモールドさ
れているため、実施の形態4よりさらに機密性が高ま
り、半導体層11の保護機能が向上するという効果を有
する。
【0039】
【発明の効果】この発明に係る多層高周波回路装置にお
いては、第1の共平面形線路導体パターン、第1の共平
面形線路導体パターンを挟むように積層された2枚の誘
電体基板を有する共平面形線路、および第1の共平面形
線路導体パターンから延出された第1の接続部を有する
多層高周波回路基板と、半導体基板、半導体基板に積層
された誘電体層、半導体基板と誘電体層の間に挟まれて
設けられた第2の共平面形線路導体パターン並びに半導
体素子、および第2の共平面形線路導体パターンから延
出された第2の接続部を有し、多層高周波回路基板に載
置された高周波回路素子と、多層高周波回路基板と高周
波回路素子との間に設けられ、第1の接続部と第2の接
続部とを電気的に接続するとともに、多層高周波回路基
板と高周波回路素子とを両者の間に隙間が形成される状
態に接続する接続手段とを備えている。そのため、高周
波の伝搬する線路が共平面形回路としてのコプレーナ線
路であるため、線路が周囲導体層の影響を受けにくく、
回路を高密度に形成することが可能である。また、高周
波を伝送する線路が多層高周波回路基板および高周波回
路素子の内層のみに形成されるため、半導体層を含む高
周波回路として気密性の高いものが得易いという利点を
有する。特に、地上での利用など、特に高度な気密性が
要求されない場合には、半導体保護のために個別の封止
手段を設けることが不要であり、回路を小形かつ低価格
に構成できる利点を有する。
【0040】また、多層高周波回路基板の高周波回路素
子側の面に全面に渡って形成された第1の導体層と、高
周波回路素子の多層高周波回路基板側の面に全面に渡っ
て形成された第2の導体層とをさらに備えている。その
ため、空間との境界面が導体層で覆われた構造となるた
め、気密性の高いものが得易いという効果を有する。
【0041】また、多層高周波回路基板の高周波回路素
子と反対側の面に全面に渡って形成された第3の導体層
と、高周波回路素子の多層高周波回路基板と反対側の面
に全面に渡って形成された第4の導体層とをさらに備え
ている。そのため、空間との境界面が導体層でさらに覆
われた構造となるため、さらに気密性の高いものが得易
いという効果を有する。
【0042】また、高周波回路素子は、少なくとも多層
高周波回路基板側の面全体に渡って、多層高周波回路基
板との隙間に挿入された樹脂によって密閉されている。
そのため、さらに機密性が高まり、半導体層の保護機能
が向上するという効果を有する。
【0043】また、多層高周波回路基板一側面に凹部が
設けられ、高周波回路素子は、凹部内に収納されて載置
され、高周波回路素子は、凹部内に設けられた樹脂によ
って少なくとも多層高周波回路基板側の面全体が密閉さ
れている。そのため、機密性が高まり、半導体層の保護
機能が向上するという効果を有するとともに、樹脂を配
設しやすい。
【0044】また、共平面形線路は、コプレーナ線路で
ある。そのため、線路が周囲導体層の影響を受けにく
く、回路を高密度に形成することが可能である。
【0045】さらに、共平面形線路は、スロット線路で
ある。そのため、線路が周囲導体層の影響を受けにく
く、回路を高密度に形成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の多層高周波回路装置を示す上面図
である。
【図2】 図1のII-II線に沿う矢視断面図である。
【図3】 図1のIII-III線に沿う矢視断面図である。
【図4】 この発明の多層高周波回路装置の他の例を示
す上面図である。
【図5】 図4のV-V線に沿う矢視断面図である。
【図6】 図4のVI-VI線に沿う矢視断面図である。
【図7】 この発明の多層高周波回路装置の他の例を示
す上面図である。
【図8】 図7のVIII-VIII線に沿う矢視断面図であ
る。
【図9】 図7のIX-IX線に沿う矢視断面図である。
【図10】 この発明の多層高周波回路装置の他の例を
示す上面図である。
【図11】 図10のXII-XII線に沿う矢視断面図であ
る。
【図12】 図10のXII-XII線に沿う矢視断面図であ
る。
【図13】 この発明の多層高周波回路装置の他の例を
示す上面図である。
【図14】 図13のXIV-XIV線に沿う矢視断面図であ
る。
【図15】 図13のXV-XV線に沿う矢視断面図であ
る。
【図16】 この発明の多層高周波回路装置の他の例を
示す上面図である。
【図17】 図16のXVII-XVII線に沿う矢視断面図で
ある。
【図18】 図16のXVIII-XVIII線に沿う矢視断面図
である。
【図19】 図19は従来の多層高周波回路を示す上面
図である。
【符号の説明】
2 誘電体基板、3a パッド導体(第1の接続部)、
3b パッド導体(第2の接続部)、4a コプレーナ
線路用ストリップ導体パターン(第1の共平面形線路導
体パターン)、4b コプレーナ線路用ストリップ導体
パターン(第2の共平面形線路導体パターン)、5a
層間接続用ビアホール(第1の接続部)、5b 層間接
続用ビアホール(第2の接続部)、6 バンプ導体(接
続手段)、8a 第1の導体層、8b 第2の導体層、
8c 第3の導体層、8d 第4の導体層、9 誘電体
層、10 半導体基板、11 半導体素子、12 樹
脂、40a コプレーナ線路(共平面形線路)、60
多層高周波回路基板、60b凹部、70 高周波回路素
子。
フロントページの続き (72)発明者 田原 志浩 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−236894(JP,A) 特開 平10−308478(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/12 301 H01P 5/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の共平面形線路導体パターン、該第
    1の共平面形線路導体パターンを挟むように積層された
    2枚の誘電体基板を有する共平面形線路、および該第1
    の共平面形線路導体パターンから延出された第1の接続
    部を有する多層高周波回路基板と、 半導体基板、該半導体基板に積層された誘電体層、該半
    導体基板と誘電体層の間に挟まれて設けられた第2の共
    平面形線路導体パターン並びに半導体素子、および該第
    2の共平面形線路導体パターンから延出された第2の接
    続部を有し、上記多層高周波回路基板に載置された高周
    波回路素子と、 上記多層高周波回路基板と上記高周波回路素子との間に
    設けられ、上記第1の接続部と第2の接続部とを電気的
    に接続するとともに、上記多層高周波回路基板と上記高
    周波回路素子とを両者の間に隙間が形成される状態に接
    続する接続手段とを備えた多層高周波回路装置であっ
    て、 上記多層高周波回路基板の上記高周波回路素子側の面に
    全面に渡って形成された第1の導体層と、 上記高周波回路素子の上記多層高周波回路基板側の面に
    全面に渡って形成された第2の導体層と 上記多層高周波回路基板の上記高周波回路素子と反対側
    の面に全面に渡って形成された第3の導体層と、 上記高周波回路素子の上記多層高周波回路基板と反対側
    の面に全面に渡って形成された第4の導体層とをさらに
    備えたことを特徴とする多層高周波回路装置。
  2. 【請求項2】 上記高周波回路素子は、少なくとも多層
    高周波回路基板側の面全体に渡って、多層高周波回路基
    板との隙間に挿入された樹脂によって密閉されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の多層高周波回路装置。
  3. 【請求項3】 上記多層高周波回路基板一側面に凹部が
    設けられ、上記高周波回路素子は、該凹部内に収納され
    て載置され、該高周波回路素子は、該凹部内に設けられ
    た樹脂によって少なくとも多層高周波回路基板側の面全
    体が密閉されていることを特徴とする請求項1に記載の
    多層高周波回路装置。
  4. 【請求項4】 共平面形線路は、コプレーナ線路である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の多層
    高周波回路。
  5. 【請求項5】 共平面形線路は、スロット線路であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の多層高
    周波回路。
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