JP3525751B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
トロイダル型無段変速機Info
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0487—Friction gearings
- F16H57/049—Friction gearings of the toroid type
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
れるトロイダル型無段変速機の潤滑構造の改良に関する
ものである。
速機としては、特開平10−26201号公報に開示さ
れるものが知られている。
20上に配置した2組の入出力ディスクからなる第1及
び第2トロイダル変速部11、12を備えて、伝達トル
クの増大を図ったダブルキャビティ形式の無段変速機を
示しており、無段変速機はトルクコンバータ60及び前
後進切替装置61を介してエンジンと連結する一方、駆
動軸50を介して駆動輪に連結している。
部11は、入力ディスク1a、出力ディスク2aの対向
面に一対のパワーローラ3、3を狭持しており、同じく
第2トロイダル変速部12も、入力ディスク1b、出力
ディスク2bの対向面に一対のパワーローラ3、3を狭
持している。
1aと第2トロイダル変速部12の入力ディスク1ba
は、入力軸20を介して回転方向で結合しており、第1
トロイダル変速部11の出力ディスク2bと第2トロイ
ダル変速部12の出力ディスク2bは、出力歯車10を
介して背面同士を結合するとともに、この出力歯車10
を介して入力軸20と同軸的かつ相対回転可能に軸支さ
れる。
ンターシャフト30の一端に設けたギア31に歯合して
おり、同じく他端に設けたギア32と歯合するアイドラ
ーギア33を介して駆動歯車51に駆動力が伝達され、
駆動軸50に連結された車輪を駆動する。なお、駆動軸
50は、ケーシング7に設けた隔壁71側で、入力軸2
0と同軸位置で、軸受52に軸支される。
トロイダル変速部12の各パワーローラ3は、それぞれ
トラニオン4によって軸支されており、図示しないアク
チュエータが各トラニオン4を、図8の上下方向へ同期
的に駆動することで、各パワーローラ3が傾転して入出
力ディスクとの接触半径を変更することで連続的に変速
比を変更することができる。なお、対向するトラニオン
4、4は、パワーローラ3の上下に配設したアッパリン
ク5とロアリンク6によって連結され、相互に逆方向へ
変位する。
b、2a、2bとパワーローラ3間の油膜せん断応力に
より動力の受け渡しを行っており、このため、入力ディ
スク1a、1bはボールスプライン13、13を介して
入力軸20の軸方向へ変位可能に支持されるとともに、
第1トロイダル変速部11側の入力ディスク1aの背面
には、入力トルクに応じて軸方向推力を発生するローデ
ィングカム装置8が配設される一方、第2トロイダル変
速部12を構成する入力ディスク1bの背面には、入力
トルクが小さい場合や無負荷時でもパワーローラ3の挟
持、押圧に必要なプリロードを与える皿バネ9が配設さ
れる。
造としては、図8に示すように、入力軸20を中空構造
で構成し、この入力軸20の内周を図示しない油圧供給
源へ接続する一方、潤滑の必要な部位、例えば、軸方向
変位可能な入力ディスク1bでは、入力軸20を半径方
向に貫通した潤滑油供給孔21が形成されて、入力ディ
スク1bの内周は、ボールスプライン13に面して開口
した潤滑油供給孔21から潤滑油の供給を受け、さら
に、ボールスプライン13及び入力ディスク1b内周を
潤滑、冷却した潤滑油は、入力ディスク1bの背面から
図中右側へ流れて皿バネ9を潤滑することができる。
来のトロイダル型無段変速機にあっては、入力軸20の
ボールスプライン13に設けた潤滑油供給孔21から吐
出した潤滑油を、入力ディスク1bの背面を介して皿バ
ネ9に供給する構造となっているため、ローディングカ
ム装置8が発生する押圧力に応じて軸方向へ変位する皿
バネ9へ十分な潤滑油流量を確保できないという問題が
ある。
め、皿バネ9の内周に面した位置で、入力軸20及びロ
ックナット22に貫通孔を形成することも考えられる
が、この入力軸20の端部側は、入出力ディスクがパワ
ーローラ3を挟持、押圧する反力が加わるため、入力軸
20の強度が低下するという問題があった。
れたもので、入力軸の強度を低下させることなく、皿バ
ネへの潤滑油量を確保することを目的とする。
スクと出力ディスクに挟持されるパワーローラと、入力
トルクに応じて入力ディスクを出力ディスクへ向けて押
圧する押圧力発生手段と、前記入出力ディスクを介して
パワーローラへプリロードを付与する付勢手段と、前記
出力ディスクへ伝達されたトルクを駆動軸へ伝達する歯
車列とを備えたトロイダル型無段変速機において、前記
歯車列がかき上げたオイルを捕集して、前記付勢手段へ
導く潤滑油供給手段を設ける。
いて、前記潤滑油供給手段は、無段変速機のケーシング
と一体的に形成される。
いて、前記潤滑油供給手段は、無段変速機のケーシング
と別体で形成されるとともに、ケーシング内部に固設さ
れる。
いて、前記潤滑油供給手段は、歯車列からのオイルを捕
集するオイル受けと、捕集したオイルを前記付勢手段へ
案内する案内部材とを備える。
いて、無段変速機のケーシングには、前記第2の歯車列
の軸受を支持する支持部材が配設され、前記案内部材
は、この支持部材に形成される。
スクに挟持されるパワーローラは、入力トルクに応じた
押圧力によって入出力ディスクに押圧されることで摩擦
係合を行って、駆動トルクを歯車列側へ伝達する。無負
荷または軽負荷のときには、付勢手段によるプリロード
で、パワーローラは摩擦係合を行うことができ、プリロ
ードを発生する付勢手段は、押圧力発生手段からの押圧
力の変化に応じて変位するため、潤滑油量を確保する必
要があるが、歯車列がかき上げたオイルによって潤滑流
量を増大させることができる。
ーシングと一体的に形成することで、組立工程での作業
を増やすことがなく、生産性を維持することができる。
ーシングと別体で形成して、ケーシング内部に固設する
ことで、ケーシングの変更を行う必要がなく、製造コス
トの増大を抑制できる。
らのオイルを捕集するオイル受けと、捕集したオイルを
付勢手段へ案内する案内部材から、潤滑油供給手段を構
成したため、捕集したオイルを効率良く付勢手段に供給
することができる。
図面に基づいて説明する。
示したダブルキャビティ形式のトロイダル型無段変速機
に本発明を適用した一例を示し、前記従来例と同一のも
のに同一の図番を付して重複説明を省略する。
ル変速部11、12のうち、第1トロイダル変速部12
の入力ディスク1b、皿バネ9、駆動軸50及びカウン
ターシャフト30の関係を示す拡大断面図で、入力ディ
スク1bの背面には、ロックナット22を介して皿バネ
9が取り付けられて、前記従来例と同様に、入力ディス
ク1bに軸方向のプリロードを付与している。
に皿バネ9を設けた第2トロイダル変速部12側と、駆
動軸50側との間に隔壁71が形成され、この隔壁71
には、カウンターシャフト30のギア32、アイドラー
ギア33及び駆動歯車51からなる出力歯車列(第2歯
車列)が配置される。なお、カウンターシャフト30
は、図7、図8の前記従来例と同様に、第1及び第2ト
ロイダル変速部11、12の間に介装された出力歯車1
0に歯合するギア31からなる第1歯車列よりトルクが
伝達され、さらに、上記出力歯車列(第2歯車列)を介
して駆動軸50との間でトルクの伝達を行うものであ
る。
うに、入力軸20の軸端部近傍で、入力ディスク1bに
対向する隔壁71の内周が、ほぼ皿バネ9の配設位置に
等しくなるよう設定される。
カウンターシャフト30のギア32が、図示しないオイ
ルパンの作動油をかき上げて、アイドラーギア33、駆
動歯車51へ供給し各歯車の潤滑を行うとともに、入力
ディスク1bやパワーローラ3を潤滑した後に飛散した
オイルは、軸受52等から出力歯車列側に流れて各歯車
の潤滑を行う。
1から駆動軸50側に突出し、この入力軸20の端部が
駆動軸50の端部内周に係合して同軸位置で相対回転自
在に支持される。そして、隔壁71に貫通形成された貫
通孔70(図2参照)には、リテーナ72が締結され、
駆動軸50と一体的に形成された駆動歯車51の内周を
支持する軸受52が、このリテーナ72を介してケーシ
ング7側に支持される。
は、図2に示すように、ほぼ「L」字状の断面を備えた
オイル受け40が駆動軸50側に突設される。
転方向と対向する側で開口する。すなわち、図2におい
て、駆動歯車51が反時計まわりに回転する場合、オイ
ル受け40図中右側を開口する一方、図中左側は、ケー
シング7の内周上部に接続された壁部40aが形成され
る。
71には、駆動軸50側と入力ディスク1b側とを連通
する油路41が、オイル受け40の底部に沿って貫通形
成され、隔壁71の内周では、図1のように、皿バネ9
の上方に開口する。
て説明する。
ターシャフト30のギア32がかき上げたオイルや、入
力ディスク1bなどを潤滑したオイルが出力歯車列に付
着して、駆動歯車51へ供給される。
るアイドラーギア33との間で潤滑を行った後、図2に
示すように、遠心力によって外周へ飛散するが、図中最
上部で飛散したオイルは、「L」字状のオイル受け40
に流入し、油路41を介して入力軸20の皿バネ9上に
落下する。
ルは、図1に示すように、潤滑油供給孔21から入力デ
ィスク1b内周のボールスプライン13を潤滑した後、
入力ディスク1bの背面から皿バネ9へ流入する。
1bの背面からのオイルに加えて、隔壁71の上部に形
成したオイル受け40及び油路41からのオイルによっ
て、潤滑に必要な流量を確保することができ、前記従来
例のように、入力軸20に潤滑油供給孔を追加する必要
がないので、入力軸20の強度を低下させることがな
い。
を付与する皿バネ9は、出力歯車列でかき上げられたオ
イルの供給を受けて、潤滑に必要な量のオイルを確保す
ることができ、ローディングカム装置8が発生する押圧
力に応じて、軸方向への変位を円滑に行うことが可能と
なる。
体的に形成したため、組立工程での作業を増やすことが
なく、生産性を維持することができる。
第1実施形態のオイル受け40を箱状のオイル受け4
0’に変更したものである。
うに、駆動歯車51の回転方向と対向する側面に開口部
を設ける一方、図3に示すように、入力ディスク1bの
背面と対向する側に開口部42を形成して、駆動歯車5
1の上方でケーシング7の内周に固設される。
72の間から皿バネ9の上方で開口するように、オイル
受け40’が固設される。
7と別体にて形成し、締結、接着、溶接などによって結
合するようにしたため、ケーシング7の形状を変更する
ことなく、容易に皿バネ9の潤滑油量を増大することが
できる。
施形態の箱状のオイル受け40’の開口部42から、皿
バネ9の上方へオイルを案内する案内板43を延設した
もので、この案内板43は、皿バネ9へ向けた下方に傾
斜し、オイル受け40’が捕集したオイルを、確実に皿
バネ9に滴下することができ、より効果的に皿バネ9の
潤滑を行うことができる。
施形態の案内板43に代わって、リテーナ72の上部か
ら皿バネ9へ向けて下方に傾斜した案内部72aを形成
したものである。
は、箱状のオイル受け40’の開口部42が配置され、
捕集されたオイルは、リテーナ72の上部に落下する
が、このリテーナ73の上部から板状等の案内部72a
に沿ってオイルは皿バネ9へ供給され、オイル受け4
0’で捕集したオイルによって効果的に皿バネ9の潤滑
を行うことができる。
バネ及び駆動歯車の関係を示す無段変速機の要部拡大断
面図。
及び駆動歯車の関係を示す無段変速機の要部拡大断面
図。
及び駆動歯車の関係を示す無段変速機の要部拡大断面
図。
及び駆動歯車の関係を示す無段変速機の要部拡大断面
図。
構成図。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力ディスクと出力ディスクに挟持され
るパワーローラと、 入力トルクに応じて入力ディスクを出力ディスクへ向け
て押圧する押圧力発生手段と、 前記入出力ディスクを介してパワーローラへプリロード
を付与する付勢手段と、 前記出力ディスクへ伝達されたトルクを駆動軸へ伝達す
る歯車列とを備えたトロイダル型無段変速機において、 前記歯車列は、出力ディスクからカウンターシャフトへ
トルクを伝達する第1の歯車列と、前記付勢手段側に配
設されてカウンターシャフトから駆動軸へトルクを伝達
する第2の歯車列とを有し、 前記第2の歯車列がかき上げたオイルを捕集して、前記
付勢手段へ導く潤滑油供給手段を設けたことを特徴とす
るトロイダル型無段変速機。 - 【請求項2】 前記潤滑油供給手段は、無段変速機のケ
ーシングと一体的に形成されたことを特徴とする請求項
1に記載のトロイダル型無段変速機。 - 【請求項3】 前記潤滑油供給手段は、無段変速機のケ
ーシングと別体で形成されるとともに、ケーシング内部
に固設されたことを特徴とする請求項1に記載のトロイ
ダル型無段変速機。 - 【請求項4】 前記潤滑油供給手段は、歯車列からのオ
イルを捕集するオイル受けと、捕集したオイルを付勢手
段へ案内する案内部材とを備えたことを特徴とする請求
項1に記載のトロイダル型無段変速機。 - 【請求項5】無段変速機のケーシングには、前記第2の
歯車列の軸受を支持する支持部材が配設され、前記案内
部材は、この支持部材に形成されたことを特徴とする請
求項4に記載のトロイダル型無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22707598A JP3525751B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22707598A JP3525751B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000055161A JP2000055161A (ja) | 2000-02-22 |
JP3525751B2 true JP3525751B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=16855135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22707598A Expired - Fee Related JP3525751B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3525751B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-11 JP JP22707598A patent/JP3525751B2/ja not_active Expired - Fee Related
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