JP3050694B2 - 無線通信制御方法および無線通信制御システム - Google Patents
無線通信制御方法および無線通信制御システムInfo
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- JP3050694B2 JP3050694B2 JP12766592A JP12766592A JP3050694B2 JP 3050694 B2 JP3050694 B2 JP 3050694B2 JP 12766592 A JP12766592 A JP 12766592A JP 12766592 A JP12766592 A JP 12766592A JP 3050694 B2 JP3050694 B2 JP 3050694B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ＴＣＰ／ＩＰ通信を採
用した無線通信制御方法および無線通信制御システムに
関するものである。
用した無線通信制御方法および無線通信制御システムに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、データ通信の分野ではＴＣＰ／Ｉ
Ｐ通信を実現したＥｔｈｅｒｎｅｔなどの有線系ＬＡＮ
システムが広く普及している。また、無線技術の進歩に
伴って、有線系ＬＡＮシステムと同等の通信サービスを
提供できる無線ＬＡＮシステムの実現が期待されてい
る。
Ｐ通信を実現したＥｔｈｅｒｎｅｔなどの有線系ＬＡＮ
システムが広く普及している。また、無線技術の進歩に
伴って、有線系ＬＡＮシステムと同等の通信サービスを
提供できる無線ＬＡＮシステムの実現が期待されてい
る。
【０００３】このような無線ＬＡＮシステムの無線通信
制御方式としては、例えば、レース社（ＬＡＣＥ，Ｉｎ
ｃ．）により１９９１年に提案されており、アイ・イー
・イー・イー８０２．１１プロポーザル（ＩＥＥＥＰ８
０２．１１／９１−９６）に記載されている。この従来
の無線通信制御システムは、ステーション無線通信装置
を備えた複数のステーションと、集中制御装置とにより
実現されている。集中制御装置は、サービスエリア内の
全ステーションと無線データ通信が可能であり、中継処
理によりステーション間の無線データ通信を実現する。
さらに、各ステーションの送信要求を調整することによ
り、ステーションから送信された無線データの衝突を防
ぐ。ステーションは、集中制御装置の提供するサービス
を受けるために、集中制御装置に対してステーション登
録処理を行う。また集中制御装置は、登録されたステー
ションの無線アドレスや中継情報などの通信制御情報を
管理し、ステーションの状態を監視する。
制御方式としては、例えば、レース社（ＬＡＣＥ，Ｉｎ
ｃ．）により１９９１年に提案されており、アイ・イー
・イー・イー８０２．１１プロポーザル（ＩＥＥＥＰ８
０２．１１／９１−９６）に記載されている。この従来
の無線通信制御システムは、ステーション無線通信装置
を備えた複数のステーションと、集中制御装置とにより
実現されている。集中制御装置は、サービスエリア内の
全ステーションと無線データ通信が可能であり、中継処
理によりステーション間の無線データ通信を実現する。
さらに、各ステーションの送信要求を調整することによ
り、ステーションから送信された無線データの衝突を防
ぐ。ステーションは、集中制御装置の提供するサービス
を受けるために、集中制御装置に対してステーション登
録処理を行う。また集中制御装置は、登録されたステー
ションの無線アドレスや中継情報などの通信制御情報を
管理し、ステーションの状態を監視する。
【０００４】具体的には、図１４のように、集中制御装
置３１と、複数のステーション３２（１つしか図示して
いない）とにより構成されており、集中制御装置３１
は、無線通信手段３３と、ステーション制御手段３４
と、ステーション情報管理手段３５と、ステーション中
継手段３６とを備えている。ステーション３２は、ステ
ーション無線通信装置３７と、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置３
８とを備えており、ステーション無線通信装置３７は、
無線通信手段３９と、ステーション登録手段４０と、ア
ドレス解決手段４１とを備えている。アドレス解決手段
４１は、ＴＣＰ／ＩＰ通信を実現するために、ＩＰアド
レスと無線アドレスとの変換処理を行う。なお、特定の
ステーション（図示せず）が集中制御装置３１とステー
ション無線通信装置３７との双方を備えている場合もあ
る。
置３１と、複数のステーション３２（１つしか図示して
いない）とにより構成されており、集中制御装置３１
は、無線通信手段３３と、ステーション制御手段３４
と、ステーション情報管理手段３５と、ステーション中
継手段３６とを備えている。ステーション３２は、ステ
ーション無線通信装置３７と、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置３
８とを備えており、ステーション無線通信装置３７は、
無線通信手段３９と、ステーション登録手段４０と、ア
ドレス解決手段４１とを備えている。アドレス解決手段
４１は、ＴＣＰ／ＩＰ通信を実現するために、ＩＰアド
レスと無線アドレスとの変換処理を行う。なお、特定の
ステーション（図示せず）が集中制御装置３１とステー
ション無線通信装置３７との双方を備えている場合もあ
る。
【０００５】この従来の無線通信制御システムにおい
て、ステーション登録処理時には、図１５のように、ス
テーション無線通信装置３７は、集中制御装置３１のス
テーション制御手段３４の指示に従い、ステーション登
録手段４０によるステーション登録処理を開始する。す
なわちステーション登録手段４０は、集中制御装置３１
がステーション無線通信装置３７との通信に必要な通信
制御情報を、ステーション登録要求として無線通信手段
３９により集中制御装置３１に送信する。ステーション
登録要求を無線通信手段３３により受信した集中制御装
置３１は、ステーション情報管理手段３５により、ステ
ーション登録要求にセットされた通信制御情報（ステー
ション３２の無線アドレスや中継処理に必要な経路情報
など）、通信状態、統計情報などを管理する。またステ
ーション制御手段３４は、登録されたステーション３２
に対してポーリング処理を行い、ステーション情報管理
手段３５の管理情報を定期的に更新する。
て、ステーション登録処理時には、図１５のように、ス
テーション無線通信装置３７は、集中制御装置３１のス
テーション制御手段３４の指示に従い、ステーション登
録手段４０によるステーション登録処理を開始する。す
なわちステーション登録手段４０は、集中制御装置３１
がステーション無線通信装置３７との通信に必要な通信
制御情報を、ステーション登録要求として無線通信手段
３９により集中制御装置３１に送信する。ステーション
登録要求を無線通信手段３３により受信した集中制御装
置３１は、ステーション情報管理手段３５により、ステ
ーション登録要求にセットされた通信制御情報（ステー
ション３２の無線アドレスや中継処理に必要な経路情報
など）、通信状態、統計情報などを管理する。またステ
ーション制御手段３４は、登録されたステーション３２
に対してポーリング処理を行い、ステーション情報管理
手段３５の管理情報を定期的に更新する。
【０００６】ステーション送信処理時には、図１６のよ
うに、ステーション無線通信装置３７は、集中制御装置
３１のステーション制御手段３４の指示に従い、送信す
べき無線データを無線通信手段３９により送信先ステー
ションに送信する。これにより集中制御装置３１は、無
線データを無線通信手段３３により受信し、送信先ステ
ーションの無線アドレスが集中制御装置３１の無線アド
レスと異なる場合、ステーション中継手段３６を起動す
る。これによりステーション中継手段３６は、無線デー
タの送信先無線アドレスとステーション情報管理手段３
５の管理情報とに基づいて中継処理に必要な情報を獲得
し、無線データを無線通信手段３３により送信先ステー
ションへ中継する。
うに、ステーション無線通信装置３７は、集中制御装置
３１のステーション制御手段３４の指示に従い、送信す
べき無線データを無線通信手段３９により送信先ステー
ションに送信する。これにより集中制御装置３１は、無
線データを無線通信手段３３により受信し、送信先ステ
ーションの無線アドレスが集中制御装置３１の無線アド
レスと異なる場合、ステーション中継手段３６を起動す
る。これによりステーション中継手段３６は、無線デー
タの送信先無線アドレスとステーション情報管理手段３
５の管理情報とに基づいて中継処理に必要な情報を獲得
し、無線データを無線通信手段３３により送信先ステー
ションへ中継する。
【０００７】ＴＣＰ／ＩＰ通信時における動作につい
て、さらに具体的に説明する。ＴＣＰ／ＩＰ通信時には
ステーション３２のＩＰアドレスと物理アドレス（例え
ば、Ｅｔｈｅｒｎｅｔの場合はＥｔｈｅｒｎｅｔアドレ
スであり、無線通信制御では無線アドレス）との変換処
理が必要であり、ＡＲＰプロトコルやＲＡＲＰプロトな
どが利用されている。これらのプロトコルでは、特定の
ステーションが必要なアドレス変換情報を保持している
と仮定し、ＡＲＰ要求データやＲＡＲＰ要求データを全
ステーション３２に対してブロードキャストする。アド
レス変換情報を保持したステーションは、要求を受信す
るとアドレス変換処理を行い、その結果を要求元ステー
ションに返す。
て、さらに具体的に説明する。ＴＣＰ／ＩＰ通信時には
ステーション３２のＩＰアドレスと物理アドレス（例え
ば、Ｅｔｈｅｒｎｅｔの場合はＥｔｈｅｒｎｅｔアドレ
スであり、無線通信制御では無線アドレス）との変換処
理が必要であり、ＡＲＰプロトコルやＲＡＲＰプロトな
どが利用されている。これらのプロトコルでは、特定の
ステーションが必要なアドレス変換情報を保持している
と仮定し、ＡＲＰ要求データやＲＡＲＰ要求データを全
ステーション３２に対してブロードキャストする。アド
レス変換情報を保持したステーションは、要求を受信す
るとアドレス変換処理を行い、その結果を要求元ステー
ションに返す。
【０００８】ＡＲＰプロトコル処理時には、図１７およ
び図１８のように、ステーション無線通信装置３７がＴ
ＣＰ／ＩＰ通信装置３８からＩＰデータを受信すると、
アドレス解決手段４１により送信先ＩＰアドレスを無線
アドレスに変換する。すなわちアドレス解決手段４１
は、ＩＰアドレスと無線アドレスとの変換テーブルを管
理しており、送信先ＩＰアドレスが変換テーブルに登録
されている場合、ＩＰアドレスを変換テーブルの対応す
る無線アドレスに変換する。
び図１８のように、ステーション無線通信装置３７がＴ
ＣＰ／ＩＰ通信装置３８からＩＰデータを受信すると、
アドレス解決手段４１により送信先ＩＰアドレスを無線
アドレスに変換する。すなわちアドレス解決手段４１
は、ＩＰアドレスと無線アドレスとの変換テーブルを管
理しており、送信先ＩＰアドレスが変換テーブルに登録
されている場合、ＩＰアドレスを変換テーブルの対応す
る無線アドレスに変換する。
【０００９】一方、送信先ＩＰアドレスが変換テーブル
に登録されていない場合、アドレス解決手段４１は、図
１９のようなＡＲＰ要求データを作成し、無線通信手段
３９によりブロードキャストする。無線通信手段３３に
よりＡＲＰ要求データを受信した集中制御装置３１は、
ステーション中継手段３６を起動する。これによりステ
ーション中継手段３６は、ステーション情報管理手段３
５の管理情報に基づいて、登録された全ステーション３
２に対して、無線通信手段３３による中継処理を行う。
に登録されていない場合、アドレス解決手段４１は、図
１９のようなＡＲＰ要求データを作成し、無線通信手段
３９によりブロードキャストする。無線通信手段３３に
よりＡＲＰ要求データを受信した集中制御装置３１は、
ステーション中継手段３６を起動する。これによりステ
ーション中継手段３６は、ステーション情報管理手段３
５の管理情報に基づいて、登録された全ステーション３
２に対して、無線通信手段３３による中継処理を行う。
【００１０】ＡＲＰ要求データを無線通信手段３９によ
り受信したステーション３２のうち、送信先ＩＰアドレ
スと無線アドレスとの変換情報を保持したステーション
（通常は送信先ステーション）は、アドレス解決手段４
１により送信先ＩＰアドレスを無線アドレスに変換す
る。さらにアドレス解決手段４１は、変換した無線アド
レスから、図６のようなＡＲＰ応答データを作成し、無
線通信手段３９により要求元ステーションに送信する。
このときアドレス解決手段４１は、ＡＲＰ要求データに
セットされていた要求元ステーションのＩＰアドレスと
無線アドレスとの対応情報に基づいて、変換テーブルの
登録・更新を行う。
り受信したステーション３２のうち、送信先ＩＰアドレ
スと無線アドレスとの変換情報を保持したステーション
（通常は送信先ステーション）は、アドレス解決手段４
１により送信先ＩＰアドレスを無線アドレスに変換す
る。さらにアドレス解決手段４１は、変換した無線アド
レスから、図６のようなＡＲＰ応答データを作成し、無
線通信手段３９により要求元ステーションに送信する。
このときアドレス解決手段４１は、ＡＲＰ要求データに
セットされていた要求元ステーションのＩＰアドレスと
無線アドレスとの対応情報に基づいて、変換テーブルの
登録・更新を行う。
【００１１】無線通信手段３３によりＡＲＰ応答データ
を受信した集中制御装置３１は、ステーション中継手段
３６を起動する。これによりステーション中継手段３６
は、ＡＲＰ応答データの送信先無線アドレスとステーシ
ョン情報管理手段３５の管理情報とに基づいて、中継処
理に必要な情報を獲得し、ＡＲＰ応答データを無線通信
手段３３により送信先（要求元）ステーションへ送信す
る。
を受信した集中制御装置３１は、ステーション中継手段
３６を起動する。これによりステーション中継手段３６
は、ＡＲＰ応答データの送信先無線アドレスとステーシ
ョン情報管理手段３５の管理情報とに基づいて、中継処
理に必要な情報を獲得し、ＡＲＰ応答データを無線通信
手段３３により送信先（要求元）ステーションへ送信す
る。
【００１２】無線通信手段３９によりＡＲＰ応答データ
を受信した要求元ステーションは、ＡＲＰ応答データに
セットされた送信先ステーションのＩＰアドレスを取り
出す。このとき、アドレス解決手段４１はＡＲＰ応答デ
ータにセットされた送信先ステーションのＩＰアドレス
と無線アドレスとの対応情報を変換テーブルに登録す
る。
を受信した要求元ステーションは、ＡＲＰ応答データに
セットされた送信先ステーションのＩＰアドレスを取り
出す。このとき、アドレス解決手段４１はＡＲＰ応答デ
ータにセットされた送信先ステーションのＩＰアドレス
と無線アドレスとの対応情報を変換テーブルに登録す
る。
【００１３】なお、以上のＡＲＰプロトコル処理に関す
る集中制御装置３１の動作は、図１７および図１８の双
方に示している。ＲＡＲＰプロトコル処理時には、図２
０のように、ステーション無線通信装置３７がＴＣＰ／
ＩＰ通信装置３８からＲＡＲＰ要求データを受信する
と、アドレス解決手段４１は、ＲＡＲＰ要求データを無
線通信手段３９によりブロードキャストする。無線通信
手段３３によりＲＡＲＰ要求データを受信した集中制御
装置３１は、ステーション中継手段３６を起動する。こ
れによりステーション中継手段３６は、ステーション情
報管理手段３５の管理情報に基づいて、登録された全ス
テーション３２に対して、無線通信手段３３による中継
処理を行う。
る集中制御装置３１の動作は、図１７および図１８の双
方に示している。ＲＡＲＰプロトコル処理時には、図２
０のように、ステーション無線通信装置３７がＴＣＰ／
ＩＰ通信装置３８からＲＡＲＰ要求データを受信する
と、アドレス解決手段４１は、ＲＡＲＰ要求データを無
線通信手段３９によりブロードキャストする。無線通信
手段３３によりＲＡＲＰ要求データを受信した集中制御
装置３１は、ステーション中継手段３６を起動する。こ
れによりステーション中継手段３６は、ステーション情
報管理手段３５の管理情報に基づいて、登録された全ス
テーション３２に対して、無線通信手段３３による中継
処理を行う。
【００１４】無線通信手段３９によりＲＡＲＰ要求デー
タを受信したステーション３２のうち、送信元ステーシ
ョンの無線アドレスとＩＰアドレスとのアドレス変換情
報を保持したステーション（通常はＩＰアドレスの割り
当て処理を実行する特別のステーション）は、送信元ス
テーションに対して一意なＩＰアドレスを割り当て、割
り当てたＩＰアドレスからＲＡＲＰ応答データを作成
し、無線通信手段３９により要求元のステーションに送
信する。
タを受信したステーション３２のうち、送信元ステーシ
ョンの無線アドレスとＩＰアドレスとのアドレス変換情
報を保持したステーション（通常はＩＰアドレスの割り
当て処理を実行する特別のステーション）は、送信元ス
テーションに対して一意なＩＰアドレスを割り当て、割
り当てたＩＰアドレスからＲＡＲＰ応答データを作成
し、無線通信手段３９により要求元のステーションに送
信する。
【００１５】無線通信手段３３によりＲＡＲＰ応答デー
タを受信した集中制御装置３１は、ステーション中継手
段３６を起動する。これによりステーション中継手段３
６は、ＲＡＲＰ応答データの送信先無線アドレスとステ
ーション情報管理手段３５の管理情報とに基づいて、中
継処理に必要な情報を獲得し、ＲＡＲＰ応答データを無
線通信手段３３により送信先（要求元）ステーションへ
送信する。
タを受信した集中制御装置３１は、ステーション中継手
段３６を起動する。これによりステーション中継手段３
６は、ＲＡＲＰ応答データの送信先無線アドレスとステ
ーション情報管理手段３５の管理情報とに基づいて、中
継処理に必要な情報を獲得し、ＲＡＲＰ応答データを無
線通信手段３３により送信先（要求元）ステーションへ
送信する。
【００１６】無線通信手段３９によりＲＡＲＰ応答デー
タを受信した要求元ステーションは、ＲＡＲＰ応答デー
タにセットされたＩＰアドレスを取り出し、アドレス解
決手段４１によりＴＣＰ／ＩＰ通信装置３８に通知す
る。
タを受信した要求元ステーションは、ＲＡＲＰ応答デー
タにセットされたＩＰアドレスを取り出し、アドレス解
決手段４１によりＴＣＰ／ＩＰ通信装置３８に通知す
る。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の無線通信制御システムでは、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル
処理において、集中制御装置３１で管理するステーショ
ン３２の無線アドレスや経路情報といった通信制御情報
や通信状態に関する情報を利用することができないた
め、余分なプロトコル処理が実行されるという問題があ
った。
の無線通信制御システムでは、ＴＣＰ／ＩＰプロトコル
処理において、集中制御装置３１で管理するステーショ
ン３２の無線アドレスや経路情報といった通信制御情報
や通信状態に関する情報を利用することができないた
め、余分なプロトコル処理が実行されるという問題があ
った。
【００１８】これは、ＴＣＰ／ＩＰ通信時にはステーシ
ョン３２のＩＰアドレスと物理アドレスとの変換処理が
必要であり、ＡＲＰプロトコルやＲＡＲＰプロトコルな
どのプロトコル処理が実行されるためである。また、Ｔ
ＣＰ／ＩＰ通信ではステーション３２間の通信が不可能
な場合、送信元ステーションが送信先ステーションの通
信状態を即座に判断できないため、ＴＣＰプロトコルや
アプリケーションなどの余分な再送処理を行うためであ
る。
ョン３２のＩＰアドレスと物理アドレスとの変換処理が
必要であり、ＡＲＰプロトコルやＲＡＲＰプロトコルな
どのプロトコル処理が実行されるためである。また、Ｔ
ＣＰ／ＩＰ通信ではステーション３２間の通信が不可能
な場合、送信元ステーションが送信先ステーションの通
信状態を即座に判断できないため、ＴＣＰプロトコルや
アプリケーションなどの余分な再送処理を行うためであ
る。
【００１９】さらに、従来の無線通信制御システムにお
いて、集中制御装置３１は、ブロードキャストされた無
線データが登録された全ステーション３２に対して正し
く中継できたか否かを保証しないため、無線データ通信
の伝送品質が良く無いことを考慮し、ＡＲＰプロトコル
やＲＡＲＰプロトコルなどのプロトコル処理にエラー処
理を追加しなければならないという問題があった。な
お、中継した無線データをステーション３２に正しく送
信することを保証する無線通信制御システムも考えられ
るが、その処理は複雑で時間がかかるという問題があ
る。
いて、集中制御装置３１は、ブロードキャストされた無
線データが登録された全ステーション３２に対して正し
く中継できたか否かを保証しないため、無線データ通信
の伝送品質が良く無いことを考慮し、ＡＲＰプロトコル
やＲＡＲＰプロトコルなどのプロトコル処理にエラー処
理を追加しなければならないという問題があった。な
お、中継した無線データをステーション３２に正しく送
信することを保証する無線通信制御システムも考えられ
るが、その処理は複雑で時間がかかるという問題があ
る。
【００２０】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、高速で効率的でかつ信頼性の高いＴＣＰ／ＩＰ
通信を実現できる無線通信制御方法および無線通信制御
システムを提供することを目的とする。
であり、高速で効率的でかつ信頼性の高いＴＣＰ／ＩＰ
通信を実現できる無線通信制御方法および無線通信制御
システムを提供することを目的とする。
【００２１】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、集中
制御装置と複数のステーションとを用い、データ通信の
開始に先だって前記各ステーションが他のステーション
とのデータ通信に必要な通信制御情報を前記集中制御装
置に対して登録し、登録された前記ステーション間のデ
ータ通信を前記集中制御装置により集中制御する無線通
信制御方法において、前記各ステーションが、前記通信
制御情報と共にステーションのＩＰアドレスを前記集中
制御装置に対して登録し、前記集中制御装置が、登録さ
れたステーションのＩＰアドレスを前記通信制御情報と
関連付けて管理情報として管理し、前記ステーションか
らアドレス変換要求を受信した時に、前記管理情報に基
づいて前記アドレス変換要求を解決し、その変換結果を
要求元ステーションに返送することを特徴としている。
制御装置と複数のステーションとを用い、データ通信の
開始に先だって前記各ステーションが他のステーション
とのデータ通信に必要な通信制御情報を前記集中制御装
置に対して登録し、登録された前記ステーション間のデ
ータ通信を前記集中制御装置により集中制御する無線通
信制御方法において、前記各ステーションが、前記通信
制御情報と共にステーションのＩＰアドレスを前記集中
制御装置に対して登録し、前記集中制御装置が、登録さ
れたステーションのＩＰアドレスを前記通信制御情報と
関連付けて管理情報として管理し、前記ステーションか
らアドレス変換要求を受信した時に、前記管理情報に基
づいて前記アドレス変換要求を解決し、その変換結果を
要求元ステーションに返送することを特徴としている。
【００２２】請求項２の発明は、集中制御装置と複数の
ステーションとを備え、データ通信の開始に先だって前
記各ステーションが他のステーションとのデータ通信に
必要な通信制御情報を前記集中制御装置に対して登録
し、登録された前記ステーション間のデータ通信を前記
集中制御装置により集中制御する構成の無線通信制御シ
ステムにおいて、前記各ステーションに、前記通信制御
情報と共にステーションのＩＰアドレスを前記集中制御
装置に対して登録するためのＩＰアドレス登録手段を設
け、前記集中制御装置に、登録されたステーションのＩ
Ｐアドレスを前記通信制御情報と関連付けて管理情報と
して管理するためのＩＰアドレス管理手段を設けて、前
記ステーションからアドレス変換要求を受信した時に、
前記管理情報に基づいて前記アドレス変換要求を解決
し、その変換結果を要求元ステーションに返送する構成
としている。
ステーションとを備え、データ通信の開始に先だって前
記各ステーションが他のステーションとのデータ通信に
必要な通信制御情報を前記集中制御装置に対して登録
し、登録された前記ステーション間のデータ通信を前記
集中制御装置により集中制御する構成の無線通信制御シ
ステムにおいて、前記各ステーションに、前記通信制御
情報と共にステーションのＩＰアドレスを前記集中制御
装置に対して登録するためのＩＰアドレス登録手段を設
け、前記集中制御装置に、登録されたステーションのＩ
Ｐアドレスを前記通信制御情報と関連付けて管理情報と
して管理するためのＩＰアドレス管理手段を設けて、前
記ステーションからアドレス変換要求を受信した時に、
前記管理情報に基づいて前記アドレス変換要求を解決
し、その変換結果を要求元ステーションに返送する構成
としている。
【００２３】請求項３の発明は、管理情報に含まれてい
るＩＰアドレス情報を検索し、未使用のＩＰアドレスを
ＩＰアドレスを持たないステーションに対して割り当て
ることを特徴としている。請求項４の発明は、管理情報
に含まれているＩＰアドレス情報を検索し、未使用のＩ
ＰアドレスをＩＰアドレスを持たないステーションに対
して割り当てるためのＩＰアドレス割り当て手段を設け
たことを特徴としている。
るＩＰアドレス情報を検索し、未使用のＩＰアドレスを
ＩＰアドレスを持たないステーションに対して割り当て
ることを特徴としている。請求項４の発明は、管理情報
に含まれているＩＰアドレス情報を検索し、未使用のＩ
ＰアドレスをＩＰアドレスを持たないステーションに対
して割り当てるためのＩＰアドレス割り当て手段を設け
たことを特徴としている。
【００２４】請求項５の発明は、ＩＰデータ送信処理時
に、送信先ステーションが不明なＩＰデータをステーシ
ョンから集中制御装置に送信し、集中制御装置が、ＩＰ
データのヘッダ情報から送信先ステーションのＩＰアド
レスを取り出し、それに基づいて通信制御情報を検索
し、検索の結果決定した送信先ステーションに対して前
記ＩＰデータを中継することを特徴としている。
に、送信先ステーションが不明なＩＰデータをステーシ
ョンから集中制御装置に送信し、集中制御装置が、ＩＰ
データのヘッダ情報から送信先ステーションのＩＰアド
レスを取り出し、それに基づいて通信制御情報を検索
し、検索の結果決定した送信先ステーションに対して前
記ＩＰデータを中継することを特徴としている。
【００２５】請求項６の発明は、各ステーションに、Ｉ
Ｐデータ送信処理時に送信先ステーションが不明なＩＰ
データをステーションから集中制御装置に送信するため
のＴＣＰ／ＩＰ送信依頼手段を設け、集中制御装置に、
ＩＰデータのヘッダ情報から送信先ステーションのＩＰ
アドレスを取り出し、それに基づいて通信制御情報を検
索し、検索の結果決定した送信先ステーションに対して
前記ＩＰデータを中継するためのＴＣＰ／ＩＰ代理送信
手段を設けたことを特徴としている。
Ｐデータ送信処理時に送信先ステーションが不明なＩＰ
データをステーションから集中制御装置に送信するため
のＴＣＰ／ＩＰ送信依頼手段を設け、集中制御装置に、
ＩＰデータのヘッダ情報から送信先ステーションのＩＰ
アドレスを取り出し、それに基づいて通信制御情報を検
索し、検索の結果決定した送信先ステーションに対して
前記ＩＰデータを中継するためのＴＣＰ／ＩＰ代理送信
手段を設けたことを特徴としている。
【００２６】請求項７の発明は、集中制御装置が、ＩＰ
データの送信先ステーションが通信不可能な状態である
か否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送信元ステー
ションに対して送信不可能であることを通知することを
特徴としている。請求項８の発明は、集中制御装置に、
ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な状態で
あるか否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送信元ス
テーションに対して送信不可能であることを通知するた
めのＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手段を設けたことを特徴とし
ている。
データの送信先ステーションが通信不可能な状態である
か否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送信元ステー
ションに対して送信不可能であることを通知することを
特徴としている。請求項８の発明は、集中制御装置に、
ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な状態で
あるか否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送信元ス
テーションに対して送信不可能であることを通知するた
めのＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手段を設けたことを特徴とし
ている。
【００２７】
【作用】請求項１の発明においては、各ステーション
が、通信制御情報と共にステーションのＩＰアドレスを
集中制御装置に対して登録し、集中制御装置が、登録さ
れたステーションのＩＰアドレスを通信制御情報と関連
付けて管理情報として管理し、ステーションからアドレ
ス変換要求を受信した時に、管理情報に基づいてアドレ
ス変換要求を解決し、その変換結果を要求元ステーショ
ンに返送する。
が、通信制御情報と共にステーションのＩＰアドレスを
集中制御装置に対して登録し、集中制御装置が、登録さ
れたステーションのＩＰアドレスを通信制御情報と関連
付けて管理情報として管理し、ステーションからアドレ
ス変換要求を受信した時に、管理情報に基づいてアドレ
ス変換要求を解決し、その変換結果を要求元ステーショ
ンに返送する。
【００２８】請求項２の発明において、ＩＰアドレス登
録手段は、通信制御情報と共にステーションのＩＰアド
レスを集中制御装置に対して登録する。ＩＰアドレス管
理手段は、登録されたステーションのＩＰアドレスを通
信制御情報と関連付けて管理情報として管理する。そし
て、ステーションからアドレス変換要求を受信した時
に、管理情報に基づいてアドレス変換要求を解決し、そ
の変換結果を要求元ステーションに返送する。
録手段は、通信制御情報と共にステーションのＩＰアド
レスを集中制御装置に対して登録する。ＩＰアドレス管
理手段は、登録されたステーションのＩＰアドレスを通
信制御情報と関連付けて管理情報として管理する。そし
て、ステーションからアドレス変換要求を受信した時
に、管理情報に基づいてアドレス変換要求を解決し、そ
の変換結果を要求元ステーションに返送する。
【００２９】請求項３の発明においては、管理情報に含
まれているＩＰアドレス情報を検索し、未使用のＩＰア
ドレスをＩＰアドレスを持たないステーションに対して
割り当てる。請求項４の発明において、ＩＰアドレス割
り当て手段は、管理情報に含まれているＩＰアドレス情
報を検索し、未使用のＩＰアドレスをＩＰアドレスを持
たないステーションに対して割り当てる。
まれているＩＰアドレス情報を検索し、未使用のＩＰア
ドレスをＩＰアドレスを持たないステーションに対して
割り当てる。請求項４の発明において、ＩＰアドレス割
り当て手段は、管理情報に含まれているＩＰアドレス情
報を検索し、未使用のＩＰアドレスをＩＰアドレスを持
たないステーションに対して割り当てる。
【００３０】請求項５の発明においては、ＩＰデータ送
信処理時に、送信先ステーションが不明なＩＰデータを
ステーションから集中制御装置に送信し、集中制御装置
が、ＩＰデータのヘッダ情報から送信先ステーションの
ＩＰアドレスを取り出し、それに基づいて通信制御情報
を検索し、検索の結果決定した送信先ステーションに対
してＩＰデータを中継する。
信処理時に、送信先ステーションが不明なＩＰデータを
ステーションから集中制御装置に送信し、集中制御装置
が、ＩＰデータのヘッダ情報から送信先ステーションの
ＩＰアドレスを取り出し、それに基づいて通信制御情報
を検索し、検索の結果決定した送信先ステーションに対
してＩＰデータを中継する。
【００３１】請求項６の発明において、ＴＣＰ／ＩＰ送
信依頼手段は、ＩＰデータ送信処理時に送信先ステーシ
ョンが不明なＩＰデータをステーションから集中制御装
置に送信する。ＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段は、ＩＰデー
タのヘッダ情報から送信先ステーションのＩＰアドレス
を取り出し、それに基づいて通信制御情報を検索し、検
索の結果決定した送信先ステーションに対してＩＰデー
タを中継する。
信依頼手段は、ＩＰデータ送信処理時に送信先ステーシ
ョンが不明なＩＰデータをステーションから集中制御装
置に送信する。ＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段は、ＩＰデー
タのヘッダ情報から送信先ステーションのＩＰアドレス
を取り出し、それに基づいて通信制御情報を検索し、検
索の結果決定した送信先ステーションに対してＩＰデー
タを中継する。
【００３２】請求項７の発明においては、集中制御装置
が、ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な状
態であるか否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送信
元ステーションに対して送信不可能であることを通知す
る。請求項８の発明において、ＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手
段は、ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な
状態であるか否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送
信元ステーションに対して送信不可能であることを通知
する。
が、ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な状
態であるか否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送信
元ステーションに対して送信不可能であることを通知す
る。請求項８の発明において、ＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手
段は、ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な
状態であるか否かを調べ、送信不可能な状態の場合、送
信元ステーションに対して送信不可能であることを通知
する。
【００３３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 （実施例１）図１は本発明の実施例１における無線通信
制御システムの構成図で、この無線通信制御システム
は、集中制御装置１と、複数のステーション２（１つし
か図示していない）とにより構成されており、集中制御
装置１は、無線通信手段３と、ステーション制御手段４
と、ステーション情報管理手段５と、ステーション中継
手段６と、ＩＰアドレス管理手段７と、アドレス情報通
知手段８とを備えている。ステーション２は、ステーシ
ョン無線通信装置９と、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置１０とを
備えており、ステーション無線通信装置９は、無線通信
手段１１と、ステーション登録手段１２と、アドレス解
決手段１３と、ＩＰアドレス登録手段１４とを備えてい
る。無線通信手段３は、無線データの送受信を行う。ス
テーション制御手段４は、ステーション２の集中制御を
行う。ステーション情報管理手段５は、ステーション登
録手段１２により登録された各ステーション２の通信制
御情報や通信状態などを管理する。ステーション中継手
段６は、ステーション間における中継処理を行う。ＩＰ
アドレス管理手段７は、ＩＰアドレス登録手段１４によ
り登録されたステーション２のＩＰアドレスを管理す
る。無線通信手段１１は、無線データの送受信を行う。
アドレス解決手段１３は、ＩＰアドレスと無線アドレス
との変換テーブルを管理しており、変換テーブルに記録
された情報とアドレス情報通知手段８により通知された
アドレス変換情報とを利用し、ＩＰアドレスと無線アド
レスとの変換を行う。
説明する。 （実施例１）図１は本発明の実施例１における無線通信
制御システムの構成図で、この無線通信制御システム
は、集中制御装置１と、複数のステーション２（１つし
か図示していない）とにより構成されており、集中制御
装置１は、無線通信手段３と、ステーション制御手段４
と、ステーション情報管理手段５と、ステーション中継
手段６と、ＩＰアドレス管理手段７と、アドレス情報通
知手段８とを備えている。ステーション２は、ステーシ
ョン無線通信装置９と、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置１０とを
備えており、ステーション無線通信装置９は、無線通信
手段１１と、ステーション登録手段１２と、アドレス解
決手段１３と、ＩＰアドレス登録手段１４とを備えてい
る。無線通信手段３は、無線データの送受信を行う。ス
テーション制御手段４は、ステーション２の集中制御を
行う。ステーション情報管理手段５は、ステーション登
録手段１２により登録された各ステーション２の通信制
御情報や通信状態などを管理する。ステーション中継手
段６は、ステーション間における中継処理を行う。ＩＰ
アドレス管理手段７は、ＩＰアドレス登録手段１４によ
り登録されたステーション２のＩＰアドレスを管理す
る。無線通信手段１１は、無線データの送受信を行う。
アドレス解決手段１３は、ＩＰアドレスと無線アドレス
との変換テーブルを管理しており、変換テーブルに記録
された情報とアドレス情報通知手段８により通知された
アドレス変換情報とを利用し、ＩＰアドレスと無線アド
レスとの変換を行う。
【００３４】次に動作を説明する。先ずステーション登
録処理時には、図２のように、ステーション無線通信装
置９は、ステーション制御手段４の指示に従い、ステー
ション登録手段１２によるステーション登録処理を開始
する。すなわちステーション登録手段１２は、集中制御
装置１がステーション無線通信装置９との通信に必要な
通信制御情報を、ステーション登録要求として無線通信
手段１１により集中制御装置１に送信する。ステーショ
ン登録要求を無線通信手段３により受信した集中制御装
置１は、ステーション情報管理手段５を起動する。これ
によりステーション情報管理手段５は、ステーション登
録要求にセットされた通信制御情報に基づいて、各ステ
ーション２の無線アドレスや通信状態、中継処理に必要
な経路情報、統計情報などを管理する。
録処理時には、図２のように、ステーション無線通信装
置９は、ステーション制御手段４の指示に従い、ステー
ション登録手段１２によるステーション登録処理を開始
する。すなわちステーション登録手段１２は、集中制御
装置１がステーション無線通信装置９との通信に必要な
通信制御情報を、ステーション登録要求として無線通信
手段１１により集中制御装置１に送信する。ステーショ
ン登録要求を無線通信手段３により受信した集中制御装
置１は、ステーション情報管理手段５を起動する。これ
によりステーション情報管理手段５は、ステーション登
録要求にセットされた通信制御情報に基づいて、各ステ
ーション２の無線アドレスや通信状態、中継処理に必要
な経路情報、統計情報などを管理する。
【００３５】次にステーション登録手段１２は、ＩＰア
ドレス登録手段１４を起動し、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置１
０からステーション２のＩＰアドレスを獲得する。さら
にステーション登録手段１２は、獲得したＩＰアドレス
を、ＩＰアドレス登録要求として無線通信手段１１によ
り集中制御装置１に送信する。ＩＰアドレス登録要求を
無線通信手段３により受信した集中制御装置１は、ＩＰ
アドレス管理手段７を起動する。これによりＩＰアドレ
ス管理手段７は、送信元ステーションの無線アドレスと
ＩＰアドレス登録要求にセットされたＩＰアドレスとを
ペア情報として記録する。
ドレス登録手段１４を起動し、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置１
０からステーション２のＩＰアドレスを獲得する。さら
にステーション登録手段１２は、獲得したＩＰアドレス
を、ＩＰアドレス登録要求として無線通信手段１１によ
り集中制御装置１に送信する。ＩＰアドレス登録要求を
無線通信手段３により受信した集中制御装置１は、ＩＰ
アドレス管理手段７を起動する。これによりＩＰアドレ
ス管理手段７は、送信元ステーションの無線アドレスと
ＩＰアドレス登録要求にセットされたＩＰアドレスとを
ペア情報として記録する。
【００３６】ステーション登録削除処理時には、図３の
ように、ステーション無線通信装置９は、ステーション
制御手段４の指示に従い、ステーション登録手段１２に
よるステーション登録削除処理を開始する。すなわちス
テーション登録手段１２は、ステーション削除要求を無
線通信手段１１により集中制御装置１に送信する。ステ
ーション削除要求を無線通信手段３により受信した集中
制御装置１は、ステーション情報管理手段５により、記
録された要求元ステーションに関する通信制御情報を削
除する。次に集中制御装置１は、ＩＰアドレス管理手段
７により、記録された要求元ステーションに関するＩＰ
アドレスと無線アドレスとのペア情報を削除する。
ように、ステーション無線通信装置９は、ステーション
制御手段４の指示に従い、ステーション登録手段１２に
よるステーション登録削除処理を開始する。すなわちス
テーション登録手段１２は、ステーション削除要求を無
線通信手段１１により集中制御装置１に送信する。ステ
ーション削除要求を無線通信手段３により受信した集中
制御装置１は、ステーション情報管理手段５により、記
録された要求元ステーションに関する通信制御情報を削
除する。次に集中制御装置１は、ＩＰアドレス管理手段
７により、記録された要求元ステーションに関するＩＰ
アドレスと無線アドレスとのペア情報を削除する。
【００３７】また、ステーション制御手段４は、登録さ
れた各ステーション２に対してポーリング処理を行うこ
とにより、ステーション情報管理手段５の管理情報を定
期的に更新する。ポーリング処理の結果、ステーション
登録削除処理を行う場合は、図３のステーション登録削
除処理と同様の処理を行う。ポーリングされたステーシ
ョン２が通信不可能な状態の場合は、ステーション情報
管理手段５により、記録されたステーション２の通信状
態を通信不可能な状態としてセットし、次に、ＩＰアド
レス管理手段７により、記録されたステーション２のＩ
Ｐアドレスと無線アドレスとのペア情報を無効とする。
れた各ステーション２に対してポーリング処理を行うこ
とにより、ステーション情報管理手段５の管理情報を定
期的に更新する。ポーリング処理の結果、ステーション
登録削除処理を行う場合は、図３のステーション登録削
除処理と同様の処理を行う。ポーリングされたステーシ
ョン２が通信不可能な状態の場合は、ステーション情報
管理手段５により、記録されたステーション２の通信状
態を通信不可能な状態としてセットし、次に、ＩＰアド
レス管理手段７により、記録されたステーション２のＩ
Ｐアドレスと無線アドレスとのペア情報を無効とする。
【００３８】ＡＲＰプロトコル処理時には、図４のよう
に、ステーション無線通信装置９は、ＴＣＰ／ＩＰ通信
装置１０からＩＰデータを受信すると、アドレス解決手
段１３により送信先ＩＰアドレスを無線アドレスに変換
する。すなわちアドレス解決手段１３は、変換テーブル
に記録された情報から送信先ＩＰアドレスと無線アドレ
スとの変換を行う。
に、ステーション無線通信装置９は、ＴＣＰ／ＩＰ通信
装置１０からＩＰデータを受信すると、アドレス解決手
段１３により送信先ＩＰアドレスを無線アドレスに変換
する。すなわちアドレス解決手段１３は、変換テーブル
に記録された情報から送信先ＩＰアドレスと無線アドレ
スとの変換を行う。
【００３９】送信先ＩＰアドレスが変換テーブルに登録
されていない場合、アドレス解決手段１３は、図５のよ
うなＡＲＰ要求データを作成し、無線通信手段１１によ
り集中制御装置１に送信する。ＡＲＰ要求データを無線
通信手段３により受信した集中制御装置１は、アドレス
情報通知手段８を起動する。これによりアドレス情報通
知手段８は、ＩＰアドレス管理手段７の管理する無線ア
ドレスとＩＰアドレスとのペア情報を検索し、ＡＲＰ要
求データにセットされた送信先ＩＰアドレスに対応する
無線アドレスを求める。さらにアドレス情報通知手段８
は、獲得した無線アドレスから、図６のようなＡＲＰ応
答データを作成し、無線通信手段３により要求元のステ
ーションに送信する。ＡＲＰ応答データを無線通信手段
１１により受信した要求元ステーションは、ＡＲＰ応答
データにセットされたアドレス変換結果に基づいて、Ｉ
Ｐアドレスを無線アドレスに変換する。このとき、アド
レス解決手段１３は、ＡＲＰ応答データのアドレス変換
結果を変換テーブルに登録する。
されていない場合、アドレス解決手段１３は、図５のよ
うなＡＲＰ要求データを作成し、無線通信手段１１によ
り集中制御装置１に送信する。ＡＲＰ要求データを無線
通信手段３により受信した集中制御装置１は、アドレス
情報通知手段８を起動する。これによりアドレス情報通
知手段８は、ＩＰアドレス管理手段７の管理する無線ア
ドレスとＩＰアドレスとのペア情報を検索し、ＡＲＰ要
求データにセットされた送信先ＩＰアドレスに対応する
無線アドレスを求める。さらにアドレス情報通知手段８
は、獲得した無線アドレスから、図６のようなＡＲＰ応
答データを作成し、無線通信手段３により要求元のステ
ーションに送信する。ＡＲＰ応答データを無線通信手段
１１により受信した要求元ステーションは、ＡＲＰ応答
データにセットされたアドレス変換結果に基づいて、Ｉ
Ｐアドレスを無線アドレスに変換する。このとき、アド
レス解決手段１３は、ＡＲＰ応答データのアドレス変換
結果を変換テーブルに登録する。
【００４０】このように、ステーション無線通信装置９
にＩＰアドレス登録手段１４を設け、集中制御装置１に
ＩＰアドレス管理手段７とアドレス情報通知手段８とを
設けて、ステーション２の登録・削除処理時やポーリン
グ処理時にステーション２のＩＰアドレス情報の登録・
削除処理を行うことにより、ＡＲＰプロトコル処理にお
いて、集中制御装置１が受信したＡＲＰ要求を登録され
ている全ステーション２に対してブロードキャストする
必要がなくなるため、高速で効率的でかつ信頼性の高い
ＴＣＰ／ＩＰ通信を実現することができる。 （実施例２）図７は本発明の実施例２における無線通信
制御システムの構成図で、図１に示す構成要素と同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわちこの実施例２は、実施例１における集中制御装
置１にＩＰアドレス割り当て手段１６を付加した構成で
ある。ＩＰアドレス割り当て手段１６は、ＩＰアドレス
を持たないステーションに対してＩＰアドレスの割り当
て処理を行う。
にＩＰアドレス登録手段１４を設け、集中制御装置１に
ＩＰアドレス管理手段７とアドレス情報通知手段８とを
設けて、ステーション２の登録・削除処理時やポーリン
グ処理時にステーション２のＩＰアドレス情報の登録・
削除処理を行うことにより、ＡＲＰプロトコル処理にお
いて、集中制御装置１が受信したＡＲＰ要求を登録され
ている全ステーション２に対してブロードキャストする
必要がなくなるため、高速で効率的でかつ信頼性の高い
ＴＣＰ／ＩＰ通信を実現することができる。 （実施例２）図７は本発明の実施例２における無線通信
制御システムの構成図で、図１に示す構成要素と同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわちこの実施例２は、実施例１における集中制御装
置１にＩＰアドレス割り当て手段１６を付加した構成で
ある。ＩＰアドレス割り当て手段１６は、ＩＰアドレス
を持たないステーションに対してＩＰアドレスの割り当
て処理を行う。
【００４１】次に動作を説明する。ステーション登録処
理時には、図８のように、ステーション無線通信装置９
は、ステーション制御手段４の指示に従い、ステーショ
ン登録手段１２によるステーション登録処理を開始す
る。すなわちステーション登録手段１２は、実施例１の
場合と同様に、ステーション登録要求による通信制御情
報の登録処理を行う。
理時には、図８のように、ステーション無線通信装置９
は、ステーション制御手段４の指示に従い、ステーショ
ン登録手段１２によるステーション登録処理を開始す
る。すなわちステーション登録手段１２は、実施例１の
場合と同様に、ステーション登録要求による通信制御情
報の登録処理を行う。
【００４２】次に、ステーション登録手段１２は、ＩＰ
アドレス登録手段１４を起動し、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置
１０からステーション２のＩＰアドレスを獲得する。ス
テーション２がＩＰアドレスを持つ場合、ＩＰアドレス
登録手段１４は、実施例１の場合と同様に、ＩＰアドレ
ス登録要求によるＩＰアドレスの登録処理を行う。ステ
ーション２がＩＰアドレスを持たない場合、ＩＰアドレ
ス登録手段１４は、ＩＰアドレス獲得要求を無線通信手
段１１により集中制御装置１に送信する。ＩＰアドレス
獲得要求を無線通信手段３により受信した集中制御装置
１は、ＩＰアドレス割り当て手段１６を起動する。これ
によりＩＰアドレス割り当て手段１６は、ＩＰアドレス
管理手段７の管理するＩＰアドレスと無線アドレスとの
ペア情報を検索し、要求元ステーションの無線アドレス
に対応するＩＰアドレスを求める。対応するＩＰアドレ
スが記録されていない場合、予め予約されたＩＰアドレ
スの中から未使用のＩＰアドレスを割り当て、要求元ス
テーションの無線アドレスと共にＩＰアドレス管理手段
７に登録する。次に、割り当てたＩＰアドレスを無線通
信手段３により要求元ステーションに送信する。ステー
ション無線通信装置９は、無線通信手段１１によりＩＰ
アドレス情報を受信し、割り当てられたＩＰアドレスを
ＩＰアドレス登録手段１４によりＴＣＰ／ＩＰ通信装置
１０に通知する。
アドレス登録手段１４を起動し、ＴＣＰ／ＩＰ通信装置
１０からステーション２のＩＰアドレスを獲得する。ス
テーション２がＩＰアドレスを持つ場合、ＩＰアドレス
登録手段１４は、実施例１の場合と同様に、ＩＰアドレ
ス登録要求によるＩＰアドレスの登録処理を行う。ステ
ーション２がＩＰアドレスを持たない場合、ＩＰアドレ
ス登録手段１４は、ＩＰアドレス獲得要求を無線通信手
段１１により集中制御装置１に送信する。ＩＰアドレス
獲得要求を無線通信手段３により受信した集中制御装置
１は、ＩＰアドレス割り当て手段１６を起動する。これ
によりＩＰアドレス割り当て手段１６は、ＩＰアドレス
管理手段７の管理するＩＰアドレスと無線アドレスとの
ペア情報を検索し、要求元ステーションの無線アドレス
に対応するＩＰアドレスを求める。対応するＩＰアドレ
スが記録されていない場合、予め予約されたＩＰアドレ
スの中から未使用のＩＰアドレスを割り当て、要求元ス
テーションの無線アドレスと共にＩＰアドレス管理手段
７に登録する。次に、割り当てたＩＰアドレスを無線通
信手段３により要求元ステーションに送信する。ステー
ション無線通信装置９は、無線通信手段１１によりＩＰ
アドレス情報を受信し、割り当てられたＩＰアドレスを
ＩＰアドレス登録手段１４によりＴＣＰ／ＩＰ通信装置
１０に通知する。
【００４３】ステーション登録削除処理時およびポーリ
ング処理時の動作は実施例１と同様である。このよう
に、ステーション無線通信装置９にＩＰアドレス登録手
段１４を設け、集中制御装置１にＩＰアドレス管理手段
７とアドレス情報通知手段８とＩＰアドレス割り当て手
段１６とを設けることにより、ＩＰアドレスを持たない
ステーション２に対して、一意なＩＰアドレスの割り当
て処理を容易に実現できる。また、集中制御装置１が受
信したＲＡＲＰ要求データなどをサービスエリア内の全
ステーション２に対してブロードキャストする必要がな
くなるため、高速で効率的でかつ信頼性の高いＴＣＰ／
ＩＰ通信を実現することができる。 （実施例３）図９は本発明の実施例３における無線通信
制御システムの構成図で、図１に示す構成要素と同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわちこの実施例３は、実施例１における集中制御装
置１にＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８を付加し、ステー
ション無線通信装置９にＴＣＰ／ＩＰ送信依頼手段１９
を付加した構成である。ＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８
は、ＩＰデータを送信先ステーションに転送する。ＴＣ
Ｐ／ＩＰ送信依頼手段１９は、送信先ステーションが不
明なＩＰデータを集中制御装置１に送信する。
ング処理時の動作は実施例１と同様である。このよう
に、ステーション無線通信装置９にＩＰアドレス登録手
段１４を設け、集中制御装置１にＩＰアドレス管理手段
７とアドレス情報通知手段８とＩＰアドレス割り当て手
段１６とを設けることにより、ＩＰアドレスを持たない
ステーション２に対して、一意なＩＰアドレスの割り当
て処理を容易に実現できる。また、集中制御装置１が受
信したＲＡＲＰ要求データなどをサービスエリア内の全
ステーション２に対してブロードキャストする必要がな
くなるため、高速で効率的でかつ信頼性の高いＴＣＰ／
ＩＰ通信を実現することができる。 （実施例３）図９は本発明の実施例３における無線通信
制御システムの構成図で、図１に示す構成要素と同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
すなわちこの実施例３は、実施例１における集中制御装
置１にＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８を付加し、ステー
ション無線通信装置９にＴＣＰ／ＩＰ送信依頼手段１９
を付加した構成である。ＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８
は、ＩＰデータを送信先ステーションに転送する。ＴＣ
Ｐ／ＩＰ送信依頼手段１９は、送信先ステーションが不
明なＩＰデータを集中制御装置１に送信する。
【００４４】次に動作を説明する。ＩＰデータ送信処理
時には、図１０のように、ステーション無線通信装置９
がＴＣＰ／ＩＰ通信装置１０からＩＰデータを受信する
と、アドレス解決手段１３は、送信先ＩＰアドレスから
送信先ステーションの無線アドレスを求める。送信先Ｉ
Ｐアドレスの変換情報が変換テーブルに登録されていな
い場合、ステーション無線通信装置９は、ＴＣＰ／ＩＰ
送信依頼手段１９を起動する。これによりＴＣＰ／ＩＰ
送信依頼手段１９は、無線通信手段１１によりＩＰデー
タを集中制御装置１に送信する。集中制御装置１は、無
線通信手段３によりＩＰデータを受信し、送信先ステー
ションの無線アドレスが集中制御装置１の無線アドレス
と等しい場合、ＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８を起動す
る。これによりＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８は、ＩＰ
データのヘッダ情報から送信先ＩＰアドレスを取り出
し、ＩＰアドレス管理手段７の管理情報に基づいて、取
り出したＩＰアドレスを無線アドレスに変換する。次に
ステーション中継手段６は、変換された無線アドレスと
ステーション情報管理手段５の管理情報とに基づいて、
中継処理に必要な情報を獲得し、ＩＰデータを無線通信
手段３により送信先ステーションへ送信する。
時には、図１０のように、ステーション無線通信装置９
がＴＣＰ／ＩＰ通信装置１０からＩＰデータを受信する
と、アドレス解決手段１３は、送信先ＩＰアドレスから
送信先ステーションの無線アドレスを求める。送信先Ｉ
Ｐアドレスの変換情報が変換テーブルに登録されていな
い場合、ステーション無線通信装置９は、ＴＣＰ／ＩＰ
送信依頼手段１９を起動する。これによりＴＣＰ／ＩＰ
送信依頼手段１９は、無線通信手段１１によりＩＰデー
タを集中制御装置１に送信する。集中制御装置１は、無
線通信手段３によりＩＰデータを受信し、送信先ステー
ションの無線アドレスが集中制御装置１の無線アドレス
と等しい場合、ＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８を起動す
る。これによりＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段１８は、ＩＰ
データのヘッダ情報から送信先ＩＰアドレスを取り出
し、ＩＰアドレス管理手段７の管理情報に基づいて、取
り出したＩＰアドレスを無線アドレスに変換する。次に
ステーション中継手段６は、変換された無線アドレスと
ステーション情報管理手段５の管理情報とに基づいて、
中継処理に必要な情報を獲得し、ＩＰデータを無線通信
手段３により送信先ステーションへ送信する。
【００４５】このように、ステーション無線通信装置９
にＴＣＰ／ＩＰ送信依頼手段１９を設けて、送信先ステ
ーションの無線アドレスが不明なＩＰデータを集中制御
装置１に送信する処理を追加し、集中制御装置１にＴＣ
Ｐ／ＩＰ代理送信手段１８を設けて、送信元ステーショ
ンの代わりに送信先ステーションへの転送処理を追加す
ることにより、ＡＲＰプロトコルなどによるアドレス解
決処理を省略することができるため、高速で効率的でか
つ信頼性の高いＴＣＰ／ＩＰ通信を実現することができ
る。
にＴＣＰ／ＩＰ送信依頼手段１９を設けて、送信先ステ
ーションの無線アドレスが不明なＩＰデータを集中制御
装置１に送信する処理を追加し、集中制御装置１にＴＣ
Ｐ／ＩＰ代理送信手段１８を設けて、送信元ステーショ
ンの代わりに送信先ステーションへの転送処理を追加す
ることにより、ＡＲＰプロトコルなどによるアドレス解
決処理を省略することができるため、高速で効率的でか
つ信頼性の高いＴＣＰ／ＩＰ通信を実現することができ
る。
【００４６】また、送信先ステーションの経路情報が不
明なＩＰデータを集中制御装置１に送信するようにＴＣ
Ｐ／ＩＰ通信装置１０にセットすることにより（ＩＰの
デフォルトルーティング機能）、ＴＣＰ／ＩＰ代理送信
手段１８は、ステーション情報管理手段５で管理された
ステーションに対する経路情報から転送すべきステーシ
ョン２への送信を行うことができる。このため、ＴＣＰ
／ＩＰのルーティングプロトコル処理を省略できること
から、さらに高速で効率的なＴＣＰ／ＩＰ通信を実現す
ることができる。 （実施例４）図１１は本発明の実施例４における無線通
信制御方式を採用したシステムの構成図で、図１に示す
構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してその
説明を省略する。すなわちこの実施例４は、実施例１に
おける集中制御装置１にＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１
を付加した構成である。ＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１
は、ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な状
態の場合、ＩＰデータの中継処理を中断し、送信元ステ
ーションにエラー通知を行う。
明なＩＰデータを集中制御装置１に送信するようにＴＣ
Ｐ／ＩＰ通信装置１０にセットすることにより（ＩＰの
デフォルトルーティング機能）、ＴＣＰ／ＩＰ代理送信
手段１８は、ステーション情報管理手段５で管理された
ステーションに対する経路情報から転送すべきステーシ
ョン２への送信を行うことができる。このため、ＴＣＰ
／ＩＰのルーティングプロトコル処理を省略できること
から、さらに高速で効率的なＴＣＰ／ＩＰ通信を実現す
ることができる。 （実施例４）図１１は本発明の実施例４における無線通
信制御方式を採用したシステムの構成図で、図１に示す
構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付してその
説明を省略する。すなわちこの実施例４は、実施例１に
おける集中制御装置１にＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１
を付加した構成である。ＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１
は、ＩＰデータの送信先ステーションが通信不可能な状
態の場合、ＩＰデータの中継処理を中断し、送信元ステ
ーションにエラー通知を行う。
【００４７】次に動作を説明する。ステーション２のＩ
Ｐデータ送信処理時には、図１２のように、ステーショ
ン無線通信装置９がＴＣＰ／ＩＰ通信装置１０からＩＰ
データを受信すると、アドレス解決手段１３は、送信先
ＩＰアドレスから送信先ステーションの無線アドレスを
求め、無線通信手段１１により送信先ステーションにＩ
Ｐデータを送信する。無線通信手段３によりＩＰデータ
を受信した集中制御装置１は、ステーション中継手段６
を起動する。これによりステーション中継手段６は、ス
テーション情報管理手段５の管理情報から、送信先ステ
ーションの通信状態や経路情報を調べ、ＩＰデータが中
継可能か否かを判断する。中継可能な場合、無線通信手
段３を利用して中継処理を行う。中継不可能な場合、Ｔ
ＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１を起動する。これによりＴ
ＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１は、ＩＰデータを破棄し、
送信先ステーションへの送信が不可能であることを通知
するためのＩＣＭＰメッセージを作成し、無線通信手段
３によりＩＣＭＰメッセージを送信する。送信元ステー
ションは無線通信手段１１によりＩＣＭＰメッセージを
受信することにより、送信先ステーションへの送信が不
可能であることを知る。
Ｐデータ送信処理時には、図１２のように、ステーショ
ン無線通信装置９がＴＣＰ／ＩＰ通信装置１０からＩＰ
データを受信すると、アドレス解決手段１３は、送信先
ＩＰアドレスから送信先ステーションの無線アドレスを
求め、無線通信手段１１により送信先ステーションにＩ
Ｐデータを送信する。無線通信手段３によりＩＰデータ
を受信した集中制御装置１は、ステーション中継手段６
を起動する。これによりステーション中継手段６は、ス
テーション情報管理手段５の管理情報から、送信先ステ
ーションの通信状態や経路情報を調べ、ＩＰデータが中
継可能か否かを判断する。中継可能な場合、無線通信手
段３を利用して中継処理を行う。中継不可能な場合、Ｔ
ＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１を起動する。これによりＴ
ＣＰ／ＩＰ中継拒否手段２１は、ＩＰデータを破棄し、
送信先ステーションへの送信が不可能であることを通知
するためのＩＣＭＰメッセージを作成し、無線通信手段
３によりＩＣＭＰメッセージを送信する。送信元ステー
ションは無線通信手段１１によりＩＣＭＰメッセージを
受信することにより、送信先ステーションへの送信が不
可能であることを知る。
【００４８】このように、集中制御装置１にＴＣＰ／Ｉ
Ｐ中継拒否手段２１を設けて、中継不可能なＩＰデータ
を受信した場合に、ＩＣＭＰメッセージによるエラー通
知処理を追加することにより、送信不可能なステーショ
ンに対する不要な中継処理や再送処理などを省略できる
ことから、高速で効率的なＴＣＰ／ＩＰ通信を実現する
ことができる。
Ｐ中継拒否手段２１を設けて、中継不可能なＩＰデータ
を受信した場合に、ＩＣＭＰメッセージによるエラー通
知処理を追加することにより、送信不可能なステーショ
ンに対する不要な中継処理や再送処理などを省略できる
ことから、高速で効率的なＴＣＰ／ＩＰ通信を実現する
ことができる。
【００４９】なお上記実施例１において、アドレス情報
通知手段８が、図１３のようなＡＲＰ応答データをＩＰ
データの送信先ステーションに送信するように構成して
もよい。この場合、ＡＲＰ応答データを受信した送信先
ステーションのアドレス解決手段１３は、ＡＲＰ応答デ
ータにセットされた要求元ステーションに関するＩＰア
ドレスと無線アドレスとの変換情報に基づいて、変換テ
ーブルの登録・更新を行う。また、アドレス情報通知手
段８が、ＡＲＰ要求データを受信したときだけでなく、
定期的にあるいは新たにステーション２の登録処理が実
行されたときなどに、ＩＰアドレス管理手段７の管理情
報に基づいてＡＲＰ応答データを作成し、アドレス情報
通知手段８により登録された全てのあるいは一部のステ
ーション２に送信するように構成してもよい。
通知手段８が、図１３のようなＡＲＰ応答データをＩＰ
データの送信先ステーションに送信するように構成して
もよい。この場合、ＡＲＰ応答データを受信した送信先
ステーションのアドレス解決手段１３は、ＡＲＰ応答デ
ータにセットされた要求元ステーションに関するＩＰア
ドレスと無線アドレスとの変換情報に基づいて、変換テ
ーブルの登録・更新を行う。また、アドレス情報通知手
段８が、ＡＲＰ要求データを受信したときだけでなく、
定期的にあるいは新たにステーション２の登録処理が実
行されたときなどに、ＩＰアドレス管理手段７の管理情
報に基づいてＡＲＰ応答データを作成し、アドレス情報
通知手段８により登録された全てのあるいは一部のステ
ーション２に送信するように構成してもよい。
【００５０】また上記実施例２においては、ＩＰアドレ
ス獲得要求を受信したときにＩＰアドレス割り当て手段
１６が起動される構成としたが、ＩＰアドレスの獲得を
要求するＲＡＲＰ要求データなどを受信した場合にＩＰ
アドレス割り当て手段１６を起動するように構成しても
よい。ＲＡＲＰ要求データの場合、ＩＰアドレス割り当
て手段１６が、要求元ステーションに対してＩＰアドレ
スの割り当て処理を行い、アドレス情報通知手段８が、
割り当てたＩＰアドレスに基づいてＲＡＲＰ応答データ
を作成し、作成したＲＡＲＰ応答データを要求元ステー
ションに返送する。
ス獲得要求を受信したときにＩＰアドレス割り当て手段
１６が起動される構成としたが、ＩＰアドレスの獲得を
要求するＲＡＲＰ要求データなどを受信した場合にＩＰ
アドレス割り当て手段１６を起動するように構成しても
よい。ＲＡＲＰ要求データの場合、ＩＰアドレス割り当
て手段１６が、要求元ステーションに対してＩＰアドレ
スの割り当て処理を行い、アドレス情報通知手段８が、
割り当てたＩＰアドレスに基づいてＲＡＲＰ応答データ
を作成し、作成したＲＡＲＰ応答データを要求元ステー
ションに返送する。
【００５１】また上記実施例３において、ＴＣＰ／ＩＰ
代理送信手段１８がＩＰデータを送信した後、アドレス
情報通知手段８が、図６のようなＡＲＰ応答データを送
信元ステーションに送信するように構成してもよい。こ
の結果、送信元ステーションのアドレス解決手段１３
が、ＡＲＰ応答データの変換結果を変換テーブルに登録
する。
代理送信手段１８がＩＰデータを送信した後、アドレス
情報通知手段８が、図６のようなＡＲＰ応答データを送
信元ステーションに送信するように構成してもよい。こ
の結果、送信元ステーションのアドレス解決手段１３
が、ＡＲＰ応答データの変換結果を変換テーブルに登録
する。
【００５２】また上記各実施例において、ステーション
登録要求の通信制御情報にＩＰアドレスを追加し、ステ
ーション登録要求処理時にＩＰアドレスの登録を同時に
行うように構成してもよい。また上記各実施例におい
て、ＩＰアドレス登録要求処理時に、要求されたＩＰア
ドレスがＩＰアドレス管理手段７に登録されているか否
かを調べ、既に登録されている場合は登録要求を拒否す
ることにより、同じＩＰアドレスを持つステーション２
が二重に登録されることのないようにチェックするとい
う処理を追加してもよい。
登録要求の通信制御情報にＩＰアドレスを追加し、ステ
ーション登録要求処理時にＩＰアドレスの登録を同時に
行うように構成してもよい。また上記各実施例におい
て、ＩＰアドレス登録要求処理時に、要求されたＩＰア
ドレスがＩＰアドレス管理手段７に登録されているか否
かを調べ、既に登録されている場合は登録要求を拒否す
ることにより、同じＩＰアドレスを持つステーション２
が二重に登録されることのないようにチェックするとい
う処理を追加してもよい。
【００５３】また上記各実施例において、ＩＰアドレス
管理手段７の管理情報に外部から登録・削除・変更する
手段を追加してもよい。また上記各実施例において、ス
テーション情報管理手段５の管理情報とＩＰアドレス管
理手段７の管理情報とを一つの管理情報として管理する
ように構成してもよい。
管理手段７の管理情報に外部から登録・削除・変更する
手段を追加してもよい。また上記各実施例において、ス
テーション情報管理手段５の管理情報とＩＰアドレス管
理手段７の管理情報とを一つの管理情報として管理する
ように構成してもよい。
【００５４】なお、ステーション２と集中制御装置１と
の間に無線通信以外の通信手段を持ち、集中制御装置１
がステーション２の集中制御を行う場合、ステーション
２のＴＣＰ／ＩＰ通信開始前にステーション２のＩＰア
ドレスの登録・獲得処理、ステーション２との通信に必
要な通信制情報の登録処理を行うことにより、上記各実
施例における無線通信制御方法を採用することができ
る。
の間に無線通信以外の通信手段を持ち、集中制御装置１
がステーション２の集中制御を行う場合、ステーション
２のＴＣＰ／ＩＰ通信開始前にステーション２のＩＰア
ドレスの登録・獲得処理、ステーション２との通信に必
要な通信制情報の登録処理を行うことにより、上記各実
施例における無線通信制御方法を採用することができ
る。
【００５５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、集
中制御装置と複数のステーションとを用い、データ通信
の開始に先だって前記各ステーションが他のステーショ
ンとのデータ通信に必要な通信制御情報を前記集中制御
装置に対して登録し、登録された前記ステーション間の
データ通信を前記集中制御装置により集中制御する無線
通信制御方法において、前記各ステーションが、前記通
信制御情報と共にステーションのＩＰアドレスを前記集
中制御装置に対して登録し、前記集中制御装置が、登録
されたステーションのＩＰアドレスを前記通信制御情報
と関連付けて管理情報として管理し、前記ステーション
からアドレス変換要求を受信した時に、前記管理情報に
基づいて前記アドレス変換要求を解決し、その変換結果
を要求元ステーションに返送するので、従来のＴＣＰ／
ＩＰ通信装置を変更することなくＴＣＰ／ＩＰの無線通
信を改良することが可能となる。すなわち、変換要求を
登録された全ステーションに対してブロードキャストす
る必要がなくなり、高速で効率的でかつ信頼性の高いＴ
ＣＰ／ＩＰ通信を実現できる。
中制御装置と複数のステーションとを用い、データ通信
の開始に先だって前記各ステーションが他のステーショ
ンとのデータ通信に必要な通信制御情報を前記集中制御
装置に対して登録し、登録された前記ステーション間の
データ通信を前記集中制御装置により集中制御する無線
通信制御方法において、前記各ステーションが、前記通
信制御情報と共にステーションのＩＰアドレスを前記集
中制御装置に対して登録し、前記集中制御装置が、登録
されたステーションのＩＰアドレスを前記通信制御情報
と関連付けて管理情報として管理し、前記ステーション
からアドレス変換要求を受信した時に、前記管理情報に
基づいて前記アドレス変換要求を解決し、その変換結果
を要求元ステーションに返送するので、従来のＴＣＰ／
ＩＰ通信装置を変更することなくＴＣＰ／ＩＰの無線通
信を改良することが可能となる。すなわち、変換要求を
登録された全ステーションに対してブロードキャストす
る必要がなくなり、高速で効率的でかつ信頼性の高いＴ
ＣＰ／ＩＰ通信を実現できる。
【００５６】また、管理情報に含まれているＩＰアドレ
ス情報を検索し、未使用のＩＰアドレスをＩＰアドレス
を持たないステーションに対して割り当てるようにすれ
ば、ステーション無線通信装置からのＩＰアドレス割り
当て要求を解決することができ、要求を登録された全ス
テーションに対してブロードキャストする必要がなくな
るので、さらに高速で効率的でかつ信頼性の高いＴＣＰ
／ＩＰ通信を実現できる。
ス情報を検索し、未使用のＩＰアドレスをＩＰアドレス
を持たないステーションに対して割り当てるようにすれ
ば、ステーション無線通信装置からのＩＰアドレス割り
当て要求を解決することができ、要求を登録された全ス
テーションに対してブロードキャストする必要がなくな
るので、さらに高速で効率的でかつ信頼性の高いＴＣＰ
／ＩＰ通信を実現できる。
【００５７】また、ＩＰデータ送信処理時に、送信先ス
テーションが不明なＩＰデータをステーションから集中
制御装置に送信し、集中制御装置が、ＩＰデータのヘッ
ダ情報から送信先ステーションのＩＰアドレスを取り出
し、それに基づいて通信制御情報を検索し、検索の結果
決定した送信先ステーションに対して前記ＩＰデータを
中継するので、送信元ステーションによる送信先ステー
ションの無線アドレスや経路情報を獲得するためのプロ
トコル処理を省略することができ、さらに高速で効率的
でかつ信頼性の高いＴＣＰ／ＩＰ通信を実現できる。
テーションが不明なＩＰデータをステーションから集中
制御装置に送信し、集中制御装置が、ＩＰデータのヘッ
ダ情報から送信先ステーションのＩＰアドレスを取り出
し、それに基づいて通信制御情報を検索し、検索の結果
決定した送信先ステーションに対して前記ＩＰデータを
中継するので、送信元ステーションによる送信先ステー
ションの無線アドレスや経路情報を獲得するためのプロ
トコル処理を省略することができ、さらに高速で効率的
でかつ信頼性の高いＴＣＰ／ＩＰ通信を実現できる。
【００５８】また、集中制御装置が、ＩＰデータの送信
先ステーションが通信不可能な状態であるか否かを調
べ、送信不可能な状態の場合、送信元ステーションに対
して送信不可能であることを通知するので、中継不可能
なステーションに対する余分な集中制御装置の中継処理
や送信元ステーションの再送処理を省略することができ
ることから、さらに高速で効率的でかつ信頼性の高いＴ
ＣＰ／ＩＰ通信を実現できる。
先ステーションが通信不可能な状態であるか否かを調
べ、送信不可能な状態の場合、送信元ステーションに対
して送信不可能であることを通知するので、中継不可能
なステーションに対する余分な集中制御装置の中継処理
や送信元ステーションの再送処理を省略することができ
ることから、さらに高速で効率的でかつ信頼性の高いＴ
ＣＰ／ＩＰ通信を実現できる。
【図１】本発明の実施例１における無線通信制御システ
ムの構成図である。
ムの構成図である。
【図２】本発明の実施例１における無線通信制御システ
ムのステーション登録処理時の動作説明図である。
ムのステーション登録処理時の動作説明図である。
【図３】本発明の実施例１における無線通信制御システ
ムのステーション登録削除処理時の動作説明図である。
ムのステーション登録削除処理時の動作説明図である。
【図４】本発明の実施例１における無線通信制御システ
ムのＡＲＰプロトコル処理時の動作説明図である。
ムのＡＲＰプロトコル処理時の動作説明図である。
【図５】ＡＲＰ要求データの説明図である。
【図６】ＡＲＰ応答データの説明図である。
【図７】本発明の実施例２における無線通信制御システ
ムの構成図である。
ムの構成図である。
【図８】本発明の実施例２における無線通信制御システ
ムのＩＰアドレス割り当て処理時の動作説明図である。
ムのＩＰアドレス割り当て処理時の動作説明図である。
【図９】本発明の実施例３における無線通信制御システ
ムの構成図である。
ムの構成図である。
【図１０】本発明の実施例３における無線通信制御シス
テムのＩＰデータ送信処理時の動作説明図である。
テムのＩＰデータ送信処理時の動作説明図である。
【図１１】本発明の実施例４における無線通信制御シス
テムの構成図である。
テムの構成図である。
【図１２】本発明の実施例４における無線通信制御シス
テムのＩＰデータ送信処理時の動作説明図である。
テムのＩＰデータ送信処理時の動作説明図である。
【図１３】ＡＲＰ応答データの説明図である。
【図１４】従来の無線通信制御システムの構成図であ
る。
る。
【図１５】従来の無線通信制御システムのステーション
登録処理時の動作説明図である。
登録処理時の動作説明図である。
【図１６】従来の無線通信制御システムの無線データ送
信処理時の動作説明図である。
信処理時の動作説明図である。
【図１７】従来の無線通信制御システムのＡＲＰプロト
コル処理時の動作説明図である。
コル処理時の動作説明図である。
【図１８】従来の無線通信制御システムのＡＲＰプロト
コル処理時の動作説明図である。
コル処理時の動作説明図である。
【図１９】ＡＲＰ要求データの説明図である。
【図２０】従来の無線通信制御システムのＲＡＲＰプロ
トコル処理時の動作説明図である。
トコル処理時の動作説明図である。
１ 集中制御装置 ２ ステーション ７ ＩＰアドレス管理手段 ８ アドレス情報通知手段 １４ ＩＰアドレス登録手段 １６ ＩＰアドレス割り当て手段 １８ ＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段 １９ ＴＣＰ／ＩＰ送信依頼手段 ２１ ＴＣＰ／ＩＰ中継拒否手段
Claims (8)
- 【請求項１】 集中制御装置と複数のステーションとを
用い、データ通信の開始に先だって前記各ステーション
が他のステーションとのデータ通信に必要な通信制御情
報を前記集中制御装置に対して登録し、登録された前記
ステーション間のデータ通信を前記集中制御装置により
集中制御する無線通信制御方法において、前記各ステー
ションが、前記通信制御情報と共にステーションのＩＰ
アドレスを前記集中制御装置に対して登録し、前記集中
制御装置が、登録されたステーションのＩＰアドレスを
前記通信制御情報と関連付けて管理情報として管理し、
前記ステーションからアドレス変換要求を受信した時
に、前記管理情報に基づいて前記アドレス変換要求を解
決し、その変換結果を要求元ステーションに返送するこ
とを特徴とする無線通信制御方法。 - 【請求項２】 集中制御装置と複数のステーションとを
備え、データ通信の開始に先だって前記各ステーション
が他のステーションとのデータ通信に必要な通信制御情
報を前記集中制御装置に対して登録し、登録された前記
ステーション間のデータ通信を前記集中制御装置により
集中制御する構成の無線通信制御システムにおいて、前
記各ステーションに、前記通信制御情報と共にステーシ
ョンのＩＰアドレスを前記集中制御装置に対して登録す
るためのＩＰアドレス登録手段を設け、前記集中制御装
置に、登録されたステーションのＩＰアドレスを前記通
信制御情報と関連付けて管理情報として管理するための
ＩＰアドレス管理手段を設けて、前記ステーションから
アドレス変換要求を受信した時に、前記管理情報に基づ
いて前記アドレス変換要求を解決し、その変換結果を要
求元ステーションに返送する構成としたことを特徴とす
る無線通信制御システム。 - 【請求項３】 管理情報に含まれているＩＰアドレス情
報を検索し、未使用のＩＰアドレスをＩＰアドレスを持
たないステーションに対して割り当てることを特徴とす
る請求項１に記載の無線通信制御方法。 - 【請求項４】 管理情報に含まれているＩＰアドレス情
報を検索し、未使用のＩＰアドレスをＩＰアドレスを持
たないステーションに対して割り当てるためのＩＰアド
レス割り当て手段を設けたことを特徴とする請求項２に
記載の無線通信制御システム。 - 【請求項５】 ＩＰデータ送信処理時に、送信先ステー
ションが不明なＩＰデータをステーションから集中制御
装置に送信し、集中制御装置が、ＩＰデータのヘッダ情
報から送信先ステーションのＩＰアドレスを取り出し、
それに基づいて通信制御情報を検索し、検索の結果決定
した送信先ステーションに対して前記ＩＰデータを中継
することを特徴とする請求項１に記載の無線通信制御方
法。 - 【請求項６】 各ステーションに、ＩＰデータ送信処理
時に送信先ステーションが不明なＩＰデータをステーシ
ョンから集中制御装置に送信するためのＴＣＰ／ＩＰ送
信依頼手段を設け、集中制御装置に、ＩＰデータのヘッ
ダ情報から送信先ステーションのＩＰアドレスを取り出
し、それに基づいて通信制御情報を検索し、検索の結果
決定した送信先ステーションに対して前記ＩＰデータを
中継するためのＴＣＰ／ＩＰ代理送信手段を設けたこと
を特徴とする請求項２に記載の無線通信制御システム。 - 【請求項７】 集中制御装置が、ＩＰデータの送信先ス
テーションが通信不可能な状態であるか否かを調べ、送
信不可能な状態の場合、送信元ステーションに対して送
信不可能であることを通知することを特徴とする請求項
１に記載の無線通信制御方法。 - 【請求項８】 集中制御装置に、ＩＰデータの送信先ス
テーションが通信不可能な状態であるか否かを調べ、送
信不可能な状態の場合、送信元ステーションに対して送
信不可能であることを通知するためのＴＣＰ／ＩＰ中継
拒否手段を設けたことを特徴とする請求項２に記載の無
線通信制御システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12766592A JP3050694B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 無線通信制御方法および無線通信制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12766592A JP3050694B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 無線通信制御方法および無線通信制御システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05327716A JPH05327716A (ja) | 1993-12-10 |
| JP3050694B2 true JP3050694B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=14965695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12766592A Expired - Fee Related JP3050694B2 (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 無線通信制御方法および無線通信制御システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3050694B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ATE393534T1 (de) * | 2003-12-19 | 2008-05-15 | Mitsubishi Electric Corp | Adressenverwaltungverfahren |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP12766592A patent/JP3050694B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05327716A (ja) | 1993-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |