JP3524883B2 - ショーケースのルーバ装置 - Google Patents
ショーケースのルーバ装置Info
- Publication number
- JP3524883B2 JP3524883B2 JP2001045866A JP2001045866A JP3524883B2 JP 3524883 B2 JP3524883 B2 JP 3524883B2 JP 2001045866 A JP2001045866 A JP 2001045866A JP 2001045866 A JP2001045866 A JP 2001045866A JP 3524883 B2 JP3524883 B2 JP 3524883B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- louver
- showcase
- wind direction
- cover
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Air-Flow Control Members (AREA)
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却器を有するシ
ョーケースに関し、特に種々の陳列棚を有するショーケ
ースのルーバ装置に関する。
ョーケースに関し、特に種々の陳列棚を有するショーケ
ースのルーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ショーケースとしては、図7
(a)に示すショーケースが知られている。このショー
ケースはドーム型の透明なカバー100が基台101の
上に設けられ、陳列棚104を複数段設けることで、種
々の商品を陳列できるものである。基台101の内部に
は冷却器が備えられ、冷却器で冷却された空気は、吐出
口に設けられたルーバ102から吹き出し、ドーム型の
陳列室内を循環し吸込口から再度冷却器に送風される。
(a)に示すショーケースが知られている。このショー
ケースはドーム型の透明なカバー100が基台101の
上に設けられ、陳列棚104を複数段設けることで、種
々の商品を陳列できるものである。基台101の内部に
は冷却器が備えられ、冷却器で冷却された空気は、吐出
口に設けられたルーバ102から吹き出し、ドーム型の
陳列室内を循環し吸込口から再度冷却器に送風される。
【0003】上述のドーム型ショーケースのルーバ装置
としては、例えば図7(b)に示すルーバ102が知ら
れている。このルーバ102は、風向をそろえ図示した
矢印に沿って効率よく冷気を循環させるものである。
としては、例えば図7(b)に示すルーバ102が知ら
れている。このルーバ102は、風向をそろえ図示した
矢印に沿って効率よく冷気を循環させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、ルーバ102の風向板102aが
陳列室内側に突出しており、チリやほこり等が風向板1
02aを支持する支持部に溜まりやすく、また、それを
取り除く場合も、風向板102aの間隔が狭いため困難
であるという問題があった。
従来技術にあっては、ルーバ102の風向板102aが
陳列室内側に突出しており、チリやほこり等が風向板1
02aを支持する支持部に溜まりやすく、また、それを
取り除く場合も、風向板102aの間隔が狭いため困難
であるという問題があった。
【0005】また、上記従来技術にあってはルーバの風
向板102aの傾きが一定しており、図7(a)の矢印
で示すように風の流れが陳列棚104の上段に集中して
しまい、陳列棚の下段に送風されにくい。これにより、
ドーム内全体をバランスよく冷却することが困難である
という問題があった。また、全体を冷やすために冷却能
力を上げてしまうと、上段の陳列品が乾燥してしまい商
品性を損なってしまうという問題もあった。
向板102aの傾きが一定しており、図7(a)の矢印
で示すように風の流れが陳列棚104の上段に集中して
しまい、陳列棚の下段に送風されにくい。これにより、
ドーム内全体をバランスよく冷却することが困難である
という問題があった。また、全体を冷やすために冷却能
力を上げてしまうと、上段の陳列品が乾燥してしまい商
品性を損なってしまうという問題もあった。
【0006】また、上述の問題は従来技術として示した
ドーム型のショーケースに限られず、例えば、背の高い
ショーケースにおいては更に複数段の陳列棚を有してお
り、それら複数の陳列棚に均等に冷気を循環させること
は、陳列品の商品性維持及びショーケースの省エネ化の
観点から重要な問題であった。このような冷気循環効率
の向上を図るために、異なる角度を有する風向板を備え
たルーバを設けることも考えられるが、風向板の角度の
違いが陳列室側から見えてしまうため、ショーケースの
デザイン性を悪化させてしまう。
ドーム型のショーケースに限られず、例えば、背の高い
ショーケースにおいては更に複数段の陳列棚を有してお
り、それら複数の陳列棚に均等に冷気を循環させること
は、陳列品の商品性維持及びショーケースの省エネ化の
観点から重要な問題であった。このような冷気循環効率
の向上を図るために、異なる角度を有する風向板を備え
たルーバを設けることも考えられるが、風向板の角度の
違いが陳列室側から見えてしまうため、ショーケースの
デザイン性を悪化させてしまう。
【0007】本発明は、上記問題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、冷却機構を備えるとと
もに、複数の陳列棚を有するショーケースにおいて、陳
列室内にバランスよく冷気を送風するルーバの衛生管理
を容易に行い、かつ、陳列品の商品性を損なうことなく
省エネ化を図ることのできるショーケースのルーバ装置
を提供することを目的とする。
ので、その目的とするところは、冷却機構を備えるとと
もに、複数の陳列棚を有するショーケースにおいて、陳
列室内にバランスよく冷気を送風するルーバの衛生管理
を容易に行い、かつ、陳列品の商品性を損なうことなく
省エネ化を図ることのできるショーケースのルーバ装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、基台上に陳列室が設置さ
れたショーケースであって、前記基台内に、冷却用ファ
ンと冷却器を有する冷却器室を備え、前記陳列室と前記
冷却器室とを画成する隔壁に、冷却器室から陳列室内へ
冷気を送風する吐出口と、陳列室内から冷却器室へ冷気
を吸い込む吸込口と、を備えたショーケースのルーバ装
置において、前記吐出口に送風口を有するカバーを設
け、前記カバーに、風向を所定の方向に規定する複数の
板状の風向板をその上側端部に設けた支持部で保持する
ルーバを、前記風向板が冷却器室側に突出するように設
けたことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明では、基台上に陳列室が設置さ
れたショーケースであって、前記基台内に、冷却用ファ
ンと冷却器を有する冷却器室を備え、前記陳列室と前記
冷却器室とを画成する隔壁に、冷却器室から陳列室内へ
冷気を送風する吐出口と、陳列室内から冷却器室へ冷気
を吸い込む吸込口と、を備えたショーケースのルーバ装
置において、前記吐出口に送風口を有するカバーを設
け、前記カバーに、風向を所定の方向に規定する複数の
板状の風向板をその上側端部に設けた支持部で保持する
ルーバを、前記風向板が冷却器室側に突出するように設
けたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のショーケースのルーバ装置において、前記ルーバ
に、2以上の異なる方向に風向きを規定する風向板を備
えたことを特徴とする。
載のショーケースのルーバ装置において、前記ルーバ
に、2以上の異なる方向に風向きを規定する風向板を備
えたことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載のショーケースのルーバ装置において、前記
カバーの下面に前記ルーバの取り付け溝を設け、前記ル
ーバの上側端部に前記取り付け溝に挿入する挿入支持部
を設けて、前記カバーと前記ルーバとが着脱可能な構成
としたことを特徴とする。
は2に記載のショーケースのルーバ装置において、前記
カバーの下面に前記ルーバの取り付け溝を設け、前記ル
ーバの上側端部に前記取り付け溝に挿入する挿入支持部
を設けて、前記カバーと前記ルーバとが着脱可能な構成
としたことを特徴とする。
【0011】
【発明の作用および効果】請求項1記載のショーケース
のルーバ装置にあっては、吐出口に送風口を有するカバ
ーが設けられ、このカバーに、風向を所定の方向に規定
する複数の板状の風向板をその上側端部に設けた支持部
で保持するルーバを、前記風向板が冷却器室側に突出す
るように設けられている。よって、陳列室内からは風向
板が見えることが無く、ショーケースのデザイン的な商
品性を損なうことなく風向を調整することができる。ま
た、陳列室側から冷却器室側には吐出口からチリやほこ
り等が侵入しやすく、仮に風向板が陳列室側に突出する
ように設置されていると、風向板の支持部はルーバの下
側に位置するので、風向板の間にチリやほこりが堆積し
てしまう。風向板の間は狭く深いため清掃等が大変であ
るが、本発明のように風向板の上側端部に設けた支持部
で保持するルーバを前記風向板が冷却器室側に突出する
ように設けることで、チリやほこりが風向板の間に堆積
することが無く、清掃が容易となり陳列室内を衛生的に
保つことができる。
のルーバ装置にあっては、吐出口に送風口を有するカバ
ーが設けられ、このカバーに、風向を所定の方向に規定
する複数の板状の風向板をその上側端部に設けた支持部
で保持するルーバを、前記風向板が冷却器室側に突出す
るように設けられている。よって、陳列室内からは風向
板が見えることが無く、ショーケースのデザイン的な商
品性を損なうことなく風向を調整することができる。ま
た、陳列室側から冷却器室側には吐出口からチリやほこ
り等が侵入しやすく、仮に風向板が陳列室側に突出する
ように設置されていると、風向板の支持部はルーバの下
側に位置するので、風向板の間にチリやほこりが堆積し
てしまう。風向板の間は狭く深いため清掃等が大変であ
るが、本発明のように風向板の上側端部に設けた支持部
で保持するルーバを前記風向板が冷却器室側に突出する
ように設けることで、チリやほこりが風向板の間に堆積
することが無く、清掃が容易となり陳列室内を衛生的に
保つことができる。
【0012】請求項2に記載のショーケースのルーバ装
置にあっては、請求項1に記載のルーバに、ある風向板
の方向と異なる方向に規定された風向板が設けられてい
る。よって、風向板の角度の違いが陳列室側から見える
ことが無く、ショーケースのデザイン性の悪化を招くと
いった問題を解決しつつ、更に、ショーケースの形状に
応じて種々の方向に風向を調整することが可能となり、
よりバランスよく陳列室内全体に冷気循環させることが
できる。
置にあっては、請求項1に記載のルーバに、ある風向板
の方向と異なる方向に規定された風向板が設けられてい
る。よって、風向板の角度の違いが陳列室側から見える
ことが無く、ショーケースのデザイン性の悪化を招くと
いった問題を解決しつつ、更に、ショーケースの形状に
応じて種々の方向に風向を調整することが可能となり、
よりバランスよく陳列室内全体に冷気循環させることが
できる。
【0013】請求項3に記載のショーケースのルーバ装
置にあっては、請求項1または2に記載のカバーとルー
バとが着脱可能な構成としたので、カバー下面の任意の
位置にルーバを配置することができ、陳列室内に設けら
れた陳列棚にバランスよく送風することが可能となり、
陳列品の商品性維持及びショーケースの省エネ化を図る
ことができる。また、ショーケースの商品性から現実に
はオーダーメードの形式が多く、ショーケースの陳列棚
には種々の種類が考えられる。このとき、着脱可能なル
ーバをカバーの任意の位置に配置することによって陳列
棚に応じた風向調整が可能となり、ショーケースの形状
にあった冷却性能を構成することができる。更に、カバ
ー自体を設計し直す必要がないため、コストを低減する
ことができる。
置にあっては、請求項1または2に記載のカバーとルー
バとが着脱可能な構成としたので、カバー下面の任意の
位置にルーバを配置することができ、陳列室内に設けら
れた陳列棚にバランスよく送風することが可能となり、
陳列品の商品性維持及びショーケースの省エネ化を図る
ことができる。また、ショーケースの商品性から現実に
はオーダーメードの形式が多く、ショーケースの陳列棚
には種々の種類が考えられる。このとき、着脱可能なル
ーバをカバーの任意の位置に配置することによって陳列
棚に応じた風向調整が可能となり、ショーケースの形状
にあった冷却性能を構成することができる。更に、カバ
ー自体を設計し直す必要がないため、コストを低減する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を図面を用いて説
明する。図1は実施の形態におけるショーケースの斜視
図、図2は実施の形態におけるショーケースの側断面図
である。
明する。図1は実施の形態におけるショーケースの斜視
図、図2は実施の形態におけるショーケースの側断面図
である。
【0015】まず構成を説明すると、基台5上にそれぞ
れ透明な前壁6と一対の側壁7,8と天壁9とが配置さ
れ、後背部には引き違いの扉10,11が設けられてい
る。
れ透明な前壁6と一対の側壁7,8と天壁9とが配置さ
れ、後背部には引き違いの扉10,11が設けられてい
る。
【0016】陳列室A内には、側壁7,8に懸架される
陳列棚12が配置されている。そして、基台5内部であ
る冷却器室Bの基板13上には冷却器1が配置され、前
壁6と陳列室内底板14との間に形成される吸込口15
と冷却器1の間には冷却用ファン16が設けられてい
る。これにより、陳列室内底板14と扉10,11の間
には吐出口17が設けられ、この吐出口17には吹出口
を有するカバー19が備えられている。これにより、矢
印で示す冷気の循環路を形成している。
陳列棚12が配置されている。そして、基台5内部であ
る冷却器室Bの基板13上には冷却器1が配置され、前
壁6と陳列室内底板14との間に形成される吸込口15
と冷却器1の間には冷却用ファン16が設けられてい
る。これにより、陳列室内底板14と扉10,11の間
には吐出口17が設けられ、この吐出口17には吹出口
を有するカバー19が備えられている。これにより、矢
印で示す冷気の循環路を形成している。
【0017】図2中、基台5内部の扉10,11側に
は、水路3及びドレン排水口4が設けられている。ま
た、基台5の内部にはブロック状に複数分割された断熱
材5aが埋設され、冷気循環路の断熱効果を高めること
で、冷却効率の向上を図っている。更に、冷却器1から
送風された冷気が直接あたる扉10,11の下部であっ
て、基台5の外表面近傍の断熱材5a内にはヒータ18
が設けられている。また、冷却器1と基板13の間、及
び水路3上部にかけて、ゴミ受け2が挿入されている。
は、水路3及びドレン排水口4が設けられている。ま
た、基台5の内部にはブロック状に複数分割された断熱
材5aが埋設され、冷気循環路の断熱効果を高めること
で、冷却効率の向上を図っている。更に、冷却器1から
送風された冷気が直接あたる扉10,11の下部であっ
て、基台5の外表面近傍の断熱材5a内にはヒータ18
が設けられている。また、冷却器1と基板13の間、及
び水路3上部にかけて、ゴミ受け2が挿入されている。
【0018】図4及び図5は、実施の形態における垂直
ルーバ20及び斜ルーバ21の斜視図及びルーバ20,
21をカバー19に取り付けた時の拡大断面図である。
ルーバ20及び斜ルーバ21の斜視図及びルーバ20,
21をカバー19に取り付けた時の拡大断面図である。
【0019】カバー19下面にはルーバ20,21を取
り付けるための取り付け溝17aが設けられ、ルーバ2
0,21を着脱可能にしている。20a及び21aは風
向板、20b及び21bは支持部と一体化された挿入支
持部、20cおよび21cは吹出口である。本実施の形
態では、垂直ルーバ20及び斜ルーバ21とも長さ20
cm程度のピースであり、図4(b)及び図5(b)に
示すように吐出口17下部に所望のルーバを必要な数だ
け挿入することで風向の調整を行う。
り付けるための取り付け溝17aが設けられ、ルーバ2
0,21を着脱可能にしている。20a及び21aは風
向板、20b及び21bは支持部と一体化された挿入支
持部、20cおよび21cは吹出口である。本実施の形
態では、垂直ルーバ20及び斜ルーバ21とも長さ20
cm程度のピースであり、図4(b)及び図5(b)に
示すように吐出口17下部に所望のルーバを必要な数だ
け挿入することで風向の調整を行う。
【0020】図6には、従来技術において説明したドー
ム型のショーケースに本実施の形態の技術を適用した実
施例を示す。図6(b)に示すように、カバー19の冷
却器室B側に垂直ルーバ20を対称な位置に配置し、陳
列棚103の上段への冷気送風を行う。また、同様に斜
ルーバ21を中央部近傍の対称な位置に配置し、陳列棚
103の中段への冷気送風を行う。そして、ルーバの無
い部分は陳列棚103の最下段への冷気送風を行う。こ
のように、カバー19の冷却器室B側にルーバ20,2
1を配置することにより、ドーム型のショーケースのよ
うにカバー19がよく見えるような場合であっても、角
度の異なる風向板が不連続に配置されたルーバが陳列室
側から見えることが無く、ショーケースのデザイン性を
悪化させるといったことがない。また、図6(a)中矢
印で示した冷気の流れを形成することが可能となり、陳
列棚103のどの段に対してもバランスよく冷気を送風
することで、冷却効率を高めることができる。
ム型のショーケースに本実施の形態の技術を適用した実
施例を示す。図6(b)に示すように、カバー19の冷
却器室B側に垂直ルーバ20を対称な位置に配置し、陳
列棚103の上段への冷気送風を行う。また、同様に斜
ルーバ21を中央部近傍の対称な位置に配置し、陳列棚
103の中段への冷気送風を行う。そして、ルーバの無
い部分は陳列棚103の最下段への冷気送風を行う。こ
のように、カバー19の冷却器室B側にルーバ20,2
1を配置することにより、ドーム型のショーケースのよ
うにカバー19がよく見えるような場合であっても、角
度の異なる風向板が不連続に配置されたルーバが陳列室
側から見えることが無く、ショーケースのデザイン性を
悪化させるといったことがない。また、図6(a)中矢
印で示した冷気の流れを形成することが可能となり、陳
列棚103のどの段に対してもバランスよく冷気を送風
することで、冷却効率を高めることができる。
【0021】以上説明したように、本実施の形態におけ
るショーケースのルーバ装置においては、吐出口17に
送風口を有するカバー19が設けられ、このカバー19
に、風向を所定の方向に規定する複数の板状の風向板を
その上側端部に設けた支持部で保持するルーバ20,2
1が、風向板20a,21aを冷却器室B側に突出する
ように設けられている。よって、陳列室A内からは風向
板20a,21aが見えることが無く、ショーケースの
デザイン的な商品性を損なうことなく風向を調整するこ
とができる。また、陳列室A側から冷却器室B側には吐
出口17からチリやほこり等が侵入しやすく、仮に風向
板20a,21aが陳列室A側に突出するように設置さ
れていると、風向板20a,21aの間にチリやほこり
が堆積してしまう。風向板の間は狭いため清掃等が大変
であるが、本発明のように風向板の上側端部に設けた支
持部で保持するルーバを、前記風向板が冷却器室B側に
突出するように設けることで、チリやほこりが風向板の
間に堆積することが無く、清掃が容易となり陳列室内を
衛生的に保つことができる。
るショーケースのルーバ装置においては、吐出口17に
送風口を有するカバー19が設けられ、このカバー19
に、風向を所定の方向に規定する複数の板状の風向板を
その上側端部に設けた支持部で保持するルーバ20,2
1が、風向板20a,21aを冷却器室B側に突出する
ように設けられている。よって、陳列室A内からは風向
板20a,21aが見えることが無く、ショーケースの
デザイン的な商品性を損なうことなく風向を調整するこ
とができる。また、陳列室A側から冷却器室B側には吐
出口17からチリやほこり等が侵入しやすく、仮に風向
板20a,21aが陳列室A側に突出するように設置さ
れていると、風向板20a,21aの間にチリやほこり
が堆積してしまう。風向板の間は狭いため清掃等が大変
であるが、本発明のように風向板の上側端部に設けた支
持部で保持するルーバを、前記風向板が冷却器室B側に
突出するように設けることで、チリやほこりが風向板の
間に堆積することが無く、清掃が容易となり陳列室内を
衛生的に保つことができる。
【0022】また、カバー19に、ルーバ20の風向と
異なる方向に規定されたルーバ21が、風向板20a,
21aが冷却器室側に突出するように設けられたこと
で、風向板の角度の違いが陳列室側から見えることが無
く、ショーケースのデザイン性の悪化を招くといった問
題を解決することができる。更に、ショーケースの形状
に応じて種々の方向に風向を調整することが可能とな
り、よりバランスよく陳列室内全体に冷気循環させるこ
とができる。
異なる方向に規定されたルーバ21が、風向板20a,
21aが冷却器室側に突出するように設けられたこと
で、風向板の角度の違いが陳列室側から見えることが無
く、ショーケースのデザイン性の悪化を招くといった問
題を解決することができる。更に、ショーケースの形状
に応じて種々の方向に風向を調整することが可能とな
り、よりバランスよく陳列室内全体に冷気循環させるこ
とができる。
【0023】更に、カバー19の冷却器室B側となる下
面に、風向板20a,21aの陳列室A側となる上側端
部を支持する支持部20b,21bが着脱可能な取り付
け溝19aが設けられることで、ルーバ20,21の有
する風向板20a,21aが冷却器室B側に突出するよ
うに取り付け溝19aに設けられている。すなわち、風
向板の上側端部に挿入支持部と一体的に設けられた支持
部20b,21bはカバー19側に取り付けられるた
め、風向板の間の支持部20b,21bにチリやほこり
が堆積することが無く、清掃を容易に行うことができ
る。また、カバー19の任意の位置にルーバ20,21
を配置することによって、陳列室A内に設けられた陳列
棚にバランスよく送風することが可能となり、陳列品の
商品性維持及びショーケースの省エネ化を図ることがで
きる。
面に、風向板20a,21aの陳列室A側となる上側端
部を支持する支持部20b,21bが着脱可能な取り付
け溝19aが設けられることで、ルーバ20,21の有
する風向板20a,21aが冷却器室B側に突出するよ
うに取り付け溝19aに設けられている。すなわち、風
向板の上側端部に挿入支持部と一体的に設けられた支持
部20b,21bはカバー19側に取り付けられるた
め、風向板の間の支持部20b,21bにチリやほこり
が堆積することが無く、清掃を容易に行うことができ
る。また、カバー19の任意の位置にルーバ20,21
を配置することによって、陳列室A内に設けられた陳列
棚にバランスよく送風することが可能となり、陳列品の
商品性維持及びショーケースの省エネ化を図ることがで
きる。
【0024】また、ショーケースの商品性から現実には
オーダーメードの形式が多く、ショーケースの陳列棚に
は種々の種類が考えられる。このとき、着脱可能なルー
バ20,21をカバー19の任意の位置に配置すること
によって陳列棚に応じた風向調整が可能となり、ショー
ケースの形状にあった冷却性能を構成することができ
る。更に、カバー19自体を設計し直す必要がないた
め、コストを低減することができる。
オーダーメードの形式が多く、ショーケースの陳列棚に
は種々の種類が考えられる。このとき、着脱可能なルー
バ20,21をカバー19の任意の位置に配置すること
によって陳列棚に応じた風向調整が可能となり、ショー
ケースの形状にあった冷却性能を構成することができ
る。更に、カバー19自体を設計し直す必要がないた
め、コストを低減することができる。
【0025】以上、実施の形態に基づき説明してきた
が、具体的な構成については、これらの実施の形態に限
られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載
された本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追
加等は許容される。
が、具体的な構成については、これらの実施の形態に限
られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に記載
された本発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追
加等は許容される。
【図1】実施の形態におけるショーケースの斜視図であ
る。
る。
【図2】実施の形態におけるショーケースの縦断面図で
ある。
ある。
【図3】実施の形態における冷却器近傍の拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】実施の形態におけるルーバの斜視図及び吐出口
取り付け時の断面図である。
取り付け時の断面図である。
【図5】実施の形態におけるルーバの斜視図及び吐出口
取り付け時の断面図である。
取り付け時の断面図である。
【図6】実施の形態におけるルーバを従来技術に適用し
た場合の風向を表す概略図である。
た場合の風向を表す概略図である。
【図7】従来技術における風向を表す概略図である。
1 冷却器
2a ストッパ
2b 挿入部
2c ダクト部
3 水路
5 基台
5a 断熱材
5b 隙間
6 前壁
7,8 側壁
9 天壁
10,11 扉
12 陳列棚
13 基板
13a 側壁
14 陳列室内底板
15 吸込口
16 冷却用ファン
17 吐出口
18 ヒータ
19 カバー
19a 取り付け溝
20 垂直ルーバ
20a 風向板
20b 支持部と一体化された挿入支持部
20c 吹出口
21 斜ルーバ
21a 風向板
21b 支持部と一体化された挿入支持部
21c 吹出口
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F25D 11/00 101
A47F 3/04
F24F 13/08
Claims (3)
- 【請求項1】 基台上に陳列室が設置されたショーケー
スであって、前記基台内に、冷却用ファンと冷却器を有
する冷却器室を備え、前記陳列室と前記冷却器室とを画
成する隔壁に、冷却器室から陳列室内へ冷気を送風する
吐出口と、陳列室内から冷却器室へ冷気を吸い込む吸込
口と、を備えたショーケースのルーバ装置において、 前記吐出口に送風口を有するカバーを設け、前記カバー
に、風向を所定の方向に規定する複数の板状の風向板を
その上側端部に設けた支持部で保持するルーバを、前記
風向板が冷却器室側に突出するように設けたことを特徴
とするショーケースのルーバ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のショーケースのルーバ
装置において、前記ルーバに、 2以上の異なる方向に風向きを規定する
風向板を備えたことを特徴とするショーケースのルーバ
装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のショーケース
のルーバ装置において、前記カバーの下面に前記ルーバの取り付け溝を設け、前
記ルーバの上側端部に前記取り付け溝に挿入する挿入支
持部を設けて、前記カバーと前記ルーバとが着脱可能な
構成とした ことを特徴とするショーケースのルーバ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001045866A JP3524883B2 (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | ショーケースのルーバ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001045866A JP3524883B2 (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | ショーケースのルーバ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002243337A JP2002243337A (ja) | 2002-08-28 |
JP3524883B2 true JP3524883B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=18907583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001045866A Expired - Fee Related JP3524883B2 (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | ショーケースのルーバ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3524883B2 (ja) |
-
2001
- 2001-02-21 JP JP2001045866A patent/JP3524883B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002243337A (ja) | 2002-08-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8047016B2 (en) | Indoor unit of air conditioner | |
US20020072323A1 (en) | Display showcase for fresh merchandise, such as fresh bread, cakes and pastries | |
US11493230B2 (en) | Air conditioner | |
JP2004150658A (ja) | 低温ショーケース | |
JP3524883B2 (ja) | ショーケースのルーバ装置 | |
US11747026B2 (en) | Outdoor unit for air conditioner | |
KR20070069772A (ko) | 공기조화기 | |
JP2004101131A (ja) | 冷凍機内蔵型ショーケース | |
JP6451752B2 (ja) | 空気調和装置の室内側ユニット | |
JP2005274088A (ja) | 蒸発装置 | |
JP5322411B2 (ja) | オープンショーケース | |
JP2008096054A (ja) | ショーケース | |
KR20200057365A (ko) | 공기조화기의 실내기 | |
JP2018084391A (ja) | 冷却ユニット及びそれを備えたウォークインタイプショーケース | |
KR100572594B1 (ko) | 공기조화기 | |
JP2018117980A (ja) | 物品陳列棚に組込み可能な冷凍・冷蔵ショーケース | |
KR100596243B1 (ko) | 빌트인 냉장고의 방열장치 | |
JP2005241136A (ja) | オープンショーケース | |
KR200165386Y1 (ko) | 일체형 공기조화기 | |
JP2020034212A (ja) | ショーケース | |
KR20030072946A (ko) | 천장 덕트형 공기조화기 | |
JP2023095403A (ja) | 空調機及びこれを用いた放射空調装置 | |
KR100557098B1 (ko) | 빌트인 냉장고의 방열장치 | |
JPH08261499A (ja) | 一体形空気調和機 | |
KR20030057023A (ko) | 공기조화기의 실외유니트 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040213 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |