JP3523032B2 - ネットワークアドレス管理装置および記録媒体 - Google Patents
ネットワークアドレス管理装置および記録媒体Info
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- JP3523032B2 JP3523032B2 JP31412097A JP31412097A JP3523032B2 JP 3523032 B2 JP3523032 B2 JP 3523032B2 JP 31412097 A JP31412097 A JP 31412097A JP 31412097 A JP31412097 A JP 31412097A JP 3523032 B2 JP3523032 B2 JP 3523032B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＭＡＣアドレスお
よび物理ポートアドレスを用いてネットワーク上で相互
にデータを送受信するネットワークアドレス管理装置お
よび記録媒体に関するものである。
よび物理ポートアドレスを用いてネットワーク上で相互
にデータを送受信するネットワークアドレス管理装置お
よび記録媒体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ネットワーク上で各装置が他の装
置との間でデータの送受信を行う場合に必要なアドレス
管理は、（１）ネットワーク内に各装置のアドレスの管
理する行うサーバを設けてこれに登録や問い合わせて各
装置がアドレスを取得し、この取得したアドレス（例え
ばＭＡＣアドレス、物理ポートアドレス）を用いて相手
の装置との間でデータの送受信を行うようにしていた。
置との間でデータの送受信を行う場合に必要なアドレス
管理は、（１）ネットワーク内に各装置のアドレスの管
理する行うサーバを設けてこれに登録や問い合わせて各
装置がアドレスを取得し、この取得したアドレス（例え
ばＭＡＣアドレス、物理ポートアドレス）を用いて相手
の装置との間でデータの送受信を行うようにしていた。
【０００３】また、（２）各装置がアドレス管理テーブ
ルを持って登録してアドレスの管理を行い、登録されて
いるアドレス（例えばＭＡＣアドレス、物理ポートアド
レス）を参照して相手の装置との間でデータの送受信を
行うようにしていた。
ルを持って登録してアドレスの管理を行い、登録されて
いるアドレス（例えばＭＡＣアドレス、物理ポートアド
レス）を参照して相手の装置との間でデータの送受信を
行うようにしていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記（１）の場
合には、ネットワークに接続された各装置がサーバへア
ドレスの登録／削除を行い、相手の装置のアドレスが必
要となったときにサーバに問い合わせてアドレスを取得
し、この取得したアドレスを用いてデータを相手の装置
との間で送受信する必要があり、ネットワークにアドレ
ス管理を行うサーバが必要になってしまうと共に、アド
レス解決を行うためのＡＲＰなどのようなプロコトルが
必要となってしまうという問題があった。
合には、ネットワークに接続された各装置がサーバへア
ドレスの登録／削除を行い、相手の装置のアドレスが必
要となったときにサーバに問い合わせてアドレスを取得
し、この取得したアドレスを用いてデータを相手の装置
との間で送受信する必要があり、ネットワークにアドレ
ス管理を行うサーバが必要になってしまうと共に、アド
レス解決を行うためのＡＲＰなどのようなプロコトルが
必要となってしまうという問題があった。
【０００５】また、上記（２）の場合には、各装置が全
ての装置のアドレスをアドレス管理テーブルに登録して
持つ必要があり、しかも、アドレス解決を行うＡＲＰな
どのプロトコルが必須となってしまう問題があった。
ての装置のアドレスをアドレス管理テーブルに登録して
持つ必要があり、しかも、アドレス解決を行うＡＲＰな
どのプロトコルが必須となってしまう問題があった。
【０００６】また、上記（１）、（２）のいずれも物理
ポートアドレスが動的に変更になった場合に、当該物理
ポートアドレスの動的な変更に対応し難いという問題も
あった。
ポートアドレスが動的に変更になった場合に、当該物理
ポートアドレスの動的な変更に対応し難いという問題も
あった。
【０００７】本発明は、これらの問題を解決するため、
サーバなどの特別なアドレス管理装置を不用とし、しか
もアドレス解決を行う特別なプロトコルを不用とし、更
にシステム運用中に動的に物理ポートアドレスの変更に
も即座にネットワクーク内の全装置に通知して対処し、
ネットワークに重複した不必要なフレームの送信を無く
してアドレス（ＭＡＣアドレス、物理ポートアドレス）
を用いて相互に通信可能なネットワークシステムを実現
することを目的としている。
サーバなどの特別なアドレス管理装置を不用とし、しか
もアドレス解決を行う特別なプロトコルを不用とし、更
にシステム運用中に動的に物理ポートアドレスの変更に
も即座にネットワクーク内の全装置に通知して対処し、
ネットワークに重複した不必要なフレームの送信を無く
してアドレス（ＭＡＣアドレス、物理ポートアドレス）
を用いて相互に通信可能なネットワークシステムを実現
することを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】図１を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図１において、自装置１
１および通信相手装置１２は、相互に通信を行う装置で
あって、アドレス管理テーブル１３を参照してフレーム
に送信先の物理ポートアドレスおよびＭＡＣアドレスな
どを設定して相手先の装置に送信したりなどするもので
ある。
決するための手段を説明する。図１において、自装置１
１および通信相手装置１２は、相互に通信を行う装置で
あって、アドレス管理テーブル１３を参照してフレーム
に送信先の物理ポートアドレスおよびＭＡＣアドレスな
どを設定して相手先の装置に送信したりなどするもので
ある。
【０００９】アドレス管理テーブル１３は、自装置のア
ドレス情報（物理ポートアドレス、ＭＡＣアドレス）お
よびデータ送信相手のアドレス情報（物理ポートアドレ
ス、ＭＡＣアドレス）を登録して管理するものである。
ドレス情報（物理ポートアドレス、ＭＡＣアドレス）お
よびデータ送信相手のアドレス情報（物理ポートアドレ
ス、ＭＡＣアドレス）を登録して管理するものである。
【００１０】次に、動作を説明する。データ送信時に自
装置１１がアドレス管理テーブル１３を参照して自装置
１１の物理ポートアドレスの変更の有無を判定して有と
判明した場合に、自装置１１の新たな物理ポートアドレ
スとＭＡＣアドレス、およびデータの送信先のＭＡＣア
ドレスを設定したフレーム（問い合わせ）をネットワー
クにブロードキャストし、このブロードキャストされた
フレームの送信先のＭＡＣアドレスの通信相手装置１２
が自己のＭＡＣアドレスと一致するのでこのフレームを
取り込んで送信元の物理ポートアドレスを更新（アドレ
ス管理テーブル１３を更新）すると共に、フレームの宛
先（送信先）に送信元のＭＡＣアドレスを設定および送
信元に自己の物理ポートアドレスとＭＡＣアドレスを設
定してネットワークにブロードキャストし、これらブロ
ードキャストされたフレーム（取り合わせ、応答）を受
信した各装置が送信元のＭＡＣアドレスの物理ポートア
ドレスを更新（アドレス管理テーブル１３を更新）して
最新にするようにしている。
装置１１がアドレス管理テーブル１３を参照して自装置
１１の物理ポートアドレスの変更の有無を判定して有と
判明した場合に、自装置１１の新たな物理ポートアドレ
スとＭＡＣアドレス、およびデータの送信先のＭＡＣア
ドレスを設定したフレーム（問い合わせ）をネットワー
クにブロードキャストし、このブロードキャストされた
フレームの送信先のＭＡＣアドレスの通信相手装置１２
が自己のＭＡＣアドレスと一致するのでこのフレームを
取り込んで送信元の物理ポートアドレスを更新（アドレ
ス管理テーブル１３を更新）すると共に、フレームの宛
先（送信先）に送信元のＭＡＣアドレスを設定および送
信元に自己の物理ポートアドレスとＭＡＣアドレスを設
定してネットワークにブロードキャストし、これらブロ
ードキャストされたフレーム（取り合わせ、応答）を受
信した各装置が送信元のＭＡＣアドレスの物理ポートア
ドレスを更新（アドレス管理テーブル１３を更新）して
最新にするようにしている。
【００１１】この際、ブロードキャストされたフレーム
（応答）を受信した元の装置が送信元のＭＡＣアドレス
の物理ポートアドレスを更新して最新にすると共に、デ
ータ送信要求のあったデータを、更新後の物理ポートア
ドレスとＭＡＣアドレスを設定して送信するようにして
いる。
（応答）を受信した元の装置が送信元のＭＡＣアドレス
の物理ポートアドレスを更新して最新にすると共に、デ
ータ送信要求のあったデータを、更新後の物理ポートア
ドレスとＭＡＣアドレスを設定して送信するようにして
いる。
【００１２】また、各装置は、自己の物理ポートアドレ
スが動的に変更されたときに合わせて保持する全送信先
の物理ポートアドレスを無効にするようにしている。従
って、従来のサーバなどの特別なアドレス管理装置を不
用とし、しかも従来のアドレス解決を行う特別なプロト
コルを不用とし、更にシステム運用中に動的に物理ポー
トアドレスの変更にも即座にネットワクーク内の全装置
に通知して対処できるようにし、ネットワークに重複し
た不必要なフレームの送信を無くしてアドレス（ＭＡＣ
アドレス、物理ポートアドレス）を用いて相互に通信可
能なネットワークシステムを実現することが可能とな
る。
スが動的に変更されたときに合わせて保持する全送信先
の物理ポートアドレスを無効にするようにしている。従
って、従来のサーバなどの特別なアドレス管理装置を不
用とし、しかも従来のアドレス解決を行う特別なプロト
コルを不用とし、更にシステム運用中に動的に物理ポー
トアドレスの変更にも即座にネットワクーク内の全装置
に通知して対処できるようにし、ネットワークに重複し
た不必要なフレームの送信を無くしてアドレス（ＭＡＣ
アドレス、物理ポートアドレス）を用いて相互に通信可
能なネットワークシステムを実現することが可能とな
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】次に、図１から図５を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【００１４】図１は、本発明のシステム構成図を示す。
図１において、自装置１１は、複数の通信相手装置１２
との間でフレームの送受信を行うものであって、ここで
は、アドレス管理テーブル１３を参照して所定の相手の
装置とフレームの送受信などを行うものである（図２を
用いて後述する）。
図１において、自装置１１は、複数の通信相手装置１２
との間でフレームの送受信を行うものであって、ここで
は、アドレス管理テーブル１３を参照して所定の相手の
装置とフレームの送受信などを行うものである（図２を
用いて後述する）。
【００１５】通信相手装置１２は、他の装置（自装置１
１および他の通信相手装置１２）との間でフレームの送
受信を行うものであって、ここでは、アドレス管理テー
ブル１３を参照して所定の相手の装置とフレームの送受
信などを行うものである（図２を用いて後述する）。
１および他の通信相手装置１２）との間でフレームの送
受信を行うものであって、ここでは、アドレス管理テー
ブル１３を参照して所定の相手の装置とフレームの送受
信などを行うものである（図２を用いて後述する）。
【００１６】アドレス管理テーブル１３は、自装置のア
ドレス情報（物理ポートアドレス、ＭＡＣアドレス）お
よび通信相手のアドレス情報（物理ポートアドレス、Ｍ
ＡＣアドレス）を管理するものである。
ドレス情報（物理ポートアドレス、ＭＡＣアドレス）お
よび通信相手のアドレス情報（物理ポートアドレス、Ｍ
ＡＣアドレス）を管理するものである。
【００１７】ネットワーク１４は、各装置の間でフレー
ムの送受信を行うためのネットワークである。次に、図
２に示す順番に従い、図１の構成の動作を詳細に説明す
る。
ムの送受信を行うためのネットワークである。次に、図
２に示す順番に従い、図１の構成の動作を詳細に説明す
る。
【００１８】図２は、本発明の動作説明図を示す。図２
において、Ｓ１は、データ送信要求の通知を契機として
以下の処理を実行する。
において、Ｓ１は、データ送信要求の通知を契機として
以下の処理を実行する。
【００１９】Ｓ２は、Ｓ１でデータ送信要求の通知があ
ったので、自物理ポートアドレスの変更有りか判別す
る。ＹＥＳの場合には、自装置１１の物理ポートアドレ
スが変更されたと判明したので、Ｓ３で自物理ポートア
ドレスを最新に更新、相手物理ポートアドレスを無効
化、即ち図１の自装置のアドレス管理テーブル１３中の
自己の物理ポートアドレスを最新に更新すると共に、他
の装置の物理ポートアドレスを全て無効化し、Ｓ４に進
む。一方、Ｓ２のＮＯの場合には、そのままＳ４に進
む。
ったので、自物理ポートアドレスの変更有りか判別す
る。ＹＥＳの場合には、自装置１１の物理ポートアドレ
スが変更されたと判明したので、Ｓ３で自物理ポートア
ドレスを最新に更新、相手物理ポートアドレスを無効
化、即ち図１の自装置のアドレス管理テーブル１３中の
自己の物理ポートアドレスを最新に更新すると共に、他
の装置の物理ポートアドレスを全て無効化し、Ｓ４に進
む。一方、Ｓ２のＮＯの場合には、そのままＳ４に進
む。
【００２０】Ｓ４は、データ送信要求有か判別する。Ｙ
ＥＳの場合には、Ｓ５に進む。ＮＯの場合には、終了す
る。Ｓ５は、ＭＡＣアドレスをキーとして、相手物理ポ
ートアドレスを検索する。これは、データ送信要求のあ
った相手装置のＭＡＣアドレスをキーにアドレス管理テ
ーブル１３を検索して通信相手の装置の物理ポートアド
レスを検索する。
ＥＳの場合には、Ｓ５に進む。ＮＯの場合には、終了す
る。Ｓ５は、ＭＡＣアドレスをキーとして、相手物理ポ
ートアドレスを検索する。これは、データ送信要求のあ
った相手装置のＭＡＣアドレスをキーにアドレス管理テ
ーブル１３を検索して通信相手の装置の物理ポートアド
レスを検索する。
【００２１】Ｓ６は、相手物理ポートアドレスが有か判
別する。ＹＥＳの場合には、相手装置の物理ポートアド
レスがアドレス管理テーブル１３中から見つかったの
で、Ｓ２０で送信処理（後述する）を行い、終了する。
一方、Ｓ６のＮＯの場合には、アドレス管理テーブル１
３中の通信相手装置の物理ポートアドレスが無い（無
効）と判明したので、Ｓ７に進む。
別する。ＹＥＳの場合には、相手装置の物理ポートアド
レスがアドレス管理テーブル１３中から見つかったの
で、Ｓ２０で送信処理（後述する）を行い、終了する。
一方、Ｓ６のＮＯの場合には、アドレス管理テーブル１
３中の通信相手装置の物理ポートアドレスが無い（無
効）と判明したので、Ｓ７に進む。
【００２２】Ｓ７は、送信データを一旦保留する。これ
は、相手装置の物理ポートアドレスを取得（解決）する
まで送信データを一旦保留する。Ｓ８は、ＬＬＣコマン
ドを送信する。これは、後述する図３の（ａ）のフレー
ム（問い合わせ）に示すように、送信元の物理ポートア
ドレスとＭＡＣアドレス、送信先のＭＡＣアドレスを設
定したフレームをブロードキャストする。
は、相手装置の物理ポートアドレスを取得（解決）する
まで送信データを一旦保留する。Ｓ８は、ＬＬＣコマン
ドを送信する。これは、後述する図３の（ａ）のフレー
ム（問い合わせ）に示すように、送信元の物理ポートア
ドレスとＭＡＣアドレス、送信先のＭＡＣアドレスを設
定したフレームをブロードキャストする。
【００２３】Ｓ９は、Ｓ８のフレームのブロードキャス
トにより物理ポートアドレスのブロードキャストが実行
されるここととなる。Ｓ１０は、ＬＬＣコマンドを受信
する。これは、Ｓ８でブロードキャストされたフレーム
を相手の装置（全装置）が受信する。
トにより物理ポートアドレスのブロードキャストが実行
されるここととなる。Ｓ１０は、ＬＬＣコマンドを受信
する。これは、Ｓ８でブロードキャストされたフレーム
を相手の装置（全装置）が受信する。
【００２４】Ｓ１１は、ＭＡＣアドレスが自装置宛か判
別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ１２でＬＬＣレスポンス
作成し、Ｓ１３でＬＬＣレスポンスを送信、例えば後述
する図３の（ｂ）のフレーム（応答）をブロードキャス
ト、即ち、送信元の物理ポートアドレスとＭＡＣアドレ
ス、および送信先のＭＡＣアドレスを設定したフレーム
をブロードキャストする。
別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ１２でＬＬＣレスポンス
作成し、Ｓ１３でＬＬＣレスポンスを送信、例えば後述
する図３の（ｂ）のフレーム（応答）をブロードキャス
ト、即ち、送信元の物理ポートアドレスとＭＡＣアドレ
ス、および送信先のＭＡＣアドレスを設定したフレーム
をブロードキャストする。
【００２５】Ｓ１４は、Ｓ１１のＮＯの場合、即ち、Ｍ
ＡＣアドレスが自装置宛でないと判明した装置では、Ｓ
１４でフレームを破棄すると共に、図示しないが、ＭＡ
Ｃアドレスに対応する物理ポートアドレスを取り出し、
自装置内のアドレス管理テーブル１３のＭＡＣアドレス
に対応する物理ポートアドレスを更新する。これによ
り、例えばＳ３で物理ポートアドレスを最新に更新した
装置の物理ポートアドレスを、他の全ての装置でアドレ
ス管理テーブル１３中のＭＡＣアドレスに対応する当該
物理ポートアドレスを最新に更新することが可能とな
る。
ＡＣアドレスが自装置宛でないと判明した装置では、Ｓ
１４でフレームを破棄すると共に、図示しないが、ＭＡ
Ｃアドレスに対応する物理ポートアドレスを取り出し、
自装置内のアドレス管理テーブル１３のＭＡＣアドレス
に対応する物理ポートアドレスを更新する。これによ
り、例えばＳ３で物理ポートアドレスを最新に更新した
装置の物理ポートアドレスを、他の全ての装置でアドレ
ス管理テーブル１３中のＭＡＣアドレスに対応する当該
物理ポートアドレスを最新に更新することが可能とな
る。
【００２６】Ｓ１５は、Ｓ１３でブロードキャストされ
たフレーム（応答）、例えば後述する図３の（ｂ）のフ
レーム（応答）を全ての装置にブロードキャストする。
Ｓ１６は、ＬＬＣレスポンスを受信する。これは、Ｓ１
３でブロードキャストされたフレーム（応答）を他の装
置が受信する。
たフレーム（応答）、例えば後述する図３の（ｂ）のフ
レーム（応答）を全ての装置にブロードキャストする。
Ｓ１６は、ＬＬＣレスポンスを受信する。これは、Ｓ１
３でブロードキャストされたフレーム（応答）を他の装
置が受信する。
【００２７】Ｓ１７は、アドレステーブル作成、または
相手物理ポートアドレスを最新に更新する。これは、Ｓ
１６で受信したフレーム（応答）中の送信元の物理ポー
トアドレスとＭＡＣアドレスについて、アドレス管理テ
ーブル１３に登録されていないときはＭＡＣアドレスに
対応づけて物理ポートアドレスを登録し、一方、ＭＡＣ
アドレスが登録されていたときに対応づけて物理ポート
アドレスを最新に更新する。
相手物理ポートアドレスを最新に更新する。これは、Ｓ
１６で受信したフレーム（応答）中の送信元の物理ポー
トアドレスとＭＡＣアドレスについて、アドレス管理テ
ーブル１３に登録されていないときはＭＡＣアドレスに
対応づけて物理ポートアドレスを登録し、一方、ＭＡＣ
アドレスが登録されていたときに対応づけて物理ポート
アドレスを最新に更新する。
【００２８】Ｓ１８は、ＭＡＣアドレスが自装置宛か判
別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ１９でフレーム（応答）
を破棄し、Ｓ２０に進む。Ｓ２０は、データ送信処理を
行う。これは、Ｓ１８のＹＥＳ、Ｓ１９のルートの場合
にはＳ７で一旦保留しておいたデータを取り出して、一
方、Ｓ６のＹＥＳの場合にはＳ１でデータ送信要求のあ
ったデータについて、アドレス管理テーブル１３を参照
してデータ送信先のＭＡＣアドレスと物理ポートアドレ
ス、および自装置のＭＡＣアドレスと物理ポートアドレ
スを設定したフレームを送信する。
別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ１９でフレーム（応答）
を破棄し、Ｓ２０に進む。Ｓ２０は、データ送信処理を
行う。これは、Ｓ１８のＹＥＳ、Ｓ１９のルートの場合
にはＳ７で一旦保留しておいたデータを取り出して、一
方、Ｓ６のＹＥＳの場合にはＳ１でデータ送信要求のあ
ったデータについて、アドレス管理テーブル１３を参照
してデータ送信先のＭＡＣアドレスと物理ポートアドレ
ス、および自装置のＭＡＣアドレスと物理ポートアドレ
スを設定したフレームを送信する。
【００２９】Ｓ２１は、Ｓ１８のＮＯの場合にフレーム
を破棄する。以上によって、装置の物理ポートアドレス
を変更した場合には自装置内のアドレス管理テーブル１
３内の自装置の物理ポートアドレスを最新に更新すると
共に、他の装置の物理ポートアドレスを無効にしてお
き、データ送信要求があったときにアドレス管理テーブ
ル１３を参照して送信先のＭＡＣアドレスの物理ポート
アドレスが無効のときにフレーム（問い合わせ）に通信
相手装置のＭＡＣアドレレス、および送信元の物理ポー
トアドレスとＭＡＣアドレスを設定してブロードキャス
ト、およびＭＡＣアドレスの装置が当該フレーム（問い
合わせ）を受信してフレーム（応答）に送信元のＭＡＣ
アドレスおよび自装置の物理ポートアドレスとＭＡＣア
ドレスを設定してブロードキャストし、他の装置がブロ
ードキャストされたフレーム（問い合わせ、応答）から
ＭＡＣアドレスに対応する物理ポートアドレスを取り出
して自装置内のアドレス管理テーブル１３を最新に更新
し、物理ポートアドレスの動的解決を簡易に図ることが
可能となる。
を破棄する。以上によって、装置の物理ポートアドレス
を変更した場合には自装置内のアドレス管理テーブル１
３内の自装置の物理ポートアドレスを最新に更新すると
共に、他の装置の物理ポートアドレスを無効にしてお
き、データ送信要求があったときにアドレス管理テーブ
ル１３を参照して送信先のＭＡＣアドレスの物理ポート
アドレスが無効のときにフレーム（問い合わせ）に通信
相手装置のＭＡＣアドレレス、および送信元の物理ポー
トアドレスとＭＡＣアドレスを設定してブロードキャス
ト、およびＭＡＣアドレスの装置が当該フレーム（問い
合わせ）を受信してフレーム（応答）に送信元のＭＡＣ
アドレスおよび自装置の物理ポートアドレスとＭＡＣア
ドレスを設定してブロードキャストし、他の装置がブロ
ードキャストされたフレーム（問い合わせ、応答）から
ＭＡＣアドレスに対応する物理ポートアドレスを取り出
して自装置内のアドレス管理テーブル１３を最新に更新
し、物理ポートアドレスの動的解決を簡易に図ることが
可能となる。
【００３０】図３は、本発明のフレーム説明図を示す。
図３の（ａ）は、フレーム（問い合わせ）の例を示す。
このフレーム（問い合わせ）は、既述した図２のＳ８で
送信するフレームであって、図示のように、 ・送信先物理ポートアドレス ：ｆｆ（ブロードキャス
トである旨） ・送信先のＭＡＣアドレス ：例えば“１１１” ・送信元の物理ポートアドレス：例えば“００１” ・送信元のＭＡＣアドレス ：例えば“１０１” ・問い合わせフレームである旨 を設定したものである。例では、アドレス管理テーブル
１３には、図５に示すようにアドレス（自装置、通信相
手装置）が登録されているとする。
図３の（ａ）は、フレーム（問い合わせ）の例を示す。
このフレーム（問い合わせ）は、既述した図２のＳ８で
送信するフレームであって、図示のように、 ・送信先物理ポートアドレス ：ｆｆ（ブロードキャス
トである旨） ・送信先のＭＡＣアドレス ：例えば“１１１” ・送信元の物理ポートアドレス：例えば“００１” ・送信元のＭＡＣアドレス ：例えば“１０１” ・問い合わせフレームである旨 を設定したものである。例では、アドレス管理テーブル
１３には、図５に示すようにアドレス（自装置、通信相
手装置）が登録されているとする。
【００３１】図３の（ｂ）は、フレーム（応答）の例を
示す。このフレーム（応答）は、既述した図２のＳ１３
で送信するフレームであって、図示のように、 ・送信先物理ポートアドレス ：ｆｆ（ブロードキャス
トである旨） ・送信先のＭＡＣアドレス ：例えば“１０１” ・送信元の物理ポートアドレス：例えば“０１１” ・送信元のＭＡＣアドレス ：例えば“１１１” ・応答フレームである旨 を設定したものである。例では、アドレス管理テーブル
１３には、図５に示すようにアドレス（自装置、通信相
手装置）が登録されているとする。
示す。このフレーム（応答）は、既述した図２のＳ１３
で送信するフレームであって、図示のように、 ・送信先物理ポートアドレス ：ｆｆ（ブロードキャス
トである旨） ・送信先のＭＡＣアドレス ：例えば“１０１” ・送信元の物理ポートアドレス：例えば“０１１” ・送信元のＭＡＣアドレス ：例えば“１１１” ・応答フレームである旨 を設定したものである。例では、アドレス管理テーブル
１３には、図５に示すようにアドレス（自装置、通信相
手装置）が登録されているとする。
【００３２】図３の（ｃ）は、フレーム（送信）の例を
示す。このフレーム（送信）は、既述した図２のＳ２０
で送信処理するフレームであって、図示のように、 ・送信先物理ポートアドレス ：例えば“０１１” ・送信先のＭＡＣアドレス ：例えば“１１１” ・送信元の物理ポートアドレス：例えば“００１” ・送信元のＭＡＣアドレス ：例えば“１０１” ・送信フレームである旨 を設定したものである。例では、アドレス管理テーブル
１３には、図５に示すようにアドレス（自装置、通信相
手装置）が登録されているとする。
示す。このフレーム（送信）は、既述した図２のＳ２０
で送信処理するフレームであって、図示のように、 ・送信先物理ポートアドレス ：例えば“０１１” ・送信先のＭＡＣアドレス ：例えば“１１１” ・送信元の物理ポートアドレス：例えば“００１” ・送信元のＭＡＣアドレス ：例えば“１０１” ・送信フレームである旨 を設定したものである。例では、アドレス管理テーブル
１３には、図５に示すようにアドレス（自装置、通信相
手装置）が登録されているとする。
【００３３】以上のように、既述した図２のＳ８で図３
の（ａ）のフレーム（問い合わせ）をブロードキャスト
し、これに対応して図２のＳ１３で図３の（ａ）のフレ
ーム（応答）をブロードキャストすることにより、物理
ポートアドレスの変更を全ての装置のアドレス管理テー
ブル１３内の当該変更された物理ポートアドレスを最新
に更新して物理ポートアドレスの解決を図った後に、図
２のＳ２０で図２の（ｃ）のフレーム（送信）で相手に
データを送信することが可能となる。
の（ａ）のフレーム（問い合わせ）をブロードキャスト
し、これに対応して図２のＳ１３で図３の（ａ）のフレ
ーム（応答）をブロードキャストすることにより、物理
ポートアドレスの変更を全ての装置のアドレス管理テー
ブル１３内の当該変更された物理ポートアドレスを最新
に更新して物理ポートアドレスの解決を図った後に、図
２のＳ２０で図２の（ｃ）のフレーム（送信）で相手に
データを送信することが可能となる。
【００３４】図４は、本発明のフレームの制御説明図を
示す。ここでは、公知のように、物理層では図示のよう
に送信先物理ポートアドレス、送信元物理ポートアドレ
スを用いて送受信制御を行い、データリンク層では図示
のように送信先ＭＡＣアドレス、送信元ＭＡＣアドレス
を用いて送受信制御を行うようにしている。
示す。ここでは、公知のように、物理層では図示のよう
に送信先物理ポートアドレス、送信元物理ポートアドレ
スを用いて送受信制御を行い、データリンク層では図示
のように送信先ＭＡＣアドレス、送信元ＭＡＣアドレス
を用いて送受信制御を行うようにしている。
【００３５】図５は、本発明のアドレス管理テーブル例
を示す。このアドレス管理テーブル１３は、自アドレス
（自装置のアドレス）および相手アドレス（送信先の装
置のアドレス）を図示のように登録したものである。こ
こで、アドレスには、図示のように、物理ポートアドレ
ス、ＭＡＣアドレス、および本願発明と無関係のＩＰア
ドレスがある。ここでは、物理ポートアドレスはネット
ワーク内で一意で動的に変更可能であり、ＭＡＣアドレ
スはネットワーク内で一意で固定である。
を示す。このアドレス管理テーブル１３は、自アドレス
（自装置のアドレス）および相手アドレス（送信先の装
置のアドレス）を図示のように登録したものである。こ
こで、アドレスには、図示のように、物理ポートアドレ
ス、ＭＡＣアドレス、および本願発明と無関係のＩＰア
ドレスがある。ここでは、物理ポートアドレスはネット
ワーク内で一意で動的に変更可能であり、ＭＡＣアドレ
スはネットワーク内で一意で固定である。
【００３６】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ送信要求時に自装置の物理ポートアドレスの変更
が判明したときに、自装置の新たな物理ポートアドレス
とＭＡＣアドレス、およびデータの送信先のＭＡＣアド
レスを設定したフレーム（問い合わせ）をネットワーク
にブロードキャスト、およびブロードキャストされたフ
レームの送信先のＭＡＣアドレスの装置が自装置の物理
ポートアドレスとＭＡＣアドレス、および送信先のＭＡ
Ｃアドレスを設定したフレーム（応答）をネットワーク
にブロードキャストし、他の装置がこれらブロードキャ
ストされたフレーム（問い合わせ、応答）からＭＡＣア
ドレスに対応する物理アドレスを取り込んで最新に更新
する構成を採用しているため、データ送信要求時に物理
ポートアドレスの変更を解決でき、しかも従来のサーバ
などの特別なアドレス管理装置を不用、従来のアドレス
解決を行う特別なプロトコルを不用、更にシステム運用
中に動的に物理ポートアドレスの変更にも即座にネット
ワクーク内の全装置に通知して対処でき、ネットワーク
に重複した不必要なフレームの送信を無くしてアドレス
（ＭＡＣアドレス、物理ポートアドレス）を用いて相互
に通信可能な優れたネットワークシステムを実現するこ
とが可能となる。
データ送信要求時に自装置の物理ポートアドレスの変更
が判明したときに、自装置の新たな物理ポートアドレス
とＭＡＣアドレス、およびデータの送信先のＭＡＣアド
レスを設定したフレーム（問い合わせ）をネットワーク
にブロードキャスト、およびブロードキャストされたフ
レームの送信先のＭＡＣアドレスの装置が自装置の物理
ポートアドレスとＭＡＣアドレス、および送信先のＭＡ
Ｃアドレスを設定したフレーム（応答）をネットワーク
にブロードキャストし、他の装置がこれらブロードキャ
ストされたフレーム（問い合わせ、応答）からＭＡＣア
ドレスに対応する物理アドレスを取り込んで最新に更新
する構成を採用しているため、データ送信要求時に物理
ポートアドレスの変更を解決でき、しかも従来のサーバ
などの特別なアドレス管理装置を不用、従来のアドレス
解決を行う特別なプロトコルを不用、更にシステム運用
中に動的に物理ポートアドレスの変更にも即座にネット
ワクーク内の全装置に通知して対処でき、ネットワーク
に重複した不必要なフレームの送信を無くしてアドレス
（ＭＡＣアドレス、物理ポートアドレス）を用いて相互
に通信可能な優れたネットワークシステムを実現するこ
とが可能となる。
【図１】本発明のシステム構成図である。
【図２】本発明の動作説明図である。
【図３】本発明のフレーム説明図である。
【図４】本発明のフレームの制御説明図である。
【図５】本発明のアドレス管理テーブル例である。
１１：自装置
１２：通信相手装置
１３：アドレス管理テーブル
Claims (4)
- 【請求項１】ＭＡＣアドレスおよび物理ポートアドレス
を用いてネットワーク上で相互にデータを送受信するネ
ットワークアドレス管理システムにおいて、 データ送信要求があったときに、自装置の物理ポートア
ドレスの変更の有無を判定して有と判明した場合に、自
装置の新たな物理ポートアドレスとＭＡＣアドレス、お
よびデータの送信先のＭＡＣアドレスを設定したフレー
ムをネットワークにブロードキャストする手段と、 上記ブロードキャストされたフレームの送信先のＭＡＣ
アドレスの装置が当該フレームを取り込んで送信元の物
理ポートアドレスを更新すると共に、宛先に送信元のＭ
ＡＣアドレスを設定および送信元に自装置の物理ポート
アドレスとＭＡＣアドレスを設定したフレームをネット
ワークにブロードキャストする手段と、上記ブロードキ
ャストされたフレームを受信した各装置が送信元のＭＡ
Ｃアドレスの物理ポートアドレスを更新して最新にする
手段とを備えたことを特徴とするネットワークアドレス
管理装置。 - 【請求項２】上記ブロードキャストされたフレームを受
信した元の装置が送信相手のＭＡＣアドレスの物理ポー
トアドレスを更新して最新にすると共に、上記データ送
信要求のあったデータを、更新後の物理ポートアドレス
とＭＡＣアドレスを設定して送信する手段を備えたこと
を特徴とする請求項１記載のネットワークアドレス管理
装置。 - 【請求項３】上記自装置の物理ポートアドレスが動的に
変更されたときに合わせて保持する全送信先の物理ポー
トアドレスを無効にすることを特徴とする請求項１記載
のネットワークアドレス管理装置。 - 【請求項４】データ送信要求があったときに、自装置の
物理ポートアドレスの変更の有無を判定して有と判明し
た場合に、自装置の新たな物理ポートアドレスとＭＡＣ
アドレス、およびデータの送信先のＭＡＣアドレスを設
定したフレームをネットワークにブロードキャストする
手段と、 上記ブロードキャストされたフレームの送信先のＭＡＣ
アドレスの装置が当該フレームを取り込んで送信元の物
理ポートアドレスを更新すると共に、宛先に送信元のＭ
ＡＣアドレスを設定および送信元に自装置の物理ポート
アドレスとＭＡＣアドレスを設定したフレームをネット
ワークにブロードキャストする手段と、 上記ブロードキャストされたフレームを受信した各装置
が送信元のＭＡＣアドレスの物理ポートアドレスを更新
して最新にする手段として機能させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31412097A JP3523032B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ネットワークアドレス管理装置および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31412097A JP3523032B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ネットワークアドレス管理装置および記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11150567A JPH11150567A (ja) | 1999-06-02 |
| JP3523032B2 true JP3523032B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=18049492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31412097A Expired - Fee Related JP3523032B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | ネットワークアドレス管理装置および記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3523032B2 (ja) |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31412097A patent/JP3523032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11150567A (ja) | 1999-06-02 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040120 |
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| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040205 |
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