JP3525884B2 - レンズアンテナ装置を有する無線装置 - Google Patents

レンズアンテナ装置を有する無線装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波やミリメ
ートル波等の高周波数帯で電波を放射又は入射するレン
ズアンテナ装置,及びこのレンズアンテナ装置と接続さ
れる送受信器を含む無線装置に関し、特に屋外設置に適
するレンズアンテナ装置を有する無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のレンズアンテナ装置及び
無線装置について、図7に示した無線装置を参照して説
明する。図7に示した無線装置の一部であるレンズアン
テナ装置は、コニカル形状(円錐型)のホーンアンテナ
であるホーン2Cの拡大側開口部の端面(拡大側開口端
ともいう)21をポリカーボネート,テフロン及びガラ
スなどの誘電体をレンズ素子とするレンズ1E(の内面
側)で覆っている。レンズ1Eは、ネジ6等を用いてホ
ーン2Cの拡大側開口部の端面21近傍に設けられたフ
ランジ23に固定される。なお、図7ではホーン2Cと
して円錐型のコニカルホーンを使用しているが、楕円錘
型のコニカルホーンや四角錐等の角錐ホーンが使われる
こともある。レンズ1Eの焦点は軸対称のレンズ1Eの
中心軸上に位置し、ホーン2Cもレンズ1Eに対応して
軸対称に構成される。ここで、ホーン2Cは放射電磁界
7が球面波を生じる特性を持つ。そこで、レンズ1Eは
球面波の波面を誘電体の効果によって揃え、平面波の放
射電磁界7を放射させる。この結果、このレンズアンテ
ナ装置は、電波放射の中心方向がホーン2Cの中心軸方
向に揃い、ホーン2Cだけの場合より鋭い指向性を持つ
ことになる。
【0003】無線装置は、上記レンズアンテナ装置と送
受信器4Cと上記レンズアンテナ装置及び送受信器4C
を収容する装置筐体5Cとを含む。装置筐体5Cは、図
示するように、ホーン2Cの中心軸より上部をホーン2
Cの形状に合わせて円筒形とし,下部を直方体の箱状と
し,レンズ1Eの部分を開口している。ホーン2Cの収
束側開口部の端面(収束側開口端ともいう)22は、レ
ンズ1Eとホーン2Cとからなるレンズアンテナ装置か
ら放射又は入射する高周波数信号を信号処理する高周波
数信号処理装置である送受信器4Cの高周波数信号端用
導波管に接続される。このため、送受信器4Cは、図示
されるように、ホーン2Cの後方に配置されることにな
る。これは、コニカル型のホーン2Cの周辺部の空間
が、ドーナッツ形状をしており、送受信器4Cの形状を
ホーン2Cに合わせて高密度に実装するには困難な空間
であるためである。従って、ホーン2Cの周辺部には送
受信器4B等を実装することができず、結果として、レ
ンズアンテナ装置と送受信器4Bを収容する無線装置は
大きな容積を要するという欠点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、従来
技術によるレンズアンテナ装置は、小型・高密度実装の
無線装置用としては不適切な形状をしており、このレン
ズアンテナ装置と送受信器とを収容する無線装置は大き
な容積を要するという欠点を有していた。
【0005】従って本発明の第一の目的は、上述した従
来技術による欠点を解消し、小型で実装密度が高い無線
装置用として適切なレンズアンテナ装置,及び上記レン
ズアンテナ装置を用いた屋外用あるいは小型の実装密度
が高い無線装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の第二の目的は、レンズアン
テナ装置と送受信器とを一体化した無線装置を提供する
ことにある。
【0007】さらに、本発明の第三の目的は、設置工事
が容易なレンズアンテナ装置付きの無線装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるレンズアン
テナ装置を有する無線装置は、レンズアンテナ装置と、
前記レンズアンテナ装置から放射又は入射する高周波数
信号を信号処理する高周波数信号処理装置と、前記レン
ズアンテナ装置の収束側開口端と前記高周波数信号処理
装置の高周波数信号端用導波管とを接続する接続導波管
と、前記レンズアンテナ装置,前記高周波数信号処理装
置及び前記接続導波管を収容する装置筐体とを備え、前
記レンズアンテナ装置が、拡大側開口部の端面を斜めに
切断したコニカルホーンと、前記コニカルホーンの拡大
側開口部の端面の全面を覆うように結合され,前記コニ
カルホーンからの電波放射角を前記コニカルホーンの最
短側面部に平行に屈折させる誘電体レンズとを備えてな
り、前記レンズアンテナ装置の前記最短側面部の外面を
前記装置筐体の所定の内面にほぼ平行且つ近接して配置
することを特徴とする。
【0009】前記レンズアンテナ装置を有する無線装置
の第一は、前記コニカルホーンが、円錐形状又は楕円錘
形状をしている構成をとることができる。
【0010】前記レンズアンテナ装置を有する無線装置
の第二は、前記誘電体レンズが、前記コニカルホーンの
拡大側開口端を覆う内面側を平面形状にしてあり外面側
を軸対称な曲面の一部を円形に切り出した形状にしてい
ると共にその最も薄い部分を前記コニカルホーンの最長
側面部に結合させている構成をとることができる。
【0011】前記レンズアンテナ装置を有する無線装置
の第三は、前記誘電体レンズが、前記コニカルホーンの
拡大側開口端の内面側において前記最短側面部側ほど深
いゾーニングを施している構成をとることができる。
【0012】前記レンズアンテナ装置を有する無線装置
の第四は、前記誘電体レンズが、前記コニカルホーンの
拡大側開口端を覆う内面側を平面形状,外面側を凸曲面
にした第一のレンズと、一方の面が前記第一のレンズの
内面側に接面すると共に,前記コニカルホーンの最短側
面部側に近いほど他方の面のレンズ厚を厚くした第二の
レンズとを含む構成をとることができる。
【0013】前記レンズアンテナ装置を有する無線装置
の第五は、前記誘電体レンズが、前記コニカルホーンの
拡大側開口端側を平面形状,前記拡大側開口端を覆う外
面側の部分を凸曲面にした第一のレンズと、前記第一の
レンズの拡大側開口端側に所定の間隔で一辺を接面させ
ると共に,他の一辺を前記コニカルホーンの最長側面部
側の拡大側開口端内面に接面させた複数の三角形金属板
とを含む構成をとることができる。
【0014】前記レンズアンテナ装置を有する無線装置
の第六は、前記誘電体レンズが、前記コニカルホーンの
拡大側開口端の内面に配置されると共に外面側を平面形
状にしてあり,内面側を軸対称な曲面の一部を円形に切
り出した形状にしていると共にその最も薄い部分を前記
コニカルホーンの最長側面部に接合させている構成をと
ることができる。
【0015】前記レンズアンテナ装置を有する無線装置
の第七は、前記コニカルホーンが、拡大側開口端の最短
側面部とされる一辺から最長側面部とされる対向辺に向
かって斜めに切断した四角錐ホーンに代えられている構
成をとることができる。
【0016】該レンズアンテナ装置を有する無線装置
は、前記四角錐ホーンの最短側面部とされる一辺が、こ
のレンズアンテナ装置を収容する装置筐体の筐体面の一
部を兼ねている構成とすることができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0020】図1は本発明によるレンズアンテナ装置
有する無線装置の実施の形態の第一を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は断面図を示している。また、
図2は図1に示したコニカルホーン2の諸元を説明する
ための図である。
【0021】本実施の形態による無線装置は、レンズア
ンテナ装置と上記レンズアンテナ装置から放射又は入射
する高周波数信号を信号処理する信号処理装置である送
受信器4とを含んでいる。レンズアンテナ装置はレンズ
1及びコニカルホーン2を含んでいる。コニカルホーン
2の収束側の開口した端面22は、接続導波管3によっ
て送受信器4の高周波数信号端用導波管と接続されてい
る。コニカルホーン2,接続導波管3及び送受信器4
は、一般には金属製の装置筐体5内に全体を一体化させ
て収容され、レンズ1(の内面側,つまり端面22側)
はコニカルホーン2の拡大側の開口した端面21を覆っ
て装置筐体5と同様の無線装置収容部も兼ねている。
【0022】コニカルホーン2は、図7を参照して説明
したコニカルホーン2Cと同様の円錐形状をしたホーン
アンテナであり、円錐の拡大側の端面21を斜めに切断
している。そして、コニカルホーン2の斜めに切断され
た円錐の最短側面部2aを上部が円形形状の装置筐体5
の上面と平行,且つできるだけ近接するように配置して
いる。また、コニカルホーン2の拡大側開口部の端面2
1は装置筐体5の上・下面に垂直になるように切断され
ている。端面21の正面形状は、装置筐体5の開口部
(図1(b)における左端部)に平行な平面で切り出し
た円形を有し、また、端面21はコニカルホーン2の円
錐の中心軸に対して斜めの角度に開口している。つま
り、拡大側開口部の端面21が中心軸に対して斜めに切
断されたコニカルホーン2は、中心軸が傾きを持った円
錐形状のホーンアンテナである。
【0023】コニカルホーン2は、収束側開口部の端面
22には接続導波管3に接続するためのフランジ24を
有しており、もう一方の拡大側開口部の端面21にはレ
ンズ1を固定するためのフランジ23を有している。な
お、コニカルホーン2の材質としてはアルミニウムなど
の金属,あるいはプラスチック樹脂の表面に金属めっき
を施し導電性を持たせたものが適している。
【0024】ここで、図2を参照してコニカルホーン2
の各部の寸法について詳しく説明しておく。
【0025】コニカルホーン2の最短側面部2aの長さ
をL1とするとき、拡大側開口部の端面21は最短側面
部2aの面と直角でなければならない。いま、コニカル
ホーン2の開口角をφ,コニカルホーン2の最長側面部
2bの長さをL2とすると、図からわかるように、L1
=L2・cosφである。つまり、設計する無線装置に
おいて、コニカルホーン2の最短側面部2aの長さをL
1にする必要がある場合には、拡大側の端面21を斜め
に切り落とす前のコニカルホーン2の最長側面部2bの
長さL2は、L1/cosφでなければならない。この
場合のコニカルホーン2の実効的な(円形の)開口直径
D0は、D0=2L1・sin(φ/2)である。ま
た、レンズ1の実効的な開口直径となる拡大側開口部の
端面21の直径又は長径D1は、D1=L2・sinφ
となる。ここで、コニカルホーン2が円錐形状である場
合には、端面21の形状,つまり、レンズ1の端面21
に接する形状(周辺形状)は、楕円形となる。レンズ1
は製作の容易さから周辺形状が円形であることが望まし
く、このためには、コニカルホーン2の形状をレンズ1
の周辺形状を円形にすることができる楕円錘形状にする
ことが望ましい。
【0026】再び、図1を参照すると、レンズ1は、ポ
リカーボネイト,テフロンなどのプラスチックスやガラ
スなどの誘電体で構成され、コニカルホーン2の拡大側
開口部の端面21の全面を覆うように結合される。レン
ズ1の外面側の正面形状は円形をしており((a)参
照)、断面は偏肉の形状をしている((b)参照)。そ
の断面形状は、軸対称な曲面の一部を円形に切り出した
形状である。そして、レンズ1の曲面の最も薄い部分を
コニカルホーン2の最長側面部2bに結合させている。
一方、レンズ1の拡大側開口部の端面21側(内面側)
は平面形状である。レンズ1の周縁部にはコニカルホー
ン2に固定するためのフランジを設け、レンズ1はネジ
6等によりコニカルホーン2のフランジ23に固定され
る。
【0027】上述したとおり、コニカルホーン2の収束
側開口部の端面22は、レンズ1の中心軸から装置筐体
5の上面(図1(b)の上方)よりに変移している。送
受信器4は、コニカルホーン2の収束側開口部の端面2
2を変移させることによりできた装置筐体5の下部空間
に配置される。コニカルホーン2の収束側開口部の端面
22と送受信器4の高周波数信号端用導波管とは、接続
導波管3により接続される。なお、通常の高周波数信号
端用導波管はTE10モードのみを通す矩形導波管であ
り、コニカルホーン2の収束側開口部はTE11モード
を主モードとする円形導波管である。従って、接続導波
管3のTE10モードとTE11モードとのモード変換
部は、コニカルホーン2の間近に構成される。ここで、
重量が比較的大きい送受信器4が装置筐体5の下部空間
に配置されることにより、レンズアンテナ装置を含むこ
の無線装置は、重心が低くなり、屋外設置設計及び設置
工事が容易になるという効果がある。
【0028】次に、図1の実施の形態におけるアンテナ
装置について、送信の場合の動作の説明を行う。
【0029】図1のレンズアンテナ装置において、マイ
クロ波信号(高周波数信号)の伝播する経路と方向を矢
印で示す。レンズアンテナ装置からマイクロ波信号が放
射されると、この矢印は放射方向7と名を変える。送受
信器4から送信されたマイクロ波信号は、接続導波管3
を伝わり、コニカルホーンへ2に送られる。コニカルホ
ーン2の収束側開口部の端面22から入力されたマイク
ロ波信号はコニカルホーン2の拡大側開口部の端面21
に向かって行く。このとき、マイクロ波信号の波面(位
相が同じ面)はほぼ球面となっている。上記マイクロ波
信号は、レンズ1のコニカルホーン2側の平面に入射
し、所定の屈折率(屈折率はレンズ1の誘電率の平方
根)で屈折してレンズ1の内部を通過し、レンズ1の外
面(反対側の面,)に入射し、所定の屈折率で屈折して
放射方向7の方向に放射されていく。このときマイクロ
波信号の波面は平面波(波面がほぼ平面)となる。つま
り、マイクロ波信号はレンズ1の正面の遠方にまで伝搬
して行く。なお、コニカルホーン2の最長側面部2bに
近いほどコニカルホーン2内の電磁波経路が長くなるの
で、レンズ2は最長側面部2bに近いほど薄くする必要
がある。
【0030】別の説明をすると、レンズ1は、厚さの異
なる誘電体の効果によってコニカルホーン2内を伝送さ
れる電磁波の経路長を補正し、レンズ1から放射される
電磁波7の波面がコニカルホーン2の最短側面部2aに
平行に揃うように電磁波を屈折させる。この結果、この
レンズアンテナ装置は、放射される電波の放射方向7が
ホーン2だけの場合より鋭い指向性を持つことになる。
【0031】以上の説明はマイクロ波信号がレンズアン
テナ装置から放射される場合の動作であるが、マイクロ
波信号の受信の場合にはレンズアンテナ装置に入射され
たマイクロ波信号はこれと逆の経路をたどってコニカル
ホーン2の収束側開口部の端面22の方向に収束され
る。マイクロ波信号は、さらに接続導波管3を伝わって
送受信器4に伝送される。以上の説明は、図1の実施の
形態を用いた説明であるが、本発明の他の実施の形態に
よるレンズアンテナ装置及び無線装置についても同様な
説明ができる。
【0032】以上説明したように図1の実施の形態によ
る無線装置は、レンズアンテナ装置における電磁波の中
心軸をコニカルホーン2の収束側開口部と拡大側開口部
とで変移させることにより、コニカルホーン2の収容容
積,つまりレンズアンテナ装置の収容容積を少なくでき
るので、送受信器4とを一体化した実装密度が高い無線
装置を提供することができる。
【0033】また、この無線装置は、重量が比較的大き
い送受信器4が装置筐体5の下部空間に配置されること
により、レンズアンテナ装置を含むこの無線装置は、重
心が低くなり、屋外設置設計及び設置工事が容易になる
という効果がある。
【0034】図3は本発明によるレンズアンテナ装置
有する無線装置の実施の形態の第二を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は断面図を示している。
【0035】図3の実施の形態は、図1の実施の形態に
おけるレンズ1をレンズ1Aに代えている。そして、コ
ニカルホーン2をレンズ1Aによく適合するコニカルホ
ーン2Aに代えている。これに伴って、図1における送
受信器4及び装置筐体5の外形をそれぞれ変更した送受
信器4A及び装置筐体5Aに代えている。他の構成要素
には設計的事項を越える変更はない。
【0036】図3の実施の形態において、レンズ1Aは
コニカルホーン2A側にゾーニング技術を用いている。
つまり、レンズ1Aは、コニカルホーン1Aの拡大側開
口部の端面21側に第一の段差d1及びそれより段差を
深くする第二のd2を設け、この部分のレンズ厚を薄く
している。図3の実施の形態でのコニカルホーン2A
は、小型化のために、ホーン2Aの長さをコニカルホー
ン2よりずっと短縮している。従って、コニカルホーン
2Aの最短側面部2a近傍を通る電磁波の経路長は、最
長側面部2b近傍を通る電磁波の経路長よりずっと短く
なる。この経路長を補正するためには、レンズ1Aの最
短側面部2a側の厚さを、図2に示すとおり、図1の場
合より厚くする必要がある。しかし、レンズ1Aの厚さ
を厚くすると、製造上の困難を来すばかりでなく,重量
も増加するという欠点がある。
【0037】そこで、この実施の形態では、ゾーニング
によってこれらの問題を解決している。段差d1及びd
2の深さはd1=d2=λ/(n−1)とされる。ここ
で、λは自由空間の使用波長,nはレンズ1Aに用いた
誘電体の屈折率(誘電率の平方根)を表す。段差d1及
びd2はそれぞれ電磁波の1波長分に相当し、段差d1
及びd2を通る電磁波は、誘電体中の電磁波と2πの整
数倍の位相差を持つので、レンズ1Aの開口面におい
て、レンズ1Aの誘電体中を通る電磁波と同じ波面を形
成する。なお、コニカルホーン2Aの最長側面部2a側
ほどレンズ1Aの厚さが厚くなるので、レンズ1Aのゾ
ーニングはコニカルホーン2Aの最短側面部2a側ほど
深いゾーニングとすることができる。
【0038】上述の通り、図3の実施の形態によるレン
ズアンテナ装置は、ゾーニング技術を用いることによ
り、コニカルホーン1Aの長さを短縮することが可能と
なり、従って、レンズアンテナ装置の長さも短縮するこ
とができる。なお、図3において段差の数は2段となっ
ているが、段差の数はこれに限定されない。段差は、1
段以上であれば、レンズアンテナ装置の長さを短縮する
ことができるのは勿論である。
【0039】図4は本発明によるレンズアンテナ装置
有する無線装置の実施の形態の第三を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は断面図を示している。
【0040】図4の実施の形態は、図1の実施の形態に
おけるレンズ1をレンズ1Ba及び1Bbという2枚組
のレンズ1Bに代えている。他の構成要素には設計的事
項を越える変更はない。
【0041】レンズアンテナ装置におけるレンズ1Ba
は、前述したレンズ1Eと同様のレンズである。つまり
レンズ1Baは、コニカルホーン2を覆う拡大側開口部
の端面21側(内面側)が平面形状であり、外面側が凸
曲面状であり、軸対称な形状を有している。一方、レン
ズ1Bbは、コニカルホーン2の拡大側開口部の内面側
に配置され、平面状の面(一辺)がレンズ1Baの平面
側に密着して接面され、対向する一辺である他方の平面
がコニカルホーン2の最短側面部2aに近いほどレンズ
厚を厚くされている。また、レンズ1Bbは、コニカル
ホーン2の最短側面部2aと最長側面部2bとをみた断
面(図4(b)参照)では三角形をしている。つまり、
レンズ1Bbの電磁波の入出力面は両方とも平面であ
る。
【0042】レンズ1Bにおいて、レンズ1Bbは通過
する電磁波(マイクロ波)の方向を変える働きをしてお
り、レンズ1Baの焦点をコニカルホーン2の最短側面
部2aに平行な軸上に変移させている。つまり、軸対称
なレンズ1Baにレンズ1Bbをコニカルホーン2内に
追加することにより、レンズ1Bの焦点を,例えば装置
筐体5の上面側に,容易に変移させることができる。す
なわち、変移した焦点に対応したコニカルホーン2を使
用して装置筐体5の内部に広くスペースを取ることがで
き、送受信器4等をこれに収容し、全体としてコンパク
トな無線装置を提供することができる。
【0043】図5は本発明によるレンズアンテナ装置
有する無線装置の実施の形態の第四を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は断面図を示している。
【0044】図5の実施の形態は、図4の実施の形態に
おけるレンズ1Bをレンズ1Ca及び1Cbという2枚
組のレンズ1Cに代えている。他の構成要素は図4の実
施の形態と同じである。また、レンズ1Caもレンズ1
Baと同じものである。従って、図5の実施の形態は、
レンズ1Cbだけが図4の実施の形態と異なる。
【0045】レンズアンテナ装置のレンズ1Cbは、レ
ンズ1Caの拡大側開口部側の平面に所定の間隔で一辺
を接面させると共に,隣接する他の一辺をコニカルホー
ン2の最長側面部2bの拡大側開口部内面に接面させた
複数の三角形金属板である。複数の三角形金属板をマイ
クロ波電界に垂直になるようにコニカルホーン2内に所
定の間隔で配置すると、これら金属板は1より小さい
(0<ε<1:εは等価比誘電率)誘電率を生じる動作
をする。従って、レンズ1Cbはコニカルホーン2の最
長側面部2b側ほど位相速度が速くなり、コニカルホー
ン2の収束側開口部の端面22から進行してきた電磁波
は、拡大側開口部の端面21において波面が揃うことに
なる。こうして、レンズ1Cbはレンズ1Caの焦点を
端面21の軸上に変移させている。従って、図5の実施
の形態による無線装置も、図4の実施の形態と同様に、
レンズアンテナ装置のレンズ1Caの焦点を変移させる
ことにより、装置筐体5内部の空間を広く取り、送受信
器4等を収容し、全体としてコンパクトな無線装置を提
供することができる。
【0046】図6は本発明によるレンズアンテナ装置
有する無線装置の実施の形態の第五を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は送受信器4
Bの導波管開口8を示している。
【0047】図6の実施の形態によるレンズアンテナ装
置は、角錐状のホーンアンテナであるホーン2Bと、ホ
ーン2Bの拡大側開口部の端面61の内側に配置したレ
ンズ1Dとを含む。ホーン2Bの最短側面部2Baは、
無線装置の装置筐体5Bの上面を兼ねている。つまり、
最短側面部2Baは、本発明の特徴の一つである「装置
筐体5の上面と平行,且つできるだけ近接するように配
置している」という条件を自動的に満たしている。ホー
ン2Bの他の三面(三辺)は、装置筐体5ではない同様
の部材で構成されている。このホーン2Bは、コニカル
ホーン2及び2Aと同様に、拡大側開口端61の最短側
面部とされる一辺2Baから最長側面部2Bbとされる
対向辺に向かって斜めに切断した形状である。同様に、
ホーン2Bの拡大側開口部の端面61は、装置筐体5の
上面及び下面に対して垂直な開口面で切り出されてい
る。また、ホーン2Bの最長側面部2Bbの拡大側開口
部の端面61は、装置筐体5の開口部下面に接している
(図6(b)の左端部参照)。なお、ホーン2Bは、装
置筐体5の開口面に沿って切り出した形状が長方形の角
錐形状をしている。ホーン2Bの材質としてはアルミ等
の金属またはプラスチック樹脂に金属めっきを施したも
のが適している。
【0048】レンズ1Dは、装置筐体5Bの開口部(図
6(b)の左端部)を覆うように配置されている。レン
ズ1Dの外面側形状は平面であり、ホーン2Bの内面側
に配置された部分(内面側)の形状は、最短側面部2B
aに近いほど厚くなる曲面,つまり、軸対称な曲面の一
部を円形に切り出すと共にその最も薄い部分をホーン2
Bの最長側面部2Bbに接合させている形状となってい
る。レンズ1Dの周辺形状は、ホーン2Bの内面形状に
合わせて長方形に切り出されている。そして、レンズ1
Dの焦点は、レンズの中心軸より変移されたところ,つ
まり、装置筐体5の上面近傍の導波管開口8の近傍に位
置している。
【0049】ホーン2Bの拡大側開口部の端面61の中
心軸と収束側開口部の端面62の中心軸とは、図示する
とおり、端面61の中心軸が装置筐体5の下面方向に変
移している。収束側開口部の端面62は、導波管開口8
が矩形導波管であり(図6(c)参照)、無線装置の一
部である送受信器4Bの高周波数信号端用導波管(矩形
導波管である)と接続される。従って、上述のレンズア
ンテナ装置及び無線装置の構造にすると、送受信器4B
のアンテナ装置への入出力ポートである高周波数信号端
用導波管の位置が送受信器4Bの中心付近になくとも、
無線装置の送受信器4Bはレンズアンテナ装置と直接接
続することができるという特徴がある。
【0050】なお、角錐状のホーン2Bを用いた場合に
も、図1,図3,図4及び図5の実施の形態において用
いたレンズ1,1A,1B及び1Cの各各を用いること
ができる。これらレンズの外形状は、勿論、ホーン2B
の端面61の形に合わせた長方形にする必要がある。逆
に、ホーン2Bの拡大側開口部の端面61近傍の内面に
配置されるレンズ1Dも、図1,図3,図4及び図5の
実施の形態において用いたコニカルホーン2及び2Aに
よる電磁波波面の整形用に用いることができるのは勿論
である。この場合も、上記と同様に、レンズ1Dの形状
をコニカルホーン2及び2Aの端面21の形に合わせた
形状にする必要がある。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるレンズ
アンテナ装置を有する無線装置は、拡大側開口部の端面
を斜めに切断したコニカルホーンと、前記コニカルホー
ンの拡大側開口部の端面の全面を覆うように結合され,
前記コニカルホーンからの電波放射角を前記コニカルホ
ーンの最短側面部に平行に屈折させる誘電体レンズとを
備えるので、電磁波の中心軸を上記コニカルホーンの収
束側開口部と拡大側開口部とで変移させることにより、
コニカルホーン2の収容容積,つまりレンズアンテナ装
置の収容容積を少なくできるので、送受信器4とを一体
化した実装密度が高い無線装置を提供することができる
という効果がある。
【0052】また、本発明による無線装置は、上記レン
ズアンテナ装置と送受信器等を同一の装置筐体にコンパ
クトに一体化できるので、実装密度が高く,且つ小型に
構成できるだけでなく、比較的重い送受信器部を装置筐
体の下部に配置できるので、設置工事が容易になるとい
う効果も生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズアンテナ装置を有する無線
装置の実施の形態の第一を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は断面図を示している。
【図2】図1に示したコニカルホーン2の諸元を説明す
るための図である。
【図3】本発明によるレンズアンテナ装置を有する無線
装置の実施の形態の第二を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は断面図を示している。
【図4】本発明によるレンズアンテナ装置を有する無線
装置の実施の形態の第三を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は断面図を示している。
【図5】本発明によるレンズアンテナ装置を有する無線
装置の実施の形態の第四を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は断面図を示している。
【図6】本発明によるレンズアンテナ装置を有する無線
装置の実施の形態の第五を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は断面図、(c)は送受信器4Bの導波管開
口8を示している。
【図7】従来技術によるレンズアンテナ装置を有する
線装置の構造を示す図であり、(a)は正面図、(b)
は断面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D,1E レンズ 2,2A,2B,2C ホーン 2a,2Ba 最短側面部 2b,2Bb 最長側面部 21,22,61,62 端面 23 フランジ 3 接続導波管 4,4A,4B,4C 送受信器 5,5A,5B,5C 装置筐体 6 ネジ 7 放射方向 8 導波管開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−164970(JP,A) 特開 昭52−123845(JP,A) 特開 昭56−69903(JP,A) 特開 昭48−3361(JP,A) 特開 昭58−219802(JP,A) 実開 昭48−78742(JP,U) 特表 昭61−500944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01Q 15/08 H01Q 13/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズアンテナ装置と、前記レンズアン
    テナ装置から放射又は入射する高周波数信号を信号処理
    する高周波数信号処理装置と、前記レンズアンテナ装置
    の収束側開口端と前記高周波数信号処理装置の高周波数
    信号端用導波管とを接続する接続導波管と、前記レンズ
    アンテナ装置,前記高周波数信号処理装置及び前記接続
    導波管を収容する装置筐体とを備え、 前記レンズアンテナ装置が、拡大側開口部の端面を斜め
    に切断したコニカルホーンと、前記コニカルホーンの拡
    大側開口部の端面の全面を覆うように結合され,前記コ
    ニカルホーンからの電波放射角を前記コニカルホーンの
    最短側面部に平行に屈折させる誘電体レンズとを備えて
    なり、 前記レンズアンテナ装置の前記最短側面部の外面を前記
    装置筐体の所定の内面にほぼ平行且つ近接して配置する
    ことを特徴とするレンズアンテナ装置を有する無線装
    置。
  2. 【請求項2】 前記コニカルホーンが、円錐形状又は楕
    円錘形状をしていることを特徴とする請求項1記載のレ
    ンズアンテナ装置を有する無線装置。
  3. 【請求項3】 前記誘電体レンズが、前記コニカルホー
    ンの拡大側開口端を覆う内面側を平面形状にしてあり,
    外面側を軸対称な曲面の一部を円形に切り出した形状に
    していると共にその最も薄い部分を前記コニカルホーン
    の最長側面部に結合させていることを特徴とする請求項
    1又は2記載のレンズアンテナ装置を有する無線装置。
  4. 【請求項4】 前記誘電体レンズが、前記コニカルホー
    ンの拡大側開口端の内面側において前記最短側面部側ほ
    ど深いゾーニングを施していることを特徴とする請求項
    1又は2記載のレンズアンテナ装置を有する無線装置。
  5. 【請求項5】 前記誘電体レンズが、前記コニカルホー
    ンの拡大側開口端を覆う内面側を平面形状,外面側を凸
    曲面にした第一のレンズと、一方の面が前記第一のレン
    ズの内面側に接面すると共に,前記コニカルホーンの最
    短側面部側に近いほど他方の面のレンズ厚を厚くした第
    二のレンズとを含むことを特徴とする請求項1又は2記
    載のレンズアンテナ装置を有する無線装置。
  6. 【請求項6】 前記誘電体レンズが、前記コニカルホー
    ンの拡大側開口端側を覆う内面側を平面形状,外面側を
    凸曲面にした第一のレンズと、前記第一のレンズの内面
    側に所定の間隔で一辺を接面させると共に,他の一辺を
    前記コニカルホーンの最長側面部側の拡大側開口端内面
    に接面させた複数の三角形金属板とを含むことを特徴と
    する請求項1又は2記載のレンズアンテナ装置を有する
    無線装置。
  7. 【請求項7】 前記誘電体レンズが、前記コニカルホー
    ンの拡大側開口端の内面に配置されると共に外面側を平
    面形状にしてあり,内面側を軸対称な曲面の一部を円形
    に切り出した形状にしていると共にその最も薄い部分を
    前記コニカルホーンの最長側面部に接合させていること
    を特徴とする請求項1又は2記載のレンズアンテナ装置
    を有する無線装置。
  8. 【請求項8】 前記コニカルホーンが、拡大側開口端の
    最短側面部とされる一辺から最長側面部とされる対向辺
    に向かって斜めに切断した四角錐ホーンに代えられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載のレ
    ンズアンテナ装置を有する無線装置。
  9. 【請求項9】 前記四角錐ホーンの最短側面部とされる
    一辺が、このレンズアンテナ装置を収容する装置筐体の
    筐体面の一部を兼ねていることを特徴とする請求項8記
    載のレンズアンテナ装置を有する無線装置。
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