JP3522658B2 - 冷却システムの制御方法 - Google Patents

冷却システムの制御方法

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JP3522658B2 JP2000190031A JP2000190031A JP3522658B2 JP 3522658 B2 JP3522658 B2 JP 3522658B2 JP 2000190031 A JP2000190031 A JP 2000190031A JP 2000190031 A JP2000190031 A JP 2000190031A JP 3522658 B2 JP3522658 B2 JP 3522658B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械等におけ
る発熱部に循環させる冷却媒体を冷却するための冷却シ
ステムの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザー加工機の場合、内蔵す
るレーザ発振器の変換効率、即ち、入力電力を出力ビー
ムに変換する変換効率は、理論上15〔%〕から最大で
も20〔%〕程度が限界とされており、残りの80
〔%〕を越える電力は、放熱によるエネルギ損失とな
る。したがって、相当の発熱を伴うため、通常、冷却器
を併設し、この冷却器により冷却した冷却水(冷却媒
体)をレーザ加工機の発熱部に循環させることにより当
該発熱部の冷却を行っている。
【0003】従来、この種の冷却器としては、実開昭6
3−142674号公報で開示される冷却器(冷却装
置)が知られている。この冷却器は、コンプレッサ,凝
縮器,ドライヤ,キャピラリチューブ,熱交換器,アキ
ュムレータにより冷媒が循環する冷凍サイクルにより冷
却を行うものであり、冷凍サイクル中の熱交換器は、発
熱部に循環させるための冷却水が収容されるタンク内に
配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の冷却システムは、次のような難点があった。
【0005】第一に、冷却水の温度は、設置場所におけ
る周囲温度や工作機械等の負荷状態に大きく影響を受け
るため、冷却器単独による対応には限界があり、余裕の
ある安定した温度制御を行うことができない。
【0006】第二に、運転効率を高めるには限界があ
り、省エネルギ性及び経済性(ランニングコスト)の面
で難がある。
【0007】本発明は、このような従来の技術に存在す
る課題を解決したものであり、余裕のある安定した温度
制御を行うことができるとともに、省エネルギ性及び経
済性を高めることができる冷却システムの制御方法の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係る冷却システム1の制御方法は、冷却媒体Wを冷却す
るメインクーラ2を備える冷却システム1を制御するに
際し、メインクーラ2に対して冷却媒体Wを冷却するフ
ァンクーラ3を直列に接続し、かつ当該ファンクーラ3
における冷却媒体Wの入口3iと出口3o間をバイパス
回路4により接続するとともに、ファンクーラ3又はバ
イパス回路4に冷却媒体Wを選択的に供給可能な供給切
換部5を設け、冷却媒体Wの温度を含む予め設定した切
換条件に基づいて、バイパス回路4に冷却媒体Wを供給
し、かつコンプレッサ22をオン・オフにより制御して
メインクーラ2のみを使用するAモード,コンプレッサ
2をオン・オフにより制御してメインクーラ2を使用す
るとともに、送風ファン3fの送風量を最大にしてファ
ンクーラ3を使用するBモード,コンプレッサ22をオ
フにし、かつ送風ファン3fの送風量を可変制御してフ
ァンクーラ3のみを使用するCモード,コンプレッサ2
2をオフにし、かつ送風ファン3fをオフにしてファン
クーラ3のみを使用するDモード又はバイパス回路4に
冷却媒体Wを供給し、かつコンプレッサ22をオフにす
るEモードに切換制御するようにしたことを特徴とす
る。
【0009】なお、好適な実施の態様により、ファンク
ーラ3は屋外に設置することが望ましい。また、冷却媒
体Wの温度が低くなるに従って、Cモード,Dモード,
Eモードの順に切換制御することができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0011】まず、本実施例に係る制御方法を実施でき
る冷却システム1の構成について、図1及び図2を参照
して説明する。
【0012】図1に示す冷却システム1において、2は
メインクーラを示す。このメインクーラ2は、冷凍サイ
クルにより冷却を行う冷却部(冷却器)21を内蔵す
る。冷却部21は、コンプレッサ,凝縮器,ドライヤ,
キャピラリチューブ,熱交換器,アキュムレータにより
冷媒が循環する公知の冷凍サイクルを構成する。図1
は、このような冷凍サイクルを構成する一部の主要部品
のみを示し、22はコンプレッサ、23は熱交換器を示
す。また、2iは冷却水(冷却媒体)Wの戻り口,2o
は冷却水Wの吐出口を示し、戻り口2iから流入した冷
却水Wは、熱交換器23により冷却された後、タンク2
4に一時的に収容されるとともに、このタンク24に収
容された冷却水Wは、ポンプ25により吐出口2oから
吐出する。
【0013】一方、Mは、レーザ加工機等における発熱
部を示し、内部に冷却用熱交換部Mpを内蔵する。上述
したメインクーラ2の吐出口2oは、送水管11を介し
て冷却用熱交換部Mpの給水口Mpiに接続する。ま
た、冷却用熱交換部Mpの排水口Mpoとメインクーラ
2の戻り口2i間には、本発明に従ってファンクーラ3
を接続する。
【0014】この場合、ファンクーラ3は、既設のメイ
ンクーラ2に対して、後付けが可能である。ファンクー
ラ3を接続しない場合、冷却用熱交換部Mpの排水口M
poとメインクーラ2の戻り口2iは、送水管12を介
して直接接続されているため、ファンクーラ3を接続す
る場合には、この送水管12の中途に後付けし、メイン
クーラ2に対して直列に接続できる。
【0015】ファンクーラ3を接続する際には、まず、
送水管12の中途に手動バルブ13を接続する。そし
て、この手動バルブ13の上流側に位置する送水管12
の中途から送水管14を分岐させ、手動バルブ15を介
してファンクーラ3の入口3iに接続するとともに、手
動バルブ13の下流側に位置する送水管12の中途から
送水管16を分岐させ、手動バルブ17を介してファン
クーラ3の出口3oに接続する。
【0016】また、ファンクーラ3は屋外に設置する。
これにより、自然風を効果的に利用することができる。
なお、本発明において屋外とは、自然風(外気)が当た
り易い場所を意味し、例えば、室内であっても窓が開放
されるなどにより自然風(外気)が当たり易い場所は、
本発明における屋外に含まれる。
【0017】ファンクーラ3において、31は、二つの
熱交換ユニット31aと31bを直列に接続した熱交換
器であり、この熱交換器31の流入側は、ポンプ32を
介して冷却水Wの入口3iに接続するとともに、熱交換
器31の流出側は、電動式の第二開閉弁5bを介して冷
却水Wの出口3oに接続する。また、ファンクーラ3の
入口3iと出口3o間はバイパス回路4により接続す
る。バイパス回路4は、バイパス管4pとこのバイパス
管4pの中途に接続した電動式の第一開閉弁5aからな
る。この場合、第一開閉弁5aと第二開閉弁5bは、供
給切換部5を構成し、これにより、ファンクーラ3又は
バイパス回路4に冷却水Wを選択的に供給可能となる。
さらに、ファンクーラ3には、送風ファン3fを内蔵
し、この送風ファン3fにより熱交換器31を強制空冷
することができる。
【0018】他方、図2は、制御部6のブロック系統を
示す。51は、ファンクーラ3に備えるシーケンサであ
り、このシーケンサ51の入力側には、メインクーラ2
の吐出口2oから吐出する冷却水Wの温度を検出する第
一水温センサ52,周囲温度を検出する周囲温度センサ
53,ファンクーラ3の入口3iに流入する冷却水Wの
水温を検出する第二水温センサ54,ファンクーラ3の
出口3oから流出する冷却水Wの水温を検出する第三水
温センサ55を、入力回路56を介してそれぞれ接続す
る。これにより、各センサ52,53,54,55から
得られる温度の検出信号(アナログ信号)は、入力回路
56によりデジタル信号に変換されてシーケンサ51に
付与される。また、シーケンサ51の出力側には、第一
開閉弁5a,第二開閉弁5b,ポンプ32を接続すると
ともに、デジタル/アナログ信号変換機能を有する出力
回路57及びインバータ58を介して送風ファン3fを
回転させるファンモータ59を接続する。なお、インバ
ータ58も直接シーケンサ51に接続する。これによ
り、第一開閉弁5a及び第二開閉弁5bには開閉信号が
付与されるとともに、ポンプ32には運転指令信号が付
与され、さらに、シーケンサ51からインバータ58に
は運転指令信号が付与される。また、ファンモータ59
は、出力回路57から出力する制御信号(電圧出力)に
より回転速度(送風量)が制御される。
【0019】一方、シーケンサ51は、メインクーラ2
に対して双方向通信可能に接続する。これにより、シー
ケンサ51からメインクーラ2に対して運転信号及びポ
ンプ運転信号等が付与されるとともに、メインクーラ2
からシーケンサ51に対して警報信号,運転信号及びポ
ンプ運転信号等が付与される。よって、後付けにより設
置したファンクーラ3側により、既設のメインクーラ2
を統括的に制御できる。
【0020】次に、冷却システム1の動作を含む本実施
例に係る制御方法について、図1〜図3を参照しつつ図
4に示すフローチャートに従って説明する。
【0021】まず、運転スイッチをオンにすることによ
り、冷却システム1はAモードで動作する(ステップS
1,S2)。Aモードでは、メインクーラ2のみを使用
し、ファンクーラ3は使用しない。したがって、図3に
示すように、メインクーラ2に備えるコンプレッサ22
のオン・オフにより制御が行われる。例えば、第一水温
センサ52から検出される冷却水Wの水温Twが目標温
度Toとなるように制御される。この場合、ポンプ25
はオン、また、ファンクーラ3側は、送風ファン3iが
オフ,ポンプ32がオフ,第一開閉弁5aが開,第二開
閉弁5bが閉となる。このときの冷却水Wの流通経路
は、図1中、矢印Fn,Fur,Fufとなる。なお、
手動バルブ13は閉に、手動バルブ15及び17は開に
それぞれ切換えられている。
【0022】一方、Aモードの作動中は、周囲温度セン
サ53により検出される周囲温度Trを監視し、周囲温
度Trが予め設定した基準温度Tsよりも低い場合に
は、Bモードに移行する(ステップS3,S4)。Bモ
ードでは、メインクーラ2とファンクーラ3の双方を使
用する。冬季等では周囲温度Trが低くなるため、例え
ば、水温Twの目標温度Toが25〔℃〕の場合、周囲
温度Trが10〔℃〕であれば、ファンクーラ3による
有効な冷却が可能となる。したがって、メインクーラ2
に対してファンクーラ3による冷却が併用されるため、
省エネルギ性及びランニングコストの低減による経済性
が高められる。Bモードでは、図3に示すように、Aモ
ードと同様に、メインクーラ2におけるコンプレッサ2
2のオン・オフによる制御が行われるとともに、ファン
クーラ3側は、第一開閉弁5aが閉,第二開閉弁5bが
開,ポンプ32がオンとなる。また、Bモードでは、送
風ファン3iの送風量は最大となるように制御される。
このときの冷却水Wの流通経路は、図1中、矢印Ff,
Fur,Fufとなる。
【0023】そして、Bモードにおいて、水温が下がり
過ぎれば、図3に示すCモード→Dモード→Eモードの
順に移行し、水温が上がれば、Eモード→Dモード→C
モードの順に移行する。即ち、Bモードの作動中に、水
温Twが予め設定した第一設定温度Taよりも低くなっ
た場合は、Cモードに移行する(ステップS5,S
6)。Cモードでは、ファンクーラ3のみを使用し、メ
インクーラ2は使用しない。したがって、図3に示すよ
うに、メインクーラ2側は、コンプレッサ22がオフ,
ポンプ25がオンになるとともに、ファンクーラ3側
は、第一開閉弁5aが閉,第二開閉弁5bが開,ポンプ
32がオンになる。また、Cモードでは、送風ファン3
iの送風量をインバータ制御(可変制御)することによ
り、水温Twに対する制御を行う。このときの冷却水W
の流通経路は、図1中、矢印Ff,Fur,Fufとな
る。
【0024】さらに、Cモードの作動中に、水温Twが
予め設定した第二設定温度Tbよりも低くなった場合
は、Dモードに移行する(ステップS7,S8)。Dモ
ードも、ファンクーラ3のみを使用し、メインクーラ2
は使用しない。したがって、図3に示すように、メイン
クーラ2側は、コンプレッサ22がオフ,ポンプ25が
オンになるとともに、ファンクーラ3側は、第一開閉弁
5aが閉,第二開閉弁5bが開,ポンプ32がオンにな
る。Dモードでは、送風ファン3iがオフに制御され、
いわば屋外における自然風が利用される。このような自
然風の利用により、送風ファン3iのインバータ制御で
は不得意となる微量の送風が可能となる。このときの冷
却水Wの流通経路はCモードと同様に、図1中、矢印F
f,Fur,Fufとなる。
【0025】また、Dモードの作動中に、水温Twが予
め設定した第三設定温度Tcよりも低くなった場合は、
Eモードに移行する(ステップS9,S10)。Eモー
ドでは、メインクーラ2及びファンクーラ3の双方とも
使用しない。したがって、図3に示すように、メインク
ーラ2側は、Dモードと同様に、コンプレッサ22がオ
フ,ポンプ25がオンになるとともに、ファンクーラ3
側は、第一開閉弁5aが開,第二開閉弁5bが閉,ポン
プ32,送風ファン3iがオフになる。このときの冷却
水Wの流通経路は、図1中、矢印Fn,Fur,Fuf
となる。
【0026】一方、Eモードの作動中に、水温Twが第
三設定温度Tc以上になった場合は、Dモードに戻され
る(ステップS11)。同様に、Dモードの作動中に、
水温Twが第二設定温度Tb以上になった場合は、Cモ
ードに戻されるとともに(ステップS12)、Cモード
の作動中に、水温Twが第一設定温度Ta以上になった
場合は、Bモードに戻される(ステップS13)。ま
た、Bモードの作動中に、周囲温度Trが基準温度Ts
以上になった場合は、Aモードに戻される(ステップS
14)。
【0027】なお、実施例は、理解を容易にするため、
便宜上、第一水温センサ52により検出される水温Tw
と設定温度Ta,Tb,Tc(Ta>Tb>Tc)に基
づいて、切換制御(モード切換)する場合を示したが、
実際には、各所における水温や動作継続時間等を含めて
設定した所定の切換条件を満たすか否かにより、切換制
御(モード切換)することができる。
【0028】このように、本実施例に係る冷却システム
1の制御方法によれば、メインクーラ2に対してファン
クーラ3を併用し、特に、冷却水Wの温度を含む予め設
定した切換条件に基づいて、ファンクーラ3を制御、即
ち、ファンクーラ3に冷却水Wを供給し、かつファンク
ーラ3の送風ファン3fの送風量を可変するCモード,
ファンクーラ3に冷却水Wを供給し、かつファンクーラ
3の送風ファン3fを停止するDモード又はバイパス回
路4に冷却水Wを供給するEモードに切換制御するよう
にしたため、余裕のある安定した温度制御が可能になる
とともに、省エネルギ性及びランニングコストの低減に
よる経済性が高められる。
【0029】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,台数,手法等において、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で任意に変更,追加,削除することができ
る。
【0030】例えば、冷却媒体として冷却水Wを例示し
たが、不凍液等の冷却液や冷却エア等であってもよい。
また、ファンクーラ3とメインクーラ2を接続する場
合、図1に仮想線で示すラインLsによりファンクーラ
3の出口3oをタンク24に接続して、ファンクーラ3
から冷却水Wを直接タンク24に戻してもよい。この場
合、ファンクーラ3における熱交換器31a,31bの
圧力損失が小さければ、ポンプ32を省略することもで
きる。さらに、供給切換部5として開閉弁5a,5bを
例示したが、同様の機能を発揮する三方弁等を用いても
よいし、バイパス回路4は、実施例における送水管12
と開閉バルブ13で構成される回路を利用してもよい。
一方、メインクーラ2とファンクーラ3の関係は、既設
のメインクーラ2に対してファンクーラ3を後付けして
もよいし、既設のファンクーラ3にメインクーラ2を後
付けしてもよい。また、メインクーラ2とファンクーラ
3の組合わせを新規に設置してもよちろんよい。なお、
メインクーラ2は、冷凍サイクルを利用した一般的な冷
却器を例示したが、電子モジュール(ペルチェ素子)等
を利用した冷却器であってもよい。
【0031】
【発明の効果】このように、本発明に係る冷却システム
の制御方法は、メインクーラに対して冷却媒体を冷却す
るファンクーラを直列に接続し、かつ当該ファンクーラ
における冷却媒体の入口と出口間をバイパス回路により
接続するとともに、ファンクーラ又はバイパス回路に冷
却媒体を選択的に供給可能な供給切換部を設け、冷却媒
体の温度を含む予め設定した切換条件に基づいて、バイ
パス回路に冷却媒体を供給し、かつコンプレッサをオン
・オフにより制御してメインクーラのみを使用するAモ
ード,コンプレッサをオン・オフにより制御してメイン
クーラを使用するとともに、送風ファンの送風量を最大
にしてファンクーラを使用するBモード,コンプレッサ
をオフにし、かつ送風ファンの送風量を可変制御してフ
ァンクーラのみを使用するCモード,コンプレッサをオ
フにし、かつ送風ファンをオフにしてファンクーラのみ
を使用するDモード又はバイパス回路に冷却媒体を供給
し、かつコンプレッサをオフにするEモードに切換制御
するようにしたため、次のような顕著な効果を奏する。
【0032】(1) 余裕のある安定した温度制御を行
うことができるとともに、省エネルギ性及びランニング
コストの低減による経済性を高めることができる。
【0033】(2) 好適な実施の形態により、ファン
クーラを屋外に設置すれば、自然風を効果的に利用する
ことができ、省エネルギ性及び経済性をより高めること
ができる。
【0034】(3) 好適な実施の態様により、冷却媒
体の温度が低くなるに従って、Cモード,Dモード,E
モードの順に切換制御すれば、きめの細かい温度制御を
行うことができ、また、温度を一定に保持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る制御方法を実施で
きる冷却システムの構成図、
【図2】同冷却システムにおける制御部のブロック系統
図、
【図3】同冷却システムにおける各制御モードにおける
各部の動作を示す表、
【図4】同制御方法を説明するためのフローチャート、
【符号の説明】
1 冷却システム 2 メインクーラ 3 ファンクーラ 3i ファンクーラの入口 3o ファンクーラの出口 3f 送風ファン 4 バイパス回路 5 供給切換部 22 コンプレッサ W 冷却媒体(冷却水)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却媒体を冷却するメインクーラを備え
    る冷却システムの制御方法において、前記メインクーラ
    に対して前記冷却媒体を冷却するファンクーラを直列に
    接続し、かつ当該ファンクーラにおける冷却媒体の入口
    と出口間をバイパス回路により接続するとともに、前記
    ファンクーラ又は前記バイパス回路に冷却媒体を選択的
    に供給可能な供給切換部を設け、冷却媒体の温度を含む
    予め設定した切換条件に基づいて、前記バイパス回路に
    冷却媒体を供給し、かつコンプレッサをオン・オフによ
    り制御して前記メインクーラのみを使用するAモード,
    前記コンプレッサをオン・オフにより制御して前記メイ
    ンクーラを使用するとともに、送風ファンの送風量を最
    大にして前記ファンクーラを使用するBモード,前記コ
    ンプレッサをオフにし、かつ前記送風ファンの送風量を
    可変制御して前記ファンクーラのみを使用するCモー
    ド,前記コンプレッサをオフにし、かつ前記送風ファン
    をオフにして前記ファンクーラのみを使用するDモード
    又は前記バイパス回路に冷却媒体を供給し、かつ前記コ
    ンプレッサをオフにするEモードに切換制御することを
    特徴とする冷却システムの制御方法。
  2. 【請求項2】 冷却媒体の温度が低くなるに従って、C
    モード,Dモード,Eモードの順に切換制御することを
    特徴とする請求項1記載の冷却システムの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ファンクーラは、屋外に設置するこ
    とを特徴とする請求項1記載の冷却システムの制御方
    法。
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