JP3521305B2 - 表示装置と外部メモリユニット及び表示装置システム - Google Patents

表示装置と外部メモリユニット及び表示装置システム

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JP3521305B2
JP3521305B2 JP33046898A JP33046898A JP3521305B2 JP 3521305 B2 JP3521305 B2 JP 3521305B2 JP 33046898 A JP33046898 A JP 33046898A JP 33046898 A JP33046898 A JP 33046898A JP 3521305 B2 JP3521305 B2 JP 3521305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被制御対象と操作
者の間のインタフェースとなる表示、入力機能を有した
表示装置に関し、特に、装置の多機能化を図る技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、制御機器システムにおいても表示
装置は欠かせないものになっている。この表示装置の表
示画面を使って、これまでのホスト(例えば、シーケン
サ、パソコン、SBC=シングルボードコンピュータな
ど)の単なる顔(ホストに対する電子スイッチおよびシ
ステムの状況表示など)ではなく、積極的な用途に活用
しようという試みもされている。例えば、プログラマブ
ルロジックコントローラ(PLC)とも呼ばれるシーケ
ンサのプログラマブルコンソール(近年の複雑になって
きたシステムには必需であり、シーケンサやその周辺機
器などのユニットのプログラムのモニタや変更修正、さ
らにはプログラミングまで行なうツール、略してプロコ
ンという)機能を、その表示画面とタッチスイッチを利
用して、ソフト的に表示装置に持たせるものが一例であ
る。
【0003】従来の表示装置の一例を図26に示す。表
示装置201は、シーケンサ、パソコン、シングルボー
ドコンピュータ等であるホスト装置等の周辺ユニット2
02と接続され、この周辺ユニット202の表示、入力
機能を担うものである。表示装置201の制御を司る演
算装置203に接続されたバス204には、各種プログ
ラムを記憶したシステムROM205、画像データメモ
リ206、ワークRAM207、表示素子ドライバ回路
208を介して表示素子209を制御するグラフィック
コントローラ210が接続されている。さらに、このバ
ス204には、コネクタ211,212及び通信ケーブ
ル213からなる通信インタフェースポートを介して、
ホスト装置202と通信を行う通信インタフェース回路
214、タッチスイッチ215を制御するタッチスイッ
チインタフェース回路216が接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の表示装置においては、装置の多機能化を図る
と、表示装置のソフトが増加する一方となり、普段使用
しない機能(この場合の機能はソフトとしての機能)に
多くのメモリが使われることになるという問題点があ
る。
【0005】このメモリはICの一種であるが、表示装
置を構成する部品の中でも高いものの一つであり、その
メモリの増加は、表示装置自体のコストを押し上げる結
果となっている。また、ソフトのプログラミング容量の
増加は、そのプログラムの複雑化を招き(例えばサブル
ーチンの増加、階層の深層化により)、処理速度が遅く
なる。このソフトの処理速度の低下は、ハードの例えば
CPUの高速化で補うこととなり、さらにコストが上昇
したり、CPUの種類が変わることでソフトやデータの
互換性が失われるという問題点も生ずる。例えば、高級
部品を使用することにより、処理速度などの機能が従来
に比べ向上する場合のコストアップは考えようによって
は、しかたがないことではあるが、利用頻度の低い機能
を持たせたために、表示装置として肝心の処理速度(例
えば制御機器の場合、処理速度は重要な要素のうちの一
つで、そのために専用機器として存在しているともいえ
る)が、従来と同等もしくは同等以下となってコストが
上昇してしまうのは大きな問題であった。
【0006】また、上記のような従来の表示装置におい
ては、表示装置を別の用途(例えば、シーケンサのプロ
コン)として使用する場合、それまで表示装置で実施し
ていた用途を中断せざるを得なくなる。これではホスト
と常に何らかのやりとり、すなわち通信をしている、例
えば制御機器システムに使われる表示装置は、その通信
を中断するのは好ましくなく、別の用途にはそれ専用の
機器を割り当てることとなっていた。この専用機器には
汎用性は少なく、対応するユニットの種類、もしくは同
一のユニットでも機種ごとに、または用途ごとに用意す
る必要があった。
【0007】さらに、上記のような従来の表示装置にお
いては、通信ポ−ト(例えばRS232CとRS422
など)が備わっていることはあるが、基本的に通信ポ−
トは1つあればよく、表示装置と外部とつながる通信ポ
−ト(コネクタや通信ケ−ブルで構成される)は、表示
装置に1つしかなかった。ところが、制御機器システム
で普及している表示装置の表示画面を一時借用して、別
の用途に活用しよう考えた場合、これまでの通信ポ−ト
では別の用途に使用するときに通信ケ−ブルをその都度
付替えなければならないという問題があった。
【0008】さらに近年、I/Oバス(制御装置と、I
/OもしくはI/Oターミナルとの間をつなぐバス)に
もオープン化が徐々に導入され始めている。このオープ
ンバスとは、バスに接続される制御機器の接続される仕
様(ルール)があらかじめ決められているもので、表示
装置がこのオープンバスに接続される場合は、例えば図
34に示すように送受信去れるデータがパケット(かご
のようなもの)の形式をとっており、アクセスをする制
御機器を指定して、必要であれば返信先も指定した上
で、所望のデータを入れて受け渡しをしていた。このパ
ケットのようなデータ形式をとることにより、I/Oバ
スにつなぐだけで、これまでどおりの制御機器と表示装
置の構成が実現できる(但し、例えばIDのような制御
機器の指定が必要となる)。
【0009】このようなハードの接続が容易となるオー
プンバスであるが、これまでは接続の容易さや、規格を
同じくすることにより、異なるメーカの機器でも接続で
きることに注目が集まり、オープンバスを積極活用する
ところまでは至ってはいなかった。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、演算手段のバスに直結する外部
メモリユニットを表示装置に後付けすると、外部メモリ
ユニット内のシステムと画像データを読み込み、外部メ
モリが接続されている間だけ、それまで表示装置が行っ
ていたシステムとは別のシステムが起動されるようにす
ることにより、表示装置内部の部品構成はそのままで、
必要な機能を必要な時だけ付加することができる表示装
置と外部メモリユニット及びこれらからなる表示装置シ
ステムを提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、同一のバスを共用する少
なくとも2つ以上の演算手段を備えており、このバスに
直結する外部メモリユニットを後付けすると、この外部
メモリユニット内のメモリのシステム及び画像データを
別々の演算手段が読み込み、外部メモリユニットが接続
されている間だけ、これまで表示装置で行っていたシス
テムとは別のシステムを起動させることにより、同一の
表示装置の表示画面を切り替えつつ、2つ以上の独立し
たシステムを稼働させることができる表示装置と外部メ
モリユニット及びこれらからなる表示装置システムを提
供することを目的とする。
【0012】もしくは、表示装置内の演算手段とバスを
共用する少なくとも1つの演算手段とこの演算手段に対
応するメモリからなる外部メモリユニットを後付けする
と、この外部メモリユニット内のメモリのシステム及び
画像データを外部メモリユニット内の演算手段が読み込
み、外部メモリユニットが接続されている間だけ、これ
まで表示装置で行っていたシステムとは別のシステムを
起動させることにより、上記と同様の作用が得られる表
示装置と外部メモリユニット及びこれらからなる表示装
置システムを提供することを目的とする。
【0013】さらに、本発明は、単体の表示装置内に、
独立した少なくとも2つ以上のシステムが存在する場合
に、付加されたシステム用に専用の通信インタフェース
ポートを予め用意することにより、通信ケーブルの付け
替えが不要な表示装置と外部メモリユニット及びこれら
からなる表示装置システムを提供することを目的とす
る。
【0014】さらに、本発明は、上記のようなオープン
バスに接続される表示装置であって、内部のCPUバス
に直結する外付けメモリを表示装置に後付けし、この外
付けメモリからシステムと画像データを読み込み、表示
装置内に別のシステムを起動させることにより、オープ
ンバス対応に拡張した表示装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、被制御対象と操作者の間のイン
タフェースとなる表示及び入力機能を有した表示装置に
おいて、表示装置に内蔵されている演算手段と、この演
算手段のバスに接続された内蔵メモリとを備え、バスに
外部メモリが接続可能に構成されており、外部メモリ内
のプログラムが起動する場合、及び内蔵メモリ内のプロ
グラムが起動する場合に、演算手段は、それより前に起
動されていたプログラムを読み込み先のメモリに一旦保
護してから、次に起動するプログラムを起動させるもの
ある。この構成においては、外部メモリをバスに接続
することにより、表示装置で行っていたシステムとは別
のシステムを起動するといった使い方が可能となり、表
示装置内部の部品構成はそのままで、該表示装置の表示
画面や画面表示/入力に必要な部品構成を全て利用し
て、必要な別の機能を必要な時だけ使用することができ
るようになる。また、一時的に使用するような利用
は低いがニーズは高い機能を外部メモリにより追加する
ことができるようになる。また、必要な機能を必要な時
だけ外部メモリにより追加することができ、最小限のコ
ストアップで追加機能を実現することができる。また、
前回行った作業内容が各々のメモリ内に保管されること
になるので、表示装置が変わっても前回の作業の続きを
即座に行うことができる。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】また、請求項2の発明は、表示装置に内蔵
されている演算手段と、この演算手段につながる内部メ
モリと、前記演算手段に直接つながる外部メモリを装着
するための装着手段を備えた表示装置において、外部メ
モリが装着された状態で、外部からの指示により、それ
まで稼動していた内部メモリのシステムを一旦保護格納
した上で外部メモリのシステムを起動するものである。
この構成においては、前回行った作業内容が保管される
ことになるので、表示装置が変わっても前回の作業の続
きを即座に行うことができる。また、請求項3の発明
は、通信を実行する上であらかじめ決められた手順によ
り不特定の制御機器に接続されるための通信手段の送受
信部を持つ表示装置と、この表示装置の演算手段に直接
つながる装着手段を持つ外部メモリユニットとからなる
表示システムのシステム起動方法であって、表示装置の
内部メモリの内容をそのまま、前記と同様の通信手段の
送受信部を持つ他の表示装置に装着された外部メモリユ
ニットに吸い上げ、かつ、外部からの指示により、それ
まで稼動していたその内部メモリのシステムを一旦保護
格納した上で、該外部メモリユニットのシステムを起動
させることで、前記の吸い上げた表示装置の機能を実現
させるものである。この方法においては、通信手段の送
受信部により、表示装置の内部メモリの内容を他の表示
装置に装着された外部メモリユニットに吸い上げるだけ
で、の表示装置でその一時的に吸い上げた内容と同じ
機能を実現することができ、オープンバス対応の表示装
置に拡張したものとなる。また、前回行った作業内容が
保管されることになるので、表示装置が変わっても前回
の作業の続きを即座に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本実施形態による表示装置
システムのブロック図である(請求項1乃至請求項5対
応)。表示装置システム1は、周辺ユニット(相手先ユ
ニット)2等の被制御対象と操作者との間のインタフェ
ースとなるものであり、表示装置3と、この表示装置3
に外部に向けて開かれている後記CPUバス11を介し
て接続可能な後付けの外部メモリユニット4から成る。
表示装置3は、システムの演算機能を司るCPUなどで
なる演算装置10(演算手段:以下、CPUという)を
備えており、このCPU10に接続されたCPUバス1
1には、システムプログラムを記憶する内蔵メモリ12
と、ワークRAM14と、表示素子ドライバ回路15を
介して液晶画面である表示素子16を制御するグラフィ
ックコントローラ17と、周辺ユニット2の通信インタ
フェース回路19との間で各種データの通信を行うため
の通信インタフェース回路20と、表示素子16の表面
に配置されたタッチスイッチ21を制御するタッチスイ
ッチインタフェース回路22が接続されている。
【0027】内蔵メモリ12は、基本システムについて
のプログラムを記憶したシステムROM12aと、この
基本システムについての画像データを記憶した画像デー
タメモリ12bとから成る。さらに、このシステムRO
M12aには、外部メモリユニット4が表示装置3に接
続されると、CPU10が外部メモリユニット4の外部
メモリ52のプログラムを読み込み起動させるためのブ
ートプログラムが予め仕込まれている。また、グラフィ
ックコントローラ17と表示素子ドライバ回路15とを
結ぶCPUバス23には、画像データメモリ12bから
送られてきた画像データを記憶するための画像メモリV
−RAM24、漢字等の文字データを記憶した漢字RO
M25が接続されている。また、表示素子16の背面に
は、バックライト26が配置されている。
【0028】外部に向けて開かれているCPUバス11
には、予めコネクタ42が備えられており、表示装置3
と外部メモリユニット4は同ユニット4のコネクタ42
とにより接続される。通信インタフェース回路20から
も同様にコネクタ41が導出され、表示装置3と周辺ユ
ニット2は、同コネクタ41、コネクタ44、ケーブル
43、及びコネクタ44を介して接続される。
【0029】外部メモリユニット4は、表示装置3に対
して着脱可能に構成されており、付加されるシステムに
ついてのプログラムを記憶したオープンバスの特徴(制
御機器にも番地があり、相手先メモリのアドレスと一緒
にIDなどをあらかじめ指示する必要はあるが、基本的
にバスに接続するだけでよいこと)により、表示装置で
画像データ(や必要であればシステムプログラムも)を
吸い上げるだけで、一時的に吸い上げた表示装置と同じ
機能が実現できる。もちろん全く同じでなくても、吸い
上げた画像データを元に変更を加えてもよい。システム
ROM52aと、このシステムについての画像データを
記憶した画像データメモリ52bから成る外部メモリ5
2を備えている。外部メモリユニット4には、書き換え
可能なメモリが少なくとも1つ含むものとする。また、
表示装置3の各構成部品への電源の供給は、端子台2
7、DC/DCコンバータ回路28を介して行われる。
また、バックライト26には、インバータ回路29から
電源が供給され、表示素子ドライバ回路15には、表示
素子駆動電源回路30から電源が供給される。また、外
部メモリユニット4には、表示装置3から電源が供給さ
れる。
【0030】図2はCPU10の機能ブロック図であ
る。CPU10は、システムを実行するためのシステム
実行機能61と、グラフィックコントローラ17に制御
信号を送る表示機能62と、通信インタフェース回路2
0を介して周辺ユニット2と通信を行う通信機能63
と、システム交代機能67とを備えている。このシステ
ム交代機能67は、表示装置3の内部ハードをリフレッ
シュするためのハードリフレッシュ機能64、内蔵メモ
リ12又は外部メモリ52に記憶されたシステムプログ
ラム等を読み込むためのシステム読込機能65、システ
ムプログラム等を内蔵メモリ12又は外部メモリ52に
格納、保護するためのシステム保護機能66とから成
る。
【0031】図3はグラフィックコントローラ17の機
能ブロック図である。グラフィックコントローラ17
は、表示素子16に文字、図形等を表示するための表示
機能71を有するものである。この表示機能71は、C
PU10からの信号に基づいてグラフィックを作成し、
表示素子ドライバ回路15に制御信号を送信する描画機
能72と、漢字ROM25から文字データを呼び出す機
能73と、画像データメモリ12b内の画像データを画
像メモリ24に保管する機能74と、画像メモリ24内
に保管された画像データを読み込む機能75とから成
る。
【0032】次に、上記表示装置システム1のプログラ
ム上の特徴について説明する。CPUバス11に直結す
る外部メモリユニット4を表示装置3に後付けすると、
CPU10は、これまで表示装置3で行っていた操作な
どを含めたシステムを、表示装置3内の内蔵メモリ12
に格納、保護した後に、外部メモリユニット4のシステ
ムと画面データを読み込み直し、これまでその表示装置
3で行っていたシステムとは別のシステムを起動させる
ような構成となっている。
【0033】また、表示装置3内の内蔵メモリ12から
読み込まれるシステムと、外部メモリユニット4の外部
メモリ52から読み込まれるシステムはそれぞれ独立
し、互いに影響を及ぼさない。また、外部メモリユニッ
ト4の付加されたシステムが終了すると、その操作(作
業)内容をメモリユニット4内に格納、保護するように
なっており、メモリユニット4から読み込まれた(一時
的に付加された)システムは表示装置内に何も残らな
い。また、対象となる周辺ユニット2との間で行った作
業内容(設定値など)は外部メモリユニット4内に全て
保管される。また、2つのシステムは、それぞれ別々の
メモリ12,52に格納されており、互いに影響を及ぼ
さない構成となっており、CPU10は、システムごと
に、そのシステムのプログラムを読み込み直す。
【0034】さらにまた、外部メモリユニット4の機能
(システム)が立ち上がっている間、表示装置3本体内
のシステムは一時停止の状態となるが、CPU10によ
って、元々の接続先(表示装置本体のシステムの相手
先)には予め(外部メモリユニット4の機能が立ち上が
る前に)通信の一時停止が連絡される。また、表示装置
3内のシステムの一時中断中に、例えば、その相手先の
方で緊急事態が発生し、表示装置3を扱う人に知らせな
くては成らない事態も考え得る。そこで、予め表示装置
3と相手先との間で緊急コードなるものが決められてお
り、緊急コードが入っていたら、ポップアップで操作者
に連絡するような構成となっている。また、緊急コード
が入ってきて、操作者から表示装置本体内のシステムに
戻すよう指示が出されると、これまで実施していたメモ
リユニット4のシステムを(外部メモリ52に)保護し
て、表示装置3内のシステムを再起動する。
【0035】図4及び図5は第1の実施形態の変形例に
よる表示装置システムを示し、外部メモリユニット4に
通信ポートをなす通信ケーブル48が付けられるように
なっている。すなわち、図4では、外部メモリユニット
4に、コネクタ45から分岐させたコネクタ46を設
け、これにコネクタ47を介して通信ケーブル48を接
続し、表示装置3内の通信インタフェース回路20にポ
ート切り替え回路32を設けている。また、図5では、
外部メモリユニット4内に通信インタフェース回路54
を設け、これを介してケーブル48接続用のコネクタ4
6を設けている。
【0036】図6及び図7は第1の実施形態のさらに他
の変形例による表示装置システムを示し、予め表示装置
3に別のケーブル43,48が取りつけられるようにな
っている。そのための構成として、表示装置3には切り
替え回路32が設けられ、図6ではコネクタ49がコネ
クタ41とは別に設けられ、コネクタ47を介してケー
ブル48を追加している。図7では、コネクタ44から
ケーブル48を分岐している。
【0037】次に、以上の構成からなる表示装置システ
ム1において、外部メモリユニット4が表示装置3に装
着されたとき等に行われるシステム交代動作について、
図8及び図9を参照して説明する。図8は表示装置3の
表示画面に表示されるシステムの一例を示す図、図9は
外部メモリユニット4の装着に伴う表示装置3における
機能の追加を説明するための模式図である。外部メモリ
ユニット4の装着前は、表示装置3は、内蔵メモリ12
に記憶されたプログラムを読み込み、起動しており、こ
れにより、表示装置3は基本機能Aを備え、表示画面8
0には、例えば、周辺ユニット2から送信されてきたデ
ータ等を表示するトレンドグラフ81、数字等を入力す
るためのテンキースイッチ82、操作スイッチ83、画
面を切り替えるための切替スイッチ84等が表示され
る。ここで、外部メモリユニット4が表示装置3に装着
されると、CPU10は、それまで起動されていたプロ
グラムを内蔵メモリ12内に格納、保護してから、外部
メモリ52内のプログラムを読み込み、起動する。これ
により、表示装置3は付加機能Bを備えると共に、表示
画面80には、システムメニュー85等のように、それ
までとは異なるシステムが表示される。
【0038】また、表示画面上に切替スイッチ84を設
けて、この操作によって、内蔵メモリ12から起動した
システムと外部メモリ52から起動したシステムとの間
で、システムを交代し得るようにしている。なお、外部
メモリユニット4は、付加機能Cや付加機能Dを備えた
ものであってもよい。
【0039】上述した実施形態に係る表示装置システム
1によれば、以下に示すような効果が得られる。 (1) 表示装置3内部の部品構成(部品点数、メモリ
容量なども含む)はそのままで、表示装置3の表示素子
16、タッチスイッチ21、及び漢字ROM25など画
面表示/入力に必要な部品構成を全て利用して、必要な
機能を必要な時だけ使用することが可能となる。
【0040】(2) 表示装置3内の内蔵メモリ12か
ら読み込まれる基本システムと、外部メモリユニット4
の外部メモリ52から読み込まれるシステムはそれぞれ
独立し、互いに影響を及ぼさず、また、外部メモリユニ
ット4の付加されたシステムが終了すると、その操作・
作業内容をメモリユニット4内に格納、保護するので、
メモリユニット4から読み込まれ、一時的に付加された
システムは表示装置3内に何も残らない。従って、表示
装置は、メモリユニット4によって付加された機能の対
象となる周辺ユニット2と通信的につながっているもの
であり、メモリユニット4が装着できるようCPUバス
11が装置の外側に向けて開いており、さらに、内蔵メ
モリ12にメモリユニット4が装着されると再度CPU
10にそのプログラムを読み込み直せというブートプロ
グラムが予め仕込んであるものであればよく、いわゆる
「表示装置フリー」となる。
【0041】また、対象となる周辺ユニット2との間で
行った作業内容(設定値など)が外部メモリユニット4
内に全て保管されるので、表示装置3が変わっても、前
回の作業の続きを行うことができる。従来では、このよ
うな設定値などは表示装置3の内蔵メモリ12内に保管
されていたため、対象となる周辺ユニット2と表示装置
3は同じ組み合わせでなくてはならなかった。しかしな
がら、例えばFA環境のように、表示装置3に対して過
酷な環境では、表示装置3の表示(画面)部が破損しや
すく、表示部が何らかの理由で破損した場合には、表示
装置3内のシステムによる作業だけでなく、周辺ユニッ
ト2への操作なども全くできなくなっていた。本発明に
係る表示装置3では、作業内容は、外部メモリユニット
4内に保管するので、表示装置3が変わっても作業の続
きを行うことが可能である。
【0042】また、通信方式などの基本的設定は変更さ
れないようにしておいた方がよい。これは、他のユニッ
ト2に対し実施される機能はユニット間の通信によって
実施されるものがほとんどであり、通信方式の基本設定
が違っていると、他のユニットに接続(アクセス)でき
なくなることがあり、また、再度の設定が必要となるか
らである。例えば、通信を行うユニット間の環境が、電
気的ノイズや磁場、及び振動等により劣悪であると、ユ
ニット間における通信の信頼性や通信性能を確保するた
めには、複雑な通信方式が必要である。従って、本発明
においては、通信方式の基本設定は残しておき、後付け
された外部メモリユニット4の特性、及びユニット、表
示装置等の組み合わせることで、最適な通信状態が得る
ことができるようにしている。
【0043】(3) 2つのシステムがそれぞれ別々の
メモリ12,52に格納され、互いに影響を及ぼさない
構成となっているので、2つのシステムの結合デバッグ
が不要となり、ソフトプログラム作成の工数が大幅に削
減される。これまでの表示装置では、多機能になる(プ
ログラムが増加する)にしたがって、単機能のプログラ
ムをまず作成し、この機能ごとのプログラムのデバッグ
をしてから複数の単機能プログラムを結合し、結合デバ
ッグをして一つの総合的な(多機能な)プログラムとし
ていた。このとき多機能になればなるほど結合しなくて
はならないプログラムが多くなり、相互に及ぼす要因が
多くなる。このように要因が多くなるほど、いろいろな
場面を想定して検証する必要があるが、同時に想定され
る場面の抜け(チェックミス)も多くなり、これまで思
いもしなかったところに影響が出てくることがある。チ
ェックリストなど様々な工夫をこらしてチェック漏れを
防ごうとはしているものの、チェック用のプログラムソ
フトを組んでいるのが人であるため、プログラムの規模
が大きくなるほど、ソフトのバグが出やすくなってしま
う。一つのバグを修正するには、その修正対象となるプ
ログラムが関与する全てのプログラムに、その修正によ
り悪影響がないか、すなわち、問題なく正常に動作する
かをチェックしなければならない。多機能になることで
関与するプログラムが増加しているので、一つバグをつ
ぶしたつもりでも、新たなバグを作ってしまうケースが
多々ある。よって、このバグつぶし(デバッグ)が少し
でも軽減されることはソフト品質の向上および開発納期
の短縮につながり、大きなメリットとなる。
【0044】(4) 複数のシステムを一つの表示装置
で実現しているが、システムごとにCPU10に読み込
み直させているので、CPU10の処理速度が低下する
ことはない。これまでは、個々のプログラムに相互関係
を持たせて、CPU10等の演算機能を時分割して使用
していたため、2つの異なるプログラムの処理をしよう
とすると、その都度、これらプログラムをメモリから読
み込み直す必要があった。このため、CPU10の処理
速度は、単に2つのプログラムを実行する以上に低下を
余儀なくされていた。また、単体のシステム(もしくは
プログラム)だけを、それぞれ単独に扱うときに比べ、
CPU10に演算させる順番やデータのやりとり(読み
込み/格納など)が複雑になっていくため、1つのシス
テムだけを使用している場合よりもCPU10の処理速
度の低下が大きかった。このように、個々のプログラム
を結合するということは、種々の場面を想定してそれぞ
れのプログラム間のやりとりを考えなくてはならない。
つまり単体のプログラムをつなげばつなぐほど、すなわ
ち多機能になるほど、そのつなぐ部分のプログラムが増
え、結果としてある機能を呼び出す時間が増え、表示装
置3としての処理速度が遅くなっていた。本発明におい
ては、システムごとにCPU10に読み込み直させてい
るので、表示装置3としての処理速度が低下することは
ない。
【0045】(5) ユーザに望まれる表示装置の用途
は多種多様であるが、その全ての機能が全てのユーザに
望まれているわけではない。これまでは表示装置の開発
としては汎用性を重視していたために、ニーズのある機
能を全て表示装置に持たせようとしていた。このため、
機能を増やすたびにメモリの容量を増やさなくてはなら
ず、利用〓度の少ない機能のために表示装置が必要以上
にコストアップすることがあった。本発明においては、
機能が増えても、増えた機能は別ユニット(外部メモリ
ユニット4)となっているので、表示装置3自体のコス
トは変わらない。このように、必要な機能を必要なとき
だけ、外部メモリユニット4により追加できるので、最
小限のコストアップで追加機能を実現できる。また、表
示装置3の汎用性が損なわれることはない。
【0046】(6) 外部メモリユニット4により追加
される機能は、一時的に使用するような利用頻度は低い
がニーズは高い機能とすることにより、表示装置のユー
ザのニーズにあわせて、そのような機能を外部メモリユ
ニット4から読み込み、表示装置3を一時借用するの
で、装置3の機能として理想的である。
【0047】(7) 図4乃至図7に示した表示装置シ
ステム1のように、従来のシステム用と、外部メモリユ
ニット4から立ち上がるシステム用に、それぞれ通信ケ
ーブルを1つ以上用意すれば、通信ケーブルの付け替え
作業等が不要となり、作業性が向上する。また、これら
コネクタ46,47、通信ケーブル48から成る通信ポ
ートは、外付けメモリユニット4に備えられているた
め、このメモリユニット4が装着されている間だけ専用
の通信ポートとして利用して、メモリユニット4のシス
テムが終了すると、ユニット4と一緒に取り外すことが
できる。従って、表示装置3に2つの通信ポートを備え
るよりも、無駄が少なく、経済的である。また、2つの
通信インタフェース回路20,54を備えれば、上述の
図4の構成と比して、より多くの通信データの送受信が
可能となる。また、表示装置3の1つのコネクタ41
が、2本のケーブル43,48と接続されるものとすれ
ば、コネクタ数が削減できるので、装置3の低コスト化
を図ることができる。
【0048】次に、第1の実施形態の変形例による表示
装置システムについて、図10及び図11(省略部分は
図1と同)を参照して説明する。図10に示す例では、
表示装置3内に通信データのバッファとなるRAM(以
下、バッファ用RAMと記す)31を備えている。この
表示システム1においては、外部メモリユニット4のシ
ステムが立ち上がると、それまで表示装置3が関与して
いた周辺ユニット2にシステムの一時停止を通知するの
であるが、内蔵メモリ12のシステムの相手先の周辺ユ
ニット2との通信において、返事を返さなくてもよい一
方通行のデータに関しては、バッファ用RAM31に保
管するような構成となっている。また、図11に示す例
は、バッファ用RAM31が、外部メモリユニット4内
に配置されているものである。
【0049】このような構成とすることにより、図10
及び図11に示した表示装置システム1によれば、以下
に示すような効果が得られる。 (8) 表示装置3内の基本システムが一時中断し、外
部メモリユニット4内のシステムが実行されているとき
でも、周辺ユニット2等から随時送られてきたデータを
バッファ用RAM31に一時保存させることができるの
で、周辺ユニット2等にデータが溜まることがなくな
り、データ送信の効率を上げることができる。特に、ノ
イズ対策など、データ化け対策を施してあるデータで
は、個々のデータが長く、また、複数回送信してデータ
照合し、信頼性を確保しているためにデータ量が多くな
ることが多い。そこでトレンドグラフのデータなど、一
方通行のデータでリアルタイムに変わっていくデータに
限り、外部メモリユニット4のシステムが起動中であっ
ても、相手先のユニット2から表示装置3へ随時送信が
行われ、一時的にバッファRAM31に保存するような
構成とすることにより、外部メモリユニット4のシステ
ムとは関わらせないで、データ送信の効率を上げること
ができる。
【0050】(9) 表示装置3と相手先との間で緊急
コードなるものが予め決められており、表示装置3内の
システムの一時中断中に、例えば上記バッファRAM3
1に緊急コードが入ったら、ポップアップで操作者に緊
急事態の発生を連絡するような構成となっているので、
操作者は早急に緊急事態に対処することができる。この
とき、ポップアップで知らせるのは、(予め互いに決め
てある)緊急コードの内容(このコードが来たら、この
メッセージを表示するという取り決めがあり、この取り
決めた内容だけは予めメモリユニットのシステムに入れ
てある。これは、単なるコードとメッセージの対応表の
ようなものであるので、メモリの容量は微々たるもので
負担にはならない)でもよいし、また、緊急メッセージ
(緊急な事態が発生したことだけを知らせる簡単なメッ
セージ)であってもよい。
【0051】次に、外部メモリユニット4が装着、脱着
されたときのCPU10によるシステム読み込み動作等
について図12及び図13のフローチャートを参照して
説明する。外部メモリユニット4が表示装置3に装着さ
れるまで(S1でNO)、内蔵メモリ12のシステムの
実行等の他の処理(S11)を行っており、ここで、外
部メモリユニット4が装着され(S1でYES)、ブー
トプログラムによる自動起動設定がONとなっていれば
(S2でYES)、それまで実行していたシステムを内
蔵メモリ12に格納し(S3)、グラフィックコントロ
ーラ17、画像メモリ24、ワークRAM14等をリフ
レッシュする(S4)。次に、外部メモリユニット4内
のシステムROM52aからシステムプログラムを読み
込み、外部メモリユニット4のシステムを起動させ(S
5)、続いて外部メモリユニット4内の画像データメモ
リ52bから画像データを読み込んでシステムの初期画
面を表示画面80に表示する(S6)。これにより、内
蔵メモリ12のシステムから外部メモリユニット4のシ
ステムへの交代が完了する。また、自動起動設定がOF
Fとなっている場合でも(S2でNO)、外部メモリユ
ニット4のシステムを起動させるためのシステム起動ス
イッチ(不図示)が押されると(S12でYES)、そ
れまで実行していたシステムを内蔵メモリ12に格納す
る(S3)。また、S12において、システム起動スイ
ッチが押されなければ(S12でNO)、外部メモリユ
ニット4が表示装置3から取り外されるまで、他の処理
を行い(S13でNO、S14)、外部メモリユニット
4が表示装置3から取り外されると(S13でYE
S)、システム交代動作を終了する。
【0052】外部メモリユニット4のシステムの操作作
業が終了し、操作者から、システム終了の指示を受ける
と(S21でYES)、このシステムを外部メモリユニ
ット4内の外部メモリ52に格納してから(S22)、
グラフィックコントローラ17、画像メモリ24、ワー
クRAM14等をリフレッシュする(S23)。次に、
内蔵メモリ12のシステムROM12aからシステムプ
ログラムを読み込み(S24)、続いて内蔵メモリ12
の画像データメモリ12bから画像データを読み込み、
中断前の画面、又は内蔵メモリ12のシステムの初期画
面を表示画面に表示する(S25)。これにより、外部
メモリユニット4のシステムから内蔵メモリ12のシス
テムへの交代が完了する。次に、外部メモリユニット4
のシステムを再起動するとの指示を受けた場合には(S
26でYES)、S3に戻り、それまで実行していたシ
ステムを内蔵メモリ12に格納する。また、外部メモリ
ユニット4のシステムを再起動するとの指示を受けず
(S26でNO)、外部メモリユニット4が表示装置3
から取り外されると(S27)、システム交代動作を終
了する。
【0053】また、外部メモリユニット4のシステムが
起動中であっても(S21でNO)、周辺ユニット2か
ら緊急コードを受信すると(S31でYES)、表示画
面80に緊急メッセージを表示し、操作者に内蔵メモリ
12のシステムへの変更を促す。ここで、操作者から外
部メモリユニット4のシステムを終了させ、内蔵メモリ
12のシステムを起動するとの指示を受けると(S32
でYES)、S22に進み、外部メモリユニット4のシ
ステムを外部メモリ52に格納する。また、緊急コード
を受信しなかったり(S31でNO)、外部メモリユニ
ット4のシステムを終了させるとの指示を受けなければ
(S32でNO)、他の処理を行い(S33)、S21
へ戻る。
【0054】(第2の実施の形態)図14は本実施形態
による表示装置システムのブロック図であり、同図にお
いて、上述の第1の実施形態と同様の部材には同番号を
付している(請求項6、請求項8乃至請求項10対
応)。この第2の実施形態に係る表示装置システム10
1においては、表示装置103は、同一のCPUバス1
1を共用する2つの演算装置10a,10b(演算手
段:以下、CPUという)を備え、外部メモリユニット
4が、CPUバス11に接続し得るような構成となって
いる。
【0055】また、図15は第2の実施形態の変形例に
よる表示装置システムを示している(請求項7対応)。
この表示装置システム111は、表示装置113と、こ
の表示装置113のCPUバス11に直結されるCPU
ユニット114(外部メモリユニット)とから成るもの
であり、このCPUユニット114は、内蔵メモリ12
に記憶されたプログラムとは異なるプログラムを記憶す
る外部メモリ52と、この外部メモリ52内のプログラ
ムを読み込み、起動させるCPU10bとを備えてい
る。
【0056】図16は表示装置システム101,111
の2つのCPU10a,10bの機能ブロック図であ
る。これらCPU10a,10bのそれぞれは、上述の
図2に示したCPU10の機能ブロック図と略同等の構
成となっており、表示機能62がシステム交代機能67
に含まれている点が相違する。なお、図14、図15の
グラフィックコントローラ17は、上述の図3と同等の
構成のものでよい。
【0057】次に、本実施形態の表示装置システム10
1,111のプログラム上の特徴を説明する。CPUバ
ス11に直結する外部メモリユニット4又はCPUユニ
ット114を表示装置103に後付けすると、この後付
けされた外部メモリユニット4又はCPUユニット11
4内の外部メモリ52のシステム及び画像データをCP
U10bが読み込み、メモリユニット4が接続されてい
る間だけ、これまでその表示装置103,113が行っ
ていたシステムとは別のシステムを起動させるような構
成となっている。また、表示画面を切り替えて、いずれ
か一方のシステムのみを表示させることができるような
構成となっている。また、表示画面を分割(または表示
画面を部分的にウインドウ表示)し、2つのシステムを
同時に表示させることができるような構成となってい
る。
【0058】図17及び図18は第2の実施形態の変形
例による表示装置システムを示し、外部メモリユニット
4に通信ポートをなす通信ケーブル48が付けられるよ
うになっている。これらコネクタ45,46、通信ケー
ブル48等の構成は、上述の図4及び図5に示したもの
と同等である。なお、図17及び図18においては、C
PU10bを表示装置103内に設けたものを示した
が、図15に示したように、外部メモリユニット4に設
けたものであってもよい(後述の図19及び図20にお
いても同様)。
【0059】図19及び図20は第2の実施形態のさら
に他の変形例による表示装置システムを示し、予め表示
装置103に別のケーブル43,48が取りつけられる
ようになっている。これら2本のケーブルの43、48
等の構成は、上述の図6及び図7に示したものと同等で
ある。なお、表示装置システム111の表示装置113
に2本のケーブル43,48が取りつけられるようにな
っているものであってもよい。
【0060】次に、以上の構成からなる表示装置システ
ム101,111における外部メモリユニット4又はC
PUユニット114が装着された状態での動作につい
て、図21及び図22を参照して説明する。図21は表
示装置103,113の表示画面に表示されるシステム
の一例を示す図、図22は外部メモリユニット4又はC
PUユニット114の装着に伴う表示装置103,11
3の機能の追加を説明するための模式図である。外部メ
モリユニット4又はCPUユニット114の装着前は、
CPU10aは、内蔵メモリ12に記憶されたプログラ
ムを読み込み、起動しており、これにより、表示装置1
03,113は基本機能Aを備えると共に、表示画面8
0には、例えば、周辺ユニット2から送信されてきたデ
ータ等を表示するトレンドグラフ81、数字等を入力す
るためのテンキースイッチ82、操作スイッチ83、画
面を切替えるための切替スイッチ84、外部メモリユニ
ット4又はCPUユニット114が装着されたときに、
外部メモリ52から起動されたシステムをウインドウ表
示するためのスイッチ86等が表示される。
【0061】ここで、外部メモリユニット4又はCPU
ユニット114が表示装置103,113に装着される
と、CPU10bは、外部メモリ52内のプログラムを
読み込み、起動する。これにより、表示装置103,1
13は、基本機能Aと付加機能Bの2つの機能を有する
ものとなり、また、表示画面80には、システムメニュ
ー85等のように外部メモリ52から起動したシステ
ム、及びこのシステムのウインドウ表示を閉じるための
スイッチ87が、内蔵メモリ12から起動したシステム
の上にウインドウ表示される。また、切り替えスイッチ
84を操作することにより、内蔵メモリ12から起動し
たシステムと、外部メモリ52から起動したシステムの
いずれか一方のみが表示される。なお、外部メモリユニ
ット4又はCPUユニット114は、付加機能Cや付加
機能Dを備えたものであってもよい。
【0062】上述した実施形態に係る表示装置システム
101,111によれば、以下に示すような効果が得ら
れる。 (10) 表示装置の中に少なくとも2つ以上のCPUが存
在、又はそのうち少なくとも1つは表示装置外に存在
し、表示装置の表示画面を共用しながら、それぞれ独自
にシステムを稼働しているので、表示画面を切り替えつ
つ、2つ以上のシステムを使用することで、これまでの
システムを阻害しない。例えば、制御機器システムで
は、表示装置は他のユニット(例えば、シーケンサ、パ
ソコン、シングルボードコンピュータ等のホスト)と常
時通信(やりとり)をしている場合が多く、刻々と変わ
る制御機器システムの情報を受け取っている。この情報
は、例えば、トレンドグラフのデータであったり、異常
時のトラブルを伝える警告であったりする。よって、従
来においては、例えば、シーケンサ等のホストとの通信
はこれまでどおりとして、新たにシステムを追加しよう
とすると、この新たに追加したシステムのために表示装
置の表示画面を一時借用する方法が必要となる。本発明
においては、表示装置103,113に外部メモリユニ
ット4又はCPUユニット114が装着されている間だ
け、表示装置103,113内に別のシステムが存在
し、それまで、表示装置103,113内にあったシス
テムのプログラムと、外部メモリユニット4又はCPU
ユニット114によって追加されたシステムのプログラ
ムとは別々のCPU10a,10bを使うことで、互い
に関与せず、独立とすることができるので、それまで表
示装置103,113が接続されていたシステムに影響
がない。
【0063】(11) 表示画面を切り替えて使用すれば、
外部メモリユニット4又はCPUユニット114が装着
されている間は、1つの表示装置103,113でCP
U10a,10bの処理速度等を全く犠牲にせずに、複
数のシステムを同時に扱うことができる。
【0064】(12) 表示画面80を分割、又は表示画面
80上でウインドウ表示を行っているので、分割又はウ
インドウ表示した領域ごとに、CPU10a,10bを
割り当てておけば、別々のシステムをそれぞれのプログ
ラムを関与させないで、同時に扱うことができる。この
とき必要となるのは、タッチスイッチの触れられた領域
の識別という最小限のシステムの関わりですむ。
【0065】また、本実施形態に係る表示装置システム
101,111では、上述の第1の実施形態に係る表示
装置システム1の(2),(3),(5),(7)と同
等の効果を得ることができる。
【0066】次に、内蔵メモリ52のシステムが起動さ
れている状態において、外部メモリユニット4又はCP
Uユニット114(以下、両者を併せて外部ユニットと
記す)が表示装置103,113に装着されたときのC
PU10a、10bによる外部メモリ52のシステムの
読み込み動作等について、図23乃至図25のフローチ
ャートを参照して説明する。外部ユニット4,114が
表示装置103,113に装着されるまで(S41でN
O)、CPU10aは、内蔵メモリ12のシステムの実
行等の他の処理(S51)を行っている。ここで、外部
ユニット4,114が表示装置103,113に装着さ
れ(S42でYES)、ブートプログラムにより自動起
動設定がONとなっていれば(S41でYES)、CP
U10bは、外部メモリ52のシステムROM52aか
らシステムプログラムを読み込み、外部ユニット4,1
14のシステムを起動させ(S43)、続いて画像デー
タメモリ52bから画像データを読み込んでシステムの
初期画面を表示画面に表示する(S44)。また、自動
起動設定がOFFとなっている場合でも(S42でN
O)、操作者によってシステム起動スイッチが押され、
外部ユニット4,114のシステムを起動させるよう指
示を受けると(S52でYES)、CPU10bは、外
部ユニット4,114のシステムを起動させる。なお、
S52において、システム起動スイッチが押されなけれ
ば(S52でNO)、外部ユニット4,114が表示装
置103,113から取り外されるまで、CPU10a
は、他の処理を行い(S53でNO、S54)、外部ユ
ニット4,114が、表示装置3から取り外されると
(S53でYES)、CPU10bは動作を終了し、表
示装置103,113は、内蔵メモリ12のシステムの
みを有するものとなる。
【0067】外部メモリ52のシステムを表示画面80
に全面表示しているときに(S61でYES)、表示装
置103,113の内蔵メモリ12のシステムから要請
があると(S62でYES)、表示画面80に内蔵メモ
リ12のシステムの画面を表示する(S63)。次に、
内蔵メモリ12のシステムを表示画面80に全面表示し
ているときに(S64でYES)、外部ユニット4,1
14のシステムから要請があり(S65でYES)、操
作者から外部ユニット4,114のシステムを表示する
よう指示を受けた場合には(S66でYES)、表示画
面80に外部ユニット4,114のシステムの画面を表
示する(S67)。また、外部ユニット4,114のシ
ステムから要請がないときには(S65でNO)、S6
1に戻り、処理を続ける。また、操作者から外部ユニッ
ト4,114のシステムを表示するとの指示を受けなけ
れば(S66でNO)、他の処理を行い(S75)、S
65に戻る。
【0068】外部ユニット4,114のシステムを表示
画面80に全面表示していないときや(S61でN
O)、内蔵メモリ12のシステムを表示画面80に全面
表示していないときは(S64でNO)、他の処理を行
っており(S71)、この状態において、操作者から外
部ユニット4,114のシステムを終了するよう指示を
受けると(S72でYES)、このシステムを外部メモ
リ52に格納し(S73)、外部ユニット4,114が
表示装置103、113から取り外されると(S74で
YES)、CPU10bは動作を終了し、表示装置10
3,113は内蔵メモリ12のシステムだけを有するも
のとなる。
【0069】また、外部ユニット4,114のシステム
を表示画面に全面表示しているときに、内蔵メモリ12
のシステムから要請がなく(S61でYES、S62で
NO)、操作者から外部ユニット4,114のシステム
を終了するよう指示を受けた場合には(S81)、この
システムを外部メモリ52に格納してから(S82)、
表示画面80に内蔵メモリ12のシステムの画面を表示
する(S83)。次に、外部ユニット4,114が表示
装置103、113から取り外されると(S84でYE
S)、CPU10bは動作を終了し、表示装置103,
113は内蔵メモリ12のシステムだけを有するものと
なる。
【0070】また、外部ユニット4,114が表示装置
103、113から取り外されていない状態で(S74
でNO、S84でNO)、操作者から外部ユニット4,
114のシステムを再起動するよう指示を受けた場合に
は(S91でYES)、S43に戻り、CPU10b
は、外部ユニット4,114のシステムを読み込む。ま
た、操作者から外部ユニット4,114のシステムを再
起動するよう指示を受けず(S91でNO)、外部ユニ
ット4,114が表示装置103、113から取り外さ
れると(S92でYES)、CPU10bは動作を終了
し、表示装置103,113は、内蔵メモリ12のシス
テムだけを有するものとなる。なお、外部ユニット,1
14が表示装置103、113から取り外されなければ
(S92でNO)、他の処理を行い(S93)、S91
に戻り、操作者からの指示を待つ。
【0071】(第3の実施の形態)次に、メモリユニッ
トの機能をオープンバスに拡張し、表示装置内に別のシ
ステムを起動させる実施形態について説明する。図27
は本実施形態による表示装置のハードブロック図であ
る。本実施形態の特徴は、外部メモリユニット4が表示
用演算装置10(CPUからなり、以下、表示用CPU
という)のCPUバス11に直結されていること、I/
Oバス130に接続されるための通信用演算装置110
(CPUからなり、以下、通信用CPUという)を備え
ていること、及び表示用CPU10と通信用CPU11
0の間に共有メモリ121を持つことである。通信のた
めの手段として、I/Oバスインターフェイス回路12
0、システムROM122、通信用バッファメモリ12
3等が備えられている。これらは、外部の制御機器とデ
ータを送受信するための通信手段となるI/Oバス13
0の送受信部となる。これら送受信部は、通信を実行す
る上であらかじめ決められた手順により不特定の制御機
器に接続されるためのものとなる。その他の構成、例え
ばバックライトやタッチSW(スイッチ)等は必要に応
じて備えればよい。なお、前述と同等の部材には同番号
を付している。
【0072】図28は表示用CPU10のフローチャー
トである。外部メモリユニット4からシステムを立ち上
げる処理を示し、特に、表示装置内システムAと外部メ
モリユニット4内システムBとの切り替えを行っている
(S101−S110)。表示機能に関わる処理、及び
通信用CPU110に関わる処理は一般的であるので省
略した。
【0073】図29は通信用CPU110による表示用
CPU10から要求されるデータの送受信の手順を示す
フローチャートである。通信用CPU110は、通信用
バッファメモリ123に書き込んだデータに基づいてI
/Oバス130(図27)を介して該当の制御機器と通
信を行い、通信用バッファメモリ123に書き込み、さ
らに、通信用バッファメモリ123から共有メモリ12
1に表示装置に必要なデータを書き込む(S111−S
121)。なお、S121において、共有メモリに書き
込むデータは、通信用CPU110と表示用CPU10
との間であらかじめ取り決められたフラグでよい。
【0074】図30,31,32,33には、メモリユ
ニットのオープンバス対応型表示装置への応用(表示画
面の一時借用)を模式化して示している。I/Oバス
(オープンバス)には所望するデータの相手先の制御機
器へデータが受け渡されるような、例えば図34に示す
ようなパケットをあらかじめ決めてある。これにより、
表示装置をI/Oバス(オープンバス)のどこに接続し
ても、システムAを持つ表示装置AはホストA用の表示
装置となる(表示装置Bも同様)。この例では、システ
ムCを持つ表示装置CはI/Oターミナル用の表示装置
になっている。
【0075】いま、図31に示すように、表示装置Aに
装着されている外部メモリユニットに表示装置Bと同じ
システムBをあらかじめ用意しておき、表示装置Aのシ
ステムAは内部メモリに待避させると共に、外部メモリ
ユニットからシステムBを読み込んで立ち上げると、表
示装置Aは一時的に表示装置Bと全く同じものになる。
図32にはシステムCを立ち上げた例を示す。これらの
機能はオープンバスの特徴をうまく生かしたもので、表
示装置の表示画面に表れるデータがあらかじめ相手先の
制御機器とその内部メモリに結びつけられているので、
外部メモリユニツトに用意するシステムは他の表示装置
から、「そのまま吸い上げるだけ」でよい。図33にこ
の様子を示している。吸い上げるデータは、システムプ
ログラム、画像(画面)データ、その他の必要なプログ
ラムである。他のハード・ソフトは、外部メモリユニツ
トが装着される表示装置(この例では表示装置A)のも
のが一時借用により共用される。また、どの制御機器の
どのアドレス(内部情報)を見に行くかは、例えば、画
像データ又はその他必要なプログラムに保管される。
【0076】図34は前述のオープンバスに対応した送
受信データの例である。図35は図27に示したメモリ
ユニット内のメモリのデータ格納領域の例である。図2
7ではシステムROMと画像データメモリなどに分割し
て示されているが、実際には容量が十分確保されたメモ
リの内部を分割して使用する。つまり用意するシステム
に合わせて、メモリユニットのメモリ容量を用意してお
けばよいことになる。
【0077】また、同一の表示装置においてシステムプ
ログラムは共用であり、個別の制御機器に対応するには
画像データを変える(その制御機器用に用意する。デー
タアドレスの割付も通常、この画像データに割付けてあ
る)のが一般的であるので、システムROMは共用でき
る。その場合、用意するのは画像データメモリ(必要で
あればその他のプログラムも)だけでよい。
【0078】上記の実施形態によれば、オープンバスに
接続される表示装置において、表示装置内のCPUバス
に直結するメモリを表示装置に後付けし、この外付けメ
モリからシステムと画像データを読み込み、表示装置内
に別のシステムを起動させるようにしたので以下に示す
効果が得られる。 (1)表示装置内システムと外付けメモリ内システムと
の間に関連性が全くなくてもよい。すなわち、表示装置
内に元々あったシステムと、外付けメモリから読み込ま
れるシステムは、互いに独立しており、システム切り替
え時には、一旦リセットして、読み込み直すことにより
達成される。通常、複数のシステムを組み合わせるとき
には結合デバッグというソフト作成の工程が必要となる
が、この工数が全く不要となる。単体システムのプログ
ラムよりも結合デバッグの方がバグ(プログラムミス)
が出やすいので、大きなメリットとなる。また、複数の
システムをつなぐプログラムも不要となるので、プログ
ラム量が比較的少なくて済みメモリの節約にもなる。
【0079】(2)表示装置(ハード)本体は最低限の
部品で構成すればよい (3)ユーザの望む機能をフレキシブルに、かつ最小限
の追加で実現できる。すなわち、はじめに用意するのは
基本的なものでよく、利用頻度の低い機能を追加する場
合にメモリユニットから一時的に利用する本発明におい
ては、ユーザのニーズに合わせて、ユーザが必要とする
機能だけ、その都度、追加していけばよい。 つまり、
はじめから、必要になりそうな機能をなんでもかんでも
用意することはないので、表示装置内部のメモリは最小
限の容量ですむ。また、ひとつのシステム体系を形成し
ていなくてもよいことによる、システムのプログラム量
削減によるメモリの節約も期待できる。
【0080】(4)オープンバスへの拡張が図れる。す
なわち、図30−33に示したように、オープンバスの
特徴(制御機器にも番地があり、相手先メモリのアドレ
スと一緒にIDなどをあらかじめ指示する必要はある
が、基本的にバスに接続するだけでよいこと)により、
表示装置で画像データ(必要であればシステムプログラ
ムも)を吸い上げるだけで、一時的に吸い上げた表示装
置と同じ機能を実現できる。もちろん全く同じでなくて
も、吸い上げた画像データを元に変更を加えてもよい。 (5)通信バス(図27、図30のI/Oバス)のオー
プン化により、規格さえ一致しておけば、どのメーカの
制御機器でも接続することができるようになるが、その
ような中で、制御機器の中でも比較的高価な部類に入る
表示装置を簡易的に共用、又は一時的に別用途に活用す
ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上のように、請求項1の表示装置に
れば、演算手段のバスに対して外部メモリが接続可能に
構成されているので、この外部メモリから表示装置の内
蔵メモリの有するシステムとは異なるシステムを追加
し、表示装置内部の部品構成(部品点数やメモリ容量
等)はそのままで、必要なシステムを必要な時だけ使用
することができる。また、前回行った作業内容が保管さ
れるため、表示装置が変わっても前回の作業の続きを即
座に行うことができ、作業性が向上する。また、2つの
プログラムがそれぞれ別々のメモリに格納され、互いに
影響を及ぼさない構成とすることにより、いわゆる表示
装置フリーとなる。また、2つのシステムの結合デバッ
グが不要となるので、ソフト作成の工数を削減すること
ができる。また、システム毎に演算手段にプログラムを
読み込み直させることにより、演算手段の処理速度等が
犠牲になることがない。また、必要なシステムを必要な
時だけ付加することができるので、最小限のコストアッ
プで機能を追加することができる。
【0082】また、外部メモリのプログラムが起動して
いる間も、返信不要なデータは相手先ユニットから表示
装置へ随時送信され、表示装置は、このデータをバッフ
ァに一時保管することにより、内蔵メモリのプログラム
が再開した時に、相手先ユニットから一度にデータが送
信され、データ送信に時間がかかるようなことがなくな
り、データ送信の効率を上げることができる。また、外
部メモリのプログラムが起動している間に、相手先ユニ
ットにおいて緊急事態が発生すると、内蔵メモリのプロ
グラムへの変更を操作者に対して促すような構成とする
ことにより、操作者は、これを受けて内蔵メモリのプロ
グラムを起動することにより、緊急事態に早急に対処す
ることができる。
【0083】
【0084】また、請求項2の表示装置によれば、請求
項1の表示装置と同等の効果が得られる。また、請求項
3の表示システムのシステム起動方法によれば、オープ
ンバスに接続される表示装置で画像データ、必要であれ
ばシステムプログラムを吸い上げるだけで、一時的に吸
い上げたものと同じシステムを実現できる。また、前回
行った作業内容が保管されるため、表示装置が変わって
も前回の作業の続きを即座に行うことができ、作業性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による表示装置シス
テムのブロック図である。
【図2】 演算装置の機能ブロック図である。
【図3】 グラフィックコントローラの機能ブロック図
である。
【図4】 第1の実施形態の変形例による表示装置シス
テムのブロック図である。
【図5】 第1の実施形態の変形例による表示装置シス
テムのブロック図である。
【図6】 第1の実施形態の変形例による表示装置シス
テムのブロック図である。
【図7】 第1の実施形態の変形例による表示装置シス
テムのブロック図である。
【図8】 表示画面に表示されるシステムの一例を示す
図である。
【図9】 外部メモリユニットの装着に伴う表示装置に
おける機能の追加を説明するための模式図である。
【図10】 第1の実施形態の変形例による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図11】 第1の実施形態の変形例による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図12】 第1の実施形態におけるCPUの動作を示
すフローチャートである。
【図13】 第1の実施形態におけるCPUの動作を示
すフローチャートである。
【図14】 本発明の第2の実施形態による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図15】 第2の実施形態の変形例による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図16】 演算装置の機能ブロック図である。
【図17】 第2の実施形態の変形例による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図18】 第2の実施形態の変形例による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図19】 第2の実施形態の変形例による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図20】 第2の実施形態の変形例による表示装置シ
ステムのブロック図である。
【図21】 表示装置の表示画面に表示されるシステム
の一例を示す図である。
【図22】外部メモリユニット又はCPUユニットの装
着に伴う表示装置の機能の追加を説明するための模式図
である。
【図23】 第2の実施形態におけるCPUの動作を示
すフローチャートである。
【図24】 第2の実施形態におけるCPUの動作を示
すフローチャートである。
【図25】 第2の実施形態におけるCPUの動作を示
すフローチャートである。
【図26】 従来の表示装置のブロック図である。
【図27】 第3の実施形態による表示装置のハードブ
ロック図である。
【図28】 表示用CPUのフローチャートである。
【図29】 通信用CPUのフローチャートである。
【図30】 メモリユニットのオープンバス対応型表示
装置への応用を模式化した図である。
【図31】 メモリユニットのオープンバス対応型表示
装置への応用を模式化した図である。
【図32】 メモリユニットのオープンバス対応型表示
装置への応用を模式化した図である。
【図33】 メモリユニットのオープンバス対応型表示
装置への応用を模式化した図である。
【図34】 オープンバスに対応した送受信データの例
を示す図である。
【図35】 メモリユニット内のメモリのデータ格納領
域の例を示す図である。
【符号の説明】
1,101,111 表示装置システム 2 周辺ユニット(相手先ユニット) 3,103,113 表示装置 4 外部メモリユニット 10,10a,10b CPU(演算手段) 11 バス 12 内蔵メモリ 52 外部メモリ 114 CPUユニット(外部メモリユニット) 110 通信用演算装置 120 I/Oバスインターフエース回路 121 共用メモリ 130 I/Oバス(オープンバス)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 - 5/42 G06F 3/153 G06F 9/06 G05B 15/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御対象と操作者の間のインタフェー
    スとなる表示及び入力機能を有した表示装置において、 該表示装置に内蔵されている演算手段と、 この演算手段のバスに接続された内蔵メモリとを備え、 前記バスに外部メモリが接続可能に構成されており、 前記外部メモリ内のプログラムが起動する場合、及び前
    記内蔵メモリ内のプログラムが起動する場合に、前記演
    算手段は、それより前に起動されていたプログラムを読
    み込み先のメモリに一旦保護してから、次に起動するプ
    ログラムを起動させることを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 表示装置に内蔵されている演算手段と、
    この演算手段につながる内部メモリと、前記演算手段に
    直接つながる外部メモリを装着するための装着手段を備
    えた表示装置において、 前記外部メモリが装着された状態で、外部からの指示に
    より、それまで稼動していた内部メモリのシステムを一
    旦保護格納した上で前記外部メモリのシステムを起動す
    ることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 通信を実行する上であらかじめ決められ
    た手順により不特定の制御機器に接続されるための通信
    手段の送受信部を持つ表示装置と、この表示装置の演算
    手段に直接つながる装着手段を持つ外部メモリユニット
    とからなる表示システムのシステム起動方法であって、 前記表示装置の内部メモリの内容をそのまま、前記と同
    様の通信手段の送受信部を持つ他の表示装置に装着され
    た外部メモリユニットに吸い上げ、かつ、外部からの指
    示により、それまで稼動していたその内部メモリのシス
    テムを一旦保護格納した上で、該外部メモリユニットの
    システムを起動させることで、前記の吸い上げた表示装
    置の機能を実現させることを特徴とした表示システムの
    システム起動方法。
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