JP3522060B2 - インクジェット式記録ヘッド及びこれに適したインク供給口形成基板の製造方法 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びこれに適したインク供給口形成基板の製造方法

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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
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    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術の分野】本発明は、圧力発生手段に
より圧力発生室のインクを加圧するアクチュエータユニ
ットを、インク供給用リザーバやインク滴を吐出するノ
ズル開口が形成された流路ユニットに接合して構成され
たインクジェット式記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平6-40035号公報に示され
たように圧力発生室を構成している弾性板の一部領域に
圧電振動板を貼着し、圧電振動板のたわみ変位により圧
力発生室の容積を変化させてインク滴を発生させるイン
クジェット式記録ヘッドは、圧力発生室の広い面積を変
位させることが可能なため、インク滴を安定して発生さ
せることができるという特徴を備えている。
【0003】このような記録ヘッドは、通常、圧力発生
室、振動板、及び圧電振動板をセラミックスの焼結によ
り製作されたアクチュエータユニットと、複数のノズル
開口列に対応させて形成された流路ユニットとの間に
溶着フィルムを介装し、加圧しながら加熱することに
より比較的厚い熱溶着フィルムを確実に溶融させる接合
方法が採用されている。
【0004】しかしながら、アクチュエータユニットA
と流路ユニットBとの接合面の凹凸には若干の凹凸が存
在するため、熱溶着フィルムにはこれら凹凸を吸収でき
る程度の厚みが必要となり、いきおい厚めのものが使用
されることになる。
【発明が解決しようとする課題】このため、特に圧力発
生室Dとノズル開口Eとを接続するノズル連通孔Fに熱
溶着フィルムCの余剰分C’が流れ込んで、ノズル連通
孔Fの断面積を減少させてインク滴のインク量が減少す
るという問題がある。
【0005】このような問題を解消するために、ノズル
連通孔の外周近傍に接着剤を介装させない領域を積極的
に設けることも考えられるが、ノズル連通孔は、その直
径がインク供給口に比較して極めて大きく、ノズル連通
孔間の距離が短かいため、接着面積が減少して接着強度
が低下してしまい、破損やインクの漏洩を招くという問
題がある。
【0006】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは流路ユニットと
アクチュエータユニットとの接合時の接着剤の流れ出し
によるノズル連通孔の目詰まりを防止することができる
インクジェット式記録ヘッドを提供することである。本
発明の他の目的は、前記インクジェット式記録ヘッドに
適した流路形成基板の製造方法を提案することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、外部からインクの供給を受
け、またノズル連通孔を介してノズル開口に接続する圧
力発生室及び圧力発生手段を備えたアクチュエータユニ
ットと、前記アクチュエータユニットが固定され、前記
圧力発生室の両端部において連通する連通孔とインク供
給口とを備えた金属からなるインク供給口形成基板と、
前記インク供給口を介して前記圧力発生室に連通するリ
ザーバ、及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを備え
たリザーバ形成基板と、前記リザーバ形成基板の他面を
封止するとともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室
に接続するノズル開口を備えたノズルプレートとを接合
してなる流路ユニットとを接着剤層を介して固定してな
るインクジェット式記録ヘッドにおいて、前記インク供
給口形成基板は、2枚の金属板が接着剤層を介して接合
された母材により構成され、また前記金属板は、前記接
着剤層の近傍に、前記接着剤層の貫通孔よりも大径のノ
ズル連通孔を有する。
【0008】
【作用】アクチュエータユニットと流路ユニットとの接
合時に流れ出した接着剤を、流路形成基板の厚み方向の
中央部のふくらんだ空間に収容してノズル連通孔の流路
断面積の減少を防止する。
【0009】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施例に基づいて説明する。図1は、本発明の記録
ヘッドの全体を示す組み立て斜視図であり、また図2
は、1つのアクチュエータユニットの圧力発生室近傍の
構造を示す断面図であって、図中符号1はアクチュエー
タユニットであり、また符号2は流路ユニットで、両者
は接着剤層3を介して積層、固定されている。
【0010】アクチュータユニット1は、第1の蓋体1
1、スペーサ12、第2の蓋体13を積層して構成され
ている。第1の蓋体11は、厚さ10μm程度のジルコ
ニアの薄板から構成され、これの表面に後述する圧力発
生室14に対向するように形成された駆動電極15と、
その上にPZT等からなる圧電振動板16が固定されて
いる。
【0011】スペーサ12は、圧力発生室14を形成す
るのに適した厚さ、例えば150μmのジルコニア(Z
rO2)などのセラミックス板に通孔を穿設して構成さ
れ、また第2の蓋体13はやはりジルコニア等のセラミ
ック板に後述するインク供給口と圧力発生室14とを接
続する連通孔17と、ノズル開口と圧力発生室14の他
端とを接続する連通孔18を穿設して構成されていて、
これらを積層して焼成することにより接着剤を使用する
ことなくアクチュエータユニット1に纏められている。
【0012】流路ユニット2は、インク供給口形成基板
20と、リザーバ形成基板21と、ノズルプレート22
とを接着剤層30、31を介して積層、固定して構成さ
れている。インク供給口形成基板20は、アクチュエー
タユニット1の固定基板を兼ねるとともに、インクタン
クとの接続部材も設けることができるように、記録ヘッ
ド内の部材の内で一番大きな剛性を要求される部材であ
るから、耐インク性を備えた不錆鋼等の2枚の金属4
0、41を接着剤層42を介装して積層したものが母材
に使用されている。
【0013】リザーバ26と連通孔17とが対向する領
域には一定の流路抵抗でインクを圧力発生室14に供給
するインク供給口23と、連通孔18と接続する、中膨
らみ部24aを有する断面樽型のノズル連通孔24を形
成するとともに、図3に示したようにリザーバ26に対
向するように凹部25が形成されている。
【0014】リザーバ形成基板21は、リザーバ23を
形成するに適した厚み、例えば150μmのステンレス
鋼などの耐蝕性を備えた板材に、リザーバ26の形状に
対応する通孔と、ノズルプレート22のノズル開口27
とを接続する連通孔28を穿設して構成されている。な
お、図中符号29は、アクチュエータユニット1の固定
領域から外れた位置に形成されたインク導入口を示す。
【0015】これらインク供給口形成基板20、リザー
バ形成基板21、及びノズルプレート22は、通孔や凹
部に対応する領域に貫通孔が形成された比較的薄い熱溶
着フィルム30、31を介装して、加圧加熱されて流路
ユニット2に構成されている。
【0016】そしてアクチュエータユニット1と流路ユ
ニット2とは、インク供給口形成基板20の表面に、イ
ンク供給口23やノズル連通孔24、凹部25に対向す
る領域に通孔35、36、37を予め穿設した比較的厚
めの熱溶着フィルム3を位置決めし、これの上にアクチ
ュエータユニット1を積層し、3者を図示しない接着治
具に収容して加圧、加熱して熱溶着フィルム3を確実に
溶融軟化させる。
【0017】十分に溶融、軟化した段階で冷却すると、
アクチュエータユニット1が流路ユニット2に熱溶着フ
ィルム3を介して確実に接合される。
【0018】ところでこの接合工程において溶融軟化し
た接着フィルム3の、ノズル連通孔24の近傍の領域が
極端に加圧されるなどにより溢れ出してノズル連通孔2
4に流れ込むと、ノズル連通孔24に形成されている膨
らみ部24aにより図4に示したように流れ出した接着
剤38が膨らみ部24aに収容されるため、ノズル連通
孔24の流路断面積の減少を招くことはない。
【0019】なお、熱溶着フィルム3にはインク供給口
23に対向する領域に、相対的にインク供給口23より
もはるかに大きな径の通孔36が穿設されているため、
熱溶着フィルム3がインク供給口23まで流れ込むこと
がなく、またインク供給口23はその径がノズル連通口
24よりもはるかに小さいため、熱溶着フィルムにイン
ク供給口23に対して相対的に大径の通孔36を設けて
も絶対的に十分な接着面積を十分に確保でき、インクの
漏洩や強度の低下を引き起こすことはない。
【0020】次に、上述した流路形成基板の製造方法の
一実施例を図5に基づいて説明する。接着層50を介し
て金属板51、52を2枚貼合わせた母材53を用意
し、インク供給口23とノズル連通孔24となる領域に
プレス加工等により所定径の通孔54、55を穿設する
(I)。通孔54、55が穿設された母材53は、その
両面を必要に応じて研磨加工され、プレス加工により生
じたバリ等が除去される。
【0021】母材53の一方の面のリザーバに対向する
領域の凹部25、及びノズル連通孔24に対向する領域
にそれぞれ窓56、57を備えたエッチング保護膜58
を、また他方の面にはノズル連通孔24に対向する領域
に窓59を備えたエッチング保護膜60をそれぞれ形成
する(II)。
【0022】母材53を構成している金属に適したエッ
チング液によりエッチングを実行すると、ノズル連通孔
24の接着剤層50に接する領域に位置して前述の研磨
工程では除去しきれなかったバリや傷がエッチングによ
り消失し、またエッチング保護膜58、60から離れた
領域程エッチング量が大きくなるようエッチングが進行
し、接着剤層50の近傍に凹部61が出現する。また窓
56に対向する領域は、エッチングが接着剤層50に到
達した段階で自動的に停止し、金属板51の厚みに一致
した深さを備えた凹部62が形成される(III)。
【0023】このようにしてエッチングが終了した段階
で、両面の保護膜51、52を除去することにより流路
形成基板が完成する(IV)。
【0024】図6は、本発明の他の実施例を示すもので
あって、ノズル連通孔24が形成される領域の通孔より
も若干大径の通孔を予め65穿設した接着フィルム66
により2枚の金属板67、68を貼合わせて母材69を
形成し(I)、インク供給口23とノズル連通孔24と
なる領域にプレス加工等により所定径の通孔70、71
を穿設する。
【0025】母材69の一方の面のリザーバに対向する
領域の凹部、及びノズル連通孔に対向する領域に窓7
2、73を備えたエッチング保護膜74を、また他方の
面にはノズル連通孔に対向する領域に窓75を備えたエ
ッチング保護膜76をそれぞれ形成する(III)。
【0026】母材69を構成している金属に適したエッ
チング液によりエッチングを実行すると、残存していた
バリや傷がエッチングにより消失し、またエッチング保
護膜74、76から離れた領域程エッチング量が大きく
なるようエッチングが進行し、接着フィルム66の近傍
に凹部77が出現する。また窓72に対向する領域は、
エッチングが接着剤層66に到達した段階で自動的に停
止して金属板67の厚みに一致した深さを有する凹部7
8が形成される(IV)。
【0027】このようにしてエッチングが終了した段階
で、両面の保護膜74、76を除去することにより流路
形成基板が完成する(V)。
【0028】なお、2枚の金属板67、68の厚さが異
なり、かつ厚い側の金属板67が圧力発生室14に対向
する場合には、エッチング量に相違が生じて図7に示し
たようにズル開口側に淀み部79が形成されてしまう虞
がある。
【0029】図8は、このような異なる厚さの金属板を
貼合わせた母材にノズル連通孔を形成する場合の実施例
であって、厚い金属板80にはノズル連通孔24となる
大径の通孔81を、また薄い金属板82には小径の通孔
83を、さらに接着フィルム84にはこれら大径の通孔
81と小径の通孔83との中間の直径を有する通孔85
を予め形成し(I)、これら通孔81、85、83が同
軸となるように貼合わせて母材86を構成する(II)。
【0030】母材86の一方の面のリザーバ26に対向
する領域の凹部、及びノズル連通孔24に対向する領域
に窓87、88を備えたエッチング保護膜89を、また
他方の面にはノズル連通孔24に対向する領域に窓90
を備えたエッチング保護膜91をそれぞれ連通孔の径に
合わせて形成する(III)。
【0031】母材86を構成している金属に適したエッ
チング液によりエッチングを実行すると、残存していた
バリや傷がエッチングにより消失し、またエッチング保
護膜89、91から離れた領域程エッチング量が大きく
なるようエッチングが進行し、接着フィルム84の近傍
に凹部92が出現する。また窓87に対向する領域は、
エッチングが接着フィルム84に到達した段階で自動的
に停止して金属板80の厚みに一致した深さを有する凹
部93が形成される(IV)。
【0032】このようにしてエッチングが終了した段階
で、両面の保護膜74、76を除去すると流路形成基板
が完成する(V)。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
アクチュエータユニットと流路ユニットとの接合時に流
れ出した接着剤を、流路形成基板の厚み方向の中央部の
ふくらんだ空間に収容してノズル連通孔の流路断面積の
減少を防止することができるばかりでなく、前処理とし
て行われた機械加工によるバリをエッチング処理により
除去してバリによるノズル開口の目詰まりを防止するこ
とができ、さらにノズル連通孔の傷を除去できて気泡の
排除性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録ヘッドの一実施
例を示す組み立て斜視図である。
【図2】本発明のインクジェット式記録ヘッドの一実施
例を、1つのアクチュエータユニットの圧力発生室近傍
の構造でもって示す断面図である。
【図3】インク供給口形成基板に形成された凹部とリザ
ーバとの位置関係を示す図である。
【図4】アクチュエータユニットと流路ユニットとの接
着時に流れ出した接着剤とノズル連通孔との関係につい
て示す図である。
【図5】図(I)乃至(IV)は、それぞれインク供給口
形成基板の製造方法の一実施例を示す図である。
【図6】図(I)乃至(V)は、それぞれインク供給口形
成基板の製造方法の一実施例を示す図である。
【図7】厚みが異なる金属板を使用した場合のノズル連
通孔の断面形状を示す図である。
【図8】図(I)乃至(V)は、それぞれインク供給口形
成基板の製造方法の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータユニット 2 流路ユニット 3 熱溶着フィルム 14 圧力発生室 20 インク供給口形成基板 21 リザーバ形成基板 22 ノズルプレート 23 インク供給口 25 凹部 26 リザーバ 27 ノズル開口 35〜37 通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−234218(JP,A) 特開 平7−32598(JP,A) 特開 平8−174825(JP,A) 実開 平6−21937(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055 B41J 2/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からインクの供給を受け、またノズ
    ル連通孔を介してノズル開口に接続する圧力発生室及び
    圧力発生手段を備えたアクチュエータユニットと、 前記アクチュエータユニットが固定され、前記圧力発生
    室の両端部において連通する連通孔とインク供給口とを
    備えた金属からなるインク供給口形成基板と、前記イン
    ク供給口を介して前記圧力発生室に連通するリザーバ、
    及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを備えたリザー
    バ形成基板と、前記リザーバ形成基板の他面を封止する
    とともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続す
    るノズル開口を備えたノズルプレートとを接合してなる
    流路ユニットとを接着剤層を介して固定してなるインク
    ジェット式記録ヘッドにおいて、 前記インク供給口形成基板は、2枚の金属板が接着剤層
    を介して接合された母材により構成され、また前記金属
    板は、前記接着剤層の近傍に、前記接着剤層の貫通孔よ
    りも大径のノズル連通孔を有することを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 外部からインクの供給を受け、またノズ
    ル連通孔を介してノズル開口に接続する圧力発生室及び
    圧力発生手段を備えたアクチュエータユニットと、 前記アクチュエータユニットが固定され、前記圧力発生
    室の両端部において連通する連通孔とインク供給口とを
    備えた金属からなるインク供給口形成基板と、前記イン
    ク供給口を介して前記圧力発生室に連通するリザーバ、
    及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを備えたリザー
    バ形成基板と、前記リザーバ形成基板の他面を封止する
    とともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続す
    るノズル開口を備えたノズルプレートとを接合してなる
    流路ユニットとを接着剤層を介して固定してなるインク
    ジェット式記録ヘッドにおいて、 前記インク供給口形成基板は、2枚の金属板が接着剤層
    を介して接合された母材により構成され、また前記金属
    板のうち前記圧力発生室に対向する側に配置される金属
    板は、前記接着剤層の近傍に、前記接着剤層の貫通孔よ
    りも大径のノズル連通孔を有し、また前記ノズル開口側
    に配置される金属板は、前記接着剤層の貫通孔よりも小
    径のノズル連通孔を有し、前記各金属板の貫通孔がエッ
    チング処理されていることを特徴とするインクジェット
    式記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記接着剤層が熱溶着フィルムである請
    求項1または請求項2の記載のインクジェット式記録ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 ノズル連通孔に対応する位置にノズル連
    通孔よりも大径の貫通孔が予め形成された熱溶着フィル
    ムにより2枚の金属板を積層する工程と、 ノズル連通孔に対応する位置にノズル連通孔に適した径
    で、かつ前記熱溶着フィルムの貫通孔よりも小径の貫通
    孔を穿設する工程と、 前記ノズル連通孔に適した径に一致した窓を備えたエッ
    チング保護膜を形成して2枚の前記金属板のエッチング
    領域の、前記接着剤層の近傍が前記ノズル連通孔に適し
    た径よりも大径となるまでエッチングする工程と、 とからなるインク供給口形成基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 ノズル連通孔に対応する位置にノズル連
    通孔よりも大径の貫通孔を有する第1の金属板と、ノズ
    ル連通孔に対応する位置に前記第1の金属板よりも小径
    の貫通孔が予め形成された熱溶着フィルムと、ノズル連
    通孔に対応する位置に前記熱溶着フィルムの貫通孔より
    も小径に貫通孔を有する第2の金属板とを積層する工程
    と、 前記第1の金属板の貫通孔、及び第2の金属板の貫通孔
    の径に一致した窓を備えたエッチング保護膜を前記第1
    の金属板、及び第2の金属板に形成して2枚の前記金属
    板のエッチング領域の、前記接着剤層の近傍が前記接着
    剤層の貫通孔よりも大径となるまでエッチングする工程
    と、 とからなるインク供給口形成基板の製造方法。
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