JP3524484B2 - 販売管理装置及び販売管理方法 - Google Patents

販売管理装置及び販売管理方法

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JP3524484B2
JP3524484B2 JP2000305441A JP2000305441A JP3524484B2 JP 3524484 B2 JP3524484 B2 JP 3524484B2 JP 2000305441 A JP2000305441 A JP 2000305441A JP 2000305441 A JP2000305441 A JP 2000305441A JP 3524484 B2 JP3524484 B2 JP 3524484B2
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融 伊阿彌
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アジア商事株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売拠点毎にとり
まとめられた営業情報を収集し、収集した個々の営業情
報を解析して所定の要件を満たさない内容検討情報を抽
出して出力し、不適切な販売を認識可能な販売管理装置
及び販売管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、販売拠点毎の販売情報を、例
えば販売時点情報管理システムとも呼ばれるPOS(Po
int of Sales)システムを用いて、管理することが行わ
れており、販売対象(例えば商品)ごとに現金売り、掛
売り、クレジットなど売上形態を含む売り上げ情報の収
集、蓄積が行われていた。
【0003】そして、このPOSへの蓄積情報を一定周
期で各種情報を一括処理する処理センターに集め、コン
ピュータで読み込んで種々の処理を行っていた。そし
て、例えば週毎に、あるいは月毎に情報の集計を行な
い、処理対象の例えば販売種別毎の販売実績の把握を行
っていた。
【0004】そして、POSへの入力ミスと思われる情
報が抽出されても、数日あるいはそれ以上前の操作に関
して全て記憶できるものではなく、ある程度の不一致は
容認せざるを得ないのが現状であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単なる
入力ミスであればさほどの問題はないが、故意に販売価
格を低くしたり、販売の事実を隠匿したり、勘違いで顧
客への伝票を実際と異なる商品区分で記載してしまった
りした場合、あるいは、操作ミスによる取消処理の不正
確な操作などがあった場合には、時間が経過するととも
に実体の正確な把握が困難となったり、被害が増大する
可能性がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は上述した課題
を解決することを目的として成されたもので、例えば情
報収集後速やかに販売情報の不適切なものを把握可能に
出力して適切な対応を可能とすることができる販売管理
装置及び販売管理方法を提供するにある。
【0007】係る目的を達成する一手段として例えば本
発明に係る一実施の形態例は以下の構成を備える。
【0008】即ち、営業拠点における営業情報を複式簿
記方式で集積して通信媒体を介して収集する収集手段
と、前記収集手段で収集した個々の営業情報を解析する
解析手段と、前記解析手段の解析により抽出された内容
検討情報を出力する出力手段とを備え、前記解析手段
は、前記個々の営業情報中のマイナス営業情報を抽出
し、前記マイナス営業情報に対応する前記マイナス営業
情報発生時点前後のプラス営業情報を検索し、前記マイ
ナス営業情報発生時点前後のプラス営業情報の特定が不
十分なマイナス営業情報及び該マイナス営業情報発生時
点前後のプラス営業情報候補を抽出して内容検討情報と
して前記出力手段に出力することを特徴とする。
【0009】そして例えば、前記収集手段は前記各販売
拠点に設置されたPOS端末に入力されている営業情報
を通信媒体を介して収集し、前記解析手段は、前記収集
手段で収集したPOS端末よりの営業情報中の販売数量
がマイナスの営業情報をマイナス営業情報として抽出
し、抽出情報の発生時点前の対応する販売数量がプラス
の営業情報を抽出して販売対象が同一である場合には抽
出情報に対応するプラス営業情報が特定できたとして前
記出力手段に出力せず、対応するプラス販売金額の営業
情報の販売対象が同一であると特定不十分なマイナス営
業情報を内容検討情報とすることを特徴とする。
【0010】又は例えば、前記解析手段は、販売金額が
販売対象毎に予め定めた金額の範囲外の営業情報も検索
し、販売金額が販売対象毎に予め定めた金額の範囲外の
営業情報も内容検討情報として前記出力手段に出力する
ことを特徴とする。
【0011】また、営業拠点における営業情報を複式簿
記方式で集積して通信媒体を介して収集する収集手段
前記収集手段で収集した個々の営業情報を解析して
所定の要件を満たさない内容検討情報を抽出する解析手
段と、前記解析手段の解析により抽出された内容検討情
報を出力する出力手段とを備える販売管理装置における
不適切な販売を認識可能な販売管理方法であって、前記
解析手段により、前記収集した個々の営業情報中のマイ
ナス営業情報を抽出し、抽出した前記マイナス営業情報
に対応する当該マイナス営業情報発生時点前後のプラス
営業情報を検索し、前記マイナス営業情報発生時点前後
のプラス営業情報の特定が不十分なマイナス営業情報及
び該マイナス営業情報発生時点前後のプラス営業情報候
補を抽出して内容検討情報として前記出力手段により
示出力し、営業情報のとりまとめ状況の適否を把握可能
とすることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る一発明の実
施の形態例について添付の図面を参照して説明する。以
下の説明は、ガソリンスタンドにおける販売情報等の各
種営業情報を管理する場合を例として説明する。しか
し、本発明は以上の例に限定されるものではなく、コン
ビニエンスストア、各種のフランチャイズレストランな
ど、多くの販売店を有し、アルバイトなどを多く使用す
る可能性のあるあらゆる販売店(営業拠点)に適用で
き、サービスを提供する各種店舗等の営業拠点にも適用
できることは勿論である。
【0013】図1は本発明に係る一発明の実施の形態の
販売管理装置の構成を示すブロック図である。まず図1
を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に
説明する。
【0014】図1において、1はROM2に格納されて
いる制御手順などに従って本実施の形態例の販売管理装
置の全体制御を司るCPU、2はCPU1の制御手順
や、所定の定数などを記憶するROM、3はCPU1で
の処理経過などを記憶可能なRAMである。4は処理結
果や後述するPOS販売管理情報の訂正内容チェック資
料等を表示可能な表示部、5は処理結果を出力する出力
装置であり、例えばプリンタ装置などが該当する。
【0015】また、6は回線網100との間の通信制御
を司る回線制御部であり、例えばCPU1の制御に従っ
て各販売拠点に設置されたPOSa201、POSb2
02、…、POSn203等との間で各種通信データの
授受を行う。一定時間毎、例えば各販売拠点の終業後
に、ポーリング通信等により回線制御部6を介して各販
売拠点のPOSを順番に呼び出して販売情報(営業情
報)実績を集計可能に構成されている。7は大容量の記
憶装置である外部記憶装置であり、FD、CD、MO、
ICメモリパック等、任意のものが適用でき、記憶媒体
が着脱自在な装置も使用することができる。
【0016】10は各POSより集計された販売実績デ
ータを記憶する販売実績ファイルであり、最低2回分の
収集データが格納可能な容量を有している。20は作業
用ファイルであり、CPU1による収集データの加工フ
ァイルデータなどを記憶するファイル領域である。ま
た、30は表示器4への表示情報を記憶する表示バッフ
ァである。
【0017】販売実績ファイル10は、最新の各販売拠
点に設置されたPOSa201、POSb202、…、
POSn203等よりの収集データを記憶する当日販売
ファイル11、前回の各販売拠点に設置されたPOSa
201、POSb202、…、POSn203等よりの
収集データを記憶する昨日販売実績ファイル12が含ま
れている。なお、その前の収集データを記憶する一昨日
販売実績ファイルを有していても良いことは勿論であ
る。販売実績ファイル10のファイル領域が満杯となっ
た場合には最も古い販売実績ファイルから外部記憶装置
7にバックアップコピーされる。
【0018】なお、当日販売ファイル11と昨日販売実
績ファイル12は、別個の備えるのではなく、一つに統
合して用いても良い。更に、その前の日の販売ファイル
を統合しても良い。
【0019】また、作業用ファイル20は、例えば当日
販売実績ファイル11より販売数量がマイナスの取消伝
表(いわゆる「赤伝票」)情報を削除した赤伝削除ファ
イル21、赤伝票に対応する伝票と考えられる抽出伝票
情報、及び取り消した取引に対して修正された正規入力
伝票と予想される修正候補伝票を記憶する抽出ファイル
22、更に、予め設定した価格範囲から外れた伝票内容
を検討する必要があると思われる伝票情報を記憶する内
容検討ファイル23、当日販売実績ファイル中の数量が
マイナスの([再入力伝票]番号の設定された)「赤伝
票」のみを抽出して記憶する赤伝ファイル24を有して
いる。
【0020】以上の構成を備える本実施の形態例のCP
U1によるPOSよりの収 集データの解析及びPOS
伝票訂正内容チェック表の作成制御を図2を参照して以
下に説明する。図2は本実施の形態例のPOSよりの収
集データの解析及びPOS伝票訂正内容チェック表の作
成制御処理を説明するためのフローチャートである。
【0021】本実施の形態例においては、販売情報を全
て複式簿記方式の伝票で管理する。これは、販売拠点に
おいて、販売情報の収集管理をなるべく単純な方式で実
現するためであり、販売単位で一枚の伝票を作成し、予
め決められた手順で単純に項目を埋めていくのみで必要
な販売情報の記入ができ、しかも、記入伝票情報の収
集、解析も容易なためである。
【0022】なお、この方式は、POSを使用してのデ
ータ入力においても同様であり、種々の販売拠点で共通
のフォーマットでのデータ収集が可能となり、後述する
伝票記載内容のチェックも容易なものとできる。
【0023】従って、伝票の種類は、所定手順の変更な
ど無く、これにより、経理に明るい人材が常駐しないで
も、例えばアルバイトの店員などでもわずかな説明で簡
単に伝票作成が行え、経費節減にも多大の効果が上げら
れるからである。特にガソリンスタンドやコンビニエン
スストアなどのように、店頭の販売員としてアルバイト
店員を配置する様な場合においても、簡単に伝票の内容
を把握でき、POSへの入力のみならず、入力結果の修
正作業なども適切に行うことができる。
【0024】このように複式簿記方式で販売情報の管理
を行うことにより、販売情報の入力ミスを最小に抑える
ことが可能となる。しかし、完全に入力ミスを防止する
ことは不可能であり、また、勘違いによる入力ミスも発
生する。中には故意に伝票記載金額を、変更する場合も
ある。
【0025】このような収集データを適切に抽出して正
規な販売情報に修正したり、ミスの抑制を図るには、デ
ータの収集後速やかに対応処置を行うことが最も効果的
である。係る点に鑑みて本実施の形態例では、販売拠点
での販売情報を表す伝票を即日POSに入力し、入力終
了後にオンラインで例えば公衆網100を介してセンタ
ーの図1に示すコンピュータ処理装置で取り込み、収集
後速やかに以下に説明する図2の処理を行って内容を検
討するべき伝票の一覧を出力し、例えば次の営業開始
前、あるいは開始後速やかに販売拠点に伝票入力結果の
検討内容を知らせることができる。
【0026】以下、図2のフローチャートに従って本実
施の形態例の販売管理装置における伝票内容チェック制
御を説明する。
【0027】各販売拠点(営業拠点)では、商品などの
売り上げ発生毎に伝票記入を行い、伝票記載内容を少な
くとも一日の業務終了まで、あるいは24時間営業の影
響拠点である場合には特定の時間(例えば午前0時)間
にPOSに入力する。あるいは販売毎に直接POSに入
力する。
【0028】このため、図1に示すデータ処理センター
の販売管理装置は、ステップS1に示すように、各営業
拠点(販売拠点)のPOSデータの入力終了後に例えば
ポーリング通信により各販売拠点を順番にアクセスして
全ての販売拠点のPOS登録データを収集する。そして
収集した当日販売実績データを販売実績ファイル10の
当日販売実績ファイル11に各販売拠点毎に格納する。
【0029】なお、このデータの収集はPOSに限るも
のではなく、販売拠点より通信媒体などを介して取り込
めるものであれば、コンピュータシステムからでもよ
く、専用のデータ収集端末からであっても良い。
【0030】本実施の形態例では、各POSより収集さ
れてくる販売情報は、一伝票毎に最大以下に示す20項
目の販売情報を含んでいる。 1) 販売拠点(サービスステーション)毎に割り当て
られた固有のコードである[SSコード]、 2) 販売日を特定する[日付]、 3) 伝票毎に連番で割り当てられる伝票を特定する
[伝票NO]、 4) 販売商品、サービスの区分を特定する[区分]、 5) 顧客毎に割り当てられている[顧客コード]、 6) 予め提供する商品又はサービス毎に設定されたラ
ンクを特定する[ランク]、 7) 提供する商品又はサービス毎に割り当てられた提
供する商品又はサービスを特定する[商品コード]、 8) 更に当該商品の詳細を特定するための[枝番]、 9) 伝票が「戻し伝票」か否かを示す[戻]、 10)提供する商品又はサービスの販売数量を特定する
[数量]、 11)提供する商品又はサービスの販売単価を特定する
[単価]、 12)当該伝票により提供する商品又はサービスの販売
金額を特定する[金額]、 13)顧客の乗車してきた車を特定するための車番情報
が格納された[車番]、 14)販売が(売り上げ種別が)クレジットであること
を特定する[クレジット]、 15)ガソリンあるいは軽油などの販売時に販売を行っ
たポンプを特定する[ポンプNO]、 16)伝票が再入力伝票であるときに再入力の日付を特
定する[再入力日付]、 17)伝票が再入力伝票(赤伝票)であるときに再入力
の伝票であることを特定する[再入力伝票]、 18)提供する商品又はサービスの種別を特定するため
の[種別]、 19)当該伝票を作成入力した担当者を特定するための
[担当] 20)提供する商品又はサービスの販売時刻を特定する
[時刻] ステップS1において全ての販売拠点に対するポーリン
グが終了し、全ての販売拠点よりの当日販売情報を収集
し終わると、当日販売実績ファイル11には当日の残販
売拠点毎の販売実績情報が登録されたことになるため、
ステップS3に進む。
【0031】ステップS3では、当日販売実績ファイル
11を検索し、商品あるいはサービスの販売単位毎に予
め定められた範囲の販売価格でない伝票情報を抽出す
る。例えば、11)の[単価]あるいは12)の[金
額]が、18)の[種別]あるいは7)の商品コー
ド]、8)の[枝番]毎に予め設定されている額より外
れている伝票情報を抽出する。
【0032】実際の処理では、販売金額が仕入れ原価以
下の伝票情報を予め定められた範囲の販売価格でない伝
票情報としている。予め定められた範囲の販売価格でな
い伝票情報があった場合には内容検討ファイル23に登
録する。ステップS3では当日販売実績ファイル11に
登録されている全ての情報について上記抽出/登録処理
を行う。そして当日販売実績ファイル11に登録されて
いる全ての情報について上記抽出/登録処理が終了する
とステップS5に進む。
【0033】なお、このステップS3の処理は、ステッ
プS1の処理に続いて行う場合に限られるものではな
く、ステップS5以下の赤伝処理の終了後に行っても良
い。この場合には例えばステップS25の処理に続いて
このステップS3の処理を行えばよい。このように処理
しても内容検討ファイルの登録内容は同一のものとでき
る。
【0034】ステップS5においては、当日販売実績フ
ァイル11に登録されている全ての情報について10)
の[数量]がマイナスの伝票あるいは[再入力伝票]番
号の設定されたいわゆる赤伝票のデータ(赤伝票デー
タ)を検索し、赤伝票データを抽出すると当該伝票デー
タを赤伝ファイル24に格納する。当日販売実績ファイ
ル11に登録されている全ての情報についての検索が終
了するとステップS7に進む。
【0035】ステップS7では、当日販売実績ファイル
11及び昨日販売実績ファイル12に登録されている情
報からステップS5で抽出した赤伝ファイル24に格納
されている[再入力伝票]番号の設定された伝票データ
に対応する伝票データを削除して残りの情報を赤伝削除
当日ファイル領域21に格納し、赤伝削除当日ファイル
を作成する。そしてステップS9に進む。
【0036】ステップS9では、ステップS7で作成し
た赤伝削除当日ファイル21を検索し、赤伝修正元伝票
を検索する。これは、赤伝票は、何らかの理由で左記に
入力した販売情報に誤りがあり、これを取り消したい場
合に発行するものであることより、通常では必ず修正元
伝票が存在するはずであるからである。再入力伝票であ
る赤伝票の修正元伝票の明示は正しい作業であるかを特
定する際に必要である。
【0037】具体的な照合条件は、次の項目が一致する
伝票データを検索することで行う。なお、再入力伝票番
号が記入(入力)されている伝票については、本実施の
形態例では無条件に元伝票と見なしている。従ってこの
場合にの検索条件は[再入力伝票]=[伝票番号]とな
る。これは、ほとんどの場合、再入力伝票をきちんと入
力している場合には、正しく元伝票を指定している場合
が多いためであり、また、全くないようが異なる伝票で
も「正しい修正」である場合が多いためである。なお、
このようにしても、後述する内容検討伝票として再確認
の機会が得られるので、問題もすくないからである。
【0038】再入力伝票番号がない伝票については、赤
伝ファイル24の[SSコード][商品コード][数
量][金額]の各内容と赤伝削除当日ファイル21の
[SSコード][商品コード][数量][金額][伝票
NO]の各内容の一致する伝票データを検索する。
【0039】ここで抽出した伝票データを元A伝票とい
う。全ての赤伝票データについての検索処理が終了する
とステップS11に進み、全ての赤伝票データに対応す
る元A伝票が検索されているか否かを調べる。全ての赤
伝票データに対応する元A伝票が検索されている場合に
はステップS15に進み、対応する赤伝票データと対応
つけて抽出ファイル22に記憶する。そしてステップS
17に進む。
【0040】一方、ステップS11で全ての全ての赤伝
票データに対応する元A伝票が検索されていない場合に
はステップS13に進み、赤伝票データに対して以下の
項目同士が一致する伝票データを検索する。これは、通
常赤伝票の発行に際しては、再入力伝票番号を入力する
規則になっているが、うっかりミスも多いため、ここで
再入力伝票の指定がない伝票から元伝票の(推定)検索
を行うこととしているからである。
【0041】ここでの照合条件は、次の項目が一致する
ものである。即ち、[SSコード][顧客コード][商
品コード][数量][車番][種別][担当]の同項目
が一致するものを検索抽出する。なお、該当データが複
数存在したときは、元の赤伝票発行以前の最も直近のも
のを採用する。以下、以上の照合条件を満たすここで抽
出した伝票データを元B伝票という。
【0042】そして元A伝票が検索されなかった全ての
赤伝票データに対する元伝票の(推定)検索が終了する
とステップS15に進み、検索された対応する元A伝票
及び元B伝票を赤伝票データと対応つけて抽出ファイル
22に記憶する。そしてステップS17に進む。
【0043】ステップS17では、今度は赤伝票の発生
時点以降の赤伝票データに対応する修正後の伝票の検索
を行う。これは、売り上げを取り消された伝票に対し、
売り上げそのものが誤りであった場合を除き、必ず修正
後の伝票がなければならないからである。
【0044】修正後伝票の検索は次の手順による。修正
後伝票の検索は、元A伝票、元B伝票に含まれる[SS
コード][伝票NO][商品コード]と、赤伝削除当日
ファイル21に含まれる伝票データの[SSコード]
[再入力伝票NO][商品コード]を検索し、それぞれ
の内容が一致するか([伝票NO]は[再入力伝票N
O]の内容が一致するか)を検索する。ここで抽出した
伝票データを修正A伝票という。
【0045】全ての赤伝票データについての検索処理が
終了するとステップS19に進み、全ての赤伝票データ
に対応する修正後伝票(修正A伝票)が検索されている
か否かを調べる。全ての赤伝票データに対応する修正A
伝票が検索されている場合にはステップS23に進み、
対応する赤伝票データと対応つけて抽出ファイル22に
記憶する。そしてステップS25に進む。
【0046】一方、ステップS19で全ての全ての赤伝
票データに対応する修正A伝票が検索されていない場合
にはステップS21に進み、赤伝票データに対して以下
の項目同士が一致する伝票データを検索する。これは、
通常赤伝票の発行に際しては、再入力伝票番号を入力す
る規則になっているが、うっかりミスも多いため、ここ
で再入力伝票の指定がない伝票から修正後伝票の(推
定)検索を行うこととしているからである。
【0047】ここでの照合条件は、次の項目が一致する
ものである。即ち、赤伝票の[SSコード][顧客コー
ド][商品コード][数量][車番]と同項目が一致す
る赤伝削除当日ファイル21に登録されている伝票デー
タを検索抽出する。更に、以上の照合条件を満たさない
赤伝票に対しては、赤伝票の[SSコード][日付]
[商品コード][車番][ポンプNO]と同項目が一致
する赤伝削除当日ファイル21に登録されている伝票デ
ータを検索抽出する。ここで抽出した伝票データを修正
B伝票という。なお、該当データが複数存在したとき
は、元の赤伝票発行以前の最も直近のものを採用する。
【0048】そして修正A伝票が検索されなかった全て
の赤伝票データに対する修正伝票の(推定)検索が終了
するとステップS23に進み、検索された対応する修正
A伝票及び修正B伝票を赤伝票データと対応つけて抽出
ファイル22に記憶する。そしてステップS25に進
む。
【0049】ステップS25では、抽出ファイル22、
赤伝ファイル24を検索し、元伝票、修正伝票がともに
検索できた赤伝票データのうち、次の条件に当てはまる
ものを除いて内容検討ファイルにそれぞれ赤伝票データ
を関連付けて登録する。次の条件に当てはまるものは問
題なしとして内容検討対象より除外する。
【0050】除外条件は、元伝票、修正伝票がともに検
索できた赤伝票で、検索できた元伝票、修正伝票の[数
量]が一致している[単価(金額)]修正幅が10%以
内の変動(但し現金→クレジットのような取引形態の変
更によるものは単価=0でもOKとする)である。
【0051】即ち、上記除外条件を満たさなかった赤伝
票及び抽出伝票、更に、赤伝票のみ、赤伝票と元伝票の
み、赤伝票と修正伝票のみの様なケースは、要内容検討
データとして内容検討ファイル23に登録する。
【0052】そしてステップS27に進み、内容検討フ
ァイル23に登録されている赤伝票及び抽出伝票のデー
タを出力装置5よりリスト形式で印刷出力して目視確認
可能とする。
【0053】以上の図2の処理は、CPU1が夜間に自
動的にポーリングなどを用いて公衆網100に接続され
ている各POSより自動的に販売実績を当日販売実績フ
ァイル11中に格納し、全ての販売拠点よりのデータ収
集が終了すると自動的に図2の処理を行い、リスト形式
で内容検討ファイル23中に格納する。
【0054】そして例えば、自動的に出力装置5よりリ
スト形式で印刷出力、又は翌日担当者が内容検討ファイ
ル中にリスト形式で格納されている内容検討データを印
刷出力しても良い。このようにして内容検討リストが例
えば朝一番で印刷出力されていることより、この内容を
確認して伝票内容についての販売拠点への問い合わせ
が、業務開始前、あるいは業務開始直後に行うことがで
き、記憶の新鮮な内に伝票内容の確認ができ、その後の
対応が非常にスムーズに行える。このため、販売拠点に
対する伝票操作の適正化の必要性を容易に自覚させるこ
とができ、ミスの軽減にもリアルタイムで早期に多大な
効果を上げることができる。
【0055】このような販売行為の適正化、入力ミスの
軽減化には、伝票入力より数週間から1年程度後に伝票
の入力ミスを確認しても、忘れてしまっていたり、アル
バイトなどでは既に販売拠点に勤務していない場合もあ
り、適正化に限界があったものを確実かつ容易に伝票入
力の問題点を指摘でき、ほぼ確実に修復することができ
る。
【0056】このようにして検索して内容確認ファイル
の出力例を図3に示す。図3は本実施の形態例における
内容検討リストの出力例を示す図であり、連番の掛けて
いる番号は上述した除外条件を満たしてリストから除外
された赤伝票を示している。
【0057】図3のリストを確認して例えば連番3,
4,5,13,16,21は修正後伝票が抽出されてい
ない赤伝票が出力されている。但し、連番3,4,5で
は、4台の給油を2グループの数量に分けたもので、結
果としては数量的には整合性がとれており、チェック結
果は問題なしということができる。なお、本発明の実施
の形態例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は
上記の実施形態に限られるものではなく本発明の要旨を
逸脱しない範囲の設計変更等がある場合にも本発明に含
まれることは言うまでもない。例えば、一般小売業、飲
食店等においてそのまま適用できることは勿論である。
【0058】
【発明の効果 】以上説明したように本発明によれば、
各営業拠点より収集した個々の営業情報中のマイナス営
業情報を抽出し、抽出したマイナス営業情報に対応する
当該マイナス営業情報発生時点前後のプラス営業情報を
検索し、マイナス営業情報発生時点前後のプラス営業情
報の特定が不十分なマイナス営業情報及び該マイナス営
業情報発生時点前後のプラス営業情報候補を抽出して内
容検討情報として表示出力し、営業情報のとりまとめ状
況の適否を把握可能とすることにより、ほとんどリアル
タイムですぐに営業情報を蓄積状態に不具合を指摘する
ことができ、速やかな問題解決を可能とすることができ
る。
【0059】また、複式補記方式での伝票操作を採用し
ているため、容易にかつ高速にマイナス営業情報発生時
点前後の対応する営業情報を抽出できる。このため、容
易に営業情報の入力ミス、入力忘れを把握することがで
き適切な対応が例えばリアルタイムで高速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態の販売管理装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態例の販売管理装置における伝票内
容チェック制御を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】本実施の形態例の内容検討リストの出力例を示
す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 表示部 5 出力装置 6 回線制御部 7 外部記憶装置 10 販売実績ファイル 20 作業用ファイル 30 表示バッファ 100 公衆網 201、202、203 POS

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 営業拠点における営業情報を複式簿記方
    式で集積して通信媒体を介して収集する収集手段と、 前記収集手段で収集した個々の営業情報を解析する解析
    手段と、 前記解析手段の解析により抽出された内容検討情報を出
    力する出力手段とを備え、 前記解析手段は、前記個々の営業情報中のマイナス営業
    情報を抽出し、前記マイナス営業情報に対応する前記マ
    イナス営業情報発生時点前後のプラス営業情報を検索
    し、前記マイナス営業情報発生時点前後のプラス営業情
    報の特定が不十分なマイナス営業情報及び該マイナス営
    業情報発生時点前後のプラス営業情報候補を抽出して内
    容検討情報として前記出力手段に出力することを特徴と
    する販売管理装置。
  2. 【請求項2】 前記収集手段は前記各販売拠点に設置さ
    れたPOS端末に入力されている営業情報を通信媒体を
    介して収集し、 前記解析手段は、前記収集手段で収集したPOS端末よ
    りの営業情報中の販売数量がマイナスの営業情報をマイ
    ナス営業情報として抽出し、抽出情報の発生時点前の対
    応する販売数量がプラスの営業情報を抽出して販売対象
    が同一である場合には抽出情報に対応するプラス営業情
    報が特定できたとして前記出力手段に出力せず、対応す
    るプラス販売金額の営業情報の販売対象が同一であると
    特定不十分なマイナス営業情報を内容検討情報とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の販売管理装置。
  3. 【請求項3】 前記解析手段は、販売金額が販売対象毎
    に予め定めた金額の範囲外の営業情報も検索し、販売金
    額が販売対象毎に予め定めた金額の範囲外の営業情報も
    内容検討情報として前記出力手段に出力することを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の販売管理装置。
  4. 【請求項4】 営業拠点における営業情報を複式簿記方
    式で集積して通信媒体を介して収集する収集手段と
    記収集手段で収集した個々の営業情報を解析して所定の
    要件を満たさない内容検討情報を抽出する解析手段と、
    前記解析手段の解析により抽出された内容検討情報を出
    力する出力手段とを備える販売管理装置における不適切
    な販売を認識可能な販売管理方法であって、前記解析手段により、 前記収集した個々の営業情報中の
    マイナス営業情報を抽出し、抽出した前記マイナス営業
    情報に対応する当該マイナス営業情報発生時点前後のプ
    ラス営業情報を検索し、前記マイナス営業情報発生時点
    前後のプラス営業情報の特定が不十分なマイナス営業情
    報及び該マイナス営業情報発生時点前後のプラス営業情
    報候補を抽出して内容検討情報として前記出力手段によ
    表示出力し、営業情報のとりまとめ状況の適否を把握
    可能とすることを特徴とする販売管理方法。
  5. 【請求項5】 更に、前記解析手段により、販売金額が
    販売対象毎に予め定めた金額の範囲外の営業情報も検索
    し、販売金額が販売対象毎に予め定めた金額の範囲外の
    営業情報も内容検討情報として前記出力手段により表示
    出力することを特徴とする請求項4記載の販売管理方
    法。
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