JP3524722B2 - 触媒燃焼装置 - Google Patents

触媒燃焼装置

Info

Publication number
JP3524722B2
JP3524722B2 JP19959897A JP19959897A JP3524722B2 JP 3524722 B2 JP3524722 B2 JP 3524722B2 JP 19959897 A JP19959897 A JP 19959897A JP 19959897 A JP19959897 A JP 19959897A JP 3524722 B2 JP3524722 B2 JP 3524722B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst body
gas
combustion
combustion chamber
main catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19959897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1144413A (ja
Inventor
正人 保坂
徹生 寺島
清 田口
治夫 井田
智章 北野
伸一郎 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP19959897A priority Critical patent/JP3524722B2/ja
Publication of JPH1144413A publication Critical patent/JPH1144413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3524722B2 publication Critical patent/JP3524722B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gas Burners (AREA)
  • Spray-Type Burners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体燃料または液
体燃料を燃焼する触媒燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の触媒燃焼装置を図7を参照しなが
ら説明する。ガスタンク1にはプロパン、ブタン等の液
化燃料ガスが蓄えられる。ガスタンク1内の燃料ガスは
ガス流路2を経てガスノズル3から噴出される。ガスノ
ズル3から噴出した燃料ガスは、ガス流の誘引作用によ
り回りの空気を吸引し、混合室4で均一に混合し、燃焼
室5に供給される。燃焼室5は内部に触媒体6を有し、
触媒体6表面上で混合ガスを燃焼し、燃焼熱を発生す
る。
【0003】燃焼室5の混合気入り口の反対側には点火
装置7が設けてあり、点火装置7先端のプラグ8からス
パークを飛ばすことにより、混合ガスは着火する。触媒
体6下流に形成された火炎により触媒体6が加熱され、
触媒体6の温度が活性温度に達すると、触媒体6表面で
触媒燃焼が始まり、火炎に混合ガスが供給されなくな
り、火炎は消滅する。
【0004】以後、燃焼室5内に供給された混合ガス
は、燃焼室5内の触媒体6全体で触媒燃焼を行い、燃焼
ガスは排気口9から大気へ排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の触媒燃焼装置では、以下に述べるような課題
があった。
【0006】触媒はその表面に接触した燃料を完全に燃
焼するためには、あらかじめそれぞれ固有の活性化温度
以上に触媒温度を高温に維持しておかなければならな
い。そのため、始動時に火炎により触媒を加熱し、触媒
温度を活性温度以上に高めてから、燃料を触媒に供給
し、触媒燃焼を開始する方式を採用している。
【0007】したがって、従来の触媒燃焼装置では火炎
燃焼タイプの燃焼装置に比べて、立上りに時間を要する
傾向があった。また、燃料ガスを燃料タンクなどに充填
して使用する場合、燃料タンクの充填量が定まっている
ので、使用時間を少しでも長くしたいという要望があ
り、より高効率な燃焼器が望まれている。
【0008】本発明は、上記のような課題を考慮して、
立ち上がり特性に優れ、高効率な触媒燃焼装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料ガスを噴
出させるガスノズルと、前記ガスノズルから噴出された
燃料ガスと空気とを混合して混合ガスにする混合部と、
前記混合ガスを燃焼する内部に主触媒体を有する燃焼室
と、前記燃焼室の外側に前記燃焼室を覆うように設けた
加熱部とを備え、前記燃焼室出口に金属線材を基体とす
る補助触媒体が設けられていることを特徴とする触媒燃
焼装置である。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)本発明の第1の実施の形態である触媒
燃焼装置について、その構成を動作とともに、図1を参
照しながら説明する。図1の(a)は縦断面図であり、
(b)は一部切り欠き平面図である。ガスタンク11に
はプロパン、ブタン等の液化燃料ガスが蓄えられる。ガ
スタンク11内の燃料ガスはガス流路12を経てガスノ
ズル13から噴出される。ガスタンク11とガスノズル
13間にはガス流量調節バルブ(図示せず)を設け、ガ
スタンク11から供給される燃料ガスの流量をコントロ
ールできるようにしてもよい。ガスノズル13から噴出
した燃料ガスは、ガス流の誘引作用により回りの空気を
吸引し、混合室14で均一に混合し、燃焼室15に供給
される。
【0013】燃焼室15は内部に主触媒体16を有し、
主触媒体16表面上で混合ガスを燃焼し、燃焼熱を発生
する。主触媒体16は、たとえば図2に示すように、金
属薄板の平板と波板とを重ねて多層の触媒担体を形成
し、その表面に触媒層を担持したものである。主触媒体
16に担持される触媒は白金族金属およびニッケル、コ
バルト、鉄、マンガン、クロムなどの金属酸化物が用い
られるが、特に好ましいものは白金、パラジウム、ロジ
ウム等の白金族金属である。ガスノズル13より燃料ガ
スが混合室14に供給され、燃料ガスの噴出力に誘引し
て吸引された空気と燃料ガスが混合室14で混合し、混
合ガスを燃焼室15に供給する。燃焼室15の混合気入
り口の反対側には点火装置17が設けてあり、始動時
に、点火装置17先端のプラグ18からスパークを飛ば
すことにより、混合ガスは着火し、主触媒体16下流部
に付着した火炎19が形成される。火炎19基部から主
触媒体16に燃焼熱が供給され、主触媒体16が加熱さ
れる。主触媒体16の温度が活性温度に達すると、主触
媒体16下流部から触媒燃焼が始まり、火炎19に混合
ガスが供給されなくなり、火炎19は消滅する。
【0014】以後、主触媒体16の上流部に向けて触媒
燃焼が広がり、やがて主触媒体16全体で触媒燃焼が行
われるようになり、主触媒体16が赤熱する。燃焼室内
15で燃焼した燃焼ガスは、燃焼室出口20から排気経
路21を通り、排気口22より大気へ排出される。排気
経路21は加熱部23の壁によって形成されている。こ
のとき加熱部23の壁面は燃焼ガスにより高温に維持さ
れるので、加熱部23壁面に接触している被加熱物を加
熱することができる。
【0015】従来の触媒燃焼装置では、始動時に主触媒
体16を加熱するための手段は主触媒体16下流部に形
成された火炎19のみであった。このために、主触媒体
16の加熱が十分に行われているとは言い難く、火炎1
9が消滅してから主触媒体16が赤熱するまでのタイム
ラグが長いことがあり、火炎燃焼装置に比べて、立上り
に時間を要する傾向があった。しかし、本発明では燃焼
室出口20に補助触媒体24が設けられている。このた
めに、主触媒体16下流部に形成された火炎19は火炎
19基部からの熱の供給により主触媒体16を加熱する
ことは勿論のこと、火炎燃焼により発生している高温の
燃焼ガスにより、または、火炎先端により直接補助触媒
体24をも加熱することになる。ここで、補助触媒体2
4は、エクスパンドメタル等の金属線材を基体とする触
媒であるために、主触媒体16と比べると熱容量が非常
に小さいために、主触媒体16が活性化温度に達し、主
触媒体16下流部に形成された火炎が消滅する時点で
は、すでに充分に活性化温度まで昇温しており、赤熱を
開始している。したがって、主触媒体16の燃焼が立ち
上がる前から、補助触媒体24で反応した高温の燃焼ガ
スは、排気通路21を通過する際に加熱部23を加熱す
ることができる。
【0016】さらに、以下に述べるような効果もある。
一般に、触媒燃焼においては、輻射効率が高いことが知
られており、赤熱した高温の補助触媒体24からは多量
の輻射熱が放射されている。この輻射熱が補助触媒体2
4に対向した加熱部23の内壁面に照射し、加熱部23
を加熱することができる。このため主触媒体16の燃焼
が立ち上がる前から、補助触媒体24からの熱放射によ
り加熱部23を昇温することができる。従って、本発明
では、補助触媒体24で反応した燃焼ガスと、補助触媒
体24から放射される輻射熱のために、加熱部23が素
早く昇温し、立上り時間を短縮することができる。
【0017】なお、加熱部23の内壁面に、補助触媒体
24からの熱放射を吸収しやすくするために、輻射熱吸
収層や酸化被膜層等を設けると、さらに立ち上がり時間
を短縮することができる。
【0018】加えて、補助触媒体24からの熱放射は、
加熱部23ばかりでなく、主触媒体16にも照射されて
いる。一方、触媒自身も輻射熱を非常によく吸収する性
質を有しているので、赤熱した補助触媒体24から放射
された輻射熱は、主触媒体16で非常によく吸収され、
主触媒体16の温度上昇に大きく寄与することになる。
【0019】従来、火炎19が消滅した以後の主触媒体
16の温度上昇は主触媒体自身の触媒燃焼による反応熱
だけであったものに対し、本発明では、上記に説明した
ように、主触媒体自身の触媒燃焼による反応熱に加え
て、補助触媒体24からの輻射熱も加わるために、主触
媒体16の温度上昇の速度が著しく速くなり、火炎19
が消滅してから主触媒体16が赤熱するまでのタイムラ
グを短縮することができ、加熱部23の昇温時間を短く
することができる。
【0020】このように、補助触媒体24による加熱部
23への熱の供給と、主触媒体16の燃焼開始時間の短
縮という2つの効果から、本発明により、立上り時間を
大幅に短縮することができる。
【0021】ここで、始動時には、点火装置17先端の
プラグ18からスパークを飛ばすことにより、混合ガス
の着火を行っているが、点火時には燃焼室15内に混合
ガスが満ちているために、点火プラグ18から放電が開
始すると、燃焼室15内に火炎が伝播する。このとき、
補助触媒体24における金属線材間距離を燃料ガスの消
炎距離より小さくしておくと、伝播した火炎が補助触媒
体24を通過する際に消炎し、火炎が排気口22から外
部へ噴出することはない。
【0022】また、図3に示すように、補助触媒体24
を燃焼室内部に向けて凸状の形状とすると、補助触媒体
24の流体通過面積を燃焼室出口20よりかなり大きく
することができる。このことにより、補助触媒体24を
通過する際の燃料ガスの流速がかなり遅くなり、補助触
媒体24の反応活性が向上し、赤熱が素早く始まり、ま
た、赤熱時間も長時間維持できるようになる。加えて、
補助触媒体24から放射される輻射熱が主触媒体16に
吸収されやすくなり、立上り時間を大幅に短縮すること
ができる。
【0023】また、図4に示すように、燃焼室出口20
をひろげ、凸状にした補助触媒体24が主触媒体16と
接触できる構成にする。このような構成にすると、主触
媒体16と補助触媒体24とが熱的に接続されたことに
なり、主触媒体16を加熱する際、補助触媒体24から
の輻射熱に加えて、補助触媒体24から直接熱伝導によ
り主触媒体16に補助触媒体24における燃焼熱が供給
されるために、さらに立上り時間を短縮することができ
る。
【0024】また、図5に示すように、補助触媒体24
に対向した加熱部23壁面にのぞき孔25を穿つと次に
述べるような効果がある。なお、図5の(a)は縦断面
図、(b)はその平面図である。始動時に、点火装置1
7先端のプラグ18からスパークを飛ばすことにより、
混合ガスは着火し、主触媒体16下流部に付着した火炎
19が形成される。この火炎19をのぞき孔25から観
察すると着火を確認することができる。しかし、この火
炎19は青火でのぞき孔25から確認しづらく、また主
触媒体16下流が活性温度に達すると消炎してしまい、
着火確認方法としてはあまり適していない。
【0025】しかし、本発明のように、燃焼室出口20
に熱容量が非常に小さい金属線材を基体とする補助触媒
体24を設けると、主触媒体16下流部に付着した火炎
19が形成されると、火炎19により補助触媒体24が
加熱され、補助触媒体24は赤熱する。主触媒体16が
活性化温度に達し、主触媒体16下流部に形成された火
炎が消滅する時点では、すでに充分に活性化温度まで昇
温しており、火炎19が消滅しても、補助触媒体24で
触媒燃焼が起こり、補助触媒体24は赤熱を維持する。
【0026】したがって、補助触媒体24に対向した加
熱部23壁面にのぞき孔25を穿つと、着火直後から補
助触媒体24は赤熱を開始しているために、着火確認を
容易にすることができる。
【0027】また、のぞき孔25の孔径を燃料ガスの消
炎距離より小さくしておくと、万が一、火炎が伝播した
場合でも、のぞき孔25を通過する際に消炎し、火炎が
のぞき孔25から外部へ噴出することはない。 (実施の形態2)本発明の第2の実施の形態である触媒
燃焼装置について、図6を参照しながら説明する。ガス
タンク31にはプロパン、ブタン等の液化燃料ガスが蓄
えられる。ガスタンク31内の燃料ガスはガス流路32
を経てガスノズル33から噴出される。ガスタンク31
とガスノズル33間にはガス流量調節バルブ(図示せ
ず)を設け、ガスタンク31から供給される燃料ガスの
流量をコントロールできるようにしてもよい。ガスノズ
ル33から噴出した燃料ガスは、ガス流の誘引作用によ
り回りの空気を吸引し、混合室34で均一に混合し、燃
焼室35に供給される。燃焼室35は内部に主触媒体3
6を有し、主触媒体36表面上で混合ガスを燃焼し、燃
焼熱を発生する。主触媒体36に担持される触媒は白金
族金属およびニッケル、コバルト、鉄、マンガン、クロ
ムなどの金属酸化物が用いられるが、特に好ましいもの
は白金、パラジウム、ロジウム等の白金族金属である。
【0028】ガスノズル33より燃料ガスが混合室34
に供給され、燃料ガスの噴出力に誘引して吸引された空
気と燃料ガスが混合室34で混合し、混合ガスを燃焼室
35に供給する。燃焼室35の混合気入り口の反対側に
は点火装置37が設けてあり、始動時に、点火装置37
先端のプラグ38からスパークを飛ばすことにより、混
合ガスは着火し、主触媒体36下流部に付着した火炎3
9が形成される。火炎39基部から主触媒体36に燃焼
熱が供給され、主触媒体36が加熱される。主触媒体3
6の温度が活性温度に達すると、主触媒体36下流部か
ら触媒燃焼が始まり、火炎39に混合ガスが供給されな
くなり、火炎39は消滅する。以後、主触媒体36の上
流部に向けて触媒燃焼が広がり、やがて主触媒体36全
体で触媒燃焼が行われるようになり、主触媒体36が赤
熱する。燃焼室内35で燃焼した燃焼ガスは、燃焼室出
口40から排気経路41を通り、排気口42より大気へ
排出される。このとき加熱部43の壁面は燃焼ガスによ
り高温に維持されるので、加熱部43壁面に接触してい
る被加熱物を加熱することができる。
【0029】ここで、加熱部43の壁面は、燃焼室3
5、混合部34およびガスノズル33の外側に燃焼室3
5、混合部34およびガスノズル33を覆うように設け
ている。そして、排気経路41は加熱部43内壁面と燃
焼室35外壁面および混合部34外壁面により形成され
ており、分岐部44を排気通路41内の混合部34入口
近傍に設け、燃焼ガスが混合部34へ流入することを防
いでいる。さらに、排気口42は分岐部44近傍の加熱
部43壁面に設けた構成になっている。
【0030】ここで、加熱部43壁面は燃焼室35壁面
と熱的に接触しておらず、加熱部43における負荷変動
に対して燃焼室35壁面が影響を受けづらく、主触媒体
36の燃焼状態を安定にすることができる。なお、この
点は、図1の実施の形態1でも同様である。
【0031】また、主触媒体36で反応した燃焼ガス
は、燃焼室出口40から排気通路41に流入し、排気経
路41を通過する際に、高温の燃焼室35壁面から受熱
し、加熱部43に熱を供給することができる。
【0032】したがって、排熱を有効的に回収して加熱
部43へ供給することができるために、燃焼効率が向上
した触媒燃焼器を提供することができる。 (実施の形態3)本発明の第3の実施の形態である触媒
燃焼装置について、図6を参照しながら説明する。ガス
タンク31にはプロパン、ブタン等の液化燃料ガスが蓄
えられる。ガスタンク31内の燃料ガスはガス流路32
を経てガスノズル33から噴出される。このとき、燃料
ガスは気化してガスノズル33から噴出されるため、燃
焼時間の経過とともにガスノズル33の温度が低下し、
噴出ガス量が低下したり、ガスノズル33から液化した
ままの燃料ガスが噴出するということが生じることがあ
る。
【0033】しかし、本発明では、加熱部43は燃焼室
35、混合部34およびガスノズル33の外側に燃焼室
35、混合部34およびガスノズル33を覆うようにを
設けている。そして、排気経路41は加熱部43内壁面
と燃焼室35外壁面および混合部34外壁面とにより形
成されており、分岐部44を排気通路41内の混合部入
口近傍に設け、燃焼ガスが混合部34へ流入することを
防いでいる。さらに、吸気口45はガスノズル33より
上流の加熱部43壁面にを設けた構成になっている。
【0034】このような構成にすると、燃焼用空気は吸
気口45から燃焼器内部に導かれ、加熱部43壁面とガ
スタンク31の間の通路46を通り、混合部34入り口
で燃料ガスと混合して、混合部34に供給される。ここ
で、吸気口45が設けられている加熱部43壁面は、分
岐部44で排気通路41とは遮断しているものの、燃焼
ガスの発熱により高温に維持されているため、燃焼用空
気は吸気口45から燃焼器内部に導かれ、加熱部43壁
面とガスタンク31の間の通路46を通る際に、加熱部
43壁面から受熱し、暖められる。暖められた燃焼用空
気が混合部34入り口から混合部34に流入する際に、
ガスノズル33を暖めることになる。
【0035】したがって、液化燃料ガスの気化熱による
ガスノズル33の温度低下を防止することができる。こ
のため、燃焼時間の経過とともに噴出ガス量が低下した
り、ガスノズル33から液化したままの燃料ガスが噴出
するということが起こらなくなり、効率的に燃焼を行う
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば、立ち上がり特性に優れ、高効率な触媒
燃焼装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である触媒燃焼装置の
構成図
【図2】本発明の第1の実施形態である触媒体の構成図
【図3】本発明の第1の実施形態である触媒燃焼装置の
他実施例一部垂直断面図
【図4】本発明の第1の実施形態である触媒燃焼装置の
他実施例の一部垂直断面図
【図5】本発明の第1の実施形態である触媒燃焼装置の
他実施例の一部垂直断面図
【図6】本発明の第2および第3の実施形態である触媒
燃焼装置の実施例の一部垂直断面図
【図7】従来の触媒燃焼装置の一部垂直断面図
【符号の説明】
13、33 ガスノズル 14、34 混合室 15、35 燃焼室 16、36 主触媒体 20、40 燃焼室出口 21、41 排気通路 22、42 排気口 23、43 加熱部 24 補助触媒体 25 のぞき孔 44 分岐部 45 吸気口
フロントページの続き (72)発明者 井田 治夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 北野 智章 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小林 伸一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−166302(JP,A) 特開 平9−133328(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 11/40 F23D 14/18 F23C 11/00 306

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを噴出させるガスノズルと、前
    記ガスノズルから噴出された燃料ガスと空気とを混合し
    て混合ガスにする混合部と、前記混合ガスを燃焼する内
    部に主触媒体を有する燃焼室と、前記燃焼室の外側に前
    記燃焼室を覆うように設けた加熱部とを備え、前記燃焼
    室出口に金属線材を基体とする補助触媒体が設けられて
    いることを特徴とする触媒燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記補助触媒体を構成する各金属線材間
    の距離が燃料ガスの消炎距離より小さいことを特徴とす
    る請求項1記載の触媒燃焼装置。
  3. 【請求項3】 前記補助触媒体の形状が前記燃焼室の内
    側に向けて凸状になっていることを特徴とする請求項1
    記載の触媒燃焼装置。
  4. 【請求項4】 前記補助触媒体と前記主触媒体とは熱的
    に接続されていることを特徴とする請求項1または3記
    載の触媒燃焼装置。
  5. 【請求項5】 前記補助触媒体に対向した前記加熱部の
    壁面に、少なくとも1つののぞき孔が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の触媒燃焼装置。
  6. 【請求項6】 前記のぞき孔の孔径が燃料ガスの消炎距
    離より小さいことを特徴とする請求項6記載の触媒燃焼
    装置。
JP19959897A 1997-07-25 1997-07-25 触媒燃焼装置 Expired - Fee Related JP3524722B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19959897A JP3524722B2 (ja) 1997-07-25 1997-07-25 触媒燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19959897A JP3524722B2 (ja) 1997-07-25 1997-07-25 触媒燃焼装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1144413A JPH1144413A (ja) 1999-02-16
JP3524722B2 true JP3524722B2 (ja) 2004-05-10

Family

ID=16410526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19959897A Expired - Fee Related JP3524722B2 (ja) 1997-07-25 1997-07-25 触媒燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3524722B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1144413A (ja) 1999-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11270808A (ja) 触媒燃焼装置
JP2573486B2 (ja) 触媒の温度を上昇させるための装置
JP3524722B2 (ja) 触媒燃焼装置
JPH0933007A (ja) 燃焼装置
JP2003083535A (ja) 燃焼装置
JP3860262B2 (ja) 触媒燃焼装置
JP2567992B2 (ja) 触媒燃焼装置
JP3531514B2 (ja) 触媒燃焼器
JP3010595B2 (ja) 触媒燃焼アイロン
JP2001065815A (ja) 燃焼装置
JPH05322110A (ja) 発熱装置
JPH0464802A (ja) 液体燃料燃焼器
JP2710942B2 (ja) 触媒燃焼装置およびその燃焼方法
JP3296523B2 (ja) 発熱装置
JP2932798B2 (ja) 発熱装置
JP3020393B2 (ja) 発熱装置
JP3098132B2 (ja) 発熱装置
JPH01111115A (ja) 酸化触媒燃焼型ガス加熱器の予熱装置
JP2539573Y2 (ja) 触媒燃焼装置
JP3473387B2 (ja) 触媒燃焼装置
JPH01222105A (ja) バーナ
JP2655939B2 (ja) 触媒燃焼装置
JP2002284507A (ja) 水素発生装置
JPH038444B2 (ja)
JPH0668364B2 (ja) 液体燃料の燃焼装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040213

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees