JP3522965B2 - 水中ポンプ - Google Patents

水中ポンプ

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JP3522965B2
JP3522965B2 JP08930096A JP8930096A JP3522965B2 JP 3522965 B2 JP3522965 B2 JP 3522965B2 JP 08930096 A JP08930096 A JP 08930096A JP 8930096 A JP8930096 A JP 8930096A JP 3522965 B2 JP3522965 B2 JP 3522965B2
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seal
rotor shaft
oil seal
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oil
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竜治 井谷
寛治 山本
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shinmaywa Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭等において庭
園の植木等に対する散水のため、あるいは、溜まり水の
排水、循環等のために使用される比較的小型の水中ポン
プに関する。
【0002】
【従来の技術】家庭において、庭園の植木に対する散水
等の目的のために使用される比較的小型の水中ポンプの
一例を図3に示す。この水中ポンプは、通常、プラスチ
ック製のヘッドカバー61によってモーター62が覆わ
れた状態になっている。モーター62の下端面は、アル
ミニウム製、あるいはプラスチック製のブラケット63
によって覆われた状態になっており、モーター62の軸
心部を挿通するローターシャフト64の下端部は、ブラ
ケット63の下方に延出している。そして、ローターシ
ャフト64の下端部には、ポンプケーシング65の内部
に配置された羽根車66が取り付けられており、ポンプ
ケーシング65は、ストレーナー67によって覆われて
いる。
【0003】このような構成の水中ポンプでは、モータ
ー62の駆動によって羽根車66が回転されると、ポン
プケーシング65の内部に流体が吸引される。ポンプケ
ーシング65内に吸引された流体は、ヘッドカバー61
内に上下方向に沿って設けられた流路61a内を上方へ
と通流する。流路61aの上端部に設けられた吐出口に
は、ホース(図示せず)の端部が取り付けられるホース
カップリング68が取り付けられており、流路61a内
を上方へ通流する流体は、吐出口を通って、ホースカッ
プリング68にて取り付けられるホース内に吐出され
る。
【0004】モーター62の下端面を覆うブラケット6
3には、中心部に、上方に突出した円筒状のボス部63
aが設けられており、このボス部63aの上端部内に、
ローターシャフト64を回転可能に支持する軸受け63
bが嵌合状態で支持されている。また、ボス部63a内
には、軸受け63bの下側に、一対のオイルシール63
cおよび63dが、上下方向に並んで配置されている。
各オイルシール63cおよび63dは、ボス部63a内
を挿通するローターシャフト64の外周面に圧接され
て、ローターシャフト64を軸封している。
【0005】図4(a)は、ブラケット63のボス部6
3aの断面図、図4(b)は、オイルシール63cおよ
び63dを取り外した状態のボス部63aの断面図であ
る。ブラケット63のボス部63aには、一対のオイル
シール63cおよび63dが嵌合されるシール嵌合部6
3eが、軸受け63bの下側に設けられており、このシ
ール嵌合部63e内に、一対のオイルシール63cおよ
び63dが相互に接触するように上下方向に連続して圧
入されている。各オイルシール63cおよび63dは等
しい外径を有している。
【0006】また、図5に示すように、各オイルシール
63cおよび63dの間に、適当な間隙が形成されるよ
うに、リング状のスペーサー63fを介在させて、その
間隙内に、グリースを充填して、各オイルシール63c
および63dの耐久性を向上させる方法も実施されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ブラケット63のボス
部63aは、通常、アルミニウム製の場合には、ダイカ
ストによって、プラスチック製の場合には、射出成形に
よって、シール嵌合部63eが設けられた円筒状に成形
されている。このように、ダイカストあるいは射出成形
によってブラケット63のボス部63aを成形する場合
には、型抜きを容易にするために金型に抜き勾配が設け
られているために、ボス部63a内に形成されるシール
嵌合部63eの内周面は、上側になるにつれて内径が小
さくなったテーパー状になる。
【0008】シール嵌合部63eの内周面に形成される
テーパーの角度は小さいものの、シール嵌合部63e
は、一対のオイルシール63cおよび63dを嵌合し得
るように、軸方向に比較的長くなると、上端部の内径と
下端部の内径との差が大きくなる。このようなシール嵌
合部63eでは、外径が等しい一対のオイルシール63
cおよび63dを圧入する際に、上側に配置されるオイ
ルシール63cは、シール嵌合部63eの内周面によっ
て強く締め付けられて、シール嵌合部63e内における
上端部の所定位置にまで圧入することが容易ではないと
いう問題がある。また、下側に配置されるオイルシール
63dは、シール嵌合部63eにおける下端部によって
強く圧接されず、ローターシャフト64の外周面に強く
圧接されないおそれがある。オイルシール63dがロー
ターシャフト64の外周面に強く圧接されない状態で
は、オイルシール63dは、ローターシャフト64の回
転によって、クリープが発生し、ローターシャフト64
を確実に軸封することができなくなる。
【0009】各オイルシール63cおよび63d間にリ
ング状のスペーサー63fを介在させる場合も、同様の
問題がある。
【0010】このために、ボス部63a内に設けられた
シール嵌合部63aが成形された後に、テーパー状態が
解消されて一定の内径になるように、内周面を機械的に
加工することが実施される。しかし、この場合には、ボ
ス部63aを成形した後に機械加工を実施しなければな
らず、作業が煩わしいという問題がある。
【0011】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、ブラケットのボス部を、成形され
た後に機械的な加工をする必要がなく、そのボス部に設
けられる一対のオイルシールによって、ローターシャフ
トを確実に軸封することができる水中ポンプを提供する
ことにある。本発明の他の目的は、一対のオイルシール
によって、長期にわたって安定的にローターシャフトを
軸封することができる水中ポンプを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の水中ポ
ンプは、モーターの軸心部を挿通するローターシャフト
の下端部に、ポンプケーシング内に配置された羽根車が
取り付けられており、この羽根車の回転によって、ポン
プケーシング内に流入した流体が、上方へ吐出されるよ
うになった水中ポンプにおいて、前記モーターの下端面
を覆うとともに、ダイカストによって、または、射出成
形によって成形されたブラケットに、テーパー状の上部
シール嵌合部と、該上部シール嵌合部の内径よりも大き
な内径のテーパー状の下部シール嵌合部とが上下に連続
して設けられ、これらの上部シール嵌合部および下部シ
ール嵌合部に上部オイルシールおよび下部オイルシール
がそれぞれ圧入されてなり、ブラケットの中心部を挿通
するローターシャフトが、上下方向に配置された上部オ
イルシールと下部オイルシールとによって軸封されてい
ることを特徴とする。
【0013】
【0014】請求項2に記載の水中ポンプは、前記上部
オイルシールと下部オイルシールとの間に間隙が設けら
れており、その間隙内にグリースが充填されている。
【0015】請求項3に記載の水中ポンプは、前記ロー
ターシャフトは、下部オイルシールの下側に設けられた
1または複数のオイルシールによって、さらに軸支され
ている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の水中ポンプの実施の形態
の一例を示す縦断面図である。
【0018】この水中ポンプは、上側になるにつれて細
くなった円錐台状のヘッドカバー10と、このヘッドカ
バー10の内部に配置されたモーター20と、モーター
20の下側に設けられたポンプケーシング35とを有し
ている。
【0019】モーター20は、円筒状のステーターケー
シング21と、このステーターケーシング21内に同心
状態で配置されて軸心部が中空になったステーター22
とを有している。ステーター22は、ステーターケーシ
ング21の内周面に固定されている。ステーター22の
中空になった軸心部には、ローター23が同心状態で、
回転可能に嵌合されている。ローター23の軸心部に
は、ローターシャフト24が挿通しており、ローターシ
ャフト24の上端部および下端部が、ローター23の上
方および下方にそれぞれ延出している。
【0020】ステーターケーシング21は、上端面21
aが閉塞された状態になっており、その中央部には、下
方に向かって突出するボス部21cが設けられている。
ボス部21c内には、ローターシャフト24の上端部が
挿入されており、ボス部21c内に挿入されたローター
シャフト24の上端部が、軸受け25によって、回転可
能に支持されている。
【0021】ステーターケーシング21の上端面21a
には、コンデンサー21fが設置されている。また、ス
テーターケーシング21の上端面21aには、モーター
20に対する給電用のケーブル44が挿通するケーブル
挿通孔21k、および、モーター20に対するアース線
取付用のネジ孔21hがそれぞれ設けられている。
【0022】ステーターケーシング21の下端面は開放
されており、アルミニウム製のブラケット29が突き合
わされることによって閉鎖されている。このブラケット
29は、ステーターケーシング21よりも大径になって
おり、その外周部分が、全周にわたって、ステーターケ
ーシング21の外方に水平に延出した状態になってい
る。ブラケット21の外周部分には、1つの吐出用開口
部29bが設けられている。また、ブラケット29の外
周部分には、モーター20を覆うプラスチック製のヘッ
ドカバー10に突き合わされており、ヘッドカバー10
がボルト12によって止められている。
【0023】ヘッドカバー10は、上側になるにつれて
先細り状になった円錐台状に構成されており、その上端
面は平坦になっている。
【0024】ヘッドカバー10の内部には、ブラケット
29の吐出用開口部29bから上方に直線状に延びる流
路13が設けられている。流路13は、ヘッドカバー1
0の上部に設けられた吐出口14に連通しており、吐出
口14の外周面には、ネジ溝14aが設けられている。
吐出口14の上端面には、パッキング42を介してホー
スカップリング43が突き当てられており、ホースカッ
プリング43が、吐出口14のネジ溝14aにネジ結合
されたナット部材41によって、吐出口14に取り付け
られている。ホースカップリング43には、ホースの端
部が取り付けられるようになっている。
【0025】ヘッドカバー10の平坦になった上端面に
は、把手部15が上方に突出するように設けられてお
り、また、ヘッドカバー10の上端面における吐出口1
4とは、把手部15を間に挟んだ中心対称位置に、ケー
ブル取付座16が、上方に突出した状態で設けられてい
る。このケーブル取付座16には、ステーターケーシン
グ21の上端面21aに設けられたコンデンサー21
f、モーター20等に対する給電のためのケーブル44
の端部が取り付けられるようになっている。
【0026】ヘッドカバー10内の上端部には、上端面
から下方に円筒状に突出した隔壁部17が設けられてい
る。隔壁部17は、ステーターケーシング21の上端面
21aに設けられたコンデンサー21fを取り囲んだ状
態で、ステーターケーシング21の上端面21aにおけ
る外周縁部に水密状態で圧接されている。
【0027】ブラケット29の中央部には、上方に突出
するボス部29aが設けられており、そのボス部29a
内を、モーター20の軸心部を挿通するローターシャフ
ト24が挿通している。ローターシャフト24は、ブラ
ケット29の下方に延出した状態になっている。ロータ
ーシャフト24は、ボス部29a内に設けられた軸受け
26によって、回転可能に支持されている。ボス部29
a内には、軸受け26の下側に上部オイルシール27お
よび下部オイルシール28が、上下方向に並んで設けら
れている。
【0028】図2(a)は、ブラケット29のボス部2
9aの断面図、図2(b)は、上部オイルシール27お
よび下部オイルシール28を取り外した状態のボス部2
9aの断面図である。
【0029】円板状になったブラケット29の中心部に
設けられたボス部29aは、円筒状に上方に突出してお
り、その先端部には、軸受け26が嵌合される軸受け嵌
合部29eが設けられており、この軸受け嵌合部29e
内に、軸受け26が嵌入されている。
【0030】ボス部29aにおける軸受け嵌合部29e
の下方には、上部シール嵌合部29cおよび下部シール
嵌合部29dが、上下方向に連続して設けられている。
軸受け嵌合部29eと上部シール嵌合部29cとの間に
は、ボス部29aの内周面から全周にわたって内方に水
平に突出するリブ29hが設けられており、軸受け嵌合
部29e内に嵌合された軸受け26は、このリブ29h
に突き当てられた状態になっている。
【0031】上部シール嵌合部29cは、上側の軸受け
嵌合部29eの内径にほぼ等しい内径を有しており、下
部シール嵌合部29dの内径は、上部シール嵌合部29
cの内径よりも若干大きくなっている。従って、上部シ
ール嵌合部29cと下部シール嵌合部29dとの間に
は、段差部29fが形成されている。
【0032】上部シール嵌合部29c内には、円環状の
上部オイルシール27が、水密状態で圧入されており、
下部シール嵌合部29d内にも、円環状の下部オイルシ
ール28が、水密状態で圧入されている。上部シール嵌
合部29c内に圧入された上部オイルシール27は、軸
方向長さが上部シール嵌合部29cの軸方向長さよりも
若干短くなっており、軸受け嵌合部29eとの間に設け
られたリブ29hに突き当てられている。従って、上部
オイルシール27は、段差部29fに対して、若干上方
に位置している。下部シール嵌合部29d内に圧入され
た下部オイルシール28も、軸方向長さが下部シール嵌
合部29dの軸方向長さよりも若干短くなっており、上
部シール嵌合部29cとの段差部29fに突き当てられ
ている。従って、段差部29fに突き当てられた下部オ
イルシール28と、上部オイルシール27との間には、
間隙29gが形成されており、この間隙29g内にグリ
ースが充填されている。
【0033】ブラケット29のボス部29aを挿通する
ローターシャフト24は、軸受け26によって回転可能
に支持されており、円環状の上部オイルシール27およ
び下部オイルシール28の軸心部を挿通した状態になっ
ている。そして、上部オイルシール27および下部オイ
ルシール28が、ローターシャフト24の外周面にそれ
ぞれ水密状に圧接されて、ローターシャフト24を軸封
している。
【0034】図1に示すように、ブラケット29から下
方に延出したローターシャフト24の下端部には、羽根
車31が取り付けられている。羽根車31は、ブラケッ
ト29の下側に取り付けられたポンプケーシング35内
に配置されている。ポンプケーシング35は、ブラケッ
ト29に嵌合されたヘッドカバー10の下端部とは、ゴ
ムバンド36を介して突き合わされた状態になってい
る。ポンプケーシング35の底面には、吸引口32が設
けられており、羽根車31の回転により、吸引口32を
通って、ポンプケーシング35内に流体が吸引されるよ
うになっている。ポンプケーシング35内に吸引された
流体は、ポンプケーシング35の外周側に設けられた通
流部33およびブラケット29の吐出用開口部29bを
通って、ヘッドカバー10の流路13内に流入して、流
路13の上端部の吐出口14から吐出されるようになっ
ている。
【0035】ポンプケーシング35は、その上端部を除
く周面部および底面が、円筒状のストレーナー34によ
って覆われている。ストレーナー34は、底面が閉塞さ
れた状態になっており、その周面には、上下方向に延び
る多数の長孔(図示せず)が、周方向に等しい間隔をあ
けて設けられている。
【0036】このような構成の水中ポンプでは、モータ
ー20のローター23が回転されることによりローター
シャフト24が回転すると、ポンプケーシング35内の
羽根車31が回転し、ストレーナー34の各長孔を通っ
て、このポンプケーシング35内に流体が流入するよう
になっている。
【0037】ポンプケーシング35内に流入した流体
は、羽根車31の回転による遠心力によって渦流とな
り、ポンプケーシング35の通流部33を通って、ヘッ
ドカバー10に設けられた流路13内に流入する。そし
て、流路13内に流入した流体は、流路13を上方へと
通流し、流路13の上端部に設けられた吐出口14から
吐出される。吐出口14には、ホースカップリング43
によってホースの端部が連結された状態になっており、
吐出口14から吐出される流体は、ホースによって所定
位置に通流されて、ホースから吐出される。
【0038】ローターシャフト24が挿通するブラケッ
ト29のボス部29aには、内径の異なる上部シール嵌
合部29cおよび下部シール嵌合部29dがそれぞれ設
けられており、上部シール嵌合部29c内に上部オイル
シール27が圧入されるとともに、下部シール嵌合部2
9d内に下部オイルシール28が圧入されている。従っ
て、上部シール嵌合部29cおよび下部シール嵌合部2
9dは、ボス部29aを型抜きするために、それぞれテ
ーパー状に形成されていても、上部シール嵌合部29c
および下部シール嵌合部29dの軸方向長さが比較的短
く、それぞれの上端面と下端面との内径差はごく僅かで
ある。そのために、上部シール嵌合部29cおよび下部
シール嵌合部29dにおける内周面のテーパー状態を解
消させるための機械加工等を実施しなくても、上部オイ
ルシール27および下部オイルシール28は、上部シー
ル嵌合部29cおよび下部シール嵌合部29b内に、そ
れぞれ、確実に所定の圧接状態で装着されるとともに、
ローターシャフト24の外周面に、それぞれ、強固に圧
接される。その結果、上部オイルシール27および下部
オイルシール28は、ローターシャフト24の下端部を
確実に軸封することができる。
【0039】また、上部オイルシール27と下部オイル
シール28との間には、スペーサー等を設けることな
く、間隙29gが形成されて、その間隙29g内にグリ
ースが充填されている。従って、上部オイルシール27
および下部オイルシール28は、グリースによって耐久
性が向上し、長期にわたって安定的に、ローターシャフ
ト24を軸封することができる。
【0040】なお、上記実施の形態では、上部オイルシ
ール27と下部オイルシール28とによって、ローター
シャフト24を軸封する構成であったが、さらに、下部
オイルシール28の下側に、1または複数のオイルシー
ルを設けて、ローターシャフト24を軸封するようにし
てもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の水中ポンプは、このように、ロ
ーターシャフトが、外径の異なる一対のオイルシールに
よって軸封されるようになっているために、各オイルシ
ールが圧入されるシール嵌合部の内周面が若干テーパー
状になっていても、各オイルシールは、所定位置に確実
に装着され、しかも、ローターシャフトを確実に軸封す
ることができる。また、各オイルシールが、それぞれの
外径に対応した内径を有するシール嵌合部内に圧入され
ることによって、各オイルシールは一層確実にローター
シャフトを軸封することができる。そして、各シール嵌
合部間に形成される段差部によって、各オイルシール間
に間隙を形成することができ、その間隙内にグリースを
充填することによって、各オイルシールは、長期にわた
って安定的にローターシャフトを軸封することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中ポンプの実施の形態の一例を示す
縦断面図である。
【図2】(a)は、その水中ポンプのローターシャフト
の軸封部の断面図、(b)は、オイルシールを取り除い
た状態のローターシャフトの軸封部の断面図である。
【図3】従来の水中ポンプの一例を示す一部破断正面図
である。
【図4】(a)は、そのローターシャフトの軸封部の断
面図、(b)は、オイルシールを取り除いた状態のロー
ターシャフトの軸封部の断面図である。
【図5】ローターシャフトの軸封部の他の例を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 ヘッドカバー 12 ボルト 13 流路 14 吐出口 15 把手部 16 ケーブル取付座 17 隔壁部 20 モーター 21 ステーターケーシング 22 ステーター 23 ローター 24 ローターシャフト 25 軸受け 26 軸受け 27 上部オイルシール 28 下部オイルシール 29 ブラケット 29a ボス部 29c 上部シール嵌合部 29d 下部シール嵌合部 29f 段差部 29g 間隙 31 羽根車 32 吸引口 34 ストレーナー 35 ポンプケーシング
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−99198(JP,A) 特開 昭57−26296(JP,A) 実開 昭49−5703(JP,U) 実開 平5−83396(JP,U) 実開 昭58−98498(JP,U) 実開 昭54−44402(JP,U) 実公 昭61−35760(JP,Y1) 実公 昭62−20715(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 13/08 F04D 29/04 F04D 29/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モーターの軸心部を挿通するローターシ
    ャフトの下端部に、ポンプケーシング内に配置された羽
    根車が取り付けられており、この羽根車の回転によっ
    て、ポンプケーシング内に流入した流体が、上方へ吐出
    されるようになった水中ポンプにおいて、前記モーター
    の下端面を覆うとともに、ダイカストによって、また
    は、射出成形によって成形されたブラケットに、テーパ
    ー状の上部シール嵌合部と、該上部シール嵌合部の内径
    よりも大きな内径のテーパー状の下部シール嵌合部とが
    上下に連続して設けられ、これらの上部シール嵌合部お
    よび下部シール嵌合部に上部オイルシールおよび下部オ
    イルシールがそれぞれ圧入されてなり、ブラケットの中
    心部を挿通するローターシャフトが、上下方向に配置さ
    れた上部オイルシールと下部オイルシールとによって軸
    封されていることを特徴とする水中ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記上部オイルシールと下部オイルシー
    ルとの間に間隙が設けられており、その間隙内にグリー
    スが充填されている請求項1に記載の水中ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ローターシャフトは、下部オイルシ
    ールの下側に設けられた1または複数のオイルシールに
    よって、さらに軸支されている請求項1に記載の水中ポ
    ンプ。
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