JP3525639B2 - 半導体論理回路 - Google Patents
半導体論理回路Info
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Description
し、特にプリチャージ状態と判定状態を繰り返す論理回
路の高速化、低消費電力化、誤動作防止に好適な回路技
術に関する。
繰り返す半導体論理回路が知られている。例えば、CM
OS VLSI設計の原理(富沢孝・松山泰男 監訳、
丸善)の138頁〜141頁に記載されているダイナミ
ックCMOS論理はその代表的な回路である。図3にこ
のダイナミックCMOS論理PCの出力に複数の論理ゲ
ート(本例ではインバータ)IV1,IV2,IVAを
縦続接続した例を示す。
理ブロックLBLがオンしている場合の動作波形を図4
のφ,PO,RO(1)として示す。時刻t0〜t2の
間はクロック信号φがLレベルでありPCはプリチャー
ジ状態にある。この時POはHレベル、RO(1)はL
レベルとなっている。次に、時刻t2にφがHレベルに
切り換わるとPCは判定状態となり、これに対応してP
Oは時刻t3にLレベル、RO(1)は時刻t6にHレ
ベルに切り換わる。次に、時刻t8にφがLレベルに切
り換わるとPCは再びプリチャージ状態となり、これに
対応してPOは時刻t9にHレベル、RO(1)は時刻
t12にLレベルに切り換わる。この図において出力R
Oの切り換わりを高速化するためには、ゲートIV1,
IV2,IVAを構成する論理ブロック、すなわち本例
ではPチャネル電界効果トランジスタPMOSとNチャ
ネル電界効果トランジスタNMOSのオン抵抗を小さく
すればよい。これらPMOSまたはNMOSのオン抵抗
を小さくするには、PMOSまたはNMOSのゲート幅
を大きくすればよい。しかし、ゲート幅を大きくする
と、PMOSまたはNMOSのゲート、ソース、ドレイ
ンの寄生容量が増加する。従って、ゲート幅を大きくし
過ぎると、出力ROの切り換わりが却って遅くなってし
まう。
図3の回路を高速化するには、判定状態への切り換わり
のみを高速化すればよいと考え、縦続に接続された論理
ゲート(本例ではインバータ)内のプリチャージ状態時
にオンする論理ブロック(IV1内のNMOS,IV2
内のPMOS)のオン抵抗より判定状態時にオンする論
理ブロック(IV1内のPMOS,IV2内のNMO
S)のオン抵抗を小さくするようにした。
を大きく、NMOSのゲート幅を小さく、またIV2内
のPMOSのゲート幅を小さく、NMOSのゲート幅を
大きくした。このようにすると、1個の論理ゲート当り
のゲート、ソース、ドレインの寄生容量の総和は上記従
来例のように増加しない。このように、オン抵抗に差を
つけた場合の動作波形を、図4のRO(2)として示
す。同図より、判定状態時にオンする論理ブロックのオ
ン抵抗を小さくしたので、ROの判定状態への切り換わ
りが時刻t6から時刻t5に高速化されていることがわ
かる。ただしここで注意すべき点は、プリチャージ状態
時にオンする論理ブロックのオン抵抗を大きくしたの
で、ROのプリチャージ状態への切り換わりが時刻t1
2から時刻t16に遅くなっていることである。
の切り換わりが遅れることによる弊害を詳細に検討し
た。その結果、以下に述べる2つの問題点を明らかにし
た。第1の問題点は、判定状態への切り換わりが高速化
され、プリチャージ状態への切り換わりが遅れることに
より、結果として判定状態の期間が増加することにより
発生する。すなわち、論理回路の中には、例えばフリッ
プフロップで構成されるメモリセルのように、プリチャ
ージ状態での消費電力が小さく、判定状態での消費電力
が大きい回路が多く存在する。従って、上記出力ROで
そのような回路、例えばメモリのワード線を駆動する
と、判定状態の期間が増加する分消費電力が増加してし
まう。
問題は、例えば判定状態への切り換わりをさらに高速化
するために、プリチャージ状態時にオンする論理ブロッ
クのオン抵抗と判定状態時にオンする論理ブロックのオ
ン抵抗との差をさらに大きくした場合に発生する。この
ように、オン抵抗の差を大きくした場合の動作波形を、
図4のRO(3)として示す。同図より、判定状態時に
オンする論理ブロックのオン抵抗をさらに小さくしたの
で、ROの判定状態への切り換わりが時刻t5から時刻
t4にさらに高速化されていることがわかる。しかし、
プリチャージ状態時にオンする論理ブロックのオン抵抗
をさらに大きくしたので、ROのプリチャージ状態への
切り換わりが時刻t16からさらに遅くなり(計算上は
時刻t20)、次の判定状態への切り換わり時刻(計算
上は時刻t16)より遅くなってしまう。すなわち、時
刻t4以降は全て判定状態となりプリチャージ状態が現
われず、回路が誤動作してしまう。このような誤動作を
起こさないようにするには、クロック信号φの周期を大
きく、すなわち動作周波数を小さくしてもよいが、これ
は高速化と相反する。
を高速化するために、プリチャージ状態時にオンする論
理ブロックのオン抵抗より判定状態時にオンする論理ブ
ロックのオン抵抗より小さくした半導体論理回路の低消
費電力化及び誤動作防止にある。
号φに応じてプリチャージ状態と判定状態を繰り返す第
1の論理ゲートPCと、該第1の論理ゲートの出力に接
続され、縦続に接続されたn(nは正の整数)段の論理
ゲートから成る論理ゲートブロックGBと、該論理ゲー
トブロックの出力に接続される第2の論理ゲートRCと
で構成される半導体論理回路において、上記論理ゲート
ブロック内の少なくとも1つの論理ゲートをプリチャー
ジ状態時にオンする論理ブロックと判定状態時にオンす
る論理ブロックとで構成し、プリチャージ状態時にオン
する論理ブロックのオン抵抗より判定状態時にオンする
論理ブロックのオン抵抗を小さくし、かつ上記第2の論
理ゲートに判定状態時に強制的にプリチャージ状態にリ
セットする手段を付加することにより達成される。
態時に強制的にプリチャージ状態にリセットする手段を
付加すると、判定状態の期間を低減でき、その分消費電
力を低減できる。さらに、出力のプリチャージ状態への
切り換わり時刻が次の判定状態への切り換わり時刻より
遅くなり回路が誤動作するのを防止できる。
す図である。本例では本発明に従って、クロック信号φ
に応じてプリチャージ状態と判定状態を繰り返す第1の
論理ゲートPCと、第1の論理ゲートの出力に接続さ
れ、縦続に接続された2段の論理ゲート(本例ではイン
バータ)から成る論理ゲートブロックGBと、論理ゲー
トブロックGBの出力に接続される第2の論理ゲートR
Cとで構成される半導体論理回路において、上記第2の
論理ゲートRCに判定状態時に強制的にプリチャージ状
態にリセットする手段を付加している。すなわち、上記
第2の論理ゲートは、遅延回路IVAとNORゲートN
OAとを含んで構成され、上記遅延回路IVAの入力は
上記論理ゲートブロックGBの出力に接続され、上記N
ORゲートNOAのそれぞれの入力は上記論理ゲートブ
ロックGBの出力と上記遅延回路IVAの出力とに接続
されている。
理ブロックLBLがオンしている場合の動作波形を図2
のφ,PO,RO(1)として示す。時刻t0〜t2の
間はクロック信号φがLレベルでありPCはプリチャー
ジ状態にある。この時POはHレベル、RO(1)はL
レベルとなっている。次に、時刻t2にφがHレベルに
切り換わるとPCは判定状態となり、これに対応してP
Oは時刻t3にLレベル、RO(1)は時刻t6にHレ
ベルに切り換わる。しかし上記第2の論理ゲートRCに
判定状態時に強制的にプリチャージ状態にリセットする
手段を付加しているので、RO(1)は時刻t7に再び
Lレベルに切り換わりプリチャージ状態となる。次に、
時刻t8にφがLレベルに切り換わるとPCは再びプリ
チャージ状態となり、これに対応してPOは時刻t9に
Hレベルに切り換わる。この時RO(1)は既にLレベ
ルなので切り換わりは起こらない。
りを高速化するには、縦続に接続された論理ゲート(本
例ではインバータ)内のプリチャージ状態時にオンする
論理ブロックのオン抵抗より判定状態時にオンする論理
ブロックのオン抵抗を小さくすればよい。すなわち、I
V1内のPMOSのゲート幅を大きく、NMOSのゲー
ト幅を小さく、またIV2内のPMOSのゲート幅を小
さく、NMOSのゲート幅を大きくすればよい。このよ
うに、オン抵抗に差をつけた場合の動作波形を、図2の
RO(2)として示す。同図より、判定状態時にオンす
る論理ブロックのオン抵抗を小さくしたので、ROの判
定状態への切り換わりが時刻t6から時刻t5に高速化
されていることがわかる。またこれに伴い、ROのプリ
チャージ状態への切り換わりも時刻t7から時刻t6に
高速化されていることがわかる。このため、判定状態の
期間は増加せず一定になっている。従って、本例の出力
ROでプリチャージ状態での消費電力が小さく、判定状
態での消費電力が大きい回路、例えばメモリのワード線
を駆動しても、消費電力が増加することはない。すなわ
ち、上記第1の問題点を解決できる。
きていることを述べる。本例において判定状態への切り
換わりをさらに高速化するために、プリチャージ状態時
にオンする論理ブロックのオン抵抗と判定状態時にオン
する論理ブロックのオン抵抗との差をさらに大きくした
場合の動作波形を、図2のRO(3)として示す。同図
より、判定状態時にオンする論理ブロックのオン抵抗を
さらに小さくしたので、ROの判定状態への切り換わり
が時刻t5から時刻t4にさらに高速化されていること
がわかる。一方ROのプリチャージ状態への切り換わり
も、先程と同様に、時刻t6から時刻t5に高速化され
ている。従って、前述したように、ROのプリチャージ
状態への切り換わりが、次の判定状態への切り換わりよ
り遅くなってしまい、プリチャージ状態が現われず、こ
のため回路が誤動作してしまうことはない。
る。本例が図1と異なるのは、クロック信号φに応じて
プリチャージ状態と判定状態を繰り返す第1の論理ゲー
トPCの構成のみである。すなわち図1では論理ブロッ
クLBLをトランジスタP1とN1の間に挿入していた
のに対し、本例ではLBLをN1とVSSとの間に挿入
している。PCをこのように構成しても、図1で述べた
議論が同様に成立する。すなわち、論理ゲートブロック
GB内の少なくとも1つの論理ゲートをプリチャージ状
態時にオンする論理ブロックと判定状態時にオンする論
理ブロックとで構成し、判定状態への切り換わりを高速
化するために、プリチャージ状態時にオンする論理ブロ
ックのオン抵抗より判定状態時にオンする論理ブロック
のオン抵抗を小さくした場合に、本例の出力ROでプリ
チャージ状態での消費電力が小さく、判定状態での消費
電力が大きい回路を駆動しても、消費電力が増加するこ
とはない。また、判定状態への切り換わりをさらに高速
化するために、上記オン抵抗の差をさらに大きくした場
合にも、回路が誤動作してしまうことはない。
る。本例は図5の論理ゲートPC内の論理ブロックLB
Lの具体的な構成例を示している。本例ではLNLをn
形論理ブロックで構成し、関数PO=/(A・B+C・
(D+E))を実現する例を示している。
る。本例は図5の論理ゲートPC内の論理ブロックLB
Lの具体的な構成例を示している。本例ではLNLをC
MOS形論理ブロックで構成し、関数PO=/(A・B
+C・(D+E))を実現する例を示している。
る。本例が図5と異なるのは、縦続に接続された論理ゲ
ートから成る論理ゲートブロックGBの構成のみであ
る。すなわち図5では論理ゲートブロックGBを2段の
インバータで構成していたのに対し、本例ではGBをN
ORゲートNO1とNANDゲートNA2で構成してい
る。GBをこのように構成しても、図1で述べた議論が
同様に成立する。すなわち、判定状態への切り換わりを
高速化するために、論理ゲートブロックGB内の論理ゲ
ートを構成する論理ブロックのオン抵抗に差をつけた場
合に、本例の出力ROでプリチャージ状態での消費電力
が小さく、判定状態での消費電力が大きい回路を駆動し
ても、消費電力が増加することはない。また、判定状態
への切り換わりをさらに高速化するために、上記オン抵
抗の差をさらに大きくした場合にも、回路が誤動作して
しまうことはない。
る。本例が図5と異なるのは、論理ゲートブロックGB
の構成とこの論理ゲートブロックの出力に接続される第
2の論理ゲートRCの構成である。すなわち、図5では
論理ゲートブロックGBを縦続に接続された2段の論理
ゲート(インバータ)で構成していたのに対し、本例で
はGBを3段の論理ゲート(インバータ)で構成してい
る。このようにすると、GBの出力GOのプリチャージ
状態と判定状態でのレベルが逆になる。従って、これに
対応させて、図5では論理ゲートRCを遅延回路IVA
とNORゲートNOAとで構成していたのに対し、本例
ではRCを遅延回路IVAとNANDゲートNAAとで
構成している。このように、論理ゲートブロックGB内
の縦続接続された論理ゲートの段数が異なる場合でも、
それに対応させて論理ゲートRCの構成を変更すれば、
図1で述べた議論が同様に成立する。すなわち、判定状
態への切り換わりを高速化するために、論理ゲートブロ
ックGB内の論理ゲートを構成する論理ブロックのオン
抵抗に差をつけた場合に、本例の出力ROでプリチャー
ジ状態での消費電力が小さく、判定状態での消費電力が
大きい回路を駆動しても、消費電力が増加することはな
い。また、判定状態への切り換わりをさらに高速化する
ために、上記オン抵抗の差をさらに大きくした場合に
も、回路が誤動作してしまうことはない。
ある。本例が図5と異なるのは、クロック信号φに応じ
てプリチャージ状態と判定状態を繰り返す第1の論理ゲ
ートPCの構成と論理ゲートブロックGBの出力に接続
される第2の論理ゲートRCの構成である。すなわち、
図5では論理ブロックLBLをN1とVSSとの間に挿
入していたのに対し、本例では論理ブロックLBLをP
1とVDDとの間に挿入している。このようにすると、
PCの出力POのプリチャージ状態と判定状態でのレベ
ルが逆になる。従って、これに対応させて、図5では論
理ゲートRCを遅延回路IVAとNORゲートNOAと
で構成していたのに対し、本例ではRCを遅延回路IV
AとNANDゲートNAAとで構成している。このよう
に、論理ゲートPCの出力POのプリチャージ状態と判
定状態でのレベル関係が異なる場合でも、それに対応さ
せて論理ゲートRCの構成を変更すれば、図1で述べた
議論が同様に成立する。すなわち、判定状態への切り換
わりを高速化するために、論理ゲートブロックGB内の
論理ゲートを構成する論理ブロックのオン抵抗に差をつ
けた場合に、本例の出力ROでプリチャージ状態での消
費電力が小さく、判定状態での消費電力が大きい回路を
駆動しても、消費電力が増加することはない。また、判
定状態への切り換わりをさらに高速化するために、上記
オン抵抗の差をさらに大きくした場合にも、回路が誤動
作してしまうことはない。
ある。本例が図5と異なるのは、論理ゲートブロックG
Bの出力に接続される第2の論理ゲートRCの構成のみ
である。すなわち図5では論理ゲートRCを遅延回路I
VAとNORゲートNOAとで構成していたのに対し、
本例ではRCをNORゲートNOAのみで構成し、入力
の1つに制御信号RSを入力している。RCをこのよう
に構成し、制御信号RSでRCを判定状態時に強制的に
プリチャージ状態にリセットすることにより、本例でも
図1で述べた議論が同様に成立する。すなわち、判定状
態への切り換わりを高速化するために、論理ゲートブロ
ックGB内の論理ゲートを構成する論理ブロックのオン
抵抗に差をつけた場合に、本例の出力ROでプリチャー
ジ状態での消費電力が小さく、判定状態での消費電力が
大きい回路を駆動しても、消費電力が増加することはな
い。また、判定状態への切り換わりをさらに高速化する
ために、上記オン抵抗の差をさらに大きくした場合に
も、回路が誤動作してしまうことはない。
ある。本例が図5と異なるのは、論理ゲートブロックG
Bの出力に接続される第2の論理ゲートRCの構成のみ
である。すなわち図5では論理ゲートRC内の遅延回路
をインバータIVAで構成していたのに対し、本例では
RC内の遅延回路をNANDゲートNAAで構成し、入
力の1つに制御信号DAを入力している。本例でDAが
Hレベルの場合は、図1で述べた議論が同様に成立す
る。すなわち、判定状態への切り換わりを高速化するた
めに、論理ゲートブロックGB内の論理ゲートを構成す
る論理ブロックのオン抵抗に差をつけた場合に、本例の
出力ROでプリチャージ状態での消費電力が小さく、判
定状態での消費電力が大きい回路を駆動しても、消費電
力が増加することはない。また、判定状態への切り換わ
りをさらに高速化するために、上記オン抵抗の差をさら
に大きくした場合にも、回路が誤動作してしまうことは
ない。また、本例では、DAをLレベルに制御すること
により、RCを自由にプリチャージ状態にリセットでき
る。従って、ROで、例えばメモリのワード線を駆動す
る場合に、そのワード線が不良ワード線ならば、DAを
Lレベルに制御し、このワード線を強制的に選択できな
いようにできる。
である。本例が図5と異なるのは、縦続に接続された論
理ゲートから成る論理ゲートブロックGBの構成とGB
を駆動するPC2を付加した点のみである。すなわち図
5では論理ゲートブロックGBを2段のインバータで構
成していたのに対し、本例ではGBをNANDゲートN
A1とインバータIV2で構成している。また、NAN
DゲートNA1の1つの入力を、PC1と同様にクロッ
ク信号φに応じてプリチャージ状態と判定状態を繰り返
す論理ゲートPC2の出力に接続している。論理回路を
このように構成しても、図1で述べた議論が同様に成立
する。すなわち、判定状態への切り換わりを高速化する
ために、論理ゲートブロックGB内の論理ゲートを構成
する論理ブロックのオン抵抗に差をつけた場合に、本例
の出力ROでプリチャージ状態での消費電力が小さく、
判定状態での消費電力が大きい回路を駆動しても、消費
電力が増加することはない。また、判定状態への切り換
わりをさらに高速化するために、上記オン抵抗の差をさ
らに大きくした場合にも、回路が誤動作してしまうこと
はない。
である。本例が図5と異なるのは、縦続に接続された論
理ゲートから成る論理ゲートブロックGBの構成とGB
を駆動するPC2とGB2を付加した点のみである。す
なわち図5では論理ゲートブロックGBを2段のインバ
ータで構成していたのに対し、本例ではGB1をインバ
ータIV1とNORゲートNO2で構成している。ま
た、NORゲートNO2の1つの入力を、PC1と同様
にクロック信号φに応じてプリチャージ状態と判定状態
を繰り返す論理ゲートPC2の出力に接続された論理ゲ
ートブロックGB2の出力に接続している。論理回路を
このように構成しても、図1で述べた議論が同様に成立
する。すなわち、判定状態への切り換わりを高速化する
ために、論理ゲートブロックGB内の論理ゲートを構成
する論理ブロックのオン抵抗に差をつけた場合に、本例
の出力ROでプリチャージ状態での消費電力が小さく、
判定状態での消費電力が大きい回路を駆動しても、消費
電力が増加することはない。また、判定状態への切り換
わりをさらに高速化するために、上記オン抵抗の差をさ
らに大きくした場合にも、回路が誤動作してしまうこと
はない。
である。本例は本発明をメモリのデコーダに適用した例
を示している。本例で、A0〜A3はアドレス入力信
号、W0〜W15はワード線駆動信号、ABはアドレス
バッファ、PDはプリデコーダ、WDはワード線駆動回
路である。本デコーダはアドレス入力信号A0〜A3に
応じてワード線W0〜W15の中の1本のみが選択駆動
されるように論理が組まれている。本例ではAB,P
D,WDが、例えば図5のPC,GB,RCに概略対応
している。従って、本例でも図1で述べた議論が同様に
成立する。すなわち、高速化するためにデコーダ内の論
理ゲートを構成する論理ブロックのオン抵抗に差をつけ
た場合に、消費電力が増加することはない。また、さら
に高速化するために、上記オン抵抗の差をさらに大きく
した場合にも、デコーダが誤動作してしまうことはな
い。
である。本例は図15のデコーダ内の論理ゲートを電界
効果トランジスタで構成した場合の一例を示している。
である。本例は本発明をメモリのデコーダに適用した他
の例を示している。本例が図15と異なるのは、図15
ではアドレスバッファAB全てをクロック信号φに応じ
てプリチャージ状態と判定状態を繰り返す論理ゲートで
構成していたのに対し、本例ではアドレスバッファAB
0のみをクロック信号φに応じてプリチャージ状態と判
定状態を繰り返す論理ゲートで構成し、アドレスバッフ
ァAB1は通常の論理ゲートで構成している点である。
デコーダをこのように構成しても、図1で述べた本発明
の効果が同様に得られる。
である。本例は本発明をメモリのデコーダに適用した他
の例を示している。本例が図15と異なる点は、図15
ではアドレスバッファABをクロック信号φに応じてプ
リチャージ状態と判定状態を繰り返す論理ゲートで構成
していたのに対し、本例ではプリデコーダPD1をクロ
ック信号φに応じてプリチャージ状態と判定状態を繰り
返す論理ゲートで構成している点と図15ではワード線
駆動回路内の遅延回路をインバータで構成していたのに
対し、本例では遅延回路をNANDゲートで構成し、N
ANDゲートの入力の1つに制御信号DW0を入力して
いる点である。デコーダをこのように構成しても、図1
で述べた本発明の効果が同様に得られる。また、本例で
は、DW0をLレベルに制御することにより、ワード線
W0を自由にプリチャージ状態にリセットできる。すな
わち、W0が不良ワード線ならば、DW0をLレベルに
制御し、このワード線を強制的に選択できないようにで
きる。
と、クロック信号φに応じてプリチャージ状態と判定状
態を繰り返す第1の論理ゲートPCと、第1の論理ゲー
トの出力に接続され、縦続に接続されたn段の論理ゲー
トから成る論理ゲートブロックGBと、論理ゲートブロ
ックGBの出力に接続される第2の論理ゲートRCとで
構成される半導体論理回路において、論理ゲートブロッ
クGB内の少なくとも1つの論理ゲートをプリチャージ
状態時にオンする論理ブロックと判定状態時にオンする
論理ブロックとで構成し、判定状態への切り換わりを高
速化するために、プリチャージ状態時にオンする論理ブ
ロックのオン抵抗より判定状態時にオンする論理ブロッ
クのオン抵抗を小さくした場合に、RCの出力ROでプ
リチャージ状態での消費電力が小さく、判定状態での消
費電力が大きい回路を駆動しても、消費電力が増加する
ことはない。また、判定状態への切り換わりをさらに高
速化するために、上記オン抵抗の差をさらに大きくした
場合にも、回路が誤動作してしまうことはない。
返す論理ゲート、 GB……縦続に接続された論理ゲートから成る論理ゲー
トブロック、 RC……論理ゲート。
Claims (4)
- 【請求項1】クロック信号φに応じてプリチャージ状態
と判定状態を繰り返す第1の論理ゲートPCと、該第1
の論理ゲートの出力に接続され、縦続に接続されたn
(nは正の整数)段の論理ゲートから成る論理ゲートブ
ロックGBと、該論理ゲートブロックの出力に接続され
る第2の論理ゲートRCとで構成される半導体論理回路
において、 上記論理ゲートブロック内の少なくとも1つの論理ゲー
トをプリチャージ状態時にオンする論理ブロックと判定
状態時にオンする論理ブロックとで構成し、プリチャー
ジ状態時にオンする論理ブロックのオン抵抗より判定状
態時にオンする論理ブロックのオン抵抗を小さくし、か
つ上記第2の論理ゲートに判定状態時に強制的にプリチ
ャージ状態にリセットする手段を付加したことを特徴と
する半導体論理回路。 - 【請求項2】上記第2の論理ゲートは、遅延回路とNO
R(またはNAND)ゲートとを含んで構成され、上記
遅延回路の入力は上記論理ゲートブロックの出力に接続
され、上記NOR(またはNAND)ゲートのそれぞれ
の入力は上記論理ゲートブロックの出力と上記遅延回路
の出力とに接続されていることを特徴とする請求項1記
載の半導体論理回路。 - 【請求項3】上記第2の論理ゲートは、NOR(または
NAND)ゲートを含んで構成され、上記NOR(また
はNAND)ゲートのそれぞれの入力は上記論理ゲート
ブロックの出力と第1の制御信号とに接続され、該第1
の制御信号で第2の論理ゲートを判定状態時に強制的に
プリチャージ状態にリセットすることを特徴とする請求
項1記載の半導体論理回路。 - 【請求項4】上記遅延回路はNAND(またはNOR)
ゲートを含んで構成され、該NAND(またはNOR)
ゲートのそれぞれの入力は上記論理ゲートブロックの出
力と第2の制御信号とに接続され、該第2の制御信号で
第2の論理ゲートを強制的にプリチャージ状態にリセッ
トすることを特徴とする請求項2記載の半導体論理回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22479096A JP3525639B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 半導体論理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22479096A JP3525639B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 半導体論理回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1070453A JPH1070453A (ja) | 1998-03-10 |
JP3525639B2 true JP3525639B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=16819247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22479096A Expired - Lifetime JP3525639B2 (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 半導体論理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3525639B2 (ja) |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22479096A patent/JP3525639B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1070453A (ja) | 1998-03-10 |
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