JP3522856B2 - 泥水の濃縮装置 - Google Patents

泥水の濃縮装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、河川湖沼等自然界にお
ける泥水等、又は産業活動によって生ずる低濃度の泥水
等を、沈殿槽や固形分分離装置等に導入する前に予備処
理的に中程度の濃度まで簡易に濃縮する方法及びその装
置の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者らはさきに固形分3〜5%程度
を含む低濃度の泥水を筒状布帛内を通過させ泥水から連
続的に濾液を浸出させ、低濃度泥水を高濃度泥水にし、
濃縮によって泥水の量を減少し、泥水のハンドリングを
容易にする技術を開発した(特願平6−95195号出
願)。
【0003】その技術は、浸透性壁を有する筒状布帛か
らなる通水路内に泥水を通水し、この浸透性壁から濾液
を通水路外に浸出させ、通路内の泥水の濃度を高める
ことを特徴とする泥水の濃縮方法である。この通水路を
濾液タンク中に浸漬しておくと、通水を停止した場合、
筒状布帛の壁を浸透して通水路内に濾液が逆に侵入し、
通水路内の泥水の濃度が低くなり、通水路内で固形分に
よる閉塞が生じない。
【0004】その装置は、筒状布帛からなる通水路を濾
液タンク内に水没させ、この通水路に泥水を通水させる
ポンプを備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この装置では、上記の
ように、筒状布帛の内壁に泥分などによる閉塞は生じな
いとはいうものの、筒状布帛の内壁に泥分などの固形分
が堆積する傾向があることは避けることができない。そ
こでこの泥分の堆積を積極的に除去することが好まし
い。
【0006】本発明は上記技術の改良に関するもので、
筒状布帛の内面に付着する泥分を剥離させ、又は、堆積
を防止し、泥水処理能力の低下を防止する技術を提供す
ることを目的とする。本発明の別の目的は、筒状布帛か
ら浸出した清水中に含まれる微量の泥分をさらに沈降除
去する装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、浸透性壁を有
する筒状布帛から成る通水路内に泥水を通水し、この浸
透性壁から濾液を通水路外に浸出させ、通水路内の泥水
の濃度を高める泥水の濃縮方法において、筒状布帛の外
面側を内面側より高圧にする加圧工程を設けこの加圧
工程を設けることにより、筒状布帛からなる通水路内面
に付着した泥分を除去する方法を好適に実施することが
できる装置を提供する。すなわち本発明は、濾液タンク
内に水没した筒状布帛からなる通水路と、この通水路に
泥水を通水させるポンプとを備えた泥水の濃縮装置であ
って、濾液タンクを密閉自在な構造にすると共に濾液タ
ンク内に加圧媒体を供給する供給口を設け、かつ、前期
筒状布帛が合成繊維糸をたて糸に、針金又は剛直な線状
体と合成繊維糸とを横糸として交互に織り込んで織成し
た筒状布帛としたことを特徴とする泥水の濃縮装置であ
る。ここで、加圧媒体としては例えば圧縮空気又は高圧
水等を用いることができる。この濃縮装置では、加圧工
程において筒状布帛が断面を円形に保ち、つぶれないの
で好適である。さらに、この筒状布帛の構造は、泥水圧
に対して耐圧性のたて糸および横糸を織成した筒状体の
内側に、たて糸および横糸に合成繊維のマルチフィラメ
ントを用いて密に織成した筒状体を内嵌させた構造の筒
状布帛を用いてもよい。なお、泥水圧力の低いときには
内筒だけでも用いることができる。
【0008】次に、本発明の泥水の濃縮方法において、
固形分の堆積を防止する手段として泥水とともに空気泡
を筒状布帛内に送入すると好ましい。この方法を実現す
る装置は上記泥水の濃縮装置において、ポンプの出口側
の通水路に空気吹き込み装置を備えた泥水の濃縮装置で
ある。空気吹き込み装置としては、圧縮空気を吹き込む
ノズルを通水路に設けるとよい。
【0009】次に、濾液タンク内に浸漬し浸透性壁を有
する通水路内に泥水を通水し、この浸透性壁から濾液を
濾液タンク内に浸出させ、通水路内の泥水の濃度を高め
る泥水の濃縮方法において、通水路又は濾液に振動を付
与するとよい。この方法を実施する装置は、上記泥水の
濃縮装置において、濾液タンク内の濾液中に浸漬するバ
イブレータを備えた泥水の濃縮装置である。バイブレー
タは、筒状布帛に取付けて筒状布帛に振動を与えるもの
でもよく、また、筒状布帛に接触させることなく濾液タ
ンク内の濾液中に浸漬して、濾液に振動を付与するもの
でもよい。
【0010】また、浸透性壁を有する通水路内に泥水を
通水し、この浸透性壁から濾液を通水路外に浸出させ、
通水路内の泥水の濃度を高める泥水の濃縮方法におい
て、泥水の流れに脈動を与えると好ましい。脈動を与え
る手段としては脈動発生装置を通水路に取付けることで
もよく、また、ポンプの出口側に設けた通水路のバルブ
を急速に開閉する装置を取付けてもよい。
【0011】次に、上記の泥水を濃縮する装置におい
て、筒状布帛から浸出した濾液中に含まれる微量の泥分
をさらに沈降除去する装置として、濾液タンクに濾液が
低速で上昇する空間を設け、濾液タンクの上部より濾液
をオーバーフローさせると共に前記空間内に傾斜板を配
設し、濾液タンク底部に排泥口を備えた泥水の濃縮装置
を提供する。
【0012】
【作用】本発明は、浸透性壁を有する通水路内に泥水を
通水することによって、浸透性壁から濾液を通水路外に
浸出させ、通水路内の泥水の濃度を高め、比較的低濃度
の泥水を濃縮する技術の改善に係るもので、筒状布帛の
内面に固形物が付着して濃縮性能が低下するのを防止す
る。具体的な手段としては、筒状布帛に圧力流体による
外圧を加えて濾液を逆浸透させて筒状布帛の内面の固形
物を除去する手段、筒状布帛内に空気泡を吹き込んで泥
水に撹拌を与えることにより固形物の附着を防止する手
段、筒状布帛を機械的に振動させて固形物の附着を防止
する手段、筒状布帛内の流れに脈動を与える手段等を採
用する。
【0013】また、本発明の装置は上記手段を実現する
加圧装置、空気吹き込み装置、バイブレータ、脈動発生
装置を備えることにより、筒状布帛の詰り等の問題を完
全に解決する。脈動発生装置として、通水路の泥水入口
のバルブを急に開閉する装置により、筒状布帛内に圧力
変動を起こすことができ、ウォーターハンマーに類似す
るような現象によって、筒状布帛内面に付着している泥
土が洗い流される。
【0014】一方、濾液タンクに濾液が低速で上昇する
空間を設け、濾液タンクの上部より濾液をオーバーフロ
ーさせると共にこの空間内に傾斜板を配設し、微粒の固
形分粒子を傾斜板に沿って沈降させ濾液タンク底部に排
泥口を備えることにより、濾液中に少量の微粒の泥土が
含まれた場合でも、この泥土がタンク内で沈降し、濾液
は清浄水となってタンク外に排出される。
【0015】
【実施例】図1に本発明の実施例装置の(a)平面図、
(b)側面図を示した。ポンプ2は、泥水を管5、バル
ブ11を経て吸入し、これをバルブ12、管7を通っ
て、濾液タンク3内の筒状布帛22内に連続的に圧送す
る。圧送された泥水は、筒状布帛22の浸透性壁から濾
液が濾液タンク3内に排水され、泥水自身は濃縮され
て、管4を経て泥水タンクに還流するか又は次の工程に
送られる。濾液は濾液タンク3からオーバーフローす
る。泥水を濃縮する通常運転時には、バルブ11、12
は開、バルブ13、14は閉とする。
【0016】濾液タンク3内には、筒状布帛22が多重
螺旋状に収納されている。濾液タンクの外壁21の内側
に格子状の壁をもつ網目円筒23が内装されており、筒
状布帛22が濾液タンクの壁に密着して濾布面積が縮小
するのを防止するようになっている。筒状布帛22の壁
を通過した微粒子は濾液タンク3の下部のホッパ状円錐
筒9内に沈降堆積する。堆積した微粒子はポンプ2によ
り再濃縮するか又は貯泥する。再濃縮する場合は、バル
ブ11、14を閉、バルブ12、13を開にして行う。
貯泥する場合は、バルブ11、12を閉、バルブ13、
14を開にして行う。 〔実施例−1〕上記装置において、筒状布帛22として
は、従来、たて糸20番手のポリエステル紡績糸を4本
寄り合わせた糸条を424本使用し、よこ糸として15
00dのポリエステル長繊維糸を4本撚合せした糸条
(打込み数10cm当たり30本)を用い、平織りにし
た口径25mmの円筒体を用いていた。
【0017】本発明の実施例としては、合成繊維糸をた
て糸に、針金又は剛直な線状体と合成繊維糸とを横糸と
して交互に織り込んで織成した筒状布帛を用いた。具体
的には、次のとおりである。 (1)図2に実施例の筒状布帛の織物構造を例示した。
図2(a)は平面図、図2(b)は側面図である。図2
において、たて糸61として20番手のポリエステル紡
績糸を4本寄り合わせた糸条を424本使用し、よこ糸
63として1500デニール(d)のポリエステル長繊
維を4本撚合せした糸条(打込み数10cm当たり26
本)を用い、さらによこ糸である線状体62として97
50dのナイロンモノフィラメント(打込み数10cm
当たり26本)を用いた。そして図2に示すように、上
記たて糸61(61a、61b)とよこ糸63および線
状体62とを平織りに交織した。このように織成した口
径25mmの円筒体からなる筒状布帛である。
【0018】(2)図3に実施例の筒状布帛の織物構造
を例示した。図3(a)は平面図、図3(b)は側面図
である。たて糸61として20番手のポリエステル紡績
糸を4本寄り合わせた糸条を424本使用し、よこ糸6
3として1500デニール(d)のポリエステル長繊維
を4本撚合せした糸条(打込み数10cm当たり28
本)及び線状体64として直径1.5mmの鋼線(打込
み数10cm当たり28本)を用い、上記たて糸61と
よこ糸63および線状体64とを、図3に示すように、
2分の1綾織りに交織した。このような構造の布帛を口
径25mmの円筒体に成形した筒状布帛である。
【0019】(3)また、別の実施例としては、たて糸
61にポリエステル長繊維1100d/2×2×104
本を用い、よこ糸63にポリエステル繊維1100d/
5×27本/10cm、線状体62としてナイロンフィ
ラメント9750d×27本/10cmで織布した筒状
体の内部に、直径40μmのポリエステルのマルチフィ
ラメントをたて糸及びよこ糸に使用し、1cm当たり1
00本使用して、織布した筒状体構造の円筒体である。
【0020】次の条件で泥水の脱水試験を行った。 泥水条件 泥土:ミクロサンド−D(シリカ分を主成分としたパウ
ダに無機質成分を加え材料分離をなくした粒度ほぼ74
μm以下の市販材料) 比重:1.06 流量:60リットル/min 泥水圧:0.8kg/cm2 筒状布帛A: たて糸:20番手のポリエステル紡績糸を4本より合わ
せた糸条(20/4)を424本。よこ糸:1500デ
ニールのポリエステル長繊維を4本より合わせた糸条
(打ち込み数10cm当り28本)。
【0021】筒状布帛B: たて糸:20/6×2×129本。よこ糸:1500d
/1×60本。 口径25mmφの筒状布帛A,Bそれぞれ10mを水中
に浸漬し2時間泥水を通水した。1分間当りの脱水量は
5.4〜2.1リットル/minに漸次低下したが、筒
状布帛Bは筒状布帛Aより10〜20%脱水量が多かっ
た。また2時間経過後0.5kg/cm2 の水圧を筒状
布帛の外部に10分間かけ、再度試験を行ったところ、
当初能力の約90%の脱水能力に回復した。
【0022】また上記泥水条件でモノフィラメントのネ
ット状の筒状布帛について試験を行ったところ表1に示
すように開目86μmまでは筒状布帛を通って濾液が脱
水していたが、開目が114μm以上では筒状布帛から
全水漏れを生じた。これは、ミクロンサンドがほぼ74
μm以下なので開目を通り抜けることによるものと考え
られる。
【0023】
【表1】
【0024】〔実施例−2〕実施例装置は濾液タンク3
に密閉蓋31を設けて濾液タンク3を密閉できるように
し、濾液タンク3内に圧力媒体を供給して加圧できるよ
うになっている。筒状布帛内に泥水を圧送循環させる
と、経過時間にともない筒状布帛内面に泥が付着し、脱
水量が減少してくる。この時点でポンプ2の運転を一時
停止して、泥水の通水を停止させ、濾液のオーバーフロ
ー管34、36に設けたバルブ35を閉止し、加圧媒体
導入管32のバルブ33を開き、タンク内の水に圧力を
一定時間かける。加圧媒体としては、圧縮空気、圧力水
等を用いることができる。
【0025】濾液タンク3内の水は筒状布帛22の壁を
通ってその内部に浸透し、筒状布帛22の内壁に付着し
ている固形分を除去し、筒状布帛内の水は管4を通って
図示しない泥水タンクに排出される。次いで加圧媒体導
入管32のバルブ33を閉止し、バルブ35を開放し、
次いでポンプ2を再運転する。たて糸として20番手の
ポリエステル紡績糸を6本より合わせた糸を2本引き揃
えた糸状を324本使用し、よこ糸として1000dの
ポリエステル長繊維を4本より合わせた糸状(打ち込み
数10cm当たり50本)を用いた筒状布帛(芦森工業
株式会社製のエーワンホース)で、直径65mmφ、長
さ10mを濾液タンク中にスパイラル状に埋没した実施
例装置を用い、原泥水比重1.1のボーリング掘削水を
濃縮した。泥水流量は135リットル/min、泥水圧
力1.3〜1.4kg/cm2 で濃縮した。この時濾液
は、8リットル/min、脱水効率(対全濾液)約6%
で推移した。濾液の濁度は約1時間は20〜40mg/
lであったが、その後1〜2mg/lとなった。約30
時間経過した時、濾液量は次第に低下し、約50時間後
には5リットル/minまで低下した。そこで、ポンプ
を一時停止し、濾液タンクに蓋を取付け、濾液タンク内
に圧力2kg/cm 2 の圧力水を2時間注入した。その
後、再びポンプを運転し泥水の循環濃縮を行った。濾液
量は7リットル/minに復活した。 〔実施例−3〕図1に示すように、ポンプ2の吐出管7
に空気吹き込み管41を取付け、泥水中に空気泡を吹き
込むようにした。実施例−2と同様の装置を用いて、原
泥水比重1.1のボーリング掘削水を濃縮した。泥水流
量は155リットル/min、泥水圧力1.35〜1.
4kg/cm2 で濃縮しながら、2kg/cm2 の空気
を注入した。この時濾液は、8.5〜11リットル/m
in、脱水効率(対全濾液)約5.3〜7.3%で推移
した。濾液の量が変動が大きくまた濾液の濁度がが、頭
初140mg/lと高かったが、約1時間経過後、35
〜40mg/lに低下した。約20時間後に濾液の量が
4リットル/minまで低下したので空気泡吹き込み運
転を停止した。空気泡吹き込みは、濾液の濁度がやや高
いが処理量が増加するという効果が顕著である。 〔実施例−4〕図4は別の実施例を示すもので、濾液タ
ンク3内にバイブレータ51を装着したものである。バ
イブレータ51は次の仕様のものである。
【0026】 形式:棒状電気バイブレータ 外径32mmφ×長さ488mm 振動:振動数12,000〜14,000v.p.m、
最大振幅1.8mm 出力:280W 電圧:100V 電流:5A 重量:4.9kg 実施例−2と同じ条件で濃縮を行い、2時間運転したと
ころ、濾液の量の低下は20〜30%改善された。 〔実施例−5〕図5は濾液タンク3の外周に濾液の上昇
空間70を別に設けた実施例を示すもので、この上昇空
間内に傾斜板71を設けた。濾液は上昇空間70内を極
めて緩やかな上昇速度で上昇し、オーバーフローする。
この時、濾液中に混入した固形の微粒子は、自然沈降
し、傾斜板の作用により、傾斜板の面に沿って効率よく
沈降する。沈降した微粒子はホッパ72に集められ、そ
こから排出される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、浸透性壁を有する筒状
布帛から成る通水路内に泥水を通水し、この浸透性壁か
ら濾液を通水路外に浸出させ、通路内の泥水の濃度を
高める泥水の濃縮方法において、筒状布帛の内面に固形
分が付着し、濾液排出能力が低下するのを効果的に防止
することができる。この防止方法の1つとして筒状布帛
の外面側を内面側より高圧にする加圧工程を設けること
により、機能を回復することができるが、この加圧工程
において、本発明の筒状布帛を用いることによって、筒
状布帛のつぶれ等を効果的に防止することができる。
【0028】また、筒状布帛内に空気泡を吹き込む手
段、筒状布帛を機械的に振動させる手段、筒状布帛内の
流れに脈動を与える手段等を採用することによって、筒
状布帛の内面に固形分が付着するのを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置の(a)平面図、(b)側面図であ
る。
【図2】実施例の筒状布帛の織物構造を示す説明図であ
る。
【図3】実施例の筒状布帛の織物構造を示す説明図であ
る。
【図4】実施例装置の(a)平面図、(b)側面図であ
る。
【図5】実施例装置の(a)平面図、(b)側面図であ
る。
【符号の説明】
1 泥水タンク 2 ポンプ 3 濾液タンク 4、5、6、7、
8 管 11、12、13、14 バルブ 21 外壁 22 筒状布帛 23 網目円筒 24 円筒形螺旋
形維持部材 25 蛇腹管 31 蓋 32 加圧媒体導入管 33 バルブ 34、36 オーバーフロー管 35 バルブ 41 空気管 42 バルブ 51 バイブレータ 61 たて糸 62 線状体 63 よこ糸 64 線状体 70 上昇空間 71 傾斜板 72 ホッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上垣 潔志 大阪府摂津市千里丘7丁目11番7号 芦 森エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 瀬下 雅博 大阪府摂津市千里丘7丁目11番7号 芦 森エンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−212216(JP,A) 特開 昭63−294916(JP,A) 特開 平7−96110(JP,A) 実開 平1−69607(JP,U) 実開 昭48−54565(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 29/11

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾液タンク内に水没した筒状布帛からな
    る通水路と、この通水路に泥水を通水させるポンプとを
    備えた泥水の濃縮装置において、濾液タンクを密閉自在
    にすると共に該濾液タンク内に加圧媒体を供給する供給
    口を設け、かつ、前期筒状布帛が合成繊維糸をたて糸
    に、針金又は剛直な線状体と合成繊維糸とを横糸として
    交互に織り込んで織成した筒状布帛としたことを特徴と
    する泥水の濃縮装置。
  2. 【請求項2】 濾液タンク内に水没した筒状布帛からな
    る通水路と、この通水路に泥水を通水させるポンプとを
    備えた泥水の濃縮装置において、濾液タンクを密閉自在
    にすると共に該濾液タンク内に加圧媒体を供給する供給
    口を設け、かつ、前記筒状布帛が耐圧性のたて糸および
    横糸を織成した筒状体の内側に、たて糸および横糸に合
    成繊維のマルチフィラメントを用いて密に織成した筒状
    体を内嵌した構造の筒状布帛としたことを特徴とする泥
    水の濃縮装置。
  3. 【請求項3】 濾液タンク内に筒状布帛からなる通水路
    を水没させて該通水路内に泥水を通水し、濾液タンク内
    に濾液を浸出させて泥水を濃縮する装置において、濾液
    タンクに濾液が低速で上昇する空間を設け、濾液タンク
    の上部より濾液をオーバーフローさせると共に該空間内
    に傾斜板を配設し、濾液タンク底部に排泥口を備えた
    とを特徴とする泥水の濃縮装置。
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