JP3525652B2 - トリポード型等速ジョイント - Google Patents
トリポード型等速ジョイントInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/202—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints
- F16D3/205—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part
- F16D3/2055—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members one coupling part having radially projecting pins, e.g. tripod joints the pins extending radially outwardly from the coupling part having three pins, i.e. true tripod joints
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
伝達軸部に用いられるトリポード型等速ジョイントに関
するものである。
いては、ジョイント部が交差角を有する状態で使用され
る場合、アウタ部材の案内溝とインナ部材の各トラニオ
ンに設けられた球面ローラとの間に相対滑り現象が生
じ、これが軸方向のスラスト力を誘起し、ひいては駆動
軸に振動を発生させるという問題がある。
を2重で構成することによって、外側ローラのアウタ部
材に設けられた案内溝に対する傾きを小さくして外側ロ
ーラと案内溝との間に正しい転がり運動を生ずるように
し、スラスト力の発生や振動の発生等を防止するように
している。この外側ローラの傾きを更に小さく抑えるた
め、例えば図6乃至図8に示す実開平7−38757号
公報のものが案出されている。このものは図7及び図8
に示すように、外側ローラ106の外周面106a’,
106a’’を上下対称の楕円球面状または2球面状と
し、アウタ部材101の案内溝のトラック面102
a’,102a’’を上下対称の楕円筒面または2円筒
面とすることによって、外側ローラ6の傾きを小さく抑
えている。
速ジョイントにおいては、外周面106a’,106
a’’とトラック面102a’,102a’’との接触
面積が小さいため接触応力が荷重中心付近で集中して大
きくなってしまい、磨耗や疲労等のため寿命が短くなっ
てしまうという問題があった。
み、2重ローラで構成されたトリポード型等速ジョイン
トの外側ローラの傾きを小さく抑えて誘起スラスト力の
発生を抑えるとともに、このジョイントの寿命を長くす
ることを目的とするもので、内周に軸方向に3本の案内
溝を有するアウタ部材と、前記アウタ部材の内側に同軸
的に配置され且つ前記案内溝内に突出するように設けら
れた3本のトラニオンを有するインナ部材と、前記各ト
ラニオンに回転自在に設けられた内側ローラと、前記内
側ローラに外嵌され且つ前記案内溝内を転動する外側ロ
ーラとから構成されるトリポード型等速ジョイントにお
いて、前記外側ローラの外周面及び前記案内溝のトラッ
ク面を2つの面で構成し、これら2つの面のジョイント
中心から遠い側を近い側よりも大きく形成するととも
に、前記トラック面のジョイント中心から遠い側に隣接
して前記外側ローラの傾きを規制するためのガイド面を
形成している。
5に基づいて説明する。図1及び図2は第1の実施の形
態を示す。図1及び図2において、1はアウタ部材、2
はアウタ部材1の内周面に軸方向に設けられた円周上複
数の案内溝、3はアウタ部材1の内側に同軸的に配置さ
れたインナ部材、4はインナ部材3に設けられ案内溝2
内に放射状に突出するトラニオン、5はニードル8を介
してトラニオン4に回転自在に支承される内側ローラ、
6は内側ローラ5に案内溝2内を転動可能に外嵌されて
いる外側ローラである。
軸7を介して車輪等につながり、アウタ部材1はエンジ
ン等の動力装置側につながっている。またニードル8
は、断面コ字状に形成された内側ローラ5の内周面にて
保持されている。図2に示すように外側ローラ6の外周
面は2つの球面から構成されており、下側(ジョイント
中心から近い側)の第1外周面6aと上側(ジョイント
中心から遠い側)の第2外周面6bとが滑らかにつなが
っている。この第1外周面6aの曲率半径Ra及び第2
外周面6bの曲率半径Rbは、Ra<Rbの関係で形成
されている。なお、この第1外周面6a及び第2外周面
6bの曲率中心Oa,Obは荷重中心線上にある。
は、外側ローラ6の外周面6a,6bと一致するように
それぞれ曲率半径Raの第1トラック面2aと曲率半径
Rbの第2トラック面2bとが滑らかにつながる2つの
円筒面が形成されており、このトラック面2a,2bを
外側ローラ6が転動するようになっている。また案内溝
2には第2トラック面2bにつながるガイド面2cが形
成されている。
こと、上側ではガイド面2cが形成されていることから
傾きが小さく抑えられる。また上側で外側ローラ6及び
案内溝2の曲率半径が大きくされていることから、外側
ローラ6と案内溝2との接触面積が従来のものに比べて
大きくなり、接触応力が荷重中心付近で集中して大きく
なることもなくなる。
径が下側で小さく形成されていることから、アウタ部材
1のそれぞれの案内溝2の間の内径を大きくすることが
できる。この内径が大きくなった分だけアウタ部材1と
駆動軸7とが干渉しにくくなり、最大ジョイント角を大
きくすることが可能となる。またニードル8の抜け止め
を内側ローラ5自体で行うので、スナップリング等のニ
ードル8の抜け止め部材を使用しなくても良い。
トリポード型等速ジョイントにおいては、トラニオン4
の軸径Dを従来のものよりも大きくし、ボス部3aの軸
方向幅Lとの比D/Lを0.82〜1.00程度にして
いる。(本出願人が市販されているトリポード型等速ジ
ョイントを分解し調査したところ、トラニオンの軸径D
とボス部の軸方向幅Lとの比D/Lは、0.62〜0.
81であった。) トラニオン4の軸径Dを大きくすることによってニード
ル8の本数が増える。ニードル8の本数が増えた分だけ
ニードル8の長さを短くでき、その分内側ローラ5の幅
を小さくすることができる。内側ローラ5の幅が小さく
なると内側ローラ5と案内溝2の溝底2dとが干渉しに
くくなり、最大ジョイント角を大きくすることが可能と
なる。
に示す。図3は第2の実施の形態を示すもので、外側ロ
ーラ6の第1外周面6a及び第2外周面6bの曲率中心
Oa,Obを荷重中心線より反対側にオフセットさせる
とともに、案内溝2にはこの外周面6a,6bに一致す
る2つの円筒面からなるトラック面2a,2bが形成さ
れている。
側ローラ6の外周面6a,6bを円錐面で形成してい
る。図4において、第1外周面6aのテーパ角を第2外
周面6bのテーパ角よりも大きくするとともに、案内溝
2にはこの外周面6a,6bに一致する2つの平面から
なるトラック面2a,2bが形成されている。図5は第
4の実施の形態を示す。この実施の形態においては、外
側ローラ6の第1外周面の曲率半径Raと第2外周面6
bの曲率半径RbとがRa=RbまたはRa>Rbとな
っているが、それぞれの曲率中心Oa,Obの荷重中心
線からのオフセット量を第1外周面6aの方が大きくな
るようにしている。また、案内溝2にはこの外周面6
a,6bに一致する2つの円筒面からなるトラック面2
a,2bが形成されている。
トによれば、外側ローラ6の傾きを小さくすることがで
きるので誘起スラスト力の発生を抑えることができると
ともに、外側ローラ6とアウタ部材1との接触応力が荷
重中心付近に集中することがなくなり寿命を長くするこ
とができる。
ができるため、最大ジョイント角を大きくすることが可
能となる。また、スナップリング等のニードル8の抜け
止め部材を廃止できるためコストダウンとなる。
断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 内周に軸方向に3本の案内溝を有するア
ウタ部材と、前記アウタ部材の内側に同軸的に配置され
且つ前記案内溝内に突出するように設けられた3本のト
ラニオンを有するインナ部材と、前記各トラニオンに回
転自在に設けられた内側ローラと、前記内側ローラに外
嵌され且つ前記案内溝内を転動する外側ローラとから構
成されるトリポード型等速ジョイントにおいて、前記外
側ローラの外周面及び前記案内溝のトラック面を2つの
面で構成し、これら2つの面のジョイント中心から遠い
側を近い側よりも大きく形成するとともに、前記トラッ
ク面のジョイント中心から遠い側に隣接して前記外側ロ
ーラの傾きを規制するためのガイド面を形成したことを
特徴とするトリポード型等速ジョイント。 - 【請求項2】 前記外側ローラの外周面及び前記案内溝
のトラック面の曲率半径はジョイント中心から遠い側の
方が近い側よりも大きいことを特徴とする請求項1に記
載のトリポード型等速ジョイント。 - 【請求項3】 前記外側ローラの外周面及び前記案内溝
のトラック面の曲率中心は前記外側ローラとアウタ部材
との荷重中心線上にあることを特徴とする請求項2に記
載のトリポード型等速ジョイント。 - 【請求項4】 前記外側ローラの外周面及び前記案内溝
のトラック面の曲率中心は前記外側ローラとアウタ部材
との荷重中心から反対側にオフセットしていることを特
徴とする請求項2に記載のトリポード型等速ジョイン
ト。 - 【請求項5】 前記外側ローラの外周面及び前記案内溝
のトラック面のテーパ角はジョイント中心から遠い側の
方が近い側よりも小さいことを特徴とする請求項1に記
載のトリポード型等速ジョイント。 - 【請求項6】 前記外側ローラの外周面及び前記案内溝
のトラック面の曲率中心の前記外側ローラとアウタ部材
との荷重中心線上からのオフセット量はジョイント中心
から遠い側の方が近い側よりも小さいことを特徴とする
請求項1に記載のトリポード型等速ジョイント。 - 【請求項7】 前記トラニオンと前記内側ローラとの間
にはニードルが設けられ、このニードルは断面コ字状の
内側ローラに保持されることを特徴とする請求項1に記
載のトリポード型等速ジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29546996A JP3525652B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | トリポード型等速ジョイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29546996A JP3525652B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | トリポード型等速ジョイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10141383A JPH10141383A (ja) | 1998-05-26 |
JP3525652B2 true JP3525652B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=17821006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29546996A Expired - Fee Related JP3525652B2 (ja) | 1996-11-07 | 1996-11-07 | トリポード型等速ジョイント |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3525652B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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KR100391122B1 (ko) * | 2001-06-29 | 2003-07-12 | 박미숙 | 3영역 가변접촉식 트라이포드 등속조인트 |
-
1996
- 1996-11-07 JP JP29546996A patent/JP3525652B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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