JP3521662B2 - 血糖計 - Google Patents

血糖計

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JP3521662B2
JP3521662B2 JP32376696A JP32376696A JP3521662B2 JP 3521662 B2 JP3521662 B2 JP 3521662B2 JP 32376696 A JP32376696 A JP 32376696A JP 32376696 A JP32376696 A JP 32376696A JP 3521662 B2 JP3521662 B2 JP 3521662B2
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blood glucose
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液中の糖分を測
定する血糖計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、血糖値は健康診断の際の採血血液
によって測定している。しかしこの方法は、個々の測定
毎に比較的多量の血液を必要とし、かなりの苦痛を伴う
ものである。この問題を解決するために発明者らは、発
光素子と受光素子とを使用して、人体を通過した発光素
子が発生した光を波形処理手段によって処理し、少量の
血液を使用して予め求めた定数を使用して、簡単に血糖
値を検査できる血糖計を提案しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記血糖計に
よる測定は、人体の温度変化による影響が大きく、正確
な測定が困難であるという課題を有しているものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、可視光域から
赤外光域までの光を発光する発光素子と、発光素子が発
光した光の内の特定波長帯を選択的に透過する光学的フ
ィルタと、発光素子が発光した光を前記光学的フィルタ
を介して受光する受光素子と、受光素子が受光した特定
波長帯域の光量を演算する波形処理手段と、採血して求
めた血糖値と光量のデータを入力する血糖値入力手段
と、血糖値入力手段から得られたデータから血糖値と光
量との関係を示すデータを演算し記憶して、記憶したデ
ータと波形処理手段の演算した光量とから血糖値を演算
する波形血糖値関連手段と、血糖値を表示する血糖値表
示手段とを有し、前記光学的フィルタの透過する特定波
長帯は血液の温度が変わっても光量が不変である波長帯
であること特徴とした。よって、光学的フィルタによ
特定波長帯を選択的に透過させ、これを受光素子・波形
処理手段によって処理することによって人体の温度変化
による影響を少なくした血糖計としている。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、可視
光域から赤外光域までの光を発光する発光素子と、発光
素子が発光した光の内の特定波長帯を選択的に透過する
光学的フィルタと、発光素子が発光した光を前記光学的
フィルタを介して受光する受光素子と、受光素子が受光
した特定波長帯域の光量を演算する波形処理手段と、採
血して求めた血糖値と光量のデータを入力する血糖値入
力手段と、血糖値入力手段から得られたデータから血糖
値と光量との関係を示すデータを演算し記憶して、記憶
したデータと波形処理手段の演算した光量とから血糖
を演算する波形血糖値関連手段と、血糖値を表示する血
糖値表示手段とを有し、前記光学的フィルタの透過する
特定波長帯は血液の温度が変わっても光量が不変である
波長帯であること特徴とした。これにより、温度による
影響の少ない血糖計としている。
【0006】請求項2に記載した発明は、光学的フィル
タの透過する特定波長帯は血液の吸光度が温度により影
響されない波長を含むこととしたので、血糖値の主体で
あるグリコース糖による吸収を精度良く検知できる血糖
計としている。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について図1を参照しな
がら説明する。図1は本実施例の構成を説明するブロッ
ク図である。
【0008】指先を挿入するプロープ1内に、発光素子
2・受光素子3・光学的フィルタ4を配置している。発
光素子2は、発光電源5からの電源の供給を受けて、可
視光域から赤外光域までの幅広い波長の光を発光してい
る。発光素子2が発光した光は、挿入した指先を透過
し、光学的フィルタ4によって更に特定波長帯だけを選
択されて、受光素子3によって受光される。受光素子3
が受光した光は、増幅器6によって増幅され、波形処理
手段7に伝達される。また波形処理手段7には、波形血
糖値関連手段9が接続されている。波形血糖値関連手段
9は、波形処理手段7が処理した光量を示すデータから
血糖値を演算して、血糖値表示手段10に現在の血糖値
を表示するものである。
【0009】以下本実施例の動作について説明する。図
示していないスイッチをオンすると、発光電源5が発光
素子2に電源を供給して、発光素子2から広帯域の光が
指先に照射される。この指先を透過した光は、光学的フ
ィルタ4によって特定波長の光成分だけとなって、受光
素子4によって受光される。
【0010】図2は、血液の吸光度特性を示す特性図
で、横軸は波長を、縦軸は吸光度、つまり発光素子2が
発生した光が組織や血液によって吸光され減衰する度合
いを示している。図中のイ・ロは、血液の血糖値を示し
ており、ロはイよりも血糖値が低くなっている。図2か
ら判るように、一般に血液中の血糖値が高くなると、全
体に吸光度は高くなる方向に平行移動するものである。
例えば波長λ1においては、イの吸光度はA2であり、ロ
の吸光度はA1となっている。
【0011】また図3は、温度が変わった場合の血液の
吸光度特性を示している。同様に横軸は波長を、縦軸は
吸光度を示している。ハ・ニは同一の血糖値のものを温
度を変えて測定した結果を示しており、ニはハの場合よ
りも低い温度となっている。発明者らは、この実験によ
って、温度が変わっても吸光度A3が不変である波長λ3
の存在を発見したものである。すなわち、波長λ3では
ハのものもニのものも吸光度は同一の値A3となってい
るものである。また波長λ3を越えると、吸光度の関係
が逆転し、ハのものの吸光度が低くなり、ニのものの吸
光度は大きくなっている。発明者らの実験において、こ
の波長λ 3 は1789nmであった。
【0012】本実施例で使用している光学的フィルタ4
は、前記波長波長λ3を含む波長λ1から波長λ 2 の間の
光だけを選択的に透過する特性に設定しているものであ
る。従ってプローブ1に指を挿入すると、発光素子2が
発生した光は指先の組織や血液によって吸収され、更に
光学的フィルタ4によって波長λ1から波長λ2の間の光
だけとなって、受光素子3に受光されるものである。図
4は、このときの受光素子3の受光特性を示している。
受光素子3が受光する光は、光学的フィルタ4によって
波長λ3を含む波長λ1から波長λ2ものとなっている。
波長λ3の光の吸光度は前記したように温度による影響
を受けないものである。つまり、ハに示している温度が
高い状態での吸光特性と、ニに示している温度低い状態
での吸光特性のものも、波長λ3においては同一の吸光
度となっているものである。
【0013】実際の測定は波長λ3の一点では不可能で
あり、波長λ3を含む波長λ1から波長λ2の範囲での受
光素子3が受ける光量によって判断しているものであ
る。この光量は、ハの温度の場合には、図4に示す点A
4・A3・A9・A7・A10・A4で囲まれた面積S1に相当
する。またニの温度の場合には、図4に示す点A5・A3
・A9・A6・A10・A5で囲まれた面積S2に相当する。
このとき、本実施例では光学的フィルタ4を調整して、
λ1・λ2の幅を適切に設定しており、S1とS2とが等し
くなっているものである。つまり、受光素子3が受ける
光量は温度による影響を受けないものとなっている。
【0014】波形処理手段7は、前記受光素子3が受光
した光量を増幅器6を介して受け、同時に波形血糖値関
連手段9から、光量と血糖値との関係を示すデータを受
ける。このデータは、図5に示す勾配Kである。すなわ
ち、予め耳朶等から採取した少量の血液について、血糖
値C1とこのときの光量Saとを求めておき、このデータ
を血糖値入力手段8からデータ入力するものである。波
形血糖値関連手段9は、このデータによって勾配Kを演
算し基礎データとして記憶しているものである。従っ
て、波形処理手段7から今回測定した光量Sbを示すデ
ータを受けると、血糖値C2を直ちに演算して、血糖値
表示手段10に表示するものである。
【0015】以上のように本実施例によれば、光学的フ
ィルタ4を調整して、透過する光の周波数帯域を適切に
設定することによって、温度による影響を受けることな
く正確な血糖値を簡単に知ることが出来るものである。
【0016】またこのとき、透過する光の周波数を1789
nmを含んだ帯域に設定すると、血液中の糖分の濃度の変
化による受光光量の変化を、他の波長帯を設定した場合
よりも大きくとることができ、一層正確な測定が出来る
ものである。
【0017】
【発明の効果】本発明は、光学的フィルタを調整して、
透過する光の周波数帯域を適切に設定することによっ
て、血液の温度による影響を受けることなく光量を演算
して、正確な血糖値を簡単に知ることが出来るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である血糖計の構成を示すブロ
ック図
【図2】同、血糖濃度による吸光特性の変化を示す特性
【図3】同、温度による吸光特性の変化を示す特性図
【図4】同、光学的フィルタの作用を説明する説明図
【図5】同、血糖値と光量との関係を示す特性図
【符号の説明】
2 発光素子 3 受光素子 4 光学的フィルタ 7 波形処理手段 8 血糖値表示手段 9 波形血糖値関連手段 10 血糖値表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−284490(JP,A) 特開 平7−43295(JP,A) 特開 平2−191434(JP,A) 特開 平7−250826(JP,A) 特開 平7−132120(JP,A) 特開 平3−173535(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/14 - 5/155

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光域から赤外光域までの光を発光す
    る発光素子と、発光素子が発光した光の内の特定波長帯
    を選択的に透過する光学的フィルタと、発光素子が発光
    した光を前記光学的フィルタを介して受光する受光素子
    と、受光素子が受光した特定波長帯域の光量を演算する
    波形処理手段と、採血して求めた血糖値と光量のデータ
    を入力する血糖値入力手段と、血糖値入力手段から得ら
    たデータから血糖値と光量との関係を示すデータを演
    算し記憶して、記憶したデータと波形処理手段の演算し
    た光量とから血糖値を演算する波形血糖値関連手段と、
    血糖値を表示する血糖値表示手段とを有し、前記光学的
    フィルタの透過する特定波長帯は血液の温度が変わって
    も光量が不変である波長帯であること特徴とする血糖
    計。
  2. 【請求項2】 光学的フィルタの透過する特定波長帯は
    血液の吸光度が温度により影響されない波長を含む請求
    項1記載の血糖計。
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