JP3524558B2 - 細砕された繊維性材料を供給するための方法および装置 - Google Patents

細砕された繊維性材料を供給するための方法および装置

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JP3524558B2 JP52047798A JP52047798A JP3524558B2 JP 3524558 B2 JP3524558 B2 JP 3524558B2 JP 52047798 A JP52047798 A JP 52047798A JP 52047798 A JP52047798 A JP 52047798A JP 3524558 B2 JP3524558 B2 JP 3524558B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は細砕された繊維性材料を、連続式蒸解罐のよ
うな処理槽へ供給するための方法および装置に関する。
本発明は、従来技術と比較したとき、単純化されてお
り、必要な装置の数を劇的に低減する。
米国特許第5,476,572号明細書および1994年12月5日
付け米国出願第08/354,005号;1995年4月25日付け第08/
428,302号;および1996年9月13日付け第08/713,431号
の各明細書は、処理槽へ細砕された繊維性材料を供給す
る技術において、過去40年間にわたって最初に真の大進
歩を導いた。この特許明細書およびこれらの出願明細書
は、他の装置と共にスラリーポンプを用いて蒸解罐へ供
給するための、ニューヨーク州グレンス フォールスの
アールストローム マシーナリー社により登録商標「ロ
ーレベル」(LO−LEBEL)供給装置として一括して市販
されているいくつかの態様を開示している。これら特許
明細書および出願明細書に記載されているように、スラ
リーを高圧移送装置へ供給するためにそのようなポンプ
用いることが、装置に要求される複雑さと物理的な大き
さを劇的に低減して、操作と保守の容易さを増大させて
いる。高圧移送装置、たとえばアールストローム マシ
ーナリー社より市販されているような高圧フィーダーを
使用するが、そのようなポンプを使用しない先行技術装
置は、1940年代や1950年代以来制作、販売されてきた装
置と本質的に変わっていない。
本発明は上述の特許明細書および出願明細書に開示さ
れた方法および装置に対する、さらにより劇的な改良に
関する。本発明は、細砕セルロース繊維性材料のスラリ
ーを直接蒸解罐へ移送するために高圧ポンプ装置を用い
ることにより、「高圧フィーダー」のような移送装置に
対する必要性を事実上除去する。
化学パルプを製造するための細砕セルロース繊維性材
料とパルプ化化学薬品との反応は140〜180℃の間の範囲
の温度を必要とする。繊維性材料を処理するために使用
される水性の化学薬品はそのような温度では沸騰するの
で、商業的化学パルプ化は普通には、耐圧容器中で少な
くとも約10気圧ゲージ(約150psiゲージ)の圧力下で実
施される。この圧力を維持するために、特に連続式パル
プ化プロセスを実施するとき、特別な調節を行って、繊
維性材料を圧力容器中へ導入するときに圧力が失われな
いようにせねばならない。先行技術において、これは
「高圧フィーダー」として知られているものにより調節
された。このフィーダーは、繊維性材料のスラリーを低
圧から高圧へ移送するための手段として作用し、その際
に同時に圧力の損失を防止するためのバルブとして作用
する内蔵されたローターを含むように、特別に設計され
ている。この複雑で高価な装置が、普通高温にある加圧
容器、特に連続式蒸解罐へ細砕セルロース材料のスラリ
ーを導入するために、必須の要素であると永らく認識さ
れてきた。
本発明に従うと、「高圧フィーダー」(これは40年以
上にわたって、連続式蒸解に対して必須であると認識さ
れてきた)を置き換える装置が提供され、パルプ工場の
構造を大きく単純化する。
本発明の一つの面に従うと、木材チップのような細砕
セルロース繊維性材料から化学セルロースパルプを製造
するための装置は、次の要素からなる。すなわち、細砕
された繊維性材料から空気を除くために、その中で該材
料が蒸気処理される蒸気処理槽。細砕された繊維性セル
ロース材料のスラリーの入口をその頂部に、出口をその
底部に有する加圧垂直処理槽。そして、前記蒸気処理槽
からの前記繊維性材料のスラリーを加圧処理し、それを
前記加圧処理槽の入口へ移送するための加圧移送手段
(該加圧移送手段は、前記加圧処理槽の頂部の下方に配
置された、一つあるいはそれ以上の高圧スラリーポンプ
からなる)。
一つあるいはそれ以上のポンプは好ましくは、直列に
連結された第一、そして第二の高圧スラリーポンプを含
み、そして各々が圧力定格、入口そして出口を有し、前
記第一ポンプ入口が運転上前記蒸気処理槽に連結され、
前記第一ポンプ出口が運転上前記第二ポンプ入口に連結
され、第二ポンプが第一ポンプよりも高い圧力定格を有
する。前記スラリーポンプは、比較的高い固形分割合を
有するスラリーを(一段あるいは多段で)少なくとも約
5気圧ゲージの圧力まで加圧できる、ヘリカルスクリュ
ウ遠心ポンプ、二段ピストン固体ポンプ、あるいは他の
類似の従来のポンプ装置でよい。加圧処理そして移送
は、従来の構造を有し、従来の遠心ポンプにより供給さ
れるような加圧された液体の供給により運転される、一
つあるいはそれ以上のエゼクターにより同様に遂行され
る。
固体と液体を含有するスラリー中の固体の相対的な量
を標示する一つの典型的な測定単位は「液体/固体比」
である。本明細書において、この比は、移送されるセル
ロースあるいは木材材料の容積に対する、移送される液
体の容積の比である。普通の従来の遠心ポンプは、多く
ても3%の固体含有量を有する液体のポンプ移送に限ら
れている。この4%固体含有量は液体/固体比の約33に
相当する。本発明のスラリーポンプにおいて、ポンプ移
送されるスラリーの液体/固体比は普通、2と10の間、
好ましくは3と7の間、そして最も好ましくは3と6の
間である。言い換えると、本発明のスラリーポンプは、
従来ポンプにより扱い得るよりもずっと大きい固体含有
量を有するスラリーを移送する。
液体還流ラインは、処理槽(好ましくは連続式蒸解
罐)の頂部においてスラリーから分離された液体を収容
している処理槽の頂部から、提供される。還流ライン
は、一つのスラリーポンプの入口あるいは出口へ、直接
あるいは間接的に運転上連結される。好ましくは液体還
流ラインは、液体がスラリーポンプの入口あるいは出口
にとどく前に、還流ライン中の液体の圧力を低下させる
ための圧力低下手段に連結される。該圧力低下手段は、
液体に悪影響を与えないでライン中の液体の圧力を効果
的に低下させるために、還流ライン中でフラッシュタン
クおよび/または圧力制御バルブのような、あるいは他
の従来の構造の、種々の形式をとることができる。フラ
ッシュタンクが用いられる場合、フラッシュタンクから
の液体出口が第一スラリーポンプの入口に連結され、そ
してフラッシュタンクにより生じた水蒸気が、蒸気処理
槽で用いられる。
その代りとして、加圧された還流ライン液体を加圧さ
れた液体の源として用いるエゼクターに用いることによ
り、圧力低下を遂行してもよく、あるいは圧力低下を省
くこともできる。エゼクターは一つまたはそれ以上のス
ラリーポンプの代りとして、あるいは一つまたはそれ以
上のスラリーポンプまたは他の装置とともに、スラリー
を蒸解罐へ移送するために用いられる。
従来のシュートおよび任意の要素が、蒸気処理槽と少
なくとも一つのスラリーポンプとの間に好ましくは連結
され、蒸気処理槽はシュートの上方に配置され、シュー
トは少なくとも一つのスラリーポンプの上方に配置され
る。少なくとも一つのスラリーポンプは普通、蒸解罐の
頂部の下方少なくとも30フィート(約10メートル)の距
離に、典型的には約50フィート(約15メートル)以上の
距離に配置される。
高圧移送装置が省略されるとき、他の機構を利用し
て、高圧移送装置の機能の一つを保つようにすることが
望ましい。すなわち、異常条件発生に対して圧力開放防
止を提供することにより、高圧移送装置は、蒸解罐から
液体が供給装置へ逆流するのを通常防止している。本発
明に従うと圧力開放防止手段は、ある環境下では、スラ
リーポンプへの入口あるいはスラリーポンプからの出口
が、圧力開放防止を提供するような方法で組み立てられ
ていることもあるが、少なくとも一つのスラリーポンプ
とは異なるのが好ましい。圧力開放防止手段は、ポンプ
からのスラリーを処理槽の頂部へ移送するスラリー導
管、および処理槽からの還流ラインの各々の中にある自
動隔離バルブ、および、前記隔離バルブに連結されて設
けられ、スラリーを処理槽の頂部へ供給するスラリー導
管と関連する圧力センサーにより検知された圧力に応答
して、前記隔離バルブを作動する従来のコントローラー
を含む。圧力開放防止手段は、スラリー導管中のチェッ
クバルブ、および/または種々の他のバルブ、タンク、
センサー、コントローラー、あるいは圧力開放防止機能
を果たす同様の流体圧的、機械的あるいは電気的装置を
含んでいてもよい。
本発明は、液体の流れを増加させる手段を含み、これ
は第二スラリーポンプの入口へ、あるいはいかなるポン
プや移送装置、(たとえば、前記第二スラリーポンプ入
口における圧力より低い圧力の液体を有する液体ライ
ン、該液体ラインと前記入口との間の導管、そして該導
管中の液体ポンプ)の入口へ連結される。前記液体ライ
ンは処理槽からの還流ラインでよく、前記導管は該還流
ラインへ直接連結できる。前記液体還流ラインは、前述
のようにフラッシュタンクへ連結でき、前記導管はフラ
ッシュタンク液体出口へ連結できる。
本発明の他の面に従うと、細砕セルロース繊維性材料
を処理槽頂部へ供給する方法が提供される。その方法は
次の工程からなる。すなわち、(a)繊維性材料を蒸気
処理し、これから空気を除去して繊維性材料を加熱する
工程。(b)繊維性材料を蒸解液でスラリー化して、液
体と繊維性材料とのスラリーを調製する工程。そして、
(c)一つまたはそれ以上の高圧スラリーポンプによ
り、スラリーへ作用することにより、スラリーを少なく
とも約5気圧ゲージの圧力まで、処理槽の頂部から下方
の位置(たとえば、少なくとも30フィート下方、好まし
くは少なくとも50フィート下方)で、加圧処理し、そし
て加圧された材料を処理槽の頂部へ移送する工程。
この方法はさらに次の工程を含む。すなわち、(d)
処理槽の頂部においてスラリーから分離された液体を、
少なくとも一つのポンプへ還流する工程;そして、
(e)処理槽の頂部へ移送される間にスラリーの圧力を
検知し、そして検知された圧力が予定された値以下に低
下したならば、処理槽の頂部へのスラリーの流れ、そし
て処理槽の頂部からの還流を閉鎖する工程である。同様
に、工程(f)として、工程(d)の実施中の還流時に
液体をフラッシュして、水蒸気を製造し、この水蒸気を
工程(a)の実施中に利用する工程を含む。
本発明の追加の態様において、チップのスラリーを移
送する概念が、チップを工場に導入する場所、すなわち
木材置場まで拡大される。普通のパルプ工場はセルロー
ス材料、普通は広葉樹そして針葉樹の供給を受けるが、
先に記述されたような他の形のセルロース材料を種々の
形態で取り扱うことができる。これらは鋸屑、チップ、
丸太、長い脱灰木(すなわち「長木」)、あるいは完全
な木(すなわち「全木」)さえも含む。「木材供給」の
セルロースの原料によって、木材は普通、チップの形に
切断されて、パルプ化プロセスで取り扱われ、処理され
る。たとえば、「チッパー」として知られる装置によ
り、長木あるいは丸太がチップへ切断され、それが普
通、屋外チップ置場あるいはチップサイロに貯蔵され
る。チップのこの受入、処理そして貯蔵がパルプ工場内
の、「木材置場」と言われる場所で行われる。木材置場
からチップは普通、パルプ化プロセスを開始するために
固有のパルプ化工場へと移送される。
従来の木材置場において、チップはサイロ中に貯蔵さ
れ、そこからチップは、普通、回転式あるいは振動式サ
イロ排出装置の手段により、コンベヤーへ排出される。
このコンベヤーは普通、ベルト型コンベヤーであり、こ
れがチップを受入れ、そしてそれらをパルプ化処理槽へ
移送する。木材置場は普通、パルプ化処理槽から離れた
場所にあるので、このコンベヤーは普通長い。そのよう
なコンベヤーは0.5マイルまでの長さをもつ。さらに、
アールストローム マシーナリー社により市販され、米
国特許第5,476,572号明細書、そして米国出願第08/354,
005号;第08/428,302号;そして第08/713,431号明細書
に記載されたような「ローレベル」(登録商標、LO−LE
BEL)供給装置を採用していない処理装置は、最初のパ
ルプ化槽の入口へチップを供給するために、コンベヤー
が普通、少なくとも100フィートの高さまで持ち上げら
れることが必要である。これらコンベヤーおよびこれを
支持する構造体は非常に高価であり、蒸解罐供給装置の
コストを著しく高くする。
本発明の他の態様において、チップのスラリーを移送
する概念が、木材置場まで拡大される。本発明の好まし
い態様は、細砕セルロース繊維性材料をパルプ化プロセ
スへ移送する方法からなり、次の工程を含む。すなわ
ち、(a)未処理のチップを第一の槽へ導入する工程。
(b)スラリー化薬液を第一の槽へ導入して、繊維性材
料と液体とのスラリーを調製する工程。(c)前記槽か
らスラリーを、少なくとも一つの加圧移送装置の入口へ
排出する工程。(d)加圧移送装置中のスラリーを加圧
処理し、そしてスラリーを処理槽へ移送する工程。
第一槽は普通、チップ貯蔵サイロあるいはチップ貯蔵
ビンである。この貯蔵ビンは好ましくは、米国特許第5,
000,083号明細書で記載されたような、「ダイアモンド
バック」(登録商標)ビンのような一次元先細部を有し
て、攪拌あるいは振動することのない(攪拌あるいは振
動が用いられてもよいが)排出口を有する。この貯蔵ビ
ンは同様に、二つあるいはそれ以上の移送装置へ供給す
る二つあるいはそれ以上の出口を有してもよい。この槽
は同様に、たとえば0.1から5気圧までの加圧下で運転
できる。もし槽が加圧下で運転されるなら、ある形の圧
力隔離装置がこの槽の入口に配置され、圧力の開放を防
ぐようにする。この装置は、アールストローム マシー
ナリー社により市販されているような「低圧フィーダ
ー」(Low−pressure Feeder)あるいは「エアーロック
フィーダー」(Air−lock Feeder)のような星型隔離装
置、あるいは米国出願第08/713,431号明細書に記載され
たような封止容量をもつスクリュー型フィーダーでよ
い。
スラリー化液は、パルプ工場で得られるいかなる液体
原料でもよく、新規水、水蒸気凝縮液、クラフト白液、
黒液あるいは緑液、あるいはサルファイド液やその他の
パルプ化関連液を含む。この液体は加熱された液体、た
とえば50から100℃の間の温度を有する熱水あるいは水
蒸気でよい。もし容器が加圧容器であれば、100℃を超
える液体温度が用いられる。必須ではないが、この液体
は少なくとも活性パルプ化化学薬品、たとえば水酸化ナ
トリウム(NaOH)、硫化ナトリウム(Na2S)、ポリサル
ファイド、アントラキノン、あるいはそれらの同等品あ
るいは誘導体を含む。
工程(c)と(d)の加圧移送装置は、好ましくはス
ラリーポンプやポンプ類であるが、多くの他の加圧移送
装置、たとえばピストン型固体ポンプあるいは高圧エゼ
クターが使用できる。好ましくは、一つ以上の加圧スラ
リー化ポンプがスラリーを移送するために用いられる。
これらは二つあるいはそれ以上のスラリーポンプ、ある
いはスラリーポンプのいかなる組み合わせ、ピストン型
ポンプ、あるいはエゼクターでよい。この移送装置は、
移送装置とともに一つあるいはそれ以上の貯蔵あるいは
サージタンクを含んでもよい。好ましくは、一つあるい
はそれ以上の移送装置は、脱ガス能力を有する少なくと
も一つの装置を含み、望ましくない空気その他のガスが
スラリーから除かれる。同時に、移送中に、チップがあ
る形の処理、例えば脱気あるいは、好ましくは上記のよ
うなパルプ化薬品を含む液体での含浸に曝される。スラ
リーは同様に、移送中に少なくとも一つの圧力変動に曝
されて、スラリーの圧力が第一の圧力から第二のより高
い圧力へ、次いで第二の圧力より低い第三の圧力へ変動
するようにされる。米国特許第4,057,461号および第4,7
43,338号明細書に記載されたように、チップと液体のス
ラリーの圧力を変動させることは、液体によるチップの
含浸を改善する。この圧力脈動は、直列の一組の移送装
置の出口圧力を変動することにより、あるいはポンプ間
のスラリーの制御された脱圧力により達成される。
他の態様において、繊維性材料は必ずしも槽中で薬液
と接触する必要はなく、槽の出口中あるいは下方に配置
されたエゼクターにより、薬液が最初に繊維材料中に導
入されてもよい。この薬液は好ましくは加圧され、繊維
性材料と薬液が材料と液体の加圧されたスラリーを形成
するようにする。
工程(d)の処理槽は普通は、上記のような蒸気処理
槽、好ましくは「ダイアモンドバック」(登録商標)蒸
気処理槽でよい。この槽は貯蔵あるいはサージタンクで
よく、その中に繊維性材料が処理前に貯えられる。移送
プロセスは、処理あるいは貯蔵中に必要でない過剰な液
体を必要とするので、ある形の脱水装置が移送装置と処
理槽との間に配置される。一つの好ましい脱水装置は、
アールストローム マシーナリー社により市販されてい
るような「トップセパレーター」(Top Separater)で
ある。この「トップセパレーター」は標準型あるいは
「反転した」トップセパレーターでよい。この装置は外
部の独立型装置でも、処理槽に直接装着されたものでも
よい。好ましくは、脱水装置によりスラリーから除去さ
れた液体は、第一槽あるいは移送装置へ戻されて、スラ
リー化液体として働く。この液体は、パルプ工場中で必
要とされるどこにでも使用される。この液体は必要によ
り加熱あるいは冷却されてもよい。たとえば、この液体
は、いかなる加熱された液体流、たとえば50℃より高い
温度をもつ廃液流と関連する間接熱交換器中にこれを通
過させることにより、加熱できる。この液体は普通、一
つあるいはそれ以上の従来の遠心液体ポンプを用いて加
圧される。
一つの好ましい態様において、工程(d)の処理槽は
蒸気処理槽であり、これが液体を上記のように一つある
いはそれ以上の移送装置へ供給する。この装置は好まし
くは、従来の「高圧フィーダー」(High pressure Feed
er)を有しない供給装置と連結して用いられるが、この
装置は「高圧フィーダー」を有する供給装置で用いられ
てもかまわない。
チップを、離れた場所、たとえば木材置場から、パル
プ化プロセスへ供給するためのこの方法および装置は化
学パルプ化プロセスに限られるものではなく、細砕セル
ローズ繊維性材料が一つの場所から他の場所へ移送され
るいかなるパルプ化プロセスにおいても使用できる。本
発明が適用できるパルプ化プロセスは、すべての化学パ
ルプ化プロセス、すべての機械パルプ化プロセス、そし
て、すべての化学−機械パルプ化プロセスあるいは熱的
機械パルプ化プロセスを含み、バッチ式あるいは連続式
処理に対するものである。
本発明は、細砕セルローズ繊維性材料を移送するため
の装置の大きさとコストを低減するのみならず、もし細
砕セルローズ繊維性材料が移送中に処理されるならば、
正規の処理装置の数と大きさも低減される。たとえば、
この装置は、蒸解罐以前にある従来の前処理あるいは含
浸槽に対する必要性を除く。この装置は同様に、パルプ
工場の全体のエネルギー経済を改善する可能性をもつ。
本発明のこの面あるいは他の面が、下記の詳細な説明お
よび図面の再吟味により明らかになる。
セルローススラリーを処理槽へ供給するための単純で
効果的な装置および方法を提供し、同時に高い操作性と
保守性を達成することが本発明の主目的である。本発明
のこの目的や他の目的は、発明の詳細な説明をよく吟味
して、添付の請求の範囲を見れば明らかになる。
本発明を図面に基いて詳細に説明する。
図1〜3に記載され示された装置は連続式蒸解装置で
あるが、本発明の方法および装置は同様に、一つあるい
はそれ以上のバッチ式蒸解罐、あるいは連続式蒸解罐に
連結された含浸槽へ供給するために用いられるというこ
とを理解するべきである。図示された本発明で用いられ
る連続式蒸解罐は好ましくは「カミヤー」(KAMYR)
(登録商標)連続蒸解罐であり、クラフト(すなわち、
サルフェート)パルプ化、サルファイトパルプ化、ソー
ダパルプ化、あるいは同等のプロセスに対して用いられ
る。利用できる特定の蒸解方法および装置は、MCC(登
録商標)プロセス、EMCC(登録商標)プロセス、そして
「ローソリッド」(Lo−Solids)(登録商標)プロセ
ス、そしてアールストローム マシーナリー社により市
販されている蒸解罐を含む。アントラキノン、ポリサル
ファイド、あるいはそれらの同等品又は誘導体のような
強度あるいは収量維持添加剤が、本発明を利用する蒸解
方法において用いられる。
図1は細砕セルロース繊維性材料、たとえば針葉樹チ
ップのスラリーを連続式蒸解罐11の頂部へ供給するため
の、一つの典型的な先行技術装置10を表す。蒸解罐11は
普通、スラリーから過剰な液体を除去し、それを供給装
置10へ戻すため、蒸解罐の入口13にある一つの液体除去
スクリーン12を含む。蒸解罐11はパルプ化プロセス中あ
るいはプロセス後に使われた蒸解液を除去するため、少
なくとも一つの液体除去スクリーン14を含む。蒸解罐11
は普通、一つあるいはそれ以上の追加の液体除去スクリ
ーン(図示せず)を含み、これがMCC(登録商標)、EMC
C(登録商標)蒸解罐の液循環のような蒸解液循環と、
あるいは液体除去導管と希釈液添加導管を有する「ロー
ソリッド」(Lo−Solids)(登録商標)蒸解罐循環と連
結される。蒸解液、たとえばクラフト白液、黒液、ある
いは緑液がこれらの循環へ加えられる。蒸解罐11は製造
された化学パルプを排出するための出口15を含み、これ
は洗浄あるいは漂白処理などの更なる処理へ送られる。
図1に示された先行技術の供給装置10において、細砕
セルロース繊維性材料20がチップビン21へ導入される。
普通、繊維性材料20は針葉樹あるいは広葉樹パルプであ
るが、鋸屑、草類、藁、さとうきび、ケナフや他の形の
農業廃材あるいはこれらの組み合わせのような、いかな
る形の細砕セルロース繊維性材料でも用いられる。細砕
セルロース繊維性材料を示すために、用語「チップ」が
以後の議論で用いられるが、この用語は木材チップに限
定されることなく、上に挙げられたいかなる形の細砕セ
ルロース繊維性材料あるいは類似物をも意味するものと
する。
チップビン21は振動式排出口をもつ従来のビン、ある
いは米国特許第5,500,083号明細書に記載され、アール
ストローム マシーナリー社により市販されている、振
動式排出口を有しないが、一次元先細部とサイドレリー
フを表す出口を有する「ダイアモンドバック」(登録商
標)蒸気処理槽でもよい。チップビン21はその入口でエ
アロック装置を有し、そしてチップビン中のチップのレ
ベルを検知して制御する手段、そしてチップビン内の圧
力を制御するための適当な機構を有する排気口を含む。
新規水からの水蒸気あるいは廃液の蒸発により得られた
水蒸気(すなわち、フラッシュ蒸気)が普通、一つある
いはそれ以上の導管22を経由してチップビン21へ加えら
れる。
チップビン21は普通、計量装置23、たとえばアールス
トローム マシーナリー社により市販されている「チッ
プメーター」へ排出するが、スクリュー型計量装置のよ
うな他の形の装置も使用される。計量装置23が、アール
ストローム マシーナリー社により市販されている「低
圧フィーダー」のような圧力隔離装置24へ排出する。圧
力隔離装置24は、加圧された水平処理槽25を、装置24の
上方の実質的な大気圧から隔離する。
槽25は繊維性材料を加圧水蒸気、たとえば約10〜20ps
igの水蒸気で処理するために用いられる。槽25は、アー
ルストローム マシーナリー社により市販されている
「蒸気処理槽」のようなスクリュー型コンベヤーを含
む。新鮮なあるいはフラッシュされた蒸気が一つあるい
はそれ以上の導管28を経由して槽25へ加えられる。
槽25中での処理の後に、繊維性材料は、アールストロ
ーム マシーナリー社により市販されている「高圧フィ
ーダー」のような,高圧移送装置27へ移送される。普
通、蒸気処理された繊維性材料は、アールストローム
マシーナリー社により市販されている「チップシュー
ト」のような導管あるいはシュート26により、フィーダ
ー27へ移送される。加熱された蒸解薬液、たとえば使用
済みクラフト黒液と白液の組み合わせが、通常、導管29
を経由してシュート26へ加えられ、繊維性材料と液体の
スラリーがシュート26中で製造されるようにする。
もし図1の先行技術装置が、米国特許第5,500,083号
明細書に記載されたような「ダイアモンドバック」(登
録商標)蒸気処理槽(これは大気圧条件で改善された蒸
気処理を行う)を採用するならば、加圧処理槽25そして
圧力隔離装置24が省略できる。
従来の「高圧フィーダー」27は、シュート26に連結さ
れた低圧入口、導管30に連結された低圧出口、導管33に
連結された高圧入口、導管34に連結された高圧出口、そ
して可変速モーターと減速機(図示せず)により駆動さ
れる内蔵されたローターを含む。前記低圧入口は、チッ
プの加熱されたスラリーをシュート26から前記ローター
のポケット中に受け入れる。フィーダー27の出口中の30
にあるスクリーンがローター中のチップを留めて、スラ
リー中の液体をローターを通過させ、導管30とポンプ31
を経由して除去されるようにする。前記ローターが回転
するとき、ローター内に留められたチップが、導管33を
経由してポンプ32からの高圧液体に曝される。この高圧
液体がフィーダーの外へチップをスラリー化移送し、そ
れらを導管34を経由して蒸解罐11の頂部へ送る。蒸解罐
11の入口に到達したとき、導管34中でチップをスラリー
化するために用いられた過剰な液体のいくらかは、スク
リーン12を通してスラリーから除去される。スクリーン
12を通して除去された過剰な液体が、導管35を経由して
ポンプ32の入口へ戻される。導管35中の液体は、新規な
蒸解薬液が加えられてもよいが、ポンプ32中で加圧さ
れ、そしてチップをフィーダー27の外へスラリー化移送
するように使用するため、導管33中に送られる。スクリ
ーン12により留められたチップはさらに処理されるため
蒸解罐11中を下方に通過する。
導管30とポンプ31を経由して、フィーダー27から除去
された液体は、フィーダー27の上方のシュート26へ、導
管36、砂分離器37、導管38、ライン内ドレン溜め39、そ
して導管29を経由して再循環される。砂分離器37は、液
体から砂と屑を除去するためのサイクロン型分離器であ
る。ライン内ドレン溜め39は静的な濾過装置であり、こ
れは導管38からの過剰な液体を除去し、これを導管39'
を通して送り、そしてそれをレベルタンク40内に貯え
る。タンク40内に貯えられた液体は、蒸解罐の頂部へ、
導管41、ポンプ42(すなわち、「メイクアップ液体ポン
プ」)、そして導管43を経由して戻される。新規な蒸解
薬液が導管41あるいは43に加えられてもよい。
図2はチップを蒸解罐へ供給するための他の従来技術
装置110を表す。この装置は、米国特許第5,476,572号明
細書、そして米国出願第08/354,005号および第08/428,3
02号明細書に記載されたプロセスおよび装置を用いる。
遂行するため用いられる装置およびプロセスは、登録商
標「ローレベル」(Lo−Level)としてアールストロー
ム マシーナリー社により、一括して市販されている。
図1中にある装置と同一である図2中の装置は同じ参照
番号により定義される。図1中にある装置と類似した、
あるいは類似の機能をはたす装置は、図1中にあるそれ
らの参照番号に、数字“1"を前置された数字で示されて
いる。
図1の装置と同様に、チップ20が蒸気処理槽121に導
入され、そこでそれらは導管22を経由して導入された水
蒸気に曝される。この蒸気処理槽121は計量装置123へ、
次いで導管126へ排出する。この導管は好ましくはアー
ルストローム マシーナリー社により市販されているよ
うな「チップチューブ」である。蒸解薬液が普通、図1
の導管29と同様に、導管55を経由してチューブ126中に
導入される。蒸気処理槽121は好ましくは、米国特許第
5,000,083号明細書に記載されたような「ダイアモンド
バック」(登録商標)蒸気処理槽であるので、図1中の
圧力隔離装置24や、図1中の加圧蒸気処理槽25は、この
先行技術装置においては必要ない。米国特許第5,476,57
2号明細書に開示されたように、チップと液体のスラリ
ーをフィーダー27へ直接排出する代りに、導管50により
供給される高圧スラリーポンプ51が、チップを導管52を
経由してフィーダー27へ移送するために用いられる。ポ
ンプ51は好ましくは、ウェムコ社(Wemco)により供給
される「ヒドロスタール」(Hidrostal)ポンプ、ある
いはローレンス社(Lawrence company)により供給され
る類似のポンプである。ポンプ51を経由して通されたチ
ップは、フィーダー27により、図1に関して示し記載さ
れたものと同様の方法で、蒸解罐11へ移送される。
スラリーをフィーダー27へ送るためポンプ51を使うこ
とに加えて、図2の装置は、図1のポンプ31を必要とし
ない。ポンプ51が、液体をフィーダー27を通して、導管
30、砂分離器37、ライン内ドレン溜め39、そして導管12
9を通して、液体レベルタンク53へ送るための原動力を
供給する。
液体レベルタンク53の機能は、1995年4月25日付けの
米国出願第08/428,302号明細書に開示されている。タン
ク53は、ポンプ51の入口へ、導管54を経由して液体を十
分に供給することを可能にする。このタンクはチューブ
126へ導管55を経由して液体を供給することも可能にす
る。この液体タンク53は、作業員がもし望むなら、液体
レベルを計量装置123まで、あるいはチップビン121まで
にさえ、上昇させ得るように、供給装置中の液体レベル
を変化させることをも可能にする。この選択は1994年12
月5日付けの米国出願第08/354,005号明細書に記載され
ている。
図3は、本発明の供給装置210の好ましい実施態様を
表し、これは図1と図2に示された先行技術供給装置を
さらに簡素化している。図3に示された望ましい態様に
おいて、高圧移送装置(図1と2の装置27)が除去され
ている。図1のシュート26中で重力により、あるいは図
2中でポンプ51を経由してフィーダー27へチップを移送
する代りに、少なくとも一つの、好ましくは二つの高圧
スラリーポンプ251、251'が、蒸解罐11の入口へスラリ
ーを移送するために用いられる。図1と図2中にある装
置と本質的に同一である図3中の装置は同じ参照番号に
より定義される。図1と図2中にある装置と類似した、
あるいは類似の機能をはたす装置は、図1と図2中にあ
るそれらの参照番号に、数字“2"を前置された数字で示
されている。
図1と図2中の手順と同様に、本発明に従って、チッ
プ20が蒸気処理槽221へ導入される。チップは好ましく
は、1996年9月13日付け米国出願第08/713,431号明細書
に開示されているような密封水平コンベヤーの手段によ
り導入される。また、蒸気処理槽221は好ましくは、米
国特許第5,000,083号明細書に記載されたような「ダイ
アモンドバック」(登録商標)蒸気処理槽であり、これ
に水蒸気が一つあるいはそれ以上の導管22を経由して加
えられる。蒸気処理槽221は普通、従来のレベル検知制
御器並びに圧力開放装置(図示せず)を含む。蒸気処理
槽221は蒸気処理されたチップを計量装置223へ排出する
が、この計量装置は、上記のように、「チップメータ
ー」のような内蔵ローター型装置あるいはスクリュー型
装置でよい。
本発明の一つの態様において、計量装置223は直接に
導管あるいはシュート226へ連結している。しかし、任
意の実施態様において、図3中で224として点線で示さ
れた、内蔵ローター型隔離装置、たとえば従来の「低圧
フィーダー」のような圧力隔離装置を計量装置223とシ
ュート226との間に配置できる。圧力隔離装置224なしで
は、シュート226中の圧力は本質的に大気圧であるが、
圧力隔離装置224をつけることにより、シュート226中の
圧力は、1から50psigまでの範囲、好ましくは5から25
psigの間、最も好ましくは約10から20psigの間の範囲に
変動できる。蒸解薬液は、上記のように、シュート226
へ加えられ(図3中の線226'参照)、チップと液体のス
ラリーが、検知できるレベル(図示せず)を有するシュ
ート226中で製造される。シュート226中のスラリーは円
周型曲管出口250を経由してポンプ251の入口へ排出され
る。ポンプ251の入口へのスラリーの導入は普通、米国
出願第08/428,302号明細書に記載されたように、液体タ
ンク253から導管254を経由する液体の液体流により増加
させられる。
ポンプ251は好ましくは、ユタ州ソルトレイク市のウ
ェムコ社により供給される「ハイドロスタール」(Hidr
ostal)ポンプのような、遠心高圧、ヘリカルスクリュ
ウ型スラリーポンプである。ポンプ251は代替えとし
て、ローレンス社により供給されるスラリーポンプでも
よい。ポンプ251への入口での圧力は、圧力隔離装置224
が使用されるか否かによって、大気圧から50psigまでの
間で変動する。
図3に表されたより好ましい実施態様において、ポン
プ251の出口がポンプ251'の入口へ連結する。ポンプ25
1'は好ましくはポンプ251と同じ型のポンプであるが、
同じかより高い圧力定格をもつものがよい。もし二つの
ポンプが用いられると、ポンプ251'の出口で得られる圧
力は普通、150から400psig(すなわち、345〜920フィー
ト水柱ゲージ)までの範囲であるが、好ましくは約200
と300psig(すなわち、460〜690フィート水柱ゲージ)
の間である。もし必要ならば、導管252中のスラリー中
の液体はタンク253から導管56と液体ポンプ57を経由す
る液体により増加させることができる。
図3に表された態様は二つのポンプを含むが、ただ一
つだけのポンプ、あるいは直列の又は並列の三つ又はそ
れ以上のポンプを代わりに用いることもできる。これら
の場合には、一つのポンプからの、あるいは最後のポン
プからの排出圧力は上記のポンプ251'からの排出圧力と
同じであるのが好ましい。
加圧されて、通常は加熱されたスラリーがポンプ251'
から導管234へ排出される。導管234によってスラリーは
連続式蒸解罐11の入口へ送られる。スラリー中の過剰な
液体は、従来のようにスクリーン12を経由して除去され
る。過剰な液体は供給装置210へ導管235を経由して戻さ
れるが、好ましくは液体タンク253へ戻され、導管254を
経由して導管250中でのスラリー化に用いられる。導管2
35中の液体は、もし望むならば、砂分離器237を通過さ
せてもよい。この砂分離器237は、望まれる運転の様式
によって、加圧あるいは非加圧運転用に設計される。
「高圧フィーダー」(図1と図2中の27)を採用した
先行技術装置では導管35を経由して戻される液体の圧力
を、「高圧フィーダー」から蒸解罐11へのスラリー化移
送方法の必要な部分として用いているが、この従来技術
装置と異なって、本発明の運転にとっては、加圧された
再循環235をポンプ251、251'の入口に戻すことは必須で
はない。ライン235中の流れの圧力において利用できる
エネルギーは、パルプ工場中で必要などこででも使用で
きる。しかし、望ましい実施態様においては、本発明は
導管235中で利用できる圧力を、ポンプ251と251'のエネ
ルギー要求量をできるがぎり最小限化するために用い
る。
普通、約150から400psigである還流ライン235中の圧
力がどのように利用されるかは、供給装置210の運転の
様式に依存する。もしも槽226が非加圧の(本質的に大
気圧下の)様式で運転されるならば、導管235中に戻さ
れる加圧された液体は、導管250中に導入される以前
に、実質的に大気圧へ戻されねばならない。これを行う
一つの手段は、圧力調節バルブ58および圧力検知器59を
導管235中に用いることである。バルブ58の開度が調節
されて、バルブ48の下流のライン235中で予定された減
圧になるようにされる。さらに、液体タンク253は、そ
れがフラッシュタンクとして働くように設計され、導管
235中の加熱加圧液体が急速に蒸発され、槽253中に水蒸
気源を発生させるようにされる。この水蒸気は、種々の
場所で用いられるが、とりわけ導管60を経由する槽221
中で使用できる。しかし、そのかわり、望ましい実施態
様においては、導管235中の加圧された液体は、たとえ
ば導管61とポンプ62を経由して、ポンプ251'の流出を増
加させるために使用される。導管235中の圧力は導管63
を経由してポンプ64を用いて、あるいは用いずに、導管
252中のポンプ251と251'との間の流れを増加させるため
に用いてもよい(ある場合には、チェックバルブがポン
プ62、64の各々の代わりに、あるいは付け加えて使用さ
れる)。ライン235中で利用できる圧力のいくらかを再
利用することにより、ポンプ251と251'のエネルギー要
求量のいくらかが低減される。
ライン235中の液体の熱を、加熱される必要があるパ
ルプ工場内の、一つあるいはそれ以上の他の液体と熱交
換関係をもって通過させることによって利用してもよ
い。
ポンプ251と251'の加圧および移送は、従来のエゼク
ターにより、たとえばフォックスバルブディベロップメ
ント社(Fox Valve Development Corporation)により
製造されたエゼクターにより遂行することもできる。あ
るいは、ポンプ251と251'は、ポンプの入口あるいは出
口での圧力を増加させるためにエゼクターと連結して用
いられる。エゼクターはチップ中へ液体を導入する手段
としても用いられる。たとえば、エゼクターが槽226の
出口あるいは下方に配置され、このエゼクターにより初
めて、液体がチップ中に導入される。エゼクターは一つ
あるいはそれ以上の導管250、252および234中のベンチ
ュリー型オリフィスを含み、その中へ液体の加圧された
流れが導入される。この加圧された液体はいかなる利用
可能な給源からでも得られるが、好ましくはバルブ58の
上流の導管235から得られる。典型的なエゼクターは図
3中に70に概略的に示されている。
ポンプ251と251'は必ずしも遠心ポンプでなくともよ
く、チップと液体のスラリーを加圧し、槽226の出口か
ら蒸解罐11の入口へ移送するために直接作用することが
できるスラリー移送装置であれば、他のいかなる形のも
のでもよい。一例として、通常採鉱産業で用いられるよ
うな固体ポンプが用いられ、たとえば、プツマイスター
社(Putmeister)により市販されている「KOS」固体ポ
ンプのような二重ピストン固体ポンプ、あるいは他の同
様な従来のポンプ装置が使用される。
図1と図2の先行技術「高圧フィーダー」27の一つの
機能は閉止バルブとして働き、供給装置のいづれかが誤
作動したり、故障したときに、装置そして移送導管、た
とえば図1の導管34と35中で起こり得る圧力漏れを防ぐ
ことである。本発明に従う供給装置210においては、誤
動作や故障によるそのような圧力の漏れを防ぐための代
替手段が提供される。たとえば、図3は、加圧流がポン
プ251と251'へ戻ることを防ぐために、導管234中にある
一方向(チェック)バルブ65を表わしている。さらに、
従来の自動(たとえば、ソレノイド作動)隔離バルブ66
および67が、導管234および235中にそれぞれ配置され、
加圧された導管234、235を供給装置210の残りの部分か
ら隔離するようにする。一つの望ましい運転の様式にお
いて、従来の圧力スイッチ68が、導管234中のポンプ25
1'の下流に配置される。圧力スイッチ68はライン234中
の圧力を検知するために用いられ、圧力が予定された値
からそれると、従来の調節器69が自動的にバルブ66と67
を閉じることにより、蒸解罐11を供給装置210から隔離
するようにする。これらのバルブは流れ方向センサーが
導管234中の逆流を検知したときに、自動的に閉じられ
る。
上記の圧力開放防止手段65〜69は望ましいが、他の配
列のバルブ、センサー、検知器、警報器、あるいは同様
のものが、蒸解罐11の重大な放圧を防止する機能を適切
に果たすかぎりは、この圧力開放防止手段に含まれる。
装置210は好ましくは連続式蒸解罐で用いられるが、
頂部入口を有する、他の垂直加圧式(普通、少なくとも
約10気圧ゲージ)処理槽、たとえば含浸槽あるいはバッ
チ式蒸解罐でも用いられる。
図4は本発明のさらなる実施態様を示し、この態様に
おいては、チップを移送する概念が蒸解罐の供給装置か
らパルプ工場の「木材置場」まで拡大されている。図4
は細砕セルロース繊維性材料をパルプ化プロセスへ供給
するための装置510を表わす。これは、「木材置場」か
ら装置510へチップを導入するための装置410、およびチ
ップを処理し、蒸解罐11へ供給するための装置310から
なる。装置310は、図3中に示された装置210と本質的に
同じである。
図4中の装置で、図1〜3中にある装置と同一である
ものは同じ参照番号により定義される。図1〜3中にあ
る装置と同様であるか、あるいは同様の機能をはたす装
置は、図1中にあるそれらの参照番号に数字“3"を前置
した参照番号を有する。
従来のパルプ工場の「木材置場」は、上述のように、
様々な形でそれらの木材供給を受ける。普通は、木材あ
るいはその他の細砕セルロス繊維性材料がチップの様な
形に転換され、そして屋外チップ置場あるいはチップ貯
蔵サイロ中に貯えられる。図4においてチップ供給はチ
ップ置場80として示されている。本発明の望ましい態様
においては、置場80あるいはその他のある貯槽からのチ
ップは、従来の手段、たとえばコンベヤーあるいはフロ
ントーエンドローダー(図示せず)により移送され、そ
して20により槽81へ導入される。この槽は「ダイアモン
ドバック」(登録商標)槽あるいは他のいかなる従来の
貯槽であってもよい。槽81は加圧状態、たとえば0.1か
ら5気圧で運転される。もし槽が加圧状態で運転される
ならば、ある形の圧力隔離装置(図示せず)が、圧力の
漏れを防ぐために槽の入口に配置される。この装置は、
アールストローム マシーナリー社により市販されてい
る「低圧フィーダー」あるいは「エアロックフィーダ
ー」のような、星型隔離装置、あるいは同時係属中の出
願第08/713,431号明細書に記載されたような封止容量を
もつスクリュー型フィーダーでよい。
液体、たとえば新規水、水蒸気、蒸解化学薬品含有液
体が槽81へ、一つあるいはそれ以上の導管82を経由して
導入され、液体とチップのスラリーを製造し、槽81中で
検知できる液体レベルを形成する。液体のレベル、そし
てチップのレベルを検知して調節する手段を槽81内に設
けてもよい。この液体は加熱された液体、たとえば50か
ら100℃の間の温度を有する熱水あるいは水蒸気であ
る。もし槽が加圧槽であるならば、100℃以上の液体温
度を用いることができる。必須ではないが、好ましく
は、この液体は少なくともある活性パルプ化化学薬品、
たとえば水酸化ナトリウム(NaOH)、硫化ナトリウム
(Na2S)、ポリサルファイド、アントラキノンあるいは
それらの同等品又は誘導体を含むことができる。
槽81からスラリーが導管84を経由してスラリーポンプ
85の入口へ排出される。槽81からの排出は、排出装置82
により補助される。導管84中のスラリーの流れは導管8
2'を経由する液体の添加によっても補助される。ポンプ
85は先に述べたいかなる型のスラリーポンプ、たとえば
ウェムコ社やローレンス社のポンプあるいはそれらの同
等品の他のいかなる形の固体やスラリー移送装置でもよ
い。ただ一つのポンプ85が示されているが、一つ以上の
ポンプや類似の装置がスラリーを導管86を経由して槽32
1へ移送するために用いられる。導管86を経由するスラ
リー移送は、一つあるいはそれ以上の貯槽やサージタン
ク(図示せず)を含んでもよい。好ましくは、一つある
いはそれ以上のポンプ85は少なくとも一つの脱気能力を
もつ装置を含み、望ましくない空気や他のガスがスラリ
ーから除かれるようにする。導管86内の圧力は、用いら
れるポンプや他の移送装置の数、そしてスラリーが移送
される高さと距離に依存する。導管86内の圧力は約5psi
gから500psig以上まで変化できる。
移送中に、チップはある形の処理、たとえば脱気、あ
るいは液体、好ましくは先に述べたようなパルプ化薬品
を含む液体による含浸に付してもよい。スラリーは移送
中に少なくとも一つの圧力変動に曝されて、スラリーの
圧力が最初の圧力から二番目の、より高い圧力へ、そし
て次に、二番目の圧力より低い、三番目の圧力へ変動す
るようにしてもよい。米国特許第4,057,461号および4,7
43,338号明細書に記載されたように、チップと液体のス
ラリーの圧力を変動させることは、チップの液体による
含浸を改善する。この圧力の脈動は、一組の直列の移送
装置の出口圧力を変動させることにより、あるいはポン
プ間のスラリーの調節された脱圧力により達成される。
導管86中のスラリーは槽321の入口へ導入される。図
示された槽は処理槽、すなわち蒸気処理槽であるが、こ
れは貯槽、含浸槽、あるいは蒸解罐であってもよい。導
管86中の移送は普通、少なくともいくらかの過剰の液
体、すなわち処理あるいは貯蔵中には必要とされないも
のを要求するので、ある形の脱水装置87が移送装置と処
理槽との間に配置される。一つの望ましい脱水装置はア
ールストローム マシーナリー社により市販されている
「トップセパレーター」である。この「トップセパレー
ター」は標準型あるいは「反転された」トップセパレー
ターである。この装置は、外部の独立型装置でも、図示
されたような処理槽に直接装着されたものでもよい。好
ましくは、スラリーから脱水装置87により除去された液
体が、槽82へ、あるいはポンプあるいはポンプ類85の入
口へ導管88を経由して戻されて、チップをスラリー化す
ることを補助する。装置87を経て除去されたこの液体は
パルプ工場内で必要とされるどこででも使用できる。導
管88中のこの液体は、所望により熱交換器90中で、加熱
又は冷却され、そして一つあるいはそれ以上の従来の遠
心液体ポンプ89を用いて加圧される。導管88中の液体は
導管82を経由して槽81へ導入され、導管82'を経由して
導管84中へ導入される。
図示された処理槽321は図3中に示された槽221と類似
の蒸気処理槽であり、たとえば「ダイアモンドバック」
(登録商標)蒸気処理槽である。供給装置310は他方、
図3中に示された装置210に類似している。たとえば、
チップ供給装置410が蒸解罐供給装置310へ連結し、後者
は蒸解罐11へ連結している。図4の装置310は単に、チ
ップ置場80からチップを蒸解罐11まで供給する全体の装
置中の一つの装置であるということに注意されたい。こ
の装置は蒸解罐11へ供給するために、一つあるいはそれ
以上の装置310を含むことができる。
この発明の最も広い面においては、細砕セルロース繊
維性材料の多段階の移送および処理を、熱エネルギーを
含むエネルギーの経済的な回収そして再利用とともに行
うことができる装置および方法が提供された。
本発明を、最も実用的であり望ましい態様であると現
在考えられるものに関連して記述されたが、本発明は開
示された態様に限定されず、添付された請求の範囲の概
念範囲内に含まれる種々の修正および均等な改変を含む
ものであることを理解すべきである。
[図面の簡単な説明] 図1は、細砕セルローズ繊維性材料のスラリーを連続
式蒸解罐へ供給するための典型的な先行技術装置を表
す。
図2は、細砕セルローズ繊維性材料のスラリーを連続
式蒸解罐へ供給するための他の先行技術装置を表す。
図3は、本発明に従って、細砕セルローズ繊維性材料
のスラリーを連続式蒸解罐へ供給するための装置の一つ
の典型的な実施態様を表す。
図4は、本発明の他の実施態様を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルコシア,ブルーノ エス. アメリカ合衆国、12804 ニューヨーク 州、クウィーンス バリー、エリザベス レーン 39 (72)発明者 ライハム,ロルフ シー. アメリカ合衆国、30174 ジョージア州、 スワニー、オーバーベント トレイル 5170 (72)発明者 フンク,アーウィン ディー. アメリカ合衆国、12804 ニューヨーク 州、クウィーンス バリー、トウィック ウッド レーン 17 (56)参考文献 特開 昭60−231890(JP,A) 特開 平8−296184(JP,A) 特開 平10−158986(JP,A) 特開 昭51−147602(JP,A) 実公 昭48−9122(JP,Y1) 特表 平10−501856(JP,A) 特表2001−527605(JP,A) 紙パルプ技術協会,紙パルプ製造技術 シリーズ1 クラフトパルプ,日本,紙 パルプ技術協会,1996年 4月25日,初 版,第54−60頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21C 1/00 - 11/14

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細砕された繊維性材料から化学セルロース
    パルプを製造するための装置であって、 細砕された繊維性材料から空気を除くために、該繊維性
    材料を蒸気処理する蒸気処理槽(121、321);および細
    砕された繊維性セルロース材料のスラリーの入口(13)
    を頂部に、出口(15)を底部に有する加圧垂直処理槽
    (11)を含み;そして 前記蒸気処理槽からの前記繊維性材料のスラリーを加圧
    処理し、それを前記加圧垂直処理槽の入口へ移送するた
    めの加圧移送手段を含み、該加圧移送手段が、前記加圧
    垂直処理槽の頂部の下方に配置された、一つあるいはそ
    れ以上の高圧スラリーポンプ(251、251'、351、351')
    のみからなり、高圧フィーダー、ミキサー、あるいは間
    接加熱容器を含まないことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、前記一つ
    あるいはそれ以上のポンプが、直列に連結された第一お
    よび第二の高圧スラリーポンプを含み、そして各々のポ
    ンプが圧力定格、入口そして出口を有し、前記第一ポン
    プ入口が前記蒸気処理槽に運転上連結され、前記第一ポ
    ンプ出口が前記第二ポンプ入口に運転上連結されている
    ことを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の装置において、
    前記ポンプが、液体/固体の比が2から10の間であるス
    ラリーをポンプ輸送できる遠心ポンプであることを特徴
    とする装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置
    において、高圧スラリーポンプの入口あるいは出口に運
    転上連結されたエゼクター(70)をさらに含むことを特
    徴とする装置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の装置において、前記加圧
    垂直処理槽の前記頂部からの液体還流ライン(235)を
    含み、該還流ラインが前記一つのスラリーポンプの入口
    あるいは出口に運転上連結されていることを特徴とする
    装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の装置において、液体がス
    ラリーポンプの前記入口あるいは出口へ通じる以前に、
    還流ライン中の液体の圧力を低下させるために、前記液
    体還流ラインが、圧力低下手段(58、253)に連結され
    ていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の装置において、前記圧力
    低下手段がフラッシュタンク(253)を含み、該フラッ
    シュタンクからの液体が前記第一スラリーポンプの前記
    入口へ向けられることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の装置において、前記圧力
    低下手段が前記還流ライン中の圧力調節バルブ(58)を
    含むことを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置
    において、前記蒸気処理槽と前記少なくとも一つのスラ
    リーポンプとの間に連結されたシュート(226、326)を
    更に含み、前記蒸気処理槽は前記シュートの上方にあ
    り、該シュートは前記少なくとも一つのスラリーポンプ
    の上方にあり、そして前記少なくとも一つのスラリーポ
    ンプは、前記加圧垂直処理槽入口の少なくとも9メート
    ル下方にあることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項に記載の装
    置において、少なくとも一つのスラリーポンプと異なる
    圧力開放防止手段(66、67)をさらに含むことを特徴と
    する装置。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の装置において、前記少
    なくとも一つのスラリーポンプと運転上連結された前記
    加圧垂直処理槽の前記頂部からの液体還流ライン(23
    5);および前記少なくとも一つのスラリーポンプと前
    記加圧垂直処理槽の前記頂部との間に延長しているスラ
    リー導管(234)をさらに含み;前記圧力開放防止手段
    が、前記スラリー導管と前記還流ラインとの各々の中の
    自動隔離バルブ(66、67)、前記スラリー導管に連結さ
    れ、その中の圧力を検知するための圧力センサー(6
    8)、および前記隔離バルブに連結され、前記圧力セン
    サーにより検知された圧力に応答して前記隔離バルブを
    作動するコントローラー(69)を含むことを特徴とする
    装置。
  12. 【請求項12】請求項11に記載の装置において、前記一
    つあるいはそれ以上のポンプが、直列に連結された第一
    および第二の高圧スラリーポンプを含み、各々のポンプ
    が圧力定格、入口および出口を有し、前記第一ポンプ入
    口が前記蒸気処理槽に運転上連結され、前記第一ポンプ
    出口が前記第二ポンプ入口に運転上連結され、前記第二
    ポンプが前記第一ポンプより高い圧力定格を有し、そし
    て前記加圧垂直処理槽が連続式蒸解罐を含むことを特徴
    とする装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の装置において、前記第
    二スラリーポンプの前記入口への、あるいは出口からの
    液体の流れを増加させる手段(62、64)をさらに含むこ
    とを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の装置において、液体の
    流れを増加させる手段が、前記第二スラリーポンプ入口
    における圧力より低い圧力の液体を有する液体ライン
    (235)、該液体ラインと前記入口との間の導管(61、6
    3)および該導管中の液体ポンプ(62、63)を含むこと
    を特徴とする装置。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の装置において、前記液
    体ラインが前記還流ラインであり、そして前記導管が前
    記還流ラインに直接連結されていることを特徴とする装
    置。
  16. 【請求項16】請求項14に記載の装置において、前記液
    体還流ラインが、液体出口を有するフラッシュタンク
    (253)に連結され、そして前記導管が該フラッシュタ
    ンク出口に連結され;そして該フラッシュタンクが水蒸
    気出口を有し、該水蒸気出口が前記蒸気処理槽に連結さ
    れていることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれか1項に記載の装
    置において、各々のスラリーポンプが遠心高圧へリカル
    スクリュースラリーポンプを含むことを特徴とする装
    置。
  18. 【請求項18】針葉樹あるいは広葉樹チップを処理槽の
    頂部へ供給し、化学セルロースパルプを製造する方法に
    おいて、次の工程、すなわち、(a)チップを蒸気処理
    し、これから空気を除去し、且つチップを加熱する工
    程、(b)チップを蒸解液でスラリー化して、液体とチ
    ップのスラリーを調製する工程、および(c)スラリー
    を、処理槽の頂部から少なくとも9メートル下方の位置
    で加圧処理し、そして加圧された材料を処理槽の頂部へ
    移送する工程を含み、該加圧処理工程が、高圧フィーダ
    ー、ミキサーあるいは間接加熱槽を用いないで一つまた
    はそれ以上の高圧スラリーポンプのみを用いての、スラ
    リーへの作用からなることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の方法において、追加の
    工程、すなわち、(d)処理槽の頂部においてスラリー
    から分離された液体を、少なくとも一つのポンプへ還流
    する工程、および(e)処理槽の頂部へ移送される間に
    スラリーの圧力を検知し(68により)、検知された圧力
    が予定された値以下に低下したならば、処理槽の頂部へ
    のスラリーの流れおよび処理槽の頂部からの還流を閉鎖
    する(66、67により)工程を特徴とする方法。
  20. 【請求項20】請求項18または19に記載の方法におい
    て、追加の工程、すなわち、(d)処理槽の頂部におい
    てスラリーから分離された液体を、少なくとも一つのポ
    ンプへ還流する工程、および(e)フラッシュを工程
    (d)の実施中の還流時に実施して、水蒸気を発生さ
    せ、水蒸気を工程(a)の実施中に利用する工程を含む
    ことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】請求項18に記載の方法において、工程
    (c)の加圧処理を少なくとも約5気圧ゲージの圧力ま
    でで行うことを特徴とする方法。
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